JP6653861B2 - 蔵書管理装置 - Google Patents
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Description
複数段の棚板を有する書架の間口を規定するとともに前記書架の前記各棚板の高さ位置に対応して配置される間口ICタグと、
前記書架に収容される蔵書ごとに付される蔵書ICタグと、
前記書架の高さ方向全体にわたって収容される蔵書の前記蔵書ICタグを読み取ることができる範囲で上下方向に並んでいる複数のアンテナと、
前記複数のアンテナを介して送信信号を送信して前記間口ICタグおよび前記蔵書ICタグを動作させ、前記間口ICタグおよび前記蔵書ICタグからの信号を、前記アンテナを介して読み取るリーダーと、
前記リーダーによる読み取り信号が入力される信号処理部と、
前記アンテナを前記書架の間口面と平行に連続的に移動させる移動体と、を有し、
前記信号処理部は、前記間口ICタグからの信号強度が最大のとき送信信号の位相に対する前記間口ICタグからの信号の位相差を第1位相差とし、前記蔵書ICタグからの信号強度が最大のとき前記送信信号の位相に対する前記蔵書ICタグからの信号の位相差を第2位相差とし、前記第1位相差と前記第2位相差との差によって、前記書架の前面側に収納されている蔵書であるかまたは前記書架の背面側に収納されている蔵書であるかを判断することを最も主要な特徴とする。
図1において、書架1は開架型の書架であって、前面側および背面側に蔵書の収容空間がある。書架1は、前面側の左右方向に連続して並んだA棚、B棚、C棚の3つの棚と、背面側の左右方向に連続して並んだA´棚、B´棚、C´棚の3つの棚とを有してなる。各棚単位において、左右方向への区切りを間口という。書架1は、間口が3つあり、それぞれの間口において上下に5段の棚板が設置されている。個々の間口と棚板で区切られた各空間が蔵書6の収容空間となっている。書架1は、間口面が3連で、前面側と背面側に背中合わせ状に一体に結合された一つの書架であってもよい。
前記実施例の電気的制御系統の例を図2に示す。図2において、台車2には、前述の通り、複数のアンテナ3,4、複数のリーダー5が搭載されている。複数のアンテナ3,4、複数のリーダー5で、各ICタグの検出部20が構成されている。図2では、検出部20が蔵書6と交信するように描かれているが、検出部20は全てのICタグと交信可能である。
制御部30は、図9に示すように、アンテナ相対位置算出部50、タグ相対位置算出部60、配列推定部31、位置分割部32、台車駆動部33、計測及び台車走行同期部34、を有する。
図10に示すように、管理PC9は、データ照合部91、不一致データ抽出部92、不一致棚表示部93、配架位置表示部94を有する。不一致棚表示部93、配架位置表示部94は、前記表示部10に、必要に応じて表示エリアが確保される。管理PC9には記憶部40が接続されている。
前記アンテナ相対位置算出部50はさらに、図11に示すように、全アンテナ計測データ(受信信号強度)記録部51、アンテナ計測データ最大値抽出部52、アンテナ特定部53を有している。アンテナ相対位置算出部50は、上下方向に並ぶ複数のアンテナ3のうち、最大の受信信号強度を得ることができるアンテナ3を特定する。特定したアンテナ3の高さ位置に対応する高さの棚板を特定することにより、上下の蔵書収容空間を特定することができる。
前記タグ相対位置算出部60はさらに、図12に示すように、位相データ抽出部61、位相差算出部62、アンテナ特定部63を有している。
次に、本発明に係る蔵書管理装置の実施例の主要な動作原理について説明する。図3は、前記実施例における書架1の一つの蔵書収容区画、すなわち、一つの間口の一つの棚板上の蔵書収容区画とアンテナ3の関係を示す。一つの蔵書収容区画は、書架1の一つの間口を規定する一対の側板12と、一対の側板12間に支持されている棚板13とで、左右両端と下端が区画されている。棚板13上には複数の蔵書6が縦方向に立った姿勢で左右方向に並べて収容されている。
図4に示す受信信号の例から、以下のようにして特定の書架の特定の棚板に収容されている蔵書を特定することができる。まず、アンテナ3ごとに、間口ICタグ7からの信号のピーク値で書架ごとすなわち図示の例では間口ごとに分割する。図4の(a)(b)(c)は、3つのアンテナによる受信信号強度のみを示しているが、他のアンテナによっても各ICタグからの信号を受信可能である。しかし、特定の書架の特定の棚板の蔵書を特定するには3つのアンテナによる受信信号強度データがあればよい。図4の(a)(b)(c)に示すように、いずれの測定データからも間口ごとに分割することができる。
図1に示す例では、書架1の手前側と背面側に蔵書を収容することができるようになっている。本発明の実施例では、以下に説明するように、書架1の手前側に収容されている蔵書であるのか、背面側に収容されている蔵書であるのかを判別することができる。
Δφ=|α−β|
によって得る。
Lmin=0(mm)
である。これを前記位相差の差分Δφに換算すると、
Δφ=|α−β|=0 (1)
となる。
Lmax=220/2=110(mm)
である。これを前記位相差の差分Δφに換算すると、
Δφ=|α−β|=2π×110/326=2.1 (2)
となる。UHF帯の電波を使用することを想定しているので、周波数fは920MHz、波長λは326mmとして計算している。
0≦Δφ≦2.1
の条件を満足する場合に、検出対象とする蔵書は手前側の棚板に収容されていると判断することができる。(2)式の値は、想定条件に応じて変動するものであり、上記Δφの値も変動して差し支えない。
以上説明してきた蔵書管理装置の実施例は、書架1の高さ方向全体にわたって上下方向に並んだ複数のアンテナ3を有する。したがって、アンテナ3が書架1の前方を1回移動することにより、書架1に収容されているすべての蔵書の蔵書ICタグを読み取ることができる。また、図5、図6を参照しながら説明したように、書架1の手前側すなわちアンテナ3側に収容されている蔵書も、背面側に収容されている蔵書も区別して読み取ることができる。
上記実施例の全体の動作の流れは、概略的に、台車の自動移動または手動による移動、ICタグを読み取る、台車の移動終了、読み取ったICタグのデータを解析、表示部に表示、という流れである。台車の自動移動とは、台車を自走させることで、自走に同期してICタグのデータを読み取るものである。台車の手動による移動とは、人手によって台車を移動させ、ICタグのデータ読み取りスタートなどを手動的なスイッチ操作などで行うものである。
前記アンテナ3が蔵書ICタグ8からの信号を受信し、リーダー5が受信信号を判別できれば、個々の蔵書のデータを読み取ることができる。しかし、特定の配架位置における蔵書の位置および配列順を推定するには、蔵書ICタグ8からの信号の読み取りタイミングを一定のルールのもとに決めておく必要がある。その一つは蔵書ICタグの読み取り信号強度のピークが時間軸上に現れる位置とするものである。他の一つは蔵書ICタグの読み取り信号の位相が反転する位置とするものである。さらに他の一つは蔵書ICタグの読み取り信号のドップラー周波数のゼロクロス位置とするものである。画像の表示は配架位置表示部94で行われる。
本発明に係る蔵書管理装置の実施例によれば、書架1の間口面に沿ってアンテナ3を1回移動させれば、書架1の間口全体につき蔵書のICタグを読み取ることができ、能率的な蔵書管理が可能になる。
2 移動体としての台車
3 アンテナ
5 リーダー
6 蔵書
7 間口ICタグ
8 蔵書ICタグ
9 管理PC
10 表示部
15 位置タグ
Claims (7)
- 複数段の棚板を有する書架の間口を規定するとともに前記書架の前記各棚板の高さ位置に対応して配置される間口ICタグと、
前記書架に収容される蔵書ごとに付される蔵書ICタグと、
前記書架の高さ方向全体にわたって収容される蔵書の前記蔵書ICタグを読み取ることができる範囲で上下方向に並んでいる複数のアンテナと、
前記複数のアンテナを介して送信信号を送信して前記間口ICタグおよび前記蔵書ICタグを動作させ、前記間口ICタグおよび前記蔵書ICタグからの信号を、前記アンテナを介して読み取るリーダーと、
前記リーダーによる読み取り信号が入力される信号処理部と、
前記アンテナを前記書架の間口面と平行に連続的に移動させる移動体と、を有し、
前記信号処理部は、前記間口ICタグからの信号強度が最大のとき送信信号の位相に対する前記間口ICタグからの信号の位相差を第1位相差とし、前記蔵書ICタグからの信号強度が最大のとき前記送信信号の位相に対する前記蔵書ICタグからの信号の位相差を第2位相差とし、前記第1位相差と前記第2位相差との差によって、前記書架の前面側に収納されている蔵書であるかまたは前記書架の背面側に収納されている蔵書であるかを判断する蔵書管理装置。 - 前記信号処理部は、前記移動体とともに移動する前記複数のアンテナのうち前記間口ICタグからの信号強度が最大となるアンテナを選択し、選択した前記アンテナによる前記間口ICタグからの信号のピーク値で前記間口を判別し、前記選択したアンテナによる前記判別した間口の蔵書ICタグの読み取り信号により蔵書の位置および配列順を推定する請求項1記載の蔵書管理装置。
- 前記間口ICタグは高さICタグを兼用している請求項1または2記載の蔵書管理装置。
- 複数の前記アンテナは上下方向に等間隔に配置されている請求項1、2または3記載の蔵書管理装置。
- 前記信号処理部は、前記蔵書ICタグの読み取り信号強度のピークが現れる位置によって蔵書の位置および配列順を推定する請求項1乃至4のいずれかに記載の蔵書管理装置。
- 前記信号処理部は、前記蔵書ICタグの読み取り信号の位相が反転する位置によって蔵書の位置および配列順を推定する請求項1乃至4のいずれかに記載の蔵書管理装置。
- 前記信号処理部は、前記蔵書ICタグの読み取り信号のドップラー周波数のゼロクロス位置によって蔵書の位置および配列順を推定する請求項1乃至4のいずれかに記載の蔵書管理装置。
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