JP6652345B2 - 溶接用エンドタブおよびそれを用いた溶接方法 - Google Patents
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Description
この種の柱梁接合部コアは、梁に作用する曲げモーメント等の応力を柱に十分に伝達できる剛接合とするために、短尺の角形鋼管に補強としてダイアフラムを溶接固定した構造のものが一般に用いられる。
ダイアフラムを持つ柱梁接合部コアとして、短尺角形鋼管の両端面にダイアフラムを溶接固定した通しダイアフラム形式の柱梁接合部コアが広く採用されているが、剛性を確保できるように厚肉にしたダイアフラムなしの短尺厚肉角形鋼管、いわゆるノンダイアフラム形式の柱梁接合部コアを用いる場合もある(例えば、特開2014−163201号公報参照)。
(1) 角形鋼管100の1つの側面100aと1本のH形鋼102の端部102aとの間に形成された1つの溶接溝Gの底部を形成するように、裏当て材103を配置し、ついで固形エンドタブ106、107を溶接溝Gの端部に配置する(図31)。H形鋼101の幅寄せ側は、角形鋼管100の側面100bにエンドタブを設置する。
(2)前記溶接溝Gに溶融金属Wを層状に充填して溶接を行う(図28)。
(3)裏当て材102、裏当て材の側面100bより突出した部分および鋼製エンドタブ103を切り落とし、固化した溶融金属Wの端部の面をグラインダで整える(図29)。
(4)上記と同様にして、角形鋼管100の他の側面100bに他のH形鋼105(直交梁)を溶接する(図30)。
(1)角形鋼管100の1つの側面100aと1本のH形鋼102の端部102aとの間に形成された1つの溶接溝Gの底部を形成するように、裏当て材103を配置し、ついで固形エンドタブ106、107を溶接溝Gの端部に配置する(図31)。H形鋼101の幅寄せ側は、角形鋼管100の側面100bにエンドタブを設置する。
(2)前記溶接溝Gに溶融金属Wを層状に充填して溶接を行う(図32)。
(3)溶接熱で脆くなった固形エンドタブ106を金槌などで叩いて崩し、裏当て材104の側面100bより突出した部分のみを切り落とし、固化した溶融金属Wの端部の面をグラインダで整える(図33)。
(4)上記と同様にして、角形鋼管100の他の側面100bに他のH形鋼105(直交梁)を溶接する(図34)。
(1)
ノンダイアフラム工法で用いられる角形鋼管である第1母材である柱部材に第2および第3母材である2本のH形鋼で形成される2本の梁部材を溶接する際に用いられる溶接用エンドタブであって、前記角形鋼管の隣り合った直角に交わる2つの面のそれぞれにコーナー部に近接して幅寄せして前記梁部材を同時に溶接できるように、前記コーナー部に対向して配置され、2つの梁部材のエンドタブとして作用するものであり、直角のコーナーを少なくとも1つ備えた全体として角柱の形状の基体を備え、該基体の直交する2つの側面のうちの一方が前記第2母材である一方の梁部材に接触する第2母材接触面であり、他方の側面が前記第3母材である他方の梁部材に接触する第3母材接触面であり、これら第2および第3母材接触面が交差するコーナー部に、所定深さの溶接使用部である凹部が形成され、該凹部の一方の側部が、前記第1母材の1つの側面と前記第2母材との間に形成された1つの溶接溝と連通し、その他方の側部が、前記第1母材角形鋼管の前記1つの側面に隣り合った他の側面と前記第3母材との間に形成された他の溶接溝と連通するようになっており、前記凹部の底部が、前記2つの溶接溝を形成する裏当て材と連続する裏当てとして作用するようになっている溶接用エンドタブを用い、コーナー部が直角な角形鋼管で形成される柱部材の隣り合った直角に交わる2つの側面のそれぞれにコーナー部に近接して、H形鋼で形成される梁部材を2本同時に溶接する溶接方法であって、前記溶接用エンドタブは、上下に少なくとも下溶接用エンドタブ部分と上溶接用エンドタブ部分の2つに分割可能で有り、前記第2および第3母材の高さが低い時、前記下溶接用エンドタブ部分のみを用い、一方、前記第2および第3母材の高さが高い時、前記下溶接用エンドタブ部分に前記上溶接用エンドタブ部分を重ねて形成した一つの溶接用エンドタブとして用いることを特徴とする溶接方法。
(2)
2本のH形鋼の所定箇所に裏当て材を溶接により取り付け、次に角形鋼管に裏当て材を取り付けたH形鋼を幅寄せ状態で溶接により仮付し、続いて2つの裏当て材の表面と底面が面一になるように溶接用エンドタブを直交端部に一方の面に接着剤を施したアルミ箔により取り付けるとともに、2つの溶接溝の開放端側にそれぞれ通常の固形エンドタブを設置し、一方の溶接溝の固形エンドタブ側の端部から他方の固形エンドタブ側の端部に向けて一連で溶接を行う請求項1の溶接方法。
(3)
ノンダイアフラム工法で用いられる角形鋼管である第1母材である柱部材に第2および第3母材である2本のH形鋼で形成される2本の梁部材を溶接する際に用いられる溶接用エンドタブであって、前記角形鋼管の隣り合った直角に交わる2つの面のそれぞれにコーナー部に近接して幅寄せして前記梁部材を同時に溶接できるように、前記コーナー部に対向して配置され、2つの梁部材のエンドタブとして作用するものであり、直角のコーナーを少なくとも1つ備えた全体として角柱の形状の基体を備え、該基体の直交する2つの側面のうちの一方が前記第2母材である一方の梁部材に接触する第2母材接触面であり、他方の側面が前記第3母材である他方の梁部材に接触する第3母材接触面であり、これら第2および第3母材接触面が交差するコーナー部に、所定深さの溶接使用部である凹部が形成され、該凹部の一方の側部が、前記第1母材の1つの側面と前記第2母材との間に形成された1つの溶接溝と連通し、その他方の側部が、前記第1母材角形鋼管の前記1つの側面に隣り合った他の側面と前記第3母材との間に形成された他の溶接溝と連通するようになっており、前記凹部の底部が、前記2つの溶接溝を形成する裏当て材と連続する裏当てとして作用するようになっている溶接用エンドタブであって、前記溶接用エンドタブは、上下に少なくとも下溶接用エンドタブ部分と上溶接用エンドタブ部分の2つに分割可能で有り、前記下溶接用エンドタブ部分は、前記第2および第3母材の高さが低い時用で有り、一方、前記下溶接用エンドタブ部分に前記上溶接用エンドタブ部分を重ねて形成した一つの溶接用エンドタブは、前記第2および第3母材の高さが高い時用であるいることを特徴とする溶接用エンドタブ。
(4)
前記凹部の溶接使用面が少なくとも1つの平面から形成されている前記(3)の溶接用エンドタブ。
(5)
前記凹部の溶接使用面が少なくとも1つの曲面から形成されている前記(3)の溶接用エンドタブ。
(6)
前記凹部の溶接使用面が少なくとも1つの平面と少なくとも1つの曲面から形成されている前記(3)の溶接用エンドタブ。
(7)
前記凹部が、前記底部から上方に向かって徐々に広がった形状である前記(3)〜(7)のいずれかの溶接用エンドタブ。
(8)
前記角柱が、三角柱、四角柱および五角柱のいずれかである前記(3)〜(7)のいずれかの溶接用エンドタブ。
(9)
主成分としてSiO2とAl2O3を含有する材料で形成されている前記(3)〜(8)のいずれかの溶接用エンドタブ。
(10)
前記材料が、鋳物用珪砂、礬土頁岩、カイヤナイト類、蝋石、ドロマイト、およびマグネサイト等の耐火物原料から選ばれた少なくとも一種の材料である前記(9)の溶接用エンドタブ。
(11)
溶接用エンドタブ材または裏当て材製造不具合品または使用済み棄材の粉砕物で形成された前記(5)〜(10)のいずれかの溶接用エンドタブ。
(12)
製鉄・非鉄精錬・焼成炉等の炉材や湯路等の廃棄用耐火物の粉砕物で形成された前記(3)〜(10)のいずれかの溶接用エンドタブ。
(13)
フラックス粉で形成された前記(3)〜(8)のいずれかの溶接用エンドタブ。
(14)
鋼または銅で形成された前記(3)〜(8)のいずれかの溶接用エンドタブ。
(15)
下溶接用エンドタブ部分と上溶接用エンドタブ部分の合わせ面の一方に、組込用の凹部が、他方に、該凹部に嵌合する組込用の凸部が設けられた請求項3〜14のいずれかの溶接用エンドタブ。
また、第2母材溶接始端部から第3母材溶接終端部までを1カ所の溶接部として溶接することで、すなわち一方の溶接溝の固形エンドタブ側の端部から他方の固形エンドタブ側の端部に向けて一連で溶接を行うことで、直交部での再溶融を防ぐ効果もある。
更にまた、本発明の溶接用エンドタブは、下溶接用エンドタブ部分と、これに組み合わされる上溶接用エンドタブ部分とで構成されているので、梁を構成するH形鋼の高さ(ウエブの長さ)が低い(短い)ものでも、高い(長い)ものでも対応できる。
まず、図1〜7を参照して、本発明の第1の実施形態による溶接用エンドタブ10について説明する。
溶接用エンドタブ10は、コーナー部が直角な角形鋼管で形成される柱部材CにH形鋼で形成される梁部材Bを溶接する際に用いられる溶接用エンドタブであって、前記角形鋼管の隣り合った直角に交わる2つの側面のそれぞれにコーナー部に近接して幅寄せして前記梁部材を同時に溶接できるように、前記コーナー部に対向して配置され、2つの梁部材のエンドタブとして作用するものである。
上記のようにタブを上下に分けたのは、H形鋼のフランジ板厚が例えば17mmように薄い場合には、下の部分だけで対応することができるようにするため(図20参照)と共に、前記フランジ板厚が20mm以上と厚い場合には、上下部分を組み合わせてこれに対応する(図22参照)ためである。なお、図22に示したように、上下部分を組み合わせて使用する場合には、図21に示したように、先ず、下溶接用エンドタブ部分12Lのみを設置しておき、初層から数層の溶接を行うことが好ましい。溶接の際の見込みを容易にするためである。その後、下溶接用エンドタブ部分12Lの上に上溶接用エンドタブ部分12Uを設置して、残りの溶接を行う。
凹部20の溶接使用面122は、中央の大きな凹状弧状の主溶接使用面部122aおよびその両側にそれぞれ設けられ、主溶接使用面部122aより開いた形状となっている2つの副溶接使用面部122bから形成されている。この副溶接使用面部122bは、溶融金属の溶接母材への溶け込みを良好にするためのものである。
これらの第1および第2の実施形態による溶接用エンドタブ10の底面18はほぼ三角形または弧状になっていて、その頂部から底辺までの距離は、6〜12mmである。
図24に、本発明の第3の実施形態による溶接用エンドタブ示した。この溶接用エンドタブでは、溶接使用面が中央の平坦面である主溶接使用面部とその両側の平坦面である副溶接使用面部で構成されている。
前記溶接用エンドタブ10の材料は、鋳物用珪砂、礬土頁岩、カイヤナイト類、蝋石、ドロマイト、およびマグネサイト等の耐火物原料から選ばれた少なくとも一種の材料であることが望ましい。
前記溶接用エンドタブ10の材料は、更にまた、製鉄・非鉄精錬・焼成炉等の炉材や湯路等の廃棄用耐火物の粉砕物であることが望ましい。これにより、産業廃棄物の再利用が図れ、廃棄コスト等を節約できる。
前記溶接用エンドタブの材料は、フラックス粉とすることもできる。
前記溶接用エンドタブは、鋼または銅を用いて形成することもできる。
先ず、第2、第3母材(梁)である2本のH形鋼102、110の所定箇所に裏当て材104、106を溶接により取り付ける。次に柱である角形鋼管100に裏当て材を取り付けたH形鋼を幅寄せ状態で溶接により仮付する。続いて2つの裏当て材の表面と底面18が面一(図25参照)になるように溶接用エンドタブ10の下溶接用エンドタブ部分12Lを直交端部に一方の面に接着剤を施したアルミ箔により取り付けるとともに、溶接溝G1、G2の開放端側にそれぞれ通常の固形エンドタブを設置する。溶接溝の一方の固形エンドタブ側の端部から他方の固形エンドタブ側の端部に向けて一連で初層から幾層かの溶接を行う。次いで、下溶接用エンドタブ部分12L上に上溶接用エンドタブ部分12Uを載置して残りの溶接を行う。
なお、本発明のエンドタブ10は、図26に示したように、角形鋼管100(柱)に同幅のH形鋼120と幅寄せしたH形鋼122および124を溶接して取り付ける際にも用いることができる。
12 基体
12L 下溶接用エンドタブ部分
12U 上溶接用エンドタブ部分
14 コーナー部
16 基体の下面
18 底面
20 凹部
22 溶接使用面
22a 溶接使用面部分
22b 溶接使用面部分
24 上面
26 係合用凹部
28 係合用凸部
G 溶接溝
Claims (15)
- ノンダイアフラム工法で用いられる角形鋼管である第1母材である柱部材に第2および第3母材である2本のH形鋼で形成される2本の梁部材を溶接する際に用いられる溶接用エンドタブであって、前記角形鋼管の隣り合った直角に交わる2つの面のそれぞれにコーナー部に近接して幅寄せして前記梁部材を同時に溶接できるように、前記コーナー部に対向して配置され、2つの梁部材のエンドタブとして作用するものであり、直角のコーナーを少なくとも1つ備えた全体として角柱の形状の基体を備え、該基体の直交する2つの側面のうちの一方が前記第2母材である一方の梁部材に接触する第2母材接触面であり、他方の側面が前記第3母材である他方の梁部材に接触する第3母材接触面であり、これら第2および第3母材接触面が交差するコーナー部に、所定深さの溶接使用部である凹部が形成され、該凹部の一方の側部が、前記第1母材の1つの側面と前記第2母材との間に形成された1つの溶接溝と連通し、その他方の側部が、前記第1母材角形鋼管の前記1つの側面に隣り合った他の側面と前記第3母材との間に形成された他の溶接溝と連通するようになっており、前記凹部の底部が、前記2つの溶接溝を形成する裏当て材と連続する裏当てとして作用するようになっている溶接用エンドタブを用い、コーナー部が直角な角形鋼管で形成される柱部材の隣り合った直角に交わる2つの側面のそれぞれにコーナー部に近接して、H形鋼で形成される梁部材を2本同時に溶接する溶接方法であって、前記溶接用エンドタブは、上下に少なくとも下溶接用エンドタブ部分と上溶接用エンドタブ部分の2つに分割可能で有り、前記第2および第3母材の高さが低い時、前記下溶接用エンドタブ部分のみを用い、一方、前記第2および第3母材の高さが高い時、前記下溶接用エンドタブ部分に前記上溶接用エンドタブ部分を重ねて形成した一つの溶接用エンドタブとして用いることを特徴とする溶接方法。
- 2本のH形鋼の所定箇所に裏当て材を溶接により取り付け、次に角形鋼管に裏当て材を取り付けたH形鋼を幅寄せ状態で溶接により仮付し、続いて2つの裏当て材の表面と底面が面一になるように溶接用エンドタブを直交端部に一方の面に接着剤を施したアルミ箔により取り付けるとともに、2つの溶接溝の開放端側にそれぞれ通常の固形エンドタブを設置し、一方の溶接溝の固形エンドタブ側の端部から他方の固形エンドタブ側の端部に向けて一連で溶接を行う請求項1の溶接方法。
- ノンダイアフラム工法で用いられる角形鋼管である第1母材である柱部材に第2および第3母材である2本のH形鋼で形成される2本の梁部材を溶接する際に用いられる溶接用エンドタブであって、前記角形鋼管の隣り合った直角に交わる2つの面のそれぞれにコーナー部に近接して幅寄せして前記梁部材を同時に溶接できるように、前記コーナー部に対向して配置され、2つの梁部材のエンドタブとして作用するものであり、直角のコーナーを少なくとも1つ備えた全体として角柱の形状の基体を備え、該基体の直交する2つの側面のうちの一方が前記第2母材である一方の梁部材に接触する第2母材接触面であり、他方の側面が前記第3母材である他方の梁部材に接触する第3母材接触面であり、これら第2および第3母材接触面が交差するコーナー部に、所定深さの溶接使用部である凹部が形成され、該凹部の一方の側部が、前記第1母材の1つの側面と前記第2母材との間に形成された1つの溶接溝と連通し、その他方の側部が、前記第1母材角形鋼管の前記1つの側面に隣り合った他の側面と前記第3母材との間に形成された他の溶接溝と連通するようになっており、前記凹部の底部が、前記2つの溶接溝を形成する裏当て材と連続する裏当てとして作用するようになっている溶接用エンドタブであって、前記溶接用エンドタブは、上下に少なくとも下溶接用エンドタブ部分と上溶接用エンドタブ部分の2つに分割可能で有り、前記下溶接用エンドタブ部分は、前記第2および第3母材の高さが低い時用で有り、一方、前記下溶接用エンドタブ部分に前記上溶接用エンドタブ部分を重ねて形成した一つの溶接用エンドタブは、前記第2および第3母材の高さが高い時用であるいることを特徴とする溶接用エンドタブ。
- 前記凹部の溶接使用面が少なくとも1つの平面から形成されている請求項3の溶接用エンドタブ。
- 前記凹部の溶接使用面が少なくとも1つの曲面から形成されている請求項3の溶接用エンドタブ。
- 前記凹部の溶接使用面が少なくとも1つの平面と少なくとも1つの曲面から形成されている請求項3の溶接用エンドタブ。
- 前記凹部が、前記底部から上方に向かって徐々に広がった形状である請求項3〜6のいずれかの溶接用エンドタブ。
- 前記角柱が、三角柱、四角柱および五角柱のいずれかである請求項3〜7のいずれかの溶接用エンドタブ。
- 主成分としてSiO2とAl2O3を含有する材料で形成されている請求項3〜8のいずれかの溶接用エンドタブ。
- 鋳物用珪砂、礬土頁岩、カイヤナイト類、蝋石、ドロマイト、およびマグネサイト等の耐火物原料から選ばれた少なくとも一種で形成された請求項3〜8のいずれかの溶接用エンドタブ。
- 溶接用エンドタブ材または裏当て材製造不具合品または使用済み棄材の粉砕物で形成された請求項3〜8のいずれかの溶接用エンドタブ。
- 製鉄・非鉄精錬・焼成炉等の炉材や湯路等の廃棄用耐火物の粉砕物で形成された請求項3〜10のいずれかの溶接用エンドタブ。
- フラックス粉で形成された請求項3〜8のいずれかの溶接用エンドタブ。
- 鋼または銅で形成された請求項3〜8のいずれかの溶接用エンドタブ。
- 下溶接用エンドタブ部分と上溶接用エンドタブ部分の合わせ面の一方に、組込用の凹部が、他方に、該凹部に嵌合する組込用の凸部が設けられた請求項3〜14のいずれかの溶接用エンドタブ。
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