JP5306696B2 - サイドプレートおよび柱と梁との接合構造 - Google Patents

サイドプレートおよび柱と梁との接合構造 Download PDF

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Description

本発明は、鉄骨構造の柱と梁との接合部に用いられ、柱と梁との溶接部の破断等を抑制するサイドプレートおよびこれを用いた柱と梁との接合構造に関するものである。
従来、鉄骨構造の柱と梁との接合部には、サイドプレートと呼ばれる部材が用いられる。図10は、柱と梁とが接合された状態を示す図である。柱53の2辺には、それぞれ梁51が接合されている。梁51は例えばH鋼である。梁51は、フランジ57とウェブ59とから構成され、フランジ57の端部近傍の両側には、それぞれサイドプレート50が接合されている。
柱53の梁51との接合部近傍には、ダイアフラム55が設けられる。梁51及び梁51に設けられたサイドプレート50は、ダイアフラム55を介して柱53と接合される。なお、柱53と梁51との接合は、図10に示すような形態に限られず、柱53の四方に梁51が設けられる場合もある。
柱53と梁51との接合部には、地震等の際には非常に大きな力がかかる。また、柱53と梁51との接合は、通常溶接で行われるため、溶接部が最も力のかかる部位となる。サイドプレート50は、柱53と梁51との接合領域を大きくして、接合部位にかかる力を分散させるとともに、柱53と梁51との接合部にかかる力を梁51へ伝達させて、梁51の変形能を利用することにより、柱53と梁51との破断等を防ぐ部材である。
サイドプレート50は、通常、あらかじめ梁51のフランジ57へ溶接される。図11は、サイドプレート50と梁51との接合部の断面拡大図である。サイドプレート50の梁51との接合部には、両面に開先61a、61bが設けられる。従って、サイドプレート50はフランジ57へ、サイドプレート50の両面から溶接され、溶接部63a、63bが形成される。
このようにして用いられるサイドプレートとしては、梁との溶接面の中央に溶接残しを設けてK開先加工を施し、溶接残しの厚みを梁にかかるモーメントに応じて変化させることを特徴とする水平リブプレートがある(特許文献1)。
また、柱との接合部に向けて幅が拡大するハンチ部を有し、梁のフランジと略同一幅の平行部を有するハンチプレートがある(特許文献2)。
特開2004−44100号公報 特開平11−158999号公報
しかし、特許文献1のような水平リブプレートでは、溶接部位を減らすことはできるが、溶接熱による熱影響で、水平リブプレートの変形が生じ易く、このため、柱との接合部に反りやねじれが発生する恐れがあるという問題がある。
また、特許文献2によるハンチプレートでは、梁側の加工が困難であり、また、特許文献1記載の水平リブプレートと同様に、梁との溶接による熱影響でハンチプレートが変形する恐れがあるという問題がある。
また、特許文献1、特許文献2のいずれのプレートであっても、梁との溶接部がサイドプレートの端部まで施されるため、サイドプレートの柱との接合部が、溶接による熱の影響を受け変形しやすいという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、サイドプレートが梁のフランジに取り付けられる際に、柱との接合部近傍の溶接の熱影響による変形が抑制され、このため柱との取り付け部にねじれ等が発生せず、また、溶接作業が容易なサイドプレートおよびこれを用いた柱と梁との接合構造を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、梁のフランジ部に接合され、前記梁と柱との接合部に設けられるサイドプレートであって、本体部と、前記本体部の第1の側面に沿って設けられた溶接部と、を具備し、前記第1の側面と略垂直に交わる前記本体部の第2の側面は、前記溶接部の端部よりも張り出しており、前記溶接部と前記第2の側面との間には非溶接部が形成され、前記溶接部は前記第1の側面に設けられた段差であることを特徴とするサイドプレートある。
第2の発明は、梁のフランジ部に接合され、前記梁と柱との接合部に設けられるサイドプレートであって、本体部と、前記本体部の第1の側面に沿って設けられた溶接部と、を具備し、前記第1の側面と略垂直に交わる前記本体部の第2の側面は、前記溶接部の端部よりも張り出しており、前記溶接部と前記第2の側面との間には非溶接部が形成され、前記本体部の前記第1の側面には前記第1の側面方向に突出した突出部が設けられ、前記溶接部は、前記突出部に設けられた孔溝であることを特徴とするサイドプレートである。この場合、前記突出部は、前記第1の側面の上方及び下方にそれぞれ対向して設けられ、前記溶接部は、前記突出部の少なくとも一方に設けられてもよい。第1の発明で、段差とは、本体部の厚みに対して溶接部の厚みが薄く、本体部の側面(溶接部)から本体部の上面に行くにつれて、階段状に設けられた段差をいう。
前記本体部の幅は、前記第2の側面近傍が最も広く、前記第2の側面から離れるにつれて狭くなることが望ましく、また、前記本体部は、前記本体部の上面と前記第2の側面との間に設けられた開先部を具備してもよい。
第1、第2の発明によれば、梁との接合部に設けられる溶接部が、柱との接合部までは形成されず、柱との接合部と梁との接合部との間に、非溶接部が形成されるため、梁とサイドプレートとの接合の際の溶接の熱の影響が、サイドプレートと柱との接合部近傍には及びにくく、このため、サイドプレートと柱との接合部近傍に反りなどの変形が生じにくい。
また、サイドプレートに梁のフランジとラップする突出部を設け、突出部に溶接部である孔溝を設ければ、フランジの厚みによらず、一定量の溶接量でサイドプレートとフランジとが接合されるため、溶接工数およびコストを削減するとことができる。また、溶接は、サイドプレートの片側のみから行われるため、溶接作業が簡単である。
また、サイドプレートの本体部は、最も力が加わる柱との接合部近傍が最も幅が広く、柱との接合部から離れるにつれて幅が狭くなり、サイドプレートに及ぶ力に応じて効率の良い補強効果を得ることができる。
の発明は、柱と、前記柱に設けられるダイアフラムと、前記柱と、前記ダイアフラムを介して接合される梁と、を具備し、前記梁のフランジ部の両側には、第1または第2の発明にかかるサイドプレートが設けられることを特徴とする柱と梁との接合構造である。
の発明によれば、柱(ダイアフラム)と梁との接合部に第1または第2の発明にかかるサイドプレートが用いられ、サイドプレートと柱との接合部には反りなどの変形が抑制されるため、柱と梁とを確実に溶接することができる。
本発明によれば、サイドプレートが梁のフランジに取り付けられる際に、柱との接合部近傍の溶接の熱影響による変形が抑制され、このため柱との取り付け部にねじれ等が発生せず、また、溶接作業が容易なサイドプレートおよびこれを用いた柱と梁との接合構造を提供することができる。
以下、本発明の第1の実施の形態にかかるサイドプレート1について説明する。図1は、サイドプレート1を示す斜視図であり、図1(a)はサイドプレートの上面側(表側)、図1(b)はサイドプレートの下面側(裏側)から見た図である。
サイドプレート1は主に、本体部3、段差5等から構成される。本体部3は板状部材である。本体部3は略台形形状を有しており、互いに平行な辺の内の長辺側の側面(以後単に「長辺側の側面」と称する)が柱との接合部、互いに平行な辺の短辺側の側面(以後単に「短辺側の側面」と称する)と長辺側の側面とをほぼ垂直につなぐ側面が梁との接合部となる。
柱との接合部近傍(長辺側の側面と本体部3の上面との交差部近傍)には、開先9aが設けられる。開先9aは柱との溶接の際に溶接金属が溶け込む部位である。なお、本体部3の厚みは、本体部3と接合される後述する梁のフランジの厚さと略同等である。
本体部3の上面側には、本体部3と梁との接合部(本体部3の短辺側の側面と長辺側の側面とをほぼ垂直につなぐ側面)に沿って、段差5が設けられる。すなわち、段差5は梁との接合部となる。
段差5は、本体部3の短辺側の側面から長辺側の側面の手前までのみ設けられる。すなわち、段差5は本体部3の長辺側の側面までは設けられず、段差5と開先9aとの間には、段差のない非溶接部7が設けられる。
なお、サイドプレート1は、例えば鋼製であり、鋳造、鍛造、切出し等により製造することができる。
次に、サイドプレート1と梁13との接合構造について説明する。図2は、梁13にサイドプレート1a、1bが接合された状態を示す図である。また、図3は、図2のA−A線断面図である。柱と接合される梁13の端部の両側には、サイドプレート1(1a、1b)が一対設けられる。梁13は例えばH鋼材である。したがって、梁13は、一対のフランジ15が略平行にウェブ17によって接合された形状を有する。なお、サイドプレート1bはサイドプレート1aと左右対称の形状である。従って、以下の説明においては、主にサイドプレート1aについて説明する。
サイドプレート1aは、梁13との接合部に設けられた段差5で、梁13のフランジ15と溶接される。すなわち、溶接部11aは、段差5とフランジ15との間に施される溶け込み溶接により溶接される。したがって、段差5が溶接部11aとなる。段差5は、開先9aの手前までのみ設けられるため、溶接部11aも開先9aまでは形成されず、溶接部11aと開先9aとの間には非溶接部7が形成される。
同様に、サイドプレート1bはフランジ15の反対側に接合される。サイドプレート1a、1bとで挟まれる梁13の端部には開先9bが設けられる。したがって、開先9aおよび開先9bが柱との溶接部となる。
なお、サイドプレート1は、図示を省略した他方のフランジ15の両側にも同様に接合される。したがって、1本の梁13の柱との接合部には、合計4つのサイドプレート1(1a、1b)が設けられる。なお、梁13へのサイドプレート1の接合は、予め工場等で行われても良く、または、柱との接合現場で行われても良い。
次に、梁13と柱19との接合構造について説明する。図4は、柱19に梁13が接合された状態を示す図である。柱19は角形の中空部材である。柱19と梁13との接合部にはダイアフラム21が設けられる。ダイアフラム21は中空部材である角形鋼管の剛性を高めるために設けられるものであり、ダイアフラム21と柱19とは溶接接合される。梁13a、13bは、柱19の両側にダイアフラム21を介して接合される。なお、柱19への梁13の接合は、図4に示すような2方向のみに限られず、例えば、柱19の各面に4本の梁13を接合しても良く、1方向のみであっても良い。
予めサイドプレート1a、1bが設けられた梁13aは、柱19の所定の位置に設けられたダイアフラム21とつき合わされ、開先9a、9bにおいて溶接部11bで溶接される。なお、前述の通り、図示を省略した梁13aの反対側のフランジ15においても同様にサイドプレート1a、1bが設けられており、同様にダイアフラム21を介して柱19と接合される。溶接部11bと溶接部11aとの間には、非溶接部7が設けられる。
サイドプレート1aの本体部3は、略台形形状であり、柱19との接合部の幅が最も広く、柱19から離れるにつれて幅が狭くなる。柱19との接合部近傍は、最も大きな力がかかるため、より広い溶接面積を得て、力を分散させるとともに、地震時等において、梁13へ大きな力が作用した場合に、梁13の変形によって、力を吸収し、梁13と柱19との接合部の破断等を抑えるためである。
次に、サイドプレート1が設けられた梁13を柱19へ接合する方法について説明する。図5は、梁13aと柱19との接合方法を示す側面図である。梁13aを柱19へ接合する際には、まず、図5(a)に示すように、開先9a(9b)とダイアフラム21とを突合せる。この際、開先9aの裏側に該当する部位のウェブ17には予め切り欠き23が設けられる。
次いで、図5(b)に示すように、開先9aの裏面の切り欠き23に裏当て金25を挿入する。裏当て金25は溶接金属の抜け落ちや底部の溶け込み不足を防止するために設けられるものであり、溶接部位の裏側に仮付けする小金属片である。裏当て金25を固定後、開先9a側から溶接部11bにて溶接し、梁13およびサイドプレート1が柱19(ダイアフラム21)へ接合される。溶接後、裏当て金25が撤去される。
以上説明したように、本実施の形態にかかるサイドプレート1によれば、梁13と柱19との接合部にサイドプレート1が設けられるため、サイドプレート1により、梁13と柱19とが確実に接合される。また、サイドプレート1の梁13との接合部に沿って段差5が設けられ、段差5とフランジ15とが溶接されるため、フランジ15の厚みによらず段差5の深さに応じた溶接量でサイドプレート1と梁13とを接合することができ、フランジ15が厚い場合であっても溶接量が増加せず、溶接工数およびコストを削減することができる。
また、サイドプレート1と柱19との接合部と段差5との間には、非溶接部7が設けられるため、本体部3の柱19との溶接部近傍には、梁13との溶接時における熱の影響が少ない。このため、サイドプレート1と柱19との溶接部に、本体部3のねじれやそりが生じにくい。このため、梁13(サイドプレート1)と柱19との接合が容易である。また、溶接部がサイドプレート1の片側のみであるため、溶接作業が容易である。
また、開先9aの裏側に該当する部位のウェブ17に切り欠き23が設けられるため、サイドプレート1が設けられた梁13と柱19とを接合する際に、切り欠き23に溶接のための裏当て金25を挿入することができる。このため、サイドプレート1と柱19とを容易に溶接することができる。
次に、第2の実施の形態にかかるサイドプレート30について説明する。なお、以下の実施の形態において、図1に示すサイドプレート1と同一の機能を果たす構成要素には、図1と同一番号を付し、重複した説明を避ける。図6は、サイドプレート30を示す図である。
サイドプレート30は、サイドプレート1と略同様の構造であるが、段差5に変えて、突出部31および孔溝33が設けられる。本体部3は、サイドプレート30が接合される梁のフランジ厚さよりも突出部31の厚さ分だけ厚さが厚い。
突出部31は、本体部3の上面側と略同一面上に設けられ、本体部3の梁との接合部側に張り出して設けられる。突出部31は、本体部3の短辺側の側面から長辺側の側面の手前まで設けられる。すなわち、突出部31は本体部3の長辺側の側面までは設けられず、突出部31と開先9aとの間には、実質何もない非溶接部7が形成される。突出部31に設けられた孔溝33が梁とサイドプレート30との溶接部となる。
図7は、サイドプレート30と梁13との接合状態を示す断面図である。柱と接合される梁13の両側には、サイドプレート30a、30bが一対設けられる。なお、サイドプレート30bはサイドプレート30aと左右対称の形状である。従って、以下の説明においては、主にサイドプレート30aについて説明する。
サイドプレート30aの表側に設けられた突出部31は、フランジ15の上面とラップする。突出部31に設けられた孔溝33がフランジ15との溶接部11cとなる。すなわち、サイドプレート30aとフランジ15とは、サイドプレート30aの表側からのみ溶接される。
第2の実施の形態にかかるサイドプレート30によれば、第1の実施の形態にかかるサイドプレート1と同様の効果を得ることができる。また、突出部31は柱19との接合部まで延伸されず、また、突出部31がフランジ15とラップして、孔溝33により溶接されるため、梁13とサイドプレート30との溶接の際の熱の影響が、本体部3と柱19との接合部近傍には及びにくく、柱19との接合部近傍の熱による変形を抑制する効果が高い。
次に、第3の実施の形態にかかるサイドプレート40について説明する。図8は、サイドプレート40を示す斜視図である。
サイドプレート40は、サイドプレート1と略同様の構造であるが、段差5に代えて、突出部41a、41bおよび孔溝43が設けられる。本体部3は、サイドプレート40が接合される梁のフランジ厚さよりも突出部41a、41bを足した厚さ分だけ厚さが厚い。
突出部41a、41bは、本体部3の梁との接合部側に張り出して設けられる。突出部41aは、本体部3の表面と同一面上に設けられる。突出部41aは、本体部3の短辺側の側面から長辺側の側面の手前までのみ設けられる。すなわち、突出部41aは本体部3の長辺側の側面までは延伸されず、突出部41aと開先9aとの間には、実質何もない非溶接部7が形成される。突出部41aに設けられた孔溝43が梁とサイドプレート40との溶接部となる。
突出部41bは、本体部3の裏面と同一面上に設けられる。すなわち、突出部41bは、突出部41aと対向するように設けられる。突出部41bは、突出部41aと同様に本体部3の短辺側の側面から長辺側の側面の手前までのみ設けられる。
図9は、サイドプレート40と梁13との接合状態を示す断面図である。柱と接合される梁13の両側には、サイドプレート40a、40bが一対設けられる。なお、サイドプレート40bはサイドプレート40aと左右対称の形状である。従って、以下の説明においては、主にサイドプレート40aについて説明する。
サイドプレート40aの突出部41a、41bの間にフランジ15が挿入される。すなわち、突出部41aは、フランジ15の上面とラップし、突出部41bはフランジ15の裏面とラップする。突出部41aに設けられた孔溝43がフランジ15との溶接部11dとなる。すなわち、サイドプレート40aとフランジ15とは、サイドプレート40aの表側からのみ溶接される。
第3の実施の形態にかかるサイドプレート40によれば、第1の実施の形態にかかるサイドプレート1と同様の効果を得ることができる。また、突出部41a、41bがフランジ15とラップして、孔溝33により溶接されるため、梁13とサイドプレート30との溶接の際の熱の影響が、本体部3と柱19との接合部近傍には及びにくく、柱19との接合部近傍の熱による変形を抑制する効果が高い。また、突出部41a、41bによりフランジ15を挟み込みため、位置あわせなどが容易であり、このため溶接作業が容易である。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
サイドプレート1の構成を示す斜視図で、(a)は表側を示す図、(b)は裏側を示す図。 サイドプレート1a、1bが梁13へ接合された状態を示す平面図。 図2のA−A線断面図。 サイドプレート1a、1bが設けられた梁13a、13bが、柱19へ接合された状態を示す図。 サイドプレート1a、1bが設けられた梁13aを柱19へ接合する方法を示す図で、(a)は梁13をダイアフラム21へ付き合わせた状態を示す図、(b)は切り欠き23へ裏当て金25を挿入した状態を示す図。 サイドプレート30を示す斜視図。 サイドプレート30a、30bが梁13へ接合された状態を示す断面図。 サイドプレート40を示す斜視図。 サイドプレート40a、40bが梁13へ接合された状態を示す断面図。 従来のサイドプレート50が設けられた梁51と柱53との接合状態を示す図。 サイドプレート50とフランジ57との接合部を示す拡大図。
符号の説明
1、30、50………サイドプレート
3………本体部
5………段差
7………非溶接部
9a、9b………開先
11a、11b、11c、11d………溶接部
13………梁
15……フランジ
17………ウェブ
19………柱
21………ダイアフラム
23………切り欠き
25………裏当て金
31………突出部
33………孔溝
41a、41b………突出部
43………孔溝
50………サイドプレート
51………梁
53………柱
55………ダイアフラム
57………フランジ
59………ウェブ
61a、61b………開先
63a、63b………溶接部

Claims (4)

  1. 梁のフランジ部に接合され、前記梁と柱との接合部に設けられるサイドプレートであって、
    本体部と、
    前記本体部の第1の側面に沿って設けられた溶接部と、
    を具備し、
    前記第1の側面と略垂直に交わる前記本体部の第2の側面は、前記溶接部の端部よりも張り出しており、
    前記溶接部と前記第2の側面との間には非溶接部が形成され
    前記溶接部は前記第1の側面に設けられた段差であることを特徴とするサイドプレート。
  2. 梁のフランジ部に接合され、前記梁と柱との接合部に設けられるサイドプレートであって、
    本体部と、
    前記本体部の第1の側面に沿って設けられた溶接部と、
    を具備し、
    前記第1の側面と略垂直に交わる前記本体部の第2の側面は、前記溶接部の端部よりも張り出しており、
    前記溶接部と前記第2の側面との間には非溶接部が形成され、
    前記本体部の前記第1の側面には前記第1の側面方向に突出した突出部が設けられ、
    前記溶接部は、前記突出部に設けられた孔溝であることを特徴とすサイドプレート。
  3. 前記突出部は、前記第1の側面の上方及び下方にそれぞれ対向して設けられ、
    前記溶接部は、前記突出部の少なくとも一方に設けられることを特徴とする請求項記載のサイドプレート。
  4. 柱と、
    前記柱に設けられるダイアフラムと、
    前記柱と、前記ダイアフラムを介して接合される梁と、
    を具備し、
    前記梁のフランジ部の両側には、請求項1から請求項のいずれかに記載のサイドプレートが設けられることを特徴とする柱と梁との接合構造。
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