JP6651660B1 - 乗りかごの突き上げ検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】客観的かつ明白に、乗りかごが突き上げ完了状態にあることを確実に認識することができるようにした乗りかごの突き上げ検知装置を提供する。【解決手段】実施形態によるかご突き上げ検知装置は、つり合い重り14をバッファー18に接触するまで降下させ、乗りかご12が突き上げられたことを検知する装置であって、昇降路の最下部に配置され、突き上げが完了しつり合い重り14がそれ以上下がらなくなったことを検知する突き上げ検知器20と、突き上げ検知器20からの検知信号に基づき、突き上げが完了したことを作業員に報知する報知手段42、43と、を具備している。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータの乗りかごの突き上げ検知装置に関する。
エレベータでは、つり合い重りをバッファーに接触させて、乗りかごを最上階の階床よりも上の位置まで上昇させる操作が行われることがある。このような操作は、乗りかごの突き上げと呼ばれている。乗りかごが突き上げられると、ブレーキをかけないでも、乗りかごは停止したままの状態になる。このような突き上げは、主として、巻上機の電磁ブレーキを分解して点検清掃する保守作業で行われる。
従来、乗りかごを突き上げ状態にする場合、電磁ブレーキを手動で解放するツールを断続的に操作しながら、つり合い重りを徐々に下げていき、ピットにあるバッファーに接触させている。そして、つり合い重りがバッファーを徐々に押し込んでゆき、最終的に、つり合い重りが下がらなくなる(乗りかごも上がらなくなる)状態をもって、突き上げ状態になっていると認定していた。乗りかごを突き上げる操作に関する従来技術としては、例えば、特許文献1を挙げることができる。
乗りかごを突き上げる場合、機械室を有するエレベータであれば、作業員は機械室に居て、電磁ブレーキの断続的な解放を行う。作業員には、ピットに設置されているバッファーにつり合い重りか乗っているか否かは目で見ることはできない。作業員は、乗りかごがこれ以上動かないと、経験に基づく勘によって判断しているのが実情である。通常は、手動でメインシーブを回すターニングハンドルを用いて、乗りかごが動かないことは確認するようにしている。
特開平7−215609号公報
しかしながら、作業員の主観的な判断に基づくために、乗りかごが突き上げ状態にあると判断しても、実際には、突き上げが完了していない場合があり得る。万一、そのような事態になると、確認のために電磁ブレーキを解放すると、乗りかごが動き出しターニングハンドルは急に回り出すことになる。状況によっては突き上げ操作をしていた作業員にターニングハンドルが当たって怪我をする恐れがある。
従来は、乗りかごが突き上げ状態にあるか否かを客観的にかつ明白に認識できない点に問題があった。
本発明は、前記従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであって、客観的かつ明白に、乗りかごが突き上げ完了状態にあることを確実に認識することができるようにした乗りかごの突き上げ検知装置を提供することを目的としている。
前記の目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る乗りかごの突き上げ検知装置は、つり合い重りをバッファーに接触するまで降下させ、乗りかごが突き上げられたことを検知する装置であって、昇降路の最下部に配置され、突き上げが完了し前記つり合い重りがそれ以上下がらなくなったことを検知する突き上げ検知器と、前記突き上げ検知器からの検知信号に基づき、突き上げが完了したことを作業員に報知する報知手段と、を具備することを特徴とするものである。
本発明の実施形態による乗りかごの突き上げ検知装置が適用されるエレベータの昇降路を示す図である。 突き上げ検知スイッチを示す図である。 突き上げ検知スイッチの設置位置を示す図である。 突き上げ検知スイッチが出力する検知信号により作動する報知手段を示すブロック図である。
以下、本発明による乗りかごの突き上げ検知装置の一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態による乗りかごの突き上げ検知装置が適用されるエレベータの昇降路を示す図である。図1において、参照番号10は、昇降路を示し、参照番号12は、乗りかごを示している。乗りかご12とつり合い重り14は、メインロープ11によって釣瓶式に接続されており、メインロープ11は、機械室に設置されている巻上機のメインシーブ15に巻き掛けられている。メインシーブ15は、巻上機モータ13によって駆動される。巻上機は、メインシーブ15を制動する電磁ブレーキ16を備えている。
昇降路10の最下部のピット19には、乗りかご12用のバッファー17と、つり合い重り14用のバッファー18が設置されている。図1では、乗りかご12は、突き上げられた位置にある。この時、つり合い重り14は、バッファー18に当たってこれを押し下げており、乗りかご12は、最上階のフロアレベルよりも高い位置にある。
このような突き上げが行われるのは、主として、巻上機を保守するために、分解、清掃を実施する場合である。乗りかご12が完全に突き上げられた状態になっていると、電磁ブレーキ16による制動が働かなくなっていても、乗りかご12は、動くことはない。
つり合い重り14の重量は、乗りかご12の自重に較べて、所定のオーバーバランス分だけ重くなっている。電磁ブレーキ16を解放すると、つり合い重り14は下がり、乗りかご12は上がることになる。つり合い重り14がバッファー18の上端部を押し下げることができる間は、つり合い重り14は下がり、乗りかご12は上がり続ける。これ以上、つり合い重り14が下がらなくなった時に、乗りかご12の突き上げは完了する。
本実施形態による突き上げ検知装置は、乗りかご12が完全に突き上げ状態にあることを検知するものである。
ここで、図2は、突き上げ検知スイッチ20を示す図である。図3は、突き上げ検知スイッチ20の設置位置を示す図である。
図3において、参照番号30A、30Bは、つり合い重り14の昇降を案内するガイドレールである。この実施形態では、突き上げ検知スイッチ20は、ガイドレール30Aに取り付けられている。2点鎖線は、つり合い重り14の下降限界位置を示している。つり合い重り14の縦枠25には、スイッチ作動板24が取り付けられている。突き上げが完了したときには、つり合い重り14の下端は、2点鎖線のところまで下がり、このとき、スイッチ作動板24が突き上げ検知スイッチ20を作動させる。
図2に示されるように、突き上げ検知スイッチ20は、レバー21を有しており、スイッチ作動板24がレバー21の先端部22に当たると、レバー21が回動し、突き上げ検知スイッチ20がオンになる。
次に、図4は、突き上げ検知スイッチ20が出力する検知信号により作動する報知手段を示すブロック図である。
この実施形態では、乗りかご12が完全に突き上げられた状態になったことを機械室で突き上げ操作を行っている作業員に報知する手段として、表示器42とブザー43が機械室の制御盤40に設けられている。突き上げ検知スイッチ20が出力する検知信号は、報知手段を作動させる制御回路41に送信される。このとき制御回路41は、LED素子からなる表示器42とブザー43を同時に作動させる。表示器42には、例えば、「突き上げ完了」の文字が表示される。この文字表示は、巻上機の保守作業が終了するまで継続される。なお、ブザー43の替わりに音声で突き上げの完了を知らせるようにしてもよい。
本実施形態による乗りかごの突き上げ検知装置は、以上のように構成されるものであり、次に、その作用および効果について説明する。
図1において、乗りかご12を突き上げる操作は次のように行われる。
作業員は、電磁ブレーキ16を手動で解放するツール(図示せず)を断続的に操作しながら、つり合い重り14を徐々に下げていく。やがて、つり合い重り14の下端は、バッファー18に接触するが、この段階では、図3に示した突き上げ検知スイッチ20は、作動しない。さらに、つり合い重り14を下げて、バッファー18を徐々に押し押下げてゆくと、最終的に、つり合い重り14が下がらなくなり、したがって、乗りかご12も上がらなくなる状態になる。すなわち、突き上げが完了する。
このとき、図2において、突き上げ検知スイッチ20のレバー21は、2点鎖線で示される位置まで回動し、突き上げ検知スイッチ20によって突き上げ完了が検知される。これにより、図4に示す表示器42には、「突き上げ完了」と表示され、同時にブザー43が鳴動する。
ところで、機械室で突き上げ操作を行っている作業員には、バッファー18につり合い重り14が当たっているか否かは実際に目で見ることはできない。
しかし、本実施形態によれば、表示器42での表示、ブザー43の発する音によって、突き上げが完了したことを勘に頼らずに客観的に確認することができる。これは、突き上げ操作を行った当人だけでなく、誰にとっても明白な事実として確認できる。また、表示器42による表示とともにブザー43を鳴らすので、表示を見過ごすといった過誤を無くし、確実な報知が可能になる。
しかも、突き上げスイッチ20は、突き上げが完了した時に限って作動する位置に配置されているので、作業員が完了してないにもかかわらず、完了としたと誤認するのを確実に防止することができる。
なお、表示器42で表示され、ブザー43が鳴った後でも、突き上げが完了したことを念入りに確認するために、ターニングハンドルの操作により、乗りかご12が動かないかどうかを確認するようにしてもよい。この場合、突き上げが完了したことの二重のチェックになる。本実施形態では、突き上げ検知スイッチ20が作動した時点で、突き上げは確実に完了しているので、従来のように、ターニングハンドルが急に回り出すようにことはなく安全である。
なお以上の実施形態では、突き上げ完了の検知は、接触式のスイッチを用いているが、比接触の検知器を用いるようにしてもよい。また、検知機の配置位置も、ガイドレールに限らない。比接触の検知器の場合、つり合い重り14の下部とバッファー18に検知機を配置することも可能である。
以上、本発明に係る乗りかごの突き上げ検知装置について、好適な実施形態を挙げて説明したが、これらの実施形態は、例示として挙げたもので、発明の範囲の制限を意図するものではない。もちろん、明細書に記載された新規な装置、方法およびシステムは、様々な形態で実施され得るものであり、さらに、本発明の主旨から逸脱しない範囲において、種々の省略、置換、変更が可能である。請求項およびそれらの均等物の範囲は、発明の主旨の範囲内で実施形態あるいはその改良物をカバーすることを意図している。
10…昇降路、11…メインロープ、12…乗りかご、13…巻上機モータ、14…つり合い重り、15…メインシーブ、16…電磁ブレーキ、17…乗りかご用のバッファー、18…つり合い重り用のバッファー、19…ピット、20…突き上げ検知スイッチ、25…縦枠、24…スイッチ作動板、40…制御盤

Claims (3)

  1. つり合い重りをバッファーに接触するまで降下させ、乗りかごが突き上げられたことを検知する装置であって、
    昇降路の最下部に配置され、突き上げが完了し前記つり合い重りがそれ以上下がらなくなったことを検知する突き上げ検知器と、
    前記突き上げ検知器からの検知信号に基づき、突き上げが完了したことを作業員に報知する報知手段と、を具備することを特徴とする乗りかごの突き上げ検知装置。
  2. 前記報知手段は、突き上げ操作を行う機械室に配置され、突き上げが完了したことを表示する表示器を有することを特徴とする請求項1に記載の乗りかごの突き上げ検知装置。
  3. 前記報知手段は、さらに、前記表示器と同時に突き上げが完了したことを音声で発報する手段を有することを特徴とする請求項2に記載の乗りかごの突き上げ検知装置。
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