JP6650052B2 - 実習システムおよび実習プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、シール施工などの実習機器を任意の実習現場に移動して実習可能な実習技術に関する。
配管連結や、配管とポンプなどの設備の接続には、配管に備えたフランジ継手にガスケットを挟み込み、フランジ継手の複数箇所に配置されたボルトを締め付けるシール施工が行われている。このようなボルト締めフランジ継手は多数本のボルトによる締結体であるから、このような締結体でのシールには締付け荷重の正確さや均一性を一定の水準で確保することが必要である(非特許文献1)。
ボルト締めの管理がトルクレンチの使用によっても、摩擦係数のばらつき、ガスケットの弾性係数、環境性など、種々の条件が加わり、機械的構造物における締結と異なっている(非特許文献1)。このため、シール施工に高いスキルが求められ、フランジ締付け実習用基材が提供されている。
この実習用基材に関し、フランジのボルト挿入孔に挿入されたボルトを所定の順番に従ってトルクレンチなどの締付け具によって締め付け、その締付け力を圧力検出部に設置されたロードセルで検出し、その検出結果を実習者に確認させることが知られている(特許文献1)。
特開2009−191932号公報
西田隆仁著、「現代ガスケット概論」、日本バルカー工業株式会社、平成27年5月10日、p.145−p.176
ところで、配管連結や、配管とポンプなどの設備の接続はプラントなどの工場内に設置されているから、その現場でシール施工を行う必要がある。シール施工に関わる技術者は現場教育や、外部の教育機関による施工教育を受け、必要な技術を習得する途があるが、充分とは言えない。
一般にシール施工は座学と実習の両面から学ぶ必要があるが、現場で稼働中の機器を用いる実習には限界があるし、訓練センターでの集合実習にも時間的、距離的な制約を伴うことは否めない。
シール施工には、フランジ締付け実習、トルク感覚実習、シール性実習、圧壊実習、フランジ・ボルト・ワッシャーの影響確認実習、配管ラック実習など、多岐に亘る実習が含まれている。そして、技術者が担当する現場毎に異なる設備があり、その設備に関わる技術者はその設備の機能に必要な技術が求められるという課題がある。
そこで、本発明の目的は上記課題に鑑み、距離的、時間的な制約を軽減し、シール施工などの現場に即した実習の迅速化を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の実習システムの一側面によれば、実習現場に移動させて実習可能な実習システムであって、単一または複数の実習機器ユニットと、周囲を包囲するフレームと、該フレームと同一の高さを有して前記フレームに取付けられた第1の橋絡部材と、該第1の橋絡部材と交差して前記フレームに取付けられた第2の橋絡部材とで床面を構成し、該床面に前記実習機器ユニットを設置する設置部を備え、この設置部に前記実習機器ユニットが着脱可能であるとともに、前記フレームと拡張ベースユニットのフレームとの間に連結具を取付けることによって、前記フレームに1または2以上の前記拡張ベースユニットが連結可能であるベースユニットとを備え、実習時、実習現場に設置された前記ベースユニットに少なくとも前記実習機器ユニットが着脱可能である。
上記実習システムにおいて、前記実習機器ユニットは、少なくともフランジ締付け機器ユニット、トルク感覚機器ユニット、シール性実習機器ユニット、圧縮破壊実習機器ユニット、フランジ・ボルト・ワッシャーの影響確認実習機器ユニット、配管ラック実習機器ユニットのいずれかを含んでよい。
上記実習システムにおいて、前記拡張ベースユニットは、周囲を囲むフレームと、該フレームを橋絡して交差する橋絡部材とで床面を構成してよい。
上記実習システムにおいて、前記ベースユニットと前記拡張ベースユニットを嵌合させる嵌合部、または前記拡張ベースユニットと他の連結ベースユニットを嵌合させる嵌合部を備え、または前記ベースユニットと前記拡張ベースユニットを嵌合させる嵌合部、または前記拡張ベースユニットと他の連結ベースユニットを連結させる単一または複数の連結部材を備えてよい。
上記実習システムにおいて、前記実習機器ユニットが複数の基台部を備え、各基台部を支持する複数の前記設置部を前記ベースユニットに備えてよい。
上記実習システムにおいて、前記拡張ベースユニットまたは他の連結ベースユニットは、実習現場の大きさや実習者数、実習に用いる前記実習機器ユニットの設置数を想定した実習エリアに基づいて、前記ベースユニットに連結されてよい。
上記目的を達成するため、本発明の実習システムの一側面によれば、少なくとも実習項目または現場情報を入力する入力部と、前記実習項目に応じて複数の実習機器ユニットから単一または複数の前記実習機器ユニットを選択する機器ユニット選択情報を生成し、前記実習機器ユニットの設置に必要なベースユニット、必要に応じて前記ベースユニットに連結される拡張ベースユニットのベースユニット選択情報を生成し、前記実習機器ユニットおよび前記ベースユニットを含む組立て情報または必要に応じて前記拡張ベースユニットを含む組立て情報を生成する情報処理部と、前記機器ユニット選択情報、前記ベースユニット選択情報または前記組立て情報のいずれかを提示する情報提示部とを備える。
上記目的を達成するため、本発明の実習プログラムの一側面によれば、コンピュータにより実行される実習プログラムであって、少なくとも実習項目または現場情報の入力機能と、前記実習項目により単一または複数の実習機器ユニットの機器ユニット選択情報を生成し、前記現場情報によりベースユニットまたは必要に応じて拡張ベースユニットのベースユニット選択情報を生成し、前記実習機器ユニットおよび前記ベースユニットを含む組立て情報または必要に応じて前記拡張ベースユニットを含む組立て情報を生成する機能と、前記機器ユニット選択情報、前記ベースユニット選択情報または前記組立て情報のいずれかを提示する機能を前記コンピュータにより実行させるための実習プログラムである。
請求項1ないし請求項6に係る本発明の実習システムによれば、次の効果が得られる。
(1) 実習機器ユニットは特定の訓練センターなどの固定設備からユーザーの実習現場に搬入して組立て、ユーザーに即した施工実習や施工訓練ができ、施工実習の利便性が向上する。
(2) 施工実習は、実習機器ユニットおよびベースユニットの設置面積があれば必要な実習を行うことができるが、実習エリアはベースユニットに拡張ベースユニットを連結して拡張できる。
(3) 実習現場では平坦な面を確保できれば、コンクリートやアスファルトの舗装を必要とせず、ベースユニットのみまたはベースユニットおよび拡張ベースユニットを以て理想的かつ強固な実習エリアを実現できる。
(4) 実習機器ユニットはシール施工の対象であるユーザー設備に対応した大きさや規模に調製でき、利便性の高い実習システムを構築できる。
請求項7に係る本発明の実習システムによれば、実習項目や実習現場に応じた実習システムを構築でき、ユーザーに必要なシール施工を行うことができるとともに、効率的な実習システムを実現できる。
請求項8に係る本発明の実習プログラムによれば、実習機器ユニット、ベースユニットおよび拡張ベースユニットとともに、これらを表す情報から実習項目や実習現場に応じたユニット情報および組立て情報を得ることができ、実習内容の選択や設計を自由にかつ効率的に実現でき、ユーザーに必要な実習内容および実習情報を的確にかつ迅速に提供することができる。
一実施の形態に係る実習システムを示す分解斜視図である。 実施例1に係るフランジ締付け実習システムを示す図である。 実習機器ユニットの実習ヘッドを示す分解斜視図である。 Aは防護カバーが被せられた実習ヘッドを示す断面図、Bはコネクタプレート片を示す平面図である。 Aはベースユニットを示す斜視図、Bは拡張ベースユニットを示す斜視図である。 Aはベースユニットおよび拡張ベースユニットの嵌合部の嵌合前を示す斜視図、Bは嵌合部の嵌合状態を示す斜視図である。 Aはベースユニット、拡張ベースユニットおよび第1の連結具を示す斜視図、Bは第1の連結具の連結状態を示す図である。 Aはベースユニット、拡張ベースユニットおよび第2の連結具を示す斜視図、Bは第2の連結具およびその連結状態を示す斜視図である。 実施例2に係るトルク感覚実習システムを示す分解斜視図である。 実施例3に係るシール性実習システムを示す分解斜視図である。 実施例4に係る圧縮破壊実習システムを示す分解斜視図である。 実施例5に係るフランジ・ボルト・ワッシャーの影響実習システムを示す分解斜視図である。 実施例6に係る配管ラック実習システムを示す分解斜視図である。 配管ラック実習システムの組立状態を示す図である。 実施例7に係るフランジ締付け実習システムを示す図である。 Aは実施例8に係る実習コンピュータシステムを示す図、Bは実習システムのハードウェアを示す図である。 実習情報のデータベースを示す図である。 Aは組立て前の実習システムのモニターの表示画面を示す図、Bは実習情報テーブルを示す図、Cは組立て後の実習システムのモニターの表示画面を示す図である。 実習システムの処理手順を示すフローチャートである。 実施例9に係る実習システムを示す斜視図である。
図1は、一実施の形態に係る実習システムを示している。図1に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この実習システム(以下単に「実習システム」と称する)では実習機器ユニット4、ベースユニット6および拡張ベースユニット8が備えられる。実習機器ユニット4、ベースユニット6および拡張ベースユニット8は、別々に独立した梱包などにより運搬することができる。
実習機器ユニット4はフランジ締付け実習機器ユニット、トルク感覚実習機器ユニット、シール性実習機器ユニット、圧縮破壊実習機器ユニット、フランジ・ボルト・ワッシャーの影響実習機器ユニット、配管ラック実習機器ユニットまたは他の実習機器ユニットのいずれでもよいし、これらから選択される2以上を含んでもよい。この実習機器ユニット4には実習ヘッド10および基台部12が備えられる。実習ヘッド10にはシール施工など、実習項目を実習者に実習させる機能部が搭載される。基台部12は実習ヘッド10を支持する支持部材であるとともに、ベースユニット6に着脱可能に設置される。
ベースユニット6には、実習機器ユニット4を設置する設置部14が備えられ、この設置部14に実習機器ユニット4が着脱可能である。このベースユニット6の周縁部に1または2以上の拡張ベースユニット8が連結可能である。複数のベースユニット6が連結されてもよい。
拡張ベースユニット8は、ベースユニット6の周縁部に連結可能であり、連結された際にベースユニット6を実質的に拡張し、実習エリアを拡充することができる。複数の拡張ベースユニット8が連結されてもよいし、ベースユニット6に連結された複数の拡張ベースユニット8間に連結されてベースユニット6および拡張ベースユニット8の連結を強化することができる。
<一実施の形態の効果>
この一実施の形態によれば、次のような効果が得られる。
(1) シール施工などの施工機器である実習機器ユニット4が特定の訓練センターなどの固定設備からシール施工のユーザー地域に任意に設営される実習現場に搬入して組立て、ユーザーに即した施工実習や施工訓練を行うことができ、施工実習の利便性を向上させることができる。
(2) 施工実習は、実習機器ユニット4およびベースユニット6の設置面積が確保できれば、施工スキルの向上に必要な実習を行うことができるが、実習エリアはベースユニット6に拡張ベースユニット8を連結することで、実習者およびインストラクターの他、解説者や複数の見学者を想定した実習エリアに拡張できる。また実習エリアは、実習に用いる実習機器ユニット4の設置数を想定して設定されてもよい。
(3) 実習現場では平坦な面を確保できれば、コンクリートやアスファルトの舗装を必要とせず、ベースユニット6のみまたはベースユニット6および拡張ベースユニット8を以て理想的かつ強固な実習エリアを実現できる。
(4) 実習後は、実習機器ユニット4とベースユニット6に分解し、またはベースユニット6から拡張ベースユニット8を分離し、実習現場から必要な単位の梱包により搬出することができる。
(5) 実習機器ユニット4はシール施工の対象であるユーザー設備に対応した大きさや規模とすることができ、利便性の高い実習システムを構築できる。
図2は、実習システムの実施例1に係るフランジ締付け実習システムを示している。図2において、図1と同一部分には同一符を付してある。
このフランジ締付け実習システム2−1(以下、単に「実習システム2−1」と称する)には、フランジ締付け機器ユニット(以下、単に「機器ユニット」と称する)4−1、ベースユニット6および拡張ベースユニット8が備えられる。機器ユニット4−1は実習機器ユニット4の一例であり、JIS B2251に規定するフランジ締付けとして、ガスケットの機能を充分に発揮させるためのフランジ継手の締付け実習が行える。
実習ヘッド10の一例としてフランジ締付け実習ヘッド(以下「実習ヘッド」と称する)10−1が備えられ、この実習ヘッド10−1には着脱可能な防護カバー16が備えられる。基台部12には頂部に実習ヘッド10−1を備え、底部に台座18が備えられる。この台座18は放射状に取り付けられた複数の支柱部20によって基台部12に支持されている。台座18はベースユニット6側に固定されている設置部14に複数の固定ボルト21により固定される。これにより、機器ユニット4−1とベースユニット6が一体化される。
ベースユニット6にはたとえば、4枚の拡張ベースユニット8が連結可能であり、ベースユニット6のベース面を周辺に拡張することができる。
<フランジ締付け実習ヘッド10−1>
実習ヘッド10−1には図3に示すように、フランジ部22−1、22−2が備えられる。フランジ部22−1は着脱可能な円盤であるのに対し、フランジ部22−2は円筒状の基台部12の頂部に固定されて基台部12と一体化されている。フランジ部22−1、22−2の対向面部には円環状凸部24が備えられ、この円環状凸部24の間に円環状のガスケット26が設置されて挟み込まれる。各フランジ部22−1、22−2には、円環状凸部24と同心円上に複数の貫通孔28が形成され、各貫通孔28にはボルト30を貫通させ、フランジ部22−1、22−2の上面に締付け用ナット32、その下面側にナット34が取り付けられる。ボルト30、締付け用ナット32およびナット34は、フランジ部22−1、22−2を締結する手段の一例である。ボルト30に設置した締付け用ナット32の締付けにより、ガスケット26がフランジ部22−1、22−2間で締め付けられる。ナット34は、ボルト30を介して締付ナット32との間にフランジ部22−1、22−2を挟み込んで締付ける。このナット34は、締付け用ナット32の締め付けに対してボルト30とともに回転するのを防止する供回り防止構造を備えたものや、そのほか緩み止め構造を備えたものであってもよく、たとえばハードロック(登録商標)ナットなどを用いてもよい。斯かる締め付け構造は実機のシール施工と同様である。
基台部12の中途部にはコネクタプレート36が取り付けられている。コネクタプレート36に放射状に設置された複数の中継コネクタ38は、ボルト30に設置される軸力センサなど、計測機器リードの中継接続に用いられる。基台部12の中途部の周面には複数の透孔40が備えられ、各透孔40は中継コネクタ38に接続されたリード線など、基台部12に通線するための通線孔として用いることができる。使用しない透孔40は弾性ブッシュを以て閉止される。
<防護カバー16>
防護カバー16は図4のAに示すように、金属または合成樹脂で成形された筒体42に複数の係止片44を備える。筒体42は基台部12上のコネクタプレート36から少なくともフランジ22−2の周面を覆う高さを備える。係止片44の上端部はフランジ22−1側にL字形に成形されているので、フランジ22−1の上面に係止される。これにより、防護カバー16が実習ヘッド10−1に設置されて実習ヘッド10−1およびコネクタプレート36の上面を覆い、実習ヘッド10−1およびコネクタプレート36の間に防護空間46が形成される。この防護空間46にはボルト30に設置される軸力センサなど、計測機器やそのリードが配置され、計測中の接触や外乱などの影響を回避できる。
<コネクタプレート36>
コネクタプレート36は、図4のAに示すように、複数のL字形の支持片48により基台部12の周面に固定ねじ50により固定され、プレート面が水平に維持される。このコネクタプレート36は基台部12の周囲に環状のプレート面を形成する部材であり、図4のBに示すように、一対の半円扇型のコネクタプレート36で構成される。
<ベースユニット6>
ベースユニット6には図5のAに示すように、周囲を包囲する枠部材として正方形のフレーム52が備えられる。フレーム52にはたとえば、帯状の鋼材が用いられる。このフレーム52にはフレーム52の構成部材と同一高さの第一の橋絡部材として複数のフラットバー54が並行に取り付けられ、各フラットバー54と交差する第二の橋絡部材として複数のクロスバー56が並行に取り付けられている。つまり、ベースユニット6は周囲をフレーム52で包囲させ、交差する複数のフラットバー54およびクロスバー56を備えた格子部材であり、交差部材であるフレーム52、フラットバー54およびクロスバー56の上側縁部によりフラットな床面が形成されている。
このベースユニット6の中央には機器ユニット4−1の台座18と同形状の設置部14が取り付けられている。この設置部14は台座18と同様にたとえば、鋼板で形成すればよい。この設置部14には台座18を固定する複数のボルト取付け孔60が形成されている。各ボルト取付け孔60は台座18のボルト取付け位置に一致している。
フレーム52の各側面部には拡張ベースユニット8との連結に用いられる嵌合部として複数の嵌合凸部62−1が突出している。
<拡張ベースユニット8>
拡張ベースユニット8には図5のBに示すように、設置部14が取り付けられていないベースユニット6と同一形状および同一構造で、フレーム52、フラットバー54およびクロスバー56の上側縁部によりフラットな床面が形成されている。
この拡張ベースユニット8の各側面部にはベースユニット6との連結に用いられる嵌合部として複数の嵌合孔部62−2が形成されている。
<ベースユニット6および拡張ベースユニット8の連結>
図6のAに示すように、ベースユニット6と連結すべき拡張ベースユニット8を仮置きし、ベースユニット6の嵌合凸部62−1と拡張ベースユニット8の嵌合孔部62−2の位置合わせを行う。
図6のBに示すように、拡張ベースユニット8の嵌合孔部62−2にベースユニット6の嵌合凸部62−1を挿入させれば、ベースユニット6に拡張ベースユニット8を連結させることができる。これにより、ベースユニット6は拡張ベースユニット8の連結により同一高さのフラットな床面に拡張される。
ベースユニット6および拡張ベースユニット8は、複数箇所を異なる複数の連結部材で連結し、第1の連結具64−1(図7)と第2の連結具64−2(図8)で連結する。
図7のAに示すように、クロスバー56の間隔部に対応する連結具64−1が用いられる。この連結具64−1は、隣接する2枚のフレーム52に跨がらせる支持部66と、この支持部66によって並行に維持された2対の把持片68、70を備えている。2枚のフレーム52に支持部66で並行に維持された2対の把持片68、70を取り付けることにより、図7のBに示すように、ベースユニット6および拡張ベースユニット8を連結することができる。
図8のAに示すように、フラットバー54の間隔部に対応する連結具64−2が用いられる。この連結具64−2は、隣接する2枚のフレーム52に跨がらせるU字形の把持部72を備えている。2枚のフレーム52に把持部72を取り付けることにより、図8のBに示すように、ベースユニット6および拡張ベースユニット8を連結することができる。
<実施例1の効果>
(1) 実施例1によれば、実習システム2−1が機器ユニット4−1、ベースユニット6または拡張ベースユニット8のユニット単位で構成されるので、シール施工実習の要請に基づき、その実習現場にユニット単位で搬送して組立て、実習後、ユニット単位に分解して撤収することができる。このため、実習設備の小型や軽量化だけでなく、顧客の会議室、研修センターなど、アクセスのよい施設などを利用してシール施工実習を行うことができる。
(2) 機器ユニット4−1は、顧客側の設備に対応することができ、既存設備のコンパクト化、共有化など、広範なガスケットを対象として実習を行うことができ、利便性の高い実習システム2−1を構築できる。
(3) 実習現場が固定されないので、研修を受ける顧客の移動や手間が少なく、顧客設備と対応しつつ実習を行うことができる。
(4) ベースユニット6に必要に応じて拡張ベースユニット8を連結し、実習エリアの広狭に応じてベースユニット6のみ、ベースユニット6に単一または複数の拡張ベースユニット8を連結して実習エリアを調製でき、狭小な設置場所にも対応できるなど、設置箇所の制約を受けない。
(5) この実習システム2−1はユニット単位での組立性および分解性に優れ、コンパクトに専用ボックスに梱包し、効率的かつ安全性の高い輸送ができ、可搬性に優れる。
(6) ベースユニット6および拡張ベースユニット8はフレーム52間の嵌合構造および連結具64−1、64−2を以て連結されるので、連結強度が高く、安定した床面を構築でき、安全性および信頼性の高い施工実習を行うことができる。
図9は、実施例2に係るトルク感覚実習システムを示している。図9において、図1および図2と同一部分には同一符を付してある。
このトルク感覚実習システム2−2(以下、単に「実習システム2−2」と称する)には、トルク感覚機器ユニット(以下、単に「機器ユニット」と称する)4−2、ベースユニット6および拡張ベースユニット8が備えられる。機器ユニット4−2は実習機器ユニット4の一例であり、トルク管理としてハンドスパナによる締付け精度の体感実習が行える。
実習ヘッド10の一例としてトルク感覚実習ヘッド(以下「実習ヘッド」と称する)10−2が備えられ、この実習ヘッド10−2にはハンドスパナなどの締付け工具の締付けによるトルク値を測定する機器たとえば、ラインチェッカーを用いればよい。
ベースユニット6、拡張ベースユニット8、基台部12、台座18などの各部材については実施例1と同一であるので、その説明を割愛する。
<実施例2の効果>
実施例2によれば、実施例1と同様の実習システムとしての効果に加え、トルク感覚の実習を実習システムとして実現できる。
図10は、実施例3に係るシール性実習システムを示す図である。図10において、図1および図2と同一部分には同一符を付してある。
このシール性実習システム2−3(以下、単に「実習システム2−3」と称する)には、シール性実習機器ユニット(以下、単に「機器ユニット」と称する)4−3、ベースユニット6および拡張ベースユニット8が備えられる。機器ユニット4−3は実習機器ユニット4の一例であり、各種ガスケットのシール性の差異、フランジ表面の傷などの管理実習が行える。
実習ヘッド10の一例として2つのシール性実習ヘッド(以下「実習ヘッド」と称する)10−31、10−32が備えられる。実習ヘッド10−31、10−32にはそれぞれフランジ部22−31、22−32が備えられ、ボルト30、締付け用ナット32およびナット34が備えられる。これら実習ヘッド10−31、10−32により個別に実習を行うことができる。
ベースユニット6、拡張ベースユニット8、基台部12、台座18などの各部材については実施例1と同一であるので、その説明を割愛する。
<実施例3の効果>
実施例3によれば、実施例1と同様の実習システムとしての効果に加え、シール性実習を実習システムで実現できる。
図11は、実施例4に係る圧縮破壊実習システムを示す図である。図11において、図1および図2と同一部分には同一符を付してある。
この圧縮破壊実習システム2−4(以下、単に「実習システム2−4」と称する)には、圧縮破壊実習機器ユニット(以下、単に「機器ユニット」と称する)4−4、ベースユニット6および拡張ベースユニット8が備えられる。機器ユニット4−4は実習機器ユニット4の一例であり、各種ガスケットの圧縮破壊特性の差異、ペーストの有無による圧縮破壊特性の差異などのガスケットの圧縮破壊の実習が行える。
実習ヘッド10の一例として2つの圧縮破壊実習ヘッド(以下「実習ヘッド」と称する)10−41、10−42が基台部12に間隔を設けて備えられる。実習ヘッド10−41、10−42にはそれぞれフランジ部22−41、22−42が備えられ、ボルト30、締付け用ナット32およびナット34が備えられる。これら実習ヘッド10−41、10−42により個別に実習を行うことができる。
ベースユニット6、拡張ベースユニット8、基台部12、台座18などの各部材については実施例1と同一であるので、その説明を割愛する。
<実施例4の効果>
実施例4によれば、実施例1と同様の実習システムとしての効果に加え、圧縮破壊実習を実習システムで実現できる。
図12は、実施例5に係るフランジ・ボルト・ワッシャーの影響実習システムを示している。図12において、図1および図2と同一部分には同一符を付してある。
このフランジ・ボルト・ワッシャーの影響実習システム2−5(以下、単に「実習システム2−5」と称する)には、フランジ・ボルト・ワッシャーの影響実習機器ユニット(以下、単に「機器ユニット」と称する)4−5、ベースユニット6および拡張ベースユニット8が備えられる。機器ユニット4−5によれば、実習機器ユニット4の一例として、ボルト整備状態が材質の違いによるガスケット面圧への影響などの実習が行える。
実習ヘッド10の一例として2つのフランジ・ボルト・ワッシャーの影響実習ヘッド(以下「実習ヘッド」と称する)10−51、10−52が基台部12に間隔を設けて備えられる。実習ヘッド10−51、10−52にはそれぞれフランジ部22−51、22−52が備えられ、ボルト30、締付け用ナット32およびナット34が備えられる。これら実習ヘッド10−51、10−52により個別に実習を行うことができる。
ベースユニット6、拡張ベースユニット8、基台部12、台座18などの各部材については実施例1と同一であるので、その説明を割愛する。
<実施例5の効果>
実施例5によれば、実施例1と同様の実習システムとしての効果に加え、フランジ・ボルト・ワッシャーの影響の実習を実習システムで実現できる。
図13および図14は実施例6に係る配管ラック実習システムを示し、図13は組立て前の各部品、図14は組立て後の形態を示している。図13、図14において、図1および図2と同一部分には同一符を付してある。
この配管ラック実習システム2−6(以下、単に「実習システム2−6」と称する)には、配管ラック実習機器ユニット(以下、単に「機器ユニット」と称する)4−6、ベースユニット6Wおよび複数の拡張ベースユニット8が備えられる。機器ユニット4−6は実習機器ユニット4の一例であり、図14に示すように組み立てられて実習項目としてたとえば、現場フランジ施工の取付け作業に想定される狭隘空間などの困難な状況を想定し、係る状況における締付け力がどのように影響を受けるかの実習が行える。
<機器ユニット4−6>
この機器ユニット4−6には第1の機器ユニット部4−61、第2の機器ユニット部4−62、配管ユニット74−1、74−2が含まれる。機器ユニット部4−61には実習ヘッド10−61および基台部12−1が備えられ、機器ユニット部4−62には実習ヘッド10−62および基台部12−2が備えられる。実習ヘッド10−61には配管部76−1が複数のU字ボルト78によって固定され、配管部76−1の一方の端面部にはフランジ80−1が備えられる。同様に、実習ヘッド10−62には配管部76−2が複数のU字ボルト78によって固定され、配管部76−2の一方の端面部にはフランジ80−1に対向するフランジ80−2が備えられる。
各配管ユニット74−1、74−2は支柱配管82を用いてU字形に支持されるとともに、ベースユニット6Wに固定されたソケット部84に支柱配管82を挿入して固定される。各配管ユニット74−1、74−2は実習ヘッド10−61、10−62を挟んで配置されている。実習ヘッド10−61、10−62の作業空間が各配管ユニット74−1、74−2の配置で狭隘化されており、実設備におけるパイプラインを模擬する形態となっている。
<ベースユニット6W>
このベースユニット6Wは、既述のベースユニット6を連結した2倍の長さを持つ長方形状である。このベースユニット6Wには既述のベースユニット6の相当部分に配置された設置部14−1、14−2が取り付けられている。設置部14−1には機器ユニット部4−61の基台部12−1の台座18が固定ボルト21により着脱可能に固定され、設置部14−2には機器ユニット部4−62の基台部12−2の台座18が固定ボルト21により着脱可能に固定される。
このベースユニット6Wにはベースユニット6と同形状の拡張ベースユニット8が連結され、ベースユニット6Wの長辺部には直列に連結された2枚の拡張ベースユニット8が連結される。
基台部12、台座18などの各部材については実施例1と同一であるので、その説明を割愛する。
<実施例6の効果>
(1) 実施例6によれば、ベースユニット6を単位とし、このベースユニット6の2枚分の長さを持つベースユニット6Wにより実習に必要な床面を拡大し、2つの機器ユニット部4−61、4−62の連結またはその取り外しが可能である。
(2) ベースユニット6Wの長さはベースユニット6を単位とした2倍の長さゆえに、ベースユニット6Wの幅方向には拡張ベースユニット8の2枚を連結してベースユニット6Wの床面積を拡大できるとともに、ベースユニット6Wの長手方向には拡張ベースユニット8を連結して床面積を拡大できる。
(3) このようにベースユニット6Wの単位幅がベースユニット6の幅を単位としているので、実施例1ないし5と同様に、複数のベースユニット6や拡張ベースユニット8を連結して所望の床面積に拡大し、実習現場の規模に対応することができる。
(4) この実施例6では、配管部76−1、76−2に平行して配管ユニット74−1、74−2が配置されて狭隘空間を強制的に実現しているので、配管部76−1、76−2のフランジ80−1、80−2の連結および締付けを行わなければならず、実設備と同様の施工実習を行うことができ、施工スキルの向上を図ることができる。
図15は、実習システムの実施例7に係るフランジ締付け実習システム2−7を示している。図15において、図1または図2と同一部分には同一符を付してある。このフランジ締付け実習システム2−7には、機器ユニット4−7およびベースユニット6Xが備えられる。フランジ締付け機器ユニット4−7は実施例1と同様にJIS B2251に規定するフランジ締付けとして、ガスケットの機能を充分に発揮させるためのフランジ継手の締付け実習が行える。
<機器ユニット4−7>
この機器ユニット4−7には実習ヘッド10−1および基台部12−2が備えられる。基台部12−2は連結が可能なヘッド側基台部12−21、中間基台部12−22およびベース側基台部12−23に分割されている。ヘッド側基台部12−21、中間基台部12−22およびベース側基台部12−23は同径の筒体であり、それぞれの下端側には径小な装着部86が備えられる。つまり、ヘッド側基台部12−21の装着部86は中間基台部12−22またはベース側基台部12−23に挿入されて固定可能であり、中間基台部12−22の装着部86はベース側基台部12−23に挿入されて固定可能である。
<ベースユニット6X>
このベースユニット6Xは、設置部14に代え、嵌合部の一例としてソケット部87が設置されており、このソケット部87には、ヘッド側基台部12−21、中間基台部12−22およびベース側基台部12−23の装着部86が嵌合されて固定可能である。このベースユニット6Xのその他の構成は既述のベースユニット6と同様であるので、その説明を割愛する。
<実施例7の効果>
(1) 実施例7によれば、機器ユニット4−7の高さを基台部12−2によって調製することができる。ヘッド側基台部12−21をベースユニット6Xのソケット部8に直結させて実習ヘッド10−1を最小高さ、中継ぎにベース側基台部12−23を用いて実習ヘッド10−1を中間高さ、中継ぎに中間基台部12−22およびベース側基台部12−23を併用して実習ヘッド10−1を最大高さに選択的に調製することができる。
(2) 所望の高さでのシール施工の実習を効率的に行うことができる。
(3) 機器ユニット4−7では実習ヘッド10−1、ヘッド側基台部12−21、中間基台部12−22およびベース側基台部12−23に分離して搬送でき、搬送単位を小型化することができる。

図16のAおよびBは、実習システムの実施例8に係る実習コンピュータシステムを示している。図16に示す構成は一例であり、係る構成に本発明が限定されるものではない。
この実習コンピュータシステム2−8(以下、単に「実習システム2−8」と称する)は、請求項6に係る実習システムの一例であり、この実習システム2−8には処理部88、モニター90およびキーボード92が備えられ、モニター90の表示画面94にはキーボード92と同様に操作入力部であるタッチパネル96が備えられる。
処理部88は実習システムの情報処理を担当するコンピュータであって、図16のBに示すように、プロセッサ98、記憶部100、入出力部(I/O)102、通信部104を備える。プロセッサ98は記憶部100にあるOS(Operating System)や実習プログラムなどを実行し、演算処理や画像情報の生成などを行う。記憶部100にはROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory )、RAM(Random-Access Memory)などが備えられ、ハードディスク装置や半導体記憶装置で構成すればよい。この記憶部100にはOSや実習プログラムなどの各種のプログラムが格納され、実習プログラムの実行に用いる実習情報のデータベース(DB)106が格納されている。
I/O102は、キーボード92やタッチパネル96からの情報入力を受け付け、モニター90への情報出力などの情報の入出力に用いられる。通信部104は、実習システムに用いる各種のコンピュータや情報端末とのネットワークを通じた情報の授受を行う。この情報の授受には公衆回線の他、近距離無線通信などを含んでよい。
モニター90は情報提示手段の一例であり、プリンタや他の情報端末のモニター部を含んでよい。
キーボード92は情報操作入力部の一例であり、情報操作入力部には既述のタッチパネル96や他の情報端末のタッチパネル部を含んでよいし、バーコード入力装置なども含んでよい。
<DB106>
図17は、DB106に格納された実習情報テーブルの一例を示している。この情報テーブル108には、実習項目108−1、機器ユニット108−2およびパーツ108−3が設定されている。実習項目108−1には、カテゴリ108−11および実習レベル108−12が格納されている。カテゴリ108−11には「締付方法」、「応力緩和」、「シール性」、「圧縮破壊」、「面圧分布」、「配管ミスアライメント」、「現場フランジ施工」などの項目情報が格納され、実習レベル108−12には「基礎実習」、「応用実習」のスキルレベルが格納されている。
機器ユニット108−2には、「フランジ締付け機器ユニット(機器ユニット4−1)」、「トルク感覚機器ユニット(機器ユニット4−2)」、「シール性実習機器ユニット(機器ユニット4−3)」、「圧縮破壊実習機器ユニット(機器ユニット4−4)」、「フランジ・ボルト・ワッシャーの影響確認実習機器ユニット(機器ユニット4−5)」、「配管ラック実習機器ユニット(機器ユニット4−6)」、「他の実習機器ユニット」などの実習に用いる機器のユニット情報が格納されている。
パーツ108−3には、機器ユニット部品108−31、ベースユニット108−32、拡張ベースユニット108−33、連結部材108−34が設定されている。機器ユニット部品108−31には、「フランジ」、「プレート」、「六角ナット」、「六角ワッシャー」、「ヘッド管」などが格納されている。ベースユニット108−32には、「プレート」、「平行ユニット」、「六角ナット」などが格納されている。拡張ベースユニット108−33には、「エンドプレート」、「メインバー」、「クロスバー」などが格納されている。連結部材108−34には、「連結具」などが格納されている。
これらの情報は入力される実習項目情報や実習現場の現場情報などによって選択可能である。
<モニター90の表示画面94の表示内容>
図18のAは、組立て前の実習システム2−1の画面表示を示している。
モニター90の表示画面94に実習システムを展開し、キーボード92またはタッチパネル96によりたとえば、実習項目としてフランジ締付け実習を表す項目を入力し、実習の現場情報を入力すれば、図18のAに示すように、モニター90には実習システム2−1に必要な機器ユニット4−1、ベースユニット6および複数の拡張ベースユニット8の画像表示201、実習情報テーブル202および実習エリア203が表示される。
実習情報テーブル202には図18のBに示すように、選択されている実習項目および機器ユニットが表示される。
図18のAの表示から組立て表示に遷移させると、図18のCに示すように、モニター90には実習に用いる実習システム2−1として、機器ユニット4−1、ベースユニット6および複数の拡張ベースユニット8が組み立てられた画像表示204、実習情報テーブル202および実習エリア203が表示される。
<処理手順>
図19は、実習システムの情報処理の処理手順を示している。この処理手順は、本発明の実習プログラムの一例であり、コンピュータにより実行される実習プログラムにより処理部88で実現される機能部による機能を示している。この機能には、情報の入力機能(S101)、選択情報の生成機能(S102)、組立て情報の生成機能(S103)、選択情報や組立て情報の提示機能(S104)が含まれる。
コンピュータシステムである実習システム2−8を立ち上げた後、実習項目または現場情報を入力すれば(S101)、機器ユニット選択情報およびベースユニット選択情報が生成され(S102)、実習システムの組立て情報が生成される(S103)。これに基づき、モニター90の表示画面94には機器ユニット選択情報、ベースユニット選択情報または組立て情報が提示される(S104)。この情報提示は図18に示した通りである。
<実施例8の効果>
(1) 実施例8によれば、実習項目や実習現場に応じた実習システムを構築してユーザーに必要なシール施工が行え、効率的な実習システムを実現することができる。
(2) 実習機器ユニット、ベースユニットおよび拡張ベースユニットとともに、これらを表す情報から実習項目や実習現場に応じたユニット情報および組立て情報を得ることができ、実習内容の選択や設計を自由にかつ効率的に実現できるなど、ユーザーに必要な実習内容および実習情報を的確にかつ迅速に提供できる。
図20は、実習システムの実施例9に係る実習システム2−9を示している。この実習システム2−9はたとえば、既述の情報処理を経て構築されたマルチ実習システムである。この実習システム2−9には機器ユニット4−1(フランジ締付け機器ユニット)、機器ユニット4−2(トルク感覚機器ユニット)、機器ユニット4−3(シール性実習機器ユニット)、機器ユニット4−4(圧縮破壊実習機器ユニット)、機器ユニット4−5(フランジ・ボルト・ワッシャーの影響確認実習機器ユニット)、機器ユニット4−6(配管ラック実習機器ユニット)が含まれる。
この実習システム2−9では、複数のベースユニット6が複数の拡張ベースユニット8を媒介として連結され、実習現場でマルチの実習項目の実習を行うことができる。
この実習システム2−9では、既述の実施例1ないし6に記載した機器ユニットを網羅しているが、いずれかを選択して構成してもよく、実施例に明示されていないアライメント実習に用いるアライメント実習ユニットを含んでもよい。
この実習システム2−9では、既述の実習システム2−8との併用で実習項目の選択や、実習者のスキルに応じた実習項目の選択、実習項目の順序などの指定や操作を含んでよい。
〔他の実施の形態〕
(1) 各実施例1ないし9において、カメラを併用し、実習内容を中継し、実習者に提供してもよいし、実習設備を提供するセンター側で実習内容の監視を行ってもよい。また、この実習内容の監視には、たとえばベースユニット6や拡張ベースユニット8の配置および設定された実習項目に応じた機器ユニットが組立てられているか否かの処理が含まれてもよい。
(2) 上記実施例ではシール施工を記載しているが、本発明はシール施工以外の実習に適用でき、上記実施例に限定されない。
(3) 上記実施例では、嵌合部として、ベースユニット6のフレーム52に嵌合凸部62−1が形成され、拡張ベースユニット8の側面部に嵌合孔部62−2が形成される場合を示したが、これに限らない。ベースユニット6と拡張ベースユニット8との連結に用いる嵌合部は、たとえばベースユニット6側に嵌合孔部を備え、拡張ベースユニット8側に嵌合凸部を備えてもよい。また、ベースユニット6と拡張ベースユニット8の側面は、対向して配置される位置に合せて、それぞれ対応する嵌合凸部と嵌合孔部を両方とも備えてもよい。
さらに、ベースユニット6のフレーム52および拡張ベースユニット8のフレーム52の対向する側面には、嵌合孔部が形成されており、この嵌合孔部に別部品の嵌合凸部材を挿入して連結してもよい。このように構成することで、組立てられた実習システムの外周側面に嵌合凸部62−1が突出するのを防止できる。
その他、ベースユニット6と拡張ベースユニット8との連結に用いる嵌合部は、嵌合凸部と嵌合孔部以外の嵌合手段を用いてもよい。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、シール施工などの施工機器である実習機器ユニット4を特定の訓練センターなどの固定設備からシール施工のユーザー地域に任意に設営される実習現場に搬入して組立て、ユーザーに即した施工実習や施工訓練を行うことができ、施工実習の利便性を向上させることができ、有益且つ効率的な実習システムを構築できる。
2 実習システム
2−1 フランジ締付け実習システム
2−2 トルク感覚実習システム
2−3 シール性実習システム
2−4 圧縮破壊実習システム
2−5 フランジ・ボルト・ワッシャーの影響実習システム
2−6 配管ラック実習システム
2−7 フランジ締付け実習システム
2−8 実習コンピュータシステム
2−9 実習システム
4 実習機器ユニット
4−61、4−62 機器ユニット部
6、6W、6X ベースユニット
8 拡張ベースユニット
10、10−1、10−2、10−31、10−32、10−41、10−42、10−51、10−52、10−61、10−62 実習ヘッド
12、12−1、12−2 基台部
12−21 ヘッド側基台部
12−22 中間基台部
12−23 ベース側基台部
14、14−1、14−2 設置部
16 防護カバー
18 台座
20 支柱部
21 固定ボルト
22−1、22−2 フランジ部
24 円環状凸部
26 ガスケット
28 貫通孔
30 ボルト
32 締付け用ナット
34 ナット
36 コネクタプレート
38 中継コネクタ
40 透孔
42 筒体
44 係止片
46 防護空間
48 支持片
50 固定ねじ
52 フレーム
54 フラットバー
56 クロスバー
60 ボルト取付け孔
62−1 嵌合凸部
62−2 嵌合孔部
64−1 第1の連結具
64−2 第2の連結具
66 支持部
68、70 把持片
72 把持部
74−1、74−2 配管ユニット
76−1、76−2 配管部
78 U字ボルト
80−1、80−2 フランジ
82 支柱配管
84、87 ソケット部
86 装着部
88 処理部
90 モニター
92 キーボード
94 表示画面
96 タッチパネル
98 プロセッサ
100 記憶部
102 入出力部(I/O)
104 通信部
106 データベース(DB)
108 情報テーブル
108−1 実習項目
108−2 機器ユニット
108−3 パーツ
108−11 カテゴリ
108−12 実習レベル
108−31 機器ユニット部品
108−32 ベースユニット
108−33 拡張ベースユニット
108−34 連結部材
201 画像表示
202 実習情報テーブル
203 実習エリア
204 画像表示

Claims (8)

  1. 実習現場に移動して実習可能な実習システムであって、
    単一または複数の実習機器ユニットと、
    周囲を包囲するフレームと、該フレームと同一の高さを有して前記フレームに取付けられた第1の橋絡部材と、該第1の橋絡部材と交差して前記フレームに取付けられた第2の橋絡部材とで床面を構成し、該床面に前記実習機器ユニットを設置する設置部を備え、この設置部に前記実習機器ユニットが着脱可能であるとともに、前記フレームと拡張ベースユニットのフレームとの間に連結具を取付けることによって、前記フレームに1または2以上の前記拡張ベースユニットが連結可能であるベースユニットと、
    を備え、実習時、実習現場に設置された前記ベースユニットに少なくとも前記実習機器ユニットが着脱可能であることを特徴とする実習システム。
  2. 前記実習機器ユニットは、少なくともフランジ締付け機器ユニット、トルク感覚機器ユニット、シール性実習機器ユニット、圧縮破壊実習機器ユニット、フランジ・ボルト・ワッシャーの影響確認実習機器ユニット、配管ラック実習機器ユニットのいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の実習システム。
  3. 記拡張ベースユニットは、周囲を囲むフレームと、該フレームを橋絡して交差する橋絡部材とで床面を構成していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の実習システム。
  4. 前記ベースユニットと前記拡張ベースユニットを嵌合させる嵌合部、または前記拡張ベースユニットと他の連結ベースユニットを嵌合させる嵌合部を備え、または前記ベースユニットと前記拡張ベースユニットを嵌合させる嵌合部、または前記拡張ベースユニットと他の連結ベースユニットを連結させる単一または複数の連結部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の実習システム。
  5. 前記実習機器ユニットが複数の基台部を備え、各基台部を支持する複数の前記設置部を前記ベースユニットに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の実習システム。
  6. 前記拡張ベースユニットまたは他の連結ベースユニットは、実習現場の大きさや実習者数、実習に用いる前記実習機器ユニットの設置数を想定した実習エリアに基づいて、前記ベースユニットに連結されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の実習システム。
  7. 少なくとも実習項目または現場情報を入力する入力部と、
    前記実習項目に応じて複数の実習機器ユニットから単一または複数の前記実習機器ユニットを選択する機器ユニット選択情報を生成し、前記実習機器ユニットの設置に必要なベースユニット、必要に応じて前記ベースユニットに連結される拡張ベースユニットのベースユニット選択情報を生成し、前記実習機器ユニットおよび前記ベースユニットを含む組立て情報または必要に応じて前記拡張ベースユニットを含む組立て情報を生成する情報処理部と、
    前記機器ユニット選択情報、前記ベースユニット選択情報または前記組立て情報のいずれかを提示する情報提示部と、
    を備えることを特徴とする実習システム。
  8. コンピュータにより実行される実習プログラムであって、
    少なくとも実習項目または現場情報の入力機能と、
    前記実習項目により単一または複数の実習機器ユニットの機器ユニット選択情報を生成し、前記現場情報によりベースユニットまたは必要に応じて拡張ベースユニットのベースユニット選択情報を生成し、前記実習機器ユニットおよび前記ベースユニットを含む組立て情報または必要に応じて前記拡張ベースユニットを含む組立て情報を生成する機能と、
    前記機器ユニット選択情報、前記ベースユニット選択情報または前記組立て情報のいずれかを提示する機能と、
    を前記コンピュータにより実行させるための実習プログラム。
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