JP6649873B2 - 減速制御装置、減速制御方法 - Google Patents

減速制御装置、減速制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、カーブ路を旋回走行する車両の減速制御を行う技術に関する。なお、本開示において、曲率及び曲率半径を含む概念をカーブ情報といい、カーブ路を車両が旋回しながら走行することを旋回走行という。
この種の技術として、例えば特許文献1には、路面摩擦係数の推定値と、横加速度制限値と、ヨーレート値と、に基づいて、車両の目標速度を算出し、算出した目標速度と現在の車速との差に基づいて、車両の目標減速度を算出する減速制御装置が提案されている。
特許第4279112号公報
例えば特許文献1に記載の減速制御装置においては、速度やヨーレート等の挙動を検出し、実際の横加速度が横加速度制限値を上回るようなときに、車両を減速させるように制御することが望ましいとされている。
しかしながら、このようなときに一律に車両を減速させてしまうと、かえって運転者に煩わしさを与えてしまうケースがあると考えられた。
本開示は、カーブ路を旋回走行する車両の減速制御において、運転者に煩わしさを与えてしまうケースを低減可能な技術を提供する。
本開示の一局面である減速制御装置は、カーブ取得部(24)と、挙動取得部(25)と、指令出力部(23)と、推定算出部(29A)と、出力制御部(29)と、を備える。
カーブ取得部は、車両の前方における道路形状に基づき、車両が旋回走行するカーブ路のカーブ情報、又は、当該カーブ路を車両が旋回走行する際に辿ることが予定される経路である予定経路のカーブ情報、を取得するように構成される。挙動取得部は、車両の速度の実測値と、車両の横加速度又はヨーレートである横状態量の実測値と、を含む挙動情報を取得するように構成される。
指令出力部は、挙動情報が示す横状態量の実測値が所定の制限値を上回ることを第1の条件とし、当該第1の条件が満たされたときに、車両を減速させる指令である減速指令を出力するように構成される。推定算出部は、挙動情報が示す速度の実測値と、カーブ取得部が取得したカーブ情報と、に基づいて、横状態量の推定値を算出するように構成される。
出力制御部は、横状態量の実測値と、横状態量の推定値と、の差分値が、所定の閾値以上であることを第2の条件とし、当該第2の条件が満たされたときには、指令出力部における減速指令の出力を停止するように構成される。
このような構成において、第2の条件が満たされたときとは、横状態量の推定値に対し、横状態量の実測値が大きくなることを意味する。また、横状態量の推定値には、車両の横方向における実際の挙動に拘わらず、車両が進むべき経路に沿って推定される横方向の挙動が反映されている。
横状態量の推定値に対し、横状態量の実測値が前記閾値以上に大きくなった場合(すなわち、第2の条件が成立した場合)、一時的に、車両の横方向における挙動が変化するふらつきが発生したとみなすことができる。そこで、本開示の一局面では、前記第2の条件が満たされたか否かを判断することにより、車両がカーブ路を旋回走行中であっても、前記ふらつき等の発生を良好に判断することが可能となる。また、このような車両のふらつき等のように、車両が減速しなくても横方向の挙動がすぐに減少する場合に減速制御が作動すると、運転者に煩わしさを与えてしまうことにつながることが多い。
これに対し、本開示の一局面の構成によれば、カーブ路を旋回走行する車両の減速制御において、車両のふらつき等では車両が減速しないようにすることが出力制御部によって可能となるため、運転者に煩わしさを与えてしまうケースを低減することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の減速制御装置の構成を表すブロック図である。 その減速制御装置の制御ユニットの構成を詳細に表すブロック図である。 その制御ユニットにおける減速制御処理を表すフローチャートである。 その処理による一般的な減速制御を表す説明図である。 車両のふらつきに対する前記処理による効果を表す説明図である。 センサが不安定な場合の前記処理による効果を表す説明図である。 横Gが大きい場合の前記処理による効果を表す説明図である。 前記処理による車線変更時における効果を表す説明図である。 第2実施形態における制御ユニットの構成を詳細に表すブロック図である。 その制御ユニットにおける減速制御処理を表すフローチャートである。 曲率増加区間に対する前記処理による効果を表す説明図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す減速制御装置1は、例えば図4に示す車両Cに搭載される制御装置であって、制御ユニット20と、ADASセンサ41と、自車状態センサ43と、走行制御システム45とを備える。なお、ADASセンサ41は、監視装置に対応する。
ADASセンサ41は、車載レーダ,車載カメラ,ミリ波センサ,超音波センサ等の各種センサのいずれか1つ又は複数によって構成される。なお、ADASとは、Advanced Driver Assistance System、すなわち高度運転支援システムの略であり、例えば、全車速追従機能付クルーズコントロール(すなわち、全車速ACC)や、レーンキーピングアシスト(すなわち、LKA)等が実行可能なシステムをいう。ADASセンサ41からの信号に基づいて、比較的遠方(例えば0〜50m)における道路の曲率が計算可能となる。
自車状態センサ43は、当該減速制御装置1が搭載された車両Cの状態を検出するもので、1つ又は複数のセンサによって構成される。この自車状態センサ43は、少なくとも、横加速度(以下、横G)及び車速(すなわち、車両Cの速度)及び方向指示スイッチの状態を含む自車状態を検出する。なお、横Gの検出は、周知の加速度センサ等を介して検出されてもよく、GPS(すなわち、グローバル・ポジショニング・システム)等を介して検出された自車位置の詳細な変化から検出されてもよく、その他の方法で検出されてもよい。また、車速の検出は、周知の車輪速度センサ等を介して検出されてもよく、GPS等を介して検出された自車位置の詳細な変化から検出されてもよく、その他の方法で検出されてもよい。
走行制御システム45は、車両Cの走行状態を制御する周知のシステムである。本実施形態では、走行制御システム45は、車両Cのパワートレイン系ECUやブレーキ系ECUを備え、少なくとも車速を制御可能に構成されている。
制御ユニット20は、CPU21と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ22)と、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。制御ユニット20の各種機能は、CPU21が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリ22が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。なお、制御ユニット20を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
制御ユニット20は、CPU21がプログラムを実行することで実現される機能の構成として、図2に示すように、指令出力部23と、カーブ取得部24と、挙動取得部25と、指示検出部26と、信頼取得部27と、出力制御部29と、を備える。制御ユニット20を構成するこれらの要素を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の要素について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。例えば、前記機能がハードウェアである電子回路によって実現される場合、その電子回路は多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路、あるいはこれらの組合せによって実現してもよい。
指令出力部23は、走行制御システム45に指令を出力する。本実施形態では、指令出力部23は、走行制御システム45に対して、車両Cを減速させるための減速指令を少なくとも出力可能に構成されている。
カーブ取得部24は、ADASセンサ41からの信号に基づいて、車両Cの前方における道路形状を示す道路情報を取得して、その道路情報に基づいて、車両Cが旋回走行するカーブ路のカーブ情報を取得する。なお、カーブ路を車両Cが旋回走行する際に辿ることが予定される経路(以下、予定経路)を前記道路形状に基づいて算出する処理部を、車両Cが備えている場合、カーブ取得部24は、前記予定経路のカーブ情報を取得してもよい。予定経路を算出する処理部とは、例えば、自動運転車において当該自動運転車が辿るべき経路を算出する処理部であってもよい。
挙動取得部25は、車速の実測値と、車両Cの横Gの実測値と、を少なくとも含む挙動情報を、自車状態センサ43から送られる信号に基づいて取得するように構成されている。
指示検出部26は、車両Cにおける方向指示スイッチのオン及びオフを、自車状態センサ43から送られる信号に基づいて検出する。なお、指示検出部26は、方向指示器の指示方向に拘わらず、当該方向指示器が右折又は左折を指示している状態(すなわち、オン)であるか、右折も左折も指示しない消灯状態(すなわち、オフ)であるかを少なくとも検出するものであればよい。
信頼取得部27は、ADASセンサ41が車載カメラ又は車載レーダを含む場合に、当該ADASセンサ41から出力される信号の状態等に基づいて、当該ADASセンサ41の信頼度を取得する。例えば、ADASセンサ41から認識結果が受信されていなかったり、認識結果が不安定であったりしたときには、信頼度が低いとみなされる。
なお、ADASセンサ41の信頼度が、車両Cの備えるダイアグノーシス等のシステムにより監視されている場合は、信頼取得部27はそれらのシステムから信頼度の情報を取得してもよい。また、信頼度は、数値化されていてもよく、エラーの有無等のように2段階に分類されてもよく、高,中,低などといった3段階以上に分類されてもよい。
出力制御部29は、車両Cに加わる横Gの推定値を算出する推定算出部29Aを備える。出力制御部29は、以下のような処理を実行することにより、指令出力部23から減速指令を出力する減速制御処理を実行する。
[1−2.処理]
次に、制御ユニット20が出力制御部29を中心にして実行する減速制御処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。この処理では、先ず、S1にて、カーブ取得部24を介して前述のカーブ情報が取得される。続くS3では、挙動取得部25を介して前述の挙動情報が取得される。なお、以下、カーブ情報は曲率の値を指すものとして説明する。
続くS5では、挙動情報に含まれる横Gの実測値が、予め設定された所定の制限値Th1よりも大きいか否かが判断される。なお、制限値Th1は、第1の制限値に対応する。横Gの実測値が制限値Th1以下で、S5にてNoと判断された場合は、処理はS7へ移行する。S7では、指令出力部23が出力する減速指令が停止されて、処理が一旦終了する。なお、S7へ処理が移行した時点で、指令出力部23が減速指令を出力していない場合は、S7では実質的に何もなされずに処理が一旦終了する。
一方、前述のS5にて、実測値が制限値Th1よりも大きい(すなわち、Yes)と判断された場合は、処理はS11へ移行する。S11では、指示検出部26を介して方向指示スイッチの状態(すなわち、オンであるかオフであるかの状態)が取得される。なお、図3における「SW」は、スイッチの略である。続くS13では、S11にて取得された状態に基づき、方向指示スイッチがオンであるか否かが判断される。
S11にて、方向指示スイッチがオンである(すなわち、Yes)と判断された場合は、処理は前述のS7へ移行し、オフである(すなわち、No)と判断された場合は、処理はS15へ移行する。なお、このS11では、当該ステップへ処理が移行した時点で方向指示スイッチがオンである場合はもちろんのこと、方向指示スイッチがオンからオフに切り換わった直後(すなわち、切り換わってから所定時間以内)である場合も、Yesと判断されてもよい。
S15では、信頼取得部27を介してADASセンサ41の信頼度が取得され、続くS17にて、当該信頼度が低いか否かが判断される。なお、S17では、信頼度が数値化されている場合は、信頼度が所定値より低いか否かが判断されてもよい。また、信頼度がエラーの有無や高,中,低のような段階に分類されている場合は、S17では、所定の段階よりも信頼度が低いか否かが判断されてもよい。なお、この所定値又は所定の段階が、所定の基準に対応する。S17にて、信頼度が低い(すなわち、Yes)と判断された場合は、処理はS19へ移行し、指令出力部23を介して減速指令が出力されて、処理が一旦終了する。
一方、S17にて前記信頼度が低くない(すなわち、No)と判断された場合は、処理はS21へ移行し、前述の横Gの実測値が、予め設定された所定の制限値Th2よりも大きいか否かが判断される。なお、制限値Th2は、第2の制限値に対応し、Th1よりも大きい値に設定されている。横Gの実測値が制限値Th2よりも大きく、S21にてYesと判断された場合は、処理は前述のS19へ移行し、制限値Th2以下で、S21にてNoと判断された場合は、処理はS23へ移行する。
S23は、推定算出部29Aとしての処理であり、S1にて取得されたカーブ情報としての曲率と、S3にて取得された挙動情報に含まれる車速の実測値とに基づき、次式により横Gの推定値が算出される。なお、この推定値の算出に用いられる曲率は、車両Cの前方の曲率ではなく、車両Cが現在走行中の道路Rに係る曲率である。
横Gの推定値=(車速)×(曲率)
続くS25では、S23にて算出された推定値と、挙動情報に含まれる横Gの実測値との差分値が予め設定された所定の閾値Th_eよりも大きいか否かが判断される。差分値が閾値Th_eよりも大きい(すなわち、Yes)とS25にて判断された場合は、処理は前述のS7へ移行し、差分値が閾値Th_e以下である(すなわち、No)とS25にて判断された場合は、処理は前述のS19へ移行する。
[1−3.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1A)図4は、横Gの実測値と推定値とがほぼ等しく(すなわち、S25でNo)、ADASセンサ41の信頼度も低くなく(すなわち、S17でNo)、方向指示スイッチも操作されない(すなわち、S13でNo)場合を示す。なお、図4の2段目には、横Gの実測値を実線で示し、横Gの推定値を二点鎖線で示している。
図4における最上段の図は、車両Cが道路Rを走行する際の経路Pを表している。図4の例では、経路Pは道路Rのほぼ中心を通るため、横Gの実測値と推定値とがほぼ一致する。従って、両者の差(すなわち、差分値)も、図4の3段目に示すように、ほぼ0で推移し、閾値Th_eを超えない。
図4の例では、道路Rは、5つの区間R1〜R5に分かれている。区間R1と区間R5とは、直線区間である。区間R3は、曲率が一定の一定R区間である。区間R2は、区間R1と区間R3とを連結し、曲率が徐々に増加する区間である。区間R4は、区間R3と区間R5とを連結し、曲率が徐々に減少する区間である。
図4の例では、区間R2を車両Cが走行中のある時点で、横Gの実測値が制限値Th1を超える。すると、S5にて肯定判断されて処理がS19へ移行することにより、減速指令が出力される。このため、図4の最下段において破線G1で囲んだ範囲に示すように、横Gが制限値Th1を超えている範囲で減速加速度(以下、減速G)が発生する。従って、本実施形態では、区間R2〜R4からなるカーブ路の走行時に、車両Cに減速Gが加えられ、車両Cは安定してカーブ路を走行することができるといった効果が生じる。
(1B)図5の例では、例えば車速が低いなどの理由により、区間R2〜R4を車両Cが走行する際における横Gの推定値が制限値Th1を超えない。ところが、図5の例では、車両Cが、区間R3を走行している途中でふらつき、矢印P1で示す位置において経路Pが大きく歪んでいる。また、図5の例では、そのようにふらつきが発生したことにより、そのふらつきの発生時にのみ、横Gの実測値が制限値Th1を超えている。ところが、この図5の例では、横Gの実測値が制限値Th1を超える前後で、横Gの実測値と推定値との差が閾値Th_eを超える。このため、S25にて肯定判断され、破線G2で囲んだ範囲に示すように、ふらつきによって横Gの実測値が制限値Th1を超えても、減速指令の出力が停止状態に維持される。
従って、本実施形態では、車両Cのふらつき等では車両Cが減速しないようにすることが可能となり、車両Cの運転者に煩わしさを与えてしまうケースを低減することができるといった効果が生じる。
(1C)図6は、ADASセンサ41の認識結果が不安定になるなどして当該ADASセンサ41の信頼度が低下し、横Gの推定値が算出できず、その推定値と横Gの実測値との差も算出できない場合を示している。この場合、S17では肯定判断されるため、方向指示スイッチが操作されている場合を除いて、横Gの実測値が制限値Th1を超えれば減速指令が出力される。このため、破線G3で囲んだ範囲に示すように、横Gの実測値が制限値Th1を超えている範囲全体に亘って、減速Gが車両Cに加わる。
従って、本実施形態では、ADASセンサ41の信頼度が低下したときには、そのADASセンサ41の情報を使わなくてもよいように、横Gの実測値を参照する制御に切り替えて安全性を向上させることができるといった効果が生じる。すなわち、ADASセンサ41の不調に対するフェールセーフの機能を持たせることにより、車両Cの安全性を一層向上させることができる。
(1D)図7は、区間R2の走行中に、横Gの実測値と推定値との差が閾値Th_eを超え、続いて、横Gの実測値が制限値Th1を超え、更に続いて、横Gの実測値が制限値Th2を超えた場合を示している。その場合、横Gの実測値が制限値Th1を超えた時点では、既に前記差が閾値Th_eを超えているので、図4の場合と同様に、破線G4で囲んだ範囲に示すように減速指令は停止されたままである。ところが、前記差が閾値Th_eを超えていても、横Gの実測値が制限値Th2を超えていて車両挙動が不安定になる可能性のある場合、破線G5で囲んだ範囲に示すように、減速指令が出力され、減速Gが車両Cに加わる。
従って、本実施形態では、横Gの実測値と推定値との差が閾値Th_eを超えていても、横Gの実測値が制限値Th1よりも大きい制限値Th2を超えた場合は、減速Gを車両Cに加えて安全性を向上させることができるといった効果が生じる。例えば、ADASセンサ41の信頼度が低下した場合に対する対応がうまくいかずに横Gの実測値が制限値Th2を超えてしまった場合等にも、車両Cの安全性を一層良好に確保することができる。
(1E)図8は、車両Cの運転者が車線変更するために方向指示スイッチを操作して、図8の3段目に示す期間T1だけウインカを点灯させた場合を示している。その場合、前記期間T1と、方向指示スイッチがオンからオフに切り換わってから所定時間T2の間は、S13にて肯定判断(すなわち、減速禁止判定)がなされる。このため、方向指示スイッチがオンにされた期間T1又はその後の所定時間T2の間に横Gの実測値が制限値Th1を超えても、減速指令は停止状態に維持されて車両Cに減速Gは加わらない。従って、本実施形態では、車線変更時に減速指令によって車両Cに減速Gが加わるのを抑制することができる。
すなわち、片側2車線の道路Rでは、車線変更の最中及び直後に横Gが一時的に大きくなりやすいが、このようなシーンで車両Cに減速Gが加わると、車両Cの運転者は減速指令を煩わしく感じる場合がある。本実施形態では、方向指示スイッチがオンにされた期間T1及びその後の所定時間T2の間は、減速指令によって車両Cに減速Gが加わるのが抑制される。従って、本実施形態では、運転者が減速指令を煩わしく感じるのを抑制することができるといった効果が生じる。なお、所定時間T2は0であってもよい。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図9に示すように、第2実施形態では、制御ユニット20が、第1実施形態における制御ユニット20の構成に加えて、当該制御ユニット20おける出力制御部29が区間認識部29Bを備える点で、第1実施形態と相違する。
区間認識部29Bは、カーブ取得部24が取得したカーブ情報に基づき、車両Cが旋回走行するカーブ路の曲率、又は、予定経路の曲率、が増加する区間(以下、曲率増加区間)であるかを示す区間情報を認識する。なお、曲率増加区間とは、換言すればカーブ路の入り口である。
[2−2.処理]
次に、第2実施形態における出力制御部29が、実行する減速制御処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。なお、図10に示す処理は、S21とS23との間にS123,S125を挿入した点を除けば、図3に示した第1実施形態における減速制御処理と同様であるため、説明を一部簡略化している。
図3に示すように、横Gの実測値が制限値Th2以下であってS21にて否定判断がなされると、処理はS123へ移行し、区間認識部29Bによる処理として、区間情報が取得される。この区間情報には、車両Cが曲率増加区間を走行中であるか否かの情報が含まれる。そこで、続くS125では、車両Cが現在走行中の区間が、曲率増加区間であるか否かが判断される。曲率増加区間である場合は、S125にてYesと判断されて処理は前述のS19へ移行し、曲率増加区間でない場合は、S125にてNoと判断されて処理は前述のS23へ移行する。
[2−3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1A)〜(1E)を奏し、更に、以下の効果を奏する。
(2A)図11の3段目に示すように、本実施形態では、曲率増加区間である区間R2では、道路曲率増加区間判定(すなわち、S125におけるYesの判断)がなされる。すると、横Gの実測値と推定値との差が閾値Th_eを超えていても、横Gの実測値が制限値Th1よりも大きくなると、破線G11で示すように減速指令が出力されて車両Cに減速Gが加わる。従って、本実施形態では、カーブ路の入り口等において横Gの推定値の算出に応答遅れが生じた場合でも、減速指令の出力を優先して安全性を向上させることができるといった効果が生じる。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(3A)前記各実施形態では、横状態量として横Gが用いられたが、これに限定されるものではない。例えば、横状態量としてはヨーレートが用いられてもよく、その他の状態量が用いられてもよい。なお、横状態量としてヨーレートが用いられた場合、ヨーレートの推定値は、車速に曲率をかけた値として算出される。
(3B)前記各実施形態では、ADASセンサ41を介して取得された道路情報に基づいてカーブ情報が取得されたが、これに限定されるものではない。例えば、カーナビゲーション装置を介して、車両Cが現在走行中の区間の曲率等が取得されてもよい。また、道路情報を取得するための監視装置はADASセンサに限定されるものではなく、より汎用性の高いカメラ又はレーダであってもよい。
(3C)前記各実施形態では、S25にてYesと判断された場合に減速指令を停止しているが、これに限定されるものではない。例えば、S25にてYesと判断された時点で既に減速指令が出力されている場合は、その出力が継続されてもよい。その場合、減速指令の出力中にふらつき等が発生しても、減速指令は中止されることなくそのまま継続される。このような処理は、例えば、S25にてYesと判断されたらそのまま処理を終了するようにフローチャートを変更することによって実行可能となる。
(3D)前記各実施形態では、車両Cに搭載された減速制御装置1において全ての処理が実行されたが、これに限定されるものではない。前述の処理の一部または全部は、車両Cの外部に設けられたクラウドにおいて実行されてもよい。
(3E)前記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、前記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、前記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の前記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(3F)上述した減速制御装置の他、当該減速制御装置を構成要素とするシステム、当該減速制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、減速制御方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
[4.補足]
なお、以上説明した例示的な実施形態から明らかなように、本開示の減速制御装置は、更に以下に挙げるような構成を備えていてもよい。
(4A)前記カーブ取得部は、車載カメラ及び車載レーダのうちの少なくとも一方である監視装置(41)から、前記車両の前方における道路形状を示す道路情報を取得して、その道路情報に基づいて前記カーブ情報を取得するように構成され、前記出力制御部は、前記道路情報の信頼度が所定の基準よりも低いときには、前記第2の条件が満たされていても、前記指令出力部における前記減速指令の出力を許可するように構成されてもよい。
すなわち、前記道路情報の信頼度が所定の基準よりも低いときには、第1の条件が満たされていれば、第2の条件が満たされていても減速指令の出力がなされる。その場合、監視装置の不調に対するフェールセーフの機能を持たせることにより、安全性を一層向上させることができる。
(4B)また、前記第1の条件における前記所定の制限値を第1の制限値とし、該第1の制限値よりも大きい値であって予め設定された制限値を第2の制限値として、前記出力制御部は、前記横状態量の実測値が前記第2の制限値を上回るときには、前記第2の条件が満たされていても、前記指令出力部における前記減速指令の出力を許可するように構成されてもよい。その場合、横状態量が第2の制限値を上回って車両挙動が不安定になる可能性のある場合、減速指令の出力を許可して車両の安全性を一層良好に確保することができる。
(4C)前記車両が旋回走行するカーブ路のカーブ情報、又は、当該カーブ路を前記車両が旋回走行する際に辿ることが予定される経路である予定経路のカーブ情報、に基づいて、当該カーブ路又は予定経路における曲率の増加する区間を認識するように構成された区間認識部(29B)を更に備え、前記出力制御部は、前記曲率の増加する区間を前記車両が旋回走行するときには、前記第2の条件が満たされていても、前記指令出力部における前記減速指令の出力を許可するように構成されてもよい。すなわち、車両が曲率の増加する区間を旋回走行するときには、第1の条件が満たされていれば、第2の条件が満たされていても減速指令の出力がなされる。その場合、横状態量の推定値の算出に応答遅れが生じた場合でも、減速指令の出力を優先して安全性を向上させることができるといった効果が生じる。
(4D)また、前記車両における方向指示スイッチのオン及びオフを検出するように構成された指示検出部(26)を更に備え、前記出力制御部は、前記第2の条件に拘わらず、前記方向指示スイッチがオンの間、及び、前記方向指示スイッチがオンからオフに切り替わった後の所定時間、前記指令出力部における前記減速指令の出力を停止するように構成されてもよい。すなわち、方向指示スイッチがオンの間、及び、その方向指示スイッチがオンからオフに切り換わった後の所定時間は、第1の条件の成立/不成立、及び、第2の条件の成立/不成立に拘わらず、減速指令の出力が停止される。その場合、車線変更時に減速指令が出力されるのを抑制して、運転者が減速指令を煩わしく感じるのを抑制することができるといった効果が生じる。
1…減速制御装置 20…制御ユニット 23…指令出力部
24…カーブ取得部 25…挙動取得部 26…指示検出部
27…信頼取得部 29…出力制御部 29A…推定算出部
29B…区間認識部 41…ADASセンサ 43…自車状態センサ
45…走行制御システム C…車両

Claims (6)

  1. カーブ路を旋回走行する車両の減速制御を行う減速制御装置(1)であって、
    前記車両の前方における道路形状に基づき、前記車両が旋回走行するカーブ路のカーブ情報、又は、当該カーブ路を前記車両が旋回走行する際に辿ることが予定される経路である予定経路のカーブ情報、を取得するように構成されたカーブ取得部(24)と、
    前記車両の速度の実測値と、前記車両の横加速度又はヨーレートである横状態量の実測値と、を含む挙動情報を取得するように構成された挙動取得部(25)と、
    前記挙動情報が示す前記横状態量の実測値が所定の制限値を上回ることを第1の条件とし、当該第1の条件が満たされたときに、前記車両を減速させる指令である減速指令を出力するように構成された指令出力部(23)と、
    前記挙動情報が示す前記速度の実測値と、前記カーブ取得部が取得したカーブ情報と、に基づいて、前記横状態量の推定値を算出するように構成された推定算出部(29A)と、
    前記横状態量の実測値と、前記横状態量の推定値と、の差分値が、所定の閾値以上であることを第2の条件とし、当該第2の条件が満たされたときには、前記指令出力部における前記減速指令の出力を停止するように構成された出力制御部(29)と、
    を備える減速制御装置。
  2. 請求項1に記載の減速制御装置であって、
    前記カーブ取得部は、車載カメラ及び車載レーダのうちの少なくとも一方である監視装置(41)から、前記車両の前方における道路形状を示す道路情報を取得して、その道路情報に基づいて前記カーブ情報を取得するように構成され、
    前記出力制御部は、前記道路情報の信頼度が所定の基準よりも低いときには、前記第2の条件が満たされていても、前記指令出力部における前記減速指令の出力を許可するように構成された、減速制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の減速制御装置であって、
    前記第1の条件における前記所定の制限値を第1の制限値とし、該第1の制限値よりも大きい値であって予め設定された制限値を第2の制限値として、
    前記出力制御部は、前記横状態量の実測値が前記第2の制限値を上回るときには、前記第2の条件が満たされていても、前記指令出力部における前記減速指令の出力を許可するように構成された、減速制御装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の減速制御装置であって、
    前記車両が旋回走行するカーブ路のカーブ情報、又は、当該カーブ路を前記車両が旋回走行する際に辿ることが予定される経路である予定経路のカーブ情報、に基づいて、当該カーブ路又は予定経路における曲率の増加する区間を認識するように構成された区間認識部(29B)を更に備え、
    前記出力制御部は、前記曲率の増加する区間を前記車両が旋回走行するときには、前記第2の条件が満たされていても、前記指令出力部における前記減速指令の出力を許可するように構成された、減速制御装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の減速制御装置であって、
    前記車両における方向指示スイッチのオン及びオフを検出するように構成された指示検出部(26)を更に備え、
    前記出力制御部は、前記第2の条件に拘わらず、前記方向指示スイッチがオンの間、及び、前記方向指示スイッチがオンからオフに切り替わった後の所定時間、前記指令出力部における前記減速指令の出力を停止するように構成された、減速制御装置。
  6. カーブ路を旋回走行する車両の減速制御を行う減速制御方法であって、
    前記車両の前方における道路形状に基づき、前記車両が旋回走行するカーブ路のカーブ情報、又は、当該カーブ路を前記車両が旋回走行する際に辿ることが予定される経路である予定経路のカーブ情報、を取得し(S1)、
    前記車両の速度の実測値と、横加速度又はヨーレートである横状態量の実測値と、を含む挙動情報を取得し(S3)、
    前記挙動情報が示す前記横状態量の実測値が所定の制限値を上回ることを第1の条件とし、当該第1の条件が満たされたときに、前記車両を減速させる指令である減速指令を出力し(S19)、
    前記挙動情報が示す前記速度の実測値と、前記取得されたカーブ情報と、に基づいて、前記横状態量の推定値を算出し(S23)、
    前記横状態量の実測値と、前記横状態量の推定値と、の差分値が、所定の閾値以上であることを第2の条件とし、当該第2の条件が満たされたときには、前記減速指令の出力を停止する(S7)、
    減速制御方法。
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