JP6648472B2 - 媒体処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体処理装置に関する。
従来から、紙幣等の紙葉類等の媒体をセットして一枚ずつ繰り出し、識別して分類して整理する紙幣処理装置(媒体処理装置)が、よく知られている。このような媒体処理装置として、例えば紙幣処理装置は、オペレータによりセットされた紙幣を取り込む取込部と、取り込まれた紙幣の正損状態と金種とを鑑別し、且つ、紙幣を計数する鑑別部と、紙幣を金種ごとに集積する複数の集積部と、集積された紙幣を紙帯等で所定の枚数ごとに結束する結束部と、集積部から結束部へ集積された紙幣を移送する移送部と、紙幣を紙幣処理装置内の各所へ搬送する搬送部と、鑑別部での鑑別結果に基づいて、紙幣を各集積部へ搬送するように搬送部を制御する制御部と、を主に有する(例えば、特許文献1)。例えば、移送部はクランプを有し、集積部で集積された紙幣をクランプで把持して、結束部へ移送して紙幣を解放する。
特開2002−197509号公報
クランプが紙幣を把持または解放する際に、クランプの位置振れがおこる場合がある。この場合、クランプの位置がずれたまま紙幣を把持または解放してしまうため、紙幣のクランプの位置がずれたまま、紙幣を結束部へ受け渡すこととなる。その結果として、紙幣を結束する紙帯の位置が均一にならず、紙幣の束によって紙帯の位置がばらつく場合がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、クランプが紙幣を把持または解放する際のクランプの位置振れを防止することで、紙幣を結束する紙帯の位置を均一にすることができる、新規かつ改良された媒体処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、媒体処理装置であって、媒体を集積する集積部と、前記媒体を集積して得た集積物を結束する結束部と、前記集積物を前記集積部から前記結束部へ移送する移送部とを備え、前記移送部は、前記集積物を把持及び解放して前記集積物を前記集積部から前記結束部へ受け渡すクランプ部と、前記クランプ部を支持し、前記集積物を把持する把持位置へ前記クランプ部を移動及び前記集積物を解放する解放位置へ前記クランプ部を移動させる可動部を具備するクランプ部移動部と、前記クランプ部移動部を支持する移送部本体と、クランプ部振れ防止機構とを有し、前記クランプ部振れ防止機構は、前記クランプ部に応動して前記クランプ部の移動方向と平行に移動する、前記可動部に具備された移動部材と、前記移動部材に係合する、前記移送部本体に具備された係合部材とを含み、前記係合部材は、前記クランプ部の移動方向と平行に伸びる長孔状であって、上下方向に空いた係合孔を有し、前記移動部材は、前記係合孔と摺動自在に連結し、前記クランプ部に応動して前記係合孔を摺動し、前記移動部材は前記係合孔を摺動するガイドローラを備え、前記係合部材は前記係合孔を有するガイド板を備える、媒体処理装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、媒体処理装置であって、媒体を集積する集積部と、前記媒体を集積して得た集積物を結束する結束部と、前記集積物を前記集積部から前記結束部へ移送する移送部とを備え、前記移送部は、前記集積物を把持及び解放して前記集積物を前記集積部から前記結束部へ受け渡すクランプ部と、前記クランプ部を支持し、前記集積物を把持する把持位置へ前記クランプ部を移動及び前記集積物を解放する解放位置へ前記クランプ部を移動させる可動部を具備するクランプ部移動部と、前記クランプ部移動部を支持する移送部本体と、クランプ部振れ防止機構とを有し、前記クランプ部振れ防止機構は、前記クランプ部に応動して前記クランプ部の移動方向と平行に移動する、前記可動部に具備された移動部材と、前記移動部材に係合する、前記移送部本体に具備された係合部材とを含み、前記移動部材は、前記クランプ部の移動方向と平行に伸びる長孔状であって、上下方向に空いた係合孔を有し、前記係合部材は、前記係合孔と摺動自在に連結し、前記クランプ部に応動して前記係合孔を摺動する、媒体処理装置が提供される。
前記移動部材は前記係合孔を有するガイド板を備え、前記係合部材は前記係合孔を摺動するガイドローラを備えてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、媒体処理装置であって、媒体を集積する集積部と、前記媒体を集積して得た集積物を結束する結束部と、前記集積物を前記集積部から前記結束部へ移送する移送部と、を備え、前記移送部は、前記集積物を把持及び解放して前記集積物を前記集積部から前記結束部へ受け渡すクランプ部と、前記クランプ部を支持し、前記集積物を把持する把持位置へ前記クランプ部を移動及び前記集積物を解放する解放位置へ前記クランプ部を移動させる可動部を具備するクランプ部移動部と、前記クランプ部移動部を支持する移送部本体と、を有し、前記媒体処理装置は、クランプ部振れ防止機構をさらに備え、当該クランプ部振れ防止機構は、前記クランプ部が前記集積物を把持する際に、前記集積部の集積部筐体及び前記クランプ部を連結し、前記クランプ部が前記集積物を解放する際に、前記結束部の結束部筐体及び前記クランプ部を連結する連結機構を含む、媒体処理装置が提供される。
前記連結機構は、前記集積部筐体及び前記結束部筐体を挟持して連結する、前記可動部に具備された挟持部材を含んでもよい。
前記挟持部材は、前記集積部筐体の側面部及び前記結束部筐体の側面部を挟持する一対のガイドローラを備えてもよい。
前記集積部筐体の前記側面部及び前記結束部筐体の前記側面部は、鉛直方向と平行な同一平面上にあってもよい。
前記連結機構は、前記可動部を挟持して連結する、前記集積部筐体及び前記結束部筐体に具備された挟持部材を含んでもよい。
前記挟持部材は、前記可動部の可動部側面部を挟持する一対のガイドローラを備えてもよい。
前記集積部筐体の側面部及び前記結束部筐体の側面部は、鉛直方向と平行な同一平面上にあってもよい。
以上説明したように本発明によれば、クランプが紙幣を把持または解放する際のクランプの位置振れを防止することで、紙幣を結束する紙帯の位置を均一にすることができる媒体処理装置を提供することができる。
紙幣処理装置の基本構成を示す概略側面図である。 本発明の第1実施形態の紙幣処理装置における移送部を斜め下からみた斜視模式図である。 図2に示す移送部においてクランプ部移動部の可動部が前へスライド移動した状態を斜め下からみた斜視模式図である。 本発明の第2実施形態の紙幣処理装置における移送部を斜め下からみた斜視模式図である。 本発明の第2実施形態の紙幣処理装置において、集積部へ移送部の可動部がスライド移動する前後の挟持部材の位置を斜め上からみた斜視模式図である。 本発明の第2実施形態の紙幣処理装置において、結束部へ移送部の可動部がスライド移動する前後の挟持部材の位置を斜め上からみた斜視模式図である。 本発明の第3実施形態の紙幣処理装置における移送部を斜め下からみた斜視模式図である。 紙幣の集積物に帯が結束されていることを示す上面模式図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する場合がある。
また、本明細書及び全図面において、実質的に共通する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に共通する複数の構成要素を、必要に応じて集積部200aおよび集積部200bのように区別する。ただし、実質的に共通する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、集積部200aおよび集積部200bを特に区別する必要が無い場合には、単に集積部200と称する。
以下に説明する実施形態においては、金融機関や店舗等のバックヤードにおいて、紙幣を金種ごとに分類し、計数し、さらに所定数ごとに結束する紙幣処理装置に適用した場合について説明する。なお、本実施形態は、このような装置に限定されるものではなく、紙葉類等の媒体を分類、整理する機構を有する媒体処理装置に適用することができる。例えば、プリンタやコピー機等の紙葉類を取り扱う装置や、小切手やチケット等を扱う装置等に適用することができる。
また、以下の説明において、搬送異常とは、搬送部にて紙幣(紙状媒体)同士が重なったり、紙幣同士が異常に近接したりすること、及び、スキュー(斜行)のことをいう。なお、スキュー(斜行)とは、長方形状の紙幣が、紙幣を搬送する搬送部の延びる方向に沿った正しい方向を向いた状態(紙幣の長辺の向きが搬送部の延びる方向と同じ状態)で搬送されていない場合、すなわち、紙幣が上記正しい方向に対して斜めに傾いた方向を向いた状態(長方形の紙幣の長辺の向きが搬送部の延びる方向に対して斜めに傾いた状態)で搬送されていることをいう。
<紙幣処理装置の基本構成の説明>
まずは、本発明の実施形態の紙幣処理装置及び比較例の紙幣処理装置に共通する構成について、紙幣処理装置10を基に説明する。紙幣処理装置10は、操作者により投入された例えば紙幣のような紙状媒体を整理するための装置である。詳細には、投入された紙幣を鑑別し、計数し、得られた鑑別結果に基づいて紙幣の金種ごとに集積し、集積された紙幣を所定の枚数ごとに結束する紙幣整理処理を行う。なお、以下の説明においては、紙状媒体として紙幣を整理する紙幣処理装置10を本実施形態に係る媒体処理装置の一例として説明するが、本発明の実施形態においては、媒体は紙幣に限定されるものではない。
図1は、紙幣処理装置10の基本構成を示す概略側面図である。なお、図1においては、紙幣処理装置10の左側が前面であり、操作者は、紙幣処理装置の左側に位置して前面より操作するものとする。
ここで、紙幣処理装置10は、図1に示すように、取込部100、鑑別部102、リジェクトポケット104、オープンポケット106、表裏反転部108、搬送部116、検知部118、操作表示部120、操作部122、記憶部124、外部インターフェース部126、制御部128、扉134及び紙幣処理装置10の筐体160、集積部200a〜200e、移送部300および結束部400を主に有する。
(取込部100)
取込部100は、紙幣処理装置10の操作者と向かい合うように設けられ、操作者によって投入された複数の紙幣を取り込む部位(媒体取込部)である。取込部100は、例えば、紙幣を収納する収納空間154と、ローラ150と、収納空間154からローラへ紙幣をガイドするガイド156と、紙幣をガイド156に押し当てるためのビルプレス158とを含む。収納空間154に投入された紙幣は、ビルプレス158によってガイド156に押し当てられ、ガイド156によってローラ150へ押し出され、ローラ150が回転することによって、搬送部116に一枚ずつ繰り出される。なお、取込部100は、ビルプレス158の移動量を検知するセンサ(図示省略)等を有することによって、紙幣処理装置10に投入された全ての紙幣の処理の完了(投入完了)を検知することができるように構成してもよい。
(鑑別部102)
鑑別部102には、その内部にOCR(Optical Charcter Recognition)といったイメージセンサや磁気センサといった真偽センサ等の複数種類のセンサ(図示省略)が組み込まれている。そして、鑑別部102は、取込部100に投入され、鑑別部102に搬送された紙幣に対して、例えば紙幣の真偽、金種などの紙幣の種類、正券(例えば、汚れが少ない紙幣)であるか損券(例えば、汚れが多い紙幣)であるかといった紙幣の正損、鑑別時における紙幣の表裏の向きを鑑別することができる。さらに、鑑別部102は、鑑別した紙幣を紙幣の種別ごとに計数することができ、計数した紙幣に記載された記番号を読み取ることもできる。なお、鑑別部102により鑑別された紙幣は、鑑別部102の排出口102aから排出され、鑑別結果に基づいて、搬送部116により搬送先(例えば各集積部200a〜200e)に搬送される。
(リジェクトポケット104)
リジェクトポケット104は、本実施形態に係る紙幣排出部の一例である。リジェクトポケット104は、鑑別部102により金種不明もしくは受付不能と鑑別された紙幣を格納する部位である。図1に示した例においては、リジェクトポケット104は、紙幣処理装置10内の上方に設けられており、リジェクトポケット104に格納された紙幣を、紙幣処理装置10の操作者が容易に回収することが可能である。
(オープンポケット106)
オープンポケット106は、本実施形態における結束対象外紙幣格納部の一例である。鑑別部102による鑑別結果が、リジェクトポケット104への搬送対象外で、かつ、予め紙幣処理装置10における結束対象と定められている鑑別種別に該当しない場合には、鑑別され、搬送された紙幣は、オープンポケット106に格納される。オープンポケット106に格納される紙幣としては、予め結束対象と定められている鑑別種別が正券とされている場合には、損券がその一例として挙げられる。また、オープンポケット106は、図1に示した例においては、紙幣処理装置10内の上方に設けられており、格納された紙幣を操作者が容易に回収することが可能である。なお、図1においては、オープンポケット106が2つ設けられているが、本実施形態においては、オープンポケット106の数が2つに限定されるものではなく、1つ以上あればよい。
(表裏反転部108)
表裏反転部108は、例えば、搬送された紙幣のうち裏面が上になっている紙幣に関して、表裏を反転する部位である。このようにすることで、紙幣は、表面が上になる状態で各集積部200a〜200eに集積されることができる。なお、本実施形態においては、表裏反転部108は、裏面が上になっている紙幣に対して反転する動作を行うことに限定されるものではなく、逆に、表面が上になっている紙幣に対して反転する動作を行ってもよい。また、図1の例においては、表裏反転部108は、操作者から見て、紙幣処理装置10内の鑑別部102の後ろに設けられている。また、表裏反転部108は、鑑別部102と集積部200a〜200eの間に設けられている。そして、表裏反転部108からは、基本的には、搬送先が各集積部200a〜200eである紙幣だけが搬送される。
(搬送部116)
搬送部116は、紙幣を各集積部200等の搬送先へ搬送する。詳細には、搬送部116は、図1中では帯状に示され、取込部100から、鑑別部102及び表裏反転部108を貫き、集積部200a〜200e等まで連続して設けられ、紙幣が搬送される搬送路(図示省略)と、複数のローラ(図示省略)と、紙幣を案内する複数の切替部(図示省略)とを有する。各ローラは、搬送路を挟んで対向するように配置され、制御部128により制御されて各ローラが回転することにより、搬送路が所定の方向に移動し、紙幣を搬送することができる。さらに、搬送路に接して設けられた楔形形状の切替部の傾斜方向を変化させることで、紙幣の搬送方向を切り替えることができる。
なお、搬送部116は、取込部100から鑑別部102内を貫く第1の領域116aと、鑑別部102の排出口102aからオープンポケット106、リジェクトポケット104のそれぞれまで連続する第2の領域116bと、鑑別部102の排出口102aから表裏反転部108を経由して各集積部200a〜200eまで連続する第3の領域116cとを有する。
(検知部118)
検知部118は、図1中では向かい合う一対の三角形で示され、紙幣処理装置10内の搬送部116の各所に複数設けられている。例えば、搬送部116の第3の領域116cにおける紙幣の搬送状態を検知し、得られた検知結果を制御部128に伝達する。制御部128は、検知結果と、制御部128へと検知結果を伝達した検知部118の設置位置とにより、搬送異常およびそれが生じた位置を認識することができる。なお、検知部118としては、紙幣により光が遮られることにより搬送状態を検知する受発光センサからなる光学式センサ等を用いることができる。また、検知部118は、図1に示す数や位置に限定されるものではなく、適宜、紙幣処理装置10内に設けられていればよい。
具体的には、検知部118が受発光センサである場合には、検知部118は、光を発する発光センサと、発光センサからの光を受光する受光センサとで構成され、これら受発光センサによって搬送中の紙幣の紙幣面を上下から挟み込むように搬送部116の各所に設けられる。このような受発光センサにより構成される検知部118は、検知部118の受発光センサの間を通過する紙幣により、発光センサからの光が遮られ、受光センサによって光が受光できない状態になることによって、紙幣の搬送状態を検知することができる。また、制御部128は、検知部118の検知結果に基づいて、光が遮られている時間、すなわち、搬送中の紙幣を検知している検知時間を計測することができる。さらに、制御部128は、搬送部116を制御することにより、検知部118の受発光センサの間を通過する紙幣の搬送速度を認識することができ、検知部118による理論上の検知時間(1枚の紙幣を検知する時間、すなわち、1枚の紙幣が検知部118の受発光センサの間を通過する時間)を算出することができる。したがって、制御部128は、検知部118の実際の検知時間と理論上の検知時間とを比較し、実際の検知時間が理論上の検知時間よりも長くなった場合に、例えば2枚の紙幣同士が重ねっているような搬送異常を検知することができる。
また、紙幣処理装置10においては、取込部100において一定時間ごとに1枚の紙幣を取り込むことにより、搬送中の紙幣と紙幣との間隔を適正な距離に保っている。したがって、制御部128は、先に説明したように検知部118の受発光センサの間を通過する紙幣の搬送速度を認識することができるため、検知部118による先の紙幣の検知の終了から次の紙幣の検知の開始までの理論上の検知インターバル時間を算出することができる。そして、制御部128は、検知部118によって実際に得られた検知インターバル実測時間と、理論上の検知インターバル時間とを比較し、実際の検知インターバル時間が理論上の検知インターバル時間よりも短い場合に、例えば2つの紙幣が異常に近接しているような搬送異常を検知することができる。
さらに、検知部118は、発光センサと受光センサとの一対で構成される検知部118を2つ組み合わせて用いることができる。具体的には、組み合わされた2つの検知部118は、一方の検知部118と他方の検知部118とで搬送中の紙幣の紙幣面と平行な面内において紙幣を両側から挟み込むように、搬送部116の両サイドに設けられる。すなわち、2つの検知部118は、各検知部118が搬送中の紙幣の紙幣面と平行な面内において搬送部116の延びる向きに対して垂直な方向に沿って紙幣を挟み込むように、設置される。このように設置された組み合わされた2つの検知部118においては、長方形状の紙幣が搬送部116の延びる方向に沿った正しい方向を向いた状態(すなわち、紙幣の長辺の向きが搬送部116の延びる方向と同じ状態)で搬送されていれば、当該紙幣によって同じ検知時間を得ることができる。一方、スキュー、すなわち、紙幣が上記正しい方向から斜めに傾いた方向を向いた状態(すなわち、紙幣の長辺の向きが搬送部116の延びる方向に対して斜めに傾いた状態)で搬送されていれば、この紙幣によって光が遮られる時間は、紙幣が傾いて搬送されていることから、搬送部116の両サイドで異なる。したがって、組み合わされた2つの検知部118においては、この紙幣によって異なる検知時間を得ることとなる。よって、制御部128は、搬送部116の両サイドに設けられた2つの検知部118が異なる検知時間を得たことにより、スキュー紙幣のような搬送異常を検知することができる。
なお、本実施形態においては、検知部118の形態は、上述の形態に限定されるものではなく、紙幣の搬送状態もしく搬送異常が検知できれば、他の形態であってもよい。
(操作表示部120)
操作表示部120は、本実施形態における表示部の一例である。操作表示部120は、図1においては、紙幣処理装置10の上に位置し、操作者と向かい合う。さらに、操作表示部120は、紙幣処理装置10の操作者に対して操作画面等を表示する表示部、及び操作者の操作を受け付ける操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作部としての機能は、例えばタッチパネルにより実現される。操作表示部120は、後述する制御部128の制御に従って、各種の操作画面、計数結果やエラーメッセージなどを表示し、操作者による紙幣処理装置10に対する各種の入力操作を受け付け、制御部128に伝達する。なお、操作表示部120の操作部と表示部とは、上述のように、操作機能と表示機能の両方の機能を包含する操作表示部として構成されることに限定されるものではなく、例えば、操作部であるキーボードと表示部であるCRTディスプレイ装置との組み合わせのように、別体のものとして構成されていてもよい。さらに、操作機能及び表示機能を有する各部位又は単一の部位が、紙幣処理装置10の外部に位置していてもよい。
(操作部122)
操作部122は、本実施形態における操作部の一例である。操作部122は、図1においては、紙幣処理装置10の上に位置する。操作部122には、例えば、操作者によって紙幣の計数を紙幣処理装置10へ指示する機械式ボタン(図示省略)、操作者によって紙幣処理の完了を指示する機械式ボタン(図示省略)、紙幣処理装置10に障害が生じた場合に紙幣処理装置10を再稼働させる機械式のリセットボタン(図示省略)等を含むことができる。また、操作部122には、紙幣処理装置10の処理状態を示すランプ(図示省略)が取り付けられており、例えば、このランプは、処理中には緑色に発光し、障害が発生した場合には赤色に発光することができる。なお、これらの操作部122の機能は、操作表示部120によって実現してもよい。
(記憶部124)
記憶部124は、例えば紙幣処理装置10内に設けられ、例えば、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等により構成される。記憶部124は、例えば、制御部128が使用する制御プログラム、制御部128が用いる各種情報や鑑別部102による鑑別の際に用いられる情報が格納されるほか、鑑別部102による鑑別結果、計数結果および鑑別された紙幣に関する処理状況が対応づけて記憶される。さらに、具体的には、記憶部124に記憶される鑑別結果としては、紙幣の種別(金種)、紙幣の正損、紙幣の表裏、搬送先等が挙げられる。ここで、表裏とは、鑑別時における該当の紙幣の表裏の向きのことであり、搬送先とは、該当の紙幣が搬送される格納先のことである。なお、記憶部124は、紙幣処理装置10の外部に設けられ、紙幣処理装置10と通信ネットワークで接続されていてもよい。
(外部インターフェース部126)
外部インターフェース部126は、例えば紙幣処理装置10内に設けられ、例えば通信ネットワークを介して外部装置との間で通信を行う通信インターフェースである。具体的には、外部インターフェース部126は、外部装置からの指示を受け取ったり、外部装置へ情報を通信したりすることができる。なお、外部インターフェース部126は、紙幣処理装置10の外部に設けられ、紙幣処理装置10と通信ネットワークで接続されていてもよい。
(制御部128)
制御部128は、例えば紙幣処理装置10内に設けられ、CPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、計数処理等の種々の処理のための制御を行うことができる。詳細には、制御部128は、操作表示部120からの入力や外部インターフェース部126が受け入れた外部装置(例えば、制御端末)からの情報に基づいて、記憶部124から所定のプログラムを読み出して実行することにより、操作表示部120、鑑別部102等の紙幣処理装置10の各所を制御することができる。また、制御部128は、計数の完了を検知したり、各集積部200に集積する紙幣の金種を割当てたり、鑑別部102による紙幣の鑑別結果に基づいて、もしくは、検知部118の検知結果に基づいて、紙幣の搬送先を決定したりすることができる。なお、制御部128は、紙幣処理装置10の外部に設けられ、紙幣処理装置10と通信ネットワークで接続されていてもよい。
(集積部200a〜200e)
各集積部200a〜200eは、基本的には、鑑別部102による鑑別後の鑑別結果が予め結束対象と定められている鑑別種別に該当する場合に、鑑別された紙幣が搬送され、かつ、搬送された紙幣を種別ごとに、集積する部位である。各集積部200a〜200eは、例えば操作者側に設けられた扉134を開けることによって、操作者によって取り出されることができる。扉134には、電磁ロック等の施錠機構(図示省略)及び扉134の開閉を検知する開閉センサ(図示省略)が設けられており、制御部128が、施錠機構及び開閉センサを制御することにより、扉の施錠を制御し、操作者による扉134の開閉を検知することができる。また、各集積部200a〜200eは、予め定められた結束枚数(例えば100枚)まで集積可能である。そして、各集積部200a〜200eに集積されている紙幣の枚数が結束枚数に達した場合には、集積されている紙幣は全て移送部300に搬送される。なお、図1の例においては、紙幣処理装置10内の下方に、5個の集積部200a〜200eが縦一列に設けられているが、本実施形態においては、5個の集積部200に限定されるものではない。集積部200は、紙幣処理装置10内に少なくとも1個以上設けられればよいが、紙幣処理装置10において取り扱う金種の種類よりも多い数設けられることが好ましい。
また、各集積部200a〜200eには、集積された紙幣の容量を検知するための集積部用検知部132が設けられている。集積部用検知部132は、例えば光学式センサであることができ、集積部200に集積された紙幣によって光が遮られることにより集積された紙幣の容量を検知することができる。そして、集積部用検知部132は、取得した検知結果を制御部128に伝達する。制御部128は、制御部128へと検知結果を伝達した集積部用検知部132の設置位置により、どの集積部200に集積された紙幣の容量の検知結果であるかを認識することができる。さらに、集積部200における集積部用検知部132の設置高さにより、その高さにまで紙幣が集積されたこと、すなわち、集積された紙幣の容量を認識することができる。具体例としては、集積部用検知部132が、予め定められた結束枚数(例えば100枚)に対応する高さに設置されていれば、集積部用検知部132が集積された紙幣によって光が遮られていることを検知した場合には、制御部128は、集積部200a〜200e内に予め定められた結束枚数の紙幣が集積されていると認識することができる。
さらに、各集積部200a〜200eに集積される紙幣の金種は、後述する制御部128によって、なるべく紙幣処理装置10における紙幣整理処理の処理時間が短くなるように、処理中にフレキシブルに割り当てられる。詳細には、鑑別部102によって紙幣処理装置10への新たな金種の取込が認識された場合には、制御部128は、新たに認識された金種を、紙幣を集積していない空の集積部200に割当てる。この際、制御部128は、空の複数の集積部200のうち、なるべく結束部400に近い(図1においては、なるべく下方に位置する)集積部200に、当該金種を割当てる。先に説明したように、各集積部200a〜200eに所定の枚数の紙幣が集積された場合には、集積された紙幣は、所定の結束枚数ごとに結束するために、集積部200の下方に位置する結束部400に、移送部300によって移送される(なお、結束部400及び移送部300については、後で詳細を説明する)。したがって、紙幣処理装置10における処理時間をより短くするためには、移送部300が集積部200から結束部400まで移動する距離が短くなるほど好ましい。したがって、制御部128は、なるべく結束部400に近い集積部200から使用するように、金種を割り当てる。
また、制御部128は、処理時間を短くするだけでなく、記憶部124に記録された各集積部200a〜200eの使用頻度をも参照して、処理時間を短くしつつ、なるべく均等に各集積部200a〜200eが使用されるように、金種を割当ててもよい。
(移送部300)
移送部300は、各集積部200a〜200eから搬送された結束枚数の紙幣を結束部400へ移送する部位である。図1においては簡略化して示しているが、移送部300は、紙幣処理装置10内に設けられ、紙幣処理装置10の内部を図1の上下方向に集積部200a〜200eと結束部400との間を移動する。例えば、移送部300は、各集積部200a〜200eから所定枚数(例えば、100枚)の紙幣の集積物を、クランプ部310を用いてクランプして抜き取り、上下移動手段380によりクランプ部310を下降させて、結束部400に受け渡す。
(結束部400)
結束部400は、紙幣処理装置10内に設けられ、移送部300から移送された所定の結束枚数の紙幣の集積物に対して、例えばテープを巻き付けて結束することにより、紙幣束を作成する。詳細には、結束部400は、紙幣束を結束部400から、操作者側(図1中左側)に位置する放出口(図示省略)へ搬送するための紙幣束搬送部と、紙幣束を結束するテープを供給するテープ供給部と、テープを切断する切断部と、テープで紙幣を結束する結束機構と、テープに印字する印字部等を備えることができる。紙幣の集積物へテープを巻きつけるための結束位置について、図8を用いて説明する。図8は、紙幣の集積物900に帯910が結束されていることを示す上面模式図である。集積物900には帯910が結束されている。結束部400は、集積物900を結束する結束位置920が、集積物端部930から所定の距離Dを基準とする帯位置基準940と一致するよう、予め調整される。
<比較例の紙幣処理装置の課題>
上記した紙幣処理装置10の基本構成を踏まえ、次に、比較例の紙幣処理装置(媒体処理装置)の課題について説明する。比較例の紙幣処理装置の移送部は、集積部から紙幣の集積物を把持する場合、まず、移送部の本体からクランプ部を支持するクランプ部移動部が集積部へ伸びていき、そして、クランプ部が集積物を把持する把持位置へクランプ部を移動させる。ここで、クランプ部移動部が伸びてクランプ部を移動させる際に、クランプ部移動部が左右のいずれかに振れてしまうことがあり、これによって、クランプ部が集積物を把持する適正な把持位置からずれて、集積物が把持されてしまう場合がある。この場合、適正な把持位置からずれた状態のままで、集積物が結束部へ移動するため、集積物を結束部へ受け渡すときにも、適正な把持位置からずれたままの状態の集積物が受け渡されることとなる。そして、クランプ部が集積物を把持する適正な把持位置からのクランプ部のずれ幅は、一定ではなく、ばらつきがある。
上記では、クランプ部が集積物を把持する際の適正な把持位置からのずれについて説明したが、集積物が結束部へ受け渡される際にも、同様のずれが発生するおそれがある。すなわち、紙幣処理装置の移送部は、集積物を結束部へ受け渡す場合、まず、移送部の本体からクランプ部を支持するクランプ部移動部が結束部へ伸びていき、そして、クランプ部が集積物を解放する解放位置へクランプ部を移動させる。ここで、クランプ部移動部が伸びてクランプ部を移動させる際に、クランプ部移動部が左右のいずれかに振れてしまうことがあり、これによって、クランプ部が集積物を解放する適正な解放位置からずれて、集積物が解放されてしまう場合がある。この場合、適正な解放位置からずれた状態のままで、集積物が受け渡されるため、結束部においても、集積物を結束する適正な位置からずれたままの状態の集積物が結束されることとなる。そして、クランプ部が集積物を把持する際と同様に、クランプ部が集積物を解放する適正な解放位置からのクランプ部のずれ幅は、一定ではなく、ばらつきがある。
以上のとおり、クランプ部が集積物を把持または解放するために、クランプ部移動部が集積部または結束部へ伸びる際に左右振れが生じるおそれがある。この左右振れの結果として、結束部において集積物900が結束される結束位置920が、帯位置基準940からばらつきをもって左右にずれてしまうおそれがある。
<第1実施形態>
比較例の紙幣処理装置の課題を踏まえ、本発明の実施形態の紙幣処理装置として、第1実施形態について、図2および図3を用いて説明する。
図2は、本発明の第1実施形態の紙幣処理装置における移送部300を斜め下からみた斜視模式図である。移送部300は、クランプ部310と、クランプ部移動部320と、移送部本体330とクランプ部振れ防止機構340とを有する。なお、上下移動手段380は図示を省略する。
クランプ部310は、集積物900を把持し、集積物900を解放して集積物900を集積部200から結束部400へ受け渡す。クランプ部310は、上段クランプ310a及び下段クランプ310bを備える。クランプ部310では、上段クランプ310aと下段クランプ310bの間に装入された集積物900が、上段クランプ310aと下段クランプ310bとの距離が縮まることにより把持される。また、把持された集積物900は、上段クランプ310aと下段クランプ310bとの距離が広がることにより、解放される。
クランプ部移動部320は、集積部200にある集積物900を把持する把持位置へ前記クランプ部310を移動させ、また、集積物900を結束部400へ受け渡すために解放する解放位置へ前記クランプ部310を移動させる、可動部321を具備する。また、可動部321は、クランプ部310を支持する。また、本発明の第1実施形態において、クランプ部移動部320は、可動部321を前後にスライド移動させるための、モーター等の駆動手段326を具備する。
移送部本体330は、クランプ部移動部320を支持する。本発明の第1実施形態において、移送部本体330は、クランプ部310及びクランプ部移動部320を搭載する移送部本体底部331及び移送部本体側面部336を有する。
クランプ部振れ防止機構340は、ガイドローラ341を備える移動部材と、ガイド板346を備える係合部材を含む。ガイドローラ341は、クランプ部移動部320の可動部321に具備されており、クランプ部移動部320がクランプ部310を移動させると、クランプ部310に応動してクランプ部310の移動方向と平行に移動する。また、ガイド板346は、移送部本体330に具備されており、ガイドローラ341に係合する。
なお、移動部材には、ガイドローラ341の他に、ガイドローラ341を可動部321に具備させるためのネジ等の締結手段等が備えられている。また、係合部材には、ガイド板346を移送部本体330に具備させるためのネジ等の締結手段等が備えられている。
図3は、図2に示す移送部においてクランプ部移動部の可動部321が前へスライド移動した状態を斜め下からみた斜視模式図である。移送部300は、クランプ部移動部320の可動部321が駆動手段326により前へスライド移動した状態であり、クランプ部310が集積物900を把持する場合および集積物900を解放する場合には、このように可動部321がスライド移動した状態となる。一方で、移送部300は、図2のように、可動部321が移送部本体330に収納されている状態で、上下移動手段380により上下方向に集積部200a〜200eと結束部400との間を移動する。
ガイド板346は、ガイドローラ341に係合する係合孔として、孔346aを有する。孔346aは、クランプ部310の移動方向と平行に伸びる長孔状であって、上下方向に空いた孔である(図2、図3)。ここでいう上下方向は、例えば、上下移動手段380により移送部300が移動する方向と平行な方向であるが、本発明の実施形態では、かかる方向に限定されない。
また、ガイドローラ341は、孔346aと摺動自在に連結し、クランプ部310に応動して孔346aを摺動する(図2、3)。すなわち、可動部321が移送部本体330に収納されている状態においては、ガイドローラ341は孔346aの後端部346bに位置する(図2)。そして、ガイドローラ341は、可動部321が前へスライド移動する動きに合わせて、孔346aをスライド移動する。そして、クランプ部310が集積物900を把持する場合および集積物900を解放する場合において、スライド移動したガイドローラ341は孔346aの前端部346cに位置する(図3)。ガイドローラ341のローラ部分は、孔346aと左右方向において接触している。そのため、ガイドローラ341が孔346aを摺動する際に、ガイドローラ341の左右方向への振れが発生しない。
上記したガイドローラ341及びガイド板346を含むクランプ部振れ防止機構340であれば、孔346aと摺動自在に連結しているガイドローラ341の左右方向への振れが発生しない。そのため、クランプ部310が集積物900を把持または解放するために、可動部321が集積部200または結束部400へ伸びる際に生じるおそれのある可動部321の左右振れを防止することができる。その結果として、結束部400へ受け渡される紙幣の位置ずれを防止することが出来るため、結束部400において、集積物900がテープ等により結束される結束位置920と帯位置基準940とのずれを防止することが出来る。
なお、図2、図3では、ガイドローラ341が可動部321に具備されており、ガイド板346が移送部本体330に具備されているが、本発明の実施形態は、これに限定されない。例えば、ガイドローラ341が移送部本体330に具備されており、ガイド板346が可動部321に具備されている場合、すなわち、移動部材がクランプ部の移動方向と平行に伸びる長孔状であって、上下方向に空いた係合孔を有し、係合部材が、係合孔と摺動自在に連結し、クランプ部に応動して係合孔を摺動する場合も、本発明の実施形態に含まれ得る。
また、ガイドローラ341は2つ以上備えられていてもよい。ガイドローラ341が離隔して孔346aを摺動することにより、ガイドローラ341が孔346aを摺動する際に、ガイドローラ341の左右方向への振れの発生をより確実に抑えることができる。そのため、可動部321が集積部200または結束部400へ伸びる際に生じるおそれのある可動部321の左右振れをより確実に防止することができる。その結果として、結束部400において、集積物900がテープ等により結束される結束位置920と帯位置基準940とのずれをより確実に防止することが出来る。
以上のとおり、本発明の第1実施形態を説明したが、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、クランプ部振れ防止機構340として、クランプ部310に応動してクランプ部310の移動方向と平行に移動する、可動部321に具備された移動部材と、移動部材に係合する、移送部本体330に具備された係合部材とを含む、紙幣処理装置10は、移動部材に係合部材が係合することにより、結束位置920と帯位置基準940とのずれを防止することが出来る。
<第2実施形態>
次に、本発明の実施形態の紙幣処理装置として、第2実施形態について、図4〜図6を用いて説明する。
まず、図4は、本発明の第2実施形態の紙幣処理装置における移送部301を斜め下からみた斜視模式図である。移送部301の可動部321が、図3のクランプ部振れ防止機構340に変えて、挟持部材350を備える点で、本発明の第1実施形態の紙幣処理装置とは異なる。挟持部材350は、一対のガイドローラ351と、ガイドローラ固定具355と、連結具359を備える。
一対のガイドローラ351は、それらの間に挟持対象物を水平方向に挟持するために、鉛直方向に回転軸を有してガイドローラ固定具355に固定されている。ガイドローラ固定具355は、一対のガイドローラ351がそれらの間に挟持対象物を挟持することを阻害しないよう、鉛直方向に空いたコの字型の切欠き部355aを有する。また、連結具359は、ガイドローラ固定具355を可動部321に連結して固定する。挟持部材350は、可動部321に固定されているため、駆動手段326により可動部321が前後にスライド移動する移動にあわせて、挟持部材350も前後にスライド移動する。
次に、移送部301が集積物900を把持する場合の位置ずれを防止する効果について説明する。図5は、本発明の第2実施形態の紙幣処理装置において、集積部200へ移送部301の可動部がスライド移動する前後の挟持部材350の位置を斜め上からみた斜視模式図である。図5では、挟持部材350について、スライド移動の前後の位置を示しており、クランプ部310については、スライド移動後の位置は図示省略とする。そして、可動部321、駆動手段326及び移送部本体側面部336は、図示省略とする。また、集積部200については、集積部筐体側面部210を図示する。
図5において、集積部200は、集積部筐体側面部210に、左右方向に空いたコの字型の切欠き部220を有する。移送部301の可動部321が集積部200へスライド移動すると共に、挟持部材350も可動部321の移動方向と平行に集積部200へスライド移動する。そして、クランプ部310が集積部200の集積物900を把持する把持位置に移動したときに、挟持部材350の一対のガイドローラ351が集積部筐体側面部210の側面を左右より挟持すると共に、挟持部材350のガイドローラ固定具355が有する切欠き部355aの奥行き端部355bと、集積部筐体側面部210が有する切欠き部220の奥行き端部220bが係止する。これにより、クランプ部310が集積物900を把持する際に、集積部200の集積部筐体及びクランプ部310が、可動部321及び挟持部材350を介して連結される。この結果として、可動部321の左右の位置ずれを防止することができ、移送部301は、集積物900を把持する適正な把持位置へ、クランプ部310を安定して導くことができる。以下、挟持部材350と切欠き部220を合わせて集積部連結機構360とする。なお、図5において、切欠き部220が複数あるのは、紙幣処理装置10において集積部200a〜200eが縦一列に設けられているからである。すなわち、図5において、最も上の切欠き部220が集積部200aに対応すると仮定した場合、真ん中の切欠き部220は集積部200bに対応し、最も下の切欠き部220は集積部200cに対応する。
なお、図5では、挟持部材350が切欠き部220を挟持する場合について説明したが、本発明の実施形態はこれに限定されない。本発明の実施形態には、挟持部材350が集積部筐体側面部210を挟持する場合及び集積部筐体の上面部や底面部を挟持する場合等も含まれる。
次に、移送部301が集積物900を解放する場合の位置ずれを防止する効果について説明する。図6は、本発明の第2実施形態の紙幣処理装置において、結束部400へ移送部301の可動部がスライド移動する前後の挟持部材350の位置を斜め上からみた斜視模式図である。図6では、挟持部材350について、スライド移動の前後の位置を示しており、クランプ部310については、スライド移動後の位置は図示省略とする。そして、可動部321、駆動手段326およびクランプ部310に把持される集積物900については、図示省略とする。また、結束部400については、結束部筐体側面部410を図示する。
図6において、結束部400の結束部筐体側面部410は、移送部側へ出っ張っており、鉛直方向と平行な側面を有する板状の出っ張り部分として出っ張り部420を有する。移送部301の可動部321が結束部400へスライド移動すると共に、挟持部材350も可動部321の移動方向と平行に結束部400へスライド移動する。そして、クランプ部310が集積物900を解放する解放位置に移動したときに、挟持部材350の一対のガイドローラ351が出っ張り部420の側面を左右より挟持すると共に、挟持部材350のガイドローラ固定具355が有する切欠き部355aの奥行き端部355bと、結束部筐体側面部410が有する出っ張り部420の出っ張り端部420bが係止する。これにより、クランプ部310が集積物900を解放する際に、結束部400の結束部筐体及びクランプ部310が、可動部321及び挟持部材350を介して連結される。この結果として、可動部321の左右の位置ずれを防止することができ、移送部301は、集積物900を解放する適正な解放位置へ、クランプ部310を安定して導くことができる。以下、挟持部材350と出っ張り部420を合わせて結束部連結機構370とする。そして、挟持部材350、切欠き部220及び出っ張り部420を合わせて連結機構とする。
なお、図6では、挟持部材350が出っ張り部420を挟持する場合について説明したが、本発明の実施形態はこれに限定されない。本発明の実施形態には、挟持部材350が結束部筐体側面部410を挟持する場合及び結束部筐体の上面部や底面部を挟持する場合等も含まれる。
以上より、紙幣処理装置10が、上記した連結機構を含むクランプ部振れ防止機構を備えれば、挟持部材350の一対のガイドローラ351が集積部筐体または結束部筐体を挟持することにより、集積部筐体及びクランプ部310または結束部筐体及びクランプ部310が、可動部321及び挟持部材350を介して連結される。そのため、クランプ部310が集積物900を把持または解放するために、可動部321が集積部200または結束部400へ伸びる際に生じるおそれのある可動部321の左右振れを、防止することができる。その結果として、結束部400へ受け渡される紙幣の位置ずれを防止することが出来るため、結束部400において、集積物900がテープ等により結束される結束位置920と帯位置基準940とのずれを防止することが出来る。
また、本発明の第2実施形態において、集積部筐体側面部210及び結束部筐体側面部410の出っ張り部420は、鉛直方向と平行な同一平面上にあることが好ましい。紙幣処理装置10がクランプ部振れ防止機構として連結機構を含み、さらに集積部筐体側面部210及び結束部筐体側面部410の出っ張り部420がこのような同一平面上にあることで、結束位置920を帯位置基準940と一致させる精度を更に向上させることができる。なお、挟持部材350が結束部筐体側面部410を挟持する実施形態の場合には、集積部筐体側面部210及び結束部筐体側面部410は、鉛直方向と平行な同一平面上にあることが好ましい。これにより、結束位置920を帯位置基準940と一致させる精度を更に向上させることができる。
なお、図4〜図6では、挟持部材350が可動部321に具備されているが、本発明の実施形態は、これに限定されない。例えば、集積部筐体及び前記結束部筐体に挟持部材350を具備することもできる。このような実施形態であれば、挟持部材350で、例えば可動部321の把持可能な可動部側面部321aを挟持することにより、集積部筐体及びクランプ部310並びに結束部筐体及びクランプ部310を連結することができる。この実施形態において、挟持部材350は、可動部321の可動部側面部321aを挟持する一対のガイドローラ351を備えることができる。
また、集積部筐体及び前記結束部筐体に挟持部材350を具備する上記実施形態において、集積部筐体側面部210及び結束部筐体側面部410は、鉛直方向と平行な同一平面上にあることが好ましい。紙幣処理装置10がクランプ部振れ防止機構として連結機構を含み、さらに集積部筐体側面部210及び結束部筐体側面部410の出っ張り部420がこのような同一平面上にあることで、結束位置920を帯位置基準940と一致させる精度を更に向上させることができる。
以上のとおり、本発明の第2実施形態を説明したが、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、クランプ部振れ防止機構として、クランプ部310が集積物900を把持する際に、集積部200の集積部筐体及びクランプ部310を連結し、クランプ部310が集積物900を解放する際に、結束部400の結束部筐体及びクランプ部310を連結する連結機構を含む、紙幣処理装置10は、クランプ部310並びに集積部筐体及び結束部筐体を連結することにより、結束位置920と帯位置基準940とのずれを防止することが出来る。
<第3実施形態>
次に、本発明の実施形態の紙幣処理装置として、第3実施形態について、図7を用いて説明する。
図7は、本発明の第3実施形態の紙幣処理装置における移送部302を斜め下からみた斜視模式図である。紙幣処理装置10の移送部302は、第1実施形態で説明したクランプ部振れ防止機構340に加えて、第2実施形態で説明した挟持部材350を更に備える点で、第1実施形態及び第2実施形態の紙幣処理装置10とは異なる。第3実施形態では、挟持部材350が挟持する切欠き部220及び出っ張り部420は、それぞれ集積部筐体側面部210及び結束部筐体側面部410に備えられている。
このように、図7に示す第3実施形態であれば、結束位置920と帯位置基準940とのずれを安定して防止することが出来る。すなわち、クランプ部振れ防止機構340または挟持部材350、切欠き部220及び出っ張り部420のいずれかに不具合が発生した場合であっても、結束位置920と帯位置基準940とのずれを防止することが出来る。例えば、挟持部材350に不具合が発生した場合でも、クランプ部振れ防止機構340によって、結束位置920と帯位置基準940とのずれを防止することが可能である。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1実施形態〜第3実施形態の紙幣処理装置10であれば、クランプが紙幣を把持または解放する際のクランプの位置振れを防止することで、結束部400へ受け渡される紙幣の位置ずれを防止することが出来るため、結果として、結束部400にて紙幣の集積物900を結束する場合において、結束位置920と帯位置基準940とのずれを防止することが出来る。
上記において、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更および組み合わせを行うことができる。これら実施形態およびその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 紙幣処理装置
100 取込部
102 鑑別部
102a 排出口
104 リジェクトポケット
106 オープンポケット
108 表裏反転部
116 搬送部
116a 第1の領域
116b 第2の領域
116c 第3の領域
118 検知部
120 操作表示部
122 操作部
124 記憶部
126 外部インターフェース部
128 制御部
132 集積部用検知部
134 扉
150 ローラ
154 収納空間
156 ガイド
158 ビルプレス
160 筐体
200、200a〜200e 集積部
210 集積部筐体側面部
220、355a 切欠き部
220b、355b 奥行き端部
300、301、302 移送部
310 クランプ部
310a 上段クランプ
310b 下段クランプ
320 クランプ部移動部
321 可動部
326 駆動手段
330 移送部本体
331 移送部本体底部
336 移送部本体側面部
340 クランプ部振れ防止機構
341 ガイドローラ
346 ガイド板
346a 孔
346b 後端部
346c 前端部
350 挟持部材
351 一対のガイドローラ
355 ガイドローラ固定具
359 連結具
380 上下移動手段
400 結束部
410 結束部筐体側面部
420 出っ張り部
420b 出っ張り端部
900 集積物
910 帯
920 結束位置
930 集積物端部
940 帯位置基準

Claims (10)

  1. 媒体処理装置であって、
    媒体を集積する集積部と、
    前記媒体を集積して得た集積物を結束する結束部と、
    前記集積物を前記集積部から前記結束部へ移送する移送部と
    を備え、
    前記移送部は、前記集積物を把持及び解放して、前記集積物を前記集積部から前記結束部へ受け渡すクランプ部と、
    前記クランプ部を支持し、前記集積物を把持する把持位置へ前記クランプ部を移動及び前記集積物を解放する解放位置へ前記クランプ部を移動させる可動部を具備するクランプ部移動部と、
    前記クランプ部移動部を支持する移送部本体と、
    クランプ部振れ防止機構と
    を有し、
    前記クランプ部振れ防止機構は、前記クランプ部に応動して前記クランプ部の移動方向と平行に移動する、前記可動部に具備された移動部材と、前記移動部材に係合する、前記移送部本体に具備された係合部材と
    を含み、
    前記係合部材は、前記クランプ部の移動方向と平行に伸びる長孔状であって、上下方向に空いた係合孔を有し、前記移動部材は、前記係合孔と摺動自在に連結し、前記クランプ部に応動して前記係合孔を摺動し、
    前記移動部材は前記係合孔を摺動するガイドローラを備え、前記係合部材は前記係合孔を有するガイド板を備える、媒体処理装置。
  2. 媒体処理装置であって、
    媒体を集積する集積部と、
    前記媒体を集積して得た集積物を結束する結束部と、
    前記集積物を前記集積部から前記結束部へ移送する移送部と
    を備え、
    前記移送部は、前記集積物を把持及び解放して、前記集積物を前記集積部から前記結束部へ受け渡すクランプ部と、
    前記クランプ部を支持し、前記集積物を把持する把持位置へ前記クランプ部を移動及び前記集積物を解放する解放位置へ前記クランプ部を移動させる可動部を具備するクランプ部移動部と、
    前記クランプ部移動部を支持する移送部本体と、
    クランプ部振れ防止機構と
    を有し、
    前記クランプ部振れ防止機構は、前記クランプ部に応動して前記クランプ部の移動方向と平行に移動する、前記可動部に具備された移動部材と、前記移動部材に係合する、前記移送部本体に具備された係合部材と
    を含み、
    前記移動部材は、前記クランプ部の移動方向と平行に伸びる長孔状であって、上下方向に空いた係合孔を有し、前記係合部材は、前記係合孔と摺動自在に連結し、前記クランプ部に応動して前記係合孔を摺動する、媒体処理装置。
  3. 前記移動部材は前記係合孔を有するガイド板を備え、前記係合部材は前記係合孔を摺動するガイドローラを備える、請求項に記載の媒体処理装置。
  4. 媒体処理装置であって、
    媒体を集積する集積部と、
    前記媒体を集積して得た集積物を結束する結束部と、
    前記集積物を前記集積部から前記結束部へ移送する移送部と、
    を備え、
    前記移送部は、前記集積物を把持及び解放して、前記集積物を前記集積部から前記結束部へ受け渡すクランプ部と、
    前記クランプ部を支持し、前記集積物を把持する把持位置へ前記クランプ部を移動及び前記集積物を解放する解放位置へ前記クランプ部を移動させる可動部を具備するクランプ部移動部と、
    前記クランプ部移動部を支持する移送部本体と、
    を有し、
    前記媒体処理装置は、クランプ部振れ防止機構をさらに備え、当該クランプ部振れ防止機構は、前記クランプ部が前記集積物を把持する際に、前記集積部の集積部筐体及び前記クランプ部を連結し、前記クランプ部が前記集積物を解放する際に、前記結束部の結束部筐体及び前記クランプ部を連結する連結機構を含む、媒体処理装置。
  5. 前記連結機構は、前記集積部筐体及び前記結束部筐体を挟持して連結する、前記可動部に具備された挟持部材を含む、請求項に記載の媒体処理装置。
  6. 前記挟持部材は、前記集積部筐体の側面部及び前記結束部筐体の側面部を挟持する一対のガイドローラを備える、請求項に記載の媒体処理装置。
  7. 前記集積部筐体の前記側面部及び前記結束部筐体の前記側面部は、鉛直方向と平行な同一平面上にある、請求項に記載の媒体処理装置。
  8. 前記連結機構は、前記可動部を挟持して連結する、前記集積部筐体及び前記結束部筐体に具備された挟持部材を含む、請求項に記載の媒体処理装置。
  9. 前記挟持部材は、前記可動部の可動部側面部を挟持する一対のガイドローラを備える、請求項に記載の媒体処理装置。
  10. 前記集積部筐体の側面部及び前記結束部筐体の側面部は、鉛直方向と平行な同一平面上にある、請求項又はに記載の媒体処理装置。
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