JP6647690B1 - コンパレータおよびこれを有する充電制御ic - Google Patents

コンパレータおよびこれを有する充電制御ic Download PDF

Info

Publication number
JP6647690B1
JP6647690B1 JP2019194823A JP2019194823A JP6647690B1 JP 6647690 B1 JP6647690 B1 JP 6647690B1 JP 2019194823 A JP2019194823 A JP 2019194823A JP 2019194823 A JP2019194823 A JP 2019194823A JP 6647690 B1 JP6647690 B1 JP 6647690B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
voltage
comparator
output
output terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019194823A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021069065A (ja
Inventor
池田 剛志
剛志 池田
Original Assignee
トレックス・セミコンダクター株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トレックス・セミコンダクター株式会社 filed Critical トレックス・セミコンダクター株式会社
Priority to JP2019194823A priority Critical patent/JP6647690B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6647690B1 publication Critical patent/JP6647690B1/ja
Publication of JP2021069065A publication Critical patent/JP2021069065A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

【課題】定常時は低消費電流でありながら、検出遅延時間が短いコンパレータを提供する。【解決手段】入力電圧VDDと出力電圧VBATとの差を検出する誤差増幅部1と、比較信号S1を生成し、比較信号S1をコンパレータ出力端子COを介して出力する出力部2と、ゲートを前記ドライバトランジスタのウェル電位VWellとして入力端子VINと出力部2との間に接続され、しかも閾値電圧が前記ドライバトランジスタの寄生ダイオードの順方向降下電圧よりも小さい第1のトランジスタTr1と、ゲートを前記ドライバトランジスタのウェル電位VWellとして出力端子BATと出力部2との間に接続され、第1トランジスタTr1との同特性の第2のトランジスタTr2とを有する。【選択図】 図2

Description

本発明はコンパレータおよびこれを有する充電制御ICに関し、特に高速応答が要求される場合に適応して有用なものである。
充電制御ICにおいて、逆流防止回路の逆流検出の遅延により、入力側の電源を立上げた直後、瞬間的に出力側の負荷であるバッテリに充電されることがしばしば問題となる。また、充電制御ICの他にも、出力端子に電源が接続されることが想定され、逆流防止回路を有している負荷スイッチICやリニアレギュレータICにおいても同様の問題を生起している。
代表的な充電制御ICの回路図を図1に示す。同図に示すように、この種の充電制御ICは、DC/DCコンバータ等の電源に接続される入力端子VINと、バッテリ等の負荷が接続される出力端子BATとの間に接続したPMOSトランジスタであるドライバトランジスタQを介して前記電源から前記負荷に電流を供給するための電子デバイスである。ここで、ドライバトランジスタQには、寄生ダイオードである第1および第2のダイオードD1,D2が形成されている。
かかる充電制御ICでは、入力電圧VDDと出力電圧VBATのどちらが高い場合もあり得る。このため、ドライバトランジスタQのバックゲートが常に入力端子VINに接続されていると、入力電圧VDDより出力電圧VBATが高いときに出力端子BATから入力端子VINへ第2のダイオードD2を介して電流が流れてしまう。これを防止するために、ドライバトランジスタQのバックゲートを入力電圧VDDまたは出力電圧VBATのいずれか高い方へ接続する。この接続切替えを行う回路を逆流防止回路と呼ぶ。
この種の逆流防止回路は、例えば図1に示すように、入力電圧VDDと出力電圧VBATとを比較するためのコンパレータCOMPと、インバータINVと、ドライバトランジスタQのバックゲート端子の接続を入力端子VINまたは出力端子BATへ切換えるためのスイッチングトランジスタM1,M2を有している。スイッチングトランジスタM1,M2は、図1の場合、PMOSトランジスタで形成してある。
スイッチングトランジスタM1はコンパレータCOMPの出力信号である2値の比較信号S1でオン・オフが制御され、スイッチングトランジスタM2は比較信号S1をインバータINVで反転した逆論理の比較信号S2でオン・オフが制御される。したがって、スイッチングトランジスタM1,M2はいずれか一方がオンのとき他方がオフとなる。すなわち、VDD>VBATの場合にはスイッチングトランジスタM1がオンで、スイッチングトランジスタM2がオフ、VDD<VBATの場合にはスイッチングトランジスタM1がオフで、スイッチングトランジスタM2がオンとなる。
かくしてVDD>VBATの場合、ドライバトランジスタQのバックゲートには入力電圧VDDが印加される。この結果、かかる状態では、第1のダイオードD1を介しての入力端子VINから出力端子VBATへ向かおうとする電流が阻止される。
一方、VDD<VBATの場合、ドライバトランジスタQのバックゲートには出力電圧VBATが印加される。この結果、かかる状態では、第2のダイオードD2を介しての出力端子BATから入力端子VINへ向かおうとする電流が阻止される。
このように、当該逆流防止回路では、ドライバトランジスタQのバックゲートの電位を入力電圧VDDと出力電圧VBATのうち高い方の電位とすることにより、ダイオードD1を介して出力端子BATへ向かおうとする電流およびダイオードD2を介して入力端子VINに向かおうとする電流を阻止することにより瞬間的な突入電流や逆流電流を阻止する。
この種の逆流防止回路では、図1に示すように、入力電圧VDDと出力電圧VBATとを比較してスイッチングトランジスタM1,M2を制御するための比較信号S1をコンパレータCOMPで生成する必要がある。
従来技術に係るコンパレータの一例を図7に示す。同図に示すコンパレータCOMP01は、誤差増幅部01と出力部012とを有している。ここで、誤差増幅部01は、入力電圧VINと出力電圧VBATとの差を検出するもので、入力電圧VINが印加される第1のトランジスタTr01と出力電圧VBATが印加される第2のトランジスタTr02とを組み合わせて構成したものである。この誤差増幅部01は、第1の電流源I01が供給する電流により動作する。
出力部02は、誤差増幅部01で検出した差に基づき2値の信号である比較信号S1を生成する。さらに詳言すると出力部02は、第1のミラー回路03、第2のミラー回路04および第3のミラー回路05を有している。ここで、第1のミラー回路03は、第1のトランジスタTr01に直列に接続された第5のトランジスタTr05および第6のトランジスタTr06で形成している。第2のミラー回路04は、第2のトランジスタTr02に直列に接続された第7のトランジスタTr07および第8のトランジスタTr08で形成している。第3のミラー回路05は、第6のトランジスタTr06に直列に接続された第9のトランジスタTr09および第10のトランジスタTr010で形成している。比較信号S1を出力するコンパレータ出力端子COは、第8のトランジスタTr08と第10のトランジスタTr010との間の節点として形成してある。
かかるコンパレータCOMP01においては、第1の電流源I01の電流で動作する誤差増幅部01で検出した入力電圧VINと出力電圧VBATとの差に応じ、この差が所定の閾値を超えた場合にコンパレータ出力端子COを介して2値の信号である比較信号S1を出力する。
従来技術に係るコンパレータの他の例を図8に示す。同図に示すコンパレータCOMP02は、図7に示すコンパレータCOMP01に対し、出力部012の構成が異なる。誤差増幅部1の構成は同様である。すなわち、本例の出力部012は、第6のミラー回路06、第13のトランジスタTr013、コンパレータ出力端子COからなる。第6のミラー回路06は、誤差増幅部01の第1のトランジスタTr01に直列に接続された第11のトランジスタTr011および第2のトランジスタTr02に直列に接続された第12のトランジスタTr012からなる。第13のトランジスタTr013は、そのゲートに誤差増幅部01で検出した入力電圧VDDと出力電圧VBATの差を表す信号が供給されるとともに、第2の電流源I02で動作される。コンパレータ出力端子COは、第13のトランジスタTr013と第2の電流源I02との間の節点で形成してある。
かかるコンパレータCOMP02においては、第1の電流源I01の電流で動作する誤差増幅部01で検出した入力電圧VINと出力電圧VBATとの差に応じ、この偏差が所定の閾値を超えた場合に第13のトランジスタTr013が第2の電流源I02で生成した電流を動作電流として動作し、コンパレータ出力端子COを介して比較信号S1を出力する。
上述の如きコンパレータCOMP01,COMP02は、第1および第2の電流源I01,I02が、基本的に常に動作しているため、低消費電流であることが求められる。そこで、電流源I01,I02は可及的に小容量のもので形成してある。このため、第1のトランジスタTr01または第2のトランジスタTr02に流れる電流もその分小さくなり、入力電圧VDDと出力電圧VBATの大小関係が反転しても充分な応答速度で比較信号S1の状態を反転させることができていなかった。すなわち、コンパレータCOMP01,COMP02としての応答速度が充分でなかった。
したがって、コンパレータCOMP01、COMP02を、例えば図1に示す充電制御ICのコンパレータCOMPとして適用した場合、応答速度の遅延に起因してダイオードD1を介して出力端子BATへ向かおうとする電流およびダイオードD2を介して入力端子VINに向かおうとする電流を阻止するタイミングが遅延し、瞬間的な突入電流や逆流電流を良好に阻止することができなくなる場合が生起される。
なお、ドライバトランジスタのバックゲートを切替えることにより逆流を防止するようにした公知文献としては特許文献1および特許文献2が存在する。しかしながら特許文献1,2はいずれもコンパレータの応答速度の改善を図る点に関する言及はない。
特開2009−284585号公報 特開昭63−307510号公報
本発明は、上記従来技術に鑑み、定常時は低消費電流でありながら、検出遅延時間が短いコンパレータおよびこれを有する充電制御用ICを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の第1の態様に係るコンパレータは、
入力端子と出力端子との間に接続したドライバトランジスタを介して前記入力端子に接続される電源から前記出力端子に接続される負荷に電流を供給する電子デバイスに組み込まれ、前記入力端子の電圧である入力電圧と前記出力端子の電圧である出力電圧とを比較するとともに前記比較の結果として2値の信号である比較信号を送出するコンパレータであって、
前記入力電圧と前記出力電圧との差を検出する誤差増幅部と、
前記差に応じて前記比較信号を生成し、該比較信号をコンパレータ出力端子を介して出力する出力部と、
ゲートを前記ドライバトランジスタのウェル電位として前記入力端子と前記出力部との間に接続され、しかも閾値電圧が前記ドライバトランジスタの寄生ダイオードである第1のダイオードの順方向降下電圧よりも小さい第1のトランジスタと、
ゲートを前記ドライバトランジスタのウェル電位として前記出力端子と前記出力部との間に接続され、しかも閾値電圧が前記ドライバトランジスタの寄生ダイオードである第2のダイオードの順方向降下電圧よりも小さい第2のトランジスタとを有することを特徴とする。
本発明の第2の態様は、
第1の態様に記載するコンパレータにおいて、
前記誤差増幅部は、
前記入力電圧と前記出力電圧との差を検出するよう前記入力電圧が印加される第3のトランジスタおよび前記出力電圧が印加される第4のトランジスタと、第1の電流源とを組み合わせて前記入力電圧と出力電圧との差を検出するとともに、
前記出力部は、
前記第3のトランジスタに直列に接続された第5のトランジスタ、および第6のトランジスタと、前記第6のトランジスタに直列に接続した第2の電流源とを組み合わせて形成した第1のミラー回路と、
前記第4のトランジスタに直列に接続された第7のトランジスタ、および第8のトランジスタと、前記第8のトランジスタに直列に接続した第3の電流源とを組み合わせて形成した第2のミラー回路とを有し、
一端が前記出力端子に接続された前記第2のトランジスタの他端と、前記比較信号を送出するコンパレータ出力端子とを、前記第8のトランジスタと前記第3の電流源との間に接続するとともに、
一端が前記入力端子に接続された前記第1のトランジスタの他端と、前記比較信号と逆論理の比較信号を送出する他のコンパレータ出力端子とを、前記第6のトランジスタと前記第2の電流源との間に接続して構成したことを特徴とする。
本発明の第3の態様は、
第1の態様に記載するコンパレータにおいて、
前記誤差増幅部は、
前記入力電圧と前記出力電圧との差を検出するよう前記入力電圧が印加される第3のトランジスタおよび前記出力電圧が印加される第4のトランジスタと、第1の電流源とを組合わせて前記入力電圧と前記出力電圧との差を検出するとともに、
前記出力部は、
前記第3のトランジスタに直列に接続された第5のトランジスタおよび第6のトランジスタで形成した第1のミラー回路と、
前記第4のトランジスタに直列に接続された第7のトランジスタおよび第8のトランジスタで形成した第2のミラー回路と、
前記第6のトランジスタに直列に接続された第9のトランジスタおよび前記第8のトランジスタに直列に接続された第10のトランジスタとで形成した第3のミラー回路とを有し、
一端が前記入力端子に接続された前記第1のトランジスタの他端を前記第6のトランジスタと前記第9のトランジスタとの間に接続するとともに、
一端が前記出力端子に接続された前記第2のトランジスタの他端と、前記比較信号を送出するコンパレータ出力端子とを、前記第8のトランジスタと前記第10のトランジスタとの間に接続して構成したことを特徴とする。
本発明の第4の態様は、
第1の態様に記載するコンパレータにおいて、
前記誤差増幅部は、
前記入力電圧と前記出力電圧との差を検出するよう、前記入力電圧が印加される第3のトランジスタおよび前記出力電圧が印加される第4のトランジスタと、第1の電流源とを組み合わせて前記入力電圧と出力電圧との差を検出するとともに、
前記出力部は、
前記第3のトランジスタに直列に接続された第11のトランジスタと、前記第4のトランジスタに直列に接続された第12のトランジスタとで形成した第4のミラー回路と、
ゲートに前記誤差増幅部の出力が供給される第13のトランジスタおよび該第13のトランジスタに直列に接続された第4の電流源と、前記第13のトランジスタと前記第4の電流源との間に接続されたコンパレータ出力端子とを有し、
前記第1のトランジスタを前記入力端子と前記第13のトランジスタのゲートとの間に接続するとともに、前記第2のトランジスタを前記出力端子と前記コンパレータ出力端子との間に接続したことを特徴とする。
本発明の第5の態様は、
第4の態様に記載するコンパレータにおいて、
第16のトランジスタ、第19のトランジスタ、第7のミラー回路および第8のミラー回路を有するとともに、
前記第16のトランジスタは、ゲートをウェル電位として前記入力端子に接続され、しかも閾値電圧が前記第1のダイオードの順方向降下電圧よりも小さい素子であり、
前記第19のトランジスタは、ゲートをウェル電位として前記出力端子に接続され、しかも閾値電圧が前記第2のダイオードの順方向降下電圧よりも小さい素子であり、
前記第7のミラー回路は、前記第16のトランジスタと直列に接続された第17のトランジスタと、前記コンパレータ出力端子に並列に接続された第18のトランジスタとで形成するとともに、
前記第8のミラー回路は、前記第19のトランジスタと直列に接続された第20のトランジスタと、前記第13のトランジスタのゲートに並列に接続された第21のトランジスタとで形成したことを特徴とする。
本発明の第6の態様に係る充電制御ICは、
入力端子と出力端子との間に接続したドライバトランジスタを介して前記入力端子に接続される電源から前記出力端子に接続される負荷に電流を供給するとともに、前記入力端子の電圧である入力電圧と前記出力端子の電圧である出力電圧とを比較するコンパレータの比較信号で、前記ドライバトランジスタのバックゲートが前記入力電圧と前記出力電圧とのうち高い方に選択的に接続されるよう前記比較信号でオン、オフ制御される第1のスイッチングトランジスタおよび第2のスイッチングトランジスタを有する充電制御ICであって、
前記コンパレータが、第1〜第5の実施の形態のいずれかに記載するコンパレータで形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、入力電圧または出力電圧の急峻な立上げまたは立下げに伴う変化に応じて、第1のトランジスタまたは第2のトランジスタが瞬時に動作する。したがって、動作電流が小さいことに起因して反転動作が遅延する誤差増幅部における反転動作に先行して第1のトランジスタまたは第2のトランジスタを介して印加される入力電圧VDDまたは出力電圧VBATに基づき所定の比較信号を直接出力部で生成することができる。この結果、比較信号を迅速に反転させることができる。
このため、当該コンパレータを有する充電制御ICにおいては、入力電圧または出力電圧の急峻な立上げまたは立下げ変化に対してもドライバトランジスタのバックゲートの接続を高速で切換えることができ、瞬間的な突入電流または逆流電流を可及的に抑制し、十分な応答速度で有害な逆流現象等の発生を防止することができる。
充電制御ICの一例を示す回路図である。 本発明の基本構造を模式的に示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るコンパレータを示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係るコンパレータを示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係るコンパレータを示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態に係るコンパレータを示す回路図である。 従来技術に係るコンパレータの一例を示す回路図である。 従来技術に係るコンパレータの他の例を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図2は、本発明に係るコンパレータの基本構造を模式的に示すブロック図である。同図に示すように、コンパレータCOMPは、入力端子VINと出力端子BATとの間に接続したドライバトランジスタQ(図1参照;以下同じ)を介して入力端子VINに接続される電源から出力端子BATに接続される負荷に電流を供給する、例えば充電制御IC等の電子デバイスに組み込まれている。そして、入力端子VINの電圧である入力電圧VDDと出力端子BATの電圧である出力電圧VBATとを比較するとともに、比較の結果を表す2値の信号である比較信号S1を送出する。
さらに詳言すると、コンパレータCOMPは、入力電圧VDDと出力電圧VBATとの差を検出する誤差増幅部1と、前記差に応じて比較信号S1を生成し、該比較信号S1をコンパレータ出力端子COを介して出力する出力部2とを有する。ここで、第1のトランジスタTr1は、ゲートをドライバトランジスタQのウェル電位VWellとして入力端子VINと出力部2との間に接続され、しかも閾値電圧がドライバトランジスタQの寄生ダイオードである第1のダイオードD1(図1参照;以下同じ)の順方向降下電圧よりも小さいという特性を有する。第2のトランジスタTr2は、ゲートをドライバトランジスタQのウェル電位VWellとして出力端子BATと出力部2との間に接続され、しかも閾値電圧がドライバトランジスタQの寄生ダイオードである第2のダイオードD2(図1参照;以下同じ))の順方向降下電圧よりも小さいという特性を有する。
かかるコンパレータCOMPによれば、入力電圧VDDまたは出力電圧VBATの急峻な立上がり、または立下がりに伴う変化に応じて、第1のトランジスタTr1または第2のトランジスタTr2が瞬時に動作する。第1のトランジスタTr1および第2のトランジスタTr2は各ゲートがウェル電位VWEllと同電位であり、かつ閾値電圧がドライバトランジスタQの寄生ダイオードである第1または第2のダイオードD1,D2の順方向降下電圧よりも小さいからである。
したがって、動作電流が小さいことに起因して反転動作が遅延する誤差増幅部1における反転動作に先行して第1のトランジスタTr1または第2のトランジスタTr2を介して印加される入力電圧VDDまたは出力電圧VBATに基づき所定の比較信号S1を直接出力部2で生成することができる。この結果、比較信号S1を迅速に反転させることができる。
次に、上記基本構造に基づく本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。以下に示す第1〜第4の実施の形態は、例えば図1の充電制御ICに組込まれる逆流防止回路のコンパレータとして有用なものであり、図2に示す誤差増幅部1および出力部2の構成を具体的にしたものである。そこで各図中、同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1の実施の形態>
図3は本発明の第1の実施の形態に係るコンパレータを示す回路図である。同図に示すように、本形態に係るコンパレータCOMP1は、図7に示す従来技術に係るコンパレータCOMP01に、第1のトランジスタTr1および第2のトランジスタTr2を追加したものである。
すなわち、誤差増幅部1は、従来技術と同様に、入力電圧VINと出力電圧VBATとの差を検出するとともに、入力電圧VINが印加される第3のトランジスタTr3と出力電圧VBATが印加される第4のトランジスタTr4とを組み合わせて構成してある。また、誤差増幅部1は、小容量の第1の電流源I1が供給する電流により動作する。
出力部2は、誤差増幅部1で検出した差に基づき2値の信号である比較信号S1,S2を生成する。さらに詳言すると出力部2は、第1のミラー回路3と第2のミラー回路4とを有している。ここで、第1のミラー回路3は、第3のトジスタTr3に直列に接続された第5のトランジスタTr5と、第6のトランジスタTr6とを有するとともに、第6のトランジスタTr6に直列に接続した第2の電流源I2を有している。第2のミラー回路4は、第4のトジスタTr4に直列に接続された第7のトランジスタTr7と、第8のトランジスタTr8とを有するとともに、第8のトランジスタTr8に直列に接続した第3の電流源I3を有している。
第8のトランジスタTr8と第3の電流源I3との間の節点N1には、一方のコンパレータ出力端子CO1が接続され、第6のトランジスタTr6と第2の電流源I2との間の節点N2には、他方のコンパレータ出力端子CO2が接続されている。かくして本形態に係るコンパレータCOMP1は、比較信号S1をコンパレータ出力端子CO1から、また比較信号S1を反転した信号である比較信号S2をコンパレータ出力端子CO2からそれぞれ出力する。すなわち、本形態に係るコンパレータCOMP1はダブルエンドタイプのものとして形成してある。
第1のトランジスタTr1は、一端が入力端子VINに他端が出力部2の節点N2に接続され、第2のトランジスタTr2は、一端が出力端子VBATに他端が出力部2の節点N1に接続されている。また、第1および第2のトランジスタTr1,Tr2は、それぞれのゲートがウェル電位VWellに保持してあり、しかもそれぞれの閾値電圧が第1および第2のダイオードD1,D2の順方向降下電圧よりも小さい。
上記本形態によれば、入力電圧VDDまたは出力電圧VBATの急峻な立上げまたは立下げに伴う変化に応じて、VDDがVBATより高くなった場合には第1のトランジスタTr1が、またVBATがVDDより高くなった場合は第2のトランジスタTr2が瞬時にオン状態となる。したがって、動作電流が小さいことに起因して反転動作が遅延する誤差増幅部1における反転動作に先行して第1のトランジスタTr1または第2のトランジスタTr2を介して印加される入力電圧VDDまたは出力電圧VBATに基づき所定の比較信号S1,S2を直接、出力部2で生成することができる。この結果、比較信号S1,S2を迅速に反転させることができる。その後、VWell=VINとなることにより第1のトランジスタTr1がオフ状態となり、またVWell=VBATとなることにより第2のトランジスタTr2がオフ状態となり誤差増幅部1が通常の状態に戻る。
なお、本形態に係るコンパレータCOMP1は比較信号S1のみならず、同時に比較信号S2も得る、いわゆるダブルエンドタイプのものとして形成してある。
<第2の実施の形態>
図4は本発明の第2の実施の形態に係るコンパレータを示す回路図である。同図に示すように、本形態に係るコンパレータCOMP2は、図7に示す従来技術に係るコンパレータCOMP01に、第1のトランジスタTr1および第2のトランジスタTr2を追加したものである。
ここで、誤差増幅部1は、図3に示す第1の実施の形態のものと全く同構成である。
出力部2は、図3に示す第1の実施の形態における第2の電流源I2および第3の電流源I3の部分を、第3のミラー回路5で置換した構成となっているが、その他の構成は図3と同様である。ここで、第3のミラー回路5は、第6のトランジスタTr6に直列に接続された第9のトランジスタTr9および第8のトランジスタTr8に直列に接続された第10のトランジスタTr10で形成してある。比較信号S1を出力するコンパレータ出力端子COは、第8のトランジスタTr8と第10のトランジスタTr10との間の節点N1に接続してある。
かかる本形態においても入力電圧VDDまたは出力電圧VBATの急峻な立上がり、または立下がりに伴う電圧変化に応じて、第1のトランジスタTr1または第2のトランジスタTr2が瞬時に動作して比較信号S1の状態を反転させる。ここで、第3のミラー回路5は、節点N2に生成される比較信号S2をコンパレータ出力端子COから出力される比較信号S1に変換する、すなわちダブルエンドタイプのコンパレータCOMP1をシングルエンドタイプのコンパレータCOMP2に変換するための回路である。
本形態においても入力電圧VDDまたは出力電圧VBATの急峻な立上げまたは立下げに伴う変化に応じて、VDDがVBATより高くなった場合には第1のトランジスタTr1が、またVBATがVDDより高くなった場合は第2のトランジスタTr2が瞬時にオン状態となって第1の実施の形態と同様の動作が行われる。
<第3の実施の形態>
図5は本発明の第3の実施の形態に係るコンパレータを示す回路図である。同図に示すように、本形態に係るコンパレータCOMP3は、図8に示す従来技術に係るコンパレータCOMP02(図8参照;以下同じ)に第1のトランジスタTr1および第2のトランジスタTr2を追加したものである。
図5に示すコンパレータCOMP3も、誤差増幅部1と出力部12とを有している。このうち、誤差増幅部1は、コンパレータCOMP02と同様の構成を有する。一方、出力部12は、コンパレータCOMP02と同様の第6のミラー回路6、第13のトランジスタTr13および第4の電流源I4を有する。
さらに本形態のCOMP3は、入力端子VINと出力部12との間に接続された第1のトランジスタTr1と、出力端子BATと出力部12との間に接続された第2のトランジスタTr2とを有する。第1のトランジスタTr1は、ゲートがウェル電位VWellとされ、閾値電圧が第1のダイオードD1の順方向降下電圧よりも小さい素子であり、具体的には入力端子VINと第13のトランジスタTr13のゲートとの間に接続してある。また、第2のトランジスタTr2は、ゲートがウェル電位VWellとされ、閾値電圧が第2のダイオードD2の順方向降下電圧よりも小さい素子であり、具体的には出力端子BATとコンパレータ出力端子COとの間に接続してある。
かかるコンパレータCOMP3によれば、第1のトランジスタTr1および第2のトランジスタTr2が第1および第2の実施の形態と同様の機能を発揮して入力電圧VDDまたは出力電圧の急変に対しコンパレータ2の比較信号S1の迅速な反転を担保する。
<第4の実施の形態>
図6は本発明の第4の実施の形態に係るコンパレータを示す回路図である。同図に示すように、本形態に係るコンパレータCOMP4は、図5に示す第3の実施の形態に係るコンパレータCOMP3に、第16および第19のトランジスタTr16,19ならびに第7および第8のミラー回路7,8を追加したものである。
ここで、第16のトランジスタTr16は、第1のトランジスタTr1と同様に、ゲートをウェル電位VWellとして入力端子VINに接続され、しかも閾値電圧が第1のダイオードD1の順方向降下電圧よりも小さい素子である。第19のトランジスタTr19は、ゲートをウェル電位VWellとして出力端子BATに接続され、しかも閾値電圧が第2のダイオードD2の順方向降下電圧よりも小さい素子である。
第7のミラー回路7は、第16のトランジスタTr16と直列に接続された第17のトランジスタTr17と、コンパレータ出力端子COと接地との間に接続された第18のトランジスタTr18とで形成してある。また、第8のミラー回路8は、第19のトランジスタTr19と直列に接続された第20のトランジスタTr20と、第13のトランジスタTr13のゲートと接地との間に接続された第21のトランジスタTr21とで形成してある。
かかるコンパレータCOMP4によれば、基本的にコンパレータCOMP3と同様の機能を発揮させることができるが、第16および第19のトランジスタTr16,19ならびに第7および第8のミラー回路7,8を有するので、より速やかに比較信号S1を反転させることができる。すなわち、トランジスタTr13に接続された第4の電流源I4は常に動作させているので、なるべく消費電流が小さい小容量のものを使用するのが望ましい。一方、応答速度の観点からは、コンパレータ出力端子CO2に供給する電流が、ある程度大容量の電流であることが望ましい。そこで、本形態では、第4の電流源I4による不足電流を補い充分な電流を供給することで比較信号S1の応答速度の迅速化に寄与させている。
<第5の実施の形態>
本形態は上述の如き第1〜第4の実施の形態に係るコンパレータを組み込んだ充電制御ICの逆流防止回路である。すなわち、図1に示す逆流防止回路のコンパレータCOMPを第1〜第4のコンパレータCOMP1〜COMP4のいずれか一つで形成したものである。
上述の如き充電制御ICでは、入力電圧VDDと出力電圧VBATのどちらが高い場合もあり得る。このため、必然的に寄生ダイオードが形成されるドライバトランジスタQのバックゲートが常に入力端子VINに接続されていると、入力電圧VDDより出力電圧VBATが高いときに出力端子BATから入力端子VINへ第2のダイオードD2を介して電流が流れてしまう。これを防止するために、ドライバトランジスタQのバックゲートを入力電圧VDDまたは出力電圧VBATのいずれか高い方へ接続する必要がある。かかる機能は、本形態に係る逆流防止回路で実現される。
ここで逆流防止回路は、図1に示すように、入力電圧VDDと出力電圧VBATとを比較するためのコンパレータCOMPと、インバータINVと、ドライバトランジスタQのバックゲート端子の接続を入力端子VINまたは出力端子BATへ切換えるためのスイッチングトランジスタM1,M2を有している。
スイッチングトランジスタM1はコンパレータCOMP1〜4の出力信号である2値の比較信号S1でオン・オフが制御され、スイッチングトランジスタM2は比較信号S1に対し逆論理の2値信号である比較信号S2でオン・オフが制御される。したがって、スイッチングトランジスタM1,M2はいずれか一方がオンのとき他方がオフとなる。すなわち、VDD>VBATの場合にはスイッチングトランジスタM1がオンで、スイッチングトランジスタM2がオフ、VDD<VBATの場合にはスイッチングトランジスタM1がオフで、スイッチングトランジスタM2がオンとなる。
かくしてVDD>VBATの場合、ドライバトランジスタQのバックゲートには入力電圧VDDが印加される。この結果、かかる状態では、第1のダイオードD1を介しての入力端子VINから出力端子VBATへ向かおうとする電流が阻止される。
一方、VDD<VBATの場合、ドライバトランジスタQのバックゲートには出力電圧VBATが印加される。この結果、かかる状態では、第2のダイオードD2を介しての出力端子BATから入力端子VINへ向かおうとする電流が阻止される。
この種の逆流防止回路では、入力電圧VDDと出力電圧VBATとを比較してスイッチングトランジスタM1,M2を制御するための比較信号S1,S2をコンパレータCOMP1〜4で生成し、第1のトランジスタTr1または第2のトランジスタTr2を動作させているので、比較信号S1,S2の速やかな反転を行わせることができる。この結果、瞬間的な突入電流や逆流電流を効果的に阻止することができる。
1 誤差増幅器
2,12 出力部
3〜7 ミラー回路
VIN 入力端子
BAT 出力端子
VDD 入力電圧
VBAT 出力電圧
S1,S2 比較信号
COMP1〜4 コンパレータ
I1 第1の電流源
I2 第2の電流源
D1 第1のダイオード
D2 第2のダイオード
CO,CO1,CO2 コンパレータ出力端子
トランジスタTr1〜トランジスタTr21 第1〜第21のトランジスタ

Claims (6)

  1. 入力端子と出力端子との間に接続したドライバトランジスタを介して前記入力端子に接続される電源から前記出力端子に接続される負荷に電流を供給する電子デバイスに組み込まれ、前記入力端子の電圧である入力電圧と前記出力端子の電圧である出力電圧とを比較するとともに前記比較の結果として2値の信号である比較信号を送出するコンパレータであって、
    前記入力電圧と前記出力電圧との差を検出する誤差増幅部と、
    前記差に応じて前記比較信号を生成し、該比較信号をコンパレータ出力端子を介して出力する出力部と、
    ゲートを前記ドライバトランジスタのウェル電位として前記入力端子と前記出力部との間に接続され、しかも閾値電圧が前記ドライバトランジスタの寄生ダイオードである第1のダイオードの順方向降下電圧よりも小さい第1のトランジスタと、
    ゲートを前記ドライバトランジスタのウェル電位として前記出力端子と前記出力部との間に接続され、しかも閾値電圧が前記ドライバトランジスタの寄生ダイオードである第2のダイオードの順方向降下電圧よりも小さい第2のトランジスタとを有することを特徴とするコンパレータ。
  2. 請求項1に記載するコンパレータにおいて、
    前記誤差増幅部は、
    前記入力電圧と前記出力電圧との差を検出するよう前記入力電圧が印加される第3のトランジスタおよび前記出力電圧が印加される第4のトランジスタと、第1の電流源とを組み合わせて前記入力電圧と出力電圧との差を検出するとともに、
    前記出力部は、
    前記第3のトランジスタに直列に接続された第5のトランジスタ、および第6のトランジスタと、前記第6のトランジスタに直列に接続した第2の電流源とを組み合わせて形成した第1のミラー回路と、
    前記第4のトランジスタに直列に接続された第7のトランジスタ、および第8のトランジスタと、前記第8のトランジスタに直列に接続した第3の電流源とを組み合わせて形成した第2のミラー回路とを有し、
    一端が前記出力端子に接続された前記第2のトランジスタの他端と、前記比較信号を送出するコンパレータ出力端子とを、前記第8のトランジスタと前記第3の電流源との間に接続するとともに、
    一端が前記入力端子に接続された前記第1のトランジスタの他端と、前記比較信号と逆論理の比較信号を送出する他のコンパレータ出力端子とを、前記第6のトランジスタと前記第2の電流源との間に接続して構成したことを特徴とするコンパレータ。
  3. 請求項1に記載するコンパレータにおいて、
    前記誤差増幅部は、
    前記入力電圧と前記出力電圧との差を検出するよう前記入力電圧が印加される第3のトランジスタおよび前記出力電圧が印加される第4のトランジスタと、第1の電流源とを組合わせて前記入力電圧と前記出力電圧との差を検出するとともに、
    前記出力部は、
    前記第3のトランジスタに直列に接続された第5のトランジスタおよび第6のトランジスタで形成した第1のミラー回路と、
    前記第4のトランジスタに直列に接続された第7のトランジスタおよび第8のトランジスタで形成した第2のミラー回路と、
    前記第6のトランジスタに直列に接続された第9のトランジスタおよび前記第8のトランジスタに直列に接続された第10のトランジスタとで形成した第3のミラー回路とを有し、
    一端が前記入力端子に接続された前記第1のトランジスタの他端を前記第6のトランジスタと前記第9のトランジスタとの間に接続するとともに、
    一端が前記出力端子に接続された前記第2のトランジスタの他端と、前記比較信号を送出するコンパレータ出力端子とを、前記第8のトランジスタと前記第10のトランジスタとの間に接続して構成したことを特徴とするコンパレータ。
  4. 請求項1に記載するコンパレータにおいて、
    前記誤差増幅部は、
    前記入力電圧と前記出力電圧との差を検出するよう、前記入力電圧が印加される第3のトランジスタおよび前記出力電圧が印加される第4のトランジスタと、第1の電流源とを組み合わせて前記入力電圧と出力電圧との差を検出するとともに、
    前記出力部は、
    前記第3のトランジスタに直列に接続された第11のトランジスタと、前記第4のトランジスタに直列に接続された第12のトランジスタとで形成した第4のミラー回路と、
    ゲートに前記誤差増幅部の出力が供給される第13のトランジスタTr13および該第13のトランジスタに直列に接続された第4の電流源と、前記第13のトランジスタと前記第4の電流源との間に接続されたコンパレータ出力端子とを有し、
    前記第1のトランジスタを前記入力端子と前記第13のトランジスタのゲートとの間に接続するとともに、前記第2のトランジスタを前記出力端子と前記コンパレータ出力端子との間に接続したことを特徴とするコンパレータ。
  5. 請求項4に記載するコンパレータにおいて、
    第16のトランジスタ、第19のトランジスタ、第7のミラー回路および第8のミラー回路を有するとともに、
    前記第16のトランジスタは、ゲートをウェル電位として前記入力端子に接続され、しかも閾値電圧が前記第1のダイオードの順方向降下電圧よりも小さい素子であり、
    前記第19のトランジスタは、ゲートをウェル電位として前記出力端子に接続され、しかも閾値電圧が前記第2のダイオードの順方向降下電圧よりも小さい素子であり、
    前記第7のミラー回路は、前記第16のトランジスタと直列に接続された第17のトランジスタと、前記コンパレータ出力端子に並列に接続された第18のトランジスタとで形成するとともに、
    前記第8のミラー回路は、前記第19のトランジスタと直列に接続された第20のトランジスタと、前記第13のトランジスタのゲートに並列に接続された第21のトランジスタとで形成したことを特徴とするコンパレータ。
  6. 入力端子と出力端子との間に接続したドライバトランジスタを介して前記入力端子に接続される電源から前記出力端子に接続される負荷に電流を供給するとともに、前記入力端子の電圧である入力電圧と前記出力端子の電圧である出力電圧とを比較するコンパレータの比較信号で、前記ドライバトランジスタのバックゲートが前記入力電圧と前記出力電圧とのうち高い方に選択的に接続されるよう前記比較信号でオン、オフ制御される第1のスイッチングトランジスタおよび第2のスイッチングトランジスタを有する充電制御ICであって、
    前記コンパレータが、請求項1〜請求項5のいずれかに記載するコンパレータで形成されていることを特徴とする充電制御IC。
JP2019194823A 2019-10-26 2019-10-26 コンパレータおよびこれを有する充電制御ic Active JP6647690B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019194823A JP6647690B1 (ja) 2019-10-26 2019-10-26 コンパレータおよびこれを有する充電制御ic

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019194823A JP6647690B1 (ja) 2019-10-26 2019-10-26 コンパレータおよびこれを有する充電制御ic

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6647690B1 true JP6647690B1 (ja) 2020-02-14
JP2021069065A JP2021069065A (ja) 2021-04-30

Family

ID=69568151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019194823A Active JP6647690B1 (ja) 2019-10-26 2019-10-26 コンパレータおよびこれを有する充電制御ic

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6647690B1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63307510A (ja) * 1987-06-09 1988-12-15 Seiko Instr & Electronics Ltd シリ−ズボルテ−ジレギュレ−タ逆流防止回路
JP4777920B2 (ja) * 2007-02-21 2011-09-21 セイコーインスツル株式会社 充放電制御回路及び充電式電源装置
US8198875B2 (en) * 2009-09-15 2012-06-12 Seiko Instruments Inc. Voltage regulator
JP4988883B2 (ja) * 2010-03-01 2012-08-01 株式会社半導体理工学研究センター コンパレータ回路
JP6577916B2 (ja) * 2016-07-11 2019-09-18 ミツミ電機株式会社 保護ic

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021069065A (ja) 2021-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5273908B2 (ja) 自己バイパス型電圧レベル変換回路
US8575987B2 (en) Level shift circuit
US7358773B2 (en) Signal level conversion circuit
US20130099771A1 (en) Low voltage detection circuit
JP2006325302A (ja) 放電防止回路及び該放電防止回路が設けられている電子機器
JP7209559B2 (ja) ボルテージディテクタ
JP4996203B2 (ja) 電源電圧回路
JP2008125176A (ja) ヒステリシスコンパレータ回路および電源切り替え回路
CN111342541A (zh) 电源切换电路
JP2022044215A (ja) 電源用半導体集積回路
US7821327B2 (en) High voltage input receiver using low voltage transistors
JP4650394B2 (ja) 電源切替え回路
JP6647690B1 (ja) コンパレータおよびこれを有する充電制御ic
US7741872B2 (en) Level shifter
JP6205250B2 (ja) 電源回路
US9343915B2 (en) Semiconductor device including charging system
JP6971941B2 (ja) 半導体装置
JP4883094B2 (ja) レベルシフト回路、レベルシフト回路の駆動方法、及び、レベルシフト回路を有する半導体回路装置
KR20220067490A (ko) 지연 회로
JP6543485B2 (ja) 出力バッファ回路
JP2021048628A (ja) インターフェース回路
US10218344B1 (en) Voltage conversion circuit and control circuit thereof
US7161405B2 (en) Level shift circuit
JP2009296392A (ja) 電源選択装置
JP2013190932A (ja) ボルテージレギュレータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191028

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191028

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191231

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6647690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250