JP6646610B2 - 作業機械 - Google Patents

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本発明は、車体に作業機を取り付けた作業機械に関し、特に車体の周囲を監視するためのカメラを備えた作業機械に係る。
現場で稼働する油圧ショベル等の作業機械の周囲には、機材や解体物、作業道具等があったり作業者が居たりする場合があり、オペレータは作業機械を例えば後進させたり旋回させたりする際に作業機械の周囲の状況を把握する必要がある。それに対し、旋回体の後端のカウンタウェイトの上部にカメラを設置し、カメラの映像を運転室内のモニタで見て後方確認できる作業機械がある(特許文献1等参照)。
国際公開第2014/065211号
例えば油圧ショベルは土砂の掘削作業や建築物の解体作業に使用されるため、その稼働環境には多くの塵埃が舞っていることが多い。周囲を舞う塵埃がカメラの対物面(例えば対物レンズ又はそのカバー)に付着したりカメラの視界を遮ったりするとカメラの鮮明な映像が確認できなくなる。上述したようにカメラは見渡しの良いカウンタウェイトの上部に設置されてかなり高位置にあり、地上からアクセスして清掃するにも労力を要する。
本発明の目的は、車体の周囲を監視するカメラの対物面の汚れを抑制し運転室内でカメラの鮮明な映像を確認することができる作業機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、運転室及び前記運転室の後側に配置された動力室を有する車体、前記車体の前部に設けられた作業機、及び前記車体に設置した周囲監視カメラを備え、前記動力室の内部に、原動機、前記原動機で駆動される油圧ポンプ、前記原動機の冷却水を冷却する熱交換器、前記熱交換器を冷却する冷却風を発生させるファンを収容した作業機械において、前記動力室における前記ファンの下流側の空間に入口が、前記周囲監視カメラの対物面に出口が臨み、前記ファンの働きによって前記動力室の内部における前記熱交換器の下流側である陽圧領域から空気が流れ込んで前記周囲監視カメラの対物面に噴射されるように形成した空気流路と、前記陽圧領域である前記ファンの下流部と前記空気流路とを接続するダクトとを備え、前記ダクトは、前記ファンの外殻であるファンケースに固定されたフードと、前記空気流路に固定されたフランジと、前記フード及び前記フランジを接続するダクト本体とを含んで構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、陽圧となる動力室の内部から空気流路に空気が流れ込み、周囲監視カメラの対物面の前面に噴出してエアカーテンが形成される。これにより周囲監視カメラの対物面の汚れを抑制することができ、運転室内でカメラの鮮明な映像を確認することができる。
本発明に係る作業機械の代表例であるクローラ式の油圧ショベルの外観構成を表す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る作業機械の動力室及びその付近の要素を左後方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る作業機械の動力室及びその付近の要素を表した平面図である。 本発明の第1実施形態に係る作業機械のエンジンカバーを取り外して動力室内部を右前方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る作業機械の旋回体の後部の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る作業機械の動力室及びその付近の要素を表した平面図である。 本発明の第3実施形態に係る作業機械の動力室及びその付近の要素を表した平面図である。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
・作業機械
図1は本発明に係る作業機械の代表例であるクローラ式の油圧ショベルの外観構成を表す側面図である。以下の説明において断り書きのない場合は運転席の前方(同図中では左方向)を機体の前方とする。但し、クローラ式の油圧ショベルの例示は本発明の適用対象を限定するものではなく、車体に作業機を取り付けた作業機械であれば、クレーンやホイールローダ、ホイール式の油圧ショベル等の他種の作業機械にも本発明は適用され得る。
図1に示した油圧ショベル1は、走行体2及び旋回体3を有する車体と、作業機(フロント作業機)4を備えている。走行体2は作業機械を自走させるための下部構造体であり、左右の履帯を有するクローラ式のものである。旋回体3は支持構造体をなす旋回フレーム5、運転室6、動力室(建屋カバー)7、カウンタウェイト9等を備えている。旋回フレーム5は旋回輪を介して走行体2の上部に旋回可能に設けられている。運転室6は旋回フレーム5の前部左側の上部に配置されている。図示していないが、運転室6内には、オペレータが座る運転席、オペレータが操作する各種操作装置、モニタ装置等が配置されている。カウンタウェイト9は作業機4との重量バランスをとる錘であり、旋回フレーム5の上部の後端に設けられている。カウンタウェイト9と運転室6の間には動力室7が配置されている。また作業機4は土砂の掘削作業等を行うための多関節型の作業腕であり、旋回フレーム5の前部(運転室6の右側)に取り付けられている。この作業機4は、旋回フレーム5に連結したブーム、ブームの先端に連結したアーム、アームの先端に連結したバケットを備えている。ブーム、アーム及びバケットは左右に延びる軸を介して回動し、作業機4は前後に延びる鉛直面に沿って動作する。
・動力室
図2は旋回体の動力室及びその付近の要素を左後方から見た斜視図、図3はその平面図、図4はエンジンカバー(後述)を取り外して動力室内部を右前方から見た斜視図である。図4ではエンジン13や油圧ポンプ、ファン17等を取り外した状態を表している。
動力室7の内部には、エンジン13、油圧ポンプ、熱交換器14−16、ファン17等の機器が収容されている。エンジン13は原動機であり、回転軸を左右に延ばした姿勢で動力室7の中央に配置されている。エンジン13の代わりに電動モータを原動機として用いる場合もある。油圧ポンプはエンジン13で駆動されて油圧アクチュエータを駆動する圧油を吐出するものであり、本実施形態ではエンジン13の右側でエンジン13のマフラー18の下側に配置されている。熱交換器14は作動油を冷却するオイルクーラ、熱交換器15はエンジン冷却水を冷却するラジエータ、熱交換器16は排ガスの燃焼温度を下げて窒素酸化物を低減するインタークーラである。本実施形態では熱交換器14−17はそれぞれ広い面を左右に向けた姿勢で前後に並べて配置してあり、動力室7内の冷却風の流れに対して並列に配置されている。ファン17はエンジン13で駆動されて熱交換器14−16を冷却する冷却風を発生させるものであり、本実施形態ではエンジン13の左側でエンジン13と熱交換器14−16の間に配置されている。ファン17と熱交換器14−16との間はダクト17aで接続されている。ファン17が発生させる冷却風は、動力室7の内部を図3中の左側から右側に流れる。熱交換器14−16の上流側(図3中の左側)にはフィルタ19が配置され、動力室7に吸い込まれる空気に同伴する塵埃等がフィルタ19で捕集されるようになっている。
動力室7は、左右の側面板7aと上面板7bを備えている。側面板7aは前後に延びる鉛直面に沿って起立しており、上面板7bは左右の側面板7aの上部の間を渡っている。図3等に示したように左の側面板7aには動力室7の内部に外気を取り込むための吸気口(本例ではスリット)が複数設けられている。上面板7bは中央部が大きく開口しており、この開口部にはエンジンカバー8が開閉可能に設けられている。エンジンカバー8を取り外すと、上面板7bの開口部からエンジン13や熱交換器14−16等の定期的なメンテナンスを必要とする機器にアクセスできるようになっている。また動力室7の前側にはコントロールバルブ等を収容したバルブ室が配置され、バルブ室との間はカバー7cで仕切られている。動力室7の後側は、カウンタウェイト9の前面9aによって閉塞されている。
・カメラ
図5は旋回中心を通って前後に延びる鉛直面で切断した旋回体の後部の断面図である。同図を図1−図4と共に参照して分かる通り、車体(本実施形態では車体の後端であるカウンタウェイト9の上部)にはカメラ装置20が設置されている。カメラ装置20は車体の周囲を撮影する周囲監視カメラである。本実施形態のカメラ装置20は特に後方監視カメラであり、旋回体3の後方を撮影し運転室6の内部のモニタ装置に映像出力する。
ここで図5等に示すように、カウンタウェイト9には上部における左右方向の中央位置に凹部9bが形成されている。この凹部9bは前後方向に延び、上側と前側が開口している。凹部9bの前部開口はカウンタウェイト9の前面9aに開口し、動力室7の内部空間に臨んでいる。左右に延びる鉛直面で切断した凹部9bの断面は矩形状である。凹部9bの上部開口は、カウンタウェイト9の上面に取り付けられたカメラブラケット10で塞がれている。
上記カメラ装置20は、ベースフレーム21、カメラハウジング22、カメラ本体23を含んで構成されており、凹部9bに対応する位置、つまりカウンタウェイト9の上面における左右方向の中央位置に設置されている。
ベースフレーム21は、カウンタウェイト9(厳密にはカメラブラケット10)に固定するための固定板である。このベースフレーム21の前部にはエンジンカバー8が被さり、動力室7の上面板7bとエンジンカバー8の間にベースフレーム21が挟み込まれる。エンジンカバー8を取り外さないとベースフレーム21を取り外したり傾けたりできない構造である。またベースフレーム21には通気口21a(図5)が設けられている。カメラブラケット10の通気口21aに対応する位置にも通気口10a(図5)が設けられている。その他、ベースフレーム21にはカメラ本体23から延びるハーネス23a(図5)を通すための通し穴(不図示)が設けられている。ハーネス23aはこの通し穴等や凹部9bを通って運転室6のモニタ装置(不図示)又はモニタ装置の表示出力を制御する制御装置に接続される。カメラ本体23は例えばCCDカメラである。
カメラハウジング22は下部ハウジング22aと上部ハウジング22bとで中空の箱型に形成されている。下部ハウジング22aはベースフレーム21にボルト等で固定され、カメラ本体23を支持している。下部ハウジング22aの後部には図示しない窓が開口しており、この窓にカメラ本体23の対物面(対物レンズ又はそのカバー)が臨む。カメラ本体23は窓から旋回体3の後方を俯瞰して撮影するように配置されている。カメラ本体23の対物面と窓の間はシールされている。上部ハウジング22bは下部ハウジング22aの上部に装着され、カメラ本体23の上部を覆っている。
また下部ハウジング22aの前部には、上記通気口21a,10aに対応する位置に通気口22cが設けられている。更に下部ハウジング22aと上部ハウジング22bの合わせ面には、微小開口22dが設けられている。この微小開口22dを除き、上部ハウジング22bと下部ハウジング22aの間はシールされている。本実施形態では微小開口22dはカメラ本体23の対物面の上側に位置し、対物面に向かう方向又は沿う方向を向いて開口している。但し対物面に向かう方向又は沿う方向を向いて開口していれば、微小開口22dはカメラ本体23の対物面の左側、右側又は下側にあっても良い。また微小開口22dは左右に延びるスリット状の開口でも良いし、複数の開口を左右に複数並べたものでも良い。このように下部ハウジング22aと上部ハウジング22bで画定されるカメラハウジング22の内部空間は通気口22c,21a,10a及び凹部9bを介して動力室7の内部空間に繋がり、微小開口22dを介して車体外部の空間に繋がっている。凹部9b、通気口10a,21a,22c、カメラハウジング22の内部空間、微小開口22dが、動力室7におけるファン17の下流側の空間に入口が、カメラ装置20の対物面に出口がそれぞれ臨む空気流路を形成する。後述するように、動力装置7の内部においてファン17及び熱交換器14−16の下流側は陽圧領域となり、空気流路には動力室7の内部におけるこの陽圧領域から空気が流れ込んでカメラ装置20の対物面に噴射される。
(動作)
油圧ショベル1を操作する際、オペレータは運転室6に搭乗して運転席に座る。この状態で走行用操作装置のレバーを操作することにより、走行体2が駆動されて油圧ショベル1が前進したり後進したりする。また作業機4の動作や旋回体3の旋回動作に対応する操作装置のレバーを操作することにより、作業機4や旋回体3が駆動して土砂の掘削作業等を行うことができる。
走行動作や旋回動作等の最中には、運転室6内のオペレータの死角となる旋回体3の後方がカメラ装置20によって撮影される。カメラ装置20で撮影された映像は運転室6に配置されたモニタ装置にリアルタイムに表示される。オペレータは、このモニタ装置に表示される映像によって旋回体3の後方を適宜確認しながら油圧ショベル1を操作することができる。
このとき、エンジン13により駆動されるファン17によって、左側の側面板7aの吸気口を介して動力室7の内部に冷却風として外気が吸い込まれる。冷却風はフィルタ19を通って塵埃等を除去された後、動力室7の内部を右方向に流れ熱交換器14−16やエンジン13、油圧ポンプ、マフラー18等を冷却した後、動力室7の排気口から排出される。またエンジン13の稼働中はファン17の働きによって動力室7の内部が陽圧になり、前述した空気流路に気流が発生し動力室7の内部の一部の空気が凹部9bやカメラハウジング22の内部空間を通って微小開口22dから噴出する。微小開口22dから噴出した圧縮空気はカメラ本体23の対物面に向かって或いは対物面に沿って流れる。
(効果)
油圧ショベルを始めとする作業機械は自走機能を持つものも多いが、走行が主目的ではないため、自動車のように走行によってエンジンルームに冷却風を取り込むことはできない。また作業機械のエンジンは定格回転数付近で駆動されるため自動車のエンジンよりも発熱量が大きい。そのためファンによって動力室内に大量の冷却風を取り込まなければならない。結果として動力室内は外気圧に比べてかなり高圧(陽圧)となる。本実施形態ではこのことを利用して空気流路に気流を生じさせ、カメラ本体23の対物面に沿って圧縮空気の流れ、即ちエアカーテンを形成することができる。エアカーテンを形成するためのコンプレッサは不要である。これによりカメラ装置20の対物面の汚れを抑制することができ、ひいては運転室6内でカメラ装置20の鮮明な映像を確認することができる。
また動力室7に取り込まれる空気はフィルタ19を通過するため、エアカーテンを形成する空気は外気に比べて清浄である。従って動力室7の内部の空気を噴射することでカメラ装置20の対物面が却って汚れるようなこともなく、カメラ装置20の対物面の汚れ抑制の効果は高い。
また本実施形態では、カメラ装置20のハーネスを通す空間である凹部9b等を利用してカメラハウジング22の内部空間に空気を取り込み、カメラハウジング22に設けた微小開口22dから空気を噴出させてエアカーテンを形成している。単にエアカーテンを形成するだけならエアホースやノズル等を別途配管してカメラ装置20の対物面に空気を吹き付ける構成とすることもできるが、そのような場合に比べて本実施形態の場合は外観がシンプルで美観性に優れる。部品点数の増加も抑えられる。
(第2実施形態)
図6は本発明の第2実施形態に係る作業機械の動力室及びその付近の要素を表した平面図である。同図において第1実施形態と同様の要素には既出図面と同符号を付してある。本実施形態が第1実施形態と相違する点は、動力室7の内部における陽圧領域であるファン17及び熱交換器14−16の下流部と空気流路とを接続するダクト25を備えている点である。
ダクト25は、フード25a、ダクト本体25b及びフランジ25cを備えている。フード25aはダクト25の入口部であってファン17に向かってダクト本体25bよりも広く開口しており、ファン17の外殻であるファンケースの風の出口部に接触又は近接し、例えばファンケースに固定されている。このフード25aによって冷却風が効率良く捕集されてダクト25に導かれる。フランジ25cはダクト25の出口部であり、空気流路の入口(凹部9b)に対して一定の気密性が保たれるようにカメラ装置20のベースフレーム21等に固定されている。ダクト本体25bはフード25aとフランジ25cとを接続している。ダクト本体25bとフード25aとの接続部、ダクト本体25bとフランジ25cとの接続部はそれぞれ気密性が保たれている。フード25a、ダクト本体25b及びフランジ25cそのものにも勿論それぞれ気密性がある。ダクト25を追加した点を除き、その他の構成について本実施形態に係る作業機械は第1実施形態に係る作業機械と同様である。
本実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られるが、特にダクト25を設けたことで空気流路の吸気口がファン17の直ぐ下流側の最も高圧な領域に来ることから、エアカーテンの風勢が増しカメラ装置20の汚れ抑制効果の更なる向上が期待できる。
(第3実施形態)
図7は本発明の第3実施形態に係る作業機械の動力室及びその付近の要素を表した平面図である。同図において第1実施形態と同様の要素には既出図面と同符号を付してある。本実施形態が第1実施形態と相違する点は、車体の側部に設けた周囲監視カメラ(側方監視カメラ)であるカメラ装置26に本発明を適用した点である。本実施形態においては後方のカメラ装置20も併存するが、不要であればカメラ装置20への発明の適用若しくはカメラ装置20そのものを省略しても良い。
カメラ装置26の構造はカメラ装置20と同様であり、ハーネス(不図示)を介して運転室6のモニタ装置又はモニタ装置の表示制御をする制御装置に接続されている。本実施形態においては旋回体3の右側(運転室6の反対側)の部分であって動力室7の前側に位置している。本例の場合この位置にはタンク類(燃料タンクやオイルタンク等)が配置されており、タンク類の上部に一定の気密性を有する中空のケース27が設置してある。カメラ装置26はケース27の上部にベースフレーム21を固定し、旋回体3の右方を俯瞰するように配置してある。そしてカメラ装置26のカメラハウジング22の通気口22c(図5)は、本実施形態における空気流路であるダクト28を介して動力室7の内部空間に接続している。ダクト28は前の実施形態のダクト25と同じような構造をしており、フード28a、ダクト本体28b及びフランジ(不図示)を備えている。フード28aは動力室7の内部空間におけるファン17の下流側の領域に開口しており、例えば動力室7とその前側のバルブ室29とを仕切るカバー7cに固定されている。フランジはケース27の内部に配置され、例えばケース27に固定されている。ダクト本体28bはフード28aから延びて動力室7の前側にあるバルブ室29を通った後、バルブ室29の上側に出てケース27に挿し込まれてフランジに接続している。その他の構成については、本実施形態に係る作業機械と第1実施形態に係る作業機械は同様である。
本実施形態においてはファン17が駆動されて動力室7の中が陽圧になるとダクト28に気流が発生し、通気口22cからカメラハウジング22に空気が流れ込み微小開口22dから空気が噴出してカメラ装置26の対物面に沿ってエアカーテンが形成される。言うまでもないが、カメラ装置20においても第1実施形態で説明した通りエアカーテンが形成される。このように側方監視カメラであるカメラ装置26にも本発明は適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
1…油圧ショベル(作業機械)、4…作業機、6…運転室、7…動力室、9b…凹部(空気流路)、10a…通気口(空気流路)、13…エンジン(原動機)、14−16…熱交換器、17…ファン、20…カメラ装置(周囲監視カメラ、後方監視カメラ)、21a…通気口(空気流路)、22…カメラハウジング(空気流路)、22c…通気口(空気流路)、22d…微小開口(空気流路)、23…カメラ本体、23a…ハーネス、25…ダクト、26…カメラ装置(周囲監視カメラ、側方監視カメラ)、28…ダクト(空気流路)

Claims (4)

  1. 運転室及び前記運転室の後側に配置された動力室を有する車体、前記車体の前部に設けられた作業機、及び前記車体に設置した周囲監視カメラを備え、前記動力室の内部に、原動機、前記原動機で駆動される油圧ポンプ、前記原動機の冷却水を冷却する熱交換器、前記熱交換器を冷却する冷却風を発生させるファンを収容した作業機械において、
    前記動力室における前記ファンの下流側の空間に入口が、前記周囲監視カメラの対物面に出口が臨み、前記ファンの働きによって前記動力室の内部における前記熱交換器の下流側である陽圧領域から空気が流れ込んで前記周囲監視カメラの対物面に噴射されるように形成した空気流路と、
    前記陽圧領域である前記ファンの下流部と前記空気流路とを接続するダクトとを備え、
    前記ダクトは、前記ファンの外殻であるファンケースに固定されたフードと、前記空気流路に固定されたフランジと、前記フード及び前記フランジを接続するダクト本体とを含んで構成されている
    ことを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記周囲監視カメラはカメラ本体とこれを覆うカメラハウジングを備えており、
    前記動力室の内部の陽圧領域に臨み前記周囲監視カメラのハーネスを通す空間と前記カメラハウジングの内部空間が前記空気流路を形成し、前記カメラハウジングに形成した微小開口から前記対物面に向かって又は沿って空気が噴射されるように構成したことを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1に記載の作業機械において、前記周囲監視カメラが前記車体の後端に設けた後方監視カメラであることを特徴とする作業機械。
  4. 請求項1に記載の作業機械において、前記周囲監視カメラが前記車体の側部に設けた側方監視カメラであることを特徴とする作業機械。
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