JP6646504B2 - エンジンの吸気装置 - Google Patents

エンジンの吸気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6646504B2
JP6646504B2 JP2016070356A JP2016070356A JP6646504B2 JP 6646504 B2 JP6646504 B2 JP 6646504B2 JP 2016070356 A JP2016070356 A JP 2016070356A JP 2016070356 A JP2016070356 A JP 2016070356A JP 6646504 B2 JP6646504 B2 JP 6646504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
intake
oxygen
air
throttle valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016070356A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017180346A (ja
Inventor
泰行 木谷
泰行 木谷
和人 目時
和人 目時
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2016070356A priority Critical patent/JP6646504B2/ja
Publication of JP2017180346A publication Critical patent/JP2017180346A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6646504B2 publication Critical patent/JP6646504B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Description

本発明は、吸気の酸素濃度を上昇させるエンジンの吸気装置に関する。
エンジンの燃焼室から排気された排気ガスには、窒素酸化物(NOx)、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC:Hydro Carbon)等が含まれているため、排気流路には、三元触媒(Three-Way Catalyst)や、NOx吸蔵還元触媒(Lean NOx Trap)等の触媒が設けられている。しかし、触媒の活性温度は、常温(例えば、25℃)より高いため、エンジンが始動して排気ガスの温度が活性温度に達するまで、触媒の機能が十分に発揮されないおそれがある。
そこで、ゼオライトで構成された酸素富化デバイスを用いたり(例えば、特許文献1)、ポリエステル、ポリアミドセルロース、セルロースアセテートで構成された酸素富化デバイスを用いたりして(例えば、特許文献2)、吸気中の酸素濃度を上昇させ、燃焼室に供給する技術が開発されている。このような酸素富化デバイスを用いた吸気装置では、吸気中の酸素濃度を上昇させることで、排気ガスの温度を上昇させることができるので、触媒の暖機を早期に行うことが可能となる。
特開昭62−267557号公報 実開昭63−118373号公報
しかし、特許文献1、2の酸素富化デバイスでは、酸素濃度を最大でも30%程度にまでしか上昇させることができない。NOx生成量は、窒素酸化反応の化学量論比で決まり、空気中の酸素濃度が80%に達するまでは酸素量が反応の支配要因となるために酸素濃度の上昇(窒素に対する酸素の比)に伴って反応が促進され、排気ガス中のNOxが増加してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、NOxの増加を抑制しつつ、吸気中の酸素濃度を上昇させることが可能なエンジンの吸気装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のエンジンの吸気装置は、エンジンの燃焼室に空気を導く吸気流路から分岐されるとともに、該吸気流路における分岐箇所の下流側に再接続されるバイパス路と、前記バイパス路に設けられた酸素富化ユニットと、前記燃焼室から排出された排気ガスが導かれる排気流路と、前記酸素富化ユニットとを接続する窒素排出路と、前記窒素排出路に設けられる可変バルブと、を備え、前記酸素富化ユニットは、中空糸状のポリイミド樹脂で構成され、空気から酸素を分離する酸素富化膜を含んで構成されることを特徴とする。
また、前記酸素富化ユニットは、空気を加熱するエアウォーマをさらに備え、前記酸素富化膜は、前記エアウォーマによって加熱された空気から酸素を分離するとしてもよい。
また、前記バイパス路は、前記吸気流路に設けられたスロットル弁の上流側から分岐されるとともに、該スロットル弁の下流側に再接続されるとしてもよい。
また、前記吸気流路における前記スロットル弁の上流側は、エアクリーナが設けられており、前記バイパス路は、前記吸気流路における前記エアクリーナと前記スロットル弁との間から分岐されるとしてもよい。
また、前記バイパス路は、前記吸気流路における、前記エンジンのクランクケース内のブローバイガスを該吸気流路に還流させるブローバイガス流路の上流側に再接続されるとしてもよい。
また、前記バイパス路は、前記吸気流路における、前記燃焼室から排出された排気ガスを該吸気流路に還流させるEGR流路の上流側に再接続されるとしてもよい。
また、少なくとも前記酸素富化膜から外部への熱の流出を抑制する断熱部を備えるとしてもよい。
本発明によれば、NOxの増加を抑制しつつ、吸気中の酸素濃度を上昇させることができる。
実施形態にかかるエンジンシステムの構成を示す概略図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかるエンジンシステム100の構成を示す概略図である。図1に示すように、エンジンシステム100を構成するエンジンEは、シリンダブロック102と、クランクケース104と、シリンダヘッド106と、ヘッドカバー108と、オイルパン110とを含んで構成される。クランクケース104は、シリンダブロック102と一体形成されている。シリンダヘッド106は、シリンダブロック102におけるクランクケース104とは反対側に接合される。ヘッドカバー108は、シリンダヘッド106におけるシリンダブロック102とは反対側に接合される。オイルパン110は、クランクケース104におけるシリンダブロック102とは反対側に接合される。
シリンダブロック102には、複数のシリンダボア112が形成されており、複数のシリンダボア112には、それぞれピストン114が摺動可能にピストンロッド116に支持されている。そして、エンジンEでは、シリンダボア112と、シリンダヘッド106と、シリンダボア112内で摺動可能に支持されているピストン114の冠面とによって囲まれた空間が燃焼室118として形成される。
また、エンジンEでは、クランクケース104およびオイルパン110に囲まれた空間がクランク室120として形成される。クランク室120内には、クランクシャフト122が回転可能に支持されており、ピストン114がピストンロッド116を介してクランクシャフト122に連結される。
シリンダヘッド106には、吸気ポート124および排気ポート126が燃焼室118に連通するように設けられる。吸気ポート124と燃焼室118との間には、吸気弁128の先端が位置し、排気ポート126と燃焼室118との間には、排気弁130の先端が位置している。
また、エンジンEでは、シリンダヘッド106およびヘッドカバー108に囲まれた空間がカム室132として形成されており、カム室132内には、吸気弁用カム134および排気弁用カム136が設けられる。吸気弁用カム134は、吸気弁128の他端に当接されており、回転することで吸気弁128を吸気ポート124のバルブシートに対して当接および離隔させる。これにより、吸気弁128は、吸気ポート124と燃焼室118との間を開閉する。排気弁用カム136は、排気弁130の他端に当接されており、回転することで排気弁130を排気ポート126のバルブシートに対して当接および離隔させる。これにより、排気弁130は、排気ポート126と燃焼室118との間を開閉する。
吸気ポート124の上流側には、吸気マニホールドを含む吸気流路140が連通される。吸気流路140内には、スロットル弁142、および、スロットル弁142より上流側にエアクリーナ144が設けられる。スロットル弁142は、アクセル(図示せず)の開度に応じてアクチュエータにより開閉駆動される。エアクリーナ144にて浄化された空気は、吸気流路140、吸気ポート124を通じて燃焼室118に吸入される。
シリンダヘッド106には、燃料噴射口が燃焼室118に開口するようにインジェクタ146が設けられるとともに、先端が燃焼室118内に位置するように点火プラグ148が設けられる。インジェクタ146から燃焼室118に噴射された燃料は、吸気ポート124から燃焼室118に供給された空気と混ざり混合気となる。そして、所定のタイミングで点火プラグ148が点火され、燃焼室118内で生成された混合気に含まれる燃料が燃焼される。かかる燃焼により、ピストン114が往復運動を行い、その往復運動が、ピストンロッド116を通じてクランクシャフト122の回転運動に変換される。
排気ポート126の下流側には、排気マニホールドを含む排気流路150が連通され、排気流路150内に触媒152が設けられる。燃焼室118で生じた燃焼後の排気ガスは、排気ポート126、排気流路150を通じて外部へ排出される。
EGR(Exhaust Gas Recirculation)流路160は、排気流路150における触媒152の上流側の流路と、吸気流路140におけるスロットル弁142の下流側の流路とを連通させる流路であって、排気流路150を流通する排気ガスの一部を吸気流路140に還流させる(還流させた排気ガスをEGRガスという)。
EGR流路160には、EGRクーラ162が設けられており、EGRクーラ162で冷却されたEGRガスは、吸気流路140、吸気ポート124を通じて燃焼室118に還流する。EGRバルブ164は、EGR流路160におけるEGRクーラ162の下流側に設けられ、EGR流路160の流路幅を調整することで、EGR流路160を流れるEGRガスの流量を制御する。
また、クランクケース104には、クランク室120に連通するオイルセパレータ170が設けられる。オイルセパレータ170は、シリンダボア112およびピストン114の隙間を介してクランク室120に流出したブローバイガスから、混入したオイルを分離する。
また、エンジンシステム100には、オイルセパレータ170と、吸気流路140における吸気ポート124およびスロットル弁142間とを連通するブローバイガス流路172が設けられる。ブローバイガス流路172は、ブローバイガスを吸気流路140へ還流させる。
ブローバイガス流路172には、ブローバイガス流量を調整するためのブローバイガス流路バルブ174が設けられ、ブローバイガス流路バルブ174の開閉に応じて、ブローバイガス流路172が開閉される。
また、エンジンシステム100には、カム室132と、吸気流路140におけるエアクリーナ144およびスロットル弁142間とを連通する掃気流路176が設けられる。さらに、シリンダブロック102およびシリンダヘッド106には、クランク室120とカム室132とを連通する通気孔178が形成される。掃気流路176に流入した空気は、カム室132および通気孔178を介してクランク室120に導かれ、クランク室120に溜まったブローバイガスを掃気する。
また、本実施形態のエンジンシステム100には、バイパス路180と、酸素富化ユニット200と、窒素排出路240とを含んで構成される吸気装置が設けられている。バイパス路180は、吸気流路140から分岐されるとともに、分岐箇所Aの下流側の接続箇所Bに再接続される流路である。そして、バイパス路180には、酸素富化空気および窒素富化空気を生成する酸素富化ユニット200が設けられている。
酸素富化ユニット200は、エアウォーマ210と、酸素富化デバイス220と、断熱部230とを含んで構成される。エアウォーマ210は、エアクリーナ144で浄化された空気を加熱するとともに、空気から水(水蒸気)を除去する。本実施形態において、エアウォーマ210は、酸素富化デバイス220を構成する酸素富化膜の適用温度範囲(酸素と窒素との分離を効率的に行うことができる温度範囲)内となるように空気を加熱するとともに、適用湿度範囲(酸素と窒素との分離を効率的に行うことができる湿度範囲)内となるように空気から水を除去する。エアウォーマ210を備える構成により、酸素富化デバイス220において効率よく酸素富化空気を生成することができる。
酸素富化デバイス220は、中空糸状のポリイミド樹脂で構成され、空気から酸素を選択的に分離する酸素富化膜と、酸素富化膜に空気を導入する空気導入部222と、酸素富化膜から酸素富化空気を送出する酸素送出部224と、酸素富化膜から窒素富化空気を送出する窒素送出部226とを含んで構成される。酸素富化デバイス220の空気導入部222はバイパス路180の上流側(分岐箇所A側)に接続され、酸素送出部224はバイパス路180の下流側(接続箇所B側)に接続される。また、酸素富化ユニット200の窒素送出部226は後述する窒素排出路240に接続される。したがって、酸素富化空気は、酸素送出部224からバイパス路180(吸気流路140、燃焼室118)に導かれ、窒素富化空気は、窒素送出部226から窒素排出路240(排気流路150)に導かれることとなる。
酸素富化膜をポリイミド樹脂で構成することにより、空気中の酸素濃度を99%以上とすることができる。このように、酸素富化デバイス220によって分離された酸素富化空気(酸素濃度99%以上)は、バイパス路180を通じて吸気流路140に供給される。
したがって、酸素濃度が高い空気が燃焼室118に供給されることとなるため、燃焼効率が向上して、燃焼室118における燃焼温度を上昇させることができる。これにより、触媒152の暖機を早期に行うことができ、触媒152の活性温度への到達時間を短縮することが可能となる。また、燃焼室118における燃焼温度を上昇させることができるため、同一の温度の排気ガスを得るために必要な燃料を削減することが可能となる。したがって、燃費を向上させることができる。さらに、酸素富化デバイス220が、酸素濃度が99%以上の酸素富化空気を生成することができる。酸素濃度が80%を超えると、空気中の窒素量が酸化反応の支配要因となり、NOx生成反応が抑制されるため、燃焼室118におけるNOxの増加を抑制することが可能となる。
断熱部230は、酸素富化デバイス220を囲繞するとともに、少なくとも酸素富化デバイス220から外部への熱の流出を抑制する。断熱部230を備える構成により、外部への放熱による温度低下を抑制し、酸素富化デバイス220を適用温度範囲に維持することが可能となる。
また、本実施形態において、バイパス路180は、吸気流路140におけるエアクリーナ144の下流側であってスロットル弁142の上流側から分岐される。つまり分岐箇所Aはエアクリーナ144とスロットル弁142との間に配される。また、バイパス路180は、吸気流路140におけるスロットル弁142の下流側であってEGR流路160、ブローバイガス流路172の上流側に再接続される。つまり、接続箇所Bは、スロットル弁142とEGR流路160との間に配される。
このように、バイパス路180が、スロットル弁142の上流側から分岐されるとともに、スロットル弁142の下流側に再接続される構成により、分岐箇所Aと接続箇所Bとの間に差圧を生じさせることができる。具体的に説明すると、アイドル時または低負荷時は、スロットル弁142の下流側が負圧になる。このため、分岐箇所Aをスロットル弁142の上流側とし、接続箇所Bをスロットル弁142の下流側とすることにより、ポンプ等の吸引装置を備えずとも、酸素富化デバイス220の空気導入部222(バイパス路180)に空気を導くとともに、酸素送出部224を通じて酸素富化空気を吸引することができる。
さらに、バイパス路180が、吸気流路140におけるエアクリーナ144とスロットル弁142との間から分岐される構成により、酸素富化ユニット200にダストが混入する事態を回避することができ、酸素富化デバイス220の破損を防止することが可能となる。
また、バイパス路180が、ブローバイガス流路172の上流側に再接続される構成により、酸素富化ユニット200にオイルやダストが混入する事態を回避することができ、酸素富化デバイス220の破損を防止することが可能となる。
さらに、バイパス路180は、EGR流路160の上流側に再接続される。これにより、酸素富化ユニット200にオイルやダストが混入する事態を回避することができ、酸素富化デバイス220の破損を防止することが可能となる。
窒素排出路240は、酸素富化ユニット200の窒素送出部226に接続されるとともに、排気流路150における触媒152の下流側に接続される。これにより、分岐箇所Aと接続箇所C(窒素排出路240における排気流路150との接続箇所)との間に差圧を生じさせることができる。具体的に説明すると、排気流路150は、排気動圧により負圧が発生する環境下にある。また、負圧が発生しない環境下であっても、排気流動による吸引力が生じる。このため、分岐箇所Aをスロットル弁142の上流側とし、接続箇所Cを排気流路150とすることにより、ポンプ等の吸引装置を備えずとも、酸素富化デバイス220の空気導入部222(バイパス路180)に空気を導くとともに、窒素送出部226を通じて窒素富化空気を吸引することができる。
また、窒素排出路240には、可変バルブ242が設けられている。これにより、吸気流路140におけるスロットル弁142の下流側が排気流路150よりも負圧となる場合に、排気ガスが酸素富化デバイス220に逆流してしまう事態を回避することができる。また、排気流路150が、吸気流路140におけるスロットル弁142の下流側よりも負圧となる場合に、吸気が酸素富化デバイス220に逆流してしまう事態を回避することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、酸素富化ユニット200がエアウォーマ210を備える構成を例に挙げて説明したが、エアウォーマ210は必須の構成ではない。例えば、エアウォーマ210に代えて、水除去装置と、酸素富化デバイス220を加熱するヒータを備えてもよい。
また、上記実施形態において、バイパス路180が、スロットル弁142の上流側であってエアクリーナ144の下流側から分岐されるとともに、スロットル弁142の下流側であってブローバイガス流路172およびEGR流路160の上流側に再接続される構成を例に挙げて説明した。しかし、バイパス路180は、吸気流路140から分岐されるとともに、分岐箇所Aの下流側に再接続されれば、分岐箇所および接続箇所に限定はない。例えば、空気導入部222に空気を送り込む装置や、酸素送出部224から酸素富化空気を吸引する装置、窒素送出部226から窒素富化空気を吸引する装置を備える場合、バイパス路180は、少なくとも吸気流路140から分岐されるとともに、分岐箇所Aの下流側に再接続されればよい。また、この場合、空気導入部222は大気開放されていてもよい。
また、例えば、空気導入部222の上流側、酸素送出部224、窒素送出部226の下流側にフィルタを備える場合、バイパス路180の分岐箇所Aおよび接続箇所Bに限定はなく、バイパス路180は、少なくとも吸気流路140から分岐されるとともに、分岐箇所Aの下流側に再接続されればよい。
また、上記実施形態において、酸素富化ユニット200が断熱部230を備える構成を例に挙げて説明したが、断熱部230は必須の構成ではない。
また、上記実施形態において、窒素送出部226に窒素排出路240が接続される構成を例に挙げて説明したが、窒素送出部226は大気開放されていてもよい。
本発明は、吸気の酸素濃度を上昇させるエンジンの吸気装置に利用できる。
A 分岐箇所
E エンジン
104 クランクケース
118 燃焼室
140 吸気流路
142 スロットル弁
144 エアクリーナ
150 排気流路
160 EGR流路
172 ブローバイガス流路
180 バイパス路
200 酸素富化ユニット
210 エアウォーマ
220 酸素富化デバイス
222 空気導入部
224 酸素送出部
230 断熱部
240 窒素排出路

Claims (7)

  1. エンジンの燃焼室に空気を導く吸気流路から分岐されるとともに、該吸気流路における分岐箇所の下流側に再接続されるバイパス路と、
    前記バイパス路に設けられた酸素富化ユニットと、
    前記燃焼室から排出された排気ガスが導かれる排気流路と、前記酸素富化ユニットとを接続する窒素排出路と、
    前記窒素排出路に設けられる可変バルブと、
    を備え、
    前記酸素富化ユニットは、中空糸状のポリイミド樹脂で構成され、空気から酸素を分離する酸素富化膜を含んで構成されることを特徴とするエンジンの吸気装置。
  2. 前記酸素富化ユニットは、空気を加熱するエアウォーマをさらに備え、
    前記酸素富化膜は、前記エアウォーマによって加熱された空気から酸素を分離することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気装置。
  3. 前記バイパス路は、前記吸気流路に設けられたスロットル弁の上流側から分岐されるとともに、該スロットル弁の下流側に再接続されることを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの吸気装置。
  4. 前記吸気流路における前記スロットル弁の上流側は、エアクリーナが設けられており、
    前記バイパス路は、前記吸気流路における前記エアクリーナと前記スロットル弁との間から分岐されることを特徴とする請求項3に記載のエンジンの吸気装置。
  5. 前記バイパス路は、
    前記吸気流路における、前記エンジンのクランクケース内のブローバイガスを該吸気流路に還流させるブローバイガス流路の上流側に再接続されることを特徴とする請求項3または4に記載のエンジンの吸気装置。
  6. 前記バイパス路は、
    前記吸気流路における、前記燃焼室から排出された排気ガスを該吸気流路に還流させるEGR流路の上流側に再接続されることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載のエンジンの吸気装置。
  7. 少なくとも前記酸素富化膜から外部への熱の流出を抑制する断熱部を備えたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のエンジンの吸気装置。
JP2016070356A 2016-03-31 2016-03-31 エンジンの吸気装置 Active JP6646504B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016070356A JP6646504B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 エンジンの吸気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016070356A JP6646504B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 エンジンの吸気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017180346A JP2017180346A (ja) 2017-10-05
JP6646504B2 true JP6646504B2 (ja) 2020-02-14

Family

ID=60005767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016070356A Active JP6646504B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 エンジンの吸気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6646504B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017180346A (ja) 2017-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8495874B2 (en) Warming intake air using EGR cooler in dual-throttle boosted engine system
US8353275B2 (en) Dual throttle for improved tip-out stability in boosted engine system
JP6117695B2 (ja) 対向ピストンエンジンのためのegr構造
US6289884B1 (en) Intake air separation system for an internal combustion engine
JP4429359B2 (ja) 内燃機関での排気圧力脈動を制御する装置
JP6414572B2 (ja) エンジンの過給装置
US9103271B2 (en) Exhaust leakage management
CN104870784A (zh) 天然气发动机以及天然气发动机的运转方法
US11378041B2 (en) Air intake device for engine
JP6646504B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP2011185244A (ja) 内燃機関のegr装置
JP5937452B2 (ja) エンジン
JP2018031352A (ja) エンジンの蒸発燃料処理装置
JP4978389B2 (ja) 内燃機関
JP6799472B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP2019157736A (ja) 内燃機関
JP2005226505A (ja) 内燃機関用過給システム
JP5509956B2 (ja) 内燃機関
JP2013189887A (ja) 制御装置
JP2012097683A (ja) 内燃機関
JP2020105944A (ja) 内燃機関
JP6031431B2 (ja) 内燃機関の吸気制御装置
JP2009191772A (ja) 内燃機関のegr装置
JP2010038046A (ja) 内燃機関の吸気構造
JP2015004294A (ja) 凝縮水処理機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6646504

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250