JP6645327B2 - 昇華型インクジェット捺染用転写紙とその製造方法 - Google Patents

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本発明は、昇華型インクジェット捺染用転写紙とその製造方法に関するものである。より具体的には、布生地等に対して転写によって捺染を行うための転写紙とその製造方法に関するものである。
昇華型インクジェット捺染転写方式の捺染印刷は、あらかじめ昇華性の高いインクを専用の転写紙上にインクジェットプリンタによって印刷しておき、その後ポリエステル等の布生地に熱転写することによって行われる。ここで、転写紙上の画像(文字、図柄、写真等)は、コンピューター画面上で製作され、昇華性転写インクを用いたインクジェットプリンタによって、転写紙上に印刷される。その後、転写紙上の画像は布生地上に熱転写され、布生地上に固着される。このような昇華型インクジェット捺染転写方式の捺染印刷によれば、多彩な画像を有した布生地を多品種少量生産することが可能となる。
熱転写時には、気化したインクが布地や転写紙内に拡散する。気化したインクが転写紙を通り抜ける(裏抜けする)と、熱転写装置を汚してしまうおそれがある。そのため、転写紙には裏抜け防止性が求められている。
転写紙の裏抜け防止性を確保する方法として、インクが転写紙を浸透しないようにする方法がいくつか提案されてきた。特許文献1には、カチオン性樹脂などのインク定着性の高いカチオン性化合物を昇華型捺染インク受容層に含有させる方法が開示されている。また、特許文献2には、基材と昇華型捺染インク受容層との間に非水溶性樹脂と無機微粒子を含有する目止め塗工層を形成する方法が開示されている。
特許2010−89393号公報 特許5215132号公報
カチオン性化合物は比較的高価なものであることから、特許文献1に記載の方法は、コスト高となる懸念を有するものであった。また、特許文献2に記載の方法は、2層の塗工層を形成する必要があるため、オフマシンでの塗工が必要となり、コスト高となる懸念を有するものであった。
また、昇華型インクジェット捺染用転写紙に対しては、転写した画像がクリアであって、にじみが少ないという転写適性に優れていることも求められている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、裏抜け防止性と転写適性に優れ、簡便かつ比較的安価な方法で製造することが可能な昇華型インクジェット捺染用転写紙とその製造方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、簡便かつ比較的安価に裏抜け防止性を向上させるために、基紙の透気度について検討を加えた。ここで、透気度とは、王研式透気度であり、JAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法No.5−2:2000に準じて測定される。透気度の数値(秒数)が大きい(透気度が高い)とき、基紙を空気が通過するのに長い時間を要することを意味している。
検討の結果、透気度の数値が大きいインク受容層を設けたとしても、裏抜け防止性は向上しなかった。ところが、インク受容層を形成する前の基紙において、透気度の数値が大きい基紙を使用することによって、簡便かつ安価な方法ながら、裏抜け防止性が向上するのみならず、転写紙の印画濃度や布生地への転写適性を向上できることを見出した。また、上記の転写紙を製造する上において、最も有効な塗工装置についても検討を加えた。
本発明は、このような検討を踏まえて、完成するに至ったものである。すなわち、本発明は以下のような構成を有するものである。
(1)本発明の昇華型インクジェット捺染用転写紙は、木材パルプを主成分とする基紙と、顔料とバインダーを含有するインク受容層とを有し、前記基紙の透気度が30秒以上であることを特徴としている。
(2)本発明の昇華型インクジェット捺染用転写紙は、前記木材パルプのカナダ標準パルプ濾水度が200ml以下であることが好ましい。
(3)本発明の昇華型インクジェット捺染用転写紙は、前記インク受容層表面の二乗平均平方根粗さが4.0μm未満であることが好ましい。
(4)本発明の昇華型インクジェット捺染用転写紙は、前記インク受容層の全固形分中に前記顔料を5〜20質量%含有することが好ましい。
(5)本発明の昇華型インクジェット捺染用転写紙の製造方法は、木材パルプを主成分とする基紙と、顔料とバインダーを含有するインク受容層とを有する昇華型インクジェット捺染用転写紙の製造方法であって、前記基紙の透気度が30秒以上であり、前記基紙上にゲートロールコーターでオンマシン塗工して、前記インク受容層を形成することを特徴としている。
本発明の昇華型インクジェット捺染用転写紙は、裏抜け防止性と転写適性に優れ、簡便かつ比較的安価な方法で製造することができる。また、本発明の昇華型インクジェット捺染用転写紙の製造方法は、裏抜け防止性と転写適性に優れた昇華型インクジェット捺染用転写紙を簡便かつ比較的安価な方法で製造することができる。
昇華型インクジェット捺染用転写紙のにじみ評価用画像である。 昇華型インクジェット捺染用転写紙の熱転写試験の状況を示す模式的断面図である。
本発明の実施形態について説明する。但し、本発明の実施形態は、以下の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態に係る昇華型インクジェット捺染用転写紙(以下、単に「転写紙」と略記することがある。)は、木材パルプを主成分とする基紙と、顔料とバインダーを含有するインク受容層とを有している。インク受容層は基紙上に形成されている。
転写紙を用いて布生地へ画像を転写する工程は以下のようなものである。
(i)コンピューターを用いて製作された画像を、昇華性転写インク(以下、単に「インク」と記載することがある。)を用いたインクジェットプリンタによって、転写紙上に印刷する。
(ii)印刷後の転写紙と布生地とを重ね合せ、ヒートプレスによってインクを気化させて、転写紙上に印刷されていた画像を布生地上に熱転写させる。画像を転写した後の転写紙は廃棄する。
[転写紙]
以下、本実施形態の転写紙を構成する各材料について詳細に説明する。
(基紙)
本実施形態の転写紙に用いる基紙としては、片艶紙、上質紙等が好ましく使用される。本実施形態では、透気度の高い基紙を用いてインク受容層を転写紙表面に適度に保持され易くする観点から、紙の抄造と塗工液の塗工を一体で行うオンマシン方式で得られる基紙を用いることがより好ましい。
基紙は、木材パルプを主成分としている。ここで、「木材パルプを主成分とする」とは、基紙を構成する材料として、木材パルプを50質量%以上含有することを意味している。基紙を構成するパルプとしては、木材パルプであれば特に限定されず、通常製紙用として使用される木材パルプが使用できる。例えば、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹晒サルファイトパルプ(LBSP)、針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)等の化学パルプ、ストーングランドパルプ(GP)、加圧ストーングランドパルプ(PGW)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、ケミグランドパルプ(CGP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)等の未晒、半晒、あるいは晒パルプ、亜硫酸パルプ、古紙パルプ等が使用できる。基紙のパルプとしては、寸法安定性に優れるLBKPを多く配合することが好ましく、基紙の全パルプ100質量%のうち60〜100質量%含有させることが好ましい。この範囲でLBKPを含有させることによって、基紙上に塗工液を塗工して、乾燥させたときに、塗工液の浸透を適度に抑制することができる。
基紙のJAPAN TAPPI紙パルプ試験方法No.5−2:2000に準じて測定した王研式の透気度は、30秒以上である。基紙の透気度が30秒以上であると、次の(a)〜(c)の作用効果が奏される。
(a)基紙上に形成されたインク受容層中のインクが加熱されて気化したときに、転写紙を通り抜けることが抑制される。その結果、熱転写装置がインクによって汚染されるのを防止することができる。
(b)基紙内へのインク受容層の浸透が抑制されるため、インクジェット印刷する際にインクが転写紙表層に保持されやすくなり、転写紙上の印画濃度が増大する。
(c)インクの裏抜けが抑制されて、布生地に転写されるインク量が増大することから、布生地上のインクの転写濃度が高いものとなる。
このように、基紙の透気度が30秒以上であると、インクの裏抜け防止だけでなく、インクの利用効率が向上するという付加的な効果が生まれる。基紙の透気度は、50秒以上がより好ましく、100秒以上がさらに好ましい。
但し、例えば下記のようにカナダ標準パルプ濾水度を小さくして透気度を上げるためには、連続操業性を向上する観点からカナダ標準パルプ濾水度を100ml以上とすることが好ましい。そのため、基紙の透気度は、400秒以下が好ましく、300秒以下がより好ましい。
基紙の透気度を大きくする方法としては、パルプの叩解度を上げる方法、プレスを行う方法、基紙中に所定の添加剤を添加する方法等が挙げられる。パルプの叩解度を上げる方法は、下記のように、基紙のパルプとして、カナダ標準パルプ濾水度が200ml以下のパルプを用いる方法である。プレスを行う方法としては、搾水時のプレスを強化する方法等が挙げられる。基紙の透気度を大きくするために添加される添加剤としては、澱粉、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
基紙のパルプのJIS P 8121−1995に準じて測定したカナダ標準パルプ濾水度(フリーネス、叩解度)は、基紙の透気度を大きくする観点から、また、塗工液の浸透性、塗工時の基紙の強度等の観点から、200ml以下とすることが好ましい。基紙のパルプのカナダ標準パルプ濾水度のより好ましい範囲は150ml以下である。
基紙に使用されるパルプは、例えば、ビーター、ジョルダン、シングルディスク・リファイナー、コニカルリファイナー、円筒型リファイナー、デラックス・ファイナー、ダブル・ディスク・リファイナー(DDR)、媒体攪拌ミル、振動式ミル等の叩解機により上述した叩解度となるように調製される。叩解の条件は特に限定されないが、叩解後のパルプの物性は、各種リファイナーの刃の形状、回転数、パルプの濃度、パルプの繊維長、パルプの粗度等による影響を受けるので、所望の叩解度が得られるように適宜叩解条件が選択される。
基紙の坪量は、特に限定されないが、30〜100g/mであることが好ましく、50〜70g/mがより好ましい。基紙の坪量を上記範囲内とすることにより、塗工層を形成する際に必要な強度を保持させることができる。
基紙の密度は、特に限定されないが、0.6〜1.2g/cmとすることが好ましく、0.7〜0.9g/cmとすることがより好ましい。これにより、基紙の塗工時の形態を安定にすることができる。基紙の密度を上げる具体的方法としては、基紙の抄造時に湿紙状態で加圧すること、乾燥後にマシンカレンダーやソフトニップカレンダー、グロスカレンダーを使用すること、あるいは基紙抄造後にスーパーカレンダーを使用することが挙げられる。
基紙のサイズ度は、特に限定されないが、JIS P 8122:2004に準ずるステキヒトサイズ度が0〜20秒程度の範囲とすることが好ましい。基紙のサイズ度は、ロジン系、アルキルケテンダイマー系、アルケニル無水コハク酸系、スチレン−アクリル系、高級脂肪酸系、石油樹脂系等の内添サイズ剤の種類や含有量、パルプの種類、平滑化処理等によって制御することができる。内添サイズ剤の含有量は、特に限定されないが、基紙のパルプ100質量部に対して0〜0.3質量部程度の範囲が好ましい。内添サイズ剤は、塗工液を適度に浸透させる観点から通常よりも少量添加することが好ましく、添加しなくてもよい。より好ましくは0〜0.25質量部、更に好ましくは0.05〜0.25質量部である。基紙に内添サイズ剤を少量添加することによって、塗工液の濃度が低く、かつ塗工量が多くても、塗工中に基紙の紙切れが発生するおそれがない。
基紙の厚みは、特に限定されないが、20μm以上であることが好ましく、30μm以上であることがより好ましい。また、基紙の厚みは、500μm以下であることが好ましく、300μm以下であることがより好ましい。基紙の厚みを上記範囲内とすることにより、適度な強度を有することができ、塗工層の塗工適性を高めることができる。
基紙にはさらに、添加剤を含有させてもよい。添加剤としては、硫酸アルミニウム、カチオン澱粉、カチオン性高分子電解質等に代表される定着剤、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼成カオリン、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、酸化チタン、無定形シリカ、尿素−ホルマリン樹脂粒子等に代表される填料類、ポリアクリルアミド系ポリマー、デンプン等に代表される紙力増強剤、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド−ポリアミン−エピクロルヒドリン樹脂等に代表される湿潤紙力増強剤等を挙げることができる。
(インク受容層)
インク受容層は、顔料とバインダーを含有している。顔料はインクをインク受容層内に保持しておくために用いられる。また、バインダーは顔料を保持しつつ、基紙上に塗膜を形成するために用いられる。インク受容層は、インクジェットによって印刷されたインクを一旦保持し、その後、加熱によってインクを昇華させて、布生地に転写させることができるものである。
顔料は、インクを保持する能力を有したものであれば特に限定されない。顔料としては、例えば、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、気相法シリカ、クレー、カオリン、タルク、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、アルミノ珪酸マグネシウム、珪酸カルシウム、ホワイトカーボン、ベントナイト、ゼオライト、セリサイト、スメクタイト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、合成マイカ、二酸化チタン、酸化亜鉛などが挙げられる。これらの中でも、嵩比重が小さく、インク吸収性及びインク吸着性が良好であることから、合成非晶質シリカ、軽質炭酸カルシウム等が好ましい。これらの顔料は1種又は2種以上を混合して使用することができる。
バインダーは、紙用の塗工層に用いられるものであれば、特に制限されない。バインダーとしては、例えば、カルボキシメチルセルロース、澱粉、カゼイン、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子、スチレン−ブタジエン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂等の水分散液が挙げられる。これらの中でも、印画濃度・転写濃度の低下を防ぐ観点から、カルボキシメチルセルロース、澱粉が好ましい。
インク受容層は、インク受容層の全固形分中に顔料を5〜20質量%含有することが好ましい。インク受容層の全固形分中の顔料の含有率が20質量%を超えると、インク受容層の表面強度が低下して、インク受容層が擦れによって粉体となって落下するおそれが生じる。一方、インク受容層の全固形分中の顔料の含有率が5質量%未満であると、インクを保持する機能が低下するため、にじみ等が生じて転写適性が低下する。インク受容層の全固形分中の顔料の含有率はより好ましくは5〜10質量%である。
布生地等に対する転写が精度よく行われるためには、インク受容層の表面が平滑であることが好ましい。具体的には、インク受容層表面の二乗平均平方根粗さが4.0μm未満であることが好ましい。インク受容層表面の二乗平均平方根粗さが4.0μm以上となると、印画濃度・転写濃度が低下する。インク受容層表面の二乗平均平方根粗さは、より好ましくは3.0μm未満である。二乗平均平方根粗さは、JIS B 0601:2001に準じて測定される。
(布生地)
本実施形態において、インクの転写対象となる布生地は、特に限定されない。転写されるインクの種類に応じて、種々の布生地を用いることができる。布生地の素材としては、例えば、綿、麻等の植物繊維、毛、絹等の動物繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、アセテート等の半合成繊維、ナイロン、ポリエステル、アクリル等の合成繊維等が挙げられる。また、布生地を構成する繊維は、短繊維であっても長繊維であってもよい。
[転写紙の製造方法]
(基紙の製造方法)
基紙は、常法により各種抄紙機により抄紙され、湿紙を形成した後、乾燥させることにより得ることができる。その後、表面サイズプレス処理マシンカレンダー等による平滑化処理等、常法による処理工程を経て製造される。
抄紙機としては、例えば、エアクッションヘッドボックスあるいはハイドロリックヘッドボックスを有する長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、オントップ型ツインワイヤー抄紙機、ヤンキー抄紙機等を挙げることができる。
(インク受容層用塗工液の調製)
インク受容層用塗工液は、前記のバインダーおよび顔料に、必要に応じて、分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤等の各種助剤を適宜添加して調製される。塗工液の溶剤としては、通常、水が使用される。
(インク受容層の形成方法)
インク受容層は、例えば、基紙の片面にインク受容層用塗工液を塗工した後、塗工液を乾燥させることによって、形成することができる。インク受容層の塗工量は、特に限定されないが、特定の基材を用いることから比較的少ない塗工量で効果を発揮させることができる。乾燥後の塗工量(固形分質量)で好ましくは1〜4g/m程度であり、より好ましくは1〜3g/m程度であり、更に好ましくは1.5〜2.5g/m程度である。
インク受容層用塗工液の塗工方法としては、一般に公知の塗工装置を用いることができる。塗工装置としては、例えば、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロールコーター、リバースロールコーター、バーコーター、カーテンコーター、スロットダイコーター、グラビアコーター、チャンプレックスコーター、ブラシコーター、スライドビードコーター、ツーロールあるいはロッドメタリング方式のサイズプレスコーター、ポンドサイズプレスコーター、ビルロッドメタリングサイズプレスコーター、ショートドウェルコーター、ゲートロールコーター、キャレンダーによるニップコーター等が挙げられる。これらの中でも、生産効率を高めるために、ゲートロールコーター、バーコーター、ブレードコーターを用いることが好ましい。
本実施形態のインク受容層の形成方法としては、紙の抄造と塗工液の塗工を一体で行うオンマシン塗工が生産効率の点で好ましい。さらに、ゲートロールコーターによるオンマシン塗工がより好ましい態様である。これにより、透気度の高い基紙を用いることの効果と合わせて、比較的少ない塗工量のインク受容層であっても、転写紙表面に適度に保持させる効果が得られ、転写紙上の印画濃度を増大させ、同時にインクの裏抜けを抑制する効果を遺憾なく発揮させることができる。
また、本実施形態ではインク受容層形成後、必要に応じて平滑化処理を行うことができる。平滑化処理は通常のスーパーカレンダー、グロスカレンダー、ソフトカレンダー等の平滑化処理装置を用いて、オンマシン又はオフマシンで行われる。
本実施形態を下記の実施例と比較例によって、さらに具体的に説明する。尚、以下の記載において、「部」は「質量部」を、「%」は「質量%」を意味する。
[実施例1]
(基紙Aの作成)
カナダ標準パルプ濾水度が250mlのLBKP100%からなるパルプスラリーに、填料としてタルクを支持体灰分が5%となるように添加した。その後、パルプ固形分に対して硫酸アルミニウム1.0%、カチオン澱粉0.5%、内添サイズ剤0.5%を順次添加し、紙料を調製した。得られた紙料を長網抄紙機で抄紙して、透気度30秒、坪量50g/mの基紙Aを得た。
(塗工液Aの調製)
顔料として、(a1)合成非晶質シリカ5部、バインダーとして、(b1)カルボキシメチルセルロース95部を使用し、水を加えて、固形分濃度が13%である塗工液Aを調製した。
(昇華型インクジェット捺染用転写紙の作製)
前記基紙Aの片方の表面上に、乾燥時の固形分質量が2g/mとなるように前記塗工液Aを塗工装置としてゲートロールコーターを用いてオンマシン塗工し、乾燥して、昇華型インクジェット捺染用転写紙Aを得た。インク受容層表面の二乗平均平方根粗さは4.0μm未満であった。
[実施例2]
(基紙Bの作成)
カナダ標準パルプ濾水度が200mlのLBKP100%からなるパルプスラリーに、填料としてタルクを支持体灰分が5%となるように添加した。その後、パルプ固形分に対して硫酸アルミニウム1.0%、カチオン澱粉0.5%、内添サイズ剤0.5%を順次添加し、紙料を調製した。得られた紙料を長網抄紙機で抄紙して、透気度50秒、坪量50g/mの基紙Bを得た。
実施例2は、基紙Aを基紙Bに変更した以外は実施例1と同様にして、昇華型インクジェット捺染用転写紙Bを得た。
[実施例3]
(基紙Cの作成)
カナダ標準パルプ濾水度が150mlのLBKP100%からなるパルプスラリーに、填料としてタルクを支持体灰分が5%となるように添加した。その後、パルプ固形分に対して硫酸アルミニウム1.0%、カチオン澱粉0.5%、内添サイズ剤0.5%を順次添加し、紙料を調製した。得られた紙料を長網抄紙機で抄紙して、透気度80秒、坪量50g/mの基紙Cを得た。
実施例3は、基紙Aを基紙Cに変更した以外は実施例1と同様にして、昇華型インクジェット捺染用転写紙Cを得た。
[実施例4]
(基紙Dの作成)
カナダ標準パルプ濾水度が300mlのLBKP100%からなるパルプスラリーに、填料としてタルクを支持体灰分が5%となるように添加した。その後、パルプ固形分に対して硫酸アルミニウム1.0%、カチオン澱粉0.5%、内添サイズ剤0.5%を順次添加し、紙料を調製した。得られた紙料を長網抄紙機で抄紙して、湿紙でのプレスを強化することで、透気度80秒、坪量50g/mの基紙Dを得た。
実施例4は、基紙Aを基紙Dに変更した以外は実施例1と同様にして、昇華型インクジェット捺染用転写紙Dを得た。
[実施例5]
(基紙Eの作成)
カナダ標準パルプ濾水度が100mlのLBKP100%からなるパルプスラリーに、填料としてタルクを支持体灰分が5%となるように添加した。その後、パルプ固形分に対して硫酸アルミニウム1.0%、カチオン澱粉0.5%、内添サイズ剤0.5%を順次添加し、紙料を調製した。得られた紙料を長網抄紙機で抄紙して、透気度100秒、坪量50g/mの基紙Eを得た。
実施例5は、基紙Aを基紙Eに変更した以外は実施例1と同様にして、昇華型インクジェット捺染用転写紙Eを得た。
[実施例6]
(基紙Fの作成)
カナダ標準パルプ濾水度200mlのLBKPとカナダ標準パルプ濾水度200mlのNBKPを質量80:20の割合で混合し、パルプスラリーに対して硫酸アルミニウム0.5%、カチオン澱粉0.4%、内添サイズ剤0.5%を順次添加し、紙料を調製した。得られた紙料を長網抄紙機で抄紙して、湿紙でのプレスを強化することで透気度150秒、坪量50g/mの基紙Fを得た。
実施例6は、基紙Aを基紙Fに変更した以外は実施例1と同様にして、実施例6の昇華型インクジェット捺染用転写紙Fを得た。
参考例7]
顔料として、(a1)合成非晶質シリカ5部の代わりに、(a2)合成非晶質シリカ(粒径大)5部を用いる以外は実施例2と同様にして、インク受容層表面の二乗平均平方根粗さが4.0μm以上である参考例7のインクジェット捺染用転写紙Gを得た。
参考例8]
顔料として、(a1)合成非晶質シリカ30部、バインダーとして(b1)カルボキシメチルセルロース70部を用いる以外は実施例2と同様にして、参考例8の昇華型インクジェット捺染用転写紙Hを得た。
参考例9]
顔料として、(a1)合成非晶質シリカ50部、バインダーとして(b1)カルボキシメチルセルロース50部用いる以外は実施例2と同様にして、参考例9の昇華型インクジェット捺染用転写紙Iを得た。
[比較例1]
(基紙Jの作成)
カナダ標準パルプ濾水度400mlのLBKP100%からなるパルプスラリーに、填料として質量比10:90の割合で炭酸カルシウムとタルクを支持体灰分が10%となるように添加した。その後、パルプ固形分に対して硫酸アルミニウム1.2%、カチオン澱粉0.6%、内添サイズ剤0.07%を順次添加し、紙料を調製した。得られた紙料を長網抄紙機で抄紙して、透気度15秒、坪量50g/mの基紙Jを得た。
比較例1は、基紙Aを基紙Jに変更した以外は実施例1と同様にして、比較例1の昇華型インクジェット捺染用転写紙Jを得た。
[比較例2]
(基紙Kの作成)
カナダ標準パルプ濾水度350mlのLBKP100%からなるパルプスラリーに、填料として質量比10:90の割合で炭酸カルシウムとタルクを支持体灰分が10%となるように添加した。その後、パルプ固形分に対して硫酸アルミニウム1.2%、カチオン澱粉0.6%、内添サイズ剤0.07%を順次添加し、紙料を調製した。得られた紙料を長網抄紙機で抄紙して、透気度25秒、坪量50g/mの基紙Kを得た。
比較例2は、基紙Aを基紙Kに変更した以外は実施例1と同様にして、比較例2の昇華型インクジェット捺染用転写紙Kを得た。
[比較例3]
比較例3は、バインダーとして(b1)カルボキシメチルセルロース100部用い、顔料を用いない以外は実施例2と同様にして、比較例3の昇華型インクジェット捺染用転写紙Lを得た。
<性能評価>
(評価用画像の印刷)
実施例および比較例で作製した昇華型インクジェット捺染用転写紙のインク受容層に、インクジェットプリンタ((株)エプソン製 EP302)を用いて、昇華型インク((株)クローズアップ製 IC50シリーズ、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエロー、ブラック)によるブラック100%ベタ印画画像(10.1mm×14.3mm)を印刷した。また、図1にあるように、にじみ評価用画像として、レッド100%ベタ印画画面内(29.6mm×35.5mm)にイエロー100%印画線(幅1.5pt(0.53mm))を描写した画像を印刷した。なお、インクジェットプリンタでの印刷時の設定は、用紙種類を「普通紙」、印刷品質を「きれい」とした。
(熱転写試験)
図2は、昇華型インクジェット捺染用転写紙の熱転写試験の状況を示す模式的断面図である。被転写物には、ポリエステルと綿を質量比65:35の割合で含む布生地2を使用した。昇華型インクジェット捺染用転写紙1の被印画面(印刷されたインク受容層)を下側にして、前記布生地2に重ね合わせた。昇華性染料の裏抜け評価用として、昇華型インクジェット捺染用転写紙1の裏面側に1枚の濾紙3、また下敷き用として前記布生地側に2枚の濾紙3を重ねた。熱転写用プレス機((株)東洋精機製作所製 ミニテストプレスMP-2F)を用いて、2枚のプレス板4の間に上記の積層物を置いた。プレスの上側をヒーター5によって250℃まで加熱した状態で、5MPaの条件下で積層物を30秒間熱プレスし、昇華性染料を布生地2に転写させた。
(インク受容層の表面平均粗さ)
インク受容層の表面粗さを小型表面粗さ測定器((株)ミツトヨ製 サーフテストSJ-301)を用い、JIS B0601:2013に準拠して、二乗平均平方根粗さ(μm)として測定した。
(インク受容層の表面強度)
昇華型インクジェット捺染用転写紙のインク受容層を黒画用紙に重ね合わせ、染色堅牢度摩擦試験機((株)東洋精機製作所製)を用いて200g質量下で擦り合わせた後、インク受容層の表面を目視で確認し、下記基準にて評価した。インク受容層の擦れ落ちが良好な◎と○の評価のものが、実用的に使用し得るレベルである。
◎:インク受容層の擦れ落ちが全くない。
○:僅かにインク受容層の擦れ落ちがあるが、実用上全く問題がない。
△:インク受容層の擦れ落ちが認められ、熱転写時に布生地を汚す恐れがある。
×:インク受容層の擦れ落ちが多く認められ、熱転写時に布生地を激しく汚す恐れがある。
(昇華性染料の裏抜け防止性)
昇華性染料の裏抜け評価として、熱転写試験時に転写紙上に重ねた濾紙に染着した昇華性染料の濃度を目視で確認し、下記基準にて評価した。裏抜け防止性が良好な◎と○の評価のものが、実用的に使用し得るレベルである。
◎:昇華性染料の裏抜けが全くない。
○:僅かに昇華性染料の裏抜けがあるが、実用上全く問題がない。
△:昇華性染料の裏抜けが認められ、熱源装置が少し汚れる。
×:昇華性染料の裏抜けが多く認められ、熱源装置を激しく汚す。
(転写適性(にじみ))
昇華型インクジェット捺染用転写紙に印画したにじみ評価用画像(図1)、および布生地への転写画像について、イエロー100%印画線のにじみを目視で確認し、下記基準にて評価した。印画線のにじみに優れた◎と○の評価のものが、実用的に使用し得るレベルである。
◎:印画線のにじみが全く見られない。
○:僅かに印画線のにじみが存在するが、実用上全く問題がない。
△:印画線のにじみが認められ、画像再現性にやや難がある。
×:印画線のにじみが多く認められ、画像再現性に難がある。
(昇華性染料の印画濃度・転写濃度)
昇華型インクジェット捺染用転写紙に印画したブラック100%ベタ印画の光学濃度を分光濃度計((株)エックスライト製 spectrodensitometer 500)で測定し、印画濃度とした。同様に、昇華性染料を布生地に転写した後のブラック100%ベタ印画の光学濃度を測定し、転写濃度とした。数値が高い方が印画濃度、転写濃度共に良好である。
評価結果を表1に示した。
Figure 0006645327
表1から分かるように、本発明の規定を満足している実施例1〜の昇華型インクジェット捺染用転写紙は、インク受容層の表面強度、裏抜け防止性、にじみの各特性において、いずれも優れた性能を有していた。また、実施例1〜の昇華型インクジェット捺染用転写紙は、印画濃度と転写濃度の数値が比較例に比べて高い傾向にあり、転写紙のインク受容層におけるインク濃度および布生地に転写されたインク濃度がいずれも高いものとなっており、転写紙として優れた性能を有していた。実施例の中では、実施例1の昇華型インクジェット捺染用転写紙は、木材パルプのカナダ標準パルプ濾水度がやや高いため、裏抜け防止性、にじみ、印画濃度および転写濃度において若干低目の性能であった。参考例7の昇華型インクジェット捺染用転写紙は、インク受容層の表面粗さがやや大きいため、転写濃度において若干低目の性能であった。参考例8と参考例9の昇華型インクジェット捺染用転写紙は、インク受容層の顔料の含有量が大きいため、インク受容層の表面強度において若干低目の性能であった。
比較例1の昇華型インクジェット捺染用転写紙は、基紙の透気度がかなり小さく、木材パルプのカナダ標準パルプ濾水度がかなり高いため、裏抜け防止性、転写紙のにじみ、印画濃度および転写濃度において劣っていた。比較例2の昇華型インクジェット捺染用転写紙は、基紙の透気度が小さく、木材パルプのカナダ標準パルプ濾水度が高いため、裏抜け防止性、印画濃度および転写濃度において劣っていた。比較例3の昇華型インクジェット捺染用転写紙は、インク受容層に顔料が含有されていないため、にじみにおいて劣っていた。
1 昇華型インクジェット捺染用転写紙
2 布生地
3 濾紙
4 熱プレス板
5 ヒーター

Claims (5)

  1. 木材パルプを主成分とする基紙と、
    顔料とバインダーを含有するインク受容層とを有し、
    前記基紙の全パルプ100質量%のうちLBKPを60〜100質量%含有し、
    前記基紙の王研式透気度が30〜400秒であり、
    前記インク受容層は全固形分中に前記顔料を5〜20質量%含有し、
    前記インク受容層表面の二乗平均平方根粗さが4.0μm未満である
    ことを特徴とする昇華型インクジェット捺染用転写紙。
  2. 前記木材パルプのカナダ標準パルプ濾水度が200ml以下であることを特徴とする請求項1に記載の昇華型インクジェット捺染用転写紙。
  3. 前記顔料が、合成非晶質シリカおよび軽質炭酸カルシウムの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の昇華型インクジェット捺染用転写紙。
  4. 前記バインダーが、カルボキシメチルセルロースおよび澱粉の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の昇華型インクジェット捺染用転写紙。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の昇華型インクジェット捺染用転写紙の製造方法であって、
    前記基紙上にゲートロールコーターでオンマシン塗工して、前記インク受容層を形成することを特徴とする昇華型インクジェット捺染用転写紙の製造方法。
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