JP2002347333A - インクジェット被記録媒体及びプリント媒体への転写記録方法 - Google Patents

インクジェット被記録媒体及びプリント媒体への転写記録方法

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JP2002347333A
JP2002347333A JP2001159928A JP2001159928A JP2002347333A JP 2002347333 A JP2002347333 A JP 2002347333A JP 2001159928 A JP2001159928 A JP 2001159928A JP 2001159928 A JP2001159928 A JP 2001159928A JP 2002347333 A JP2002347333 A JP 2002347333A
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ink
metal foil
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ink receiving
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JP2001159928A
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Hirokazu Yamamoto
浩和 山本
Motoko Suzaki
基子 須崎
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、熱拡散性及び/又は熱昇華性
染料を含有するインクを用いて記録した画像を、任意の
プリント媒体と重ね合せて加熱することにより、熱拡散
性及び/又は熱昇華性染料をプリント媒体に転写してプ
リント物を得る記録方法において、使用に適したインク
受理性、染料転写性及び裏抜け防止性の優れた被記録媒
体を提供することである。 【解決手段】透気性支持体上に少なくとも1層のインク
受理層を設け、該インク受理層の反対側に金属箔の層を
設けることからなる。また、インク受理層顔料を含有す
ると好ましく、金属箔と透気性支持体がドライラミネー
ト法で貼り合わせられていると好ましい。更に、金属箔
面のインク受理層を設けた面の反対面に透気性支持体が
貼り合わされていると好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱拡散性及び/又
は熱昇華性染料を含有するインクを用いて記録するイン
クジェット被記録媒体及び記録方法に関するものであ
り、更に詳しくはインクジェット記録後に、任意のプリ
ント媒体と重ね合せて加熱することにより、熱拡散性及
び/又は熱昇華性染料をプリント媒体に転写する記録方
法とそれに使用するインクジェット被記録媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、種々の作動
原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙などの記録
用紙に付着させ、画像・文字などの記録を行なうもので
あるが、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの
融通性が大きい、現像−定着が不要等の特徴があり、漢
字を含め各種図形及びカラー画像等の記録装置として種
々の用途に於いて急速に普及している。更に、多色イン
クジェット方式により形成される画像は、製版方式によ
る多色印刷やカラー写真方式による印画に比較して、遜
色のない記録を得ることが可能である。又、作成部数が
少なくて済む用途に於いては、写真技術によるよりも安
価であることからフルカラー画像記録分野にまで広く応
用されつつある。
【0003】又、熱拡散性又は熱昇華性染料を含有する
インクを使用して、グラビア印刷、オフセット印刷等に
よって印刷した転写紙を作成し、布帛等に転写する昇華
転写捺染方法が従来から知られている。
【0004】一方、インクジェット記録で作成した画像
等を任意のプリント媒体に転写して、プリント物を得る
技術も開発されている。例えば、特開平7−14891
7号公報、特開平7−179024号公報、特開平9−
290560号公報、特開平10−24651号公報、
特開平10−25672号公報、特開平10−1638
2号公報、特開平10−315695号公報、特開平1
1−42896号公報、特開平11−314452号公
報、特開2000−1044号公報等には、インクジェ
ット記録画像受像層を設け、その受像層が支持体から
熱、圧力等により容易に剥離することによって、任意の
プリント媒体に受像層ごと転写する技術が開示されてい
る。
【0005】更に、昇華性染料を含有するインクを使用
して、インクジェット記録し、染料だけを任意のプリン
ト媒体に熱等によって転写する方法も開示されている。
例えば特開昭53−55221号公報には、昇華性イン
クを使用して転写紙得ることにより、印刷版が不要にな
り、小ロットの転写紙を得る場合でも安価に作ることが
出来ると言う技術が開示されている。また、特開平10
−58638号公報、特開2000−15926号公報
には、昇華性染料を使用したインクでミラーイメージ画
像を作成し、任意のプリント媒体に重ね合わせて加熱
し、画像をプリント媒体へ昇華転写する方法が開示され
ている。しかしこれらの中間転写媒体に従来のインクジ
ェット被記録媒体を使用しても十分な染料の転写が得ら
れるとは限らなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、熱拡
散性及び/又は熱昇華性染料を含有するインクを用いて
記録した画像を、任意のプリント媒体と重ね合せて加熱
することにより、熱拡散性及び/又は熱昇華性染料をプ
リント媒体に転写してプリント物を得る記録方法に使用
するに適した、インク受理性、染料転写性及び裏抜け防
止性に優れたインクジェット被記録媒体を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
被記録媒体は、透気性支持体上に少なくとも1層のイン
ク受理層を設け、熱拡散性及び/又は熱昇華性染料を含
有するインクを用いて記録する被記録媒体に於いて、該
インク受理層の反対側に金属箔の層を設けてなることを
特徴とするインクジェット被記録媒体である。
【0008】インク受理層が顔料を含有する多孔性イン
ク受理層であると好ましい態様である。
【0009】金属箔が透気性支持体とドライラミネート
法で接着されたものであると好ましい態様である。
【0010】該金属箔の裏面上にさらに透気性支持体が
貼り合わされたものであると好ましい態様である。
【0011】上記インクジェット被記録媒体のインク受
理層面に、熱拡散性及び/又は熱昇華性染料を含有する
インクを用いて記録後、任意のプリント媒体と重ね合せ
て加熱し、該熱拡散性及び/又は熱昇華性染料をプリン
ト媒体へ転写する記録方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明のインクジェット被
記録媒体及びプリント媒体への転写記録方法について、
詳細に説明する。
【0013】本発明に用いられる透気性支持体として
は、上質紙、クラフト紙等の非塗工紙や、キャスト紙、
コーテッド紙等の塗工紙が使用される。また、合成繊維
あるいは合成樹脂フィルムを擬紙化したいわゆる合成
紙、繊維構造体(織布、編布、不織布)、ガラスファイ
バーシートなど無機質シート、などでもプリンターで搬
送可能であり記録できる可撓性、折り曲げ適性及び透気
性などを有する範囲であれば、特に問題なく使用でき
る。
【0014】透気性支持体は、インク受理層を形成する
インク受理層組成物を塗工した時に組成物をセットする
ための物である。支持体に透気性がない場合、組成物の
セット性が悪くなり、乾燥時の風等の影響により塗工面
に塗工ムラを発生するので好ましくない。透気性支持体
の厚みはインクジェット被記録媒体をプリント媒体へ熱
転写する場合の熱伝導を阻害しない範囲であれば、特に
限定せずに用いることができる。透気性はJIS P8
117に規定されるガーレー透気度で測定される。ガー
レー透気度は一定量の気体が透過する時間を測定してい
るため、時間が長い方が透気性は悪いことを表わす。
【0015】本発明において、金属箔と接着される透気
性支持体は、金属箔との接着性を高めるため表面塗工層
が設けたものを使用する方が好ましい。塗工層は、主と
して水溶性樹脂や合成樹脂エマルジョンなどの接着剤を
含む。このために、使用される水溶性樹脂や合成樹脂エ
マルジョンとしては、澱粉及びその誘導体、セルロース
及びその誘導体、ポリビニルアルコール、スチレンブタ
ジエン系ラテックス、アクリル系樹脂エマルジョン、酢
酸ビニル系樹脂エマルジョンなどが好ましい。
【0016】さらに、塗工層には水や有機溶剤に対する
バリア性を向上させるために、必要に応じて顔料、架橋
剤、サイズ剤などを添加しても良い。
【0017】塗工層の乾燥塗布量があまり少ない場合に
は、透気性支持体表面を均一に被覆することが難しいの
で、乾燥塗布量は0.5g/m2以上であることが好ま
しい。塗布量の上限は、透気性支持体の表面性状あるい
は経済性から自ずと制約される。
【0018】塗工層は、サイズプレス装置、ゲートロー
ルコーター、リバースロールコーター、グラビアコータ
ー、ロッドコーター、ダイコーター、カーテンコータ
ー、ブレードコーターなどにより透気性支持体表面に塗
布されるが、生産効率を考慮するとオンマシン塗工に適
したサイズプレス装置やゲートロールコーターなどが好
ましい。
【0019】本発明において、金属箔と透気性支持体の
接着性を高めるために、塗工層を設けた後に表面をマシ
ンカレンダー、スーパーカレンダー、グロスカレンダ
ー、ソフトニップロールカレンダー、ヤンキードライヤ
ーなどの装置により、平滑化することも出来る。
【0020】本発明に用いられる金属箔は、熱伝導性の
良さからの熱昇華性染料の転写効率アップとバリヤー性
の高さからの熱昇華性染料の裏抜け防止の二つの役割を
持つものであると考えられる。本発明では任意のプリン
ト媒体とインクジェット記録画像面を重ね合せて、加熱
することによってプリント媒体に画像を転写する為、熱
によって拡散又は昇華した染料分子が効率良くプリント
媒体の方へ移行するためではないかと考えられる。つま
り、拡散又は昇華した染料分子が裏から抜けないで、プ
リント媒体の方へ行く効率が良くなるためであろう。
又、該染料が裏へ抜けない為、プリント媒体以外の部
分、特に加熱プレス装置を汚すこともなく、取り扱いが
極めて容易になる。この目的に合致するように金属が薄
膜化されているものであれば、材質は何であってもよ
い。たとえば、鉄、銅、錫、アルミニウム、鉛、亜鉛な
どの単独組成物、あるいはそれらの合金である。なかで
も、透気性シートにラミネートされる材質としては、比
重が小さく軽い、延展性が良く、箔への加工が容易であ
るなどの理由から、アルミニウムが好まれているが、も
ちろん本発明はこれに限定されるものではない。金属箔
の厚みは特に制限するものではないが、プリンタの搬送
性を考慮すれば5〜50μm程度が好ましく、より好ま
しくは5〜20μmである。
【0021】本発明における金属箔と透気性支持体は、
各種接着方法によって貼り合わせる。接着方法には、ウ
ェットラミネート法、ドライラミネート法、ワックス・
ホットメルトラミネート法、エクストルーダーラミネー
ト法などの各種加工法が利用出来る。
【0022】ウェットラミネート法は一般的には紙など
の貼り合わせによく用いられる加工法で、基材同士を接
着剤によって貼り合わせる。接着剤は水溶性接着剤かエ
マルジョン水性接着剤が使用されるので、少なくとも一
方の基材は水分が透過する性質の多孔材である必要があ
る。一方の基材に塗布された接着剤が塗膜形成していな
い状態で他方の基材と圧着し、その後乾燥装置で水分を
蒸発乾燥させ接着剤固化により貼り合わせが行われる。
水性接着剤として澱粉系、蛋白質系、合成高分子系など
があり、エマルジョン水性接着剤として酢酸ビニル樹
脂、アクリル酸エステル樹脂、ゴム(天然ゴム、SBR
樹脂)系などがある。
【0023】ドライラミネート法はほとんどあらゆる材
料に適用でき、接着剤の種類や塗布量を選択することに
より種々の要求に応じた物性を有する積層材を得る方法
である。一方の基材に塗布された接着剤が乾燥装置で乾
燥され塗膜形成した後、他方の基材と圧着して貼り合わ
せが行われる。貼り合わされたラミネート品は接着剤が
反応硬化する迄、エージングルームと呼ばれる部屋に静
置される。接着剤は水性型、溶剤型、無溶剤型がある。
水性型接着剤の多くは、アクリル系、変性ビニール系、
ウレタン系、ポリエステル系樹脂などが主成分となり、
一液型又は熱硬化樹脂の添加により二液反応型となって
いる。溶剤型接着剤にはビニル系、アクリル系、ポリア
ミド系、エポキシ系、ゴム系、ウレタン系などがある
が、現在はほとんどがウレタン系溶剤型接着剤が使用さ
れている。ウレタン系接着剤は主剤(OH基)と硬化剤
(NCO基)を混合して反応させる二液硬化型が一般的
である。無溶剤型接着剤もウレタン系接着剤で、一液型
と二液型とがある。
【0024】ワックス・ホットメルトラミネート法は1
00%固形分の熱可塑性樹脂を接着剤とし、加熱溶融さ
せ、溶融状態にて直接基材に塗布し、他方の被着体と圧
着し、冷却固化させることによって貼り合わせる方法で
ある。このラミネート法に用いられるワックスの分類で
は天然系と合成系があり、天然系としてはパラフィンワ
ックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワッ
クス、カルナウワックスなどであり、合成系としてはポ
リエチレンワックスなどがある。
【0025】エクストルーダーラミネート法はポリエチ
レン樹脂を約300℃に加温溶融させ基材に塗布すると
同時に他方の被着体と圧着させ、冷却固化させ貼り合わ
せる方法である。
【0026】本発明における接着方法としては、耐水
性、耐熱性、カール性に優れたドライラミネート法がよ
り好ましい。
【0027】接着剤の塗布には、グラビアコーター、ロ
ールコーター、ロッドコーター、ダイコーター、カーテ
ンコーター、ブレードコーターなどが使用可能である
が、塗液粘度や塗布量の点からグラビアコーターやリバ
ースロールコーターが好ましい。
【0028】接着剤を塗布する面は、金属箔あるいは透
気性支持体のどちらでもよいが、金属箔が薄い場合に
は、乾燥時に接着剤の収縮により金属箔にシワが発生す
るのを防止するために、透気性支持体面に接着剤を塗布
するのが好ましい。
【0029】接着剤の塗布量が、極端に少ない場合に
は、金属箔−透気性支持体間の十分な接着を得ることが
できない。特にラミネート加工される一方が紙の場合に
は、ミクロな凹凸の多い表面を持っているために少なく
とも1g/m2以上の塗布量が必要である。もし塗布量
が、これに満たない場合には、接着剤による塗布面の被
覆が不十分となり、金属箔−透気性支持体間の接着強度
が部分的に低下する。そして、インク受理層塗工乾燥時
の熱により、透気性支持体内からの水蒸気の発生や空気
の膨張に耐えきれず金属箔−透気性支持体間でブリスタ
ー(火ぶくれとも称する層間の破壊)が発生する。塗布
量の上限は、ラミネーターの性能、透気性支持体の表面
性状、あるいは経済性から自ずと制約されるが、実用的
には1〜10g/m2の範囲が好ましい。
【0030】本発明における金属箔と透気性支持体の貼
り合わせた金属箔ラミネート支持体の構成は、金属箔の
片面に透気性支持体を貼り合わせた物と金属箔の両面に
透気性支持体を貼り合わせた物がある。金属箔の両面に
透気性支持体を貼り合わせた金属箔ラミネート支持体
は、そのカール性とハンドリング性の良さ、そしてイン
ク受理層のブロッキング発生防止性において、金属箔の
片面に透気性支持体を貼り合わせた金属箔ラミネート支
持体より優れている。両面に貼り合わされる透気性支持
体は同じ物であっても良いし、異なる物であっても良
い。
【0031】金属箔の片面に透気性支持体を貼り合わせ
た物は、金属箔ラミネート支持体の金属箔面上に、金属
箔面の保護、カールの調整、搬送性改良などの必要に応
じてバックコート層を設けても良い。
【0032】バックコート層に使用される水溶性樹脂や
合成樹脂エマルジョンとしては、澱粉及びその誘導体、
セルロース及びその誘導体、ポリビニルアルコール、ス
チレンブタジエン系ラテックス、アクリル系樹脂エマル
ジョン、酢酸ビニル系樹脂エマルジョンなどがある。必
要に応じて顔料、架橋剤、サイズ剤などを添加しても良
い。
【0033】金属箔面の保護、カール調整の点からバッ
クコート層の乾燥塗布量は0.5g/m2以上であるこ
とが好ましい。塗布量の上限は、塗工性や経済性から自
ずと制約されるが、実用的には1〜10g/m2の範囲
が好ましい。
【0034】バックコート層は、サイズプレス装置、ゲ
ートロールコーター、リバースロールコーター、グラビ
アコーター、ロッドコーター、ダイコーター、カーテン
コーター、ブレードコーターなどにより金属箔面に塗布
される。
【0035】本発明において、インク受理層としては従
来公知の各種インク受理層の構成を用いることが出来
る。インク受理層は上記ラミネート加工した金属箔ラミ
ネート支持体に塗工してもよいし、透気性支持体にイン
ク受理層を設けてから金属箔とラミネート加工してもよ
い。インク受理層の1つの構成は、主として顔料、及び
水性接着剤を含有するインク受理層を設ける構成であ
る。
【0036】本構成の顔料としては、例えば、軽質炭酸
カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
水酸化マグネシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜
鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケ
イソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成非
晶質シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、コロイダル
アルミナ、アルミナ水和物(擬ベーマイト等)、水酸化
アルミニウム、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイ
ト、水酸化マグネシウム等の無機顔料、スチレン系プラ
スチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメン
ト、ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラ
ミン樹脂等の有機顔料等が挙げられる。中でも多孔性合
成非晶質シリカ、多孔性炭酸カルシウム、多孔性炭酸マ
グネシウム、多孔性アルミナ(擬ベーマイト、δアルミ
ナ)などが好ましく、特に細孔容積の多い多孔性合成非
晶質シリカが好ましい。このような合成非晶質シリカと
は、ケイ酸のゲル化により、SiO2の三次元構造を形成
させた、微多孔性、不定形微粒子であり、細孔径10〜
2000オングストローム程度を有する。
【0037】このような合成非晶質シリカは、市販のも
のを好適に用いることができ、例えば、ミズカシルP−
526、ミズカシルP−801、ミズカシルNP−8、
ミズカシルP−802、ミズカシルP−802Y、ミズ
カシルC−212、ミズカシルP−73、ミズカシルP
−78A、ミズカシルP−78F、ミズカシルP−8
7、ミズカシルP−705、ミズカシルP−707、ミ
ズカシルP−707D、ミズカシルP−709、ミズカ
シルC−402、ミズカシルC−484(以上水沢化学
製)、トクシールU、トクシールUR、トクシールG
U、トクシールAL−1、トクシールGU−N、トクシ
ールN、トクシールNR、トクシールPR、ソーレック
ス、ファインシールE−50、ファインシールT−3
2、ファインシールX−37、ファインシールX−7
0、ファインシールRX−70ファインシールA、ファ
インシールB(以上、トクヤマ製)、カープレックスF
PS−101、カープレックスCS−7、カープレック
ス80、カープレックスXR、カープレックス67(以
上、塩野義製薬製)、サイロイド63、サイロイド6
5、サイロイド66、サイロイド77、サイロイド7
4、サイロイド79、サイロイド404、サイロイド6
20、サイロイド800、サイロイド150、サイロイ
ド244、サイロイド266(以上、富士シリシア化学
製)などが挙げられる。
【0038】本構成の水性接着剤としては、例えば、澱
粉、酸化澱粉、カチオン化澱粉、エーテル化澱粉、リン
酸エステル化澱粉等の澱粉誘導体、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、セルロースサルフェート等のセルロー
ス誘導体、各種鹸化度のポリビニルアルコール又はその
シラノール変性物、カルボキシル化物、カチオン化物等
の各種誘導体、カゼイン、ゼラチン、変性ゼラチン、大
豆蛋白等の天然高分子、ポリビニルピロリドン、ポリア
クリル酸ナトリウム、スチレン−無水マレイン酸共重合
体ナトリウム塩、ポリスチレンスルフォン酸ナトリウム
等の水溶性合成高分子が用いられる。また、スチレン−
ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエ
ン共重合体等の共役ジエン系共重合体ラテックス、アク
リル酸エステル及びメタクリル酸エステルの重合体又は
共重合体等のアクリル系重合体ラテックス、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
等のビニル系重合体ラテックス、或はこれら各種重合体
のカルボキシ基等の官能基含有単量体による官能基変性
重合体ラテックス、ポリウレタン樹脂系ラテックス、メ
ラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性合成樹脂等を用いる
ことができる。
【0039】顔料に対する水性接着剤の配合量として
は、顔料の全固形分100質量部に対して、3〜70質
量部、好ましくは、5〜50質量部であり、3質量部未
満ではインク受理層の塗層強度が不足するし、70質量
部を越えるとインク吸収性が低下する。
【0040】更に、インク受理層には、添加剤として、
染料定着剤(各種カチオン性樹脂)、顔料分散剤、増粘
剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、サイズ
剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、湿潤強度増強
剤、乾燥強度増強剤等を適宜配合することもできる。
【0041】本構成における、インク受理層の塗布量
は、あまり少ないとインクの吸収性に問題が生じるばか
りでなく、画像濃度・色彩性・鮮明性が低く、インクが
インク受理層の面方向に拡散して鳥の羽状にギザギザし
たフェザリングと呼ばれるドット形状の悪化が発生す
る。又、あまり塗布量が多いと塗布後の乾燥工程におけ
る乾燥負荷が高まり、塗布速度の低下に伴う生産性の低
下ばかりでなく、高負荷での乾燥では、インク受理層を
構成する塗被組成物中の接着剤が、蒸発する溶媒と共に
インク受理層表面に移動して、その表面の空隙量を低下
させるために、吸収性が低下し記録時に地汚れなどが発
生したり、カール性が悪化するため好ましくない。この
ような観点から、インク受理層の塗布量は、1〜30g
/m2が好ましい。又、インク受理層はある一定の塗布
量を数回に分けて塗布する事も可能である。
【0042】インク受理層を塗布する方法は、各種ブレ
ードコーター、ロールコーター、エアーナイフコータ
ー、バーコーター、ロッドブレードコーター、カーテン
コーター、ショートドウェルコーター、サイズプレス等
の各種装置をオンマシン或いはオフマシンで用いること
ができる。又、塗布後に、マシンカレンダー、TGカレ
ンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー等のカ
レンダー装置を用いて平坦化、光沢付与仕上げすること
で、インク受理層を形成出来る。
【0043】本発明において用いられるインク受理層の
もう1つの構成は、インク吸収層を設けその上に顔料お
よび接着剤を主成分とする塗布組成物からなる光沢発現
層を塗布することで、光沢を付与したインク受理層であ
る。インク吸収層は前記インク受理層の構成をそのまま
用いることが出来る。
【0044】光沢発現層に含有される顔料としては、イ
ンク吸収性やインクの色再現性を向上させるために公知
の顔料を1種以上用いることができる。例えば、軽質炭
酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、水酸化マグネシウム、カオリン、タルク、硫酸カル
シウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化
亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、
ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成
非晶質シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、コロイダ
ルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウム、リト
ポン、ゼオライト、加水ハロイサイト、水酸化マグネシ
ウム等の無機顔料、スチレン系プラスチックピグメン
ト、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレ
ン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有
機顔料等が挙げられる。中でも平均粒子径300nm以
下のコロイド粒子が良い。
【0045】本発明の光沢発現層に好ましく適用される
コロイド粒子において、平均粒子径300nm以下の無
定形シリカやアルミナからなる多孔質構造を有するもの
が好ましい。コロイド粒子は、懸濁分散した形で供給さ
れ、1次粒子径が数nm以下、好ましくは1nm以下の
無定形シリカやアルミナがネットワークを形成した2次
粒子以上の構造をもった多孔質構造である。又、他の顔
料と併用して光沢発現層を構成する場合には、光沢発現
層中の全顔料100質量部に対して、該コロイド粒子を
5質量部、好ましくは10質量部以上を使用する。
【0046】更に、本発明の光沢発現層に適用されるコ
ロイド粒子において、カチオン性コロイド粒子がより好
ましく、カチオン性コロイド粒子は、水中に懸濁分散し
てコロイド状をなしているものであり、動的光散乱法に
より測定されるコロイド状態における平均粒子径が30
0nm以下であり、該粒子表面が正に帯電した粒子を指
し、例えば、ベーマイト、擬ベーマイト等のアルミナゾ
ルやコロイダルアルミナ、或いは特公昭47−2695
9号公報に開示されているようにコロイド状シリカ粒子
表面をアルミナコーティングした粒子等が挙げられる。
平均粒子径が300nmを超えると、該コロイド粒子の
表面積が減少するために、インクの定着性が低下し、光
沢発現層の塗布量を増やす必要が生じる。
【0047】即ち、粒子表面の電荷がカチオンであるこ
とにより、電気的な相互作用によってインク中の染料成
分を光沢発現層にて定着させることが可能となる。更
に、コロイド粒子自体には溶媒成分を吸収するだけの容
量がないことから、溶媒成分は光沢発現層を透過して、
インク吸収層に浸透することになる。インク吸収層にお
ける溶媒成分の浸透が遅くなると、光沢発現層において
インクが滞留してインクの拡散が生じることになるから
溶媒成分の浸透は速くなければならない。
【0048】また、光沢発現層に含有される接着剤とし
ては、例えば、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白等の天然
高分子、エーテル化澱粉、リン酸エステル化澱粉等の澱
粉誘導体、カルボキシルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース等のセルロース誘導体等の天然高分子とその
誘導体、及び各種鹸化度のポリビニルアルコール又はそ
のシラノール変性体、カルボキシル変性体、カチオン変
性体等の各種誘導体、ポリエチレンオキサイド、ポリエ
チレングリコール、ポリアクリルアミド、ポリビニルピ
ロリドン等の水溶性高分子、メラミン樹脂、尿素樹脂、
ポリ尿素ポリアミド樹脂等の各種水溶性合成高分子とそ
のカルボキシル変性体、アミド変性体、カチオン変性体
等の誘導体、並びにスチレン−ブタジエン系、アクリル
酸エステル及びメタクリル酸エステル系、エチレン−酢
酸ビニル系、ポリウレタン系等の合成高分子エマルショ
ン、ラテックスとそのカルボキシル、アミド、各種アミ
ン基に依るカチオン変性体等の変性誘導体などが挙げら
れる。
【0049】光沢発現層における接着剤の配合割合は、
顔料100質量部に対し、通常、5〜70質量部、好ま
しくは5〜50質量部である。顔料100質量部に対す
る接着剤の配合割合が5質量部未満であると、光沢発現
層の塗膜強度が不足することがある。一方、上記の配合
割合が70質量部を超えると、インク吸収性が低下して
良好な画像品質が得られないことがある。
【0050】光沢発現層の塗布には、例えば、各種ブレ
ードコーター、ロールコーター、エアーナイフコータ
ー、バーコーター、ロッドブレードコーター、カーテン
コーター、ショートドウェルコーター、サイズプレス等
の各種装置を用いることができる。
【0051】光沢発現層の塗布量は、前記インク吸収層
の平滑性やサイズ性、要求される平滑性等により異なる
ので一概に決定することは困難であるが、通常は2g/
2以上あればよい。インク吸収層上に光沢発現層を塗
設し、乾燥した時点で、既に光沢を有するが、更にカレ
ンダ処理により高い光沢を付与することが可能であり、
該処理も高線圧・高温での条件は必要なく、インク吸収
性を悪化させるほど塗層中の空隙を低下させることはな
いため、本発明の目的に合致したインクジェット被記録
媒体を得ることが出来る。
【0052】また、表面形成用仮支持体の上に前記イン
ク受容層或は光沢発現層を塗工乾燥し、別の支持体上に
転写、接着して、仮支持体を剥離することによって該仮
支持体の表面形状を写しとった表面をもつインク受理層
を作る事も出来る。
【0053】更にはインク受理層が湿潤状態にある間
に、加熱した鏡面ロールに圧接、乾燥して仕上げるいわ
ゆるキャスト処理されたインク受理層とする事も出来
る。
【0054】インク受理層のキャスト処理の方法として
は、直接法、ゲル化法およびリウエット法がある。この
うち、直接法は、支持体上に塗工した塗層が未だ湿潤状
態にあるうちに該塗層を加熱された鏡面ドラム面に圧着
して強光沢仕上げを行なうものである。また、ゲル化法
は、支持体上に塗した塗層が未だ湿潤状態にあるうちに
該塗層をゲル化剤浴に接触させ、ゲル状態にした塗層を
加熱された鏡面ドラム面に圧着して強光沢仕上げを行な
うものである。さらに、リウエット法は、湿潤状態の塗
層を一旦乾燥してからこの塗層を再湿潤液に接触させた
後、この塗層を加熱された鏡面ドラムに圧着させて強光
沢仕上げを行なうものである。
【0055】本発明で使用するインクは、熱によって染
料分子が拡散又は昇華する熱昇華性染料を液体中に分散
させた記録液体である。これらの熱昇華性染料は100
℃〜250℃位の熱で昇華、気化、拡散して転写しうる
ものあれば良く、分散染料と呼ばれる水に対して不溶な
ものもあるので、その場合は樹脂粒子等の染料保持粒子
中に保持させて液中に分散させるようにする。
【0056】熱拡散性又は熱昇華性染料としては、カチ
オン染料又は分散染料がある。例えば分散染料として
は、アゾ系及びアゾ誘導体、ジアリールメタン系、トリ
アルメタン系、チアゾール系、メチン系、アゾメチン
系、キサンテン系、アントラキノン誘導体、キノフタロ
ン誘導体、スチロジピラン系、インドリノスピロピラン
系、フルオラン系、スチリル系、ジフェニルメタン系、
トリフェニルメタン系、オキサジン系、トリアジン系、
チクリジン系、ジアジン系、ローダミンラクタム系等の
染料が挙げられる。また、「WHITE SERIES No.78昇華型
感熱転写記録技術」(田口信義監修、株式会社トリケッ
プス発行、昭和63年5月31日)に昇華性色素の代表
的なものが記されている。
【0057】又これらの染料は1成分のみでなく、2種
以上を混合して用いても良い。これ等の染料を樹脂微粒
子中に含有させて、液体中に分散させインクとする。例
えば、樹脂としてエチレン−酢酸ビニル共重合体を用
い、分散染料をテトラヒドロフラン中に分散させ、高沸
点飽和炭化水素中に分散しながら投入することによっ
て、高沸点溶剤タイプのインクとすることが出来る。ま
た、同様に水ベースのインクの作成も可能である。
【0058】本発明インクジェット被記録媒体を用いて
の熱転写物の作製は、被記録媒体の記録画像面を昇華性
染料の定着性を向上する処理が施されたプリント媒体と
重ね合せ、熱転写用プレス機を用いて、それぞれのプリ
ント媒体に適した転写温度と転写時間で処理をし作製す
る。プリント媒体としては、ポリエステエルフィルムを
基本としたフィルム素材、アルミ、ステンレスなどの金
属素材、ポリエステル布素材などがある。
【0059】
【実施例】以下に、本発明の実施例をあげて説明する
が、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
又、実施例に於いて示す「部」および「%」は、特に明
示しない限り質量部及び質量%を示す。
【0060】<透気性支持体aの作製>濾水度450m
lCSFのLBKP70部、濾水度450mlCSFの
NBKP30部から成る木材パルプ100部に、軽質炭
酸カルシウム/重質炭酸カルシウム/タルクの比率が3
0/35/35の顔料5部、市販アルキルケテンダイマ
ー0.1部、市販カチオン系アクリルアミド0.03
部、市販カチオン化澱粉1.0部、硫酸バンド0.5部
を調成後、長網抄紙機を用いて坪量70g/m2で抄造
し、市販酸化澱粉をインクラインドサイズプレスで乾燥
重量5g/m2付着させて乾燥後、オンマシンカレンダ
ーを用いて平滑化処理し、透気性支持体aを作製した。
ガーレー透気度は30秒であった。
【0061】<透気性支持体bの作製>濾水度450m
lCSFのLBKP80部、濾水度450mlCSFの
NBKP20部から成る木材パルプ100部に、軽質炭
酸カルシウム/重質炭酸カルシウム/タルクの比率が3
0/35/35の顔料7部、市販アルキルケテンダイマ
ー0.1部、市販カチオン系アクリルアミド0.03
部、市販カチオン化澱粉1.0部、硫酸バンド0.5部
を調成後、長網抄紙機を用いて坪量100g/m2で抄
造し、市販ポリビニルアルコール(クラレ社製、PVA
117)をゲートロールコーターで乾燥重量7g/m2
付着させて乾燥、オンマシンカレンダーを用いて平滑化
処理し、透気性支持体bを作製した。ガーレー透気度は
85秒であった。
【0062】<透気性支持体cの作製>濾水度450m
lCSFのLBKP70部、濾水度450mlCSFの
NBKP30部から成る木材パルプ100部に、軽質炭
酸カルシウム/重質炭酸カルシウム/タルクの比率が3
0/35/35の顔料5部、市販アルキルケテンダイマ
ー0.1部、市販カチオン系アクリルアミド0.03
部、市販カチオン化澱粉1.0部、硫酸バンド0.5部
を調成後、長網抄紙機を用いて坪量140g/m2で抄
造し、市販酸化澱粉をインクラインドサイズプレスで乾
燥重量5g/m2付着させて乾燥後、オンマシンカレン
ダーを用いて平滑化処理し、透気性支持体cを作製し
た。ガーレー透気度は45秒であった。
【0063】<金属箔ラミネート支持体Aの作製>上記
透気性支持体aに下記組成の接着剤を乾燥塗布量が2.
0g/m2になるように塗工し、厚さ8μmのアルミニ
ウム箔と重ね合わせて接着乾燥し、ウェットラミネート
加工し、金属箔ラミネート支持体Aを作製した。接着剤
組成は、アクリル酸エステル樹脂水性エマルジョン(モ
ビニール987、ヘキスト合成、固形分45%)100
部である。
【0064】<金属箔ラミネート支持体Bの作製>上記
透気性支持体aに下記組成の接着剤を乾燥塗布量が3.
0g/m2になるように塗工乾燥し、厚さ8μmのアル
ミニウム箔と重ね合わせて圧着してドライラミネート加
工し、金属箔ラミネート支持体Bを作製した。そして、
このアルミニウム箔ラミネート紙を常温で2日間放置し
て室温エージングを行った。接着剤組成は、ポリエステ
ルポリオール樹脂(BLS−PC21、東洋モートン
製、固形分35%)15部、ポリイソシアネート(CA
T−100、東洋モートン製、固形分50%)1部、酢
酸エチル3部である。
【0065】<金属箔ラミネート支持体Cの作製>金属
箔ラミネート支持体Bの透気性支持体aを透気性支持体
bにし、アルミニウム箔の厚さを10μmにする以外
は、金属箔ラミネート支持体Bの作製と同じ方法で金属
箔ラミネート支持体Cを作製した。
【0066】<金属箔ラミネート支持体Dの作製>金属
箔ラミネート支持体Bのアルミニウム箔を厚さ20μm
の銅箔にする以外は、金属箔ラミネート支持体Bの作製
と同じ方法で金属箔ラミネート支持体Dを作製した。
【0067】<金属箔ラミネート支持体Eの作製>上記
透気性支持体aに下記組成の接着剤を乾燥塗布量が2.
0g/m2になるように塗工し、上記金属箔ラミネート
支持体Aのアルミニウム箔面と重ね合わせて接着乾燥
し、ウェットラミネート加工した金属箔ラミネート支持
体Eを作製した。接着剤組成は、アクリル酸エステル樹
脂水性エマルジョン(モビニール987、ヘキスト合
成、固形分45%)100部である。
【0068】<金属箔ラミネート支持体Fの作製>上記
金属箔ラミネート支持体Bのアルミニウム箔面に下記組
成接着剤を乾燥塗布量が3.0g/m2になるように塗
布乾燥し、透気性支持体aと貼り合わせて圧着してドラ
イラミネート加工した後、常温で2日間放置して室温エ
ージングを行い、金属箔ラミネート支持体Fを作製し
た。接着剤組成は、ポリエステルポリオール樹脂(BL
S−PC21、東洋モートン製、固形分35%)15
部、ポリイソシアネート(CAT−100、東洋モート
ン製、固形分50%)1部、酢酸エチル3部である。
【0069】<金属箔ラミネート支持体Gの作製>上記
金属箔ラミネート支持体Cのアルミニウム箔面に金属箔
ラミネート支持体Fの作製と同じ方法で透気性支持体b
をドライラミネート加工し、金属箔ラミネート支持体G
を作製した。
【0070】<金属箔ラミネート支持体Hの作製>上記
金属箔ラミネート支持体Dの銅箔面に金属箔ラミネート
支持体Fの作製と同じ方法で透気性支持体aをドライラ
ミネート加工し、金属箔ラミネート支持体Hを作製し
た。
【0071】<インク受理層組成物>インク受理層組成
物は、合成非晶質シリカ(ファインシールX37B:ト
クヤマ社製)100部、ポリビニルアルコール(PVA
117:クラレ社製)30部、カチオン性染料定着剤
(スミレーズレジン1001:住友化学工業社製)20
部を用い、固形分濃度15%に調整して作製した。
【0072】<光沢発現層組成物>光沢発現層組成物
は、コロイダルシリカ(スノーテックスXL:日産化学
社製)100部、変性アクリルエマルジョン(モビニー
ル8020:ヘキスト合成社製)15部、アルカリ溶解
したカゼイン(ニュージランド製)10部を用い、固形
分濃度20%に調整して作製した。
【0073】実施例1 金属箔ラミネート支持体Aのアルミニウム箔面に下記バ
ックコート層組成物を乾燥塗布量が7.0g/m2とな
るようにエアナイフコーターで塗工乾燥し、バックコー
ト層を設けた。バックコート層組成は、カオリン(ハイ
ドラスパース、ヒューバー製、50%水分散液)100
部、セリサイト含有無機顔料(ジークライトTMC、ジ
ークライト化学製、50%水分散液)100部、酸化澱
粉(25%水溶液)60部、カルボキシル変性SBRラ
テックス(固形分48%)150部、メラミン樹脂初期
縮合物(スミレーツレジン−613、住友化学製、固形
分80%)4部である。さらに、金属箔ラミネート支持
体Aの透気性支持体a上に、インク受理層組成物を乾燥
塗布量が9g/m2となるようにエアナイフコーターで
塗工乾燥してインク受理層を設け、これをスーパーカレ
ンダー処理して実施例1のインクジェット被記録媒体を
得た。
【0074】実施例2 実施例1の金属箔ラミネート支持体Aを金属箔ラミネー
ト支持体Bにする以外は、実施例1と同じ方法で実施例
2のインクジェット被記録媒体を得た。
【0075】実施例3 実施例1の金属箔ラミネート支持体Aを金属箔ラミネー
ト支持体Cにする以外は、実施例1と同じ方法で実施例
3のインクジェット被記録媒体を得た。
【0076】実施例4 実施例1の金属箔ラミネート支持体Aを金属箔ラミネー
ト支持体Dにする以外は、実施例1と同じ方法で実施例
4のインクジェット被記録媒体を得た。
【0077】実施例5 実施例1の金属箔ラミネート支持体Aを金属箔ラミネー
ト支持体Eにし、バックコート層は設けず、金属箔ラミ
ネート支持体Eの片方の透気性支持体上にインク受理層
を設ける以外は、実施例1と同じ方法で実施例5のイン
クジェット被記録媒体を得た。
【0078】実施例6 実施例1の金属箔ラミネート支持体Aを金属箔ラミネー
ト支持体Fにし、バックコート層は設けず、金属箔ラミ
ネート支持体Fの片方の透気性支持体上にインク受理層
を設ける以外は、実施例1と同じ方法で実施例6のイン
クジェット被記録媒体を得た。
【0079】実施例7 実施例1の金属箔ラミネート支持体Aを金属箔ラミネー
ト支持体Gにし、バックコート層は設けず、金属箔ラミ
ネート支持体Gの片方の透気性支持体上にインク受理層
を設ける以外は、実施例1と同じ方法で実施例7のイン
クジェット被記録媒体を得た。
【0080】実施例8 実施例1の金属箔ラミネート支持体Aを金属箔ラミネー
ト支持体Hにし、バックコート層は設けず、金属箔ラミ
ネート支持体Hの片方の透気性支持体上にインク受理層
を設ける以外は、実施例1と同じ方法で実施例8のイン
クジェット被記録媒体を得た。
【0081】実施例9 実施例5のインク受理層上に光沢発現組成物を乾燥塗布
量が6g/m2となるようにエアナイフコーターで塗工
して光沢発現層を設け、さらに加熱した鏡面ロールに圧
接してキャスト処理して実施例9のインクジェット被記
録媒体を得た。
【0082】実施例10 実施例6のインク受理層上に実施例9と同じ方法で光沢
層を設け、実施例10のインクジェット被記録媒体を得
た。この記録媒体にはブリスターの発生はなかった。
【0083】比較例1 実施例1の金属箔ラミネート支持体Aを透気性支持体a
にし、バックコート層は設けず、透気性支持体上にイン
ク受理層を設ける以外は、実施例1と同じ方法で比較例
1のインクジェット被記録媒体を得た。
【0084】比較例2 実施例1の金属箔ラミネート支持体Aを透気性支持体b
にし、バックコート層は設けず、透気性支持体上にイン
ク受理層を設ける以外は、実施例1と同じ方法で比較例
2のインクジェット被記録媒体を得た。
【0085】比較例3 実施例1の金属箔ラミネート支持体Aを透気性支持体c
にし、バックコート層は設けず、透気性支持体上にイン
ク受理層を設ける以外は、実施例1と同じ方法で比較例
3のインクジェット被記録媒体を得た。
【0086】比較例4 上記金属箔ラミネート支持体Aのアルミニウム箔面側
に、インク受理層組成物を乾燥塗布量が9g/m2とな
るようにエアナイフコーターで塗工乾燥してインク受理
層を設け、これをスーパーカレンダー処理して比較例4
のインクジェット被記録媒体を得た。比較例4の被記録
媒体は塗工乾燥時の塗液のセット性が悪いため、塗工層
に塗工ムラを発生した。
【0087】実施例11 比較例1のインクジェット被記録媒体のインク受理層を
設けていない透気性支持体a面に下記組成の接着剤を乾
燥塗布量が3.0g/m2になるように塗工乾燥し、厚
さ8μmのアルミニウム箔と重ね合わせて圧着してドラ
イラミネート加工した。そして、常温で2日間放置して
室温エージングを行った。接着剤組成は、ポリエステル
ポリオール樹脂(BLS−PC21、東洋モートン製、
固形分35%)15部、ポリイソシアネート(CAT−
100、東洋モートン製、固形分50%)1部、酢酸エ
チル3部である。さらに、アルミニウム箔面に下記バッ
クコート層組成物を乾燥塗布量が7.0g/m2となる
ようにエアナイフコーターで塗工乾燥してバックコート
層を設け、実施例11のインクジェット被記録媒体を得
た。バックコート層組成は、カオリン(ハイドラスパー
ス、ヒューバー製、50%水分散液)100部、セリサ
イト含有無機顔料(ジークライトTMC、ジークライト
化学製、50%水分散液)100部、酸化澱粉(25%
水溶液)60部、カルボキシル変性SBRラテックス
(固形分48%)150部、メラミン樹脂初期縮合物
(スミレーツレジン−613、住友化学製、固形分80
%)4部である。
【0088】実施例12 実施例11と同じ方法で比較例2のインクジェット被記
録媒体にアルミニウム箔を貼り合わせ、さらにバックコ
ート層を設けて実施例12のインクジェット被記録媒体
を得た。
【0089】実施例13 実施例11と同じ方法で比較例3のインクジェット被記
録媒体にアルミニウム箔を貼り合わせ、さらにバックコ
ート層を設けて実施例13のインクジェット被記録媒体
を得た。
【0090】実施例1〜13及び比較例1〜4のインク
ジェット被記録媒体の評価結果を表1に示す。表1に示
すインク受理性、昇華性染料転写性、昇華性染料裏抜け
防止性の評価は、下記の方法により行った。
【0091】<評価用インクの作製>下記化1、化2、
化3の染料15部を各々ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸ナトリウム5部、イオン交換水75部、ジエ
チレングリコール5部の混合液に分散し、サンドグライ
ンダー(1mm径ジルコニウムビーズ)で3時間粉砕し
た。この分散液を更にフロロポアフィルター(FP−2
50)で濾過して分散染料液とし、この分散液40部に
チオジグリコール25部、ジエチレングリコール10
部、イオン交換水25部を混合して、酢酸でpH5〜7
に調整して、イエロー、マゼンタ、シアンの水性昇華染
料分散インクを作製した。
【0092】
【化1】
【0093】
【化2】
【0094】
【化3】
【0095】<インク受理性の評価>上記インクをイン
クジェットプリンタ(PJ3600:オリンパス光学工
業株式会社製)を用いて、写真画像を被記録媒体上に記
録し、インクの溢れ程度を目視で判定して、インク吸収
性、解像性を評価した。A,Bが良好である。 A:インク吸収性、解像性ともに良好。 B:解像性がやや劣るが実用上全く問題が無い。 C:解像性が悪く、ニジミが発生する。 D:解像性、吸収性共に悪く、ニジミが大きい。
【0096】<昇華性染料転写性の評価>インク受理性
の評価に使用した被記録媒体の記録画像面を昇華性染料
の定着性を向上する処理が施されたプリント媒体(白色
ポリエステルフィルム;紀和化学社製)に重ね合せ、さ
らに裏面にも昇華性染料の裏抜け評価用として同じ白色
ポリエステルフィルムを重ね、熱転写用プレス機(INST
A社製;手動ワイドスインガーModel 221)を用い、14
0℃、10分間加熱し、昇華性染料をプリント媒体(白
色ポリエステルフィルム)に転写した。プリント媒体
は、(1)解像性の評価、(2)ベタ画像部の評価(ベ
タ画像部の画像濃度と均一性)に分けて目視で判定して
昇華性染料転写性を評価した。解像性はA,B,Cが良
く、画像濃度はA,Bのものが良好である。 (1)解像性 A:解像性良好。 B:解像性がやや劣るが、実用上全く問題が無い。 C:解像性がやや悪いが、条件によって使用可能。 D:解像性が悪く、使用不可。 (2)ベタ画像部 A:画像濃度が高く、ベタ画像部にムラがない。 B:画像濃度が高く、僅かにベタ画像部にムラがあるが
実用上全く問題がない。 C:画像濃度がやや低く、ベタ画像部にムラが認められ
る。 D:画像濃度が低く、ベタ画像部に多くのムラが認めら
れる。
【0097】<昇華性染料裏抜け防止性の評価>裏抜け
評価用の白色ポリエステルフィルムに染着した昇華性染
料の濃度を目視で判定して裏抜け防止性を評価した。裏
抜けが無いA,Bが良好である。 A:昇華性染料の裏抜けが全くない。 B:僅かに昇華性染料の裏抜けがあるが実用上全く問題
がない。 C:昇華性染料の裏抜けが認められ、裏移りが発生す
る。 D:昇華性染料の裏抜けが多く認められ、裏移りが激し
く装置を汚す。
【0098】
【表1】
【0099】表1から明らかなように、金属箔ラミネー
ト支持体を使用した実施例1〜13は、金属箔の熱伝導
性の良さが昇華性染料の転写効率を上げると共に昇華性
染料の裏面への拡散を防止するバリヤー層として働くた
め、比較例1〜3に比べて昇華性染料転写性と裏抜け防
止性に優れている。比較例4はインク吸収性が不足し、
塗工ムラも発生しているので良好な記録媒体とは言えな
い。
【0100】
【発明の効果】インクジェット被記録媒体の支持体とし
て金属箔の少なくとも片面に透気性支持体を接着して作
製される金属箔ラミネート支持体を用いることにより、
昇華性染料の転写効率が良く、加熱転写プリント装置を
汚す事のない、優れたインクジェット被記録媒体を提供
することが出来る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透気性支持体上に少なくとも1層のイ
    ンク受理層を設け、熱拡散性及び/又は熱昇華性染料を
    含有するインクを用いて記録する被記録媒体において、
    該インク受理層の反対側に金属箔の層を設けてなること
    を特徴とするインクジェット被記録媒体。
  2. 【請求項2】 該インク受理層が顔料を含有する多孔性
    インク受理層であることを特徴とする請求項1記載のイ
    ンクジェット被記録媒体。
  3. 【請求項3】 該金属箔が透気性支持体とドライラミネ
    ート法で接着されたものであることを特徴とする請求項
    1または2記載のインクジェット被記録媒体。
  4. 【請求項4】 該金属箔の裏面に更に透気性支持体が貼
    り合わされていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか一項記載のインクジェット被記録媒体。
  5. 【請求項5】 該被記録媒体のインク受理層面に、熱拡
    散性及び/又は熱昇華性染料を含有するインクを用いて
    インクジェット記録後、任意のプリント媒体と重ね合せ
    て加熱し、該熱拡散性及び/又は熱昇華性染料をプリン
    ト媒体へ転写することを特徴とする転写記録方法。
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