JP6645262B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関の吸気装置に関する。
従来から、スロットルバルブから吸気が導入されるサージタンクと、サージタンクから分岐して内燃機関の吸気ポートに吸気を供給する複数の分岐管とを有するインテークマニホールドを備えた内燃機関の吸気装置が知られている(特許文献1参照)。
サージタンクは、各気筒で発生しうる吸気脈動や吸気干渉を緩和するに足るタンク内空間を備えている。
特開平10−18849号公報
しかしながら、上記従来技術では、タンク内空間に導かれた吸気がサージタンクの内面に衝突しタンク内空間で様々な方向に流れ、吸気の流れが互いに干渉することから吸気の流れが乱れるため、吸気を各分岐管に円滑に導いて各気筒の吸気充填効率を高める上で改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、吸気を各分岐管に円滑に導くことにより、吸気充填効率を高め、エンジンの出力を高める上で有利な内燃機関の吸気装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、発明は、吸気が導入されるタンク内空間を有するサージタンクと、前記サージタンクから分岐して内燃機関の吸気ポートに吸気を供給する複数の分岐管とを有するインテークマニホールドを備えた内燃機関の吸気装置であって、前記サージタンクは、前記導入される吸気により前記タンク内空間に旋回流を形成する旋回流形成部を含んで構成され、前記分岐管は、前記分岐管と退避空間用開口を介して接続して前記吸気の流れの逆の向きに延出形成される退避空間を含んで構成され、前記退避空間は、前記タンク内空間の前記旋回流と同じ向きに沿ってタンク内空間用開口を介して前記タンク内空間に接続することを特徴とする。
また、本発明は、前記タンク内空間用開口の断面は、前記退避空間用開口の断面よりも小さい面積で形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記退避空間の前記退避空間用開口は、前記分岐管と前記タンク内空間とが接続する分岐管接続部に配置されることを特徴とする。
また、本発明は、吸気が導入されるタンク内空間を有するサージタンクと、前記サージタンクから分岐して内燃機関の吸気ポートに吸気を供給する複数の分岐管とを有するインテークマニホールドを備えた内燃機関の吸気装置であって、前記サージタンクは、前記導入される吸気により前記タンク内空間に旋回流を形成する旋回流形成部を含んで構成され、前記分岐管は、前記分岐管と退避空間用開口を介して接続して前記吸気の流れの逆の向きに延出形成される退避空間を含んで構成され、前記退避空間の前記退避空間用開口は、前記分岐管と前記タンク内空間とが接続する分岐管接続部に配置されることを特徴とする。
また、本発明は、前記吸気に前記内燃機関から排出された排気ガスを供給する排気ガス導入管をさらに備え、前記排気ガスを供給する前記排気ガス導入管の端部は、前記タンク内空間で前記旋回流の軸方向に向けて開口することを特徴とする。
発明によれば、タンク内空間に導かれた吸気が旋回流形成部により旋回流となり、旋回流となった吸気が各分岐管内を経て各吸気ポートに導かれるため、各吸気ポートに円滑に吸気が導かれる。その際、吸気ポートの吸気バルブの閉動作時に分岐管内に発生する吸気の逆流が退避空間に導かれることで逆流のタンク内空間の旋回流に対する干渉が防止される。
したがって、旋回流に対する逆流の影響を抑制することで吸気を各吸気ポートに極めて円滑に導くことができるため、旋回流により各気筒の吸気充填効率を高めることができ、内燃機関の出力を高める上で有利となる。
また、本発明によれば、吸気の逆流を利用して大きな流量の吸気の旋回流を形成でき、各気筒の吸気充填効率をより高め、内燃機関の出力を高める上でより有利となる。
また、本発明によれば、吸気の逆流を吸気から確実に分離して退避空間に導くことができ、各気筒の吸気充填効率をより高め、内燃機関の出力を高める上でより有利となる。
また、本発明によれば、速度が早められた吸気の逆流を用いてタンク内空間の旋回流の速度をより一層速め、各気筒の吸気充填効率をより高め、内燃機関の出力を高める上でより有利となる。
また、本発明によれば、旋回流によって形成された圧力がより低下した箇所に排気ガス導入管の端部を配置したので、排気ガスの吸気への導入を促進でき、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)低減や燃費(熱効率)の向上を図る上で有利となる。
第1の実施の形態に係る内燃機関の吸気装置の構成を示す概略構成図である。 第1の実施の形態に係る内燃機関の吸気装置の斜視図である。 図2のA矢視図である。 図3のBB線断面図である。 図4のCC線断面図である。 第2の実施の形態に係る内燃機関の吸気装置の斜視図である。 図6のDD線断面図である。 図7のEE線断面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、エンジン10は、エンジン本体12と、吸気装置14と、排気装置16と、排気ガス還流装置18とを含んで構成されている。
エンジン本体12は、シリンダブロック1202とシリンダヘッド1204とを含んで構成されている。
シリンダブロック1202に複数の気筒(シリンダ室)20が形成され、本実施の形態では、3つの気筒20が形成され、各気筒20にピストンが配設されている。
シリンダヘッド1204には各気筒20に対応して、何れも不図示の、燃焼室と、燃焼室に吸気を供給する吸気ポートと、燃焼室から排気ガスを排出する排気ポートとが設けられている。
したがって、燃焼室、吸気ポート、排気ポートは3つずつ設けられている。
図1、図2、図3に示すように、吸気装置14は、吸気管22と、スロットルバルブ(吸気絞り)24と、インテークマニホールド28と、排気ガス導入管30とを含んで構成されている。
吸気管22の上流端は不図示のエアクリーナーに接続され、スロットルバルブ24は吸気管22の下流端に接続されている。
スロットルバルブ24は、エンジン10への吸気量を調整するものであり、例えば、図示しないバルブ軸とバルブ軸に固定されるバルブプレートを備えて構成されるバタフライバルブで構成されている。
エンジンECU42が、バタフライプレートがバルブ軸を回転軸として回転する際の回転量を制御することで、スロットルバルブ24の開度が調整される。
インテークマニホールド28は、サージタンク32と、複数の分岐管34とを含んで構成されている。
サージタンク32は、各気筒20で発生しうる吸気脈動や吸気干渉を制御するものである。
複数の分岐管34は、サージタンク32から分岐して各吸気ポートに接続されている。
本実施の形態では、吸気を燃焼室に導く吸気通路が、吸気管22と、スロットルバルブ24と、インテークマニホールド28と、吸気ポートとを含んで構成されている。
排気装置16は、排気ポートに接続されたエキゾーストマニホールド36と、エキゾーストマニホールド36に接続された排気管38とを含んで構成されている。
排気ガス還流装置18は、排気管38から取り出した排気ガスをサージタンク32に還流するものである。
排気ガス還流装置18は、排気ガス導入管30と、排気ガスバルブ40とを含んで構成されている。
排気ガス導入管30は、排気管38とサージタンク32とを接続して排気ガスを還流するものである。
排気ガスバルブ40は、排気ガス導入管30に設けられ排気ガスの還流量を調整するものであり、エンジンECU42により排気ガスバルブ40の開度が調整される。
次にサージタンク32について詳述する。
図4、図5に示すように、サージタンク32は、タンク内空間44と旋回流形成部46を備えている。
サージタンク32は、タンク内空間44の延在方向の一端を閉塞する第1の端面壁3202と、タンク内空間44の延在方向の他端を閉塞する第2の端面壁3204と、第1の端面壁3202と第2の端面壁3204とを接続する周壁3206とを含んで構成されている。
本実施の形態では、サージタンク32の第1の端面壁3202および第2の端面壁3204が円形である場合について説明するが、それら端面壁3202,3204の形状は、八角形や十角形などの多角形であってもよく円形に限定されない。また、端面壁3202,3204の形状が互いに異なっていてもよい。
旋回流形成部46は、タンク内空間44の延在方向の一端にスロットルバルブ24から導入される吸気によりタンク内空間44に旋回流Fを形成するものである。
本実施の形態では、旋回流形成部46は、第1の端面壁3202と、第1の端面壁3202寄りの周壁3206の部分3210と、周壁3206の部分3210の接線方向に突設された吸気導入管48とを含んで構成されている。
図3に示すように、吸気導入管48の先端4802は、スロットルバルブ24の下流端2402に接続され、図5において符号48Aは、周壁3206の部分に形成された吸気導入管48の開口を示している。
したがって、スロットルバルブ24から旋回流形成部46に導入された吸気は、吸気導入管48、周壁3206の部分3210によりタンク内空間44の延在方向の一端において旋回流Fとなり、旋回流Fは、タンク内空間44の一端から他端に向かって移動しつつ各分岐管34に至り、各分岐管34から各吸気ポートに導入される。
ここで、旋回流Fの中心軸は、スロットルバルブ24のバルブ軸の延びる方向と平行になるように配置され、スロットルバルブ24のバルブプレートは旋回流Fと同じ方向に開くことが、後述するように吸気の充填効率を高め、排気を速やかに導入する上で望ましい。
複数の分岐管34は、タンク内空間44の延在方向に間隔をおいて周壁3206に設けられている。
複数の分岐管34の内部空間3402は、図4に示すように、タンク内空間44の旋回流Fの接線方向に延在している。言い換えると、複数の分岐管34は、周壁3206の接線方向に接続されている。
本実施の形態では、図5に示すように、タンク内空間44は、均一半径で直線状に延在している。
図4において符号34Aは、サージタンク32内に開口する分岐管34の分岐管用開口を示している。
さらに、図4、図5に示すように、タンク内空間44とは別に、退避空間50が分岐管34の内部空間3402に連通して設けられている。
退避空間50は、吸気ポートの吸気バルブの閉動作時に分岐管34の内部空間3402に発生する吸気の逆流Gを導き、吸気の逆流Gがタンク内空間44の旋回流Fへ干渉しないようにするものである。
退避空間50は、各分岐管34が周壁3206から分岐する箇所にそれぞれ設けられ、退避空間50は、分岐管34の内部空間3402に接続される退避空間用開口50Aを有している。
すなわち、分岐管34は、分岐管34と退避空間用開口50Aを介して接続して吸気の流れの逆の向きに延出形成される退避空間50を含んで構成されている。
また、本実施の形態では、退避空間用開口50Aは、分岐管34とタンク内空間44とが接続する分岐管接続部35に配置されているが、退避空間用開口50Aは、分岐管34の途中に設けられていてもよい。
しかしながら、以下の理由により退避空間用開口50Aは、分岐管接続部35に配置することが好ましい。
まず、退避空間50によって逆流と吸気を分離する以上、常に旋回流Fが流動しているタンク内空間44に退避空間用開口50Aを配置したのでは逆流を退避空間50に誘導できないため、退避空間用開口50Aは、タンク内空間44より下流(エンジン側)の分岐管34の部分に設ける必要がある。
更に、退避空間50によって逆流を吸気から確実に分離するためには、分岐管34内を流れてきた逆流が退避空間用開口50Aに到達する際に、燃焼室に向かう吸気の流れが無いことが望ましい。
逆流は燃焼室の直前(吸気バルブや吸気ポート)で跳ね返されて分岐管34に戻ってくるので、燃焼室に近い位置に退避空間用開口50Aを配置したとすれば、吸気が流れた後に逆流が流れてくるまでに時間差が無いため、吸気と逆流が衝突する可能性が高くなる。
したがって、退避空間用開口50Aを、分岐管34上で、かつ、できるだけ燃焼室から遠い位置、すなわち分岐管34とタンク内空間44とが接続する分岐管接続部35に配置すると、吸気の逆流を吸気から確実に分離して退避空間50に導く上で有利となり、各気筒の吸気充填効率をより高め、内燃機関の出力を高める上でより有利となる。
本実施の形態では、退避空間50は、退避空間用開口50Aから所定の長さ延在する筒状壁部52と、筒状壁部52の端部を閉塞する底壁部54とによって形成され、それら筒状壁部52と底壁部54とはサージタンク32に一体に形成されている。
分岐管用開口34Aを形成する周壁3206の箇所および退避空間用開口50Aを形成する周壁3206の箇所は、タンク内空間44の旋回流Fが分岐管用開口34Aを通って分岐管34の内部空間3402に円滑に導かれるように、言い換えると、タンク内空間44の旋回流Fが分岐管用開口34Aから退避空間50に入らないように設けられている。したがって、タンク内空間44から分岐管用開口34Aを通って分岐管34の内部空間3402に至る吸気の経路は、旋回流Fの軌跡に沿って設けられている。
また、分岐管用開口34Aを形成する周壁3206の箇所および退避空間用開口50Aを形成する周壁3206の箇所は、吸気ポートの吸気バルブの閉動作時に分岐管34の内部空間3402に発生する吸気の逆流Gが退避空間50に円滑に導かれるように、言い換えると、吸気の逆流Gが分岐管用開口34Aからタンク内空間44に入らないように設けられている。したがって、分岐管34の内部空間3402から退避空間用開口50Aを通って退避空間50に至る吸気の経路は、逆流Gの軌跡に沿って設けられている。
排気ガス導入管30は、第1の端面壁3202を貫通して配置され、排気ガス導入管30の端部3002は、タンク内空間44の延在方向の一端で旋回流形成部46で形成される旋回流Fの渦中心に配置されている。すなわち、排気ガス導入管30の端部3002は、旋回流形成部46で形成される旋回流Fの径方向の中心部に配置されている。そして、排気ガス導入管30の端部3002は、旋回流形成部46で形成される旋回流Fの軸方向に向けて開口している。
なお、図5において、符号4402はタンク内空間44の中心軸を示す。
次に作用効果について説明する。
エンジンECU42によりスロットルバルブ24が所定の開度で開かれた状態でエンジン10が運転され、各気筒の吸気行程において各気筒の吸気ポートの吸気バルブが所定の順番で開動作することにより、吸気が吸気管22からスロットルバルブ24を介して旋回流形成部46の吸気導入管48に導入される。
吸気導入管48に導入された吸気は、タンク内空間44の一端において、周壁3206の内面に沿って円滑に導かれ、周壁3206の内面に沿って流れる旋回流Fとなる。
旋回流Fとなった吸気は、旋回しつつタンク内空間44の延在方向に沿ってタンク内空間44の一端から他端に向かって流れていき、図4、図5に示すように、旋回流Fとなった吸気が分岐管用開口34Aから各分岐管34に至り、各分岐管34を経て吸気ポートに円滑に導かれる。
一方、各気筒の吸気行程が終了すると、吸気ポートの吸気バルブは閉動作する。
この際、旋回流Fとなった吸気は、閉弁した吸気バルブにぶつかるため、反対方向を向いた逆流Gとなる。
逆流Gとなった吸気は、分岐管34の内部空間3402を通り、退避空間用開口50Aを経て退避空間50に導かれる。
したがって、逆流Gとなった吸気はタンク内空間44に導かれず、タンク内空間44内の旋回流Fと干渉することが防止される。
なお、退避空間50に導かれた吸気は、次の吸気行程において、分岐管34を通過し吸気ポートに向かうタンク内空間44の吸気により退避空間用開口50Aから分岐管34の内部空間3402に導かれ、吸気ポートから燃焼室に供給される。
一方、エンジンECU42により排気ガスバルブ40が所定の開度で開かれた状態となると、排気ガスは、排気管38から排気ガス導入管30と排気ガスバルブ40を介して排気ガス導入管30の端部3002に供給される。
排気ガス導入管30の端部は、タンク内空間44の延在方向の一端でタンク内空間44の断面の中央に配置されているため、旋回流Fの径方向中心部に位置している。
旋回流Fは、その半径方向の外側から内側に向かうほど圧力が低下する。
したがって、排気ガス導入管30の端部3002は、タンク内空間44の圧力がより低下した箇所に位置することになる。
その結果、排気ガス導入管30に供給された排気ガスは、タンク内空間44の圧力がより低下した箇所へ導かれるため、排気ガスのタンク内空間44への導入が促進される。
排気ガス導入管30の端部3002から旋回流Fの中央部に供給された排気ガスは、旋回流Fとなった吸気と混合されつつタンク内空間44をタンク内空間44の延在方向に沿ってタンク内空間44の一端から他端に向かって移動する。
タンク内空間44を移動する吸気および排気ガスは、タンク内空間44で旋回流Fが維持されることでさらに混合され、タンク内空間44から各分岐管34を介して各吸気ポートに導入される。
本実施の形態によれば、タンク内空間44に導かれた吸気が旋回流形成部46により旋回流Fとなり、旋回流Fとなった吸気が旋回流Fの接線方向に延在する各分岐管34の内部空間3402を経て各吸気ポートに導かれるため、各吸気ポートに円滑に吸気が導かれる。
その際、吸気ポートの吸気バルブの閉動作時に分岐管34の内部空間3402に発生する吸気の逆流Gが退避空間50に導かれることで逆流Gのタンク内空間44の旋回流Fに対する干渉が防止される。
したがって、旋回流Fに対する逆流Gの影響を抑制することで吸気を各吸気ポートに極めて円滑に導くことができるため、旋回流Fにより各気筒20の吸気充填効率を高めることができ、エンジン10の出力を高める上で有利となる。
また、本実施の形態によれば、旋回流形成部46で旋回流Fを形成すると共に旋回流形成部46の圧力がより低下した箇所に排気ガス導入管30の端部3002を配置したので、排気ガスの吸気への導入を促進でき、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)低減や燃費(熱効率)の向上を図る上で有利となる。
また、旋回流Fの中心軸を、スロットルバルブ24のバルブ軸の延びる方向と平行になるように配置し、スロットルバルブ24のバルブプレートを旋回流Fと同じ方向に開くことで以下の効果が奏される。
すなわち、部分負荷の場合でも、スロットルバルブ24を通過する吸気が旋回流Fの流れに沿って旋回流形成部46に導入される。したがって、導入された吸気は旋回流Fの流れを阻害することが無く、旋回流Fの流速と旋回半径を大きく維持・形成することができる。そのため、吸気の充填効率を更に高めることができる。
また、排気を導入する場合にあっては、旋回流Fの流速が早くなる事で排気を導入する旋回中心の気圧が低くなるため、排気を速やかに導入することができる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について図6、図7、図8を参照して説明する。
なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の箇所、部材に同一の符号を付してその説明を省略あるいは簡略し、異なった箇所を重点的に説明する。
第2の実施の形態は、退避空間60がタンク内空間44に連通している点が第1の実施の形態と異なっている。
すなわち、退避空間60は、分岐管34の内部空間3402に接続される退避空間用開口60Aと、タンク内空間44に接続するタンク内空間用開口44Aとを有している。
本実施の形態では、退避空間60は、周壁の径方向外側で退避空間用開口60Aから周壁の外周に沿って所定の長さ延在する筒状壁部62を備え、筒状壁部62はサージタンク32に一体に形成されている。
そして、筒状壁部62の延在方向の一端に退避空間用開口60Aが設けられ、筒状壁部62の延在方向の他端にタンク内空間用44Aが設けられている。
また、第1の実施の形態と同様に、退避空間用開口60Aは、分岐管34とタンク内空間44とが接続する分岐管接続部35に配置されている。
したがって、第1の実施の形態と同様に、退避空間用開口60Aを、分岐管34上で、かつ、できるだけ燃焼室から遠い位置である分岐管接続部35に配置したので、吸気の逆流を吸気から確実に分離して退避空間60に導く上で有利となり、各気筒の吸気充填効率をより高め、内燃機関の出力を高める上でより有利となる。
タンク内空間用開口44Aは、分岐管34の内部空間3402から退避空間用開口60Aを経て退避空間60に至った吸気の逆流Gが、タンク内空間44に旋回流Fと同じ向きで戻されるように形成されている。すなわち、タンク内空間用開口44Aを形成する筒状壁部62の箇所は、吸気の逆流Gが、タンク内空間44に旋回流Fと同じ向きで戻されるように形成されている。
言い換えると、退避空間60は、タンク内空間44の旋回流と同じ向きに沿ってタンク内空間用開口44Aを介してタンク内空間44に接続している。
また、タンク内空間用開口44Aの断面は、退避空間用開口60Aの断面よりも小さい面積で形成され、退避空間60内に入った吸気の逆流Gが速度を速めてタンク内空間44に戻されるように形成されている。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、吸気ポートの吸気バルブの閉動作時に分岐管34の内部空間3402に発生する吸気の逆流Gが退避空間60に導かれることで逆流Gのタンク内空間44の旋回流Fに対する干渉が防止され、旋回流Fにより各気筒20の吸気充填効率を高め、エンジン10の出力を高める上で有利となることは無論のこと、分岐管34の内部空間3402から退避空間用開口60Aを経て退避空間60に至った吸気の逆流Gが、タンク内空間44に旋回流Fと同じ向きで戻され、旋回流形成部46で形成された旋回流Fと共に旋回流Fとなる。
そのため、吸気の逆流Gを利用して大きな流量の吸気の旋回流Fを形成でき、各気筒20の吸気充填効率をより高め、エンジン10の出力を高める上でより有利となる。
また、本実施の形態では、タンク内空間用開口44Aの断面が退避空間用開口60Aの断面よりも小さい面積で形成されることで、退避空間60内に入った吸気の逆流Gが速度を速めてタンク内空間44に戻される。
そのため、速度が速められた吸気の逆流Gを用いてタンク内空間44の旋回流Fの速度をより一層速め、各気筒20の吸気充填効率をより高め、エンジン10の出力を高める上でより有利となる。
なお、第1、第2の実施の形態では、退避空間50、60をタンク内空間44の外部に設けた場合について説明したが、退避空間50、60はタンク内空間44の内部に設けるようにしてもよい。ただし、実施の形態のように退避空間50、60をタンク内空間44の外部に設けると、サージタンク32の構造の簡易化を図る上で有利となる。
10 エンジン(内燃機関)
14 吸気装置
20 気筒
22 吸気管
24 スロットルバルブ
28 インテークマニホールド
30 排気ガス導入管
32 サージタンク
34 分岐管
34A 分岐管用開口
3402 分岐管の内部空間
35 分岐管接続部
44 タンク内空間
44A タンク内空間用開口
46 旋回流形成部
48 吸気導入管
50 退避空間
50A 退避空間用開口
60 退避空間
60A 退避空間用開口
F 旋回流
G 逆流

Claims (5)

  1. 吸気が導入されるタンク内空間を有するサージタンクと、前記サージタンクから分岐して内燃機関の吸気ポートに吸気を供給する複数の分岐管とを有するインテークマニホールドを備えた内燃機関の吸気装置であって、
    前記サージタンクは、前記導入される吸気により前記タンク内空間に旋回流を形成する旋回流形成部を含んで構成され、
    前記分岐管は、前記分岐管と退避空間用開口を介して接続して前記吸気の流れの逆の向きに延出形成される退避空間を含んで構成され
    前記退避空間は、前記タンク内空間の前記旋回流と同じ向きに沿ってタンク内空間用開口を介して前記タンク内空間に接続する
    ことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 前記タンク内空間用開口の断面は、前記退避空間用開口の断面よりも小さい面積で形成されている
    ことを特徴とする請求項記載の内燃機関の吸気装置。
  3. 前記退避空間の前記退避空間用開口は、前記分岐管と前記タンク内空間とが接続する分岐管接続部に配置される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の吸気装置。
  4. 吸気が導入されるタンク内空間を有するサージタンクと、前記サージタンクから分岐して内燃機関の吸気ポートに吸気を供給する複数の分岐管とを有するインテークマニホールドを備えた内燃機関の吸気装置であって、
    前記サージタンクは、前記導入される吸気により前記タンク内空間に旋回流を形成する旋回流形成部を含んで構成され、
    前記分岐管は、前記分岐管と退避空間用開口を介して接続して前記吸気の流れの逆の向きに延出形成される退避空間を含んで構成され
    前記退避空間の前記退避空間用開口は、前記分岐管と前記タンク内空間とが接続する分岐管接続部に配置される
    ことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  5. 前記吸気に前記内燃機関から排出された排気ガスを供給する排気ガス導入管をさらに備え、
    前記排気ガスを供給する前記排気ガス導入管の端部は、前記タンク内空間で前記旋回流の軸方向に向けて開口する、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の内燃機関の吸気装置。
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