JP6644584B2 - ころ脱落防止具およびスリーブ付ころ軸受 - Google Patents

ころ脱落防止具およびスリーブ付ころ軸受 Download PDF

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本発明は、複数のころと保持器とからなるころ軸受に対して、ころがその内周側に脱落することを防止するためのころ脱落防止具およびスリーブ付ころ軸受に関する。
例えば、自動車や各種産業機械などに使用されるころ軸受には、軸やギヤ内径を直接転走面にするために内輪および外輪を備えていないころ軸受がある。保持器の柱部を外径側のみに配置することでころ本数を多く配置できる代わりに、内径側にころが脱落してしまう仕様のころ軸受がある。
この種のころ軸受1は、図6および図7に示すように、複数のころ2と、ころ2を円周方向に保持する円筒状の保持器3とからなる。保持器3は、その周方向に沿って複数のポケット4が形成されると共に、軸方向両端部から径方向内側に延設された一対のフランジ部5を有する。ころ2は、保持器3のポケット4に転動可能に保持されている。
以上のような構成からなるころ軸受1では、図6に示すように、保持器3のポケット4の周方向幅がころ2の直径寸法よりも小さくなっている。このことから、ころ2が保持器3の外側に抜け出すことはない。
一方、保持器3の両フランジ部5間の内幅寸法は、ころ2の転動を許容するためにころ2の軸方向長さより若干長くなっている。また、ころ本数を多くするために内径側に柱部がない保持器構造のため、ころ軸受1を軸に組み付けるまでの取り扱い時に、ころ2が保持器3の内側に脱落してしまうことになる。
そこで、ころ軸受1を軸に組み付ける直前までは、ころ軸受1にころ脱落防止具を装着することにより、ころ2が保持器3の内側に脱落することを防止する必要がある。
従来のころ脱落防止具11は、図8に示すように、ころ軸受1におけるころ2の内周側に嵌め込まれるスリーブ12を備えている(例えば、特許文献1の第4図参照)。スリーブ12は、保持器3の内側でころ2に接触してそのころ2を支持する。また、スリーブ12は、その軸方向端部から径方向外側に延設されたフランジ部13を有する。
ころ軸受1を軸14に組み付ける直前までは、図8に示すように、ころ脱落防止具11において、ころ2の内周側にスリーブ12を嵌め込むことによりそのスリーブ12でころ2が支持され、フランジ部13に保持器3のフランジ部5を当接させることにより保持器3が位置規制されている。
ころ軸受1を軸14に組み付けるに際しては、図9に示すように、ころ脱落防止具11において、軸14の端部15をスリーブ12の軸方向端部16に当接させて、その軸14を図中の白抜き矢印方向に移動させる。これにより、スリーブ12が軸14によって押し出されることで、そのスリーブ12がころ軸受1から抜ける。このようにして、図10に示すように、ころ軸受1が軸14に組み込まれる。
実開平4−56921号公報
ところで、従来のころ脱落防止具11では、スリーブ12の厚みが全周に亘って均一である。ころ2および保持器3からなるころ軸受1を軸14に組み付ける場合、その軸14が単一であれば、従来のころ脱落防止具11を利用することにより、前述したように、ころ軸受1を軸14に容易に組み付けることができる(図8〜図10参照)。
しかしながら、前述のようなタイプのころ軸受1を偏心軸17に組み付ける場合、特に、図11および図12に示すように、ころ軸受1を軸18に外挿した上で、その軸18に連設された偏心軸17にころ軸受1を組み付ける場合、従来のころ脱落防止具11を利用することにより、ころ軸受1を偏心軸17に組み付けることが困難である。
つまり、ころ脱落防止具11において、図11に示すように、スリーブ12の厚みが均一で大き過ぎると、ころ軸受1を偏心軸17に組み付ける前段で、ころ軸受1を軸18に外挿することができない(図中X矢印参照)。
一方、図12に示すように、スリーブ12の厚みが均一で小さ過ぎると、スリーブ12と偏心軸17との引掛りが少なく(図中Y矢印参照)、スリーブ12が偏心軸17によって押し出され難くなるおそれがある。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、ころ軸受を軸に外挿した上で、その軸に連設された偏心軸にころ軸受を容易に組み付け得るころ脱落防止具およびスリーブ付ころ軸受を提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、複数のころと、ころを円周方向に保持する保持器とからなるころ軸受に対して、ころの内周側を支持するスリーブ、およびスリーブの軸方向端部に設けられたフランジ部を備え、ころ軸受を軸に外挿した上で、その軸に連設された偏心軸にころ軸受を組み付けるころ脱落防止具であって、スリーブの外周に対してスリーブの内周を偏心軸に合わせて偏心させ、その偏心により生じてスリーブが存在しない非スリーブ領域を有しており、非スリーブ領域に対応するフランジ部の内周側に、ころの内周側を支持する突起を軸方向に延在させたことを特徴とする。
また、本発明は、複数のころと、ころを円周方向に保持する保持器とからなるころ軸受と、ころ軸受に対して、ころの内周側を支持してころ脱落を防止するスリーブを備え、スリーブは、その軸方向端部から径方向外側に延設されたフランジ部を有し、かつ、外周に対してスリーブの内周を偏心させ、その偏心により生じてスリーブが存在しない非スリーブ領域を有しており、非スリーブ領域に対応するフランジ部の内周側に、ころの内周側を支持する突起を軸方向に延在させたスリーブ付ころ軸受に有効である。
本発明では、スリーブの外周に対してスリーブの内周を偏心軸に合わせて偏心させたことにより、ころ軸受を偏心軸に組み付ける前段で、ころ軸受を軸に外挿することができる。また、ころ軸受を偏心軸に組み付けるに際しては、スリーブと偏心軸との引掛りが十分で、スリーブの軸方向端部を偏心軸の端部に確実に当接させることができ、スリーブが偏心軸によって押し出され易くなる。
また、本発明では、スリーブの外周に対するスリーブの内周の偏心量が大きくてスリーブがない領域が発生した場合であっても、その偏心により生じた非スリーブ領域に対応するフランジ部に突起を設けたことにより、その突起でころをしっかりと支持することができるので、ころの脱落を確実に防止することができる。
本発明において、スリーブの外周を軸線に対して傾斜させ、その外周の最大外径をころの内接円径よりも大きくした構造が望ましい。このような構造を採用すれば、スリーブの外周の最大外径部位でころをしっかりと支持することができるので、ころの脱落を確実に防止することができる。
本発明におけるスリーブは、軸方向に延びるスリットが円周方向複数箇所に形成された構造が望ましい。このような構造を採用すれば、スリットによるスリーブの弾性変形でもって、スリーブの外周でころをしっかりと支持することができるので、ころの脱落を確実に防止することができる。
本発明におけるスリーブは、合成樹脂製である構造が望ましい。このような構造を採用すれば、スリーブの弾性変形を利用することで、スリーブの外周でころをしっかりと支持することができ、ころの脱落を確実に防止することが容易となる。
本発明によれば、スリーブの外周に対してスリーブの内周を偏心軸に合わせて偏心させたことにより、ころ軸受を偏心軸に組み付ける前段で、ころ軸受を軸に外挿することができる。また、ころ軸受を偏心軸に組み付けるに際しては、スリーブと偏心軸との引掛りが十分で、スリーブの軸方向端部を偏心軸の端部に確実に当接させることができ、スリーブが偏心軸によって押し出され易くなる。
また、スリーブの外周に対するスリーブの内周の偏心量が大きくてスリーブがない領域が発生した場合であっても、その偏心により生じた非スリーブ領域に対応するフランジ部に突起を設けたことにより、その突起でころをしっかりと支持することができるので、ころの脱落を確実に防止することができる。
その結果、ころ軸受を軸に外挿した上で、その軸に連設された偏心軸にころ軸受を容易に組み付けることができるころ脱落防止具を実現できる。
本発明の実施形態のころ脱落防止具により、ころ軸受を偏心軸に組み付ける前の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態のころ脱落防止具により、ころ軸受を偏心軸に組み付ける途中の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態のころ脱落防止具により、ころ軸受を偏心軸に組み付けた後の状態を示す断面図である。 図1のころ脱落防止具を示す正面図である。 図1のころ脱落防止具を示す斜視図である。 ころおよび保持器からなるころ軸受を示す部分正面図である。 図6のP−P線に沿う断面図である。 従来のころ脱落防止具により、ころ軸受を軸に組み付ける前の状態を示す断面図である。 従来のころ脱落防止具により、ころ軸受を軸に組み付ける途中の状態を示す断面図である。 従来のころ脱落防止具により、ころ軸受を軸に組み付けた後の状態を示す断面図である。 従来のころ脱落防止具により、ころ軸受を偏心軸に組み付ける一例を示す断面図である。 従来のころ脱落防止具により、ころ軸受を偏心軸に組み付ける他例を示す断面図である。
本発明に係るころ脱落防止具の実施形態を図面に基づいて以下に詳述する。この実施形態のころ脱落防止具を使用する対象物は、負荷容量を大きくするために内径側にころが脱落する針状ころ軸受である。なお、以下の実施形態では、針状ころ軸受について説明するが、本発明はこれに限定されることなく、円筒ころ軸受であってもよい。
この針状ころ軸受1は、図6および図7に示すように、複数のころ2と、ころ2を円周方向に保持する円筒状の保持器3とからなる。保持器3は、その周方向に沿って複数のポケット4が形成されると共に、軸方向両端部から径方向内側に延設された一対のフランジ部5を有する。ころ2は、保持器3のポケット4に転動可能に保持されている。
以上のような構成からなる針状ころ軸受1では、図6に示すように、保持器3のポケット4の周方向幅がころ2の直径寸法よりも小さくなっている。このことから、ころ2が保持器3の外側に抜け出すことはない。
一方、保持器3の両フランジ部5間の内幅寸法は、ころ2の転動を許容するためにころ2の軸方向長さより若干長くなっている。そのため、針状ころ軸受1を軸に組み付けるまでの取り扱い時に、ころ2が保持器3の内側に脱落してしまうことになる。
そこで、針状ころ軸受1を軸に組み付ける直前までは、針状ころ軸受1にころ脱落防止具を装着することにより、ころ2が保持器3の内側に脱落することを防止する必要がある。
この実施形態のころ脱落防止具21は、図1に示すように、針状ころ軸受1におけるころ2の内周側に嵌め込まれるスリーブ22を備えている。スリーブ22は、保持器3の内側でころ2に接触してそのころ2を支持する。また、スリーブ22は、その軸方向端部から径方向外側に延設されたフランジ部23を有する。
ころ脱落防止具21は、スリーブ22の外周に対してスリーブ22の内周を偏心軸17に合わせて偏心させた構造を具備する。
この実施形態では、前述の構成からなるころ脱落防止具21を使用し、図1に示すように、針状ころ軸受1を軸18に外挿した上で、その軸18に連設された偏心軸17に針状ころ軸受1を組み付ける場合を例示する。針状ころ軸受1を偏心軸17に組み付ける前段に位置する軸18の直径をφA、偏心軸17の直径をφB(φA<φB)、軸18に対する偏心軸17の偏心量をCとしている。
このころ脱落防止具21では、スリーブ22の外径φDを偏心軸17の外径φBよりも若干大きく設定している。また、スリーブ22の内径φEを軸18の外径φAよりも大きく、かつ、偏心軸17の外径φBよりも小さく設定している(φA<φE<φB)。組込む際に、軸18に対する偏心軸17の偏心方向とスリーブ22の外周に対するスリーブ22の内周の偏心方向とを略一致させる。
ころ脱落防止具21では、以上のような条件を満足するように、スリーブ22の外周に対してスリーブ22の内周を偏心軸17に合わせて偏心させている。スリーブ22の外周に対するスリーブ22の内周の偏心量が大きくてスリーブ22の肉厚がなくなる場合、つまり、スリーブ22がない領域27(図5参照)が発生した場合には、その偏心により生じた非スリーブ領域27に対応するフランジ部23に突起28を設けている。
このように、偏心により生じた非スリーブ領域27に対応するフランジ部23に突起28を設けたことにより、針状ころ軸受1を偏心軸17に組み付ける直前まで、非スリーブ領域27に位置するころ2を突起28でしっかりと支持することができるので、ころ2の脱落を確実に防止することができる。
針状ころ軸受1を偏心軸17に組み付ける直前までは、図1に示すように、ころ脱落防止具21において、ころ2の内周側にスリーブ22を嵌め込むことによりそのスリーブ22でころ2および突起28が支持され、フランジ部23に保持器3のフランジ部5を当接させることにより保持器3が位置規制されている。
針状ころ軸受1を偏心軸17に組み付ける前段では、図2に示すように、ころ脱落防止具21において、スリーブ22の内径φEを軸18の外径φAよりも大きく設定していることから、針状ころ軸受1を軸18に外挿することができる。
針状ころ軸受1を偏心軸17に組み付けるに際しては、スリーブ22の内径φEを偏心軸17の外径φBよりも小さく設定していることから、軸18に対する偏心軸17の偏心側でスリーブ22の軸方向端部24が偏心軸17の端部25に当接する。この偏心軸17の偏心側では、スリーブ22の厚みが大きいので、スリーブ22の軸方向端部24が偏心軸17の端部25に確実に当接して係止される。
この状態から偏心軸17を図中の白抜き矢印方向に移動させる。これにより、スリーブ22が偏心軸17によって押し出されることで、そのスリーブ22が針状ころ軸受1から抜ける。このようにして、図3に示すように、針状ころ軸受1が偏心軸17に組み込まれる。
以上のように、このころ脱落防止具21では、スリーブ22の外周に対してスリーブ22の内周を偏心軸17に合わせて偏心させたことにより、針状ころ軸受1を偏心軸17に組み付ける前段で、針状ころ軸受1を軸18に外挿することができる。
また、針状ころ軸受1を偏心軸17に組み付けるに際しては、スリーブ22と偏心軸17との引掛りが十分で、スリーブ22の軸方向端部24を偏心軸17の端部25に確実に当接させることができ、スリーブ22が偏心軸17によって押し出され易くなる。
さらに、スリーブ22の外周に対するスリーブ22の内周の偏心により非スリーブ領域27が生じても、その非スリーブ領域27に対応するフランジ部23に突起28を設けたことにより、針状ころ軸受1を偏心軸17に組み付ける直前まで、その突起28でころ2をしっかりと支持することができる。
その結果、針状ころ軸受1を軸18に外挿した上で、その軸18に連設された偏心軸17に針状ころ軸受1を容易に組み付けることができるころ脱落防止具21を実現できる。
また、ころ脱落防止具21は、図4に示すように、スリーブ22の外周を軸線に対して傾斜させ、その外周の最大外径φDmax(非スリーブ領域27を含めた仮想の最大外径)をころ2の内接円径φFよりも大きくした構造を具備する。このような構造を採用することにより、スリーブ22の外周の最大外径部位でころ2をしっかりと支持することができるので、ころ2の脱落を確実に防止することができる。
この場合、スリーブ22は合成樹脂製であることが好ましい。これにより、スリーブ22の弾性変形を利用することで、スリーブ22の外周でころ2をしっかりと支持することができ、ころ2の脱落を確実に防止できるのが容易となる。
なお、この実施形態では、スリーブ22のフランジ部側端部を最大外径φDmax(非スリーブ領域27を含めた仮想の最大外径)とし、反フランジ部側端部に向けて縮径するように角度θで傾斜させているが、スリーブ22の最大外径部位は軸方向のいずれの部位であってもよい。
さらに、ころ脱落防止具21のスリーブ22は、図5に示すように、軸方向に延びるスリット26が円周方向複数箇所に形成された構造を具備する。このような構造を採用することにより、スリット26によるスリーブ22の弾性変形でもって、スリーブ22の外周でころ2をしっかりと支持することができるので、ころ2の脱落を確実に防止することができる。
この場合も、スリーブ22は合成樹脂製であることが好ましい。これにより、スリーブ22の弾性変形を利用することで、スリーブ22の外周でころ2をしっかりと支持することができ、ころ2の脱落を確実に防止できるのが容易となる。
なお、前述のスリット26は、スリーブ22のフランジ部側あるいは反フランジ部側の一方側から切り欠くだけでなく、フランジ部側および反フランジ部側の両方から切り欠くように形成することが好ましい。このように、スリーブ22の両側から切り欠くようなスリット26を形成することにより、スリーブ22を軸方向で均一に弾性変形させることができるので、ころ2の脱落防止がより一層確実となる。
また、スリット26の数は2〜4つが好ましいが、その数は任意である。スリット26の数が少なすぎると、スリーブ22の弾性変形量が少なく、ころ2の脱落を確実に防止することが困難となる。逆に、スリット26の数が多すぎると、スリーブ22の剛性が低下してスリーブ22が大きく変形することから、ころ2の保持力が小さくなってしまうおそれがある。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
1 ころ軸受(針状ころ軸受)
2 ころ
3 保持器
17 偏心軸
18 軸
21 ころ脱落防止具
22 スリーブ
23 フランジ部
26 スリット
27 非スリーブ領域
28 突起

Claims (5)

  1. 複数のころと、前記ころを円周方向に保持する保持器とからなるころ軸受に対して、前記ころの内周側を支持するスリーブ、および前記スリーブの軸方向端部に設けられたフランジ部を備え、前記ころ軸受を軸に外挿した上で、前記軸に連設された偏心軸にころ軸受を組み付けるころ脱落防止具であって、
    前記スリーブの外周に対してスリーブの内周を前記偏心軸に合わせて偏心させ、その偏心により生じてスリーブが存在しない非スリーブ領域を有しており、
    前記非スリーブ領域に対応する前記フランジ部の内周側に、ころの内周側を支持する突起を軸方向に延在させたことを特徴とするころ脱落防止具。
  2. 前記スリーブの外周を軸線に対して傾斜させ、その外周の最大外径を前記ころの内接円径よりも大きくした請求項1に記載のころ脱落防止具。
  3. 前記スリーブは、軸方向に延びるスリットが円周方向複数箇所に形成された構造を有する請求項1又は2に記載のころ脱落防止具。
  4. 前記スリーブは、合成樹脂製である請求項1〜3のいずれか一項に記載のころ脱落防止具。
  5. 複数のころと、前記ころを円周方向に保持する保持器とからなるころ軸受と、
    前記ころ軸受に対して、前記ころの内周側を支持してころ脱落を防止するスリーブを備え、
    前記スリーブは、その軸方向端部から径方向外側に延設されたフランジ部を有し、かつ、外周に対してスリーブの内周を偏心させ、その偏心により生じてスリーブが存在しない非スリーブ領域を有しており、
    前記非スリーブ領域に対応する前記フランジ部の内周側に、ころの内周側を支持する突起を軸方向に延在させたことを特徴とするスリーブ付ころ軸受。
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