JP2020122511A - 円すいころ軸受 - Google Patents

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貴司 脇坂
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Abstract

【課題】接触角が35°以上の高接触角である円すいころ軸受において、組立ての際に、ころ・保持器アッシーを内輪に対して分離しないように保持することができ、必要に応じて内輪に対してころ・保持器アッシーを分離することを可能とし、しかも、グリース潤滑で使用する場合に、潤滑不良が生じ難くする。【解決手段】保持器20の内径部に爪部20cを設け、内輪13の内輪軌道面13aの小径側に、ころ内接円径よりも径が小さい外径を有する小径側突出部13dを軸方向に突出させ、前記小径側突出部13dの小径側端部に、半径方向外方に突出する小径側つば部13eを設け、この小径側つば部13eの外径部に、保持器20の爪部20cが引っ掛かる掛かり代を有し、この掛かり代の径方向高さを、内輪13に対してころ・保持器アッシー21を分離可能な高さに設定した。【選択図】図1

Description

この発明は、ロボットや建設機械の減速機で使用される円すいころ軸受、特に、高いモーメント荷重が負荷される条件の下、高負荷容量、高剛性且つコンパクト性が求められる用途に使用される円すいころ軸受に関する。
この種の高負荷容量、高剛性且つコンパクト性が求められる用途に使用される円すいころ軸受として、内輪の大径側端部と小径側端部のうち、大径側端部にのみ半径方向外方に突出する鍔部を設け、内輪の小径側端部の小鍔をなくし、小鍔の分だけころ長さを長くして高負荷容量化したものが、特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示されている。
特許文献1又は特許文献2に開示された円すいころ軸受1は、図9に示すように、内周面に外輪軌道面2aを有する外輪2と、外周面に内輪軌道面3aを有する内輪3と、前記外輪軌道面2aと前記内輪軌道面3aとの間に転動自在に配置される複数の円すいころ4と、この複数の円すいころ4を所定の間隔で収容保持する複数のポケットPを有する保持器10とを備え、内輪3の大径側端部と小径側端部のうち、大径側端部にのみ半径方向外方に突出する大つば部3bを設け、内輪3の小径側端部の小つばをなくし、小つばの分だけ円すいころ4の長さを長くして高負荷容量化を図っている。
また、特許文献3の円すいころ軸受1は、図10に示すように、内輪の小径側に軸方向に突出する小径側突出部3cを設けている。
また、特許文献1〜3のものは、接触角αを35°〜55°という急勾配にして、高モーメント剛性を得るようにしている。
また、特許文献4には、図11に示すように、保持器10の内径部に爪部10aを設け、この爪部10aの先端を、小径側突出部3cの外径面と内輪軌道面3aの小径側端部との間に設けた溝部3dに引っ掛けるようにしたものが開示されている。
特開2007−32679号公報 特開2015−121311号公報 特開2016−8641号公報 特開2017−137970号公報
ところで、前記円すいころ軸受1の組立ては、次のような手順で行われる。
まず、図12に示すように、保持器10のポケットPに円すいころ4を組み込んで、ころ・保持器アッシー31を組立てる。次いで、図13に示すように、ころ・保持器アッシー31を内輪3に組付けて、内輪組立て品32を組立てる(図14(a)(b)参照)。その後、外輪2の内周に、内輪組立て品32を挿入することにより、円すいころ軸受1の組立てが完了する(図9、図10及び図11参照)。
ところが、図9及び図10に示すように、内輪3の小径側端部の小つばをなくし、且つ接触角αが35°〜55°という急勾配の円すいころ軸受1の場合、内輪組立て品32を、機械装置に組立てる際に、内輪組立て品32の小径側を下に向けると、ころ・保持器アッシー31が内輪3から分離する。このため、一般的な円すいころ軸受と同じように、内輪組立て品32の小径側を下に向けて装置に組立てることができない。
また、内輪3の小径側に小鍔がない円すいころ軸受1をグリース潤滑で使用する場合、小径側にグリース溜りがないため、潤滑不良を起こし易い。
一方、ころ・保持器アッシー31と内輪3とを必要に応じて、これらを破壊せずに分離できるようにすることは、これらがそれぞれ単体で交換できるため、メンテナンス費用の削減が期待できる。
また、図11に示すように、保持器10の内径部の爪部10aの先端を、小径側突出部3cの外径面と内輪軌道面3aの小径側端部との間に設けた溝部3dに引っ掛けるようにしたものは、ころ・保持器アッシー31を内輪3から脱落しないように保持することは一応可能であるものの、爪部10aと溝部3dとの引っ掛かりが少なく、ころ・保持器アッシー31が内輪3から簡単に脱落してしまう。脱落しないように、爪部10aと溝部3dとの引っ掛かりを大きくすると、ころ・保持器アッシー31の内輪3への挿入に支障が出るし、必要に応じて内輪3に対してころ・保持器アッシー31を破壊せずに分離することが困難になる。
そこで、この発明は、接触角が35°以上の高接触角である円すいころ軸受において、ころ・保持器アッシーを内輪に容易に挿入することができ、外輪との組立ての際に、ころ・保持器アッシーを内輪に対して分離しないように保持することができ、必要に応じて内輪に対してころ・保持器アッシーを分離することを可能とし、しかも、グリース潤滑で使用する場合に、潤滑不良を生じ難くしようとするものである。
前記の課題を解決するために、この発明は、内周面に外輪軌道面を有する外輪と、外周面に内輪軌道面を有する内輪と、前記外輪軌道面と前記内輪軌道面との間に転動自在に配置される複数の円すいころと、この複数の円すいころを所定の間隔で収容保持する複数のポケットを有する保持器とを備え、内輪の内輪軌道面の大径側端部に半径方向外方に突出する大つば部を有し、接触角が35°以上である円すいころ軸受において、前記保持器の内径部に爪部を設け、前記内輪の内輪軌道面の小径側に、ころ内接円径よりも径が小さい外径を有する小径側突出部を軸方向に突出させ、前記小径側突出部の小径側端部に、半径方向外方に突出する小径側つば部を設け、この小径側つば部の外径部に、前記保持器のポケットに円すいころを組み込んだころ・保持器アッシーの保持器内径部に設けた爪部が引っ掛かる掛かり代を有し、この掛かり代の径方向高さを、内輪に対してころ・保持器アッシーを分離可能な高さに設定し、前記爪部が、その内径先端を通って内輪の軸に対して直交する面を中心にして保持器の小径側に向かって半径方向に径が大きくなる角度Aの小径側の面と、保持器の大径側に向かって半径方向に径が大きくなる角度Bの大径側の面とを有し、大径側の面の角度Bを、小径側の面の角度Aよりも大きく設定し、前記爪部の小径側の面に、小径側の面を円周方向に横切る少なくとも一つのスリットを設けたことを特徴とする。
前記保持器の材質は、弾性を有する樹脂製が好ましい。
前記爪部は、前記保持器の内径部に複数設けてもよいし、全周に設けるようにしてもよい。
前記爪部の内径先端形状は、円弧形状が好ましい。
また、前記掛かり代の径方向の高さは、0.1mm〜2.0mmの範囲内にあることが望ましい。
以上のように、この発明の円すいころ軸受は、ころ・保持器アッシーを内輪に組付けた内輪組立体の状態で、内輪の小径側を下に向けても、ころ・保持器アッシーが、保持器の内径部に設けた爪部よって内輪に対して分離せず、また、保持器の内径部に設けた爪部が、内輪の小径側つば部の外径部を保持器円環の弾性変形を利用して乗り越え、内輪ところ・保持器アッシーとを分離させることもできるので、いろいろな組立て手順を選択することができる。
前記爪部は、その内径先端を通って内輪の軸に対して直交する面を中心にして保持器の小径側に向かって半径方向に径が大きくなる角度Aの小径側の面と、保持器の大径側に向かって半径方向に径が大きくなる角度Bの大径側の面とを有し、大径側の面の角度Bを、小径側の面の角度Aよりも大きく設定され、前記爪部の小径側の面に、小径側の面を円周方向に横切る少なくとも一つのスリットを設けている。したがって、ころ・保持器アッシーを、内輪の小径側から内輪に押し付けて内輪組立体を組立てる際に、爪部が前記スリットにより外径方向に撓んで内輪の小径側つば部の外径部を乗り越え易くなり、ころ・保持器アッシーの内輪への挿入が容易に行える。
一方、内輪組立体を組立てた後、内輪の小径側を下に向けても、ころ・保持器アッシーの保持器の爪部の小径側の面のスリットに、内輪の小径側つば部の外径部が引っ掛かって、ころ・保持器アッシーが内輪から脱落し難くなる。
また、内輪の内輪軌道面の小径側に、半径方向外方に突出する小径側つば部を設けているので、グリースの保持効果も高い。
この発明の実施形態に係る円すいころ軸受を保持器の柱部で切断した拡大部分断面図である。 図1の拡大部分断面図である。 この発明に係る円すいころ軸受に使用するころ・保持器アッシーの斜視図である。 図1の実施形態に係る内輪組立体を下向きにした状態を示す断面図である。 図1の実施形態に係る円すいころ軸受のころ・保持器アッシーを内輪に組み付ける状態を示す断面図である。 図5の拡大部分断面図である。 図1の実施形態に係る円すいころ軸受のころ・保持器アッシーを内輪から分離させる際の拡大部分断面図である。 図7の状態からころ・保持器アッシーを内輪から分離させた状態を示す断面図である。 特許文献2に係る円すいころ軸受をころ・保持器アッシーを保持器の柱部で切断した拡大断面図である。 特許文献3に係る円すいころ軸受をころ・保持器アッシーを保持器の柱部で切断した拡大断面図である。 特許文献4に係る円すいころ軸受をころ・保持器アッシーを保持器の柱部で切断した拡大断面図である。 特許文献3に係る円すいころ軸受の組立て前のころ・保持器アッシーの斜視図である。 特許文献3に係る円すいころ軸受のころ・保持器アッシーを内輪に組込む状態を示す断面図である。 (a)は、特許文献3に係る円すいころ軸受の組立て前の内輪組立体を保持器の柱部で切断した断面図、(b)は、(a)の二点鎖線で囲んだ部分の拡大部分断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明に係る円すいころ軸受11は、接触角αが35°以上という急勾配のものであり、図1に示す実施形態に係る円すいころ軸受11は、接触角αが45°である。
この発明の実施形態に係る円すいころ軸受11は、図1に示すように、内周面に外輪軌道面12aを有する外輪12と、外周面に内輪軌道面13aを有する内輪13と、前記外輪軌道面12aと前記内輪軌道面13aとの間に転動自在に配置される複数の円すいころ14と、この複数の円すいころ14を所定の間隔で収容保持する複数のポケットPを有する保持器20とを備える。
保持器20は、大径側に大径リング部20aと、小径側に小径リング部20bを有し、大径リング部20aと小径リング部20bの内径面は、内輪13の軸に対して平行面に形成され、この平行面の内径側に、爪部20cを設けている。
爪部20cは、この実施形態では、図3に示すように、小径リング部20bの内径面に、円周方向に45°間隔の等配で複数形成しているが、小径リング部20bの内径面の全周に設けるようにしてもよい。
内輪13の大径側端部には、半径方向外方に突出し、円すいころ15の大径側端面を保持するする大つば部13bを有する。
この実施形態に係る円すいころ軸受11は、内輪13の内輪軌道面13aの小径側に、ころ内接円径よりも径が小さい外径を有する小径側突出部13dを軸方向に突出させ、前記小径側突出部13dの小径側端部に、半径方向外方に突出する小径側つば部13eを設けている。
この小径側つば部13eの外径面は、内輪13の軸に対して平行面に形成されており、その外径D1は、ころ内接円径D2よりも小さく設定されている。
また、保持器20の小径リング部20bの内径面に形成した爪部20cの内径D3は、内輪13の小径側つば部13eの外径D1よりも径が小さく設定されている。
このように、保持器20の小径リング部20bの内径面に形成した爪部20cの内径D3を、内輪13の小径側つば部13eの外径D1よりも径を小さく設定しているので、保持器20のポケットPに円すいころ14を収容保持した、図3に示すころ・保持器アッシー21を、図4に示すように、内輪13に組付けた状態で、ころ・保持器アッシー21を下向きにしても、保持器20の小径リング部20bの内径面に形成した爪部20cが、内輪13の小径側つば部13eの外径部に引っ掛かって、ころ・保持器アッシー21と内輪13とが分離しない。
前記爪部20cは、図2に示すように、その内径先端を通って内輪13の軸に対して直交する面を中心にして保持器20の小径側に向かって半径方向に径が大きくなる小径側の面20dの角度Aと、保持器20の大径側に向かって半径方向に径が大きくなる大径側の面20eの角度Bとが相違し、大径側の面20eの角度Bを、小径側の面20dの角度Aよりも大きく、即ち、角度A<角度Bの関係を保つように形成している。
前記爪部20cの大径側の面20eの角度Bを、小径側の面20dの角度Aよりも大きくした場合、図5に白抜き矢印で示すように、ころ・保持器アッシー21を、内輪13の小径側から内輪13に押し付けると、保持器20の小径リング部20bの内径面に形成した爪部20cは、大きい角度を有する角度Bの大径側の面20eが内輪13の小径側つば部13eに当たり、大きい角度を有する角度Bの大径側の面20eに案内されて、内輪13の小径側つば部13eの外径部を乗り越える。したがって、ころ・保持器アッシー21の内輪13への挿入が容易に行える。
さらに、前記爪部20cの小径側の面に、小径側の面を円周方向に横切る少なくとも一つのスリット20fを設けている。この実施形態では、平行に2本設けている。
図5に白抜き矢印で示すように、ころ・保持器アッシー21を、内輪13の小径側から内輪13に押し付けると、小径側の面Aに形成したスリット20fにより、爪部20cは、前記内輪13の小径側つば部13eに当たって外径方向に撓むので、ころ・保持器アッシー21の内輪13への挿入が容易になる。
また、爪部20cの小径側の面にスリット20fを形成すると、図4に示すように、ころ・保持器アッシー21を内輪13に組付けた内輪組立体22の状態で、内輪13の小径側を下に向けた際に、スリット20fに内輪13の小径側つば部13eが引っ掛かって、ろ・保持器アッシー21が内輪13から脱落し難くなる。
この実施形態の円すいころ軸受11の組立ては、次のような手順で行われる。
まず、図3に示すように、保持器20のポケットPに円すいころ14を組み込んで、ころ・保持器アッシー21を組立てる。
次いで、図5及び図6に白抜き矢印で示すように、ころ・保持器アッシー21を、内輪13の小径側から内輪13に押し付けると、保持器20の小径リング部20bの内径面に形成した爪部20cが、内輪13の小径側つば部13eの外径部を乗り越えて、図4に示すように、ころ・保持器アッシー21が内輪13に対して組付けられて、内輪組立体22が完成する。
この内輪組立体22は、図4に示すように、内輪13の小径側を下に向けても、ころ・保持器アッシー21の保持器20の爪部20cが、内輪13の小径側つば部13eの外径部に引っ掛かって、ころ・保持器アッシー21と内輪13とが分離しない。
内輪組立体22は、内輪13の小径側を下に向けてもころ・保持器アッシー21が内輪13に対して分離しないので、内輪13の小径側を下に向けて外輪12の内周に組み込むことができ、円すいころ軸受11の組立てを容易に行うことができる(図1参照)。
保持器20の材質は、ころ・保持器アッシー21の爪部20cが弾性変形して、内輪13の小径側つば部13eの外径部を乗り越え易くするために、樹脂製が好ましい。
また、ころ・保持器アッシー21の爪部20cの先端形状は、円弧形状にしておくことが望ましい。爪部20cの先端形状を円弧形状にすると、爪部20cが円弧面に沿って小径側つば部13eの先端を乗り越え易くなる。
前記保持器20の小径リング部20bの内径面に形成した爪部20cと、内輪13の小径側つば部13eの外径部との掛かり代、即ち、内輪13の小径側つば部13eの外径部の外径D1と保持器20の爪部20cの内径D3との差は、0.1mm〜2.0mm程度に設定している。
掛かり代を0.1mm〜2.0mm程度にすると、図5及び図6に白抜き矢印で示すように、ころ・保持器アッシー21を、内輪13の小径側から押し込んで、ころ・保持器アッシー21と内輪13とを組み込むことができる。
また、図7及び図8に白抜き矢印で示すように、内輪組立体22のころ・保持器アッシー21を、内輪13から分離させたい場合、ころ・保持器アッシー21の保持器20と爪部20cが、弾性変形し、内輪13の小径側つば部13eの外径部を乗り越え、ころ・保持器アッシー21と内輪13とを分離させることができる。
この実施形態の円すいころ軸受11は、内輪13の小径側突出部13dの小径側端部に、小径側突出部13dに対して半径方向外方に突出する小径側つば部13eを設けているので、小径側つば部13eの立上りによってグリースの保持効果が高い。
以上にように、この発明の円すいころ軸受11は、ころ・保持器アッシー21を内輪13に組付けた内輪組立体22の状態で、内輪13の小径側を下に向けても、ころ・保持器アッシー21が内輪13に対して分離せず、保持器20と爪部20cの弾性変形を利用し、内輪13ところ・保持器アッシー21とを分離させることもできるので、いろいろな組立て手順を選択することができる。
この発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、さらに種々の形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内の全ての変更を含む。
11 :円すいころ軸受
12 :外輪
12a :外輪軌道面
13 :内輪
13a :内輪軌道面
13b :大つば部
13c :延伸軌道面
13d :溝部
13e :小径側突出部
20 :保持器
20a :大径リング部
20b :小径リング部
20c :爪部
20d :小径側の面
20e :大径側の面
20f :スリット
21 :ころ・保持器アッシー
22 :内輪組立体
P :ポケット

Claims (5)

  1. 内周面に外輪軌道面を有する外輪と、外周面に内輪軌道面を有する内輪と、前記外輪軌道面と前記内輪軌道面との間に転動自在に配置される複数の円すいころと、この複数の円すいころを所定の間隔で収容保持する複数のポケットを有する保持器とを備え、内輪の内輪軌道面の大径側端部に半径方向外方に突出する大つば部を有し、接触角が35°以上である円すいころ軸受において、前記保持器の内径部に爪部を設け、前記内輪の内輪軌道面の小径側に、ころ内接円径よりも径が小さい外径を有する小径側突出部を軸方向に突出させ、前記小径側突出部の小径側端部に、半径方向外方に突出する小径側つば部を設け、この小径側つば部の外径部に、前記保持器のポケットに円すいころを組み込んだころ・保持器アッシーの保持器内径部に設けた爪部が引っ掛かる掛かり代を有し、この掛かり代の径方向高さを、内輪に対してころ・保持器アッシーを分離可能な高さに設定し、前記爪部が、その内径先端を通って内輪の軸に対して直交する面を中心にして保持器の小径側に向かって半径方向に径が大きくなる角度Aの小径側の面と、保持器の大径側に向かって半径方向に径が大きくなる角度Bの大径側の面とを有し、大径側の面の角度Bを、小径側の面の角度Aよりも大きく設定し、前記爪部の小径側の面に、小径側の面を円周方向に横切る少なくとも一つのスリットを設けたことを特徴とする円すいころ軸受。
  2. 前記保持器が樹脂製である請求項1に記載の円すいころ軸受。
  3. 前記爪部が、前記保持器の内径部に複数設けられている請求項1または2に記載の円すいころ軸受。
  4. 前記爪部の内径先端形状が、円弧形状に形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の円すいころ軸受。
  5. 前記掛かり代の径方向の高さが、0.1mm〜2.0mmの範囲内にある請求項1〜4のいずれかに記載の円すいころ軸受。
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