JP6643632B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6643632B2
JP6643632B2 JP2016046885A JP2016046885A JP6643632B2 JP 6643632 B2 JP6643632 B2 JP 6643632B2 JP 2016046885 A JP2016046885 A JP 2016046885A JP 2016046885 A JP2016046885 A JP 2016046885A JP 6643632 B2 JP6643632 B2 JP 6643632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
suction
pipe
valve
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016046885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017161176A (ja
Inventor
増田 哲也
哲也 増田
松井 大
大 松井
雄章 水藤
雄章 水藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016046885A priority Critical patent/JP6643632B2/ja
Publication of JP2017161176A publication Critical patent/JP2017161176A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6643632B2 publication Critical patent/JP6643632B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、電力により駆動する圧縮機と、電力以外の駆動源により駆動する圧縮機を併用した空気調和装置に関するものである。
室外ユニットに容量の異なる複数の圧縮機を搭載し、それぞれの圧縮機に対応して設けられた複数の駆動手段と、求められる負荷の大きさに応じて前記複数の圧縮機を個々に駆動させたり、組み合わせて駆動させたりする制御手段を備えた空気調和装置が提案されている。(例えば、特許文献1)
図5は、特許文献1の装置構成図であり、冷凍サイクルにおいて、圧縮機12Aと圧縮機12Bが並列に接続されている。特許文献1では、容量の大きな圧縮機12AをガスエンジンEGで駆動し、容量の小さな圧縮機12Bを電動モータMで駆動するものとし、圧縮機に求められる負荷が小さければ容量の小さな圧縮機12Bを電動モータMで駆動し、求められる負荷が中程度であれば容量の大きな圧縮機12AをガスエンジンEGで駆動し、求められる負荷が大きければ大小二つの圧縮機をそれぞれの駆動手段で同時に駆動するとしている。一基の圧縮機を一基のガスエンジンで駆動する空気調和装置は、求められる頻度の高い中程度の負荷に対応して高効率運転が行えるようにエンジンが選定、調整されるため、小さな負荷が求められる場合や大きな負荷が求められる場合には、エンジンの回転数を高効率運転が行える回転数域から外して運転させなければならない。特許文献1に開示された技術では、図6に示すように、求められる負荷が小さければ容量の小さな圧縮機12Bを電動モータMで駆動して効率を稼ぎ、求められる負荷が中程度であれば容量の大きな圧縮機12AをガスエンジンMの好適な回転数域で駆動して高効率運転を実現し、求められる負荷が大きければ大小2つの圧縮機をそれぞれの駆動手段で同時に運転して駆動することで、負荷の大きさに関わらず高いCOPが得られるとしている。
特開2003−56931号公報
従来の技術では、求められる負荷が大きい場合、大小二つの圧縮機をそれぞれの駆動手段で同時に駆動させている。しかしながら、容量の異なる圧縮機を同時に駆動した場合、冷房時は容量の小さな圧縮機の吸込み圧力は、容量の大きな圧縮機の吸込み圧力に引っ張られることで低下し、容量の小さな圧縮機に求められる負荷に対して、圧縮比(高低圧比)が増した状態での駆動を強いられることとなる。また、暖房時においても、容量の小さな圧縮機の吐出圧力は、容量の大きな圧縮機の吐出圧力に引っ張られることで上昇し、容量の小さな圧縮機に求められる負荷に対して、圧縮比(高低圧比)が増した状態での駆動を強いられることとなる。
このため、冷房時、暖房時ともに、容量の小さな圧縮機の消費エネルギーが増加し、十分な省エネルギー効果が得られないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、求められる負荷の大きさにかかわらず高効率運転が可能な空気調和装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の空気調和装置は、圧縮機により冷媒を循環させて空調を行う空気調和装置において、第一、第二、および第三の圧縮機と、アキュムレータとを有し、前記第一の圧縮機の吐出管を第一分岐管と、第二分岐管とに分岐し、前記第一分岐管を前記第二の圧縮機の吸込み部と接続し、前記第二分岐管を前記第三の圧縮機の吸込み管と接続し、前記アキュムレータからの吸込み配管を前記第一の圧縮機の吸込み部と接続し、前記第二の圧縮機の吐出管と前記第三の圧縮機の吐出管とを合流させ、前記第二分岐管を吐出開閉弁を介し前記第三の圧縮機の吸込み管と接続し、前記アキュムレータからの吸込み配管を第三分岐管と、第四分岐管とに分岐し、前記第三分岐管を前記第一の圧縮機の吸込み部と接続し、前記第四分岐管を吸込み開閉弁を介し前記第三の圧縮機の吸込み部と接続したことを特徴とする。
これにより、第一および第二の2つの圧縮機が直列につながれて2段圧縮構成となり、第一圧縮機の吐出冷媒を、第二の圧縮機と第三の圧縮機に吸込ませるので、第三の圧縮機の吸込み冷媒の圧力は、第一圧縮機の吸込み冷媒の圧力に比べ高くなる。
本発明の空気調和装置では、高効率運転が可能な空気調和装置を提供できる。
実施形態の概略構成を示す図 実施形態における空気調和装置のガスエンジン駆動圧縮機と電動モータ駆動圧縮機の負荷の大きさによる最適運転比率 従来の冷凍サイクル動作点と本実施形態における冷凍サイクル動作点の比較するモリエル線図 実施形態におけるガスエンジンと電動モータの回転数とトルク、エネルギー効率の関係を表す図 特許文献1における空気調和装置の構成図 特許文献1における負荷の大きさに対応する成績係数と圧縮機の駆動手段を示す図
第一の発明による空気調和装置は、圧縮機により冷媒を循環させて空調を行う空気調和装置において、第一、第二、および第三の圧縮機と、アキュムレータとを有し、前記第一の圧縮機の吐出管を第一分岐管と、第二分岐管とに分岐し、前記第一分岐管を前記第二の圧縮機の吸込み部と接続し、前記第二分岐管を前記第三の圧縮機の吸込み管と接続し、前記アキュムレータからの吸込み配管を前記第一の圧縮機の吸込み部と接続し、前記第二の圧縮機の吐出管と前記第三の圧縮機の吐出管とを合流させ、前記第二分岐管を吐出開閉弁を介し前記第三の圧縮機の吸込み管と接続し、前記アキュムレータからの吸込み配管を第三分岐管と、第四分岐管とに分岐し、前記第三分岐管を前記第一の圧縮機の吸込み部と接続し、前記第四分岐管を吸込み開閉弁を介し前記第三の圧縮機の吸込み部と接続したことを特徴とした空気調和装置である。
これにより、第一および第二の2つの圧縮機が直列につながれて2段圧縮構成となり、第一圧縮機の吐出冷媒を、第二の圧縮機と第三の圧縮機に吸込ませるので、第三の圧縮機の吸込み冷媒の圧力は、第一圧縮機の吸込み冷媒の圧力に比べ高くなる。第三の圧縮機の吸込み冷媒の圧力が上昇したので、第一、第二圧縮機と第三の圧縮機が同時に駆動する場合でも、第三の圧縮機の圧縮比が低くなり、第三圧縮機が消費するエネルギーを小さくすることができる。
れにより、低負荷運転、中負荷運転、高負荷運転時のいずれにおいても、高効率の冷房、暖房運転が可能となる。
の発明による空気調和装置は、前記第三の圧縮機は、前記第一の圧縮機よりも容量が小さい圧縮機を用いるとともに、前記第一、前記第二の圧縮機をガスエンジンにより駆動し、前記第三の圧縮機を電動モータにより駆動することを特徴とした空気調和装置である。
これにより、小容量の圧縮機を電動モータの効率の良いポイントで駆動させることで、特に空気調和装置に求められる負荷が小さい場合に、空気調和装置が消費するエネルギーを小さくすることができる。
の発明による空気調和装置は、低負荷運転時に、前記第一、前記第二の圧縮機の駆動を停止し、前記第三の圧縮機を駆動するとともに、前記吸込み開閉弁を開き、前記吐出開閉弁を閉じることを特徴とした空気調和装置である。
これにより、低負荷運転時においても、高効率の冷房、暖房運転が可能となる。
の発明による空気調和装置は、中負荷運転時に、前記第三の圧縮機の駆動を停止し、前記第一、前記第二の圧縮機を駆動し、前記吸込み開閉弁、および前記吐出開閉弁を閉じることを特徴とした空気調和装置である。
これにより、中負荷運転時においても、高効率の冷房、暖房運転が可能となる。
の発明による空気調和装置は、高負荷運転時に、前記第一、前記第二、および前記第三の圧縮機のすべてを駆動し、前記吐出開閉弁を開き、前記吸込み開閉弁を閉じることを特徴とした空気調和装置である。
これにより、高負荷運転時においても、高効率の冷房、暖房運転が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における空気調和装置の構成を示すものである。
本実施の形態に係る空気調和装置300は、室外ユニット100と、室内ユニット200および室内ユニット210と、を備えている。
室外ユニット100は、ガスを駆動源とするエンジン103と、エンジン103より駆動力を得て冷媒を圧縮する第一の圧縮機101と、エンジン103より駆動力を得て冷媒を圧縮する第二の圧縮機102と、商用電源など電力により駆動する第三の圧縮機104と、を備える。第一の圧縮機101は第三の圧縮機104よりも容量が大きいものが選定されている。
第一の圧縮機101の吐出側には、第一圧縮機吐出管(第一の圧縮機の吐出管)140の一端が接続されている。この第一圧縮機吐出管140の他端は、吐出管分岐部115に接続されている。第一圧縮機吐出管140の他端は、吐出管分岐部115で第一分岐管116と第二分岐管117とに分岐している。
第一分岐管116の一端は吐出管分岐部115に接続され、第一分岐管116の他端は第二の圧縮機の吸込み部132に接続されている。すなわち、この第一分岐管116は、吐出管分岐部115と第二の圧縮機の吸込み部132とを接続している。
第二分岐管117の一端は吐出管分岐部115に接続され、第二分岐管117の他端は、後述する第三の圧縮機の吸込み部133に接続される第四分岐管(第三の圧縮機の吸込み管)121に接続されている。第二分岐管117は、吐出開閉弁118を備える。
すなわち、この第二分岐管117は、吐出開閉弁118を介して吐出管分岐部115と第四分岐管121とを接続している。
第二の圧縮機102の吐出側には、第二圧縮機吐出管(第二の圧縮機の吐出管)141が接続されている。第三の圧縮機104の吐出側には、第三圧縮機吐出管(第三の圧縮機の吐出管)143が接続されている。
第二圧縮機吐出管141は、第2圧縮機オイルセパレータ105および第二圧縮機吐出管逆止弁144を備え、吐出管合流部148で第三圧縮機吐出管143と合流している。第2圧縮機オイルセパレータ105で分離されたオイルは、第一の圧縮機の吸込み部131に接続される第三分岐管120に戻される。
第三圧縮機吐出管143は、第3圧縮機オイルセパレータ106および第三圧縮機吐出管逆止弁145を備え、吐出管合流部148で第二圧縮機吐出管141と合流している。第3圧縮機オイルセパレータ106で分離されたオイルは、第三の圧縮機の吸込み部133に接続される第四分岐管121に戻される。
第二の圧縮機102と、第三の圧縮機104と、は並列に接続されている。また、並列に接続された第二の圧縮機102および第三の圧縮機104と、第一の圧縮機101と、は直列に接続されている。
第一の圧縮機の吸込み部131には、第三分岐管120が接続されている。この第三分岐管120は、吸込み配管(アキュムレータからの吸込み配管)149を分岐する吸込み管分岐部119から分岐している。
この吸込み管分岐部119は、吸込み配管149を分岐する分岐部である。吸込み分岐部119から分かれた第三分岐管120は、第一の圧縮機の吸込み部131に接続されている。吸込み分岐部119から分かれた第四分岐管121は吸込み開閉弁122を介して第三の圧縮機104に接続されている。
吐出管合流部148には、吐出合流配管150が接続されている。吐出合流配管150は、四方弁107を介して室外熱交換器108に接続される。四方弁107は、冷房と暖房で冷凍サイクルを切替えるためのものである。
室外熱交換器108は、室外ファン109により冷房時は冷媒の熱を外部へ放熱し、暖房時は外気の熱を吸熱する。減圧装置110は、冷媒の圧力、流量を調節する。アキュムレータ111は、第一の圧縮機101、第三の圧縮機104の吸入配管に接続され、第一の圧縮機101、第三の圧縮機104にガス冷媒を供給する。ラジエータ112は、室外熱交換器108の風下側に配置され、室外ファン109によりエンジン冷却水の放熱を行う。排熱回収熱交換器113、排熱回収減圧装置114により、暖房時、冷媒はエンジン冷却水からも吸熱できる構成となっている。
室内ユニット200、210において、室内ユニット200、210は、室内熱交換器201、211と、室内送風ファン202、212と、冷媒を膨張させる室内機減圧装置203、213とを備える。
次に、室外ユニット100、室内ユニット200の動作について図1を用い、冷房運転、暖房運転およびそれぞれの運転状態において、求められる負荷の大きさに分けて説明する。なお、室内ユニット210の動作は200と同一のため、説明は200の動作のみとし、210の動作についての説明は省略する。
(冷房運転低負荷時)
冷房運転の低負荷時においては、電動モータを駆動源とする第三の圧縮機104のみが駆動される。吸込み開閉弁122は開、吐出開閉弁118は閉じられる。四方弁107は実線に冷媒を流すように設定される。
第三の圧縮機104で圧縮された高温高圧の冷媒はオイルセパレータ106に流入する。オイルセパレータ106にて、オイルが分離された純度の高いガス冷媒は、四方弁107を通り、室外熱交換器108に入る。ガス冷媒は、室外熱交換器108にて外気と熱交換して放熱したのち凝縮し、高圧の液冷媒となって減圧装置110を通り、室内ユニット200に供給される。
室内ユニット200に入った高圧の液冷媒は、室内機減圧装置203にて減圧され、気液二相状態となって、室内熱交換器201に流入する。気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器201にて、空調対象となっている空間の空気と熱交換して吸熱したのち蒸発し、ガス冷媒となって室内ユニット200から流出する。
室内ユニット200から流出したガス冷媒は、再度室外ユニット100に戻る。室外ユニット100に流入したガス冷媒は四方弁107、アキュムレータ111を通って、圧縮機104に戻り、上記過程を繰り返す。
(冷房運転中負荷時)
冷房運転の中負荷時においては、エンジン103を駆動源とする第一の圧縮機101および第二の圧縮機102が駆動される。吐出開閉弁118および吸込み開閉弁122はともに閉じられる。四方弁107は実線に冷媒を流すように設定される。
第一の圧縮機101で圧縮された中温中圧の冷媒は第二の圧縮機102に流入し、再び圧縮され高温高圧の冷媒となってオイルセパレータ105に流入する。オイルセパレータ105にて、オイルが分離された純度の高いガス冷媒は、四方弁107を通り、室外熱交換器108に入る。ガス冷媒は、室外熱交換器108にて外気と熱交換して放熱したのち凝縮し、高圧の液冷媒となって減圧装置110を通り、室内ユニット200に供給される。
室内ユニット200に入った高圧の液冷媒は、室内機減圧装置203にて減圧され、気液二相状態となって、室内熱交換器201に流入する。気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器201にて、空調対象となっている空間の空気と熱交換して吸熱したのち蒸発し、ガス冷媒となって室内ユニット200から流出する。
室内ユニット200から流出したガス冷媒は、再度室外ユニット100に戻る。室外ユニット100に流入したガス冷媒は四方弁107、アキュムレータ111を通って、圧縮機101に戻り、上記過程を繰り返す。
なお、エンジン103で生じた排熱は、図示しないエンジン冷却水とポンプにより、ラジエータ112へ運ばれ、外気と熱交換し、再びエンジン103に戻る。
(冷房高負荷時)
冷房運転の高負荷時においては、エンジン103を駆動源とする第一の圧縮機101、第二の圧縮機102、および電動モータを駆動源とする第三の圧縮機104のすべてが駆動される。吐出開閉弁118は開けられ、吸込み開閉弁122は閉じられる。四方弁107は実線に冷媒を流すように設定される。
第一の圧縮機101で圧縮された中温中圧の冷媒は、吐出管分岐部115で二方に分岐される。一方は第一分岐管116を通り、第二の圧縮機102に吸入される。もう一方は、第二分岐管117および吐出開閉弁118を通り、第三の圧縮機104に吸入される。
第二の圧縮機102で圧縮された高温高圧の冷媒は、オイルセパレータ105に流入する。また、第三の圧縮機104で圧縮された高温高圧の冷媒は、オイルセパレータ106に流入する。オイルセパレータ105、106に流入した冷媒は、それぞれオイルが分離された純度の高いガス冷媒となり、それぞれのオイルセパレータ出口で合流し、四方弁107を通り、室外熱交換器108に入る。ガス冷媒は、室外熱交換器108にて外気と熱交換して放熱したのち凝縮し、高圧の液冷媒となって減圧装置110を通り、室内ユニット200に供給される。
室内ユニット200に入った高圧の液冷媒は、室内機減圧装置203にて減圧され、気液二相状態となって、室内熱交換器201に流入する。気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器201にて、空調対象となっている空間の空気と熱交換して吸熱したのち蒸発し、ガス冷媒となって室内ユニット200から流出する。
室内ユニット200から流出したガス冷媒は、再度室外ユニット100に戻る。室外ユニット100に流入したガス冷媒は四方弁107、アキュムレータ111を通って、第一の圧縮機101に戻り、上記過程を繰り返す。
ここで、吸込み開閉弁122は閉じられているため、ガス冷媒は第一の圧縮機101にのみ吸入される。
なお、エンジン103で生じた排熱は、図示しないエンジン冷却水とポンプにより、ラジエータ112へ運ばれ、外気と熱交換し、再びエンジン103に戻る。
(暖房低負荷時)
暖房運転の低負荷時においては、電動モータを駆動源とする第三の圧縮機104のみが駆動される。吸込み開閉弁122は開、吐出開閉弁118は閉じられる。四方弁107は点線に冷媒を流すように設定される。
第三の圧縮機104で圧縮された高温高圧の冷媒はオイルセパレータ106に流入する。オイルセパレータ106にて、オイルが分離された純度の高いガス冷媒は、四方弁107を通り室内ユニット200に供給される。
室内ユニット200に入った高温高圧のガス冷媒は、室内熱交換器201に流入し、空調対象となっている空間の空気と熱交換して放熱したのち凝縮し、液冷媒となって室内機減圧装置203を通って室内ユニット200から流出する。
室内ユニット200から流出した液冷媒は、再度室外ユニット100に戻る。室外ユニット100に流入した液冷媒は、減圧装置110にて減圧され、気液二相状態となって室外熱交換器108に流入する。気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器108で外気と熱交換して吸熱したのち蒸発し、ガス冷媒となり、四方弁107、アキュムレータ111を通って、第三の圧縮機104に戻り、上記過程を繰り返す。
(暖房中負荷時)
暖房運転の中負荷時においては、エンジン103を駆動源とする第一の圧縮機101、第二の圧縮機102が駆動される。吸込み開閉弁122、吐出開閉弁118はともに閉じられる。四方弁107は点線に冷媒を流すように設定される。
第一の圧縮機101で圧縮された中温中圧の冷媒は第二の圧縮機102に流入し、再び圧縮され高温高圧の冷媒となってオイルセパレータ105に流入する。オイルセパレータ105にて、オイルが分離された純度の高いガス冷媒は、四方弁107を通り室内ユニット200に供給される。
室内ユニット200に入った高温高圧のガス冷媒は、室内熱交換器201に流入し、空調対象となっている空間の空気と熱交換して放熱したのち凝縮し、液冷媒となって室内機減圧装置203を通って室内ユニット200から流出する。
室内ユニット200から流出した液冷媒は、再度室外ユニット100に戻る。室外ユニット100に流入した液冷媒は、減圧装置110および排熱回収減圧装置114にて減圧され、気液二相状態となって室外熱交換器108および排熱回収熱交換器113に流入する。気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器108では外気と熱交換して吸熱したのち蒸発し、排熱回収熱交換器113では、図示しないエンジン冷却水から吸熱したのち蒸発し、ともにガス冷媒となり合流する。その後、四方弁107、アキュムレータ111を通って、第一の圧縮機101に戻り、上記過程を繰り返す。
(暖房高負荷)
暖房運転の高負荷時においては、エンジン103を駆動源とする第一の圧縮機101、第二の圧縮機102、および電動モータを駆動源とする第三の圧縮機104のすべてが駆動される。吐出開閉弁118は開けられ、吸込み開閉弁122は閉じられる。四方弁107は点線に冷媒を流すように設定される。
第一の圧縮機101で圧縮された中温中圧の冷媒は、吐出管分岐部115で二方に分岐される。一方は第一分岐管116を通り、第二の圧縮機102に吸入される。もう一方は、第二分岐管117および吐出開閉弁118を通り、第三の圧縮機104に吸入される。
第二の圧縮機102で圧縮された高温高圧の冷媒は、オイルセパレータ105に流入する。また、第三の圧縮機104で圧縮された高温高圧の冷媒は、オイルセパレータ106に流入する。オイルセパレータ105、106に流入した冷媒は、それぞれオイルが分離された純度の高いガス冷媒となり、それぞれのオイルセパレータ出口で合流し、四方弁107を通り、室内ユニット200に供給される。
室内ユニット200に入った高温高圧のガス冷媒は、室内熱交換器201に流入し、空調対象となっている空間の空気と熱交換して放熱したのち凝縮し、液冷媒となって室内機減圧装置203を通って室内ユニット200から流出する。
室内ユニット200から流出した液冷媒は、再度室外ユニット100に戻る。室外ユニット100に流入した液冷媒は、減圧装置110および排熱回収減圧装置114にて減圧され、気液二相状態となって室外熱交換器108および排熱回収熱交換器113に流入する。気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器108では外気と熱交換して吸熱したのち蒸発し、排熱回収熱交換器113では、図示しないエンジン冷却水から吸熱したのち蒸発し、ともにガス冷媒となり合流する。その後、四方弁107、アキュムレータ111を通って、第一の圧縮機101に戻り、上記過程を繰り返す。
ここで、吸込み開閉弁122は閉じられているため、ガス冷媒は第一の圧縮機101にのみ吸入される。
上記の空気調和装置においては、図2に示すように、空調負荷が小さければ電動モータで駆動する第三の圧縮機104のみを駆動し、空調負荷が中程度であればエンジン103で駆動する第一の圧縮機101および第二の圧縮機102のみを駆動し、空調負荷が高い場合はエンジン103で駆動する第一の圧縮機101および第二の圧縮機102を最大出力で駆動し、不足分を電動モータで駆動する第三の圧縮機104で補うことで最も高いエネルギー効率が得られることが発明者らの試算結果、および実機評価結果から判明している。
従来の空気調和装置においても、同様の説明がなされているが、従来の空気調和装置においては、容量の大きいガスエンジン駆動圧縮機と容量の小さい電動モータ駆動圧縮機が並列に設置されていた。そのため、空調負荷が高い場合、従来の空気調和装置では、ガスエンジン駆動圧縮機と電動モータ駆動圧縮機が同時に駆動し、図3の従来例でのモリエル線図に示すように、容量の小さい電動モータ圧縮機も、容量の大きいガスエンジン駆動圧縮機と同じ動作点、つまり同じ低圧(吸込み圧力)、高圧(吐出圧力)で動作しなければならず、電動モータ駆動圧縮機に求められる負荷に対し、より多くのエネルギーを必要とするという課題があった。
本発明の空気調和装置においては、空調負荷が高い場合、エンジン103で駆動する第一の圧縮機101で冷媒を中温中圧まで圧縮し、中温中圧の冷媒をエンジン103で駆動する第二の圧縮機102、電動モータで駆動する第三の圧縮機104で高温高圧まで圧縮する構成としている。このため、図3の本実施例のモリエル線図に示すように、容量の小さい電動モータの吸込み圧力は、従来例の場合の吸込み圧力よりも高くなり、電動モータで駆動する第三の圧縮機104の圧縮比(高圧/低圧)が低くなるので、第三の圧縮機104が消費するエネルギーを従来例に比べ小さくすることができる。
さらに、第三の圧縮機104は、第一の圧縮機101よりも容量の小さい圧縮機を用い、第一の圧縮機101および第二の圧縮機102をエンジン103により駆動し、第三の圧縮機104を電動モータにより駆動したので、図4に示すように、小容量の第三の圧縮機104を電動モータの効率の良いポイントで駆動させることで、特に空気調和装置に求められる負荷が小さい場合に、空気調和装置が消費するエネルギーを小さくすることができる。
なお、第三の圧縮機104の圧縮比が小さくなり、第三の圧縮機104に求められる駆動トルクが減少したので、第三の圧縮機104を駆動する電動モータの容量を小さくすることができる。すなわち、第三の圧縮機104の製造にかかるコストを低減することが可能となる。
以上のように、本発明の空気調和装置では、空調負荷に応じ、圧縮機の駆動手段を選択し、空調負荷が低い場合は、電動モータ駆動圧縮機のみ駆動し、空調負荷が中程度の場合は、ガスエンジン駆動圧縮機のみ駆動し、空調負荷が高い場合は、ガスエンジン駆動圧縮機と電動モータ駆動圧縮機の両方を駆動して高いエネルギー効率を実現するとともに、ガスエンジン駆動圧縮機と電動モータ駆動圧縮機の両方が駆動される場合であっても、容量の大きいガスエンジン駆動圧縮機と容量の小さい電動モータ圧縮機がそれぞれ異なる圧縮比で駆動することが可能となるので、より高いエネルギー効率で空調を行うことが可能となる。
本発明にかかる空気調和装置は、空調負荷に応じて、圧縮機の駆動源を選択することで、空調負荷によらず、高効率運転をすることが可能な空気調和機として好適に利用することができる。
101 第一の圧縮機
102 第二の圧縮機
104 第三の圧縮機
111 アキュムレータ
115 吐出管分岐部
116 第一分岐管
117 第二分岐管
118 吐出開閉弁
119 吸込み分岐部
120 第三分岐管
121 第四分岐管(第三の圧縮機の吸込み管)
131 第一の圧縮機の吸込み部
132 第二の圧縮機の吸込み部
133 第三の圧縮機の吸込み部
140 第一圧縮機吐出管(第一の圧縮機の吐出管)
141 第二圧縮機吐出管(第二の圧縮機の吐出管)
143 第三圧縮機吐出管(第三の圧縮機の吐出管)
149 吸込み配管(アキュムレータからの吸込み配管)
300 空気調和装置

Claims (5)

  1. 圧縮機により冷媒を循環させて空調を行う空気調和装置において、
    第一、第二、および第三の圧縮機と、アキュムレータとを有し、
    前記第一の圧縮機の吐出管を第一分岐管と、第二分岐管とに分岐し、
    前記第一分岐管を前記第二の圧縮機の吸込み部と接続し、
    前記第二分岐管を前記第三の圧縮機の吸込み管と接続し、
    前記アキュムレータからの吸込み配管を前記第一の圧縮機の吸込み部と接続し、
    前記第二の圧縮機の吐出管と前記第三の圧縮機の吐出管とを合流させ
    前記第二分岐管を吐出開閉弁を介し前記第三の圧縮機の吸込み管と接続し、
    前記アキュムレータからの吸込み配管を第三分岐管と、第四分岐管とに分岐し、
    前記第三分岐管を前記第一の圧縮機の吸込み部と接続し、
    前記第四分岐管を吸込み開閉弁を介し前記第三の圧縮機の吸込み部と接続したことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記第三の圧縮機は、前記第一の圧縮機よりも容量が小さい圧縮機を用いるとともに、前記第一、前記第二の圧縮機をガスエンジンにより駆動し、前記第三の圧縮機を電動モータにより駆動することを特徴とした請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 低負荷運転時に、前記第一、前記第二の圧縮機の駆動を停止し、前記第三の圧縮機を駆動するとともに、前記吸込み開閉弁を開き、前記吐出開閉弁を閉じることを特徴とした請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 中負荷運転時に、前記第三の圧縮機の駆動を停止し、前記第一、前記第二の圧縮機を駆動し、前記吸込み開閉弁、および前記吐出開閉弁を閉じることを特徴とした請求項1乃至3の何れか一項に記載の空気調和装置。
  5. 高負荷運転時に、前記第一、前記第二、および前記第三の圧縮機のすべてを駆動し、前記吐出開閉弁を開き、前記吸込み開閉弁を閉じることを特徴とした請求項1乃至4の何れか一項に記載の空気調和装置。
JP2016046885A 2016-03-10 2016-03-10 空気調和装置 Active JP6643632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016046885A JP6643632B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016046885A JP6643632B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017161176A JP2017161176A (ja) 2017-09-14
JP6643632B2 true JP6643632B2 (ja) 2020-02-12

Family

ID=59853917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016046885A Active JP6643632B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6643632B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022032679A (ja) * 2020-08-13 2022-02-25 日本電気株式会社 熱媒体圧縮装置、空調装置、および熱媒体圧縮方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ZA8562B (en) * 1984-01-11 1985-09-25 Copeland Corp Highly efficient flexible two-stage refrigeration system
US4787211A (en) * 1984-07-30 1988-11-29 Copeland Corporation Refrigeration system
JPH07301465A (ja) * 1994-05-02 1995-11-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 二段圧縮式冷凍装置
JP2005226873A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和装置
JP2006112668A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Fujitsu General Ltd 多室型空気調和機の室外機
JP2009210138A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷凍サイクルシステム
JP2010078164A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Fujitsu General Ltd 冷凍空調装置
JP2010156498A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP5402164B2 (ja) * 2009-03-31 2014-01-29 株式会社富士通ゼネラル 冷凍サイクル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017161176A (ja) 2017-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6678332B2 (ja) 空気調和機の室外ユニットおよび制御方法
US10436460B2 (en) Air conditioner having engine and generator
KR101212681B1 (ko) 공기조화기
EP3425309B1 (en) Air conditioning apparatus
CN105627615A (zh) 空调系统和空调系统的控制方法
WO2009098899A1 (ja) 冷凍装置
WO2018097124A1 (ja) 空気調和装置
JP2019015435A (ja) 空気調和装置
JP6643632B2 (ja) 空気調和装置
JP5895662B2 (ja) 冷凍装置
CN106524558B (zh) 一种基于三级离心式压缩机的多联机热泵系统
EP3770532A1 (en) Air-conditioning apparatus
CN207035543U (zh) 制冷装置和热泵装置
WO2000055551A1 (fr) Conditionneur d'air et equipement exterieur associe utilise
JP2013210158A (ja) 冷凍装置
WO2009098900A1 (ja) 冷凍装置
WO2015122170A1 (ja) 空気調和機
JP6229159B2 (ja) 空気調和機
CN105556219A (zh) 制冷装置
JP6222493B2 (ja) 空気調和機
WO2015122167A1 (ja) 空気調和機
JP6569081B2 (ja) 空気調和機
KR100865144B1 (ko) 공기 조화기 및 그 운전방법
JP2017110821A (ja) 空気調和装置
JP2022173639A (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191210

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6643632

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151