JP6643573B2 - 電力変換装置の取り付け装置 - Google Patents
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Description
る電力変換装置の取り付け装置に関する。
内に、太陽電池が発電する直流電力を入力として昇圧回路で昇圧し、商用電力系統と同期
した所定の交流電力にインバータ回路で変換し、この変換された交流電力を商用電力系統
へ重畳可能とする電力変換回路を収容している。
ず、取り付けが容易である方法として、家屋の壁に固定した取り付け板の上端部に、パワ
ーコンディショナの筐体の背面を係止し、吊り下げ状態に支持する取り付け構造が採用さ
れる(特許文献1)。
のリアクトルは、電力変換回路によるスイッチング動作に基づき発生する十数KHzの高
周波で振動する。特許文献1のような取り付け構造の場合、パワーコンディショナの筐体
と取り付け板または家屋の壁との空間が、筐体の背面の全体で略一定であれば、この高周
波振動が壁に伝達されるレベルが減衰され、この高周波振動に基づく壁の共振による不快
な雑音発生が抑制され、所期の静穏効果が得られる。
を備えており、これによって筐体の重心がこのリアクトル側へ偏る。このため、特許文献
1のような吊り下げ支持を行った場合、筐体が重心側へ傾き、筐体と家屋の壁との空間が
狭くなり、筐体の下部の一部が家屋の壁に線接触または面接触する状況が生じる。この場
合、リアクトルによる高周波振動が家屋の壁に伝達され、これによる家屋の壁との共振状
態において不快音を発することとなる。これは特に、パワーコンディショナを家屋内の壁
に設置する場合において、好ましくない。
ンディショナの筐体の背面を係止し、吊り下げ状態に支持する取り付け構造において、取
り付け板に、リアクトルを収容した側の筐体の背面に当接する凸部を形成し、この凸部に
よって家屋の壁と筐体の背面との間に所定の間隔を保持し、リアクトルによる高周波振動
が家屋の壁に伝達されることによる不快音の発生を抑制する技術を提供する。
が筐体内に収容された電力変換装置において、前記筐体を引っ掛け係止する筐体係止部を
上端部に有し家屋の壁に固定される取り付け板と、前記筐体は背面に前記筐体係止部に引
っ掛け係止する係止受け部を備え、前記取り付け板から突出し前記電力変換回路のリアク
トルが収容された側の前記筐体の背面に当接し、前記家屋の壁と前記筐体との間を所定の
間隔に維持する間隔保持用凸部を備えた ことを特徴とする。
が筐体内に収容された電力変換装置において、前記筐体を引っ掛け係止する筐体係止部を
上端部に有し家屋の壁に固定される取り付け板と、前記筐体は、背面の上部に後方へ張り
出し前記筐体係止部に引っ掛け係止する係止受け部を備えると共に、前記背面の左右部分
に前記係止受け部の張り出し高さと略等しく前記背面の後方へ突出する筐体側凸部を備え
、前記取り付け板は、前記電力変換回路のリアクトルが収容された側の前記筐体側凸部に
当接する間隔保持用凸部を備え、前記間隔保持用凸部と前記筐体側凸部の当接は、前記家
屋の壁と前記筐体との間が所定の間隔を維持する間隔保持部を構成することを特徴とする
。
長帯状部であり、前記取り付け板は、前記筐体の背面に収まる大きさであって、前記筐体
係止部は、前記家屋の壁との間に前記係止受け部が挿入される間隔で以って前記取り付け
板の上端部が前方へ張り出す横長帯状部であり、前記筐体は背面周縁部に、前記係止受け
部の張り出し高さを覆うように前記背面よりも後方へ突出する突出フランジを有すること
を特徴とする。
長帯状部であり、前記取り付け板は、前記筐体の背面に収まる大きさであって、前記筐体
係止部は、前記家屋の壁との間に前記係止受け部が挿入される間隔で以って前記取り付け
板の上端部が前方へ張り出す横長帯状部であり、前記筐体は背面周縁部に、前記係止受け
部の張り出し高さ及び前記筐体側凸部の突出高さを覆うように前記背面よりも後方へ突出
する突出フランジを有することを特徴とする。
筐体の背面を係止し、吊り下げ状態に支持する取り付け構造において、取り付け板に形成
した間隔保持用凸部によって、家屋の壁と筐体の背面との間が所定の間隔に維持される。
このため、取り付け板と筐体とは、間隔保持用凸部による小域接触の部分接触となり、こ
の部分での振動伝達量は少ない。また、家屋の壁と筐体の背面との間の所定の間隔が振動
伝達減衰空間の作用をなすため、リアクトルによる高周波振動が家屋の壁に伝達されるこ
とによる不快音の発生を抑制することができ、屋内設置式パワーコンディショナの取り付
けとして好ましいものとなる。
る筐体側凸部を備え、取り付け板は、電力変換回路のリアクトルが収容された側の筐体側
凸部に当接する間隔保持用凸部を備え、間隔保持用凸部と筐体側凸部によって、家屋の壁
と筐体との間が所定の間隔を維持する。
このため、筐体と取り付け板が両凸部によって部分接触となり、筐体から取り付け板へ
の振動伝達量が少なく、更に、両凸部によって家屋の壁と筐体との間が所定の間隔を維持
するため、この間隔が振動伝達減衰空間の作用をなす。故に、リアクトルによる高周波振
動が家屋の壁に伝達されることによる不快音の発生を抑制することができ、屋内設置式パ
ワーコンディショナの取り付けとして好ましいものとなる。
また、取り付け板に形成する間隔保持用凸部の深さを規定範囲に収めることができ、凸
部を深くプレス加工する場合に生じる取り付け板の破損を防止できることとなる。
する突出フランジを形成するため、家屋の壁と筐体との隙間を狭くできる。この場合も、
間隔保持用凸部によって、家屋の壁と筐体の背面との間が所定の間隔に維持されるため、
リアクトルによる高周波振動が家屋の壁に伝達されることによる不快音の発生を抑制する
ことができ、屋内設置式パワーコンディショナの取り付けとして好ましいものとなる。
出高さを覆うように、背面よりも後方へ突出する突出フランジを有する。この場合も、家
屋の壁と筐体との隙間を狭くできると共に、間隔保持用凸部によって、家屋の壁と筐体の
背面との間が所定の間隔に維持されるため、リアクトルによる高周波振動が家屋の壁に伝
達されることによる不快音の発生を抑制することができ、屋内設置式パワーコンディショ
ナの取り付けとして好ましいものとなる。
期した所定の交流電力に変換する電力変換回路が筐体内に収容された電力変換装置におい
て、前記筐体を係止する筐体係止部を上端部に有し家屋の壁に固定される取り付け板と、
前記筐体は背面に前記筐体係止部に係止する係止受け部を備え、前記取り付け板から突出
し前記電力変換回路のリアクトルが収容された側の前記筐体の背面に当接し、前記家屋の
壁と前記筐体との間を所定の間隔に維持する間隔保持用凸部を備えた構成である。
以下にその実施例を図に基づき説明する。
ネルギーから得られる直流電力を商用電力系統へ重畳可能な交流に変換する電力変換回路
INVを構成する電気部品が筐体2内に収容されている。筐体2は、金属製の本体3と金
属製の蓋体4によって構成し、本体3は、鋼板の一方の面がカラー塗装されたカラー鋼板
で構成され、カラー塗装された面を外側として、上壁3A、下壁3B、左壁3C、右壁3
D、及び背壁3Eで囲まれ前面開口を有する矩形状の箱を構成する。蓋体4は、鋼板の一
方の面がカラー塗装されたカラー鋼板で構成され、カラー塗装された面を外側とし、本体
3の前面開口を塞ぐように取り付けネジによって本体3に着脱自在に取り付ける。なお、
蓋体4は、本体3の左壁3Cまたは右壁3Dにヒンジによって開閉自在とすることもでき
る。
、直流用リアクトルL1、スイッチング素子S1、ダイオードD1、平滑用のコンデンサ
C1を含む昇圧回路BSで所定電圧に昇圧され、昇圧回路BSで昇圧した電力を複数のス
イッチング素子S2で構成する直流・交流変換回路DAで商用電力系統GRIDの周波数
に同期する疑似正弦波に変換し、交流用リアクトルL2、コンデンサC2を含むローパス
フィルタLPFで高周波成分をカットまたは充分に減衰させた状態で、リレー接点RYを
介して商用電力系統GRIDへ出力する構成である。昇圧回路BS、直流・交流変換回路
DA及びリレー接点RYは、制御回路CPによって動作が制御される構成である。
に、電力変換回路INVを構成する複数の電気回路部品6を取り付けるためのシャーシ5
が、本体3内で背壁3Eに並行配置となるように所定の間隔を存して背壁3Eに取り付け
られる。電気回路部品6はシャーシ5の前面側に取り付けたプリント配線基板7に配置さ
れる。電力変換回路INVの中でスイッチング素子S1、S2は発熱して高温となるため
、その発熱を放散するために、一つまたは別個のパッケージに収容される形態でモジュー
ル化される。これをIPM(インテリジェントパワーモジュール)と称する。
うに、ヒートシンク8は、基板部8Aと基板部8Aから左右に並行して上下方向に延出し
た複数の放熱フィン8Bを有し、放熱フィン8Bの中間部以下が本体3の背壁3Eに形成
する開口3E1に臨む状態で、本体3内でシャーシ5と背壁3Eとの間に位置するように
、背壁3Eにネジ等の固定具にて取り付ける。本体3の下壁3Bに放熱フィン8B間へ流
入する空気吸入孔が設けられ、本体3の上壁3Aに放熱フィン8B間から流出する空気流
出孔が設けられる。放熱フィン8B間を流れる空気は、前記空気吸入孔及び開口3E1か
ら流入し、上昇して前記空気流出孔から流出する。
8Aの前面に熱伝導状態にネジ等の固定具にて取り付けられ、IPMの発熱は、基板部8
Aから放熱フィン8Bへ伝達され、放熱フィン8B間を上昇する空気によって放熱される
。
でモジュール化し、ヒートシンク8の基板部8Aの前面に熱伝導状態に、ネジ等の固定具
にて取り付ける。なお、ダイオードD1は、IPMに含めてパッケージするようにすれば
、ヒートシンク8の基板部8Aへの取り付け作業も容易となる。
9を上下方向に設ける。電力変換回路INVの中の直流用リアクトルL1と交流用リアク
トルL2は、リアクトル収容部9において、背壁3Eにネジ等の固定具にて取り付ける支
持板10の前面側に、ネジ等の固定具にて上下配置状態に取り付ける。
を配置するために、シャーシ5の一部を後方に窪ませた平坦な端子台配置部5Aを形成し
ており、ここに端子台11が取り付けられている。
端子台11は、電力変換回路INVと太陽電池PVとの接続端子、電力変換回路INV
と商用電力系統GRIDとの接続端子、アース端子、及び自立端子を含むものであり、端
子台11と電力変換回路INVとの接続線13が、シャーシ5の一部の窓から視認できる
。
自立端子は、商用電力系統GRIDが災害等により動作不能状態になったとき、太陽電
池PVで発電した直流電力を電力変換回路INVで変換した交流電力で以って、家屋内の
電気器具を動作させるための非常時用コンセント接続用である。
時用コンセントとの配線が端子台11に接続されるために、配線用開口12が端子台11
に対応して形成される。
付ける。以下、この取り付け構造について説明する。
図6及び図7に示すように、取り付け板15は、正面視で筐体2から食み出ないように
、筐体2の背面に収まる大きさであって、筐体2が横長矩形状である場合、それに合わせ
るように横長矩形状をなす。図8及び図9に示すように、取り付け板15は、家屋の壁K
にネジ16にて取り付け、その取り付け状態において、壁Kとの間に所定間隔Sで左右及
び上方に開いた係止溝20を形成するように筐体係止部15Aを屈曲形成する。筐体係止
部15Aは、上端部が前方へ少し屈曲し、壁Kとの間に略均一な前後幅Sの係止溝20が
左右方向に略水平に延びる状態である。
を前方へ屈曲したフランジ15Fを有する。フランジ15Fの前方への突出高さは、ネジ
16の頭部の厚さをカバーする高さであり、フランジ15Fによって取り付け板15は補
強される。尚、ネジ16は皿ネジを用いれば頭部の厚さは小さくなるが、取り付け時に皿
ネジ以外のネジを現地手配した場合に対応するためにこの高さを構成している。取り付け
板15の塗装されない面は導電性を有するため、アース接続することにより、電力変換装
置1から取り付け板15へ漏電した時の感電の危険回避を図る。
に係止するために、筐体2の左右の中央部から左右に略均等に延びるように、本体3の背
壁3Eの上部に水平方向の係止受け部2Fを備える。係止受け部2Fは、略平坦な背壁3
Eの一部を左右方向に均一に後方へ張り出すように、背壁3Eから後方への突出長さT3
で以って切り起こし形成する。
受け部2Fを隙間Sの上方から筐体係止部15Aに引っ掛け係止する。このため、隙間S
は、係止受け部2Fの厚さと同等もしくは若干大きな寸法でもって、左右方向に均一な隙
間Sを形成している。筐体係止部15Aの上端15A1は、係止受け部2Fの挿入時のガ
イド作用と補強のために、前方へ屈曲している。
2の後方へ長さT3だけ突出しており、筐体2の重心が筐体2の左右間の略中央部にある
場合は、筐体2の係止受け部2Fを取り付け板15の筐体係止部15Aに係止した状態で
筐体2は左右バランスした係止状態となる。このため、筐体2の背壁3Eが取り付け板1
5及び壁Kから、係止受け部2Fの張り出し長さT3から取り付け板15の板厚T4を差
し引いた長さT5の分だけ浮いた状態となり、筐体2の支持が不安定となる。
左右部分に、略前記長さT5で後方へ突出する筐体側凸部17を備える。筐体側凸部17
は背壁3Eを後方へプレス加工にて円形状、多角形状等に膨出形成する。筐体側凸部17
は、取り付け板15に対する筐体2の支持が安定するように、背壁3Eの左右部分に上下
位置関係に複数配置する。
け部2Fを取り付け板15の筐体係止部15Aに引っ掛け係止した状態で、係止受け部2
Fが家屋の壁Kに当接し、係止受け部2Fよりも下方の筐体2の背面である本体の背壁3
Eでは、筐体側凸部17が取り付け板15に当接する。この状態で、理想状態では、筐体
2は壁Kとの間に係止受け部2Fの張り出し長さT3と略同等の略均一な間隔を存して支
持が安定する。
Fや筐体側凸部17や配線用開口12を通る配線が視認でき、見栄えの悪い状態となる。
このため、筐体2の補強も兼ねて、この隙間を狭く見せるために、筐体2は背面周縁部に
後方へ突出する突出フランジ3Fを有する。
周縁部と、背壁3Eの周縁部との重合状態にて形成され、突出フランジ3Fの背壁3Eか
ら後方へ張り出す長さ(突出長さ)T2は、筐体2の側方から見える隙間を狭く見せるた
めに、係止受け部2Fと筐体側凸部17を側方から覆う程度に突出する。この場合、前記
T2は前記T3よりも若干短くすることにより、筐体2を取り付け板15に係止した状態
で、突出フランジ3Fが壁Kから僅かに離れた状態となる。
これは、後述のように、交流用リアクトルL2への通電によって生じる高周波振動が家
屋の壁Kに伝わらないための間隔である。
あるため、筐体2の重心バランスを考慮すれば、筐体2内の左右に分散配置すればよいが
、放熱や、取り付けコストの低減や、端子台11に対する配線等の関係から、端子台11
とは反対側となる筐体2の一方側にリアクトル収容部9を設け、ここに収容する。
板15に対して筐体2が前後方向に多少動く。特に、筐体2の下端部が前後方向に動く幅
が大きい。筐体2に収容した電力変換回路INVのうち、直流用リアクトルL1と交流用
リアクトルL2の重量が大であるため、筐体2の重心がリアクトル収容部9側に偏る。こ
のため、筐体2を筐体係止部15Aに引っ掛け支持した状態で、リアクトル収容部9側の
筐体2の下端コーナ部が家屋の壁Kに近接または当接する場合がある。
これは、突出フランジ3Fを形成しない場合も同様であるが、特に、上記のように、筐
体2と壁Kとの間の見栄えの悪い隙間を塞ぐように、突出フランジ3Fを形成する場合は
、その懸念が更に増す。
電によって十数KHzの高周波の振動を生じるため、この振動が筐体2に伝わり筐体2が
振動する。この場合、筐体2の下端コーナ部が家屋の壁Kに当接すれば壁Kが振動し、共
振が生じた場合は、人が不快を感じる振動音となって現れる。
り付け板15と筐体2の関係を保ち、この間隔に振動の伝播減衰空間の作用を持たせるよ
うにする。
以下、その構成について説明する。
、リアクトル収容部9側の筐体2の背面である本体3の背壁3Eに当接し、家屋の壁Kと
筐体2との間を所定の間隔Pに維持する間隔保持用凸部18を備える。間隔保持用凸部1
8は取り付け板15を前方へプレス加工にて円形状、多角形状等に膨出形成する。
うに、リアクトル収容部9側の筐体側凸部17(図7及び図9に括弧内に示す筐体側凸部
17K)に当接するように、取り付け板15に間隔保持用凸部18を形成する。この場合
、リアクトル収容部9側の筐体側凸部17(17K)と間隔保持用凸部18との当接によ
り、家屋の壁Kと筐体2との間を所定の間隔Pに維持する。このため、筐体側凸部17(
17K)と間隔保持用凸部18との当接は、家屋の壁Kと筐体2との間が所定の間隔Pを
維持する間隔保持部を構成する。
、筐体2から取り付け板15への振動伝達量が少なくなる。更に、筐体側凸部17(17
K)と間隔保持用凸部18によって家屋の壁Kと筐体2との間が所定の間隔Pを維持する
ため、この間隔Pによって形成される家屋の壁Kと筐体2の背壁3Eとの間の空間が、振
動伝達減衰空間の作用をなす。
を形成する場合において、家屋の壁Kと筐体2との間を所定の間隔Pに維持することが効
果的である。
5に形成する間隔保持用凸部の深さを規定範囲に収めることができ、凸部を深くプレス加
工する場合に生じる取り付け板15の破損を防止できることとなる。
の筐体2の背面を係止し、吊り下げ状態に支持する取り付け構造において、取り付け板1
5に形成した間隔保持用凸部18によって、家屋の壁Kと筐体2との間が所定の間隔Pに
維持される。
、筐体側凸部17による部分接触となり、この部分での振動伝達量は少ない。特に、リア
クトル収容部9側では、筐体2と取り付け板15とは、筐体側凸部17(17K)と間隔
保持用凸部18との当接による部分接触となり、この部分での振動伝達量は少ない。この
ように接触面積が小さい程、振動伝達量の減衰効果が大きい。また、所定の間隔Pによっ
て、筐体2の背壁3Eと家屋の壁Kとの間に空間が形成され、これが振動伝達減衰空間の
作用をなす。このため、電力変換回路のリアクトルによる高周波振動が家屋の壁Kに伝達
されることによる不快音の発生を抑制することができ、特に屋内設置式パワーコンディシ
ョナの取り付けとして好ましいものとなる。
る本体3の背壁3Eに直接当接し、家屋の壁Kと筐体2との間が振動伝達減衰空間作用を
成す所定の間隔に維持する。即ち、筐体2と取り付け板15が間隔保持用凸部18によっ
て部分接触となり、筐体2から取り付け板15への振動伝達量が少なく、更に、間隔保持
用凸部18によって家屋の壁Kと筐体2との間が所定の間隔を維持するため、筐体2の背
面である本体3の背壁3Eと壁Kとの間の空間が、振動伝達減衰空間の作用をなす。
技術は、筐体側凸部17の存在の有無に係らず、また突出フランジ3Fの有無に係らず、
電力変換回路のリアクトルが収容された側の筐体2の背面に当接し、家屋の壁Kと筐体2
との間を所定の間隔に維持する間隔保持用凸部18を備えることにより、家屋の壁Kと筐
体2との間に、振動伝達減衰空間を形成することができる。
17の当接によって、家屋の壁Kと筐体2との間が所定の間隔に維持され、その状態を保
持するように、取り付け板15の一部と筐体2の一部をネジ固定する構成とすれば、筐体
の振動によって、これらの当接部分で異音が発生することを防止できる。
2・・・・・筺体
2F・・・・係止受け部
3・・・・・本体
3B・・・・下壁
3E・・・・背壁
3F・・・・突出フランジ
4・・・・・蓋体
5・・・・・シャーシ
6・・・・・電気回路部品
8・・・・・ヒートシンク
9・・・・・リアクトル収容部
11・・・・端子台
12・・・・配線用開口
15・・・・取り付け板
15A・・・筐体係止部
17・・・・筐体側凸部
18・・・・間隔保持用凸部
20・・・・係止溝
L1・・・・直流用リアクトル
L2・・・・交流用リアクトル
P・・・・・間隔
Claims (4)
- 直流電力を商用電力系統と同期した所定の交流電力に変換する電力変換回路が筐体内に
収容された電力変換装置において、
前記筐体を引っ掛け係止する筐体係止部を上端部に有し家屋の壁に固定される取り付け
板と、
前記筐体は背面に前記筐体係止部に引っ掛け係止する係止受け部を備え、
前記取り付け板から突出し、前記電力変換回路のリアクトルが収容された側の前記筐体
の背面に当接し、前記家屋の壁と前記筐体との間を所定の間隔に維持する間隔保持用凸部
を備えた
ことを特徴とする電力変換装置の取り付け装置。 - 直流電力を商用電力系統と同期した所定の交流電力に変換する電力変換回路が筐体内に
収容された電力変換装置において、
前記筐体を引っ掛け係止する筐体係止部を上端部に有し家屋の壁に固定される取り付け
板と、
前記筐体は、背面の上部に後方へ張り出し前記筐体係止部に引っ掛け係止する係止受け
部を備えると共に、前記背面の左右部分に前記係止受け部の張り出し高さと略等しく前記
背面の後方へ突出する筐体側凸部を備え、
前記取り付け板は、前記電力変換回路のリアクトルが収容された側の前記筐体側凸部に
当接する間隔保持用凸部を備え、
前記間隔保持用凸部と前記筐体側凸部の当接は、前記家屋の壁と前記筐体との間が所定
の間隔を維持する間隔保持部を構成する
ことを特徴とする電力変換装置の取り付け装置。 - 前記係止受け部は前記筐体の背面の上部が後方へ張り出しにて形成された横長帯状部で
あり、
前記取り付け板は、前記筐体の背面に収まる大きさであって、前記筐体係止部は、前記
家屋の壁との間に前記係止受け部が挿入される間隔で以って前記取り付け板の上端部が前
方へ張り出す横長帯状部であり、
前記筐体は背面周縁部に、前記係止受け部の張り出し高さを覆うように前記背面よりも
後方へ突出する突出フランジを有することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置の
取り付け装置。 - 前記係止受け部は前記筐体の背面の上部が後方へ張り出しにて形成された横長帯状部で
あり、
前記取り付け板は、前記筐体の背面に収まる大きさであって、前記筐体係止部は、前記
家屋の壁との間に前記係止受け部が挿入される間隔で以って前記取り付け板の上端部が前
方へ張り出す横長帯状部であり、
前記筐体は背面周縁部に、前記係止受け部の張り出し高さ及び前記筐体側凸部の突出高
さを覆うように前記背面よりも後方へ突出する突出フランジを有する
ことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置の取り付け装置。
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