JP2016134442A - 屋外設置機器 - Google Patents

屋外設置機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016134442A
JP2016134442A JP2015007114A JP2015007114A JP2016134442A JP 2016134442 A JP2016134442 A JP 2016134442A JP 2015007114 A JP2015007114 A JP 2015007114A JP 2015007114 A JP2015007114 A JP 2015007114A JP 2016134442 A JP2016134442 A JP 2016134442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat sink
packing
width
housing
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015007114A
Other languages
English (en)
Inventor
石村 裕幸
Hiroyuki Ishimura
裕幸 石村
磯部 隆
Takashi Isobe
隆 磯部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2015007114A priority Critical patent/JP2016134442A/ja
Publication of JP2016134442A publication Critical patent/JP2016134442A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】太陽光発電用パワーコンディショナ等、屋外設置機器に対して優れたシール性を実現する。
【解決手段】開口部を有する筺体と、開口部を塞ぎつつ外部に突出するヒートシンクと、開口部の周囲において筺体とヒートシンクとの間に挿入されるパッキン(9)と、パッキン(9)を押圧しつつ筺体とヒートシンクとを結合する結合部材とを設けた。ヒートシンクは、パッキン(9)に衝合する箇所において複数の凹部を形成したものであり、パッキン(9)は、何れかの凹部に対向する位置に貫通孔(93)を形成し、他の凹部に対向する位置に当該凹部に挿入される突起部(94)を形成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、屋外設置機器に関する。
本技術分野の背景技術として、下記特許文献1の段落0039には、「ヒートシンク10のベース板12の上面とケーシング本体2の上板2bとの間には、シーリング部材としてのパッキン71が嵌め込まれており、さらに後述するように、ヒートシンク10とケーシング本体2とが当接する箇所や雨水が浸入する可能性のあるこれらの隙間には全てシーリング部材としてのコーキング80が塗られている。したがって、本接続箱1においては、基本的には、図13に破線で示す、ヒートシンクの放熱フィン11が配置される領域Cには雨水が浸入するが、それ以外の領域には雨水は浸入しない。しかしながら、シーリング部材としてのパッキンやコーキングは、経年変化や製造ばらつきなどにより完全なシール性が常に確保されている保証はない」と記載されている。
特許第4850934号公報
上記特許文献1に記載されているように、従来の屋外設置機器では、経年変化や製造ばらつき等によりシール性が確保できない場合がある。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、優れたシール性を実現できる屋外設置機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の屋外設置機器は、開口部を有する筺体と、前記開口部を塞ぎつつ外部に突出するヒートシンクと、前記開口部の周囲において前記筺体と前記ヒートシンクとの間に挿入されるパッキンと、前記パッキンを押圧しつつ前記筺体と前記ヒートシンクとを結合する結合部材とを有し、前記ヒートシンクは、前記パッキンに衝合する箇所において複数の凹部を形成したものであり、前記パッキンは、何れかの前記凹部に対向する位置に貫通孔を形成し、他の前記凹部に対向する位置に当該凹部に挿入される突起部を形成したものであることを特徴とする。
本発明によれば、屋外設置機器に対して、優れたシール性を実現できる。
本発明の一実施形態による太陽光発電用のパワーコンディショナの分解斜視図である。 一実施形態に適用されるパッキンの背面図およびA−A’断面図である。 該パッキンのB−B’断面図である。 該パッキンのC−C’断面図である。 該パッキンのD部詳細図である。 ヒートシンクの分解斜視図である。 パワーコンディショナの斜視断面図である。 パワーコンディショナのE部詳細図である。
[実施形態の構成]
<全体構成>
次に、図1を参照し、本発明の一実施形態による太陽光発電用のパワーコンディショナ1の全体構成を説明する。なお、図1はパワーコンディショナ1の分解斜視図である。
図1において本体ケース10は、横長の略直方体枠状に形成され、その前面の全体が開放されるとともに、背面の上部が開放され、長方形状の背面窓10bが形成されている。また、本体ケース10の下部には、ケーブル配線用の円形の貫通孔であるケーブル孔10aが複数形成されている。
ヒートシンク14は、背面窓10bよりもやや大きなサイズの略直方体板状のベースプレート145と、ベースプレート145の背面から後方に突出する複数のフィン146とを有している。そして、ベースプレート145の前面中央部分には、DC/AC変換基板5が装着されている。ヒートシンク14は、背面窓10bを塞ぎつつ本体ケース10から後方に突出するようにして本体ケース10に装着される。
DC/AC変換基板5は、供給された直流電力を交流電力に変換するものであり、その背面には、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ,Insulated Gate Bipolar Transistor)等の複数のパワー半導体素子(図示せず)が搭載されており、これらパワー半導体素子がヒートシンク14に衝合しつつ取り付けられる。この結果、DC/AC変換基板5は、ヒートシンク14に対して前方に若干(数mm程度)隔てた位置に固定される。DC/AC変換基板5には、複数の貫通孔5aが穿孔されている。貫通孔5aは、上述したパワー半導体素子のフランジに対向する位置に形成されている。従って、貫通孔5aからネジを挿入して締め付けると、パワー半導体素子とヒートシンク14とが結合される。
ここで、ヒートシンク14は、左右方向に3分割されている。すなわち、左ヒートシンク14L、中ヒートシンク14C、右ヒートシンク14Rを図示せぬネジ等で結合することにより、ヒートシンク14が形成されている。上述のDC/AC変換基板5は、中ヒートシンク14Cに装着される。また、左ヒートシンク14Lの上部には、DCリアクトル4が装着され、右ヒートシンク14Rの上部には、ACリアクトル6が装着される。
背面窓10bの周囲とヒートシンク14との間には、ゴム等の弾性部材を略長方形枠状に形成してなるパッキン9が挿入される。パッキン9は、ヒートシンク14の前面周縁部を覆う前面板91と、ヒートシンク14の上下左右面の前端部分を覆う側面板92とを有し、前面板91と側面板92とは、断面が略L字状をなすように一体に形成されている。DCフィルタ基板3は、ヒートシンク32a、インダクタ34a等を有するとともに略L字状に形成され、DCリアクトル4の下方に配置される。また、ACフィルタ基板7は、インダクタ72a、リレー74a等を有するとともに略逆L字状に形成され、ACリアクトル6の下方に配置される。
また、本体ケース10の前面には、その左右端を繋ぐように、補強板12と端子台部2とが装着される。端子台部2の中央部分には、後側に凹んだ凹部が形成されており、その凹部にDCスイッチ部24と端子台26とが装着されている。さらに、補強板12には、DC/AC変換基板5等を制御する制御部8が取り付けられる。
ここで、上述した各構成要素の機能を簡単に説明する。外部のソーラーパネル(図示せず)から供給された電流は、DCスイッチ部24を介してDCフィルタ基板3に供給される。DCフィルタ基板3は、ソーラーパネルに伝導されるノイズを軽減するものである。DCリアクトル4は鉄心を有するリアクトルであり、DCフィルタ基板3から出力された直流電流が通過する。DC/AC変換基板5には昇圧チョッパ回路が搭載されており、DCリアクトル4から供給された直流電圧によって所定の直流電圧を生成し、複数の電解コンデンサ56aを充電する。
また、DC/AC変換基板5にはインバータが搭載されており、電解コンデンサ56aの端子電圧をスイッチングすることにより、PWM変調波を出力する。このPWM変調波は、方形波パルス状の波形を有し、そのデューティ比は正弦波状に変動する。ACリアクトル6は鉄心を有するリアクトルであり、PWM変調波に含まれる高調波成分を減衰する。ACフィルタ基板7は、ACリアクトル6の出力電圧からさらに高調波成分、その他ノイズ成分を除去する。ACフィルタ基板7から出力される交流電圧は、端子台26を介して商用電源系統に接続される。
上述した構成要素のうち、DCリアクトル4、DC/AC変換基板5およびACリアクトル6は、特に発熱量が大きいため、上述したようにヒートシンク14に装着される。パワーコンディショナ1は、本体ケース10の前面を覆うフロントパネルと、本体ケース10の背面を覆うリアパネルとを有しているが、これらについては図示を省略する。なお、以降の図においては、上下、左右、前後の向きは、図1に示す向きが基準になる。
<パッキンの構成>
次に、図2(a),(b)を参照し、パッキン9の詳細構成を説明する。なお、図2(a)はパッキン9の背面図であり、図2(b)はそのA−A’断面図である。
図2(a)において、パッキン9の前面板91の随所には、円形の貫通孔93が形成されている。形成されている箇所は、前面板91の四隅、四隅を除く左右辺の各2箇所、四隅を除く上下辺の各5箇所であり、合計18箇所に貫通孔93が形成されている。また、相隣接する貫通孔93の間には突起部94が形成されている。図2(b)に示すように、突起部94は、前面板91から後方に向かって略円柱状に突出する。
次に、図2(a)におけるB−B’断面を図3に示す。上述したように、前面板91と側面板92とは、断面が略L字状をなすように一体に形成されているが、パッキン9が押圧されていない状態では、両者のなす角度θは90°よりも若干大きな値である。角度θは、93°±2°の範囲から選択することが望ましい。前面板91と側面板92との接合部分には、側面板92の外側面に連続するように、前方向に突出するリブ91aが形成されている。リブ91aは、断面形状が略半円形状であり、前面板91の全周に渡って、最外周部に延設されている。
リブ91aの内側(図示の方向では右側)には、所定の幅d1を有する平板状の厚板部91bが形成されている。また、厚板部91bのさらに内側には、幅d1よりも薄い幅d2を有する平板状の薄板部91d,91f,91hが形成されている。また、厚板部91bと薄板部91dの間には、前後方向に向かって突出するリブ91cが形成されている。リブ91cは、断面形状が略半円形状であり、前面板91の全周に渡って延設されている。前後方向に形成されたリブ91cの幅をd3とすると、幅d3は幅d2よりも若干厚くなっている。また、薄板部91d,91fの間、薄板部91f,91hの間、および薄板部91hの内側には、リブ91cと同様の形状を有するリブ91e,91g,91iが形成されている。また、略円柱状の突起部94は、薄板部91fの略中央部から後方に向かって突出している。
次に、図2(a)におけるC−C’断面を図4に示す。円形の貫通孔93は、リブ91e,91gの間に形成されており、貫通孔93の外周には、前後方向に突出する円環状のリブ93aが形成されている。リブ93aは、図上の左右端においてリブ91e,91gと交わり一体になっている。
次に、図2(a)におけるD部の詳細を図5に示す。図5に示すように、四隅に形成されたリブ93aは、全周の「1/4」程度の区間がリブ91eと一体になっているが、リブ91gには接していない。
<ヒートシンクの構成>
次に、図6を参照し、ヒートシンク14の詳細構成を説明する。なお、図6はヒートシンク14の分解斜視図である。左ヒートシンク14Lは、略長方形板状の左ベースプレート145Lと、左ベースプレート145Lから後方に突出する複数のフィン146Lとから構成されている。同様に、中ヒートシンク14Cは、略長方形板状の中ベースプレート145Cと、中ベースプレート145Cから後方に突出する複数のフィン146Cとから構成され、右ヒートシンク14Rは、略長方形板状の右ベースプレート145Rと、右ベースプレート145Rから後方に突出する複数のフィン146Rとから構成されている。
中ベースプレート145Cの左右辺においては、フィン146Cを有していない平坦部142C,143Cが形成されている。また、左ベースプレート145Lの右辺においては、後方に若干突出するとともに前面部分が切り欠かれ、薄肉部142Lが形成されている。また、右ベースプレート145Rの左辺においても後方に若干突出するとともに前面部分が切り欠かれ、薄肉部143Rが形成されている。そして、薄肉部142Lと平坦部142Cとを衝合し、薄肉部143Rと平坦部143Cとを衝合し、図示せぬネジによってこれらを結合すると、ヒートシンク14L,14C,14Rが相互に結合され、一体化したヒートシンク14が構成される。
ここで、各ベースプレート145L,145C,145Rの上下辺近傍、左ベースプレート145Lの左辺近傍、および右ベースプレート145Rの右辺近傍には、円柱状の複数の凹部141が形成されている。一体化したヒートシンク14において、これら凹部141は、パッキン9の貫通孔93および突起部94(図2(a),(b)参照)に対向する位置に形成されている。なお、貫通孔93に対向する凹部141はタップ穴であり、突起部94に対向する凹部141はキリ穴である。
各ベースプレート145L,145C,145Rの前面には、凹部141以外のタップ穴が複数形成されている。すなわち、左ベースプレート145Lには、DCリアクトル4(図1参照)を装着するためのタップ穴147Lが形成されており、右ベースプレート145Rには、ACリアクトル6を装着するためのタップ穴147Rが形成されている。また、中ベースプレート145Cには、DC/AC変換基板5を装着するとともに、DC/AC変換基板5の背面に実装されたパワー半導体素子を装着するためのタップ穴147Cが形成されている。
<パッキンの取付構造>
次に、図7を参照し、パッキン9の取付構造を説明する。なお、図7はパワーコンディショナ1の斜視断面図であり、切断位置はパワーコンディショナ1の中央(図2(a)におけるA−A’に相当する位置)である。図7において背面窓10bの周囲には、略長方形枠状の取付板10cが固定されている。取付板10cには、パッキン9の貫通孔93に対向する複数箇所に貫通孔が形成されている。そして、座付きネジ18は、取付板10c、パッキン9を挿通し、ヒートシンク14の凹部141(図6参照)に螺合される。これにより、本体ケース10、パッキン9およびヒートシンク14が相互に結合される。
次に、図8を参照し、図7におけるE部の詳細を説明する。
図8において座付きネジ18は、プラス頭部18aと、円柱座金部18bと、雄ネジ部18cとを有している。取付板10cの板厚をd4とし、円柱座金部18bの前後方向の幅をd5とすると、幅d5は、「d4+d2」よりも厚く「d4+d3」よりも薄くすることが望ましく、「d4+d1」に略等しくすることがより望ましい(幅d1〜d3は図3を参照)。このように、円柱座金部18bを設けたことにより、各部で座付きネジ18を締め付けて前面板91を押圧したとき、前面板91の厚さ(取付板10cとヒートシンク14との間隔)を全周に渡って一定値(幅d2よりも広く幅d3よりも狭い一定値)に保つことができる。
図3に示したように、パッキン9の前面板91には、リブ91c,91e,91g,91iが形成されている。前面板91を前後方向に押圧すると、これらのリブが潰れ、周囲の薄板部91d,91f,91hの厚さが増加するように、前面板91が弾性変形する。リブ91c,91e,91g,91iが弾性変形して本体ケース10およびヒートシンク14を押圧することにより、本体ケース10の水密性が確保できる。
また、リブ91aが押圧されると、側面板92に対して内側に(図3においては時計回りに)回動させる力が働くため、前面板91と側面板92とのなす角度θは90°になる。これにより、側面板92は、ヒートシンク14のベースプレート145の上下左右面に密着し、当該部分においても水密性を確保することができる。
<組立手順>
次に、再び図1を参照し、パワーコンディショナ1の組立手順を説明する。
(1)まず、ヒートシンク14L,14C,14Rが分離された状態のまま、中ヒートシンク14CにDC/AC変換基板5を取り付け、DC/AC変換基板5の背面に実装されたパワー半導体素子を中ヒートシンク14Cに装着させる。ここで、ヒートシンク14全体の重量と比較すると、中ヒートシンク14Cのみの重量は軽量であるため、DC/AC変換基板5の取付作業を効率的に進めることができる。
(2)次に、ヒートシンク14L,14C,14Rを結合することにより、一体化したヒートシンク14を構成する。このヒートシンク14のフィン146を下に向けて平面上に載置すると、ベースプレート145が上を向いた状態になる。この状態で、上方からパッキン9をベースプレート145に被せる。その際、パッキン9に形成された突起部94(図3参照)を対向する凹部141(図6参照)に挿入してゆくと、ヒートシンク14に対するパッキン9の位置決めが容易になるので、装着作業を効率的に進めてゆくことができる。
(3)次に、本体ケース10を、パッキン9の上に被せ、本体ケース10、パッキン9およびヒートシンク14を座付きネジ18(図8参照)によって結合する。次に、DCリアクトル4およびACリアクトル6をヒートシンク14に装着し、DCフィルタ基板3、ACフィルタ基板7、補強板12、制御部8、端子台部2を本体ケース10に装着しつつ、必要な配線を行う。
(4)次に、図示せぬフロントパネルとリアパネルを、本体ケース10の前面および背面に装着する。そして、各部の隙間にコーキング剤等を適宜注入することにより、防水構造を有し屋外設置可能なパワーコンディショナ1が完成する。
<構成・効果の総括>
以上のように本実施形態のパワーコンディショナ1は、開口部(10b)を有する筺体(10)と、前記開口部(10b)を塞ぎつつ外部に突出するヒートシンク(14)と、前記開口部(10b)の周囲において前記筺体(10)と前記ヒートシンク(14)との間に挿入されるパッキン(9)と、前記パッキン(9)を押圧しつつ前記筺体(10)と前記ヒートシンク(14)とを結合する結合部材(18)とを有し、前記ヒートシンク(14)は、前記パッキン(9)に衝合する箇所において複数の凹部(141)を形成したものであり、前記パッキン(9)は、何れかの前記凹部(141)に対向する位置に貫通孔(93)を形成し、他の前記凹部(141)に対向する位置に当該凹部(141)に挿入される突起部(94)を形成したものである。
また、前記ヒートシンク(14)は、複数の部分ヒートシンク(14L,14C,14R)を結合してなるものであり、前記各部分ヒートシンク(14L,14C,14R)には、各々異なる部品(DCリアクトル4、DC/AC変換基板5、ACリアクトル6)が装着されるものである。
また、前記パッキン(9)は、第1の幅(d1)を有する厚板部(91b)と、前記第1の幅(d1)よりも薄い第2の幅(d2)を有する薄板部(91d,91f,91h)と、少なくとも前記薄板部(91d,91f,91h)から前記筺体(10)および前記ヒートシンク(14)に向かって突出し、前記第1の幅(d1)よりも厚い第3の幅(d3)を有する複数のリブ(91a,91c,91e,91g,91i)とを有するものである。
また、前記貫通孔(93)に対向する前記凹部(141)はタップ穴であり、前記結合部材(18)は、前記タップ穴に螺合し、前記筺体(10)と前記ヒートシンク(14)とを締結する締結部(18a,18c)と、前記貫通孔(93)に挿入され、前記筺体(10)と前記ヒートシンク(14)の間隔が前記第2の幅(d2)よりも広く前記第3の幅(d3)よりも狭くなるようにするスペーサ(18b)と、を有するものである。
以上のような構成を有することにより、本実施形態は以下のような効果を奏する。
(1)パッキン9に形成された突起部94(図2参照)を対向する凹部141(図6参照)に挿入してゆくことにより、ヒートシンク14に対するパッキン9の位置決めが容易になり、装着作業を効率的に進めてゆくことができる。また、パッキン9が押圧されていない状態では、前面板91と側面板92の角度θは90°よりも大きいから、パッキン9をヒートシンク14に容易に嵌めることができ、作業効率を一層高めることができる。そして、貫通孔93に座付きネジ18を挿通することにより、パッキン9の正確な位置決めができるため、高い水密性を確保することができる。
(2)また、ヒートシンク14をヒートシンク14L,14C,14Rに分割したことにより、中ヒートシンク14CにDC/AC変換基板5を取り付ける作業効率を高めることができる。また、分割したことにより、各ヒートシンク14L,14C,14Rの寸法公差を大きくすることができる。例えば、単純にヒートシンク14L,14C,14Rを結合するとベースプレート145が反った状態になる場合であっても、薄肉部142L,143Rや平坦部142C,143Cを適宜切削加工することにより、ベースプレート145を平板状に形成することができる。
(3)また、パッキン9の前面板91には複数のリブ91c,91e,91g,91iを形成したため、これらによって本体ケース10およびヒートシンク14が押圧され、高い水密性を確保することができる。また、リブ91aが押圧されることにより、前面板91と側面板92の角度θが90°になるため、側面板92においても高い水密性を確保することができる。
(4)さらに、座付きネジ18に円柱座金部18bを設けたことにより、押圧状態における前面板91の厚さを全周に渡って一定に保つことができる。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上記実施形態においては、幅d5の円柱座金部18bを有する座付きネジ18を用いたが、座付きネジ18に代えて、単なるネジと、幅d5の円環状のワッシャ(スペーサ)を用いてもよい。
(2)上記実施形態では、屋外設置機器の一例として太陽光発電用のパワーコンディショナ1に本発明を適用した例を説明したが、屋外設置機器は、非常用電源設備、空調機器、通信機器、照明機器、道路表示板等であってもよい。
1 パワーコンディショナ(屋外設置機器)
2 端子台部
3 DCフィルタ基板
4 DCリアクトル
5 DC/AC変換基板
5a 貫通孔
6 ACリアクトル
7 ACフィルタ基板
8 制御部
9 パッキン
10 本体ケース(筺体)
10b 背面窓(開口部)
10c 取付板
14 ヒートシンク
14C 中ヒートシンク(部分ヒートシンク)
14L 左ヒートシンク(部分ヒートシンク)
14R 右ヒートシンク(部分ヒートシンク)
18 座付きネジ(結合部材)
18a プラス頭部(締結部)
18b 円柱座金部(スペーサ)
18c 雄ネジ部(締結部)
91 前面板
91a,91c,91e,91g,91i リブ
91b 厚板部
91d,91f,91h 薄板部
92 側面板
93 貫通孔
93a リブ
94 突起部
141 凹部
142C,143C 平坦部
142L,143R 薄肉部
145 ベースプレート
145C 中ベースプレート
145L 左ベースプレート
145R 右ベースプレート
146,146C,146L,146R フィン
147C,147L,147R タップ穴
d1 幅(第1の幅)
d2 幅(第2の幅)
d3 幅(第3の幅)

Claims (4)

  1. 開口部を有する筺体と、
    前記開口部を塞ぎつつ外部に突出するヒートシンクと、
    前記開口部の周囲において前記筺体と前記ヒートシンクとの間に挿入されるパッキンと、
    前記パッキンを押圧しつつ前記筺体と前記ヒートシンクとを結合する結合部材と
    を有し、
    前記ヒートシンクは、前記パッキンに衝合する箇所において複数の凹部を形成したものであり、
    前記パッキンは、何れかの前記凹部に対向する位置に貫通孔を形成し、他の前記凹部に対向する位置に当該凹部に挿入される突起部を形成したものである
    ことを特徴とする屋外設置機器。
  2. 前記ヒートシンクは、複数の部分ヒートシンクを結合してなるものであり、前記各部分ヒートシンクには、各々異なる部品が装着される
    ことを特徴とする請求項1に記載の屋外設置機器。
  3. 前記パッキンは、
    第1の幅を有する厚板部と、
    前記第1の幅よりも薄い第2の幅を有する薄板部と、
    少なくとも前記薄板部から前記筺体および前記ヒートシンクに向かって突出し、前記第1の幅よりも厚い第3の幅を有する複数のリブと
    を有することを特徴とする請求項1に記載の屋外設置機器。
  4. 前記貫通孔に対向する前記凹部はタップ穴であり、
    前記結合部材は、
    前記タップ穴に螺合し、前記筺体と前記ヒートシンクとを締結する締結部と、
    前記貫通孔に挿入され、前記筺体と前記ヒートシンクとの間隔が前記第2の幅よりも広く前記第3の幅よりも狭くなるようにするスペーサと、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の屋外設置機器。
JP2015007114A 2015-01-16 2015-01-16 屋外設置機器 Pending JP2016134442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015007114A JP2016134442A (ja) 2015-01-16 2015-01-16 屋外設置機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015007114A JP2016134442A (ja) 2015-01-16 2015-01-16 屋外設置機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016134442A true JP2016134442A (ja) 2016-07-25

Family

ID=56464516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015007114A Pending JP2016134442A (ja) 2015-01-16 2015-01-16 屋外設置機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016134442A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018198953A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力変換装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018198953A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力変換装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012108398A1 (ja) パワーコンディショナ
JP5543948B2 (ja) 電子制御装置のシール構造
JP5358639B2 (ja) 電子制御装置のシール構造
JP5634905B2 (ja) パワーコンディショナ
JP5423655B2 (ja) 電力変換装置
JP2012165597A (ja) パワーコンディショナ
JP6443307B2 (ja) 排水構造及び電力制御装置
JP5527354B2 (ja) 電力変換装置
JPWO2013145508A1 (ja) 電力変換装置
JP2016134442A (ja) 屋外設置機器
CN110966688B (zh) 一种多功能主板模块支架、具有其的电器盒及空调器
WO2019064929A1 (ja) 電子機器
JP6135543B2 (ja) 電源装置
JP5820980B2 (ja) パワーコンディショナ
JP2012169341A (ja) パワーコンディショナ
JP6706754B2 (ja) 電力変換装置
CN219779977U (zh) 变频装置及用电设备
CN220830385U (zh) 逆变器
JP2015070254A (ja) 筐体、および電気機器
CN218976572U (zh) 变频器及其防尘结构
TWI416059B (zh) Combined cooling device for electric vehicle controller
CN209914329U (zh) 一种具有散热防尘功能的dc转换器
KR20240035165A (ko) 하우징 어셈블리 및 이를 포함하는 제어 장치
JP5851611B2 (ja) ヒートシンク及びパワーコンディショナ
WO2020110463A1 (ja) 電力変換装置の筐体、電力変換装置、筐体及び電気機器