JP6642721B2 - 締結具、および、過給機 - Google Patents

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Description

本開示は、2つの被締結部を締結する締結具、および、この締結具を備えた過給機に関する。
従来、シャフトが、ベアリングハウジングに回転自在に軸支された過給機が知られている。シャフトの一端には、タービンインペラが設けられる。シャフトの他端には、コンプレッサインペラが設けられる。過給機は、エンジンに接続される。エンジンから排出される排気ガスによってタービンインペラが回転する。タービンインペラの回転によって、シャフトを介してコンプレッサインペラが回転する。過給機は、コンプレッサインペラの回転に伴い、空気を圧縮してエンジンに送出する。
例えば、特許文献1には、タービンハウジングとベアリングハウジングがGカップリングで締結された構成が記載されている。
実開昭59−067538号公報
上記の過給機のタービンハウジングとベアリングハウジングのように、2つの部材を締結する場合に、より安定した締結力を生じさせることが可能な技術の開発が希求される。
本開示の目的は、より安定した締結力を生じさせることが可能な締結具、および、過給機を提供することである。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る締結具は、2つの部材それぞれの被締結部に嵌合する2つの嵌合部、および、2つの嵌合部の間に位置し、被締結部から離間する逃げ部が形成された本体部を有し、2つの被締結部の外側に配列され複数のクランプ部材と、複数のクランプ部材の外側に被締結部に沿って配置された帯部材と、帯部材の両端に設けられた2つの連結部材と、2つの連結部材を締結する締結部材と、を有し、帯部材を締結する締結機構と、を備える。
逃げ部は、被締結部から帯部材側に離間してもよい。
逃げ部は、本体部のうち、2つの嵌合部の間が屈曲して形成されていてもよい。





クランプ部材のうち、帯部材との対向面側には、帯部材が挿通される爪部が形成されてもよい。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る過給機は、上記の締結具を備える。
本開示によれば、より安定した締結力を生じさせることが可能となる。
図1は、過給機の概略断面図である。 図2は、締結具を説明するための説明図である。 図3(a)は、クランプ部材の斜視図を示す。図3(b)は、図3(a)におけるIIIb矢視図を示す。図3(c)は、図3(a)におけるIIIc矢視図を示す。 図4(a)は、第1連結部材を図2と同じ側から見た図を示す。図4(b)は、図4(a)のIVb矢視図を示す。また、図4(c)は、第2連結部材を図2と同じ側から見た図を示す。図4(d)は、図4(c)のIVd矢視図を示す。 図5は、嵌合部を説明するための説明図である。 図6(a)は、第1変形例を説明するための説明図である。図6(b)は、第2変形例を説明するための説明図である。図6(c)は、第3変形例を説明するための説明図である。図6(d)は、第4変形例を説明するための説明図である。 図7は、第5変形例を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、本開示の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、過給機Cの概略断面図である。以下では、図1に示す矢印L方向を過給機Cの左側として説明する。図1に示す矢印R方向を過給機Cの右側として説明する。図1に示すように、過給機Cは、過給機本体1を備える。ベアリングハウジング2(部材)と、タービンハウジング4(部材)と、コンプレッサハウジング6と、が一体化される。タービンハウジング4は、ベアリングハウジング2の左側に締結具3によって連結される。コンプレッサハウジング6は、ベアリングハウジング2の右側に締結ボルト5によって連結される。締結具3については後に詳述する。
ベアリングハウジング2には、軸受孔2aが形成されている。軸受孔2aは、ベアリングハウジング2を過給機Cの左右方向に貫通する。軸受孔2aには、軸受7(図1では、一例としてセミフローティング軸受を示す)が設けられる。軸受7によって、シャフト8が回転自在に軸支されている。シャフト8の左端部には、タービンインペラ9が設けられる。タービンインペラ9がタービンハウジング4内に回転自在に収容されている。また、シャフト8の右端部には、コンプレッサインペラ10が設けられる。コンプレッサインペラ10がコンプレッサハウジング6内に回転自在に収容されている。
コンプレッサハウジング6には、吸気口11が形成されている。吸気口11は、過給機Cの右側に開口する。吸気口11は、不図示のエアクリーナに接続される。また、締結ボルト5によってベアリングハウジング2とコンプレッサハウジング6が連結された状態では、ベアリングハウジング2とコンプレッサハウジング6の対向面によって、ディフューザ流路12が形成される。ディフューザ流路12は空気を昇圧する。ディフューザ流路12は、シャフト8の径方向内側から外側に向けて環状に形成される。ディフューザ流路12は、上記の径方向内側において、コンプレッサインペラ10を介して吸気口11に連通している。
また、コンプレッサハウジング6には、コンプレッサスクロール流路13が設けられている。コンプレッサスクロール流路13は環状である。コンプレッサスクロール流路13は、例えば、ディフューザ流路12よりもシャフト8の径方向外側に位置する。コンプレッサスクロール流路13は、不図示のエンジンの吸気口と連通する。コンプレッサスクロール流路13は、ディフューザ流路12にも連通している。したがって、コンプレッサインペラ10が回転すると、吸気口11からコンプレッサハウジング6内に空気が吸気される。吸気された空気は、コンプレッサインペラ10の翼間を流通する過程において遠心力の作用により加圧加速される。加圧加速された空気は、ディフューザ流路12およびコンプレッサスクロール流路13で昇圧されて、エンジンの吸気口に導かれる。
タービンハウジング4には、吐出口14が形成されている。吐出口14は、過給機Cの左側に開口する。吐出口14は、不図示の排気ガス浄化装置に接続される。また、タービンハウジング4には、流路15と、タービンスクロール流路16とが設けられている。タービンスクロール流路16は環状である。タービンスクロール流路16は、例えば、流路15よりもタービンインペラ9の径方向外側に位置する。タービンスクロール流路16は、ガス流入口と連通する。ガス流入口には、不図示のエンジンの排気マニホールドから排出される排気ガスが導かれる。タービンスクロール流路16は、流路15を介してタービンインペラ9にも連通している。したがって、ガス流入口からタービンスクロール流路16に導かれた排気ガスは、流路15およびタービンインペラ9を介して吐出口14に導かれる。吐出口14に導かれる排気ガスは、その流通過程においてタービンインペラ9を回転させる。
そして、タービンインペラ9の回転力は、シャフト8を介してコンプレッサインペラ10に伝達される。上記の通り、空気は、コンプレッサインペラ10の回転力によって、昇圧されて、エンジンの吸気口に導かれる。
図2は、締結具3を説明するための説明図である。図2では、締結具3を、図1中、右側(コンプレッサハウジング6側)から見た図を示す。図2では、ベアリングハウジング2の図示を省略する。図2では、タービンハウジング4の内部構造の図示を省略する。
図2に示すように、締結具3は、複数(本実施形態では、例えば、5つ)のクランプ部材20と、帯部材21と、締結機構22を備える。
図3(a)は、クランプ部材20の斜視図を示す。図3(b)は、図3(a)におけるIIIb矢視図を示す。図3(c)は、図3(a)におけるIIIc矢視図を示す。
図3(a)、図3(c)に示すように、クランプ部材20の本体部20aには、屈曲部20dが形成されている。屈曲部20dは、一端20bと他端20cの間に形成されている。本体部20aは、一端20bから屈曲部20dまで直線状に延在している。また、本体部20aは、屈曲部20dから他端20cまで直線状に延在している。本体部20aの内面20eには、溝部20gが形成される。溝部20gは、外面20f(対向面)側に窪んでいる。
溝部20gは、本体部20aの一端20bから他端20cまで延在する。溝部20gは、内面20e(外面20f)に沿っている。すなわち、溝部20gは、屈曲部20dで屈曲している。溝部20gは、一端20bから屈曲部20dまで直線状に延在する。溝部20gは、屈曲部20dから他端20cまで直線状に延在する。
図3(b)に示すように、本体部20aの両側面20hは、テーパ形状となっている。本体部20aの両側面20hは、内面20eから外面20fに向かって近接する。溝部20gは、テーパ形状となっている。溝部20gは、両側面20hに沿う。溝部20gの幅は、底面20iに向かって狭くなる。
また、本体部20aの両端(一端20bおよび他端20c)には、爪部20jが設けられている。爪部20jは、外面20f側に設けられる。爪部20jは、基部20kと、2つの湾曲部20mとを有する。基部20kは、本体部20aの外面20fと面一である。2つの湾曲部20mは、基部20kのうち、両側面20h側から、図3(b)中、上側(外面20f側)に湾曲する。2つの湾曲部20mは、先端部20nが互いに近接する方向に向かって湾曲している。
爪部20jの基部20kと先端部20nは離間している。基部20kと先端部20nとの間の間隙Sに、帯部材21が挿通される。ここで、間隙Sは帯部材21より僅かに大きく形成されている。すなわち、クランプ部材20は、帯部材21に対して、例えば滑るなど、相対移動が可能となっている。
図1に示すように、ベアリングハウジング2およびタービンハウジング4には、フランジ部2c、4b(被締結部)が形成されている。フランジ部2c、4bは環状である。フランジ部2c、4bは、ベアリングハウジング2およびタービンハウジング4の連結部分の外周面2b、4aに形成されている。フランジ部2cのうち、タービンハウジング4と反対側の側面2dは、テーパ形状となっている。フランジ部2cのうち、タービンハウジング4と反対側の側面2dは、径方向外側に向かってタービンハウジング4側に傾斜する。また、フランジ部4bのうち、ベアリングハウジング2と反対側の側面4cは、テーパ形状となっている。フランジ部4bのうち、ベアリングハウジング2と反対側の側面4cは、径方向外側に向かってベアリングハウジング2側に傾斜する。すなわち、図1に示すように、フランジ部2c、4bが軸方向に対面した状態で、フランジ部2c、4bを合わせた形状が、径方向外側に向かって先細り形状となっている。そして、クランプ部材20の溝部20gには、フランジ部2c、4bが進入している。フランジ部2c、4bは、対面状態にある。
図2に示すように、複数のクランプ部材20は、フランジ部4b(フランジ部2c)に沿って配列されている。帯部材21は、薄板形状である。帯部材21は、クランプ部材20の外面20f側にフランジ部2c、4bに沿って配置される。帯部材21は、クランプ部材20の外面20f側に巻き付けられる。帯部材21は爪部20jに係止される。
また、締結機構22は、第1連結部材23(連結部材)および第2連結部材24(連結部材)と、締結部材25を備える。
図4(a)は、第1連結部材23を図2と同じ側から見た図を示す。図4(b)は、図4(a)のIVb矢視図を示す。また、図4(c)は、第2連結部材24を図2と同じ側から見た図を示す。図4(d)は、図4(c)のIVd矢視図を示す。
図4(a)、図4(b)に示すように、第1連結部材23の本体部23aには、溝部23cが形成される。溝部23cは、フランジ部2c、4b側の内面23bに形成される。溝部23cは、クランプ部材20と同様、フランジ部2c、4bに対応する(フランジ部2c、4bが進入する)。溝部23cは、本体部23aの一端23dから他端23eまで延在している。
本体部23aの両側面23fは、テーパ形状となっている。両側面23fは、内面23bから外面23gに向かって近接する。溝部23cは、両側面23fに沿うテーパ形状となっている。溝部23cの幅は、底面23hに向かって狭くなる。
溝部23cのうち、一端23d側は、クランプ部材20の溝部20gと大凡同じ深さとなっている。溝部23cのうち、他端23e側は、深溝23iとなっている。深溝23iは、例えばクランプ部材20の溝部20gより、帯部材21の板厚分だけ深い。深溝23iの底面23hに、帯部材21の一端部21aが溶接される。ここでは、例えば、図中、黒塗りの丸で示す位置がスポット溶接される。
第1連結部材23の本体部23aの外面23gのうち、深溝23iの外側には、突出部23jが形成される。突出部23jは、先端が平面状となっている。突出部23jは、本体部23aの他端23eから一端23dに向かって延在している。突出部23jは、図4(a)中、上側に、帯部材21の一端部21aと大凡同じ位置まで延在している。突出部23jには、ネジ孔23kが設けられている。ネジ孔23kは、図4(a)中、上下方向(突出部23jの延在方向)に貫通する。
図4(c)、図4(d)に示すように、第2連結部材24の本体部24aは、大凡U字形状である。本体部24aのうち、フランジ部2c、4b側の内面24bと、外面24cが平面状となっている。本体部24aのうち、図4(d)中、下側の面には、窪部24dが形成される。窪部24dは、本体部24aの一端24eから他端24fまで延在する。窪部24dの底面24gは、曲面(半球)形状となっている。
本体部24aの内面24bには、帯部材21の他端部21bが溶接される。ここでは、例えば、図中、黒塗りの丸で示す位置がスポット溶接される。
図2に示すように、第1連結部材23は、クランプ部材20と共に、フランジ部4b(フランジ部2c)に沿って配列されている。第2連結部材24は、第1連結部材23の外面23g側に配置される。図2および図4(a)に示すように、第1連結部材23の外面23gのうち、突出部23jより一端23d側は、例えば座面23mとなっている。座面23mには、第2連結部材24の内面24bに溶接された帯部材21の他端部21bが当接する。
第2連結部材24の一端24eは、第1連結部材23の突出部23jに対し、図2中、上下方向(突出部23jの延在方向、ネジ孔23kの貫通方向)に対向している。また、第1連結部材23のネジ孔23kは、第2連結部材24の窪部24dに対向する。
締結部材25は、例えば、ボルトで構成される。締結部材25の先端には、ネジ部25aが設けられる。ネジ部25aには、ネジ溝が形成される。ネジ部25aは、第1連結部材23のネジ孔23kに挿入される。ネジ部25aは、ネジ孔23kに螺合する。締結部材25のうち、ネジ部25aより頭部25b側の円柱部25cは、窪部24dに挿通される。頭部25bは、窪部24dを挿通不可な大きさとなっている。頭部25bは、第2連結部材24の他端24fに当接している。
締結具3をフランジ部2c、4bに組み付ける前、帯部材21は、クランプ部材20それぞれの爪部20jの間隙Sに挿通される。帯部材21の両端に第1連結部材23および第2連結部材24が溶接される。帯部材21は、クランプ部材20それぞれの爪部20jの間隙Sに保持される。また、両端が爪部20jの間隙Sからクランプ部材20が脱落しないように、帯部材21は、所定の剛性を有する。そのため、第1連結部材23および第2連結部材24が帯部材21の両端に溶接されることで、複数のクランプ部材20が帯部材21で連結される。締結部材25の締結前、例えば、第1連結部材23のネジ孔23kには、締結部材25のネジ部25aが浅く挿入されていてもよい。
そして、帯部材21がフランジ部2c、4bに沿って巻き付けられる。クランプ部材20の溝部20gおよび第1連結部材23の溝部23cに、フランジ部2c、4bが進入する。複数のクランプ部材20には、互いに離間できる隙間がある。複数のクランプ部材20は、帯部材21に対して相対移動可能である。第2連結部材24の窪部24dに、図2中、奥側から手前側に向かって、締結部材25の円柱部25cが挿通する。第2連結部材24の内面24bに溶接された帯部材21の他端部21bが、第1連結部材23の座面23mに当接する。
その後、複数のクランプ部材20の間隔や、溝部20g、23cへのフランジ部2c、4bの進入のバラつきが均等化される。ネジ部25aがネジ孔23kにより深く螺合する。そうすると、締結部材25によって、第2連結部材24と第1連結部材23の突出部23jが、互いに近接する方向に締め付けられる。帯部材21に引張荷重が付加される。
そのため、クランプ部材20の溝部20gと第1連結部材23の溝部23cから、フランジ部2c、4bの径方向内側に向かって、荷重が付加される。フランジ部2c、4bの側面2d、4cと、溝部20g、23cは、テーパ形状となっている。フランジ部2c、4bの先端よりも、溝部20g、23cの底面20i、23h側の方が、幅が狭い。そのため、溝部20g、23cとフランジ部2c、4bとの間にくさび効果が生じる。その結果、溝部20g、23cは、フランジ部2c、4bに対し、フランジ部2c、4bが近接する方向の圧縮荷重を付加する。こうして、締結具3は、ベアリングハウジング2およびタービンハウジング4を締結する。
図5は、嵌合部20pを説明するための説明図であり、クランプ部材20の溝部20gにフランジ部2c、4bが進入した状態を示す。フランジ部2c、4bは環状である。図5に示すように、クランプ部材20の溝部20gは、屈曲部20dで屈曲する。溝部20gの両側は、直線状に延在している。
そのため、図2に示す締結状態では、各溝部20gには、嵌合部20pが設けられる。嵌合部20pは、クランプ部材20の配列方向(フランジ部2c、4bの周方向)に離間して2つ、本体部20aの一端20b側および他端20c側にそれぞれ設けられる。嵌合部20pは、フランジ部2c、4bに当接する。
クランプ部材20のうち、本体部20aの一端20b側および他端20c側の嵌合部20pの間には、逃げ部20qが設けられる。逃げ部20qは、フランジ部2c、4bから帯部材21側に離間する部分である。逃げ部20qは、フランジ部2c、4bとの間に間隙を有する。ここでは、本体部20aのうち、一端20b側および他端20c側の間に屈曲部20dが設けられ、一端20b側および他端20c側の間が屈曲することで、逃げ部20qが形成されている。
逃げ部20qを形成することで、フランジ部2c、4bに当接する嵌合部20pが、クランプ部材20の配列方向に離間して2つ形成される。換言すれば、逃げ部20qにより、フランジ部2c、4bに当接する部分が2つに分断される。
そして、帯部材21からクランプ部材20に付加された荷重は、嵌合部20pからフランジ部2c、4bに作用する。詳細には、フランジ部2c、4bに対し、2つの嵌合部20pで合わせて3カ所または4カ所が当接する。当接した部位で荷重が伝達される。そのため、仮に、クランプ部材20やフランジ部2c、4bの成形精度や寸法精度を厳密に管理せずとも、複数のクランプ部材20ごとに、確実に3カ所または4カ所、嵌合部20pがフランジ部2c、4bに当接する。安定した締結力を生じさせることが可能となる。ここで、複数のクランプ部材20は、帯部材21に対して相対移動が可能である。それぞれの嵌合部20pがフランジ部2c、4bに確実に当接するように、相対位置が微調整される。
また、複数のクランプ部材20間の隙間を変化させることで、異なる外径のフランジ部2c、4bに対して、共通の締結具3が使用可能となる。締結具3の汎用性が高い。また、締結具3は、フランジ部2c、4bの径方向外側に突出する箇所が、締結部材25側のみである。そのため、締結具3は、Gカップリングに比べ、占有体積を小さくすることができる。
また、上記のように、クランプ部材20の本体部20aは、一端20bと他端20cの間に屈曲部20dが形成される。本体部20aは、一端20bから屈曲部20dまで直線状に延在する。本体部20aは、屈曲部20dから他端20cまで直線状に延在している。そのため、クランプ部材20の製造や寸法管理が容易となる。ここで、複数のクランプ部材20は、それぞれの嵌合部20pが直線部でフランジ部2c、4bに当接する。そのため、締結状態は、クランプ部材20の形状精度の影響を受けづらくなる。つまり、複数のクランプ部材20は、所定の位置(前述の3カ所または4カ所の当接部)でフランジ部2c、4bに当接する嵌合部20pを容易に設けることができる。
図6(a)は、第1変形例を説明するための説明図である。図6(b)は、第2変形例を説明するための説明図である。図6(c)は、第3変形例を説明するための説明図である。図6(d)は、第4変形例を説明するための説明図である。図6(a)〜図6(d)では、クランプ部材120、220、320、420の爪部20jの図示を省略する。図6(a)に示すように、第1変形例では、クランプ部材120の本体部120aに形成された溝部120gは、外面120fに沿って直線状に延在している。そして、溝部120gを形成する壁部120rに、逃げ部120qが形成される。逃げ部120qは、本体部120aの内面120eから外面120fに向かって円弧状に窪んでいる。逃げ部120qは、フランジ部2c、4bから帯部材21側に離間する。
図6(b)に示すように、第2変形例では、クランプ部材220の本体部220aに形成された溝部220gは、外面220fに沿って直線状に延在している。そして、溝部220gを形成する壁部220rに、逃げ部220qが形成される。逃げ部220qは、本体部220aの内面220eから外面220fに向かって矩形状に窪んでいる。逃げ部220qは、フランジ部2c、4bから帯部材21側に離間する。
図6(c)に示すように、第3変形例では、クランプ部材320の本体部320aに形成された溝部320gは、外面320fに沿って直線状に延在している。そして、溝部320gを形成する壁部320rに、逃げ部320qが形成される。逃げ部320qは、壁部320rのうち、本体部320aの両側面320hから矩形状に突出している。溝部320gのうち、一端320bと他端320cの大凡中間部分は、逃げ部320qに沿って両側面320h側に拡がっている。
図6(d)に示すように、第4変形例では、クランプ部材420の本体部420aに形成された溝部420gは、外面420fに沿って直線状に延在している。そして、溝部420gを形成する壁部420rに、逃げ部420qが形成される。逃げ部420qは、本体部420aの両側面420hである。逃げ部420qの両側面420hは、互いに離隔する方向に円弧状に突出している。溝部420gは、逃げ部420qに沿って両側面420h側に拡がっている。
第1〜第4変形例においても、上述した実施形態と同様、逃げ部120q、220q、320q、420qが形成されていることから、フランジ部2c、4bに当接する嵌合部20pが、クランプ部材20の配列方向に離間して2つ形成される。そのため、複数のクランプ部材120、220、320、420ごとに、3カ所または4カ所、嵌合部20pがフランジ部2c、4bに当接する。当接した部位で荷重が伝達される。より安定した締結力を生じさせることが可能となる。ここで、壁部120r、220r、320r、420rのうち、クランプ部材20の配列方向の両端部について、帯部材21から離間する側に延在する長さは、フランジ部2c、4bの形状に合わせて適宜変更されてもよい。すなわち、溝部120g、220g、320g、420gの深さは、適宜変更されてもよい。
図7は、第5変形例を説明するための説明図である。図7には、第5変形例の締結具503を図2に対応する位置から見た図を示す。図7に示すように、第5変形例では、上述した実施形態と連結部材523、524の形状が異なる。連結部材523、524は大凡同一形状である。
連結部材523、524の本体部523a、524aには、外面523g、524gにそれぞれ、帯部材21の一端部21aおよび他端部21bが溶接される。図7中、溶接位置を黒塗りの丸で示す。
連結部材523、524の本体部523a、524aは、クランプ部材20の本体部20aに近い形状である。本体部523a、524aは、クランプ部材20の本体部20aと異なり、一端523d、524dに突出部523j、524jが設けられている。突出部523j、524jは、フランジ部2c、4bの径方向外側に突出している。突出部523j、524jは、互いに対向する。突出部523jには、貫通孔523mが形成される。貫通孔523mは、突出部523jを突出部524jとの対向方向に貫通する。突出部524jには、貫通孔523mと対向する位置に、貫通孔524mが形成される。貫通孔524mは、突出部524jを突出部523jとの対向方向に貫通する。
締結部材25は、突出部523jの貫通孔523mに、図7中、上側(突出部524jと反対側)から挿通される。締結部材25の先端のネジ部25aが、突出部524jの貫通孔524mを通って、図7中、下側(突出部523jと反対側)から突出する。このネジ部25aの突出部分にナット526が螺合する。締結部材25およびナット526によって、突出部523j、524jが互いに近接する方向に締め付けられる。帯部材21に引張荷重が付加される。そして、上述した実施形態と同様、フランジ部2c、4bの径方向内側に向かって荷重が付加される。くさび効果によって、フランジ部2c、4bに対し、フランジ部2c、4bが近接する方向の圧縮荷重が付加される。こうして、締結具503は、ベアリングハウジング2およびタービンハウジング4を締結する。
第5変形例においても、上述した実施形態と同様、クランプ部材20には、嵌合部20pが、クランプ部材20の配列方向に離間して2つ形成される。そのため、複数のクランプ部材20ごとに、3カ所または4カ所、嵌合部20pがフランジ部2c、4bに当接する。当接する部位で荷重が伝達され、安定した締結力を生じさせることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の一実施形態について説明したが、本開示は実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態および変形例では、爪部20jを備える場合について説明した。ただし、爪部20jは必須の構成ではない。爪部20jを備えることで、帯部材21とクランプ部材20、120、220、320、420がバラバラにならない。作業性を向上することができる。
本開示は、2つの被締結部を締結する締結具、および、この締結具を備えた過給機に利用することができる。
C:過給機 2:ベアリングハウジング(部材) 2c:フランジ部(被締結部) 3、503:締結具 4:タービンハウジング(部材) 4b:フランジ部(被締結部) 20、120、220、320、420:クランプ部材 20a、120a、220a、320a、420a:本体部 20b:一端 20c:他端 20j:爪部 20p:嵌合部 20q、120q、220q、320q、420q:逃げ部 21:帯部材 22:締結機構 23:第1連結部材(連結部材) 24:第2連結部材(連結部材) 25:締結部材 420h:両側面 523:連結部材

Claims (5)

  1. 2つの部材それぞれの被締結部に嵌合する2つの嵌合部、および、前記2つの嵌合部の間に位置し、前記被締結部から離間する逃げ部が形成された本体部を有し、2つの前記被締結部の外側に配列され複数のクランプ部材と、
    前記複数のクランプ部材の外側に前記被締結部に沿って配置された帯部材と、
    前記帯部材の両端に設けられた2つの連結部材と、前記2つの連結部材を締結する締結部材と、を有し、前記帯部材を締結する締結機構と、
    を備える締結具。
  2. 前記逃げ部は、前記被締結部から前記帯部材側に離間する請求項に記載の締結具。
  3. 前記逃げ部は、前記本体部のうち、2つの前記嵌合部の間が屈曲して形成される請求項に記載の締結具。
  4. 前記クランプ部材のうち、前記帯部材との対向面側には、前記帯部材が挿通される爪部が形成される請求項1から3のいずれか1項に記載の締結具。
  5. 前記請求項1からのいずれか1項に記載の締結具を備える過給機。
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