JP6642223B2 - 透明板表面検査装置、透明板表面検査方法、およびガラス板の製造方法 - Google Patents

透明板表面検査装置、透明板表面検査方法、およびガラス板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6642223B2
JP6642223B2 JP2016080332A JP2016080332A JP6642223B2 JP 6642223 B2 JP6642223 B2 JP 6642223B2 JP 2016080332 A JP2016080332 A JP 2016080332A JP 2016080332 A JP2016080332 A JP 2016080332A JP 6642223 B2 JP6642223 B2 JP 6642223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent plate
main surface
inspection
lens
stripe pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016080332A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017191003A (ja
Inventor
友紀 木村
友紀 木村
祐介 有田
祐介 有田
稔 池野田
稔 池野田
明弘 東山
明弘 東山
大介 北山
大介 北山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2016080332A priority Critical patent/JP6642223B2/ja
Priority to TW106107004A priority patent/TWI726060B/zh
Priority to KR1020170028868A priority patent/KR102238388B1/ko
Priority to CN201710232726.1A priority patent/CN107289878B/zh
Publication of JP2017191003A publication Critical patent/JP2017191003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6642223B2 publication Critical patent/JP6642223B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/89Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles
    • G01N21/892Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles characterised by the flaw, defect or object feature examined
    • G01N21/896Optical defects in or on transparent materials, e.g. distortion, surface flaws in conveyed flat sheet or rod
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
    • G01B11/25Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures by projecting a pattern, e.g. one or more lines, moiré fringes on the object
    • G01B11/254Projection of a pattern, viewing through a pattern, e.g. moiré
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/89Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles
    • G01N21/892Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles characterised by the flaw, defect or object feature examined
    • G01N21/898Irregularities in textured or patterned surfaces, e.g. textiles, wood
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/956Inspecting patterns on the surface of objects

Description

本発明は、透明板表面検査装置、透明板表面検査方法、およびガラス板の製造方法に関する。
特許文献1に記載の検査装置は、光源のストライプパターンを、光源からの光が透明板の検査面で反射した先に設置されたカメラで撮像し、カメラにより撮像された画像を画像処理することで透明板の表面形状を検査する。撮像された画像は、明部と暗部とが交互に繰り返されるストライプパターンを有する。このストライプパターンと基準パターンとのずれを検出することで、検査面の表面形状が検査できる。基準パターンとしては、検査面が理想平面である場合にカメラが撮像するストライプパターンが用いられる。
特開2005−345383号公報
カメラは、直線上に並ぶ複数の画素を含む撮像素子と、ストライプパターンを撮像素子に結像するレンズとを含む。光源や撮像素子は、両方とも検査面の片側に配され、且つ、それぞれ検査面に斜めに向かい合う。この配置によって、複数の検査装置を効率よく並べることができる。
従来、検査装置のコンパクト化を目的として、カメラの位置が検査面に近く、カメラのレンズとして広角のレンズが使用されていた。
近年、透明板により高い平坦度が求められており、従来の検査装置では検査精度が不十分になっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、検査精度を向上した、透明板表面検査装置の提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
透明板の主表面を検査する透明板表面検査装置であって、
ストライプパターンを含む光源と、前記光源からの光が前記主表面で反射した先に設置され、前記ストライプパターンを撮像するラインセンサカメラと、撮像された前記ストライプパターンの画像を画像処理する画像処理装置とを備え、
前記ラインセンサカメラは、所定方向に並ぶ複数の画素を含む撮像素子と、前記ストライプパターンを前記撮像素子に結像するレンズとを有し、
前記光源および前記撮像素子は、両方とも前記主表面の片側に配され、且つ、それぞれ前記主表面に斜めに向かい合い、
前記所定方向の一端に配される前記画素の前記主表面における撮像スポットの面積(S1)と、前記所定方向の他端に配される前記画素の前記主表面における撮像スポットの面積(S2(S2>S1))との比(S1/S2)が0.20以上である、透明板表面検査装置が提供される。
本発明の一態様によれば、検査精度を向上した、透明板表面検査装置、透明板表面検査方法、およびガラス板の製造方法が提供される。
一実施形態による透明板表面検査装置の、透明板の表側の主表面を検査する時の断面図であって、図2のI−Iに沿った断面図である。 一実施形態による透明板表面検査装置の、透明板の表側の主表面を検査する時の平面図である。 一実施形態によるラインセンサカメラによって撮像される画像の輝度分布のうち、透明板の表側の主表面で反射したストライプパターンの像の輝度分布を示す図である。 一実施形態による撮像素子の一端の画素によって撮像される検査面上の撮像スポットの面積の説明図である。 一実施形態による撮像素子の他端の画素によって撮像される検査面上の撮像スポットの面積の説明図である。 一実施形態による撮像素子の中点の画素によって撮像される検査面上の撮像スポットの面積の説明図である。 一実施形態による透明板表面検査装置の、透明板の裏側の主表面を検査する時の断面図である。 変形例による透明板表面検査装置の、透明板の表側の主表面を検査する時の平面図である。
以下、本発明の透明板表面検査装置及び透明板表面検査方法を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成には、同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
図1は、一実施形態による透明板表面検査装置の、透明板の表側の主表面を検査する時の断面図であって、図2のI−Iに沿った断面図である。図2は、一実施形態による透明板表面検査装置の、透明板の表側の主表面を検査する時の平面図である。
透明板表面検査装置10は、図1および図2に示すように、透明板60の表側の主表面61(以下、「検査面61」とも呼ぶ)の形状を検査する。透明板60としては、ガラス板、樹脂板などが挙げられる。透明板表面検査装置10は、例えば、光源20と、ラインセンサカメラ30と、画像処理装置50とを有する。
光源20は、LEDなどの光源本体21と、ストライプパターン22とを有する。ストライプパターン22は、光源本体21の発光面に設けられる。ストライプパターン22と光源本体21との間には、光拡散シートなどの光学シートが設けられてよい。
ラインセンサカメラ30は、光源20の光が検査面61で反射した先に設置され、光源20に含まれるストライプパターン22を撮像する。ラインセンサカメラ30は、所定方向に並ぶ複数の画素を含む撮像素子31と、ストライプパターン22を撮像素子31に結像するレンズ32とを有する。撮像素子31としては、例えばCCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサなどが用いられる。
画像処理装置50は、ラインセンサカメラ30によって撮像された画像を画像処理する。画像処理装置50は、CPU(Central Processing Unit)51と、メモリなどの記憶媒体52とを有する。画像処理装置50は、記憶媒体52に記憶されたプログラムをCPU51に実行させることにより、画像処理を行う。
図3は、一実施形態によるラインセンサカメラによって撮像される画像の輝度分布のうち、透明板の表側の主表面で反射したストライプパターンの像の輝度分布を示す図である。図3において、横軸はラインセンサカメラ30の画素の番号を、縦軸は輝度を表す。画素の番号は、画素の並ぶ順番(整数)を意味する。図3に示すように、撮像された画像は、明部と暗部とが交互に繰り返されるストライプパターンを有する。
画像処理装置50は、撮像されたストライプパターンと基準パターンとのずれを検出する。基準パターンとしては、検査面61が理想平面である場合にラインセンサカメラ30が撮像するストライプパターンが用いられる。基準パターンは、計算などによって求められ、予め記憶媒体52に記憶されたものを読み出して用いる。
画像処理装置50は、撮像されたストライプパターンの基準パターンからのずれを検出することで、検査面61の各点での傾きを検出でき、その傾きを積分することで表面形状を検出できる。ストライプパターンのずれから表面形状を導出する方法については、一般的なものが使用でき、例えば上記特許文献1に記載のものが使用できる。
ところで、図1に示すように、光源20および撮像素子31は、両方とも検査面61の片側に配され、且つ、それぞれ検査面61に斜めに向かい合う。光源20からの光の中心線の、検査面61に対する傾斜角θ1は、例えば35°以上55°以下、好ましくは40°以上50°以下である。また、撮像素子31に向かう光の中心線の、検査面61に対する傾斜角θ2は、例えば35°以上55°以下、好ましくは40°以上50°以下である。傾斜角θ1と傾斜角θ2とは、上記範囲内で等しい。
上述の如く光源20および撮像素子31が両方とも検査面61の片側に配され且つそれぞれ検査面61に斜めに向かい合うことで、複数の透明板表面検査装置10を効率よく並べることができる。この透明板表面検査装置10の検査精度を向上するため、本発明者は、撮像素子31の各画素の検査面61における撮像スポットの面積のばらつきに着目した。
図4は、一実施形態による撮像素子の一端の画素によって撮像される検査面上の撮像スポットの面積の説明図である。図4では、光源20のストライプパターン22上の一点22P1が撮像素子31の一端の画素31P1に結像されている。この画素31P1の検査面61における撮像スポットの面積S1は、下記式(1)〜(3)を用いて算出できる。
S1=α×Sf×β1・・・(1)
β1=A1b/A1・・・(2)
A1=A1a+A1b・・・(3)
ここで、αはレンズ32の光軸直交面OPに対する検査面61の傾斜の影響を表す係数を、Sfはレンズ32の絞り面積を、A1aはレンズ32の光学中心32aから検査面61における撮像スポットの中心P1までの距離を、A1bはP1から光源20の一点22P1までの距離を表す。レンズ32の光軸直交面OPとは、レンズ32の光軸32bと直交する平面である。レンズ32の絞り面積Sfは、レンズ32の焦点距離fと絞り値の関数であって、一定である。
図5は、一実施形態による撮像素子の他端の画素によって撮像される検査面上の撮像スポットの面積の説明図である。図5では、光源20のストライプパターン22上の一点22P2が撮像素子31の他端の画素31P2に結像されている。この画素31P2の検査面61における撮像スポットの面積S2は、下記式(4)〜(6)を用いて算出できる。
S2=α×Sf×β2・・・(4)
β2=A2b/A2・・・(5)
A2=A2a+A2b・・・(6)
ここで、αはレンズ32の光軸直交面OPに対する検査面61の傾斜の影響を表す係数を、Sfはレンズ32の絞り面積を、A2aはレンズ32の光学中心32aから検査面61における撮像スポットの中心P2までの距離を、A2bはP2から光源20の一点22P2までの距離を表す。尚、A1とA2とは等しい。
図6は、一実施形態による撮像素子の中点の画素によって撮像される検査面上の撮像スポットの面積の説明図である。図6は、光源20のストライプパターン22上の一点22P3が撮像素子31の中点の画素31P3に結像されている。この画素31P3の検査面61における撮像スポットの面積S3は、下記式(7)〜(9)を用いて算出できる。
S3=α×Sf×β3・・・(7)
β3=A3b/A3・・・(8)
A3=A3a+A3b・・・(9)
ここで、αはレンズ32の光軸直交面OPに対する検査面61の傾斜の影響を表す係数を、Sfはレンズ32の絞り面積を、A3aはレンズ32の光学中心32aから検査面61における撮像スポットの中心P3までの距離を、A3bはP3から光源20の一点22P3までの距離を表す。P3は、検査面61におけるレンズ32の光軸との交点である。
図1、図4〜図6から明らかなように、撮像素子31に含まれる各画素の検査面61における撮像スポットの面積Sのうち、最大値がS2であり、最小値がS1である。撮像スポットの面積Sのばらつきは、Sの最小値であるS1と、Sの最大値であるS2との比(S1/S2)で表すことができる。上記式(1)、(4)において、Sfは全く同じ値であり、αは略同じ値である。よって、S1/S2は、S1/S2=β1/β2の近似式から算出される。S1/S2が1に近づくほど、撮像スポットの面積Sのばらつきが小さくなる。
尚、上述の如く光源20および撮像素子31が両方とも検査面61の片側に配され且つそれぞれ検査面61に斜めに向かい合うため、当然に、S2はS1よりも大きく、S1/S2は1未満である。S1/S2は、透明板表面検査装置10の小型化、光学系と透明板60との干渉防止などの観点から、好ましくは0.45以下である。
本発明者は、詳しくは実施例の欄で説明するが、実験等により、S1/S2を0.20以上とすることで、透明板表面検査装置10の検査精度を向上できることを見出した。
レンズ32の焦点距離fは、好ましくは110mm以上である。レンズ32の焦点距離fが110mm以上であれば、画角の狭いレンズ32が使用でき、レンズ32を通過する複数の光線が平行線に近づくので、S1/S2を0.20以上とすることが容易である。レンズ32の焦点距離fは、さらに好ましくは120mm以上である。
レンズ32の焦点距離fに関し、下記式(4)が成立する。
1/f=1/A3+1/B3・・・(4)
上記式(4)中、A3は、A3aとA3bとの和である。一方、B3は、レンズ32の光学中心32aから、撮像素子31の中点の画素31P3までの距離を表す。
レンズ32の焦点距離fが110mm以上の場合、レンズ32の画角が狭いので、検査面61における撮像範囲61Aが十分に大きくなるためには、A3は800mm以上であることが好ましい。
一方、A3は、透明板表面検査装置10の小型化の観点から、1500mm以下であることが好ましい。A3が1500mm以下の場合、検査面61における撮像範囲61Aが十分に大きくなるためには、レンズ32の焦点距離fが225mm以下であることが好ましい。
ところで、ラインセンサカメラ30は、表側の主表面61で反射した先に観測されるストライプパターン22の像と、裏側の主表面62で反射した先に観測されるストライプパターン22の像とを重ねて撮像する。
表側の主表面61で反射した先に観測されるストライプパターン22の像は、裏側の主表面62で反射した先に観測されるストライプパターン22の像よりも、明部と暗部とのコントラスト比が高い。
これらの像は、分離が容易になるように、暗部同士(または明部同士)が重ならないことが好ましい。暗部同士(または明部同士)が重ならないように、傾斜角θ1および傾斜角θ2は35°以上55°以下であることが好ましい。
尚、上述の如く2つの像は明部と暗部とのコントラスト比が異なるので、2つの像の暗部同士(または明部同士)が重なる場合にも、2つの像の分離は可能である。
透明板表面検査装置10は、図1では表側の主表面61の表面形状を検査するが、図7に示すように裏側の主表面62(以下、「検査面62」とも呼ぶ)の表面形状を検査してもよい。尚、透明板表面検査装置10は、両方の主表面61、62の表面形状を検査してもよい。
透明板表面検査装置10が裏側の検査面62の表面形状を検査する場合、「S1/S2」、「f」、「A3」などの説明において、「検査面61」を「検査面62」と読み替えればよい。ここで、「S1/S2」などは、透明板60と空気との境界での光の屈折を考慮して算出する。尚、透明板60の板厚は十分に小さいので、表側の検査面61について上記条件(例えばS1/S2が0.20以上)が成立すれば、裏側の検査面62についても上記条件が基本的に成立する。
尚、本実施形態では、図2に示すように、平面視において、同一直線上に、撮像素子31と、透明板60の検査面61における撮像範囲61Aと、光源20のストライプパターン22における撮像範囲22Aとが配されるが、本発明はこれに限定されない。図8に示すように、平面視において、撮像素子31と、透明板60の検査面61における撮像範囲61Aと、光源20のストライプパターン22における撮像範囲22Aとが直線上に並んで配置されるのではなく、ねじれていてもよい。また、透明板60を搬送しながら表面形状を検査してもよい。
また、上述した透明板表面検査方法による検査工程を、溶融ガラスから板状のガラスに成形する工程と、板状のガラスを切断してガラス板を切り出す工程と、を少なくとも含むガラス板の製造方法に適用することができる。透明板表面検査方法による検査工程を経ることにより、所望の表面形状のガラス板を確実に得ることができる。
以下、実施例および比較例により本発明について詳細に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されない。試験例1が実施例、試験例2が比較例である。
[試験例1]
試験例1では、ガラス板の表側の主表面(以下、単に「検査面」とも呼ぶ)を、図1などに示す透明板表面検査装置を用いて検査した。ガラス板の検査面は、予め研磨によって理想平面に限りなく近づけた。また、検査面上の撮像範囲の左端P1(図1参照)と右端P2(図1参照)との距離L(図1参照)は250mmとした。ラインセンサカメラの画素数は7450とした。
先ず、光源のストライプパターンを、光源からの光が検査面で反射した先に設置されたラインセンサカメラで撮像し、撮像した画像を画像処理することで検査面の形状を算出した。形状を算出する範囲は、(1)左端P1から30mm以内の部分(以下、「左側の検査部分」とも呼ぶ)と、(2)右端P2から30mm以内の部分(以下、「右側の検査部分」とも呼ぶ)の両方とした。そうして、各検査部分の、理想平面からのずれ(高低差)の生データを得た。これを、撮像範囲を変えずに250回繰り返すことで、検査部分毎に250回分の生データを得た。
次いで、250回分の生データに窓関数を用いて畳み込み積分し、(A)波長10mmを中心とする周期帯の周波数成分(以下、「第1の周波数成分」とも呼ぶ)と、(B)波長5mmを中心とする周期帯の周波数成分(以下、「第2の周波数成分」とも呼ぶ)とを抽出した。窓関数としては、ガウシアン窓を用いた。そうして、各検査部分のうちの中央部分について、各周波数成分の標準偏差を算出し、算出した標準偏差を評価値とした。ここで、各検査部分の中央部分の左右長は、5mmとした。標準偏差を算出する際に、各検査部分の中央部分のみを用いるのは、十分に小さい範囲で評価値を得るため、かつ畳み込み積分の計算時に端部を仮想的に折り返したためである。
尚、ガラス板には長周期成分と短周期成分のうねりがあると推定し、波長10mmを中心とする第1の周波数成分を長周期成分として、波長5mmを中心とする第2の周波数成分を短周期成分として評価した。
[試験例2]
試験例2では、「S3」が略同一であって且つ「S1/S2」が異なるように、「f」、絞り、「A3」、「A3b」などを変更した以外、試験例1と同様にして、ガラス板の表側の主表面を検査し、評価値を求めた。
[まとめ]
試験条件および試験結果を表1に示す。表1において、「FC1L」は左側の検査部分の中央部分における第1の周波数成分の標準偏差を、「FC2L」は左側の検査部分の中央部分における第2の周波数成分の標準偏差を、「FC1R」は右側の検査部分の中央部分における第1の周波数成分の標準偏差を、「FC2R」は右側の検査部分の中央部分における第2の周波数成分の標準偏差を表す。
Figure 0006642223
表1から明らかなように、試験例1によれば、試験例2とは異なり、S1/S2が0.20以上であるため、FC1LとFC1Rとの比(FC1L/FC1R)およびFC2LとFC2Rとの比(FC2L/FC2R)がそれぞれ1に近かった。これらの比が1に近いことは左側の検査部分の精度と右側の検査部分の精度とが近いことを意味しており、撮像スポットの面積のばらつきによる検査精度の低下を抑制できたことがわかる。
以上、透明板表面検査装置の実施形態などについて説明したが、本発明は上記実施形態などに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
10 透明板表面検査装置
20 光源
21 光源本体
22 ストライプパターン
30 ラインセンサカメラ
31 撮像素子
32 レンズ
32a 光学中心
32b 光軸
50 画像処理装置
60 透明板
61 表側の主表面(検査面)
62 裏側の主表面(検査面)

Claims (8)

  1. 透明板の主表面を検査する透明板表面検査装置であって、
    ストライプパターンを含む光源と、前記光源からの光が前記主表面で反射した先に設置され、前記ストライプパターンを撮像するラインセンサカメラと、撮像された前記ストライプパターンの画像を画像処理する画像処理装置とを備え、
    前記ラインセンサカメラは、所定方向に並ぶ複数の画素を含む撮像素子と、前記ストライプパターンを前記撮像素子に結像するレンズとを有し、
    前記光源および前記撮像素子は、両方とも前記主表面の片側に配され、且つ、それぞれ前記主表面に斜めに向かい合い、
    前記所定方向の一端に配される前記画素の前記主表面における撮像スポットの面積(S1)と、前記所定方向の他端に配される前記画素の前記主表面における撮像スポットの面積(S2(S2>S1))との比(S1/S2)が0.20以上である、透明板表面検査装置。
  2. 前記レンズの焦点距離が110mm以上である、請求項1に記載の透明板表面検査装置。
  3. 前記レンズの光学中心から前記主表面における前記レンズの光軸との交点までの距離と、前記交点から前記光源の前記ストライプパターンまでの距離との和が800mm以上である、請求項2に記載の透明板表面検査装置。
  4. 透明板の主表面を検査する透明板表面検査方法であって、
    光源に含まれるストライプパターンを、前記光源からの光が前記主表面で反射した先に設置されたラインセンサカメラで撮像し、撮像された前記ストライプパターンの画像を画像処理し、
    前記ラインセンサカメラは、所定方向に並ぶ複数の画素を含む撮像素子と、前記ストライプパターンを前記撮像素子に結像するレンズとを有し、
    前記光源および前記撮像素子は、両方とも前記主表面の片側に配され、且つ、それぞれ前記主表面に斜めに向かい合い、
    前記所定方向の一端に配される前記画素の前記主表面における撮像スポットの面積(S1)と、前記所定方向の他端に配される前記画素の前記主表面における撮像スポットの面積(S2(S2>S1))との比(S1/S2)が0.20以上である、透明板表面検査方法。
  5. 前記レンズの焦点距離が110mm以上である、請求項4に記載の透明板表面検査方法。
  6. 前記レンズの光学中心から前記主表面における前記レンズの光軸との交点までの距離と、前記交点から前記光源の前記ストライプパターンまでの距離との和が800mm以上である、請求項5に記載の透明板表面検査方法。
  7. 前記透明板がガラス板である、請求項4から6の何れか一項に記載の透明板表面検査方法。
  8. 溶融ガラスから板状のガラスに成形する工程と、前記板状のガラスを切断してガラス板を切り出す工程と、請求項7に記載の透明板表面検査方法による検査工程とを含む、ガラス板の製造方法。
JP2016080332A 2016-04-13 2016-04-13 透明板表面検査装置、透明板表面検査方法、およびガラス板の製造方法 Active JP6642223B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016080332A JP6642223B2 (ja) 2016-04-13 2016-04-13 透明板表面検査装置、透明板表面検査方法、およびガラス板の製造方法
TW106107004A TWI726060B (zh) 2016-04-13 2017-03-03 透明板表面檢查裝置、透明板表面檢查方法、及玻璃板之製造方法
KR1020170028868A KR102238388B1 (ko) 2016-04-13 2017-03-07 투명판 표면 검사 장치, 투명판 표면 검사 방법, 및 유리판의 제조 방법
CN201710232726.1A CN107289878B (zh) 2016-04-13 2017-04-11 透明板表面检查装置、透明板表面检查方法以及玻璃板的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016080332A JP6642223B2 (ja) 2016-04-13 2016-04-13 透明板表面検査装置、透明板表面検査方法、およびガラス板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017191003A JP2017191003A (ja) 2017-10-19
JP6642223B2 true JP6642223B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=60085966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016080332A Active JP6642223B2 (ja) 2016-04-13 2016-04-13 透明板表面検査装置、透明板表面検査方法、およびガラス板の製造方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6642223B2 (ja)
KR (1) KR102238388B1 (ja)
CN (1) CN107289878B (ja)
TW (1) TWI726060B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020016991A1 (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 株式会社Fuji 検査設定装置および検査設定方法
CN110849912B (zh) * 2019-11-25 2021-03-02 厦门大学 玻璃缺陷显影装置和玻璃缺陷检测设备
CN113466246A (zh) * 2020-11-17 2021-10-01 北京领邦智能装备股份公司 高精度的成像系统、方法、图像采集装置及检测设备
CN112759230B (zh) * 2020-12-31 2021-11-12 广州广钢气体能源股份有限公司 一种玻璃窑炉及具有其的玻璃制品生产装置
CN112880737B (zh) * 2021-01-14 2023-05-30 四川雅吉芯电子科技有限公司 一种单晶硅外延片检测用集成系统

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3348133B2 (ja) * 1995-01-26 2002-11-20 株式会社リコー ディスク外観検査方法及びその装置
AU2001288641A1 (en) * 2000-09-01 2002-03-13 Mark M. Abbott Optical system for imaging distortions in moving reflective sheets
JP4633245B2 (ja) * 2000-11-06 2011-02-16 住友化学株式会社 表面検査装置及び表面検査方法
AU2002219847A1 (en) * 2000-11-15 2002-05-27 Real Time Metrology, Inc. Optical method and apparatus for inspecting large area planar objects
JP2004109106A (ja) * 2002-07-22 2004-04-08 Fujitsu Ltd 表面欠陥検査方法および表面欠陥検査装置
JP4645068B2 (ja) 2004-06-04 2011-03-09 旭硝子株式会社 表面形状の検査方法および検査装置
KR20070099398A (ko) * 2006-04-03 2007-10-09 삼성전자주식회사 기판검사장치와 이를 이용한 기판검사방법
CN101558292B (zh) * 2006-12-14 2013-08-28 日本电气硝子株式会社 玻璃板的缺陷检测装置和制造方法、玻璃板制品、玻璃板的好坏判定装置和检查方法
JP5034891B2 (ja) * 2007-11-21 2012-09-26 旭硝子株式会社 透明板状体の形状測定装置及び板ガラスの製造方法
JP2010048745A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Asahi Glass Co Ltd 欠陥検査システムおよび欠陥検査方法
CN201611253U (zh) * 2010-01-18 2010-10-20 聊城大学 一种残币面积检测系统
JP2012021781A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Asahi Glass Co Ltd 表面形状の評価方法および評価装置
CN102445168A (zh) * 2010-09-30 2012-05-09 旭硝子株式会社 表面形状的检查方法及检查装置
JP2012127675A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Asahi Glass Co Ltd 表面形状の評価方法および評価装置
JP2016085034A (ja) * 2013-02-19 2016-05-19 旭硝子株式会社 透明板状体表面検査用撮像システム
KR102263507B1 (ko) * 2013-12-27 2021-06-11 에이지씨 가부시키가이샤 형상 측정 장치, 형상 측정 방법 및 유리판의 제조 방법
CN103913468B (zh) * 2014-03-31 2016-05-04 湖南大学 生产线上大尺寸lcd玻璃基板的多视觉缺陷检测设备及方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR102238388B1 (ko) 2021-04-09
JP2017191003A (ja) 2017-10-19
CN107289878B (zh) 2021-06-11
TW201738551A (zh) 2017-11-01
KR20170117313A (ko) 2017-10-23
CN107289878A (zh) 2017-10-24
TWI726060B (zh) 2021-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6642223B2 (ja) 透明板表面検査装置、透明板表面検査方法、およびガラス板の製造方法
JP6468802B2 (ja) 三次元計測装置、三次元計測方法及びプログラム
KR102071451B1 (ko) 투명 판상체 표면 검사용 촬상 시스템
JP6473206B2 (ja) 三次元検出装置及び三次元検出方法
WO2016208626A1 (ja) 表面欠陥検出方法、表面欠陥検出装置、及び鋼材の製造方法
WO2022126870A1 (en) Three-dimensional imaging method and method based on light field camera and three-dimensional imaging measuring production line
US20170186148A1 (en) Inspection apparatus, inspection system, and method of manufacturing article
CN101673043B (zh) 广角畸变测试系统及方法
JP2012185149A (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査処理方法
JP2015055561A (ja) マイクロレンズアレイの欠陥検査方法及び欠陥検査装置
CN112748071A (zh) 透明或半透明介质缺陷检测系统和方法
JP2016105075A (ja) 局所屈折率を決定する方法及びその装置
JP2010181328A (ja) 太陽電池ウェハ表面の検査装置,太陽電池ウェハ表面の検査用プログラム,太陽電池ウェハ表面の検査方法
JP2010048553A (ja) 複眼測距装置の検査方法およびそれに用いるチャート
JP6191623B2 (ja) 画像生成装置、欠陥検査装置および欠陥検査方法
JP6241897B2 (ja) フィルム検査装置及びフィルム検査方法
JP2008241609A (ja) 距離計測システム及び距離計測方法
JP2006284495A (ja) 透明体の屈折率分布測定方法及び測定装置
JP6566903B2 (ja) 表面欠陥検出方法および表面欠陥検出装置
JP2017009522A (ja) 表面欠陥検出方法、表面欠陥検出装置、及び鋼材の製造方法
JP2019120644A (ja) 表面検査装置、及び表面検査方法
CN108663370B (zh) 端面检查装置及其聚焦图像数据获取方法
US9293492B2 (en) Imaging apparatus
WO2015097969A1 (ja) 対応点検出装置および対応点検出方法
JP4350497B2 (ja) 特殊形状物品の形状計測装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6642223

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250