JP6642030B2 - コイル部品 - Google Patents

コイル部品 Download PDF

Info

Publication number
JP6642030B2
JP6642030B2 JP2016008993A JP2016008993A JP6642030B2 JP 6642030 B2 JP6642030 B2 JP 6642030B2 JP 2016008993 A JP2016008993 A JP 2016008993A JP 2016008993 A JP2016008993 A JP 2016008993A JP 6642030 B2 JP6642030 B2 JP 6642030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planar spiral
spiral wiring
innermost peripheral
wiring
overlapping portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016008993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017130552A (ja
Inventor
顕徳 ▲濱▼田
顕徳 ▲濱▼田
由雅 吉岡
由雅 吉岡
西山 健次
健次 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2016008993A priority Critical patent/JP6642030B2/ja
Priority to CN201611082897.2A priority patent/CN106992056B/zh
Priority to CN202110068071.5A priority patent/CN112908611B/zh
Priority to US15/401,164 priority patent/US10325711B2/en
Publication of JP2017130552A publication Critical patent/JP2017130552A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6642030B2 publication Critical patent/JP6642030B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F17/0033Printed inductances with the coil helically wound around a magnetic core
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F17/0013Printed inductances with stacked layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2804Printed windings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F17/0013Printed inductances with stacked layers
    • H01F2017/002Details of via holes for interconnecting the layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F2017/004Printed inductances with the coil helically wound around an axis without a core
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2804Printed windings
    • H01F2027/2809Printed windings on stacked layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
    • H01F27/292Surface mounted devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)

Description

本発明はコイル部品に関する。具体的には、本発明は、積層型コイル部品に関する。
従来の積層型コイル部品は、一方向に巻回された一方の平面スパイラル配線と、一方向とは反対の方向に巻回された他方の平面スパイラル配線とが積層方向に沿って接続ビアを介して相互に接続される形態を採っている。特許文献1には、当該一方の平面スパイラル配線の内周端と当該他方の平面スパイラル配線の内周端とが1本の接続ビアを介して相互に接続された積層型コイル部品が開示されている。
特開2013−225718号公報
しかしながら、図9に示すように一方の平面スパイラル配線101の内周端と、他方の平面スパイラル配線102の内周端とが積層方向に沿って1本の接続ビア103を介して相互に接続されている場合、接続信頼性が十分でないおそれがある。
そこで、本発明の一態様は、積層方向に沿って配置された一方の平面スパイラル配線と他方の平面スパイラル配線との接続信頼性を向上させることが可能なコイル部品を供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様では、
第1平面スパイラル配線と、該第1平面スパイラル配線の積層方向の上方に位置しかつ接続ビアを介して該第1平面スパイラル配線と相互に接続された第2平面スパイラル配線とを備え、
前記第2平面スパイラル配線は前記積層方向から見て前記第1平面スパイラル配線の巻回方向とは異なる方向に巻回されており、
前記第1平面スパイラル配線および前記第2平面スパイラル配線はそれぞれ最内周側において、前記積層方向から見て互いに重なっている最内周重複部分を有しており、および、
前記第1平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の少なくとも両端部と、前記第2平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の少なくとも両端部とが前記接続ビアを介して相互に接続されている、コイル部品が提供される。
上記態様のコイル部品では、積層方向から見て互いに重なった第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の少なくとも両端部と、第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の少なくとも両端部とが接続ビアを介して相互に接続されている。これにより、各スパイラル配線の最内周重複部分が2本の接続ビアを介して相互に接続されるため、内周端同士を1本の接続ビアを介して相互に接続する場合と比べて接続ポイントが増加する。それ故、第1平面スパイラル配線と第2平面スパイラル配線との接続信頼性を、これら平面スパイラル配線の巻回数、最外周径および層数等を実質的に変えることなく、向上させることができる。
一実施形態では、第1平面スパイラル配線および第2平面スパイラル配線のそれぞれの最内周重複部分の一方の端部は、第1平面スパイラル配線および第2平面スパイラル配線のそれぞれの最内周重複部分の他方の端部から半周巻回された部分に位置付けられている。
つまり、従来の一方の平面スパイラル配線の内周端と、他方の平面スパイラル配線の内周端とが積層方向に沿って1本の接続ビアを介して相互に接続されている形態と比べて、各平面スパイラル配線の最内周側が4分の1周分更に巻回されている。これにより、配線間隔を十分に確保した上で、各平面スパイラル配線の最内周重複部分の領域を大きくすることができる。従って、各最内周重複部分同士を複数の接続ビアで接続する領域を確保することができる。それ故、第1平面スパイラル配線と第2平面スパイラル配線との接続信頼性を向上させることが可能となる。
一実施形態では、第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部間と、第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部間とが、1本以上の接続ビアを介して相互に更に接続されている。これにより、第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部および第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部以外に、第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部間と第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部間においても接続ビアを介して相互に更に接続される。そのため、第1平面スパイラル配線と第2平面スパイラル配線との接続ポイントを更に増やすことができる。それ故、第1平面スパイラル配線と第2平面スパイラル配線との接続信頼性をより一層向上させることができる。
一実施形態では、第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の全領域と、第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の全領域とが、接続ビアを介して相互に接続されている。
つまり、第1平面スパイラル配線の最内周重複部分と第2平面スパイラル配線の最内周重複部分との間が接続ビアで満たされている。そのため、第1平面スパイラル配線と第2平面スパイラル配線とを接続する領域を増やすことができる。それ故、第1平面スパイラル配線と第2平面スパイラル配線との接続信頼性をより一層向上させることができる。
一実施形態では、コイル部品は、第1平面スパイラル配線の巻回中心部および第2平面スパイラル配線の巻回中心部に延在する磁芯部を更に備えている。当該磁芯部が透磁率の高い材料で構成されている場合、コイル部品のインダクタンスをより大きくすることができる。
一実施形態では、第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の幅寸法が第1平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の幅寸法よりも小さく、および第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の幅寸法が第2平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の幅寸法よりも小さくなっている。これにより、第1平面スパイラル配線および第2平面スパイラル配線の各巻回中心部の領域を拡げることができる。従って、第1平面スパイラル配線および第2平面スパイラル配線の各巻回中心部を延在する磁芯部を拡げることができる。それ故、コイル部品のインダクタンスをより大きくすることができる。
一実施形態では、第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の幅寸法が第1平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の幅寸法よりも小さく、かつ第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の外縁と第1平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の外縁とが凹凸なく連続している。また、第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の幅寸法が第2平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の幅寸法よりも小さく、かつ第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の外縁と第2平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の外縁とが凹凸なく連続している。
これにより、第1平面スパイラル配線および第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の内縁と第1平面スパイラル配線および第2平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の内縁とをそれぞれ非連続にすることができる。つまり、第1平面スパイラル配線および第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の内縁側に外側方向に向かって膨らんだ領域をそれぞれ形成することができる。そのため、コイル部品が、第1平面スパイラル配線の巻回中心部および第2平面スパイラル配線の巻回中心部を延在する磁芯部を更に備えている場合、上記領域の膨らみに沿った分だけ磁芯部の径を大きくすることが可能となる。その結果、コイル部品のインダクタンスをより大きくすることができる。
上記態様のコイル部品によれば、第1平面スパイラル配線と第2平面スパイラル配線との接続信頼性を向上させることができる。
図1は、一実施形態に係るコイル部品を模式的に示した概略断面図である。 図2は、図1に示す線分A−A’において積層方向から見て互いに重なっている第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部と、第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部とが接続ビアを介して相互に接続されている形態を模式的に示した概略平面図である。 図3Aは、接続ビアが第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部に配置されている形態を模式的に示した概略平面図である。 図3Bは、接続ビアが第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部に配置されている形態を模式的に示した概略平面図である。 図4Aは、接続ビアが第1平面スパイラル配線の最内周重複部分に複数配置されている形態を模式的に示した概略平面図である。 図4Bは、接続ビアが第2平面スパイラル配線の最内周重複部分に複数配置されている形態を模式的に示した概略平面図である。 図5Aは、接続ビアが第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の全領域に配置されている形態を模式的に示した概略平面図である。 図5Bは、接続ビアが第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の全領域に配置されている形態を模式的に示した概略平面図である。 図6Aは、第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の幅寸法が第1平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の幅寸法よりも小さい形態を模式的に示した概略平面図である。 図6Bは、第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の幅寸法が第2平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の幅寸法よりも小さい形態を模式的に示した概略平面図である。 図7Aは、接続ビアが第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部に配置されている別の形態を模式的に示した概略平面図である。 図7Bは、接続ビアが第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部に配置されている別の形態を模式的に示した概略平面図である。 図8Aは、絶縁層に第1平面スパイラル配線を形成する状態を模式的に示した概略断面図である。 図8Bは、第2平面スパイラル配線を絶縁層に形成する状態を模式的に示した概略断面図である。 図8Cは、第2平面スパイラル配線を覆う絶縁層を更に形成する状態を模式的に示した概略断面図である。 図8Dは、磁芯部を設けるための貫通孔を形成する状態を模式的に示した概略断面図である。 図8Eは、端子を絶縁層に形成する状態を模式的に示した概略断面図である。 図8Fは、磁芯部および磁性体層を形成する状態を模式的に示した概略断面図である。 図8Gは、最終的に得られるコイル部品を模式的に示した概略断面図である。 図9は、従来のコイル部品を模式的に示した概略平面図である。
以下、本発明の一態様である複数の実施形態に係るコイル部品について図面を参照して説明する。
なお、本明細書において「積層方向」とは、層が積み重なる方向を指す。「第1平面スパイラル配線」および「第2平面スパイラル配線」とは渦巻き状に巻回された配線を指す。本明細書において「平面スパイラル配線が異なる方向に巻回されている」とは、例えば外側から内側方向に向かって(あるいは内側から外側方向に向かって)、一方の平面スパイラル配線が時計回りに巻回されており、他方の平面スパイラル配線が反時計回りに巻回されている状態を指す。なお、配線が線幅方向に完全に重なる場合のみではなく、配線が線幅方向の一部で重なっている場合であっても、当該重複箇所は最内周重複部分となりうる。
[第1実施形態]
まず、本発明の一態様である第1実施形態に係るコイル部品1について図1〜図3Bを参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係るコイル部品を模式的に示した概略断面図である。図2は、図1に示す線分A−A’において積層方向から見て互いに重なっている第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部と、第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部とが接続ビアを介して相互に接続されている形態を模式的に示した概略平面図である。図3Aは、接続ビアが第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部に配置されている形態を模式的に示した概略平面図である。図3Bは、接続ビアが第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部に配置されている形態を模式的に示した概略平面図である。
第1実施形態に係るコイル部品1は、例えばスマートフォン、自動車のカーナビゲーション等の電子機器に利用することができる。第1実施形態に係るコイル部品1は、図1に示すように絶縁層12内に配置された第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3とを備えている。また、図1および図2に示すように、磁芯部13が、第1平面スパイラル配線2の巻回中心部および第2平面スパイラル配線3の巻回中心部に延在するように配置されている。また、図1に示すように、当該磁芯部13は、その両端部が磁性体層14にそれぞれ接続されるように配置されている。第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3は、第2平面スパイラル配線3が積層方向に沿って第1平面スパイラル配線2の上方に位置し、かつ第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3の巻回中心部が重なるように配置されている。また、図3A、図3Bに示すように、第1、第2平面スパイラル配線2、3は、各スパイラル形状の外周端から直線状に引き出された引き出し部2a、3aを有している。また、図1に示すように、コイル部品1は、外部接続用の端子として、一対の外部端子39を備えている。外部端子39の一方は、接続ビアを介し、第1平面スパイラル配線2の引き出し部2aと電気的に接続された引き出し部3bと電気的に接続されており、外部端子39の他方は、接続ビアを介し、第2平面スパイラル配線3の引き出し部3aと電気的に接続されている。なお、第2平面スパイラル配線3と引き出し部3bとは、同一層に配置されているが、当該層においては接続されていない。
第2平面スパイラル配線3(図3B参照)は、積層方向に沿って接続ビアを介して第1平面スパイラル配線2(図3A参照)と相互に接続されている。当該第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3はそれぞれn周(n:自然数)超えてn+1周未満に巻回されている。すなわち、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3の内周端はそれぞれ、n周(n:自然数)超えてn+1周未満の箇所に位置付けられている。具体的に言うと、コイル部品1では、第1平面スパイラル配線2は、図3Aに示すように外側から内側方向に向かって反時計回り方向に1.5周巻回されている。また、コイル部品1では、第2平面スパイラル配線3は、図3Bに示すように外側から内側方向に向かって時計回り方向に1.5周巻回されている。また、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3の最内周側の端部7,10から半周分に相当する部分5,6では、第1平面スパイラル配線2と磁芯部13との間隔と、第2平面スパイラル配線3と磁芯部13との間隔とが略等しくなるように位置付けられている。更に、第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3はそれぞれ全周に渡って、かつお互いに等しい幅寸法を有している。
この場合において、図2に示すように、第1平面スパイラル配線2の部分5と第2平面スパイラル配線3の部分6とは、最内周側において、積層方向から見て互いに実質的に重なる最内周重複部分となっている。つまり、コイル部品1においては、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3は、それぞれ最内周重複部分5,6を有している。
以上のように、第1実施形態では、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3のそれぞれの最内周重複部分5,6の一方の端部は、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3のそれぞれの最内周重複部分5,6の他方の端部から半周巻回された部分に位置付けられている。つまり、図9に示す従来の一方の平面スパイラル配線101の内周端と、他方の平面スパイラル配線102の内周端とが積層方向に沿って1本の接続ビア103を介して相互に接続されている形態と比べて、コイル部品1では、第1、第2平面スパイラル配線2,3の最内周側が4分の1周分更に巻回されている。このとき、1周分外側の平面スパイラル配線2,3との配線間隔を十分に確保した上で、各平面スパイラル配線2,3の最内周重複部分5,6の領域を大きくすることができる。
また、第1実施形態においては、図2に示すように最内周重複部分5,6の一方の端部を形成する、第1平面スパイラル配線2の第1端部7と第2平面スパイラル配線3の第1端部8とが第1接続ビア4を介して相互に接続されている。また、最内周重複部分5,6の他方の端部を形成する、第1平面スパイラル配線2の第2端部9と第2平面スパイラル配線3の第2端部10とが第2接続ビア11を介して相互に接続されている。つまり、第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5の両端部7,9と、第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6の両端部8,10とが2本の接続ビア4,11を介して相互に接続されている。これにより、図9のように内周端同士を1本の接続ビア103を介して相互に接続する場合と比べて接続ポイントが増加する。それ故、従来の相互に積層配置された平面スパイラル配線101,102の内周端同士を1本の接続ビア103を介して相互に接続する場合と比べて、第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3との接続信頼性を向上させることができる。
また、コイル部品1では各平面スパイラル配線2,3の最内周重複部分5,6を2本の接続ビア4,11を介して相互に接続するために、従来の積層方向に沿って平面スパイラル配線101,102の内周端同士を1本の接続ビア103を介して相互に接続する場合と比べて、第1、第2スパイラル配線2,3の最内周側を各巻回方向に沿って延長させている。これにより、積層方向から見て最内周重複部分5,6で平面スパイラル配線2,3が二重となる。さらに、第1、第2平面スパイラル配線2,3の最内周重複部分5,6の幅寸法は、第1、第2スパイラル配線2,3の最内周重複部分5,6以外の部分の幅寸法と等しい。これにより、実質的に第1、第2平面スパイラル配線2,3の最内周重複部分5,6の断面積が大きくなる。従って、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分5,6の直流抵抗値(Rdc)を小さくすることができる。それ故、ひいては第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3により構成されるコイルの直流抵抗値を小さくすることができる。また、第1実施形態では、図9と比較して、コイルの巻回数を変えることなく、最内周重複部分5,6を形成できる。従って、巻回数を変えなくとも、接続信頼性を向上させ、また第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3により構成されるコイルの直流抵抗値を小さくすることができる。更に、第1実施形態では、図2に示すように、図9の構成と比較して、各平面スパイラル配線2,3の最外周部分の位置および層数は変わっておらず、最外周径および層数等を実質的に変えることなく、接続信頼性を向上させ、また第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3により構成されるコイルの直流抵抗値を小さくすることができる。つまり、実質的に同一の外形でこれら効果を奏することができる。なお、上述のように第2平面スパイラル配線3は積層方向から見て第1平面スパイラル配線2の巻回方向(外側から内側方向に向かって反時計周り方向)とは異なる方向(外側から内側方向に向かって時計回り方向)に巻回されている。これにより、第1、第2平面スパイラル配線2,3に電流が流れた場合に発生する磁束が同じ向きとなり、第1平面スパイラル配線2または第2平面スパイラル配線3の単独構造よりも大きなインダクタンス(L)を得ることができる。
また、コイル部品1で用いられる材料についても述べておく。まず、コイル部品1の構成要素である第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3の材料は、特に限定されるものではないが、低電気抵抗かつ狭ピッチを可能とする観点からCu(銅)、Ag(銀)、Au(金)等の金属から構成されていてよい。また、コイル部品1の構成要素である絶縁層12の材料は、特に限定されるものではないが、エポキシ系樹脂、ビスマレイミド、液晶ポリマ、ポリイミド等の有機絶縁材から構成されている、又は、当該有機絶縁材と、シリカフィラー等の無機フィラー材および/または有機系フィラー材との組み合わせから構成されていてよい。例えば、コイル部品1の構成要素である絶縁層12の材料は、エポキシ系樹脂とシリカフィラーとの組み合わせから構成されていてよい。また、コイル部品1の構成要素である磁芯部13および磁性体層14の材料は、特に限定されるものではないが、Fe、Si、Cr等から構成される金属磁性材を含んで成るエポキシ系樹脂から構成されていてよい。なお、磁芯部13および磁性体層14は、インダクタンス値および直流重畳特性を向上させる観点からFe、Si、Cr等から構成される金属磁性材を90重量%以上含んで成ることが好ましい。更に、磁芯部13および磁性体層14の材料は、充填性を向上させる観点から粒度分布の異なる2種類以上の金属磁性材を混合させたものが好ましい。
次に、コイル部品1の製造方法の一例について図8A〜図8Gを参照して説明する。
まず、剥離および除去可能なダミー基板31(金属箔付基板)の両側に真空ラミネータ、プレス装置等を用いて絶縁性シートを熱圧着・熱硬化して、図8Aに示すようにダミー基板31の両側に絶縁層32を形成する。次いで、当該絶縁層32に無電解メッキ、スパッタリング、蒸着等により給電膜を形成する。次いで、当該給電膜に感光性レジストを塗布し、フォトリソグラフィー等によりパターニングした後、電解メッキによりメタル配線を形成する。メタル配線形成後、感光性レジストを薬液により剥離除去し、次いで給電膜をエッチング除去することにより、図8Aに示すように、絶縁層32上に第1平面スパイラル配線2を形成する。
次に、第1平面スパイラル配線2を覆うように絶縁層32に真空ラミネータ、プレス装置等を用いて絶縁性シートを熱圧着・熱硬化して、図8Bに示すように絶縁層33を更に形成する。次いで、積層方向に沿って第1平面スパイラル配線2の最内周側の端部7、当該端部から半周巻回された位置に相当する部分9および第1平面スパイラル配線2の引き出し部2aの外側端部上のそれぞれに到達する貫通孔を絶縁層33にレーザー加工等で形成する。次いで、当該貫通孔内および絶縁層33上に無電解メッキ、スパッタリング、蒸着等により給電膜を形成する。次いで、当該給電膜に感光性レジストを塗布し、フォトリソグラフィー等によりパターニングした後、電解メッキによりメタル配線を形成する。メタル配線形成後、感光性レジストを薬液により剥離除去し、次いで給電膜をエッチング除去することにより、図8Bに示すように第1接続ビア4、第2接続ビア11、接続ビア4,11を介して第1平面スパイラル配線2と接続する第2平面スパイラル配線3および引き出し部3bを絶縁層33内および絶縁層上に形成する。
次に、第2平面スパイラル配線3を覆うように絶縁層33に絶縁性シートを設け、真空ラミネータ、プレス装置等を用いて当該絶縁性シートを熱圧着・熱硬化して、図8Cに示すように絶縁層35を更に形成する。
次に、図8Dに示すように、ダミー基板31から第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3を備えた構造体を分離する。次いで、図8Dに示すように、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3を備えた構造体にレーザー加工等により磁芯部13を設けるための貫通孔36を形成する。
次に、積層方向に沿って引き出し部3bおよび第2平面スパイラル配線3の引き出し部3aの外側端部上にそれぞれ到達する貫通孔を絶縁層35にレーザー加工等で形成する。次いで、当該貫通孔内および絶縁層35上に無電解メッキ、スパッタリング、蒸着等により給電膜を形成する。次いで、当該給電膜に感光性レジストを塗布し、フォトリソグラフィー等によりパターニングした後、セミアディティブ工法により端子前駆体を形成する。端子前駆体形成後、感光性レジストを薬液により剥離除去し、次いで給電膜をエッチング除去することにより、図8Eに示すように接続ビア37を介して引き出し部3bおよび第2平面スパイラル配線3の引き出し部3aとそれぞれ電気的に接続された端子38を絶縁層35に形成する。
次に、貫通孔36内および端子38を含む絶縁層35上に金属磁性材を含んで成るエポキシ系樹脂部を設け、真空ラミネータ、プレス装置等を用いて当該樹脂部を熱圧着・熱硬化して、図8Fに示すように磁芯部13および磁性体層14をそれぞれ形成する。
次に、端子38が露出するように研削、研磨等の処理を施し、次いで、ダイシング、スクライブ等の処理を施す。この際、端子38は外部端子39として形成される。以上により、図8Gに示すように最終的にコイル部品1が得られる。
[第2実施形態]
まず、本発明の一態様である第2実施形態に係るコイル部品について図4Aおよび図4Bを参照して説明する。
図4Aは、接続ビアが第1平面スパイラル配線の最内周重複部分に複数配置されている形態を模式的に示した概略平面図である。図4Bは、接続ビアが第2平面スパイラル配線の最内周重複部分に複数配置されている形態を模式的に示した概略平面図である。
第2実施形態では、上記第1実施形態と同様に、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3はそれぞれn周(n:自然数)を超えてn+1周未満に巻回されている。すなわち、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3の内周端はそれぞれ、n周(n:自然数)超えてn+1周未満の箇所に位置付けられている。具体的に言うと、第2実施形態では、第1実施形態と同様に第1平面スパイラル配線2は、図4Aに示すように外側から内側方向に向かって反時計回りに1.5周巻回されている。また、第2平面スパイラル配線3は、図4Bに示すように外側から内側方向に向かって時計回りに1.5周巻回されている。図4Bに示す第2平面スパイラル配線3は、積層方向に沿って図4Aに示す第1平面スパイラル配線2の上方に位置し、かつ第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3の巻回中心部が重なるように配置されている。また、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3の最内周側の端部7,10から半周分に相当する部分5,6では、第1平面スパイラル配線2と磁芯部13との間隔と、第2平面スパイラル配線3と磁芯部13との間隔とが略等しくなるように位置付けられている。更に、第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3はそれぞれ全周に渡って、かつお互いに等しい幅寸法を有している。この場合において、図4Aに示す第1平面スパイラル配線2の部分5と、図4Bに示す第2平面スパイラル配線3の部分6とは、最内周側において、積層方向から見て互いに実質的に重なる最内周重複部分となっている。つまり、第2実施形態のコイル部品においても、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3は、それぞれ最内周重複部分5,6を有している。
第2実施形態では、第1実施形態と同様に、最内周重複部分5,6の一方の端部を形成する、第1平面スパイラル配線2の第1端部7と第2平面スパイラル配線3の第1端部8とが第1接続ビア4を介して相互に接続される。また、最内周重複部分5,6の他方の端部を形成する、第1平面スパイラル配線2の第2端部9と第2平面スパイラル配線3の第2端部10とが第2接続ビア11を介して相互に接続される。これに加えて、第2実施形態では、第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5の第1端部7と第2端部9との間と、第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6の第1端部8と第2端部10との間とが1本以上の接続ビアを介して相互に更に接続される。例えば、図4Aおよび図4Bに示すように、第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5の第1端部7と第2端部9との間と、第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6の第1端部8と第2端部10との間とが第3接続ビア15および第4接続ビア16を介して相互に更に接続されてよい。つまり、各平面スパイラル配線2,3の最内周重複部分5,6が4本の接続ビアを介して相互に接続されてよい。これにより、2本の接続ビアを用いる第1実施形態と比べて接続ポイントを更に増加させることができる。それ故、第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3との接続信頼性をより一層向上させることができる。なお、第3接続ビア15および第4接続ビア16については、第1接続ビア4および第2接続ビア11を設ける際に、第3接続ビア15および第4接続ビア16に対応する箇所に貫通孔を形成した上で併せて設ければよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の一態様である第3実施形態に係るコイル部品について図5Aおよび図5Bを参照して説明する。
図5Aは、接続ビアが第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の全領域に配置されている形態を示した概略平面図である。図5Bは、接続ビアが第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の全領域に配置されている形態を示した概略平面図である。
第3実施形態では、上記第1実施形態と同様に、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3はそれぞれn周(n:自然数)を超えてn+1周未満に巻回されている。すなわち、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3の内周端はそれぞれ、n周(n:自然数)超えてn+1周未満の箇所に位置付けられている。具体的に言うと、第3実施形態では、第1実施形態と同様に第1平面スパイラル配線2は、図5Aに示すように外側から内側方向に向かって反時計回りに1.5周巻回されている。また、第2平面スパイラル配線3は、図5Bに示すように外側から内側方向に向かって時計回りに1.5周巻回されている。図5Bに示す第2平面スパイラル配線3は、積層方向に沿って図5Aに示す第1平面スパイラル配線2の上方に位置し、かつ第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3の巻回中心部が重なるように配置されている。また、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3の最内周側の端部から半周分に相当する部分5,6では、第1平面スパイラル配線2と磁芯部13との間隔と、第2平面スパイラル配線3と磁芯部13との間隔が略等しくなるように位置付けられている。更に、第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3はそれぞれ全周に渡って、かつお互いに等しい幅寸法を有している。この配置形態において、図5Aに示す第1平面スパイラル配線2の部分5と、図5Bに示す第2平面スパイラル配線3の部分6とは、最内周側において、積層方向から見て互いに重なる最内周重複部分となっている。つまり、第3実施形態のコイル部品においても、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3は、それぞれ最内周重複部分5,6を有している。
その一方で、第3実施形態では、第1実施形態と異なり、図5Aに示す第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5の全領域と、図5Bに示す第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6の全領域とが接続ビア30を介して相互に連続して接続されている。なお、接続ビア30は、第1接続ビア4および第2接続ビア11と同様の材料から成り、第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3とを電気的に接続している。つまり、第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5と第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6との間が接続ビア30で満たされている。つまり、第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5の全領域と接続ビア30とが「点」ではなく「面」接続され、かつ、第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6の全領域と接続ビア30とが「点」ではなく「面」接続される。そのため、第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3とを接続する領域を増やすことができる。それ故、第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3との接続信頼性をより一層向上させることができる。なお、接続ビア30については、例えば、スパイラル配線2の最内周重複部分5上に延在する形状の貫通孔を形成した上で設ければよい。具体的には、上記の第1実施形態の製造方法における第1平面スパイラル配線2の最内周側の端部および当該端部から半周巻回された位置に相当する部分に到達する貫通孔の形成に代えて、第1平面スパイラル配線2の当該両端部間の略全面上に到達する貫通孔を絶縁層33にレーザー加工等で形成する。次いで、当該貫通孔内に接続ビア30の材料を充填する。これと共に、メタル配線を形成した後、感光性レジストを薬液により剥離除去し給電膜をエッチング除去して、最終的に、第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5の全領域と第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6の全領域とが接続ビア30を介して相互に連続して接続されるように、絶縁層上に第2平面スパイラル配線3を形成する。
次に、本発明の一態様である第4実施形態に係るコイル部品について図6Aおよび図6Bを参照して説明する。
[第4実施形態]
図6Aは、第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の幅寸法が第1平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の幅寸法よりも小さい形態を模式的に示した概略平面図である。図6Bは、第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の幅寸法が第2平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の幅寸法よりも小さい形態を模式的に示した概略平面図である。
第4実施形態では、上記第1実施形態と同様に、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3はそれぞれn周(n:自然数)を超えてn+1周未満に巻回されている。すなわち、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3の内周端はそれぞれ、n周(n:自然数)超えてn+1周未満の箇所に位置付けられている。具体的に言うと、第4実施形態では、第1実施形態と同様に第1平面スパイラル配線2は、図5Aに示すように外側から内側方向に向かって反時計回りに1.5周巻回されている。また、第2平面スパイラル配線3は、図5Bに示すように外側から内側方向に向かって時計回りに1.5周巻回されている。図5Bに示す第2平面スパイラル配線3は、積層方向に沿って第1平面スパイラル配線2の上方に位置するように配置され、かつ第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3の巻回中心部が重なるように配置されている。また、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3の最内周側の端部7,10から半周分に相当する部分5,6では、第1平面スパイラル配線2と磁芯部13との間隔と、第2平面スパイラル配線3と磁芯部13との間隔とが略等しくなるように位置付けられている。更に、第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3は、上記半周分でお互いに等しい幅寸法を有している。この場合において、図6Aに示す部分5と図6Bに示す部分6とは、最内周側において、積層方向から見て互いに実質的に重なる最内周重複部分となっている。つまり、第4実施形態においても、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3は、それぞれ最内周重複部分5,6を有している。
その一方で、第4実施形態では、上記第1実施形態と異なり、図6Aに示すように第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5の幅寸法は第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5以外の部分の幅寸法よりも小さい。具体的には、図6Aに示すように、第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5の幅寸法が第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5以外の部分の幅寸法よりも小さく、かつ第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5の外縁17と第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5以外の部分の外縁18とが凹凸なく連続している。この場合、第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5の内縁19と第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5以外の内縁20とを非連続にすることができる。つまり、第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5の内縁20側の絶縁層12に外側方向に向かって膨らんだ領域21を形成することができる。なお、本明細書で言う「外縁」、「内縁」とは、それぞれ各平面スパイラル配線を積層方向から見た際の外周側の縁、内周側の縁を指す。
同様に、図6Bに示すように第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6の幅寸法は、第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6以外の部分の幅寸法よりも小さい。具体的には、図6Bに示すように、第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6の幅寸法が第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6以外の部分の幅寸法よりも小さく、かつ第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6の外縁22と第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6以外の部分の外縁23とが凹凸なく連続している。この場合、第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6の内縁24と第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6以外の内縁25とを非連続にすることができる。つまり、第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6の内縁24側の絶縁層12に外側方向に向かって膨らんだ領域26を形成することができる。そのため、積層方向に沿って第1平面スパイラル配線2の上方に第2平面スパイラル配線3が配置されている場合において、第1平面スパイラル配線2の巻回中心部27および第2平面スパイラル配線3の巻回中心部28を延在する磁芯部29の範囲を、領域21,26の膨らみに沿った分だけ大きくすることができる。それ故、コイル部品のインダクタンス(L)をより大きくすることができる。なお、第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5の幅寸法と第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6の幅寸法との合計については、各平面スパイラル配線2,3の最内周重複部分5,6以外の部分の幅寸法以上とすることが好ましい。この場合、図9と比べて直流抵抗値の低減を抑制することができる。また、第1平面スパイラル配線2の最内周重複部分5の幅寸法と第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分6の幅寸法は等しいことが好ましい。この場合、磁芯部29の範囲をいずれかの最内周重複部分5,6の幅寸法によって限定されることがない。
最後に、本発明の一態様である第5実施形態に係るコイル部品について図7Aおよび図7Bを参照して説明する。
[第5実施形態]
図7Aは、接続ビアが第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部に配置されている別の形態を模式的に示した概略平面図である。図7Bは、接続ビアが第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の両端部に配置されている別の形態を模式的に示した概略平面図である。
第5実施形態では、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3はそれぞれn周巻回されている。具体的に言うと、第5実施形態では第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3はそれぞれ1周巻回されている。図7Aに示すように、第1平面スパイラル配線2は、外側から内側方向に向かって反時計回りに1周巻回されている。また、図7Bに示すように、第2平面スパイラル配線3は、外側から内側方向に向かって時計回りに1周巻回されている。なお、第1〜第3実施形態と同様に、磁芯部13は、第1平面スパイラル配線2の巻回中心部および第2平面スパイラル配線3の巻回中心部を延在するように配置されている。第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3は、第2平面スパイラル配線3が積層方向に沿って第1平面スパイラル配線2の上方に位置し、かつ第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3の巻回中心部が重なるように配置されている。また、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3の最内周側の端部9,8から半周分に相当する部分5,6は、第1平面スパイラル配線2と磁芯部13との間隔と、第2平面スパイラル配線3と磁芯部13との間隔が略等しくなるように位置付けられている。更に、第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3はそれぞれ全周に渡って、かつお互いに等しい幅寸法を有している。
この配置形態において、図7Aに示す第1平面スパイラル配線2の部分5と、図7Bに示す第2平面スパイラル配線3の部分6とは、最内周側において、積層方向から見て互いに実質的に重なる最内周重複部分となっている。つまり、第5実施形態においても、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3は、それぞれ最内周重複部分5,6を有している。
換言すれば、第5実施形態では、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3のそれぞれの最内周重複部分5,6の一方の端部は、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分5,6の他方の端部からそれぞれ半周巻回された部分に位置付けられている。つまり、従来の一方の平面スパイラル配線101の内周端と、他方の平面スパイラル配線102の内周端とが積層方向に沿って1本の接続ビア103を介して相互に接続されている形態と比べて、第1、第2平面スパイラル配線2,3の最内周側が4分の1周分更に巻回されている。従って、配線間隔を十分に確保した上で、各平面スパイラル配線2,3の最内周重複部分5,6の領域を大きくすることができる。
この状態において、第5実施形態においては、図7Aおよび図7Bに示すように最内周重複部分5,6の一方の端部を形成する、第1平面スパイラル配線2の第1端部7と第2平面スパイラル配線3の第1端部8とが第1接続ビア4を介して相互に接続されている。また、最内周重複部分5,6の他方の端部を形成する、第1平面スパイラル配線2の第2端部9と第2平面スパイラル配線3の第2端部10とが第2接続ビア11を介して相互に接続されている。つまり、各平面スパイラル配線の最内周重複部分5,6が2本の接続ビアを介して相互に接続される。これにより、第1平面スパイラル配線2と第2平面スパイラル配線3との接続信頼性を向上させることができる。また、第5実施形態では、図9のように従来の積層方向に沿って各平面スパイラル配線101,102の内周端同士を1本の接続ビア103を介して相互に接続する形態と比べて、第1、第2平面スパイラル配線2,3の最内周側を各巻回方向に沿って延長させている。これにより、積層方向から見て最内周重複部分5,6で平面スパイラル配線2,3が二重となる。さらに、第1、第2平面スパイラル配線2,3の最内周重複部分5,6の幅寸法は、第1、第2スパイラル配線2,3の最内周重複部分5,6以外の部分の幅寸法と等しい。これにより、実質的に第1、第2平面スパイラル配線2,3の最内周重複部分5,6の断面積が大きくなる。従って、第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3の最内周重複部分5,6の直流抵抗値を小さくすることができる。それ故、ひいては第1平面スパイラル配線2および第2平面スパイラル配線3により構成されるコイルの直流抵抗値を小さくすることができる。
以上、本発明の一態様に係るコイル部品およびその製造方法について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく、特許請求の範囲に規定される発明の範囲から逸脱することなく種々の変更が当業者によってなされると理解されよう。例えば、上記に示した実施形態を必要に応じて適宜組み合わせてよい。この際組み合わせは各実施形態の一部分同士を組み合わせてもよい。
1 コイル部品
2 第1平面スパイラル配線
2a 第1平面スパイラル配線の引き出し部
3 第2平面スパイラル配線
3a 第2平面スパイラル配線の引き出し部
3b 引き出し部
4 第1接続ビア
5 第1平面スパイラル配線の最内周重複部分
6 第2平面スパイラル配線の最内周重複部分
7 最内周重複部分における第1平面スパイラル配線の第1端部(第1平面スパイラル配線の内周端に相当)
8 最内周重複部分における第2平面スパイラル配線の第1端部
9 最内周重複部分における第1平面スパイラル配線の第2端部
10 最内周重複部分における第2平面スパイラル配線の第2端部(第2平面スパイラル配線の内周端に相当)
11 第2接続ビア
12 絶縁層
13 磁芯部
14 磁性体層
15 第3接続ビア
16 第4接続ビア
17 第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の外縁
18 第1平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の外縁
19 第1平面スパイラル配線の最内周重複部分の内縁
20 第1平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の内縁
21 領域
22 第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の外縁
23 第2平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の外縁
24 第2平面スパイラル配線の最内周重複部分の内縁
25 第2平面スパイラル配線の最内周重複部分以外の部分の内縁
26 領域
27 巻回中心部
28 巻回中心部
29 磁芯部
30 接続ビア
31 ダミー基板
32 絶縁層
33 絶縁層
35 絶縁層
36 貫通孔
37 接続ビア
38 端子
39 外部端子
101 一方のスパイラル配線
102 他方のスパイラル配線
103 接続ビア

Claims (5)

  1. 第1平面スパイラル配線と、該第1平面スパイラル配線の積層方向の上方に位置しかつ接続ビアを介して該第1平面スパイラル配線と相互に接続された第2平面スパイラル配線とを備え、
    前記第2平面スパイラル配線は前記積層方向から見て前記第1平面スパイラル配線の巻回方向とは異なる方向に巻回されており、
    前記第1平面スパイラル配線および前記第2平面スパイラル配線はそれぞれ最内周側において、前記積層方向から見て互いに重なっている最内周重複部分を有しており、
    前記第1平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の少なくとも両端部と、前記第2平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の少なくとも両端部とが前記接続ビアを介して相互に接続されており、および、
    前記第1平面スパイラル配線および前記第2平面スパイラル配線のそれぞれの前記最内周重複部分の一方の端部は、前記第1平面スパイラル配線および前記第2平面スパイラル配線のそれぞれの前記最内周重複部分の他方の端部から半周巻回された部分に位置付けられている、コイル部品。
  2. 第1平面スパイラル配線と、該第1平面スパイラル配線の積層方向の上方に位置しかつ接続ビアを介して該第1平面スパイラル配線と相互に接続された第2平面スパイラル配線とを備え、
    前記第2平面スパイラル配線は前記積層方向から見て前記第1平面スパイラル配線の巻回方向とは異なる方向に巻回されており、
    前記第1平面スパイラル配線および前記第2平面スパイラル配線はそれぞれ最内周側において、前記積層方向から見て互いに重なっている最内周重複部分を有しており、および、
    前記第1平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の全領域と、前記第2平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の全領域とが接続ビアを介して相互に連続して接続されている、コイル部品。
  3. 第1平面スパイラル配線と、該第1平面スパイラル配線の積層方向の上方に位置しかつ接続ビアを介して該第1平面スパイラル配線と相互に接続された第2平面スパイラル配線とを備え、
    前記第2平面スパイラル配線は前記積層方向から見て前記第1平面スパイラル配線の巻回方向とは異なる方向に巻回されており、
    前記第1平面スパイラル配線および前記第2平面スパイラル配線はそれぞれ最内周側において、前記積層方向から見て互いに重なっている最内周重複部分を有しており、
    前記第1平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の少なくとも両端部と、前記第2平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の少なくとも両端部とが前記接続ビアを介して相互に接続されており、
    前記第1平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の幅寸法が前記第1平面スパイラル配線の前記最内周重複部分以外の部分の幅寸法よりも小さく、および前記第2平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の幅寸法が前記第2平面スパイラル配線の前記最内周重複部分以外の部分の幅寸法よりも小さくなっており、および
    前記第1平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の両端部間と、前記第2平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の両端部間とが、1本以上の接続ビアを介して相互に更に接続されている、コイル部品。
  4. 前記第1平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の両端部間と、前記第2平面スパイラル配線の前記最内周重複部分の両端部間とが、1本以上の接続ビアを介して相互に更に接続されている、請求項1に記載のコイル部品。
  5. 前記第1平面スパイラル配線の巻回中心部および前記第2平面スパイラル配線の巻回中心部に延在する磁芯部を更に備えている、請求項1〜のいずれかに記載のコイル部品。
JP2016008993A 2016-01-20 2016-01-20 コイル部品 Active JP6642030B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016008993A JP6642030B2 (ja) 2016-01-20 2016-01-20 コイル部品
CN201611082897.2A CN106992056B (zh) 2016-01-20 2016-11-30 线圈部件
CN202110068071.5A CN112908611B (zh) 2016-01-20 2016-11-30 线圈部件
US15/401,164 US10325711B2 (en) 2016-01-20 2017-01-09 Coil component

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016008993A JP6642030B2 (ja) 2016-01-20 2016-01-20 コイル部品

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019200907A Division JP6838635B2 (ja) 2019-11-05 2019-11-05 コイル部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017130552A JP2017130552A (ja) 2017-07-27
JP6642030B2 true JP6642030B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=59314002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016008993A Active JP6642030B2 (ja) 2016-01-20 2016-01-20 コイル部品

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10325711B2 (ja)
JP (1) JP6642030B2 (ja)
CN (2) CN112908611B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6520875B2 (ja) 2016-09-12 2019-05-29 株式会社村田製作所 インダクタ部品およびインダクタ部品内蔵基板
JP6848734B2 (ja) * 2017-07-10 2021-03-24 Tdk株式会社 コイル部品
US11605492B2 (en) * 2017-11-13 2023-03-14 Tdk Corporation Coil component
CN108806967B (zh) * 2018-06-12 2020-08-25 上海安费诺永亿通讯电子有限公司 一种无线充电线圈的制作方法及结构
JP7176435B2 (ja) * 2019-02-15 2022-11-22 株式会社村田製作所 インダクタ部品
JP7306219B2 (ja) * 2019-10-24 2023-07-11 株式会社村田製作所 インダクタアレイ部品およびインダクタアレイ部品内蔵基板

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0869935A (ja) * 1994-06-21 1996-03-12 Sumitomo Special Metals Co Ltd 多層プリントコイル基板の作製方法並びにプリントコイル基板及び多層プリントコイル基板
JP3488869B2 (ja) * 2001-03-16 2004-01-19 Tdk株式会社 平面コイルおよび平面トランス
CN1240087C (zh) * 2001-03-05 2006-02-01 Tdk株式会社 平面线圈及平面变压器
JP2004047717A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Murata Mfg Co Ltd チップ部品およびその製造方法
JP2004063488A (ja) * 2002-07-24 2004-02-26 Murata Mfg Co Ltd コイル部品
JP2008053543A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Fdk Corp 積層チップ部品
US7656264B2 (en) * 2006-10-19 2010-02-02 United Microelectronics Corp. High coupling factor transformer and manufacturing method thereof
US8089331B2 (en) * 2009-05-12 2012-01-03 Raytheon Company Planar magnetic structure
KR101434351B1 (ko) * 2010-10-21 2014-08-26 티디케이가부시기가이샤 코일 부품 및 그 제조 방법
JP5765685B2 (ja) * 2011-10-20 2015-08-19 アルプス・グリーンデバイス株式会社 磁気素子の製造方法
US20130214890A1 (en) * 2012-02-20 2013-08-22 Futurewei Technologies, Inc. High Current, Low Equivalent Series Resistance Printed Circuit Board Coil for Power Transfer Application
JP6255990B2 (ja) * 2013-03-14 2018-01-10 Tdk株式会社 巻線部品
JP5614479B2 (ja) 2013-08-09 2014-10-29 Tdk株式会社 コイル部品の製造方法
KR102083991B1 (ko) * 2014-04-11 2020-03-03 삼성전기주식회사 적층형 전자부품

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017130552A (ja) 2017-07-27
CN112908611A (zh) 2021-06-04
CN106992056A (zh) 2017-07-28
US10325711B2 (en) 2019-06-18
CN106992056B (zh) 2021-02-09
CN112908611B (zh) 2023-05-09
US20170207020A1 (en) 2017-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6642030B2 (ja) コイル部品
US20210193370A1 (en) Coil component and switching regulator
JP6520875B2 (ja) インダクタ部品およびインダクタ部品内蔵基板
JP6935343B2 (ja) インダクタ部品およびその製造方法
JP6958525B2 (ja) インダクタ部品
JP6213698B2 (ja) コイル内蔵多層基板およびその製造方法
JP5741615B2 (ja) 電子部品及びその製造方法
JP5737313B2 (ja) 電子部品及びその製造方法
JP2016051765A (ja) インダクタ部品
JP2018186241A (ja) 電子部品およびその製造方法
JP6838635B2 (ja) コイル部品
JP7306219B2 (ja) インダクタアレイ部品およびインダクタアレイ部品内蔵基板
WO2019235510A1 (ja) コイル部品及びその製造方法
JP2023065654A (ja) インダクタ部品およびインダクタ部品内蔵基板
JP2012182286A (ja) コイル部品
WO2016080332A1 (ja) コイル部品
JP7334558B2 (ja) インダクタ部品
JP7092099B2 (ja) 電子部品およびその製造方法
JP6090444B2 (ja) 積層型インダクタ素子の製造方法
JP6607312B2 (ja) インダクタ部品
JP7411590B2 (ja) インダクタ部品およびその製造方法
WO2017188076A1 (ja) インダクタ部品
JP2019140349A (ja) コイル部品及びその製造方法
JP2019033179A (ja) コイル部品

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190403

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191105

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20191113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6642030

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150