JP6640683B2 - 車両システム - Google Patents

車両システム Download PDF

Info

Publication number
JP6640683B2
JP6640683B2 JP2016170800A JP2016170800A JP6640683B2 JP 6640683 B2 JP6640683 B2 JP 6640683B2 JP 2016170800 A JP2016170800 A JP 2016170800A JP 2016170800 A JP2016170800 A JP 2016170800A JP 6640683 B2 JP6640683 B2 JP 6640683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
mirror
curvature
control instruction
instruction signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016170800A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018034715A (ja
Inventor
澄育 泉
澄育 泉
均 栗原
均 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2016170800A priority Critical patent/JP6640683B2/ja
Priority to EP17846092.9A priority patent/EP3508382B1/en
Priority to PCT/JP2017/028954 priority patent/WO2018043083A1/ja
Priority to CN201780052578.3A priority patent/CN109641557A/zh
Priority to US16/325,431 priority patent/US20190210529A1/en
Publication of JP2018034715A publication Critical patent/JP2018034715A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6640683B2 publication Critical patent/JP6640683B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/025Rear-view mirror arrangements comprising special mechanical means for correcting the field of view in relation to particular driving conditions, e.g. change of lane; scanning mirrors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/06Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior
    • B60R1/062Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position
    • B60R1/07Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position by electrically powered actuators
    • B60R1/072Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position by electrically powered actuators for adjusting the mirror relative to its housing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/08Rear-view mirror arrangements involving special optical features, e.g. avoiding blind spots, e.g. convex mirrors; Side-by-side associations of rear-view and other mirrors
    • B60R1/081Rear-view mirror arrangements involving special optical features, e.g. avoiding blind spots, e.g. convex mirrors; Side-by-side associations of rear-view and other mirrors avoiding blind spots, e.g. by using a side-by-side association of mirrors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/18Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors
    • G02B7/182Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors for mirrors
    • G02B7/185Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors for mirrors with means for adjusting the shape of the mirror surface

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

本発明は、車両システムに関する。
従来より、車両を運転するドライバの死角を減らすために、車両のフロントドアの上部などにドアミラーが取り付けられ、それにより車両の側方領域を映すことができる(特許文献1参照)。また、ドライバは、サイドミラー全体を自車両に対して外側に向けることで、側方領域の死角の角度範囲をミラーで確認可能となり、後方及び後続車両への視認性を向上させることができる。
特開2010−18232号公報
しかしながら、サイドミラー全体を自車両に対して外側に向けると、サイドミラーに自車両の側面が映らなくなってしまう。その結果、走行中の自車両に対する後続車両の位置が把握しづらくなり、安全に車線変更等の動作ができなくなる可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、後方及び後続車両への視認性を確保しながら、自車両に対する後続車両の位置を把握可能な車両システムを提供することである。
本発明の一態様は、自車両に設けられた、可撓性を有するミラーと、前記自車両に対する後続車両の接近及び前記自車両の車線変更の実行のうち、少なくともいずれか一方を検出した場合には、前記ミラーを制御することを指示する制御指示信号を出力する出力部と、前記制御指示信号が出力された場合には、前記ミラーの曲率半径を所定値に変更するものであって、前記自車両に対する後続車両の相対速度に応じて、前記ミラーの曲率半径を前記所定値に変更する速度を調整する曲率可変装置と、を備える車両システムである。
本発明の一態様は、上述の車両システムであって、前記曲率可変装置は、前記制御指示信号が出力された場合には、前記ミラーにおいて前記自車両の車幅方向中央よりも外側の領域の曲率半径を変更する。
本発明の一態様は、上述の車両システムであって、前記曲率可変装置は、前記自車両に対する後続車両の相対速度に応じて、可変する前記ミラーの曲率半径を変更する。
本発明の一態様は、上述の車両システムであって、前記自車両の後側方に存在する前記後続車両を検出する後続車両検出部と、前記自車両に対する後続車両の相対速度が速度閾値以上か否かを判定する相対速度判定部と、をさらに備え、前記出力部は、前記後続車両が検出され、且つ前記相対速度が速度閾値以上である場合に、前記制御指示信号を出力する。
本発明の一態様は、上述の車両システムであって、前記出力部は、前記後続車両が検出され、且つ前記自車両のステアリングが所定の角度以上に回転した場合に、前記制御指示信号を出力する。
本発明の一態様は、上述の車両システムであって、前記出力部は、前記後続車両が検出され、且つ前記自車両の方向指示器が操作された場合に、前記制御指示信号を出力する。
本発明の一態様は、上述の車両システムであって、前記出力部からの制御指示信号の出力が停止された場合に計時を開始するタイマをさらに備え、前記曲率可変装置は、前記タイマが設定時間を計時した後に、前記ミラーの曲率半径を元に戻す。
本発明の一態様は、上述の車両システムであって、前記出力部から前記制御指示信号が出力された場合に計時を開始するタイマをさらに備え、前記曲率可変装置は、前記タイマが設定時間を計時した後に、前記制御指示信号が出力されていない場合には、前記ミラーの曲率半径を元に戻す。
以上説明したように、本発明によれば、後方及び後続車両への視認性を確保しながら、自車両に対する後続車両の位置を把握することができる。
本実施形態における車両システム1を搭載した車両100の概略構成の一例を示す図である。 本実施形態における車両システム1の構成概略図の一例を示す図である。 本実施形態における車体101の前席左側に取り付けられるドアミラー装置2の斜視図である。 本実施形態におけるドアミラー装置2の分解斜視図である。 本実施形態におけるドアミラー装置2の平面図である。 本実施形態におけるミラー本体15の一部拡大断面図である。 本実施形態におけるミラー本体15を前方から見た平面図である。 本実施形態におけるミラーホルダ16を前方から見た平面図である。 図5のA−A線に沿う断面図である。 本実施形態におけるミラー6の湾曲変形動作説明図である。 本実施形態におけるミラー6が平坦な場合を示す図である。 本実施形態におけるミラー6の車幅方向外側を湾曲変形させた場合を示す図である。 本実施形態における車両システム1の制御方法の流れについて、説明する図である。 本実施形態における車両システム1の第1の変形例を示す図である。 本実施形態における車両システム1の第2の変形例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。
以下、実施形態の車両システムを、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態における車両システム1を搭載した車両100の概略構成の一例を示す図である。図2は、本実施形態における車両システム1の構成概略図の一例を示す図である。なお、本実施形態では、車両100が自動車である場合について説明するが、これに限定されず、例えば、自動二輪車についても、車両システム1を適用可能である。
図1,図2に示すように、車両システム1は、ドアミラー装置2、相対速度判定部80、後続車両検出部85、出力部90、タイマ91及び警告部92を備える。
ドアミラー装置2は、車両100のフロントドアの上部などに取り付けられている。
ドアミラー装置2は、ミラー6及び曲率可変装置20を備える。ドアミラー装置2は、ミラー6が、車両100の運転席側から見て、車両100の後側方の所定角度の範囲を映すように配置されている。具体的には、通常状態において、ドアミラー装置2のミラー6は、車両100の運転席側から見て、車両100の後側方の第1角度の範囲を映す。この第1角度の範囲は、車両100の後方を基準として、例えば、30度までの角度の範囲である。一方、第2角度の範囲は、第1角度を基準として、例えば、30度までの角度の範囲であって、通常状態におけるドアミラー装置2の死角の範囲である。この通常状態とは、第2角度の範囲を走行している後続車両の影響を受けない車両100の状態を示し、例えば、車両100に後続車両が接近していない場合や車両100が車線変更しない場合である。
一方、車両100が通常状態ではない場合には、曲率可変装置20はミラー6の曲率半径を変更する曲率制御を実施する。これにより、ドアミラー装置2のミラー6は、車両100の運転席側から見て、車両100の後側方の第1角度及び第2角度の範囲を映す。
このように、車両100が通常状態の場合には、ミラー6は、車両100の後側方の第1角度の範囲を映す。一方、車両100が通常状態ではない場合には、ミラー6は、曲率可変装置20によりミラー6の曲率半径が変更されることで車両100の後側方の第1角度及び死角であった第2の角度の範囲を映す。この通常状態ではない場合とは、例えば、車両100に後続車両が接近している場合や車両100が車線変更する場合に該当する。以下に、この通常状態ではない場合を、広角状態と称する場合がある。
相対速度判定部80は、車両100に対する後続車両の相対速度が速度閾値(設定値)以上か否かを判定する。相対速度判定部80は、車両100に対する後続車両の相対速度が設定値以上である場合には、その判定結果を示す速度超過信号を出力部90に出力する。なお、本実施形態において、車両100に対する後続車両の相対速度の取得方法は、特に限定されない。例えば、上記相対速度は、車両100に搭載されたカメラにより撮像された後続車両の画像に基づいて、車両100に対する後続車両の相対速度を算出してもよいし、公知の技術を用いて算出されてもよい。
後続車両検出部85は、車両100の後方に取り付けられており、車両100の後側方に存在する後続車両を検出する。例えば、後続車両検出部85は、ミリ波レーダーを用いて後側方に存在する後続車両を検出する。ただし、後続車両検出部85は、車両100の後側方に存在する後続車両を検出できればよく、検出方法には特に限定されない。例えば、後続車両検出部85は、ミリ波レーダーを用いて後続車両を検知するBSD(Blind Spot Detection)システムやLCA(Lane Change Alert)システム、RCTA(Rear Cross Traffic Alert)等を用いて、車両100の後側方に存在する後続車両を検出してもよい。また、後続車両検出部85は、車両100の後方に搭載されたカメラにより車両100の後側方に存在する後続車両を検出してもよい。後側方に存在する後続車両とは、例えば、左右の隣接車線において、第2角度に存在する後続車両である。すなわち、例えば、後続車両検出部85は、ドアミラー装置2の死角となる左右側の第2角度の範囲に存在する(又は第2角度の範囲に進入する)車両を検知する。後続車両検出部85は、車両100の後側方に存在する後続車両を検出すると、その後続車両を検出したことを示す後続車両存在信号を出力部90に出力する。なお、安全を考慮して、後続車両検出部85は、左右の隣接車線において、第1角度に存在する後続車両を検出し、その後続車両を検出したことを示す後続車両存在信号を出力部90に出力してもよい。すなわち、後続車両検出部85は、ドアミラー装置2の死角に後続車両が進入する前に後続車両を検出し、その後続車両を検出したことを示す後続車両存在信号を出力部90に出力してもよい。
出力部90は、車両100に対する後続車両の接近及び車両100の車線変更の実行のうち、少なくともいずれか一方を検出した場合には、ミラー6を制御することを指示する制御指示信号を曲率可変装置20に出力する。例えば、出力部90は、後続車両検出部85により後続車両が検出され、且つ相対速度判定部80により相対速度が速度閾値以上であると判定された場合に、車両100に対する後続車両の接近を検出する。すなわち、出力部90は、後続車両検出部85から後続車両存在信号を取得し、且つ相対速度判定部80から速度超過信号を取得した場合に、車両100に対して後続車両が接近したと判定する。そして、出力部90は、車両100に対して後続車両が接近したと判定した場合には、制御指示信号を曲率可変装置20及び警告部92に出力する。
タイマ91は、ミラー6に対する曲率制御が行われてから相対速度判定部80により、車両100に対する後続車両の相対速度が設定値未満になったと判定された場合には、計時を開始する。タイマ91は、設定時間を計時した場合には、その設定時間の計時が終了したことを示す計時終了信号を曲率可変装置20に出力する。
警告部92は、制御指示信号が出力された場合、すなわち、出力部90が車両100に対して後続車両が接近したと判定した場合には、後続車両が車両100に接近したことを運転者に警告する。例えば、警告部92は、表示部に表示することで警告してもよいし、音を出力することにより警告してもよい。また、警告部92は、ステアリングを振動させることで、後続車両が車両100に接近したことを運転者に警告してもよい。
(ドアミラー装置2の構成)
以下に、ドアミラー装置2の構成について、具体的に説明する。
図3は、車体101の前席左側に取り付けられるドアミラー装置2の斜視図、図4は、ドアミラー装置2の分解斜視図、図5は、ドアミラー装置2の平面図であって、ミラー6を取り外した状態を示す。
なお、以下の説明において、特に断らない限り、前後方向は車体101の前後方向と一致し、左右方向は乗員が正面を向いているときの左右方向と一致する。また、以下の説明では、説明を分かり易くするために、鉛直方向上方を単に上方、鉛直方向下方を単に下方などと称して説明する場合がある。
図3〜図5に示すように、ドアミラー装置2は、車体101の前席左側(例えば、ドア)に固定されるドアミラーステー3のアーム部3aに対し、車幅方向に開閉駆動可能に設置されている。そして、ドアミラー装置2は、不図示の車室内の運転席近傍のスイッチを操作することにより、又は、携帯リモコンスイッチ(不図示)を操作することにより、車体101に接近する方向(閉方向)に回転させて格納したり、車体101から離間する方向(開方向)に回転させて後方視認可能な使用形態にしたりできる。
なお、ドアミラー装置2は、車体101の前席右側にも固定されているが、前席左側に固定されているドアミラー装置2と線対称に形成されているだけで構成は同一である。このため、以下の説明では、前席右側にドアミラー装置2を設けた場合の説明については省略する。
ドアミラー装置2は、後方を開口させたカップ状のミラーハウジング4と、ミラーハウジング4の前面側に設けられているターンランプ部5と、ミラーハウジング4の開口側(後方側)に設けられているミラー6と、ミラーハウジング4内に設けられ、ミラー6を支持する駆動ユニット7と、ミラーハウジング4内に設けられ、ミラー6を湾曲変形させる曲率可変装置20と、を備えている。
(ミラーハウジング)
ミラーハウジング4は、樹脂等により成形されたものであって、後方側に開口部8aが形成されたカップ状のハウジング本体8と、ハウジング本体8の前面側に取り付けられたカバー9と、を備えている。カバー9は、ドアミラー装置2の外観意匠を構成するものであり、上下方向に分割可能な下部カバー(カバーハウジング)10と上部カバー(スカルキャップ)11と、により構成されている。
(ターンランプ部)
ターンランプ部5は、対向車や後続車等に向けて光を照射し、法定上の方向指示機能を確保するものである。ターンランプ部5は、ミラーハウジング4の前面において、車幅方向略中央から外側端部に至る間に設けられている。ターンランプ部5は、ミラーハウジング4内に収納されるアウターハウジング12と、このアウターハウジング12に前方から突き合わされ、アウターハウジング12と一体化するアウターレンズ13と、これらアウターハウジング12とアウターレンズ13との間に設けられるインナーハウジング14と、を備えている。そして、このインナーハウジング14に、LED(発光ダイオード)等からなる不図示の発光ユニットが設けられている。
(ミラー)
ミラー6は、ミラー本体15と、ミラーホルダ16と、を備えている。
図6は、ミラー本体15の一部拡大断面図、図7は、ミラー本体15を前方からみた平面図である。
図6、図7に示すように、ミラー本体15は、強化ガラス17の裏面17aに、薄膜18が貼付されているものである。強化ガラス17は、可撓性を有している。具体的には、強化ガラス17として、旭硝子株式会社から入手可能な「Dragontrail」(Dragontrailは、旭硝子株式会社の登録商標)が用いられている。強化ガラス17の表面17bは、鏡面加工が施されている。
薄膜18は、非透過性で、かつ可視光の反射率が低い膜である。強化ガラス17の裏面17aに、薄膜18を貼付けることにより、強化ガラス17の表面17b(ミラー本体15の表面)に鏡像が映る。
また、ミラー本体15の裏面(薄膜18側の面)には、ヒータ19が設けられている。
ヒータ19は、熱線19aをミラー本体15の全体にバランスよく引き回してなる。これにより、例えば、ミラー本体15が曇った際に、ヒータ19によってミラー本体15を加熱し、ミラー本体15全体の曇りを取り除くことができる。
ここで、ミラー本体15は、強化ガラス17を用いているので、ガラスの板厚を薄く設定した場合であっても外力等によるミラー本体15の損傷を防止できる。このため、ミラー本体15の板厚は、従来のミラー(通常のガラスを用いて製造されたミラー)と比較して薄く設定されている。この結果、熱線19aから発せられる熱を効率よくミラー本体15全体に伝達させることができる。
このようなことから、ミラー本体15に対する熱線19aの密度は、従来のミラーに熱線19aを引き回す場合と比較して低くなっている。換言すれば、ミラー本体15には、熱線19aがまばらに引き回されている。熱線19aがまばらに引き回されていても、ミラー本体15の全体を十分加熱することができる。
図8は、ミラーホルダ16を前方から見た平面図である。
図4、図8に示すように、ミラーホルダ16は、ミラー本体15の外形状に対応するように形成されたベース部21と、ベース部21の外周縁に立ち上がり形成された嵌合部22とが一体成形されたものである。そして、嵌合部22にミラー本体15を嵌め込むことにより、このミラー本体15とミラーホルダ16とが一体化される。
なお、ミラーホルダ16にミラー本体15を単に嵌め込むだけでこれらミラー本体15とミラーホルダ16とを一体化させてもよいし、接着剤を用いてミラーホルダ16にミラー本体15を接着し、ミラー本体15とミラーホルダ16とを一体化させてもよい。ミラーホルダ16にミラー本体15を接着固定する場合、ミラーホルダ16に嵌合部22を形成しなくてもよい。
ここで、ミラーホルダ16は、樹脂により形成されている。詳細は後述するが、本実施形態のミラーホルダ16は湾曲変形されるので、樹脂の素材としては軟らかいものが好ましい。また、ミラーホルダ16へのミラー本体15の嵌合力、又は接着力は、ミラーホルダ16を湾曲変形した際に、ミラーホルダ16からミラー本体15が剥離しないような強度に設定する。さらに、図示は省略するが、ミラーホルダ16からミラー本体15が剥離しないように、ミラーホルダ16に爪部等を設けてもよい。
また、ミラーホルダ16の前面16aには、車幅方向中央よりも外側(図8における右側)に、上下方向に沿う複数の溝23が形成されている。溝23の形状は、V溝状、U溝状等、さまざまな形状に設定することができる。溝23が形成された箇所は、ミラーホルダ16の剛性が弱まる。このため、ミラーホルダ16の溝23に対応する箇所は、この溝23に沿って前後方向に可撓可能となる。
さらに、ミラーホルダ16の前面16aには、上下方向略中央で、かつ車幅方向最外側に、連結部61が設けられている。つまり、連結部61は、溝23よりも車幅方向外側に配置される。連結部61には、曲率可変装置20の後述の作動軸72の先端が回動可能に連結される。
また、ミラーホルダ16の前面16aには、溝23よりも車幅方向中央側に、後述のピボットプレート26のミラー係合部57に係合可能な係合爪16bが設けられている。この係合爪16bとミラー係合部57とが係合することにより、駆動ユニット7とミラー6とが一体化される。
(駆動ユニット)
図9は、図5のA−A線に沿う断面図である。
図4、図5、図9に示すように、駆動ユニット7は、ミラー6を支持すると共に、ミラー6を傾動させるためのものである。
駆動ユニット7は、ドアミラーステー3のアーム部3aに回動可能に取り付けられたブラケット24と、ブラケット24に取り付けられたホルダ25と、ホルダ25に傾動可能に取り付けられたピボットプレート26と、ブラケット24とホルダ25の間に形成される収納空間に収納されたミラー傾動用駆動部27及び角度検出部28等と、から構成されている。ブラケット24、ホルダ25、及びピボットプレート26は、いずれも樹脂により形成されている。
ブラケット24は、格納駆動部ケース29と、格納駆動部ケース29から車幅方向外側に張り出して形成されたブラケット本体部30とを備え、一体成形されている。この格納駆動部ケース29には、アーム部3aに起立姿勢に固定された不図示のシャフトが格納駆動部ケース29の底部から挿入されている。シャフトは、格納駆動部ケース29内に固定された格納駆動用モータとギヤ(何れも不図示)を介して連結されている。
シャフトは固定されているので、格納駆動用モータを回転すると、格納駆動用モータがシャフトの周りを公転することになる。これにより、格納駆動用モータを固定しているブラケット24が、シャフトを中心にして回転する。そして、結果的にブラケット24に固定されたミラーハウジング4が、シャフトを中心にして回転する。
ブラケット本体部30は略板状に形成されており、ドアミラー装置2を車両のドアに設置したときに略鉛直姿勢となる。このブラケット本体部30に収納されたミラー傾動用駆動部27は、2つの作動軸31を備えている。2つの作動軸31は、不図示のモータやウォーム減速機構によって、前後方向に沿って進退移動する。各作動軸31の先端には、球状の頭部31aが一体成形されている。この頭部31aは、ピボットプレート26に連結される。
このように構成された2つの作動軸31が進退移動することによって、ピボットプレート26を介してミラー6が傾動する。具体的には、2つの作動軸31のうちの一方は、ブラケット本体部30の下側に配置され、ミラー6を上下方向に傾動させる(以下、このように傾動させる作動軸31を上下傾動用の作動軸31という)。また、2つの作動軸31のうちの他方は、ブラケット本体部30の車幅方向外側(図4における左側)に配置され、ミラー6を左右方向に傾動させる(以下、このように傾動させる作動軸31を左右傾動用の作動軸31という)。
図9に詳示するように、角度検出部28は、ミラー6の上下方向の傾動角度を検出すると共に、左右方向の傾動角度を検出するものである。角度検出部28は、2つの検出ロッド32と、各検出ロッド32に対応して取り付けられる接点部材33と、各接点部材33に対応して設けられ接点部材33が摺動する可変抵抗器34と、各検出ロッド32に対応して取り付けられるスプリング35と、基板36と、検出ロッド32、接点部材33、及びスプリング35が取り付けられるガイドロッド37と、を備えている。可変抵抗器34は、基板36に電気的に接続されている。
また、2つのガイドロッド37のうちの一方は、上下傾動用の作動軸31と上下方向で対向するように、ブラケット本体部30の上側に配置されている。このように配置されたガイドロッド37に取り付けられた検出ロッド32、接点部材33、及びスプリング35と、対応する可変抵抗器34は、ミラー6の上下傾動検出用として用いられる。
また、2つのガイドロッド37のうちの他方は、左右傾動用の作動軸31と左右方向で対向するように、ブラケット本体部30の車幅方向内側(図5における右側)に配置されている。このように配置されたガイドロッド37に取り付けられた検出ロッド32、接点部材33、及びスプリング35と、対応する可変抵抗器34は、ミラー6の左右傾動検出用として用いられる。
各部品について、より具体的に説明する。
検出ロッド32は、先端側が塞がれた中空筒状をなし、その中空部にガイドロッド37が摺動可能に挿入されている。これにより、検出ロッド32は、ガイドロッド37にその軸線に沿って移動可能に支持されている。なお、検出ロッド32の先端には、球状の頭部32aが形成されている。
そして、検出ロッド32よりも前方側のガイドロッド37に、接点部材33がガイドロッド37に対して摺動可能に取り付けられている。接点部材33は、ガイドロッド37を挿通させるリング部38と、このリング部38から径方向外側へ突出する接点39を備え、接点39が可変抵抗器34を接触摺動するように構成されている。そして、接点部材33は、ガイドロッド37の外側に配置されたスプリング35によって検出ロッド32の前端に押し付けられている。これにより、接点部材33は、検出ロッド32に追従してガイドロッド37の軸線方向に移動する。
接点部材33がガイドロッド37の軸線方向に移動すると、接点39が可変抵抗器34をその長手方向に沿って摺動し、可変抵抗器34の抵抗値が変化する。この角度検出部28では、ピボットプレート26の傾動角度(換言するとミラー6の傾動角度)を検出ロッド32の軸方向変位として捉え、検出ロッド32の軸方向変位を可変抵抗器34の抵抗値変化として検出する。換言すると、可変抵抗器34の抵抗値に基づいてミラー6の傾動角度を算出している。
このように構成されたミラー傾動用駆動部27及び角度検出部28を、ブラケット24との間に収納しているホルダ25の外周部には、嵌合部41が形成されている。この嵌合部41が、ブラケット24に形成された嵌合部42に嵌合される。これにより、ブラケット24とホルダ25とによって、ミラー傾動用駆動部27及び角度検出部28を収納する収納部が形成される。
また、ホルダ25には、作動軸31及び検出ロッド32に対応する位置に、作動軸31を挿通させるための孔43と、検出ロッド32を挿通させるための孔44が形成されている。そして、孔43を介し、ホルダ25から作動軸31の先端が突出している。また、孔44を介し、ホルダ25から検出ロッド32の先端が突出している。さらに、孔43と作動軸31との間にはグロメット45が装着され、孔44と検出ロッド32との間にはグロメット46が装着される。これらグロメット45,46により、内部への塵埃の侵入を防止できる。
さらに、ホルダ25の後面の略中央には、外面が球面の一部で形成されたピボット軸47が一体的に設けられている。また、ホルダ25の後面には、ピボット軸47の周囲に、後方に突出する略U字形の係止突起48が4つ形成されている。係止突起48は、ピボット軸47を中心にして90度間隔に配置されている。そして、これらピボット軸47、係止突起48、作動軸31、及び検出ロッド32に、ピボットプレート26が傾動可能に係合される。
図5に詳示するように、ピボットプレート26は、ミラー6と駆動ユニット7とを連結するもの(ミラー6を支持するもの)であって、平面視略矩形状に形成されている。
また、ピボットプレート26の四隅には、それぞれミラー係合部57が設けられている。ミラー係合部57は、平面視矩形の角孔58と、角孔58を左右方向に跨ぐピン59と、により構成されている。そして、ピボットプレート26の後面とミラーホルダ16とを重ね合わせ、ミラー係合部57とミラーホルダ16の係合爪16b(図8参照)とが係合することにより、ピボットプレート26にミラー6が支持される。つまり、ピボットプレート26とミラー6とが一体化される。
ここで、ミラーホルダ16に設けられた係合爪16bは、溝23よりも中央側に配置されている(図8参照)。つまり、ピボットプレート26のミラーホルダ16と重ね合わさる後面の面積は、ミラーホルダ16の面積よりも十分に小さく設定されている。そして、ミラー6は、ミラーホルダ16の溝23を避けた位置、つまり、ミラー6の中央部でピボットプレート26に支持された形になる。
一方、ピボットプレート26の前面には、ピボット軸47に対応する位置に、このピボット軸47を圧入可能なピボット凹部49が一体成形されている。ピボット凹部49の内面は球面の一部で形成されている。そして、ピボット凹部49にピボット軸47を圧入した状態において、ピボットプレート26は、ピボット軸47を揺動支点として揺動可能となる。
また、ピボットプレート26の後面には、ピボット凹部49に対応する部位である凸部51の周囲に、平面視略矩形のスプリング収納凹部52が形成されている。このスプリング収納凹部52には、凸部51の付け根部に係合するC型止め輪53が収容されている。
C型止め輪53は、凸部51の付け根部を締め付けて、この付け根部が拡径するのを阻止している。これにより、ピボット凹部49からピボット軸47が離脱してしまうことが防止される。
また、ピボットプレート26には、スプリング収納凹部52よりも外側、つまり、ホルダ25の係止突起48に対応する位置に、それぞれ回転規制ピン54が設けられている。
これら回転規制ピン54に、係止突起48が係合される。これにより、ピボット軸47の中心を通る前後方向軸の回りにホルダ25とピボットプレート26とが相対回転してしまうことが阻止される。
さらに、ピボットプレート26の前面には、作動軸31及び検出ロッド32に対応する位置に、それぞれ球面受け座55,56が一体成形されている。作動軸31側の球面受け座55には、作動軸31の頭部31aが嵌入される。一方、検出ロッド32側の球面受け座56には、検出ロッド32の頭部32aが嵌入される。これにより、各頭部31a,32aと各球面受け座55,56との摺動を許容しつつ、作動軸31及び検出ロッド32と、ピボットプレート26とが不離一体に連結される。なお、作動軸31の頭部31aと球面受け座55は、作動軸31の軸線回りに相対回転不能に嵌合している。
ここで、ピボットプレート26の車幅方向外側縁には、曲率可変装置用ブラケット65が一体成形されている。この曲率可変装置用ブラケット65に、曲率可変装置20が固定されている。
(曲率可変装置)
曲率可変装置20は、出力部90から出力される制御指示信号を取得した場合には、ミラー6を湾曲変形させることで、ミラー6の曲率半径を変更する曲率制御を実施する。例えば、曲率可変装置20は、出力部90から制御指示信号が出力された場合には、ミラー6において車両100の車幅方向中央よりも外側の領域の曲率半径を変更する。
曲率可変装置20は、曲率制御を実施してから、タイマ91が設定時間を計時した場合には、ミラー6の曲率半径を元に戻す。すなわち、曲率可変装置20は、タイマ91から計時終了信号を取得した場合には、ミラー6を平坦な状態に戻す。このタイマ91は、車両100の隣の車線において、複数の後続車両が数珠状に接近している場合に、ミラー6の曲率制御を短時間に繰り返すこと(チャタリング)を防止するためのものである。すなわち、タイマ91は、車両100に対する後続車両の接近の判定にヒステリシスを任意に設定するものである。
図4、図5に示すように、曲率可変装置20としては、例えば、リニアアクチュエータが用いられる。曲率可変装置20は、駆動部本体71と、駆動部本体71に対してスライド移動可能に設けられた作動軸72と、により構成されている。そして、駆動部本体71の基端が、曲率可変装置用ブラケット65に固定され、作動軸72が、前後方向に沿ってスライド移動する。この作動軸72の先端は、ミラーホルダ16の連結部61に回動可能に連結されている。
ここで、曲率可変装置用ブラケット65は、曲率可変装置20が取り付けられる取付面65aがピボットプレート26のミラー6側の面よりも前方にオフセットするように形成されている。このため、曲率可変装置20の作動軸72が伸長している状態では、この作動軸72の先端と、ピボットプレート26のミラー6側の面とがほぼ同一平面上に位置している。
(ミラー6の湾曲変形動作)
次に、図10〜図12に基づいて、ミラー6の湾曲変形動作について説明する。
図10は、ミラー6の湾曲変形動作説明図であって、図10(a)は、曲率可変装置20がミラー6の曲率半径を変更しない場合のミラー6の状態であり、ミラー6が平坦な状態を示す。図10(b)は、曲率可変装置20がミラー6の曲率半径を変更した場合のミラー6の状態であり、ミラー6が湾曲変形した状態を示している。
図10(a)に示すように、曲率可変装置20は、出力部90から制御指示信号を取得していない場合(通常状態)では、ミラー6の曲率半径を変更しない。したがって、曲率可変装置20の作動軸72は伸長しており、ミラー6は、全体が平坦になっている。
これに対し、図10(b)に示すように、曲率可変装置20は、出力部90から制御指示信号を取得した場合(広角状態)では、ミラー6の曲率半径を変更する。したがって、曲率可変装置20は、作動軸72を縮退させることで、ミラー6の車幅方向外側が前方に向かって引張される。
ここで、ミラー6のミラー本体15は、可撓性を有している。さらに、ミラー6は、中央部でピボットプレート26に支持された形になる。このため、ミラー6の車幅方向外側が引張されると、この車幅方向外側が湾曲変形する。このとき、ミラーホルダ16の車幅方向外側に、上下方向に沿う溝23が複数形成されているので、小さい負荷でミラー6を湾曲に変形させることができる。
図11は、ミラー6が平坦な場合を示す図である。図11(a)は、ミラー6の断面図を示す。図11(b)は、図11(a)の状態の際にミラー6に映る鏡像を示す。
図11(a)に示すようにミラー6が平坦な場合において、図11(b)に示すような例えば後続車両Kが走行している場合であっても、後続車両Kの全体がミラー6に映らず、運転者は後続車両Kを認識しづらい。これに加え、後続車両Kが二輪車なのか、四輪車であるのかも判断しにくい。これは、後続車両Kがドアミラー装置2の死界である第2角度の範囲に進入したためである。
図12は、ミラー6の車幅方向外側を湾曲変形させた場合を示す図である。図12(a)は、ミラー6の断面図を示す。図12(b)は、図12(a)の状態の際にミラー6に映る鏡像を示す。
図12(a)に示すように、曲率可変装置20がミラー6の車幅方向外側を湾曲変形させた場合において、図12(b)に示すように、ミラー6の車幅方向外側の光の反射角が変化し、第2角度の領域を走行する後続車両K全体がミラー6に映る。このため、ミラー6全体が平坦な場合と比較して、運転者は後続車両Kを認識し易くなる。
ここで、ミラー6を湾曲変形させるにあたって、ミラー6の車幅方向外側のみ湾曲変形させ、ミラー6の車幅方向略中央から車幅方向内側に至る間では、ミラー6は平坦なままである。このため、ミラー6全体を湾曲変形させる場合と比較して、曲率可変装置20によってミラー6を湾曲変形させ易い。
これに加え、ミラー6の車幅方向略中央から車幅方向内側に至る間が平坦であるので、ミラー6の車幅方向内側に映る車体101の鏡像が歪むことがない。このため、運転者は、車体101から後続車両Kまでの距離感を掴みやすい。
以下に、車両システム1の曲率制御処理の流れについて、図を用いて説明する。図13は、車両システム1の制御方法の流れについて、説明する図である。
運転者により、車両100のイグニッションスイッチがオンされた場合には、車両システム1の各部に、車両100に搭載されたバッテリから電力が供給される。
出力部90は、後続車両検出部85から後続車両存在信号を取得したか否かを判定する。出力部90は、後続車両検出部85から後続車両存在信号を取得したと判定した場合には、後続車が所定の領域内にいると判定する(ステップS101)。ここで、所定の領域内とは、第2角度の領域でもよいし、第1角度の領域でもよいし、第2開度の領域と第1角度の領域との両方でもよい。出力部90は、後続車両検出部85から後続車両存在信号を取得していないと判定した場合には、曲率制御処理を終了する。
相対速度判定部80は、車両100に対する後続車両の相対速度が設定値に達したか否かを判定する(ステップS102)。相対速度判定部80は、車両100に対する後続車両の相対速度が設定値に達したと判定した場合には、速度超過信号を出力部90に出力する。相対速度判定部80は、車両100に対する後続車両の相対速度が設定値に達したと判定しない場合には、速度超過信号を出力部90に出力しない。
出力部90は、後続車両検出部85から後続車両存在信号を取得し、且つ相対速度判定部80から速度超過信号を取得した場合に、車両100に対して後続車両が接近したと判定する。そして、出力部90は、車両100に後続車両が接近したと判定した場合には、制御指示信号を警告部92及び曲率可変装置20に出力する。警告部92は、制御指示信号が出力された場合には、後続車両が車両100に接近したことを運転者に警告する(ステップS103)。
曲率可変装置20は、出力部90から出力される制御指示信号を取得した場合には、ミラー6を湾曲変形させることで、ミラー6の曲率半径を変更する曲率制御を実施する(ステップS104)。例えば、曲率可変装置20は、制御指示信号が出力された場合には、ミラー6において車両100の車幅方向中央よりも外側の領域の曲率半径を所定値に変更する。
相対速度判定部80は、車両100に対する後続車両の相対速度が設定値未満になったか否かを判定する(ステップS105)。相対速度判定部80は、車両100に対する後続車両の相対速度が設定値未満になったと判定した場合には、速度超過信号の出力を停止する。一方、相対速度判定部80は、車両100に対する後続車両の相対速度が設定値に達したままであると判定した場合には、速度超過信号の出力を継続する。
出力部90は、相対速度判定部80から速度超過信号が消失した場合には、制御指示信号の出力を停止する。警告部92は、制御指示信号の出力が停止された場合には、運転者に対する警告を停止する(ステップS106)。
タイマ91は、相対速度判定部80からの速度超過信号が消失した場合には、計時を開始する(ステップS107)。タイマ91は、設定時間を計時した場合には、その設定時間の計時が終了したことを示す計時終了信号を曲率可変装置20に出力する(ステップS108)。
曲率可変装置20は、タイマ91から計時終了信号を取得した場合には、ミラー6の曲率半径を元に戻す(ステップS109)。
以上のように、本実施形態における車両システム1は、車両100(自車両)に設けられた、可撓性を有するミラー6と、車両100に対する後続車両の接近及び車両100の車線変更の実行のうち、少なくともいずれか一方を検出した場合には、制御指示信号を出力する出力部90と、その制御指示信号が出力された場合には、ミラー6の曲率半径を変更する曲率可変装置20と、を備える。これにより、ミラー6の一部を外側に向けることで可能となり、ミラー6の全体を自車両に対して外側に向けることなく、死角を映すことができる。すなわち、後続車両が自車両に接近した場合に、ミラー6は、自車両の側面を映したまま、死角の領域も映すことができる。したがって、運転手は、走行中の自車両に対する後続車両の位置を把握可能となり、安全に車線変更等の動作を行うことができる。
また、上述の実施形態において、曲率可変装置20は、車両100に対する後続車両の相対速度に応じて、可変するミラー6の曲率半径を変更してもよい。
また、上述の実施形態において、曲率可変装置20は、制御指示信号が出力された場合には、ミラー6の曲率半径を所定値に変更するものであって、車両100に対する後続車両の相対速度に応じて、ミラーの曲率半径を所定値に変更する速度を調整してもよい。
また、上述の実施形態において、タイマ91は、出力部90から制御指示信号が出力された場合に計時を開始し、設定時間を計時した場合には、その設定時間の計時が終了したことを示す計時終了信号を曲率可変装置20に出力してもよい。この場合には、曲率可変装置20は、タイマ91が設定時間を計時した後に、出力部90から制御指示信号が出力されていない場合には、ミラー6の曲率半径を元に戻す。すなわち、曲率可変装置20は、タイマ91から計時終了信号を取得した後に、出力部90から制御指示信号が出力されていない場合には、ミラー6の曲率半径を元に戻す。
また、上述の実施形態において、車両システム1は、曲率可変装置20の曲率制御を禁止する、例えばスイッチを車両100内に備えてもよい。これにより、曲率可変装置20は、出力部90から制御指示信号が取得した場合でも、スイッチがオン状態であれば、曲率可変装置20の曲率制御を行わない。したがって、運転者は、ミラー6に対する曲率制御が不要な場合には、上記スイッチを操作することで、曲率制御を禁止させることができる。
また、上述の実施形態において、車両システム1は、曲率可変装置20による曲率制御を実施するとともに、駆動ユニット7によるミラー6の傾動を実施してもよい。すなわち、車両システム1は、後続車両をより視認しやすくするため、曲率可変装置20による曲率制御時において、駆動ユニット7によるミラー6傾動させてもよい。
また、曲率可変装置20は、ミラー6の曲率半径を元に戻す場合に、ミラー6の表面(強化ガラス17の表面17b)に付着する水滴を弾く機能を備えてもよい。このため、例えば、雨天時の走行であっても、ミラー6の視界を良好に保つことができる。
また、上述の実施形態において、車両システム1は、タイマ91により数珠繋ぎ状態の後続車両によるチャタリングを防止したがこれに限定されない。例えば、車両システム1は、車両100又は車両100の周囲に設置されたカメラから数珠繋ぎ状態の後続車両を検出して、曲率制御のチャタリングを防止してもよい。また、車両システム1は、後続車両との車両間通信により数珠繋ぎ状態の後続車両を検出して、曲率制御のチャタリングを防止してもよい。
(第1の変形例)
以下に、本実施形態における車両システム1の第1の変形例について、図を用いて説明する。図14は、本実施形態における車両システム1の第1の変形例を示す図である。本実施形態における第1の変形例における車両システム1Aは、自車両の車線変更の実行を検出した場合に、ミラー6の曲率制御を実施する。なお、自車両の車線変更の実行とは、自車両が車線変更を実行している場合でもよいし、自車両が車線変更を実行しようとする場合でもよい。
車両システム1Aは、ドアミラー装置2、後続車両検出部85、出力部90A、警告部92及び車線変更検出部95を備える。
車線変更検出部95は、車両100が車線変更するか否かを判定する。例えば、車線変更検出部95は、車両100のステアリングが所定の角度以上に回転したか否かを判定する。車線変更検出部95は、車両100のステアリングが所定の角度以上に回転した場合には、車両100の車線変更の実行を示す車線変更信号を出力部90Aに出力する。
例えば、車線変更検出部95は、車両100の方向指示器が操作されたか否かを判定する。車線変更検出部95は、車両100の方向指示器が操作された場合には、車両100の車線変更の実行を示す車線変更信号を出力部90Aに出力してもよい。
出力部90Aは、後続車両検出部85により後続車両が検出され、且つ車両100のステアリングが所定の角度以上に回転した場合に、制御指示信号を曲率可変装置20に出力する。又は、出力部90Aは、後続車両検出部85により後続車両が検出され、且つ車両100の方向指示器が操作された場合に、制御指示信号を曲率可変装置20に出力する。
すなわち、出力部90Aは、後続車両検出部85から後続車両存在信号を取得し、且つ車線変更検出部95から車線変更信号を取得した場合に、制御指示信号を曲率可変装置20に出力する。
(第2の変形例)
以下に、本実施形態における車両システム1の第2の変形例について、図を用いて説明する。図15は、本実施形態における車両システム1の第2の変形例を示す図である。本実施形態における第2の変形例における車両システム1Bは、ミラー6を曲率制御させることを指示する操作部96を備える。
車両システム1Bは、ドアミラー装置2、出力部90B及び操作部96を備える。
操作部96は、ミラー6を曲率制御させる場合に運転者に操作される、例えば、スイッチである。操作部96は、運転者に操作されると、その操作されたことを示す操作信号を出力部90Bに出力する。このミラー6を曲率制御させる場合とは、車両100が車線変更する場合において運転者が後方側面を確認する場合でもよいし、車両100が渋滞等で停止している場合において運転者が後方側面を確認する場合でもよい。
出力部90Aは、操作部96から操作信号が出力されると、制御指示信号を曲率可変装置20に出力する。
これにより、運転者は、操作部96を操作することで、所望のタイミングでミラー6を曲率制御することができる。
なお、車両システム1〜1Bの各部は、ハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウエアとの組合せにより実現されてもよい。
上述した実施形態における出力部90をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1 車両システム
2 ドアミラー装置
6 ミラー
20 曲率可変装置
80 相対速度判定部
85 後続車両検出部
90 出力部
91 タイマ
92 警告部
95 車線変更検出部

Claims (8)

  1. 自車両に設けられた、可撓性を有するミラーと、
    前記自車両に対する後続車両の接近及び前記自車両の車線変更の実行のうち、少なくともいずれか一方を検出した場合には、前記ミラーを制御することを指示する制御指示信号を出力する出力部と、
    前記制御指示信号が出力された場合には、前記ミラーの曲率半径を所定値に変更するものであって、前記自車両に対する後続車両の相対速度に応じて、前記ミラーの曲率半径を前記所定値に変更する速度を調整する曲率可変装置と、
    を備える車両システム。
  2. 前記曲率可変装置は、前記制御指示信号が出力された場合には、前記ミラーにおいて前記自車両の車幅方向中央よりも外側の領域の曲率半径を変更する請求項1に記載の車両システム。
  3. 前記曲率可変装置は、前記自車両に対する後続車両の相対速度に応じて、可変する前記ミラーの曲率半径を変更する請求項1又は請求項2に記載の車両システム。
  4. 前記自車両の後側方に存在する前記後続車両を検出する後続車両検出部と、
    前記自車両に対する後続車両の相対速度が速度閾値以上か否かを判定する相対速度判定部と、
    をさらに備え、
    前記出力部は、前記後続車両が検出され、且つ前記相対速度が速度閾値以上である場合に、前記制御指示信号を出力する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両システム。
  5. 前記出力部は、前記後続車両が検出され、且つ前記自車両のステアリングが所定の角度以上に回転した場合に、前記制御指示信号を出力する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両システム。
  6. 前記出力部は、前記後続車両が検出され、且つ前記自車両の方向指示器が操作された場合に、前記制御指示信号を出力する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両システム。
  7. 前記出力部からの制御指示信号の出力が停止された場合に計時を開始するタイマをさらに備え、
    前記曲率可変装置は、前記タイマが設定時間を計時した後に、前記ミラーの曲率半径を元に戻す請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車両システム。
  8. 前記出力部から前記制御指示信号が出力された場合に計時を開始するタイマをさらに備え、
    前記曲率可変装置は、前記タイマが設定時間を計時した後に、前記制御指示信号が出力されていない場合には、前記ミラーの曲率半径を元に戻す請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車両システム。
JP2016170800A 2016-09-01 2016-09-01 車両システム Expired - Fee Related JP6640683B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016170800A JP6640683B2 (ja) 2016-09-01 2016-09-01 車両システム
EP17846092.9A EP3508382B1 (en) 2016-09-01 2017-08-09 Vehicle system
PCT/JP2017/028954 WO2018043083A1 (ja) 2016-09-01 2017-08-09 車両システム
CN201780052578.3A CN109641557A (zh) 2016-09-01 2017-08-09 车辆系统
US16/325,431 US20190210529A1 (en) 2016-09-01 2017-08-09 Vehicle system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016170800A JP6640683B2 (ja) 2016-09-01 2016-09-01 車両システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018034715A JP2018034715A (ja) 2018-03-08
JP6640683B2 true JP6640683B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=61301735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016170800A Expired - Fee Related JP6640683B2 (ja) 2016-09-01 2016-09-01 車両システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20190210529A1 (ja)
EP (1) EP3508382B1 (ja)
JP (1) JP6640683B2 (ja)
CN (1) CN109641557A (ja)
WO (1) WO2018043083A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018047728A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 株式会社ホンダロック 車両用ドアミラー装置
JP7530229B2 (ja) * 2020-07-29 2024-08-07 株式会社Subaru 車両の死角低減装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3828221A1 (de) * 1988-08-19 1990-02-22 Audi Ag Aussenspiegel fuer ein kraftfahrzeug
JPH07251677A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Nissan Motor Co Ltd 曲率切り換え鏡装置
JPH08241499A (ja) * 1995-03-02 1996-09-17 Calsonic Corp 後側方衝突警報装置
DE29621666U1 (de) * 1996-12-13 1998-04-16 Hohe Gmbh & Co Kg Spiegel vorzugsweise für ein Fahrzeug mit gebogenem Spiegelglas
JP2003081014A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車両周辺監視装置
US20040156129A1 (en) * 2003-02-11 2004-08-12 Diaz Elvis O. Safety rearview mirror
JP2009116723A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Denso Corp 車線変更支援装置
US20110051268A1 (en) * 2009-09-03 2011-03-03 Patrick Martin Blind spot mirror
DE102010013235A1 (de) * 2010-03-29 2011-09-29 Tobias Flath Spiegel mit variablem Wölbungsradius
CN202345543U (zh) * 2011-09-30 2012-07-25 烟台大学 一种随动后视系统
ES2606609T3 (es) * 2011-11-28 2017-03-24 Trailertrack Aps Sistema para controlar el ajuste de un dispositivo retrovisor lateral
JP5968215B2 (ja) * 2012-12-27 2016-08-10 株式会社東海理化電機製作所 障害物報知システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3508382A1 (en) 2019-07-10
CN109641557A (zh) 2019-04-16
EP3508382B1 (en) 2021-06-16
EP3508382A4 (en) 2020-03-04
WO2018043083A1 (ja) 2018-03-08
US20190210529A1 (en) 2019-07-11
JP2018034715A (ja) 2018-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2380776B1 (en) Side rear view mirror assembly indicator of blind spot occupancy
JP4760336B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP6689964B2 (ja) バックミラーアセンブリ用トグル機構
US9403485B2 (en) Inside mirror assembly for vehicle
JP6511136B2 (ja) 車両用ミラー
JP2003165384A (ja) カメラ内蔵型アウター用バックミラー
JP6640683B2 (ja) 車両システム
US10386043B1 (en) Outer display lighting apparatus of vehicle
JP2016068926A (ja) バックミラーアセンブリ
JP2014069699A (ja) 車両用サイドミラー及びその制御方法
CN111461096A (zh) 车辆用显示装置
JP2003146134A (ja) インナーミラー装置
US20170166133A1 (en) Bimodal mechanism with optical switch
JP2016084126A (ja) 自動車用インサイドミラー組立体
JP2000137189A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2009090700A (ja) 表示装置付き後写鏡装置
JP2009154567A (ja) インナーミラー
US20110285523A1 (en) Rear under view mirror system for vehicles
JP2010254209A (ja) 車両用ミラーの角度自動調整装置
JPS5855017B2 (ja) 車輌用バツクミラ−装置
JP6240984B2 (ja) 自動二輪車の車体前部構造
JP2005088790A (ja) 車両前方視認装置
KR200481826Y1 (ko) 차량 전방 투시 사이드 미러
KR101585101B1 (ko) 차량용 사이드 미러
JP3992096B2 (ja) 車両用インナーミラー

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181026

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6640683

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees