JP6640001B2 - ガスメータ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスの流量を計測する流量計測手段を備えると共に、外部機器に接続するためのリード線を接続する端子台を露出する状態で備えたメータ本体と、端子台を露出させる端子台用開口部を備えて、当該端子台用開口部を通して端子台を露出させる状態で、メータ本体の外面を覆う外装部材と、端子台を覆う状態で配置可能で、当該端子台を覆う状態で配置されることによって、外装部材とにより、端子台が室内に露出する端子台室を形成する端子台カバーとを備え、端子台カバーが、外装部材に対して、着脱自在に又は端子台室を開閉自在に取り付けられ、端子台室に、端子台に接続されたリード線を端子台室から外部に引き出すためのリード線引出孔が設けられたガスメータに関する。
かかるガスメータは、住宅等のガス需要先にガスを供給するガス供給管の途中に設けられて、そのガス供給管を通流するガスの流量を計測するものである。
このようなガスメータでは、メータ本体に、外部機器に接続するためのリード線を接続する端子台が備えられ、その端子台にリード線によって外部機器を接続することにより、外部機器との間でデータの送受信が可能に構成されている。ちなみに、外部機器としては、例えば、公衆通信網を介してデータを送信する通信端末、ガス漏れ警報器等がある。
そして、リード線により、外部機器を端子台に接続するには、端子台カバーを外装部材から取り外すか、あるいは、端子台室を開くように端子台カバーを位置させることにより、端子台を外部に露出させて、リード線を端子台に接続する。続いて、端子台に接続したリード線を、リード線引出孔を通して外部に引き出した状態で、端子台カバーを外装部材に取り付けるか、あるいは、端子台室を閉じるように端子台カバーを位置させることになる(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、明確に記載されていないが、外装部材及び端子台カバーは、いずれも、光を透過しない樹脂材料にて構成されていた。
特開2014−37968号公報
ところで、端子台室は、リード線引出孔にて外部に開かれており、そのリード線引出孔にリード線が通されていたとしても、リード線引出孔の内周部とリード線の外周部との間には隙間が空いている。
一方、従来のガスメータは、端子台カバーが光を透過しない樹脂材料にて構成されているため、端子台室は、常に、ほとんど光が入らない暗闇状態になっている。
ガスメータは、通常は屋外に設置されることになる。そして、蟻は、暗くて狭い場所に侵入する習性があるので、従来のガスメータでは、蟻がリード線引出孔を通って端子台室に侵入する場合がある。端子台室への蟻の侵入を防止するために、リード線引出孔の隙間に封止材を充填しても、蟻は封止材を食い破って端子台室に侵入する場合があり、端子台室への蟻の侵入を防止することができなかった。
そして、蟻が端子台室に入り込むと、蟻の排泄物や産卵した卵により、リード線や端子台に設けられた端子間で絶縁不良を起こして、ガスメータの動作を制御する制御部が故障する虞があり、ガスメータの耐久性を低下させる要因となっていた。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、蟻が端子台室に侵入し難いようにして、耐久性を向上し得るガスメータを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るガスメータは、ガスの流量を計測する流量計測手段を備えると共に、外部機器に接続するためのリード線を接続する端子台を露出する状態で備えたメータ本体と、
前記端子台を露出させる端子台用開口部を備えて、当該端子台用開口部を通して前記端子台を露出させる状態で、前記メータ本体の外面を覆う外装部材と、
前記端子台を覆う状態で配置可能で、当該端子台を覆う状態で配置されることによって、前記外装部材とにより、前記端子台が室内に露出する端子台室を形成する端子台カバーとを備え、
前記端子台カバーが、前記外装部材に対して、着脱自在に又は前記端子台室を開閉自在に取り付けられ、
前記端子台室に、前記端子台に接続された前記リード線を前記端子台室から外部に引き出すためのリード線引出孔が設けられたガスメータであって、その特徴構成は、
前記端子台カバーの全体が、少なくとも可視光を透過可能な光透過材料にて構成され
前記端子台カバーの全体が、前記光透過材料としての、少なくとも可視光を透過可能な樹脂材料により構成され、
前記光透過材料の可視光透過率が、12〜15%である点にある。
上記特徴構成によれば、端子台カバーが、少なくとも可視光を透過可能な光透過材料にて構成されているので、少なくとも可視光が端子台カバーを透過して端子台室に入り込む。
一方、蟻は暗くて狭い場所に侵入する習性があるので、端子台室に少なくとも可視光が入り込むようにすることにより、蟻が端子台室に侵入し難いようにすることが可能となり、蟻の排泄物や卵により、リード線や端子台に設けられた端子間で絶縁不良が発生するのを防止することができる。
従って、蟻が端子台室に侵入し難いようにして、耐久性を向上し得るガスメータを提供することができるようになった。
また、上記特徴構成によれば、端子台カバーの全体を、少なくとも可視光を透過可能な樹脂材料による成型加工により製作することができるので、端子台カバーの製造工程の簡略化により、端子台カバーの部品コストを低減することができる。
従って、低価格化を図りながら、耐久性を向上し得るガスメータを提供することができる。
本発明の発明者らは、端子台室への蟻の侵入を抑制すべく鋭意研究し、端子台カバーを構成する光透過材料の可視光透過率を、12〜15%の間に設定することにより、端子台室内の電装部品の光による劣化を極力抑制しながら、端子台室への蟻の侵入を効果的に抑制できることを見出した。
つまり、光透過材料の可視光透過率を高くするほど、光が端子台室へ入り込み易くなるので、光による電装部品の劣化作用が強まるが、光透過材料の可視光透過率を15%以下にすることにより、端子台室内の電装部品の光による劣化を十分に抑制できることを見出した。
一方、光透過材料の可視光透過率を低くするほど、光が端子台室内へ入り込み難くなって、端子台室内が暗くなるので、蟻が端子台室へ侵入し易くなるが、透過材料の可視光透過率を12%以上にすることにより、端子台室内への蟻の侵入を十分に抑制できることを見出した。
要するに、端子台カバーの部品コストの低減を図るべく、端子台カバーの全体を少なくとも可視光を透過可能な樹脂材料による成型加工により製作しても、可視光透過率を12〜15%の間に設定することにより、端子台室に露出している電装部品の光による劣化を十分に抑制しながら、蟻が端子台室に侵入し難いようにすることができることを見出した。
従って、端子台カバーを構成する光透過材料の可視光透過率を12〜15%の間に設定することにより、ガスメータの低価格化を図りながら、耐久性を一層向上することができる。
本発明に係るガスメータの更なる特徴構成は、前記外装部材に、前記端子台カバー側に突出して、前記端子台室を、前記端子台を露出させる主室と前記リード線引出孔が開口される前室とに区画する突条部が備えられ、
前記突条部に、前記端子台に接続された前記リード線を挿通させるための切り欠き状又は孔状のリード線挿通部が設けられ、
前記端子台カバーが、前記主室及び前記前室を覆う点にある。
上記特徴構成によれば、端子台室が、突条部によって、端子台を露出させる主室とリード線引出孔が開口される前室とに区画され、端子台カバー前室を覆う部分が、光透過材料にて構成されているので、前室には、少なくとも可視光が入り込むようにすることが可能となる。
つまり、前室内には極力光が入り易いようにして、前室内を極力明るくすることにより、蟻が前室へ一層侵入し難いようにして、端子台等の電装部品が露出している主室に蟻が侵入しないようにすることができる。
従って、蟻が端子台室に侵入し難いようにすることにより、ガスメータの耐久性を一層向上することができる。
本発明に係るガスメータの更なる特徴構成は、前記端子台室内における前記端子台よりも前記前室側の箇所に、前記突条部の長手方向に沿う方向の全域にわたって、前記外装部材と前記端子台カバーとの間を封止するように、封止部材が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、端子台室内における端子台よりも前室側の箇所にて、外装部材と端子台カバーとの間が、突条部の長手方向に沿う方向の全域にわたって、封止部材にて封止されているので、その封止部材によって、前室から主室内の端子台に向かう蟻の侵入路を封鎖することができる。
つまり、前室には少なくとも可視光が入り込むようにして、蟻が前室へ侵入し難いようにしながらも、万が一、蟻が前室に侵入したとしても、端子台に向かう侵入路が封止部材によって封鎖されているので、蟻が前室から主室内の端子台にまで侵入するのを一層抑制することができる。
従って、蟻が端子台室内の端子台にまで一層侵入し難くすることができるので、ガスメータの耐久性を一層向上することができる。
本発明に係るガスメータの更なる特徴構成は、前記流量計測手段が、流量計測対象のガスを通流させる計測用流路を備えて、前記計測用流路を通流するガスの流量を超音波を用いて計測する超音波式に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、流量計測対象のガスが計測用流路を通流し、その計測用流路を通流するガスの流量が超音波を用いて計測される。
つまり、超音波式の流量計測手段を備えた超音波式ガスメータにおいて、蟻が端子台室に侵入し難いようにして、耐久性を向上することができる。
実施形態に係る超音波式ガスメータの正面図 実施形態に係る超音波式ガスメータの右側面図 実施形態に係る超音波式ガスメータの端子台カバーを取り外した状態での正面図 実施形態に係る超音波式ガスメータの縦断右側面図 実施形態に係る超音波式ガスメータの端子台室を示す要部の縦断右側面図 実施形態に係る超音波式ガスメータの要部の底面図 実施形態に係る超音波式ガスメータの端子台カバー及び前面パネルの斜視図 別実施形態に係る膜式ガスメータの正面図 別実施形態に係る膜式ガスメータの右側面図 別実施形態に係る膜式ガスメータの端子台カバーを取り外した状態での要部の正面図
以下、図面に基づいて、本発明を超音波式ガスメータに適用した場合の実施形態を説明する。
先ず、超音波式ガスメータ(以下、単にガスメータと記載する場合がある)の全体概略構成を説明する。尚、図1は、ガスメータの正面図であり、図2は、ガスメータの右側面図であり、図3は、端子台カバーを取り外した状態でのガスメータの正面図であり、図4は、ガスメータの縦断右側面図である。図5は、端子台室を示すガスメータの要部の縦断右側面図であり、図6は、ガスメータの要部の底面図であり、図7は、端子台カバーを後方側から見た斜視図、及び、前面パネルを前方側から見た斜視図である。
図1〜図3に示すように、ガスメータは、ガス流入口1、ガス流出口2、表示部3、外部機器(図示省略)に接続するためのリード線4を接続する端子台5等を備え、ガス流入口1及びガス流出口2により、住宅等のガス需要先にガスを供給するガス供給管(図示省略)の途中に接続される。そして、ガスの流量を計測してその計測値を表示部3に表示すると共に、リード線4を介して接続された外部機器との間でデータの送受信が可能に構成されている。ちなみに、外部機器としては、例えば、公衆通信網を介してデータを送信する通信端末、ガス漏れ警報器等がある。
図1〜図4に示すように、ガスメータは、ガス流入口1、ガス流出口2及びガスの流量を計測する流量計測手段6等を備えると共に、外部機器に接続するためのリード線4を接続する端子台5を前面部に露出する状態で備えたメータ本体7、端子台5を露出させる端子台用開口部81を備えて、当該端子台用開口部81を通して端子台5を露出させる状態で、メータ本体7の前面部(外面の一例)を覆う前面パネル8(外装部材の一例)、端子台5を覆う状態で配置可能で、当該端子台5を覆う状態で配置されることによって、前面パネル8とにより、端子台5が室内に露出する端子台室10を形成する端子台カバー9等を備えて構成されている。
端子台カバー9は、前面パネル8に対して、2本の端子台カバー取付ネジ11により着脱自在に取り付けられ、端子台室10に、端子台5に接続されたリード線4を端子台室10から外部に引き出すためのリード線引出孔12が設けられている。
更に、ガスメータには、メータ本体7の後面部を覆う後面パネル13、メータ本体7の下面部を覆う下面パネル14が、夫々、複数の後面パネル取付ネジ15、複数の下面パネル取付ネジ16により着脱自在に備えられている。
本発明では、端子台カバー9における少なくとも一部分が、少なくとも可視光を透過可能な光透過材料にて構成されている。
次に、ガスメータの各部について、説明を加える。
先ず、メータ本体7について説明を加える。
図4に示すように、この実施形態では、流量計測手段6が、流量計測対象のガスを通流させる計測用流路61を備えて、計測用流路61を通流するガスの流量を超音波を用いて計測する超音波式に構成されている。
超音波式の流量計測手段6は、周知の各種構成のものを用いることができるので、詳細な説明及び図示を省略して、簡単に説明する。
図4に示すように、超音波式の流量計測手段6は、横断面形状が矩形状で内部に計測用流路61を形成する流量計測管62、計測用流路17の上流側と下流側とに所定の間隔を開けて配設されて交互に超音波を送信する一対の超音波送受信手段(図示省略)等を備えて構成され、各超音波送受信手段の受信信号に基づいてガス流量を演算するように構成されている。
そして、流量計測管62が、長手方向を左右方向に沿わせた姿勢で、メータ本体7の下部に組み付けられ、その流量計測管62の一端には接続管(図示省略)を介してガス流入口1が連通接続され、他端には接続管(図示省略)を介してガス流出口2が連通接続されている。
図示を省略するが、メータ本体7には、ガス漏れ等の異常が発生したときに、ガス流入口1と流量計測管62とを接続する接続管にて形成される内部流路を遮断する遮断弁が設けられている。
又、図4及び図5に示すように、メータ本体7には、マイクロコンピュータにより構成されてガスメータの動作を制御する制御部(図示省略)、前述の表示部3及び端子台5等を備えた制御基板17が、表示部3及び端子台5が前面に露出する状態で組み付けられ、図1及び図3に示すように、遮断弁の閉弁状態を解除するための人為操作式の復帰ボタン18も、前面に露出する状態で組み付けられている。
図3及び図5に示すように、端子台5は、リード線4を接続可能な端子51を備えて構成され、この実施形態では、端子51が6個設けられている。
図1及び図3に示すように、表示部3は、例えば、液晶表示装置(LCD)にて構成される。
図3、図4、図5及び図7に示すように、前面パネル8には、その上方の中央に位置させて、表示部3を露出させる表示部用開口部82が設けられ、その表示部用開口部82の右側に位置させて、復帰ボタン18を露出させる復帰ボタン用開口部83が設けられ、表示部用開口部82の下方に位置させて、正面視で概略矩形状で、端子台室10を形成するための端子台室用凹部84が設けられ、その端子台室用凹部84内の上方寄りの箇所に、前述の端子台用開口部81が設けられている。
更に、図1、図3及び図7に示すように、前面パネル8の4カ所の角部夫々には、前面パネル8をメータ本体7の前面に取り付けるための前面パネル取付ネジ19を挿通するネジ挿通孔85が設けられている。
図3、図5、図6及び図7に示すように、端子台室用凹部84は、前面パネル8の下端面の一部を欠く形態で、前面パネル8に設けられ、その端子台室用凹部84には、その左開口縁、上開口縁、右開口縁にわたって一連に連なる状態で、端子台カバー9を嵌め込むためのカバー嵌め込み用段部86が設けられている。
カバー嵌め込み用段部86の左右夫々の辺部86a,86bは、前面パネル8の下端よりも上方の位置で止まるように設けられている。
そして、カバー嵌め込み用段部86の左右夫々の辺部86a,86bには、端子台カバー9を前面パネルに着脱自在に取り付ける端子台カバー取付ネジ11を螺挿するためのネジ穴87が設けられている。
図1、図4〜図7に示すように、端子台カバー9は、正面視が端子台室用凹部84に嵌め込み可能な矩形状で、下端縁部に、前面パネル8の下端面における端子台室用凹部84にて欠かれる部分を閉じる後ろ向き屈曲部91を備えた形状に構成されている。
その端子台カバー9の後ろ向き屈曲部91には、その後端縁に開く状態で、リード線引出孔用切り欠き92が設けられている。この実施形態では、リード線引出孔用切り欠き92は、4個設けられている。
図7に示すように、端子台カバー9の左右夫々の側部には、端子台カバー取付ネジ11を挿通するためのネジ挿通孔93が設けられている。
つまり、図1〜図4に示すように、前面パネル8をメータ本体7の前面に当て付けて配置し、4本の前面パネル取付ネジ19を、各別に前面パネル8の4角夫々のネジ挿通孔85に挿通して、メータ本体7のネジ穴(図示省略)に螺挿することにより、前面パネル8が、表示部用開口部82を通して表示部3を前面に露出させ、復帰ボタン用開口部83を通して復帰ボタン20を前面に露出させ、並びに、端子台用開口部81を通して端子台5を前面に露出させた状態で、メータ本体7の前面に着脱自在に取り付けられる。
又、図1、図4〜図6に示すように、端子台カバー9を、前面パネル8の端子台室用凹部84のカバー嵌め込み用段部86に嵌め込んだ状態で配置し、2本の端子台カバー取付ネジ11を、各別にネジ挿通孔93に挿通して、カバー嵌め込み用段部86の左右夫々の辺部86a、86bのネジ穴87に螺挿することにより、端子台カバー9が前面パネル8に対して、着脱自在に取り付けられる。
詳細な説明及び図示を省略するが、後面パネル13も、メータ本体7の後面部に複数の後面パネル取付ネジ15により着脱自在に取り付けられ、下面パネル14も、メータ本体7の下面部に複数の下面パネル取付ネジ16により着脱自在に取り付けられるように構成されている。
図4〜図6に示すように、上述のように端子台カバー9が前面パネル8に取り付けられると、前面パネル8の端子台室用凹部84と端子台カバー9とにより、端子台5が室内に露出する端子台室10が形成される。
又、端子台カバー9の後ろ向き屈曲部91におけるリード線引出孔用切り欠き92と前面パネル8の前面部とにより、リード線引出孔12が形成される。この実施形態では、リード線引出孔12が4個設けられることになる。
図3〜図5、及び、図7に示すように、前面パネル8の端子台室用凹部84における左側辺部86aの下端部と右側辺部86bの下端部とにわたって、左右方向に延びる状態で、前方側(端子台カバー9側)に突出して、端子台室10を、端子台5を露出させる主室101とリード線引出孔12が開口される前室102とに区画する区画用突条部(突条部の一例)88が備えられている。
この区画用突条部88には、端子台5の端子51に接続されたリード線4を挿通させるための前方側に開いた切り欠き状のリード線挿通部88aが設けられている。このリード線挿通部88aも、4個のリード線引出孔12夫々に各別に対応する状態で、4個設けられている。
更に、前面パネル8の端子台室用凹部84における端子台用開口部81と区画用突条部88との間には、左右方向に延びる状態で、前方側(端子台カバー9側)に突出するリード線固定用突条部89が設けられ、そのリード線固定用突条部89には、その前方側に開く状態で、リード線固定用切り欠き89aが設けられている。このリード線固定用切り欠き89aも、4個のリード線引出孔12夫々に各別に対応する状態で、4個設けられている。
端子台カバー9を前面パネル8の前面部に取り付けるに当たっては、カバー嵌め込み用段部86と区画用突条部88とからなる枠状部と同形状の枠形状の封止部材20を、前面パネル8における前述の枠状部に対応する位置に介在させた状態で、上述のように、端子台カバー9を前面パネル8に取り付ける。つまり、図5に示すように、端子台室10内における端子台5よりも前室102側の箇所に、区画用突条部88の長手方向に沿う方向の全域にわたって、前面パネル8と端子台カバー9との間を封止するように、封止部材20が設けられていることになる。
前面パネル8、端子台カバー9、後面パネル13及び下面パネル14は、いずれも、樹脂材料の成型加工により製作される。
前面パネル8、後面パネル13及び下面パネル14を成型加工する樹脂材料は、光透過率が0の光を透過しない樹脂材料であり、端子台カバー9を成型加工する樹脂材料は、可視光を透過可能な樹脂材料である。
つまり、端子台カバー9の全体が、光透過材料としての、少なくとも可視光を透過可能な光透過樹脂材料により構成されていることになる。
この端子台カバー9を構成する光透過樹脂材料の可視光透過率は、例えば、12〜15%の範囲であり、この実施形態では、13.6%である。
ちなみに、端子台カバー9を構成する光透過樹脂材料としては、例えば、AES(アクリロニトリル・エチレン‐プロピレン‐ジエン・スチレン)樹脂を用いることができる。
上述のように構成されたガスメータでは、少なくとも可視光が端子台カバー9を透過して端子台室10に入り込むことにより、端子台室10が明るくなるので、蟻が端子台室10に侵入し難くなる。従って、蟻の卵や排泄物により、リード線4や端子台5に設けられた端子51間で絶縁不良が発生するのを防止することができるので、ガスメータの耐久性を向上することができる。
又、端子台カバー9を光透過樹脂材料による成型加工により製作することにより、少なくとも可視光を透過可能な端子台カバー9の製造工程を簡略化して、端子台カバー9の部品コストを低減することができるので、ガスメータの価格の低減を図ることができる。
しかも、端子台カバー9の全体を光透過樹脂材料にて製作するにしても、光透過樹脂材料の可視光透過率を、12〜15%の間に設定することにより、端子台室10内の電装部品の光による劣化を極力抑制しながら、端子台室10への蟻の侵入を効果的に抑制することができる。
〔別実施形態〕
(A)上記の実施形態では、本発明を超音波式の流量計測手段6を備えた超音波式ガスメータに適用する場合について説明したが、本発明は、図8〜図10に示すように、膜式の流量計測手段(図示省略)を備えた膜式ガスメータにも適用可能である。
膜式の流量計測手段は、周知であるので、詳細な説明及び図示を省略して、簡単に説明する。
膜式の流量計測手段は、ダイヤフラムにより区画された一対の計量室と、ダイヤフラムの往復運動を回転運動に変換して回転体を回転させるリンク機構等を備えて構成される。そして、一対の計量室に交互にガスを給排して、それに伴うダイヤフラムの往復運動をリンク機構により変換して回転体を回転運動させ、その回転体の回転を検出することに基づいて、ガス流量を計測するように構成されている。
図8〜図10に示すように、この膜式ガスメータは、膜式の流量計測手段(図示省略)を備えると共に、外部機器(図示省略)に接続するためのリード線4を接続する端子台5を露出する状態で備えたメータ本体7と、端子台5を露出させる端子台用開口部81を備えて、当該端子台用開口部81を通して端子台5を露出させる状態で、メータ本体7の前面部(外面の一例)を覆う前面パネル8(外装部材の一例)と、端子台5を覆う状態で配置可能で、当該端子台5を覆う状態で配置されることによって、前面パネル8とにより、端子台5が室内に露出する端子台室10を形成する端子台カバー9等を備えて構成される。
端子台カバー9が、前面パネル8に対して、端子台カバー取付ネジ11により着脱自在に取り付けられ、端子台室10に、端子台5に接続されたリード線4を端子台室10から外部に引き出すためのリード線引出孔(図示省略)が設けられている。
そして、上記の実施形態と同様に、端子台カバー9が、光透過材料としての、少なくとも可視光を透過可能な樹脂材料により構成されている。
図9に示すように、端子台カバー9は、上記の実施形態と同様に、後ろ向き屈曲部91を備えた形態に構成されている。
図8〜図10中、符号1、2は、夫々、ガス流入口、ガス流出口を示す。又、符号3は表示部を示し、符号18は復帰ボタンを示す。
(B)上記の実施形態では、端子台カバー9を、前面パネル8に対して、端子台カバー取付ネジ11により着脱自在に取り付ける場合について例示したが、端子台カバー9を、前面パネル8に対して、端子台室10を開閉自在に取り付けても良い。
この場合は、例えば、端子台カバー9の左側縁部を、前面パネル8の端子台室用凹部84の左側縁部に、上下方向の軸芯周りに回動自在に支持することになる。つまり、端子台カバー9を、その左側縁部を上下方向に沿う揺動軸芯として、揺動させることにより、端子台室10を開閉することができる。
)上記の実施形態では、端子台室10を主室101と前室102とに区画したが、区画しなくても良い。


尚、上記の実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、又、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
以上説明したように、蟻が端子台室に侵入し難いようにして、耐久性を向上し得るガスメータを提供することができる。
4 リード線
5 端子台
6 流量計測手段
7 メータ本体
8 前面パネル(外装部材)
9 端子台カバー
10 端子台室
12 リード線引出孔
20 封止部材
61 計測用流路
81 端子台用開口部
88 区画用突条部(突条部)
88a リード線挿通部
101 主室
102 前室

Claims (4)

  1. ガスの流量を計測する流量計測手段を備えると共に、外部機器に接続するためのリード線を接続する端子台を露出する状態で備えたメータ本体と、
    前記端子台を露出させる端子台用開口部を備えて、当該端子台用開口部を通して前記端子台を露出させる状態で、前記メータ本体の外面を覆う外装部材と、
    前記端子台を覆う状態で配置可能で、当該端子台を覆う状態で配置されることによって、前記外装部材とにより、前記端子台が室内に露出する端子台室を形成する端子台カバーとを備え、
    前記端子台カバーが、前記外装部材に対して、着脱自在に又は前記端子台室を開閉自在に取り付けられ、
    前記端子台室に、前記端子台に接続された前記リード線を前記端子台室から外部に引き出すためのリード線引出孔が設けられたガスメータであって、
    前記端子台カバーの全体が、少なくとも可視光を透過可能な光透過材料にて構成され
    前記端子台カバーの全体が、前記光透過材料としての、少なくとも可視光を透過可能な樹脂材料により構成され、
    前記光透過材料の可視光透過率が、12〜15%であるガスメータ。
  2. 前記外装部材に、前記端子台カバー側に突出して、前記端子台室を、前記端子台を露出させる主室と前記リード線引出孔が開口される前室とに区画する突条部が備えられ、
    前記突条部に、前記端子台に接続された前記リード線を挿通させるための切り欠き状又は孔状のリード線挿通部が設けられ、
    前記端子台カバーが、前記主室及び前記前室を覆う請求項1に記載のガスメータ。
  3. 前記端子台室内における前記端子台よりも前記前室側の箇所に、前記突条部の長手方向に沿う方向の全域にわたって、前記外装部材と前記端子台カバーとの間を封止するように、封止部材が設けられている請求項2に記載のガスメータ。
  4. 前記流量計測手段が、流量計測対象のガスを通流させる計測用流路を備えて、前記計測用流路を通流するガスの流量を超音波を用いて計測する超音波式に構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスメータ。
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