JP6639471B2 - フライホイールシステム - Google Patents

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Description

本開示は、フライホイールシステムに関する。
少なくともフライホイールおよび駆動装置/発電機構成を備える多くのフライホイールシステムが、一般的に知られている。例えば、車両などのエネルギーを節約するための一般的用途では、ますます緻密かつ小形のフライホイールシステムを提供する方向に向うこの技術分野の傾向がある。
上記技術分野におけるこの傾向にもかかわらず、長期間にわたってエネルギーを貯蔵する効率的な方法が、特に固定構造に対して望まれている。本開示に対してより関連性があると考えられるこの技術分野では、フライホイールシステムの潜在力が完全に見逃されてきている。
本開示は、想定される高容量および高エネルギー貯蔵に対する適切な寸法のフライホイールに基づいて、長期にわたってエネルギーを特に機械的に貯蔵する効率的なシステムを提供することを意図している。
特許文献1は、スポーク構造を有する大きなリング状フライホイールであって、そのスポークが回転軸とリング状フライホイールとの間の接続要素を構成している、リング状フライホイールを開示していることが、本明細書において認識されている。特許文献2は、回転軸に直接当接するディスク状フライホイールを開示している。特許文献3は、多数のプレートから構成されたフライホイールであって、各プレートが円錐形状のハブ周りを回転可能であり、上壁および下壁がプレート用の空間を密閉しており、揚力を生成する翼輪郭を有している、フライホイールを開示している。
米国特許出願公開第2003/192449号明細書 米国特許出願公開第2011/120455号明細書 国際特許出願公開第03/017449号パンフレット
本開示の実施形態は、回転軸と、リング状フライホイールロータと、リング状フライホイールロータを回転軸に接続する少なくとも1つの接続要素と、フライホイールロータに接続された駆動装置および/または発電機と、を備え、フライホイールロータは、少なくとも0.85m、好ましくは、少なくとも1m、さらに好ましくは、少なくとも1.30mの半径方向における外半径と、少なくとも0.3m、好ましくは、少なくとも0.45m、さらに好ましくは、少なくとも0.60mの軸方向における厚みと、少なくとも2.5トン、好ましくは、少なくとも4トン、さらに好ましくは、少なくとも5トンの重量と、を有している、フライホイールシステムを提供している。前記厚みは、特定の実施形態では、直立方位または横向き方位における軸の長さに関連しており、他の実施形態では、さらに逐語的に、回転軸が延在する方向におけるフライホイールロータの厚みに関連している。このような大きさは、フライホイールシステム、特にフライホイールの相対的に巨大な大きさの単なる例示にすぎないが、このような巨大なフライホイールから、それに応じた多量のエネルギーが貯蔵可能になることは、極めて明瞭である。寸法および重量に関するこのような大きさは、最小化に向う関連する技術分野における傾向と著しく対照的である。にもかかわらず、これによって、著しく大きい効率を得ることができ、高効率のシステムを予期に反して得ることができる。
本開示によれば、かつ前述の先行技術に加えて、少なくとも1つの接続要素は、ディスク状であり、リング状フライホイールロータの第1の軸端の上にまたは該第1の軸端に対して配置され、リング状フライホイールロータと回転軸とを固定して接続しており、ディスク状接続要素は、回転軸に締り嵌め接続によって接続されている。
本開示の実施形態は、貯蔵される多量のエネルギーに関して際立った利点および独創的な効果を示している。フライホイールのこのような巨大な大きさによって、その有効利用が望まれる限り、それに応じた多量のエネルギーを貯蔵することができる。
特定の実施形態では、フライホイールシステムは、フライホイールロータがリング状であり、少なくとも0.75m、好ましくは、少なくとも1m、さらに好ましくは、少なくとも1.10mの半径方向における内半径を有するようになっていてもよい。
例えば、前述の大きさの適切な組合せを有するフライホイールシステムは、駆動装置および/または発電機が、フライホイールシステムの使用時に、フライホイールロータが少なくとも600rpmから1800rpmの間、好ましくは、1000rpm超または少なくとも1400rpm、さらに好ましくは、最大略1800rpmの速度で回転することを可能にするように、構成されるようになっていてもよい。さらに具体的には、このような大きさが前述の回転速度と組み合わされることによって、必ずしも空気浮上と組み合わされなくてもよいが、例えば、損失を最大7.5%/時間に制限することができる効率が得られることになる。すなわち、本システムは、フライホイールに入力されるエネルギーの7.5%/時間という極めてわずかな損失しか示さないことになる。当業者であれば、このような結果は、少なくとも驚きであり、本開示のこのような実施形態の利得および/または独創的な効果を暗示していることを認めるだろう。
前述したように、本フライホイールシステムは、フライホイールロータがリング状であるという特徴を示している。空気浮上に基づく非制限的な実施形態では、フライホイールロータは、高質量リングに外周において接続され、回転軸に中心において接続されるディスク状要素を閉鎖要素として備えていてもよい。前記特徴は、特に周知のフライホイールに対して大きい寸法を有するフライホイールの空気浮上を改良するのに役立つことになる。さらに、ディスク状要素は、遠心力によって生じた作用張力を軸および/またはハブの全体にわたって均一に分布することになる。
また、空気浮上に基づかない実施形態では、閉鎖要素は、高質量フライホイールロータが回転軸を中心として極めて高い回転速度、具体的には、フライホイールロータの外周が略音速の絶対速度で移動するような回転速度で回転することを可能にするという利得および/または独創的な効果を示すことができる。閉鎖要素、さらに具体的には、ディスク状要素を用いることによって、フライホイールロータと回転軸との間に堅牢な接続部、具体的には、フライホイールリングによって生じる張力および/または引張力および閉鎖要素またはディスク状要素に作用する遠心力に対して全ての半径方向において均等に耐えるように設計され得る堅牢な接続部をもたらすことができる。
本開示のいくつかの実施形態は、空気浮上に基づいており、他の実施形態は、空気浮上に基づいていないことに留意されたい。例えば、フライホイールの周りのどこかが大気圧に晒される実施形態も考えられるが、この実施形態は、魅力的ではない。何故なら、空気抗力がフライホイールに加えられるからである。結果的に、空気浮上を含む実施形態は、(制限されるものではないが)、好ましくは、フライホイールの下方の圧力を大気圧と比較すれば著しく低いがフライホイールを取り巻く他の空間の圧力よりも高くすることによって、フライホイールに、好ましくは、フライホイールの下方に生じる空気クッションに基づいているとよい。空気浮上に基づかない実施形態では、フライホイールを取り巻く全空間が、好ましくは、空気浮上を可能にするどのような区画をもたらすことなく、著しく減圧されているとよく、好ましくは、可能な限り均一に真空になっているとよい。
さらに、フライホイールシステムは、リング状フライホイールを支持する閉鎖要素または接続要素が、永久変形を生じることなく、遠心力に耐えるのに十分柔軟であるという代替的または追加的な特徴を有していてもよい。閉鎖要素または接続要素の特定の実施形態によれば、曲げが不可避であることが分かっている。しかし、この特定の特徴によれば、接続要素およびフライホイールの曲げは、全体として、信頼性の高い方法によって対処することが可能である。また、閉鎖要素または接続要素の張力または引張は、ここでも永久変形を生じさせることなく、制御可能な半径方向伸張によって対処することができる。
本開示の実施形態では、リング状フライホイールロータを有するフライホイールシステムは、少なくとも1つの接続要素がリング状フライホイールロータの第1の軸端と回転軸との間に配置されるという特徴を有していてもよい。付加的または代替的に、少なくとも1つの追加的な接続要素が、フライホイールロータの軸方向において反対側の軸端と回転軸との間に配置されていてもよい。このような接続要素または追加的な接続要素は、リング状フライホイールロータに対する半径方向負荷、変形および伸張、ならびに横方向力を効果的に軽減させることができる。このような接続要素は、特定の実施形態では、ここではさらに詳細に述べないが、リング状フライホイールロータの厚みに対して軸方向中心に位置するディスク状カバー要素、ホイールスポーク、またはディスクによって形成されていてもよい。しかし、追加的または代替的に、本開示によるフライホイールシステムは、接続要素および追加的な接続要素の少なくとも1つが、ディスク状であり、好ましくは、リング状フライホイールロータの軸端の上にまたは該軸端に対して配置されるようになっているとよい。本開示は、空気浮上に制限されるものではないが、空気浮上を含む実施形態では、このようなディスク状接続要素は、重量のあるフライホイールロータの空気揚力または空気浮上に必要な真空また圧力差を高めるために、前述の閉鎖要素と比較して、リング状フライホイールロータの内部空間を閉鎖するように機能するようなっていてもよい。さらに、空気浮上の内容から外れるが、ディスク状接続要素は、極めて堅牢かつ信頼性の高い接続および組立をもたらすために、リング状フライホイールロータの周囲に沿って均一に固定されているとよく、これによって、極めて高い速度(いくつかの実施形態では、例えば、1.3mの半径に対応する外周およびフライホイールロータの前述の外周に沿った全ての半径方向位置において音速に達する可能性のある1800rmp)においても、ディスク状フライホイールロータの伸張および/または変形および/または該フライホイールロータに作用する横方向力を軽減させることができる。
前述したように、ディスク状接続要素または閉鎖要素は、リング状フライホイールロータを柔軟に支持するようになっていてもよい。特に軸方向において互いに向き合ったディスク状接続要素を有する本開示の実施形態では、得られたアセンブリの剛性は、前記軸方向において互いに向き合った2つのディスク状接続要素によって、高められることになる。
ディスク状接続要素または追加的な接続要素を有する実施形態では、接続要素は、回転軸において、リング状フライホイールロータにおけるよりも厚くなっていてもよい。前記厚みは、軸方向におけるものである。このような厚みに関連する特徴によって、所望の程度の柔軟性をもたらすことができる。これとは別に、ディスク状接続要素および/または追加的な接続要素の剛性は、その厚みに依存することになる。回転軸(またはハブ)から半径方向において厚みが減少するようになっている関連する特徴によって、リング状フライホイールロータと1つまたは2つのディスク状接続要素との間の負荷、張力、力、伸張、および変形の最適な分布を生じさせることができる。その結果、リング状フライホイールロータと1つまたは2つのディスク状接続要素とのアセンブリの一定の負荷を急な変化を生じさせることなくもたらすことができ、これによって、疲労に関連する現象を本質的に回避または排除することができる。例えば、回転軸における1つまたは2つのディスク状接続要素の厚みは、13mm超、好ましくは、16mm超、さらに好ましくは、18mm超、最も好ましくは、20mm超である。さらに、一例として、リング状フライホイールロータにおける厚みは、19mm未満、好ましくは、17mm未満、さらに好ましくは、15mm未満、最も好ましくは、略12mmである。これらの寸法は、前述の特定の実施形態および/またはフライホイールロータの半径、厚みおよびリング形状に関してすでに規定かつ記載した構成に大いに対応しているが、どのような代替的構成に適用されてもよい。代替的に、1つまたは2つの接続要素および/またはリング状フライホイールロータまたは他の形状のロータのいずれかに関する任意の他の構成も、高回転速度における高遠心力によって生じるリングの伸張を可能にする所望の程度の変形に役立つことになる。
少なくとも1つの、好ましくは、ディスク状接続要素を有する本開示の実施形態は、前述の特徴に代わってまたは加えて、ハブが回転軸の一部に配置されているかまたは回転軸の一部を形成しており、該ハブに対して少なくとも1つの接続要素が接続され、ハブからリング状フライホイールロータに延在するようになっていてもよい。ハブは、回転軸に対する少なくとも1つの接続要素の最も信頼性の高い同期回転をもたらす取付け部をもたらすことができる。前記実施形態は、少なくとも1つの接続要素がハブに締り嵌め接続によって接続されるようになっていてもよい。追加的または代替的に、少なくとも1つの接続要素は、ハブとの接続において予応力付与されていてもよい。もし接続要素および追加的な接続要素の少なくとも1つが著しく剛性であったなら、過剰な半径方向張力および種々の力が生じる可能性がある。同じように、もし接続要素および追加的な接続要素の少なくとも1つの取付けが極めて剛性であったなら、その結果、過剰な半径方向力および応力または張力がリング状フライホイールロータおよび/または1つまたは2つの接続要素に生じる可能性がある。しかし、ハブの過度に柔軟な接続または取付けは、回転中に不安定さをもたらし、ごくわずかな不均衡であっても、フライホイールロータの偏った回転を増幅し、これに付随して、特に、もし1つまたは2つの接続要素がハブから緩んだなら、極めて大きな半径方向力が生じることになる。少なくとも1つの接続要素の締り嵌め接続および/または予応力付与は、このような課題を回避または排除するために効果的に用いることができる。ディスク状接続要素は、制限されるものではないが、溶接またはボルトによらない締り嵌め接続および/または他の従来の応力生成が可能な手段によって、伸張することができ、該少なくとも1つの、好ましくは、ディスク状接続要素のどのような伸張も、制限されるものではないが、ディスク状接続要素および/または追加的なディスク状接続要素に付与された応力の結果として、ハブに対するどのような遊びまたは自由な運動も生じないことになる。ハブと接続要素との接続部に対する予応力付与の効果に関して、予応力付与特徴をもたらす任意の適切に考案された代替的構造によっても同じ効果が達成されることは、自明である。例えば、バネ要素が、ハブと1つまたは2つのディスク状接続要素の中心孔の内側リムとの間においてハブの周囲に沿って均一に分布され、これによって、1つまたは2つの接続要素の直径の増加、特にハブを収容するための中心通路の直径の増加を相殺することができる。本開示および/または本発明の範囲内にあるさらなる代替例も可能である。
さらに、フライホイールシステムは、空気リングが同心のリング要素を備え、排気部がポンプのような空気吸入器に関連して各対の互いに隣接する同心のリング要素間に位置する少なくとも1つの排気接続部を備える、代替的または追加的な特徴を有していてもよい。その結果、個別の排気段階がもたらされ、これによって、空気リングによって画定された空間内の空気クッション上にフライホイールを空気浮上させる最適な環境がもたらされることになる。このような実施形態では、充填部が、少なくとも1つの排気接続部に関連する少なくとも1つの位置を除いて、同心のリング要素間に配置され、充填要素は、湾曲した上縁を有し、該湾曲した上縁は、排気接続部に向かって下方に延在し、同心のリング要素の上側領域に向かって上方に延在するようになっている、さらなる特徴を含んでいてもよい。これによって、空気が同心リング要素内から排気される空間の大きさを最小限に抑えることができる。
さらに、フライホイールシステムは、空気リングまたは同心のリング要素の少なくとも1つが、フライホイールロータに向かって延在する少なくとも2つの突起と、突起に対してフライホイールロータから後退する位置にある突起間の中間凹部と、を画定する上区域を備えている、代替的または付加的特徴を有していてもよい。その結果、空気リングまたは同心リング要素の上のフライホイールの空気浮上を高める空気ポケットをもたらすことができる。
さらに、フライホイールシステムは、空気リングが昇降構造上に取り付けられ、昇降構造は、フライホイールロータが静止しているときに空気リングを降下させ、フライホイールロータの始動中に空気リングを持ち上げ、フライホイールロータが運転可能な回転速度で回転しているフライホイールロータの完全な運転状態において空気リングを上昇させるように、構成されている、代替的または付加的特徴を有していてもよい。これによって、フライホイールの曲げを吸収することができ、フライホイールが、特にフライホイールの回転運動の初期に、空気リングに摩擦係合しないように防ぐことができる。このような実施形態は、昇降構造が、少なくとも始動中および運転状態において、フライホイールロータに接触することなく、例えば、略50μmの距離までフライホイールロータに近接して配置されるようになっている、さらなる特徴を備えることができる。内側リングとフライホイールとの間の空気間隙によって、重量のあるフライホイールであっても、効果的な空気浮上を達成することができる。しかし、他の大きさであっても、パラメータによっては、例えば、フライホイール自体のパラメータによっては、同様に効果的であることが分かっている。
さらに、フライホイールシステムは、少なくとも空気リングおよびその上のフライホイールロータを収容するハウジングをさらに備え、ハウジングは、ポンプのような空気吸引器と関連して少なくとも1つの排気接続部を備えており、これによって、空気リングおよびフライホイールロータによって画定された空間の内部に対してハウジングの内部の低圧を維持するようになっている、代替的または付加的特徴を有していてもよい。
さらに、フライホイールは、駆動装置および/または発電機に関連する制御装置と、振動センサのような少なくとも1つのセンサとをさらに備え、制御装置およびセンサは、センサが振動のような運転状態の不安定を検出したとき、フライホイールロータの回転速度を調整するように構成されている、代替的または付加的特徴を有していてもよい。当業者であれば、このような制御装置およびセンサを設計するときに払われるべきあらゆる努力は、フライホイールシステムに生じ得る固有振動の回避に向けられることをすぐに認めるだろう。しかし、この特定の一連の特徴は、振動を検出し、システムをこのような危険な状態に曝す可能性のあるフライホイールの回転速度を変更することによって、フライホイールの監視を可能にし、過剰な振動を防ぐことができる。
本開示の実施形態の態様について一般的に説明してきたが、以下、単なる例示にすぎないが、本発明によるフライホイールシステムの特定の実施形態について、説明する。ただし、添付の請求項による保護の範囲は、これらの実施形態に制限されるものではない。
図1〜図10は、それぞれ、本開示によるフライホイールの特定の例示的実施形態の全体および/またはその特定の詳細を示す図である。
図1には、フライホイールシステム1が示されている。フライホイールシステム1は、駆動シャフト3に配置されたフライホイールロータ2と、駆動装置および/または発電機4とを備えている。駆動装置および/または発電機4は、駆動シャフト3によって画定される直立軸を中心としてフライホイールロータ2を回転駆動させるモータを備えることができ、および/またはフライホイールローラ2の回転運動から電気エネルギーまたは電力を生成または発生するために用いることができる。ロータ2は、横置き水平回転軸を中心として回転可能となるように直立配置されていてもよい。
フライホイールロータ2と駆動装置/発電機4とのアセンブリは、ハウジング5内に収容されており、該ハウジング5内には、(本開示において任意選択的な)空気浮上をもたらすための空気ポンプ6の形態にある多数の空気吸引器が設けられている。フライホイールロータを含む先行技術によるシステムと対照的に、本実施形態は、比較的大きな形状を有している。実際、本実施形態のフライホイールシステムは、ハウジングが入口7を含むのに十分な大きさを有しており、これによって、点検員などがハウジング5内に入ることが可能になっている。
図4に示されているように、実体のフライホイール2は、リング状である。図1のフライホイールシステム1のハブ8が、回転軸をなす駆動シャフト3に接続されており、下側ディスク状カバー要素9および上側ディスク状カバー要素10を介して、実体のフライホイールロータ2に接続されている。下側ディスク状カバー要素9は、ハブ8とリング状フライホイールローラ2との間の接続要素を構成し、上側ディスク状カバー要素10は、ハブ8とリング状フライホイールローラ2との間の追加的な接続要素を構成するものである。好ましくは、カバー要素9,10は、(図4に示されている)駆動シャフト3,ロータ8、およびカバー要素9,10のアセンブリにかなりの剛性を与えるようになっている。しかし、実体のフライホイール2の定格重量によって、カバー要素9,10の曲げが不可避であることが分かっており、このような事態に対して、カバー要素9,10の材料は、可能な限り硬質かつ剛性であると同時に、フライホイール2のかなりの重量の結果としての撓みを確実なものとするために必要な程度の柔軟性を有するように明確に選択されるとよい。さらに、カバー要素9,10の撓みまたは伸張は、フライホイールロータ2が回転によって伸張する傾向にある高速においてカバー要素9,10に加えられる極めて大きい張力および遠心力を相殺することができるような大きさであるべきである。特に、カバー要素9,10の厚みは、回転軸において13mm超、好ましくは、16mm超、さらに好ましくは、18mm超、最も好ましくは、略20mm以上であるとよく、そこから半径方向に変化しているとよい。リング状フライホイールローラ2におけるこの厚みは、19mm未満、好ましくは、17mm未満、さらに好ましくは、15mm未満、最も好ましくは、略12mmであるとよい。単なる例示にすぎないが、厚みのこのような変化によって、高速におけるフライホイールロータ2の伸張がカバー要素9,10によって吸収され、その結果として、カバー要素9,10が(変形せずに)引き伸ばされるようになっているとよい。
駆動シャフト3およびカバー要素9,10は、溶接部、ネジ、またはボルトのような図示されている機械的接続部(図4では、ボルトが示されている)に加えてまたは代わって、締り嵌めを用いて互いに接続されていてもよい。例えば、ハブ8が−170℃の温度に冷却され、カバー要素9,10が200℃の温度に加熱され、これによって、組立後、ハブ8とカバー要素9,10との間の相対的な温度差が減少したとき、駆動シャフトとカバー要素とが互いに接合または締り嵌めされるようになっているとよい。前記組立の前に、ハブの寸法は、0.6mmから1.2mmの間、さらに好ましくは、0.8mmから1.0mmの間の値だけ大きくなっているとよく、これによって、フライホイール2が1800rpmの回転速度で回転するとき、カバー要素9,10の伸張、例えば、0.35mmの伸張が許容されることになる。代替的に、カバー要素9,10は、ハブ8を介在させることなく、駆動シャフト3に締まり嵌めされてもよい。カバー要素9,10とハブ8または駆動シャフト3とのこのような接続を達成するための要件として、これらの寸法は、ハブ8または軸3が冷却されて要素9,10が加熱されたときの最大温度差に極めて厳密に対応している必要がある。温度差が減少したとき、例えば、ハブ8またはシャフト3は、室温まで温められるときに膨張する傾向にあり、その一方、カバー要素9,10は、冷却されているときに締まり嵌めする傾向にある。これらが組み合わさって、極めて信頼性の高い接続が得られることになる。
駆動シャフト3は、駆動装置/発電機4までまたは駆動装置/発電機4内に延在しており、これによって、フライホイールロータ2を回転駆動させ、またはこのような継続する回転運動から電力または電気エネルギーを引き出すことが可能になる。
図示されているように、フライホイールシステムは、比較的大きい。さらに具体的には、フライホイールシステムは、フライホイールロータ2が、少なくとも0.75m、好ましくは、少なくとも1m、さらに好ましくは、少なくとも1.10mの半径方向における内半径を有するようになっているとよい。さらに、フライホイールシステムは、フライホイールロータ2が、少なくとも0.85m、好ましくは、少なくとも1m、さらに好ましくは、少なくとも1.3mの半径方向における外半径を有するようになっているとよい。さらに、フライホイールシステム1は、フライホイールロータ2が、少なくとも0.3m、好ましくは、少なくとも0.45m、さらに好ましくは、少なくとも0.60mの軸方向における厚みを有するようになっているとよい。特定の実施形態では、リング状フライホイールロータ2は、事実上、どのような材料から作製されていてもよく、好ましくは、比較的高質量密度を有する材料、例えば、金属から作製されているとよい。開示されている実施形態では、この材料は、鋼とすることができ、鉛などによって重みが加えられていてもよい。特に、フライホイールシステム1は、フライホイールロータ2が、少なくとも2.5トン、好ましくは、少なくとも4トン、さらに好ましくは、少なくとも5トンの重量を有するようになっているとよい。添付の図面による実施形態では、このようなフライホイールは、その重量が略5トンであり、最大1800rpmまたはそれ以上の回転速度で回転することができるようになっている。極めて驚いたことに、このような極めて大きくかつ重いフライホイールロータ2は、7.5%またはそれ以下の損失で運転可能である。このような効率は、主としてよりコンパクトなフライホイールシステムを製造する方向、すなわち、比較的小さいフライホイールを有するフライホイールシステムを作製する方向にある先行術の発展の観点から、全く予期されないことである。しかし、当然のことではあるが、本開示および添付の請求項に記載されている保護の範囲は、このような使用時のパラメータに制限されるものではなく、代替的実施形態におけるフライホイールは、より低い回転速度、例えば、600rpmまたは少なくとも1000rpm、好ましくは、少なくとも1400rpm、またはそれよりも高い回転速度で運転されるようになっていてもよい。フライホイールロータ2がカバー要素9,10を介して軸3またはハブ8に接続された状態の継続を確実なものとするために、回転速度は、制限または拘束されるべきであり、そのために制御システムが用いられるとよい。例示にすぎないが、例えば、1800rpmの速度で回転しているとき、1.3mの半径を有する実施形態のロータ2のその外半径の円周は、音速に近いかまたは音速を超えていることに留意されたい。速度の増加がそれでも望まれるなら、ハブ8または回転軸3との適切かつ頑強な接続を確保するさらなる手段が検討される必要がある。
図2は、図1によるフライホイールシステム1の分解図を示している。ここでは、少なくともポンプ6およびフライホイールロータ2を下ケーシング15内に収容するハウジング5が示されている。下ケーシング15は、本質的に駆動装置/発生器4のための円筒状収容部16も備えている。本実施形態では、ハウジング5は、フライホイールロータ2をより緊密に収容する上ケーシング11も組み入れており、その上に蓋12が配置されているとよい。図2の斜視図では、上ケーシング11は、明らかにリング状であり、その中心開口は、空気リング14を備えるキャリア構造13を収容するのに用いられるようになっている。また、キャリア構造13は、駆動装置/発電機4を(フライホイールロータ2にも接続される)駆動シャフト3に取り付けるのに用いられるようになっている。
図3は、図1の線III−IIIに沿った断面図であり、組立状態にあるフライホイールシステム1のさらなる詳細、例えば、導管17を示している。導管17は、(以下にさらに詳細に説明する)付随的な排気接続部の位置に対応してポンプ6の選択された1つに接続されており(図示せず)、これらの排気接続部において、空気がフライホイール2のごく周辺から排気されるようになっている。ここでも、空気浮上および空気浮上に関連する全ての特徴は、本開示に関して任意選択的であることに留意されたい。
図5は、図2および図3のキャリア構造13の斜視図を示している。キャリア構造13は、ベースプレート18を備えている。ベースプレート18は、ハウジング5のアセンブリの一部を構成するかまたは少なくとも該アセンブリに取り付けられている。同時にまたは代替的に、ベースプレート18は、そのキャリア構造13の一部を構成しているとよい。図5は、空気リング14をさらに詳細に示している。空気リング14は、いくつかの同心の空気リング要素19,20,21を備えている。個々のリング要素の上面は、緊急停止した場合、すなわち、空気がこのような状況下でチャンバ内に導かれる可能性があるとき、空気流の通過を遅くするために、可能な限り大きい空気抵抗をもたらすように特に設計されているとよい。例えば、上面内または上面上に輪郭部が配置されているとよい。付加的または代替的に、このような空気ブレーキは、正常な操作中に可能な限り小さい空気抵抗をもたらすために、特に非真空チャンバ内まで拡張可能になっていてもよい。図7の上面図にも示されているが、最内リング要素19と中心リング要素20との間の排気接続部22が導管17の選択された1つに接続されており、中心リング要素20と外側リング要素21との間の排気接続部23が残りの導管17の選択された1つに接続されている。さらに、充填要素24が最内リング要素19と中心リング要素20との間に設けられており、充填要素25が中心リング要素20と最外リング要素21との間に設けられている。これによって、同心のリング要素19〜21間の空間からの排気の効率が最適化されるようになっている。図6に示されているように、充填要素24,25の上縁は、排気接続部22,23に向かって下方に延在すると共に同心のリング要素19〜21の上領域に向かって上方に延在するように湾曲しており、これによって、同心のリング要素19〜21間の開空間を可能な限り小さくし、その結果、このような開区間から排気される空気の量を可能な限り小さくし、排気効率を最適化することになる。充填要素は、金属または任意の他の手軽なまたは適切な材料から作製されているとよい。3D印刷によるインサート40が排気接続部22の近くに付設されるとよいことにさらに留意されたい。これは、「空気/ガス」を排気接続部からポンプに送る理想的なパイプ直径が空気リングの上面に適合していないという事実に起因して、可能な限り効率的な空気の放出を促進するために、組み込まれた充填要素24,25,40の極めて良好な所定の湾曲をもたらすためである。
距離センサ26が、ベースプレート18上に設けられているとよく、またはリング要素19〜21のいずれか1つ、例えば、最外リング要素21に接触して設けられているとよい。また、図10に示されているように、振動センサが、駆動シャフトまたはフライホイールシステム1内の任意の箇所に接触して設けられているとよい。振動センサの機能は、特にフライホイールロータ2の高質量の観点から、フライホイールに有害になることがある望ましくない振動を検出することができることである。制御装置(図示せず)が、距離検出器26または振動検出器から測定信号を受信し、もし振動がフライホイール2の(システムが共鳴を開始する固有振動数に近似する)特定の回転速度において生じたなら、フライホイールロータ2の回転速度を調整するようになっている。
図8は、図7の線VIII−VIIIに沿った断面図を示している。図7は、図5の矢印VIIの方向における上面図である。ここでは、リング要素19〜21の各々は、駆動シャフト3に対して同心に配置された同心形状にある突起27および凹部28からなる最上部を有することが示されている。最内リング要素19と中心リング要素20との間の空間から排気接続部22、導管17、および関連するポンプ6を介して取り出される空気は、図8の矢印Aの方向において最内リング要素19を超えて引き込まれる。中心リング要素20と最外リング要素21との間の空間から排気接続部23、導管17、および関連するポンプ6を介して取り出される空気は、図8の矢印Aの方向において中心リング要素20を超えて引き込まれる。例えば、図3に示されているように、フライホイール2は、空気リング14の直上に空気リング14と接触せずに配置されている。空気リング14とフライホイール2との間の距離は、短く、それらの間の間隙は、測定によれば、例えば、わずかに50μmである。好ましくは、空気リング14とフライホイールロータ2との間の空気間隙は、50μm未満であってもよいが、本開示の多くの実施形態は、より大きい空気間隙であっても機能することができるようになっている。空気リング14の上面に対する凹部28は、最内リング要素19または中心リング要素19,20を超えて引き込まれる空気の一部を捕捉するのに役立つことになる。これらの空気ポケットおよび矢印A,Bの方向における空気の流れによって、フライホイールロータ2を空気リング14の上方に前述の短い距離だけ空気上昇させることが可能になる。
空気リング14の外側においても、ポンプ6が図3の空間31に接続されているとよく、これによって、空気の流れを図8の矢印Cの方向に引き込むことができる。また、ポンプ6は、図6に示されているように、ベースプレート18の孔35を通ってフライホイールの下方のシャフト3の近傍における図3の空間32の内部を排気する導管17にも接続されているとよい。ここで、空気が内部空間32から空気リング14を超えて流れることを可能にするために、チャンバまたは空間32内の空気圧は、チャンバまたは空間31の空気圧に対して、(大気圧未満であるが)比較的高く維持されるべきである。例えば、空間32内の圧力は、300mbから350mbの近くであるとよく、空間31は、略1mbの値に減圧されるとよい。
前述したように、カバー要素9,10およびフライホイールロータ2は、(曲げは、特に非回転状態において、可能な限り回避されるべきであるが)、休止時または低回転速度において、下方に曲がる可能性があることに留意されたい。その結果、フライホイール2が空気リング14上に載る可能性があるが、これは、望ましくない状況である。フライホイールロータ2とリング14とが接触するこのような非回転状態から、特に極めて重いフライホイールシステムの回転運動を開始することができない。フライホイールロータ2が運転可能な回転速度に達すると、遠心力がカバー要素9,10およびフライホピール2を真っ直ぐに延ばすことになるが、このような運転可能な回転状態が最初に得られる必要がある。この課題に対処するために、例えば、図3に示されているように、特定の特徴部が本実施形態に組み入れられている。
第1の手段として、空気リング14は、例えば、油圧または空圧式のシリンダーからなる昇降構造29上に配置されている。昇降構造29は、ハウジング5に対して空気リング14を昇降させ、これによって、フライホイールロータ2が静止しているかまたは低速度で回転しているとき、空気リング14を降下させることによって、カバー要素9,10および/または重いフライホイールロータ2の曲がった状態に対して空気リング14の位置を適合させ、または空気リング14を持ち上げることによって、カバー要素9,10および/または重いフライホイールローラ2の真っ直ぐに延びた状態に対して空気リング14の位置を適合させることができる。これによって、全ての状況下において、内側リング14とフライホイール2との間の間隙を維持することができる。前述した距離検出器26がこのような間隙の大きさを決定するように機能し、制御装置が昇降構造29を駆動し、空気リング14とフライホイール2との間の空気間隙の大きさを、例えば、50μmに維持するようになっているとよい。ここに開示されている実施形態における空気リング14は、フライホイール2をカバー要素9,10の真っ直ぐな位置まで積極的に持ち上げるように設計されていなくてもよいし、またはそのように意図されていなくてもよく、このような真直性は、フライホイール2の運転速度が得られたときに遠心力によって自動的に達成されることに留意されたい。しかし、代替的実施形態において、空気リング14は、フライホイール2を積極的に持ち上げるために、用いられてもよい。
さらに、第2の手段として、図3にも示されているように、滑動軸受30が上ケーシング11の内側の上面に設けられていてもよく、これによって、静止状態または低速で回転しているときの下側カバー要素9および/またはフライホイールロータ2を支持することができる。また、このような滑動軸受30は、例えば、駆動装置/発電機4の駆動機能を用いて、フライホイールロータ2の起動を容易にする。下側カバー要素9および/またはフライホイール2と滑動軸受30との間の接触は、フライホイールロータ2の回転速度が増大して運転可能な回転速度に達する前に、遠心力によってカバー要素9,10および/またはフライホイールロータ2の真直効果が生じると、減少かつ消失する。
図9は、空気リング14を上端に有するキャリア構造13と図3にも示されている第1の取付プレート33および第2の取付プレート36とのアセンブリを斜視図で示しており、図10は、該アセンブリを側断面図で示している。キャリア構造13と(該キャリア構造が設置され、かつ導管17などの組込みを可能にする)取付プレート33とのこのアセンブリは、リング状の上ケーシング11の中心通路内に配置されている。フライホイールロータ2は、前記中心通路内において、前述した上ケーシング11の内側の上面34の上に配置されている。さらに具体的には、前述したように、フライホイール2は、前記上面34上または空気リング14上に載らないようになっている。その結果、キャリア構造13は、フライホイールロータ2の重量を実際には支持せず、フライホイールロータ2は、空気リング14の上方に極めてわずかな距離を隔てて空気浮上されると考えられる。にもかかわらず、キャリア構造13は、事実上、駆動装置/発電機4を支持している。
図10は、支持ポスト39の孔38内にピストン37を備える昇降構造のさらに詳細な構成を示している。ピストン37を孔38から延出させることによって、空気リング14が持ち上げられるようになっている。
前述の実施形態が、添付の請求項による本開示の実施形態に対する保護の限度および制限内における唯一の可能なものではないことは、当輪者にとって自明であろう。例えば、空気浮上は、省略されてもよい。フライホイールロータ2は、塊状、すなわち、中実であってもよいが、回転軸から距離を隔てた箇所における重力の集中を最大化させるには、開中心を有するリング状であるべきである。フライホイール2およびカバー要素9,10は、一体ユニットを構成してもよいしまたはアセンブリを構成してもよい。フライホイールロータの寸法および接続要素をなす付随的なカバー要素の寸法、および運転速度および圧力値は、前述したものと異なっていてもよい。ポンプおよび導管の数は、本明細書に記載され、図示され、かつ開示されている実施形態に対して最小限度に抑えられてもよい。上ケーシングの構成は、ハウジングの構造によっては省略されてもよい。他の代替例および適用例が検討されてもよく、このような追加的および/または代替的実施形態が請求項の具体的に規定された特徴の基礎をなす単一の発明概念から逸脱しない限り、添付の請求項に規定された保護の範囲内に含まれることになる。

Claims (17)

  1. 回転軸を形成する駆動シャフトと、
    前記駆動シャフト上のリング状フライホイールロータと、
    前記リング状フライホイールロータを前記回転軸を形成する前記駆動シャフトに接続する少なくとも1つの接続要素と、
    前記フライホイールロータに接続された駆動装置および/または発電機と、
    を備え、
    前記フライホイールロータは、
    少なくとも0.85m半径方向における外半径と、
    少なくとも0.3m軸方向における厚みと、
    少なくとも2.5トン重量と、
    を有している、フライホイールシステムであって、
    前記少なくとも1つの接続要素は、ディスク状であり、前記リング状フライホイールロータの第1の軸端の上にまたは該第1の軸端に対して配置され、前記リング状フライホイールロータと前記回転軸を形成する前記駆動シャフトは前記ディスク状接続要素を介して固定して接続されており、前記駆動シャフトは前記フライホイールロータから前記駆動装置および/または発電機に延在してリング状フライホイールロータの回転運動と前記駆動装置および/または発電機とを結び付け、前記ディスク状接続要素前記回転軸を形成する前記駆動シャフトとの間の接続は締り嵌め接続であることを特徴とする、フライホイールシステム。
  2. 前記駆動装置および/または発電機は、前記フライホイールシステムの使用時に、前記フライホイールロータが少なくとも600rpmから1800rpmの間回転することを可能にするように構成されている、請求項1に記載のフライホイールシステム。
  3. 前記駆動装置および/または発電機は、前記フライホイールシステムの使用時に、前記フライホイールロータが最大1800rpmの速度で回転することを可能にするように構成されている、請求項に記載のフライホイールシステム。
  4. 前記フライホイールロータは、少なくとも0.75m半径方向における内半径を有している、請求項1、2、または3に記載のフライホイールシステム。
  5. 少なくとも1つの追加的な接続要素が、前記フライホイールロータの軸方向において反対側の軸端と前記回転軸との間に配置されている、求項1〜4のいずれか1つ記載のフライホイールシステム。
  6. 前記追加的な接続要素は、ディスク状である、請求項5に記載のフライホイールシステム。
  7. 前記ディスク状接続要素は、前記リング状フライホイールロータを柔軟に支持するようになっている、請求項6に記載のフライホイールシステム。
  8. 前記ディスク状の接続要素および/または追加的な接続要素は、前記回転軸において、前記リング状フライホイールロータにおける前記ディスク状接続要素および/または追加的な接続要素の厚さよりも厚くなっている、求項1〜7のいずれか1つ記載のフライホイールシステム。
  9. 前記回転軸における前記厚みは、13mm超ある、請求項8に記載のフライホイールシステム。
  10. 前記リング状フライホイールロータにおける前記厚みは、19mm未満ある、請求項8または9に記載のフライホイールシステム。
  11. ハブが前記回転軸の一部の上に配置されているかまたは前記回転軸の一部を形成しており、前記ハブに対して少なくとも1つの接続要素が接続され、前記ハブから前記リング状フライホイールロータまで延在している、求項1〜10のいずれか1つ記載のフライホイールシステム。
  12. 前記少なくとも1つの接続要素は、前記ハブとの接続に関連して予応力付与されている、請求項11に記載のフライホイールシステム。
  13. 前記回転軸または前記ハブは、前記少なくとも1つの接続要素との組立前に冷却されるようになっており、前記少なくとも1つの接続要素は、前記回転軸または前記ハブとの組立前に加熱されるようになっている、請求項11に記載のフライホイールシステム。
  14. 前記回転軸またはハブのための前記少なくとも1つの接続要素の受容部は、等温の状態において、前記回転軸またはハブの過大寸法部分よりも小さくなっている、請求項13に記載のフライホイールシステム。
  15. 前記リング状フライホイールロータと前記少なくとも1つの接続要素とのアセンブリの1800rpm以下の回転速度における前記少なくとも1つの接続要素の0.35mmの伸長を可能にするために、前記回転軸またはハブは、前記受容部に対して0.6mmから1.2mmの間大きさだけ過大寸法になっている、請求項14に記載のフライホイールシステム。
  16. 少なくとも1つの圧縮要素または伸長要素が、前記ハブと記接続要素との間に配置されている、請求項11に記載のフライホイールシステム。
  17. 前記圧縮要素または伸長要素はバネである、求項16に記載のフライホイールシステム。
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