JP5434684B2 - ターボ分子ポンプ - Google Patents

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Description

この発明は、ターボ分子プンプに関する。
半導体製造装置または分析装置等を中真空から超高真空にする際、ターボ分子ポンプが用いられる。
ターボ分子ポンプは排気速度を大きくするためにロータの回転速度を大きくし、また、ロータ翼の直径を可能な限り大きくしている。このため、ターボ分子ポンプが取り付けられる装置の排気系の口径よりもターボ分子ポンプのロータ翼の直径の方が大きくなることもある。この場合には、ターボ分子ポンプの吸気口の直径を、取り付けられる装置のサイズに合わせる必要がある。このためには、ケース部材に、ロータ翼の外周部分を覆う絞り部を設けて、ケース部材に設ける吸気口の直径をロータ翼の直径よりも小さいサイズにする。
ところで、高速回転をするターボ分子ポンプにおいては、外部からの異常振動や内部における異常事態が発生することにより、万一、ロータが遠心破壊を起こすと、大きな回転エネルギを有するロータが分裂して飛散することになる。分裂した破片がケース部材を直撃することにより、ケース部材が変形や破断されるのを防止するために、ケース部材とロータ翼の外周との間に内部ケースを設けた構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。内部ケースは、分裂したロータの破片の回転エネルギを吸収するので、ケース部材への衝撃を小さくすることができる。
特開平11−62879号公報
上記先行文献に記載されたターボ分子ポンプでは、ケース部材とロータ翼の外周との間に内部ケースが設けられているので、ロータの半径方向におけるケース部材の衝撃波及を少なくする。
しかし、ロータが分裂した場合、ロータには、遠心力による半径方向外側への力と共に軸方向へのスラスト力が作用しているため、破片は螺旋状を描きながら吸気口側に飛散する。
このため、ロータ翼の直径より小さい吸気口を有し、そのためにロータ翼の直径より小さい絞り部を有するケース部材を備えたターボ分子ポンプに対しては、上記先行文献に記載された内部ケースでは、ケース部材への衝撃を低減することができない。
この発明のターボ分子ポンプは、スペーサに支持されたステータ翼と、ロータ翼とがロータの軸方向に積層して配置され、最上段のロータ翼側に吸気口が形成されたケース部材を有し、ケース部材の吸気口の直径がロータ翼の直径より小さいサイズであるターボ分子ポンプにおいて、最上段のロータ翼の上面側におけるケース部材内面と最上段のロータ翼の上面との間に、少なくとも一部がケース部材の内面から離間した衝撃干渉部材が設けられ、衝撃緩衝部材は、最上段のスペーサの上面上に取り付けられることなく載置されており、衝撃緩衝部材は、ロータの破片の運動エネルギを吸収する際、最上段のスペーサの上面上を回転可能であることを特徴とする。
この発明によれば、吸気口側に飛散するロータの破片の回転エネルギを衝撃干渉部材により吸収することができる。特に、衝撃緩衝部材は、最上段のスペーサの上面上を回転してロータの破片の運動エネルギを吸収するので、ケース部材への衝撃を、一層、緩和するという効果を奏する。
この発明のターボ分子ポンプの実施形態1を示す断面図。 図1に図示された衝撃干渉部材および最上段のスペーサの斜視図。 この発明のターボ分子ポンプの実施形態2を示す断面図。 この発明の衝撃干渉部材の変形例1を示す斜視図。 この発明の衝撃干渉部材の変形例2を示す斜視図。 この発明の衝撃干渉部材の変形例3を示す斜視図。
(実施形態1)
図1は、以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明によるターボ分子ポンプの一実施の形態を示す断面図である。図1に図示されたターボ分子ポンプ1は、磁気軸受式ターボ分子ポンプである。ターボ分子ポンプ1は、上ケース12とベース13とがシール部材42により外部から密封されたケース部材11を備えている。ケース部材11の内部中心には、複数段のロータ翼4aを有するロータ4が回転可能に配置されている。
このターボ分子ポンプ1は、上ケース12の内部空間に翼排気部2を有し、ベース13の内部空間にネジ溝排気部3を有する複合タイプのターボ分子ポンプである。翼排気部2は複数段のロータ翼4aと複数段のステータ翼6とで構成され、ネジ溝排気部3はロータ円筒部4bとネジステータ7とで構成されている。
ロータ翼4aとステータ翼6とは、ポンプの軸方向(図示上下方向)に交互に配設されている。ベース13上における上ケース12の内面にはリング状のスペーサ5が複数積層されており、各ステータ翼6の外周部は上下のスペーサ5によって挟持されて保持されている。円筒形状のネジステータ7の内周面にはネジ溝(図示せず)が形成されている。ロータ4の下部には、外周面にネジステータ7の内周面に僅かなギャップで対面するネジ溝が形成されたロータ円筒部4bが形成されている。ネジステータ7は、ボルト41によってベース13に固定されている。
複数段のロータ翼4aおよびロータ円筒部4bが形成されたロータ4は、ベース13に設けられたラジアル磁気軸受31およびスラスト磁気軸受32により非接触状態で支持される。磁気軸受31、32により非接触で支持されているロータ4は、モータ9により回転駆動される。ロータ4の磁気浮上位置は、ギャップセンサ33a、33b、33cにより検出される。34は、ロータ4が磁気軸受31、32による磁気作用で浮上されていない状態において、ロータ4を支持する機械式の保護ベアリングである。
上ケース12の上部には吸気口15が形成されている。吸気口15の直径Dinは、ロータ翼4aの直径DRより小さいサイズである。このため、上ケース12には、翼排気部2の上部、換言すれば、最上段のロータ翼4aの上部には、ロータ翼4aの直径DRより小さくなるように絞り部12aが形成されている。
吸気口15から流入した気体分子は翼排気部2において、高速回転するロータ翼4aにより叩き飛ばされステータ翼6に当てられる。図示はしないが、ロータ翼4aとステータ翼6とは翼の傾きの向きが逆であり、且つ、高真空側である前段側から下流側である後段側に向けて、気体分子が逆行しにくい角度に変化されている。気体分子は、翼排気部2において圧縮されて図示下方のネジ排気部3へ移送される。
ネジ排気部3においては、ネジステータ7に対してロータ円筒部4bが高速回転すると粘性流による排気機能が発生し、翼排気部2からネジ溝排気部3へと移送された気体は圧縮されながら排気口45方向へ移送され真空排気される。なお、本実施の形態では、ネジ溝構成を有するネジ溝排気部3としているが、ネジ溝構成以外の構成も含め、粘性流による排気機能を発揮する部分はドラッグポンプ部と呼ばれる場合もある。
最上段ロータ翼4aの上部には、衝撃干渉部材20が設置されている。衝撃干渉部材20は、最上段のロータ翼4aの上面と上ケース12の絞り部12aの内面との間に配置されている。最上段のスペーサ5の上面は、最上段のロータ翼4aの上面より上方、すなわち吸気口15側に位置しており、衝撃干渉部材20は最上段のスペーサ5の上面に載置されている。
図2は、衝撃干渉部材20および最上段のスペーサ5(以下、最上段のスペーサ5を、単にスペーサ5とする)の斜視図である。スペーサ5は、上ケース12の内面に接面する外面51aを有する下部51と、下部51より小さい外径を有し、下部51に一体に形成された上部52を有する。上部52の外面52aは下部51の外面51aの内方に位置している。衝撃干渉部材20は、基部21と、この基部21に一体に形成された傾斜部22を有するリング形状を有し、基部21の下面がスペーサ5の上部52の上面に載置されている。
衝撃干渉部材20の傾斜部22は、上ケース12の絞り部12aからほぼ数mm離間するように、絞り部12aに沿って傾斜するリング形状を有する。傾斜部22には、直径Doが絞り部12aの内径Dsより小さいサイズの開口部24が形成されている。また、傾斜部22には、厚さ方向に貫通する多数の円形の開口部23が形成されている。
ここで、装置の内外に異常が発生し、高速回転するロータ4が分裂した場合、ロータ4には、遠心力による半径方向外側への力と共に軸方向へのスラスト力が作用しているため、破片は螺旋状を描きながら吸気口15側に飛散する。
しかし、本発明のターボ分子ポンプにおいては、上ケース12の絞り部12aの前面に衝撃干渉部材20が配置されている。分裂したロータ4の破片は衝撃干渉部材20に衝突し、衝撃干渉部材20が変形することにより、破片のもつ運動エネルギが吸収される。
この場合、衝撃干渉部材20は、上ケース12の内面とは離間して配置されているため、変形する際に上ケース12に直接衝撃を伝達することがない。しかも、衝撃干渉部材20は、単にスペーサ5の上面に載置されているだけで、上ケース12に取り付けられているものではない。したがって、衝撃干渉部材20は、破片の運動エネルギを吸収する際、スペーサ5上を上ケース12の内面に沿って回転することになり、一層、上ケース12への衝撃を緩和することができる。
衝撃干渉部材20の傾斜部22は、内周側の先端の直径Doが絞り部12aの内径Dsより小さいサイズを有している。このため、上ケース12の吸気口15から引き込む気体の抵抗となる。そこで、本発明おけるターボ分子ポンプ1における実施形態では、衝撃干渉部材20に開口部23が形成されている。つまり、傾斜部22に形成された開口部23は、真空排気の抵抗を緩和するためのものである。この開口部23は、傾斜部22が、分裂したロータ4の破片の運動エネルギの吸収に必要な剛性を確保しつつ、真空排気の抵抗緩和を満足するようなサイズとされる。
限定する意図ではなく、衝撃干渉部材20の材料の好適な一例を示すと、SUS304、構造用炭素鋼S25C、S35C、S45C等が挙げられる。SUS304の場合も含め、衝撃干渉部材20の基部21の外面、すなわち、上ケース12の内面に対面する面には、ニッケル等のめっき層を施しておくことが望ましい。また、炭素鋼等の耐腐食性が十分でない材料の場合には、全面に、腐食防止用のニッケル等のめっき層を形成する必要がある。
(実施形態2)
実施形態1におけるターボ分子ポンプ1は、最上段のロータ翼4aと上ケース12の絞り部12aとの間に配置された衝撃干渉部材20のみを有する。
分裂したロータ4の飛散運動を考慮すれば、実施形態1に示されたターボ分子ポンプ1は、十分、ケース部材11への衝撃を緩和することが可能である。
実施形態2として図3に示すターボ分子ポンプ1Aは、ケース部材11への衝撃緩和に対し、より厳密な構造を有する。
図3に図示されたターボ分子ポンプ1Aが、実施形態1のターボ分子ポンプ1と異なる1つの相違点は、ケース部材11内に衝撃干渉部材20と共に保護用の内ケース61を備えている点である。また、他の相違点は、ネジステータ63が内ケース61と成形により一体化して形成されている点である。
内ケース61は、上ケース12側に位置する径大部62とベース13側に位置する小径部63を有し、径大部62と小径部63の中間においてボルト41によりベース13に取り付けられている。径大部62の外面は、上ケース12の内面から数mm離間して配置されている。径大部62の内面側には、スペーサ5とステータ翼6とが交互に複数段積層されている。最上段のスペーサ5は内ケース61の径大部62にボルト43により固定されている。
最上段のスペーサ5の上面は、最上段のロータ4aの上面より上方に位置し、この最上段のスペーサ5の上面に衝撃干渉部材20が載置されている。衝撃干渉部材20の形状・機能等は実施形態1に説明した通りである。
内ケース61の小径部63の外面はベース13の内面から数mm離間して配置されている。小径部63の内周面には、ロータ円筒部4bの外周面に形成されたネジ溝に僅かなギャップで対面するネジ溝が形成されている。
その他の構成および機能は、実施形態1におけるものと同様であり、同一の構成要素に同一の参照番号を付して説明を省略する。
実施形態2に示すターボ分子ポンプ1Aにおいても、最上段のロータ翼4aと上ケース12の絞り部12aとの間に、衝撃干渉部材20が配置されている。このため、分裂したロータ4の破片は、衝撃干渉部材20に衝突し、衝撃干渉部材20が変形することにより、破片の運動ネルギが吸収され、上ケース12には、直接、衝撃が伝達されない。また、衝撃干渉部材20は、単にスペーサ5の上面に載置されているだけであるため、破片の運動エネルギを吸収する際、スペーサ5上を上ケース12の内面に沿って回転し、一層、上ケース12への衝撃を緩和することができる。
同時に、実施形態2に示すターボ分子ポンプ1Aにおいては、上ケース12側に位置する径大部62とベース13側に位置する小径部63を有する保護用の内ケース62を備えている。このため、分裂したロータ4の破片が、上ケース12の翼排気部2に対応する領域およびベース13のネジ排気部2に対応する領域に向けて飛散した場合でも、ケース部材11への衝撃波及を緩和することができる。
衝撃干渉部材20は、図2に図示される構造に限られるものではなく、種々、変形して用いることができる。以下に、衝撃干渉部材20の変形例を数例示す。
(衝撃干渉部材の変形例1)
図4は、衝撃干渉部材の変形例1を示す斜視図である。図4に図示された衝撃干渉部材70は、基部71と、基部71に一体に形成された多数の突出部72を有する。各突出部72は中心側に向けて上昇するように傾斜しており、各突出部72間はスリット状の開口部73により離間されている。
すなわち、この変形例1は、衝撃干渉部材70に、真空排気の抵抗を緩和するために設けられる開口部を、スリット状にしたものである。
(衝撃干渉部材の変形例2)
図5は、衝撃干渉部材の変形例2を示す斜視図である。図5に図示された衝撃干渉部材80は、全体が平坦な形状とされたものである。
この衝撃干渉部材80は、リング状の基部81に、その内周側において連通する多数のスリット状の開口部83を設け、この開口部83により相互に離間された多数の突出部82が形成されている。換言すれば、変形例1に示す衝撃干渉材70を、その全体を平坦としたような形状を有している。
この場合、内周側に連通するスリット状の開口部83を、内周側に連通しない、円形や楕円形の貫通孔としてもよい。
(衝撃干渉部材の変形例3)
図6は、衝撃干渉部材の変形例3を示す斜視図である。図6に図示された衝撃干渉部材90は、基部91上に、メッシュ部92が設けられた構造を有する。
メッシュ部92は、多数の細孔が形成されるように金属細線を織った金属織布あるいは、無数の細孔が形成された金属板等により形成されている。メッシュ部92は、図6では基部91に対して傾斜して形成されているが、基部91と平坦状に形成してもよい。
なお、衝撃干渉部材は、開口部の直径Doが上ケース12の絞り部12aの内径Dsよりも小さいサイズを有するものに限られない。衝撃干渉部材の開口部の直径Doは、ケース部材11の絞り部12aの内径Dsと同一またはそれ以下のサイズであってもよい。衝撃干渉部材の開口部の直径Doが絞り部12aの内径Dsと同一またはそれ以下のサイズの場合には、真空排気の抵抗としての影響が小さくなるので、厚さ方向に貫通する開口部23,73,83等は形成しなくてもよい。
また、衝撃干渉部材は、平坦状または傾斜部を有するものに限らない。階段状に形成したり、ジグザグ形状としたりしてもよい。傾斜部を有する形状の場合でも、傾斜部を断面形状が直線状であるものに限らず、断面が凹状あるいは凸状に湾曲する形状としてもよい。また、上記した各形状の一部を組み合わせた複合形状を有するものであってもよい。
また、磁気軸受式ターボ分子ポンプを実施形態として説明したが、本発明は軸軸受式に限らず適用することが可能である。その他、本発明は、発明の趣旨の範囲において種々変形して適用することが可能であり、要は、スペーサに支持されたステータ翼と、ロータ翼とがロータの軸方向に積層して配置され、最上段のロータ翼側に吸気口が形成されたケース部材を有し、ケース部材の吸気口の直径がロータ翼の直径より小さいサイズであるターボ分子ポンプにおいて、最上段のロータ翼の上面側におけるケース部材内面と最上段のロータ翼の上面との間に、少なくとも一部がケース部材の内面から離間した衝撃干渉部材が設けられているものであればよい。
1、1A ターボ分子ポンプ
4 ロータ
4a ロータ翼
5 スペーサ
6 ステータ翼
11 ケース部材
12 上ケース
13 ベース
15 吸気口
20、70、80、90 衝撃干渉部材
22 傾斜部
23、73、83 開口部

Claims (6)

  1. スペーサに支持されたステータ翼と、ロータ翼とがロータの軸方向に積層して配置され、最上段のロータ翼側に吸気口が形成されたケース部材を有し、前記ケース部材の吸気口の直径が前記ロータ翼の直径より小さいサイズであるターボ分子ポンプにおいて、
    前記最上段のロータ翼の上面側における前記ケース部材内面と前記最上段のロータ翼の上面との間に、少なくとも一部が前記ケース部材の内面から離間した衝撃干渉部材が設けられ、前記衝撃緩衝部材は、最上段の前記スペーサの上面上に取り付けられることなく載置されており、前記衝撃緩衝部材は、前記ロータの破片の運動エネルギを吸収する際、最上段の前記スペーサの上面上を回転可能であることを特徴とするターボ分子ポンプ。
  2. 請求項1に記載のターボ分子ポンプにおいて、前記衝撃干渉部材は、前記ケース部材の内面に案内されて回可能なリング形状を有することを特徴とするターボ分子ポンプ。
  3. 請求項1または2に記載のターボ分子ポンプにおいて、最上段の前記スペーサの上面は前記最上段のロータ翼の上面より前記吸気口側に近い上方に位置することを特徴とするターボ分子ポンプ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のターボ分子ポンプにおいて、前記ステータ翼と前記ロータ翼が積層された領域における前記ケース部材の内面に、前記ケース部材の内面から離間して保護用の内部ケースが設けられていることを特徴とするターボ分子ポンプ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のターボ分子ポンプにおいて、前記衝撃干渉部材は、厚さ方向に貫通する開口部を有することを特徴とするターボ分子ポンプ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のターボ分子ポンプにおいて、前記衝撃干渉部材は、平坦な基部と、前記基部に一体に形成され、内周側が前記吸気口側に向かって上り勾配である傾斜部とを有することを特徴とするターボ分子ポンプ。
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