JP6638847B1 - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに対向する放熱フィンを有する一対の冷却部を備える構成において、冷却性能を向上させることが可能な電力変換装置を提供する。【解決手段】この電力変換装置100は、冷却風が流れる方向において、上部放熱フィン42の上流側の端部42aおよび下部放熱フィン52の上流側の端部52a同士と、上部放熱フィン42の下流側の端部42bおよび下部放熱フィン52の下流側の端部52b同士とのうちの少なくとも一方が互いにずれるように、上部冷却部40と下部冷却部50とが配置されている。【選択図】図8

Description

この発明は、電力変換装置に関し、特に、互いに対向する放熱フィンを有する一対の冷却部を備える電力変換装置に関する。
従来、互いに対向する放熱フィンを有する一対の冷却部を備える電力変換装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1の電力変換装置は、第1のベース部の表面上にインバータ装置の順変換部(ダイオードなど)が載置され、第1のベース部の裏面上に多数のフィンが設けられる第1のヒートシンク(冷却部)を備えている。また、上記特許文献1の電力変換装置は、第2のベース部の表面上にインバータ装置の逆変換部(IGBTなど)が載置され、第2のベース部の裏面上に多数のフィンが設けられる第2のヒートシンク(冷却部)を備えている。そして、第1のヒートシンクの多数のフィンと第2のヒートシンクの多数のフィンとは、互いに対向するように配置されている。また、第1のヒートシンクの多数のフィンの間に、第2のヒートシンクの多数のフィンが配置されている。つまり、第1のヒートシンクのフィンと、第2のヒートシンクのフィンとが交互に噛み合わされるように、第1のヒートシンクと第2のヒートシンクとが対向するように配置されている。なお、第1のヒートシンクの隣り合うフィン同士の間の間隔(第2のヒートシンクの隣り合うフィン同士の間の間隔)は、1つのフィンの厚みよりも大きい。これにより、第1のヒートシンクのフィンと第2のヒートシンクのフィンとが交互に噛み合わされた状態においても、第1のヒートシンクのフィンと第2のヒートシンクのフィンとの間には、隙間が生じている。
また、上記特許文献1の電力変換装置は、冷却ファンを備えている。冷却ファンは、第1のヒートシンクのフィンと第2のヒートシンクのフィンとの間の隙間に冷却風を送風するように構成されている。また、冷却風の流れる方向において、第1のヒートシンクのフィンの上流側の端部の位置と、第2のヒートシンクのフィンの上流側の端部の位置とは、一致していると考えられる。また、冷却風の流れる方向において、第1のヒートシンクのフィンの下流側の端部の位置と、第2のヒートシンクのフィンの下流側の端部の位置とは、一致していると考えられる。そして、冷却風は、複数のフィンの上流側の側端部から流入するとともに、複数のフィンの下流側の側端部から流出する。
特開2004−56846号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の電力変換装置では、冷却風は、複数のフィンの上流側の側端部から流入するとともに、複数のフィンの下流側の側端部から流出する。つまり、複数のフィンに対する冷却風の流入および流出が、複数のフィンの側端部のみから行われるので、冷却風の圧損が比較的大きくなると考えられる。このため、冷却性能が低下するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、互いに対向する放熱フィンを有する一対の冷却部を備える構成において、冷却性能を向上させることが可能な電力変換装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による電力変換装置は、第1半導体素子が載置され、第1冷却本体部と、第1冷却本体部の表面上に設けられる第1放熱フィンとを有する第1冷却部と、第2半導体素子が載置され、第2冷却本体部と、第2冷却本体部の表面上に第1放熱フィンに対向するように設けられる第2放熱フィンとを有する第2冷却部と、第1放熱フィンと第2放熱フィンとに対して冷却風を送風する送風部とを備え、第1放熱フィンと第2放熱フィンとは、冷却風が流れる方向に沿って延びるように配置されており、第1冷却本体部からの第1放熱フィンの突出高さ、および、第2冷却本体部からの第2放熱フィンの突出高さは、冷却風が流れる方向において略一定であり、冷却風が流れる方向において、第1放熱フィンおよび第2放熱フィンの上流側の端部同士と、第1放熱フィンおよび第2放熱フィンの下流側の端部同士とのうちの少なくとも一方が互いにずれるように、第1冷却部と第2冷却部とが配置されている。


この発明の一の局面による電力変換装置では、上記のように、冷却風が流れる方向において、第1放熱フィンおよび第2放熱フィンの上流側の端部同士と、第1放熱フィンおよび第2放熱フィンの下流側の端部同士とのうちの少なくとも一方が互いにずれるように、第1冷却部と第2冷却部とが配置されている。これにより、第1放熱フィンと第2放熱フィンとが対向する方向において、第1放熱フィンと第2放熱フィンとが対向しない部分(非対向部分)が生じる。そして、上流側の端部同士がずれている場合、冷却風は、冷却風が流れる方向における第1放熱フィンの上流側の端部(側端部)および第2放熱フィンの上流側の端部(側端部)に加えて、第1放熱フィンの第2放熱フィンに対向しない部分(または、第2放熱フィンの第1放熱フィンに対向しない部分)からも流入する。その結果、冷却風の圧損が比較的小さくなる(流入しやすくなる)ので、冷却性能を向上させることができる。また、上流側の端部同士がずれている部分において、空気溜めが形成されるので、送風部から送風される空気を第1放熱フィン側および第2放熱フィン側にスムーズに流すことができる。また、下流側の端部同士がずれている場合、冷却風は、冷却風が流れる方向における第1放熱フィンの下流側の端部(側端部)および第2放熱フィンの下流側の端部(側端部)に加えて、第1放熱フィンの第2放熱フィンに対向しない部分(または、第2放熱フィンの第1放熱フィンに対向しない部分)からも、流出する。その結果、冷却風の圧損が比較的小さくなる(流出しやすくなる)ので、冷却性能を向上させることができる。
また、第1冷却本体部からの第1放熱フィンの突出高さ、および、第2冷却本体部からの第2放熱フィンの突出高さは、冷却風が流れる方向において略一定である。ここで、第1放熱フィンの突出高さおよび第2冷却本体部からの第2放熱フィンの突出高さが、冷却風が流れる方向に沿って変化する(たとえば、放熱フィンが先細りのテーパ形状を有する)場合、突出高さが比較的大きい放熱フィンに挟まれる空間(隙間)における冷却風の圧損が大きくなる。そこで、上記のように構成することによって、冷却風に対する圧損が大きくなるのが抑制されるので、冷却性能をより向上させることができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、冷却風が流れる方向において、第1放熱フィンの上流側の端部が、第2放熱フィンの上流側の端部に対してずれているとともに、第1放熱フィンの下流側の端部が、第2放熱フィンの下流側の端部に対してずれている。このように構成すれば、第1放熱フィンおよび第2放熱フィンに冷却風が流入しやすくなるとともに、第1放熱フィンおよび第2放熱フィンから冷却風が流出しやすくなるので、冷却性能をさらに向上させることができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、冷却風が流れる方向における第1放熱フィンの端部と第2放熱フィンの端部とのずれ量は、冷却風が流れる方向における第1冷却本体部および第2冷却本体部の各々の長さの半分よりも小さい。このように構成すれば、ずれ量が第1冷却本体部および第2冷却本体部の各々の長さの半分を超える場合と比べて、冷却風が流れる方向における第1放熱フィンと第2放熱フィンとが配置される領域の長さが比較的小さくなるので、冷却風が流れる方向における電力変換装置の長さが大きくなるのを抑制することができる。また、第1放熱フィンと第2放熱フィンとが対向していない部分から、冷却風が放熱フィンから脱離するように流出する場合がある。このため、冷却性能が低下する。そこで、第1放熱フィンの端部と第2放熱フィンの端部とのずれ量を比較的小さくすることによって、冷却風が放熱フィンから脱離するように流出するのが抑制されるので、冷却性能が低下するのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、ずれ量は、第1冷却本体部からの第1放熱フィンの突出高さと、第2冷却本体部からの第2放熱フィンの突出高さとのうちの少なくとも一方に略等しい。このように構成すれば、第1放熱フィンの端部と第2放熱フィンの端部とのずれ量がより小さくなるので、冷却風が流れる方向における電力変換装置の長さが大きくなるのをより抑制することができるとともに、冷却性能が低下するのをより抑制することができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、第1放熱フィンと第2放熱フィンとが対向する対向方向から見て、第1半導体素子の全体は、第1冷却本体部において、第1冷却本体部と第2冷却本体部とがオーバラップする領域に配置されており、対向方向から見て、第2半導体素子の全体は、第2冷却本体部において、第1冷却本体部と第2冷却本体部とがオーバラップする領域に配置されている。ここで、上記のように、第1放熱フィンと第2放熱フィンとが対向していない部分から、冷却風が放熱フィンから脱離するように流出する場合がある。このため、冷却性能が低下する。そこで、上記のように構成することによって、冷却性能が比較的高い第1冷却本体部と第2冷却本体部とがオーバラップする領域に第1半導体素子の全体および第2半導体素子の全体が配置されるので、第1半導体素子および第2半導体素子に対する冷却性能が低下するのを抑制することができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、冷却風が流れる流路をさらに備え、流路は、冷却風が流れる方向に略直交する方向に窪む凹部と、凹部に対向するように設けられ、凹部側に突出する凸部とを含み、第1冷却部は、凹部の凸部側の表面上に配置され、第2冷却部は、凸部の凹部側の表面上に配置されており、冷却風が、送風部から凸部を乗り越えるとともに、第1放熱フィンおよび第2放熱フィンを介して、凸部の下流側に流れるように構成されている。このように構成すれば、凸部の凹部とは反対側の空間に第2半導体素子を配置することができるので、電力変換装置の第2冷却部が配置される側の部分を拡張できない場合でも、容易に、第2冷却部および第2半導体素子を配置することができる。
この場合、好ましくは、冷却風が流れる方向において、凹部の長さは、凸部の長さよりも大きい。このように構成すれば、凹部の長さが比較的大きくなるので、凹部の内側面と第1冷却部の上流側の端部との間、および、凹部の内側面と第1冷却部の下流側の端部との間とに、各々隙間を生じさせることができる。これにより、冷却風は、上流側の隙間を介してスムーズに第1冷却部に流入することができるとともに、下流側の隙間を介してスムーズに第1冷却部から流出することができる。
上記冷却風が流れる流路を備える電力変換装置において、好ましくは、凹部および凸部は、略直方体形状を有しており、冷却風の流れの上流側において、略直方体形状の凹部の角部と略直方体形状の凸部の角部との間に対応する部分の流路の断面積は、凹部および凸部が設けられない部分の流路の断面積よりも小さい。このように構成すれば、冷却風の流れの上流側における略直方体形状の凹部の角部と略直方体形状の凸部の角部との間に対応する部分の流路における冷却風の流速が比較的速くなるので、第1冷却部および第2冷却部の冷却性能をより向上させることができる。
上記冷却風が流れる流路を備える電力変換装置において、好ましくは、凹部および凸部は、略直方体形状を有しており、冷却風の流れの下流側において、略直方体形状の凹部の角部と略直方体形状の凸部の角部との間に対応する部分の流路の断面積は、凹部および凸部が設けられない部分の流路の断面積よりも大きい。このように構成すれば、冷却風の流れの下流側における略直方体形状の凹部の角部と略直方体形状の凸部の角部との間に対応する部分の流路における冷却風に対する圧損を小さくすることができるので、第1冷却部および第2冷却部から冷却風がスムーズに流出する。その結果、第1冷却部および第2冷却部の冷却性能をより向上させることができる。
上記冷却風が流れる流路を備える電力変換装置において、好ましくは、第1半導体素子および第1冷却部が配置される第1筐体部と、第1筐体部に積層され、第2半導体素子および第2冷却部が配置される第2筐体部とをさらに備え、凹部は、第1筐体部の第2筐体部側の面に設けられ、凸部は、第2筐体部の第1筐体部とは反対側の面に設けられており、第2筐体部と凹部とによって、冷却風が流れる流路が構成されている。このように構成すれば、凸部の凹部とは反対側の空間に第2半導体素子を配置することができるので、第2筐体部の第1筐体部側とは反対側に別途筐体を設けることなく、第2半導体素子を配置することができる。また、凸部の凹部側の表面上に第2冷却部が配置されても、凹部に第1冷却部が配置されるので、冷却風が流れる方向に略直交する方向における流路の全体の幅を大きくすることなく(つまり、流路の一部分を窪ませるだけで)、流路に第1冷却部および第2冷却部を配置することができる。これらによって、冷却風が流れる方向に略直交する方向における電力変換装置の長さが大きくなるのを抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、互いに対向する放熱フィンを有する一対の冷却部を備える構成において、冷却性能を向上させることができる。
一実施形態による電力変換装置の斜視図である。 一実施形態による電力変換装置のX1方向側から見た側面図である。 一実施形態による電力変換装置のY方向側から見た側面図である。 一実施形態による電力変換装置のX2方向側から見た側面図である。 一実施形態による電力変換装置の上面図である。 一実施形態による電力変換装置の下面図である。 一実施形態による電力変換装置のX1方向側から見た断面図である。 一実施形態による電力変換装置のY方向側から見た断面図である。 冷却風の流れを説明するための図である。 比較例の電力変換装置における、冷却風の流れのシミュレーションの結果(速度分布図)を示す図である。 本実施形態の電力変換装置における、冷却風の流れのシミュレーションの結果(速度分布図)を示す図である。 比較例の電力変換装置における、冷却風の流れのシミュレーションの結果(速度ベクトル図)を示す図である。 本実施形態の電力変換装置における、冷却風の流れのシミュレーションの結果(速度ベクトル図)を示す図である。 第1変形例による電力変換装置のY方向側から見た断面図である。 第2変形例による電力変換装置のY方向側から見た断面図である。 第3変形例による電力変換装置のY方向側から見た断面図である。 第4変形例による電力変換装置のY方向側から見た断面図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[本実施形態]
図1〜図9を参照して、本実施形態による電力変換装置100の構成について説明する。なお、電力変換装置100は、たとえば、鉄道用の車両1(図2参照)に配置されている。なお、図2以外の図では、車両1は省略されている。
図1〜図4に示すように、電力変換装置100は、送風部10、上部筐体部20、および、下部筐体部30を備えている。また、図5〜図8に示すように、電力変換装置100は、上部冷却部40、下部冷却部50、上部半導体素子60、および、下部半導体素子70を備えている。また、電力変換装置100には、冷却風が流れる流路80が設けられている。そして、電力変換装置100では、送風部10から流路80に送風される冷却風が、下部筐体部30の側面34(図8参照)から吐き出されるように構成されている。以下、具体的に説明する。なお、上部筐体部20および下部筐体部30は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1筐体部」および「第2筐体部」の一例である。また、上部冷却部40および下部冷却部50は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1冷却部」および「第2冷却部」の一例である。また、上部半導体素子60および下部半導体素子70は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1半導体素子」および「第2半導体素子」の一例である。
なお、図1などでは、上部筐体部20のZ1方向側が開放されている一方、実際には、上部筐体部20のZ1方向側は、塞がれている。また、図6などでは、下部筐体部30(凸部31)のZ2方向側が開放されている一方、実際には、下部筐体部30(凸部31)のZ2方向側は、塞がれている。
図8に示すように、本実施形態では、上部筐体部20には、上部半導体素子60および上部冷却部40が配置される。また、上部筐体部20(流路80)には、冷却風(矢印C)が流れる方向(X方向)に略直交する方向(Y方向)に窪む凹部21が設けられている。また、凹部21は、上部筐体部20の下部筐体部30側(Z2方向側)の面22に設けられている。また、上部筐体部20は、たとえば、板金により構成されている。また、凹部21は、上部筐体部20にネジ(図示せず)などにより固定されている。
また、本実施形態では、上部冷却部40は、凹部21の後述する凸部31側(Z2方向側)の表面21a上に配置されている。上部冷却部40は、上部冷却本体部41と、上部冷却本体部41の表面41a上に設けられる上部放熱フィン42とを有する。上部冷却本体部41は、略板形状を有する。上部冷却本体部41のZ1方向側(上部筐体部20の内側の密閉された空間SP1)には、上部半導体素子60が載置されている。なお、上部冷却本体部41および上部放熱フィン42は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1冷却本体部」および「第1放熱フィン」の一例である。
具体的には、図5に示すように、上部筐体部20の凹部21には、開口部21bが設けられている。開口部21bは、上部冷却本体部41により塞がれている。また、開口部21bから、上部冷却本体部41の一部と、上部半導体素子60とが露出している。また、上部冷却本体部41により開口部21bが塞がれた状態の上部筐体部20の内部は、密閉された空間SP1になっている。そして、この上部筐体部20の内部(密閉された空間SP1)に上部半導体素子60が配置されている。また、上部半導体素子60は、Y方向に沿って複数配置されている。なお、上部筐体部20の内部には、上部半導体素子60以外の電気部品(図示せず)も配置されている。また、上部筐体部20の内部には、送風部10からの冷却風は流れない。
また、図7に示すように、上部冷却本体部41のZ2方向側の表面41aから、Z2方向側に突出するように、上部放熱フィン42が設けられている。上部放熱フィン42は、複数設けられている。複数の上部放熱フィン42は、Y方向に沿って、略等間隔で互いに離間した状態で配置されている。
また、図7に示すように、上部冷却本体部41からの上部放熱フィン42の突出高さh1は、冷却風が流れる方向(X方向)において略一定(図8参照)である。具体的には、上部放熱フィン42は、略長方形形状を有する。そして、略長方形形状を有する上部放熱フィン42の長手方向が、X方向に沿うように、上部放熱フィン42が配置されている。また、上部放熱フィン42(上部冷却部40)のX方向に沿った長さは、L1(図8参照)である。また、上部冷却部40のZ方向に沿った長さは、L2である。また、上部冷却部40のZ方向に沿った長さL2は、凹部21の深さDよりも大きい。すなわち、上部放熱フィン42の先端は、凹部21からZ2方向側に突出している。
また、本実施形態では、図8に示すように、下部筐体部30は、上部筐体部20に積層されている。また、下部筐体部30には、下部半導体素子70および下部冷却部50が配置されている。また、下部筐体部30は、凹部21に対向するように設けられ、凹部21側(Z1方向側)に突出する凸部31を含む。凸部31は、下部筐体部30の上部筐体部20とは反対側(Z2方向側)の面32に設けられている。また、下部筐体部30は、たとえば、板金により構成されている。また、凸部31は、たとえば、板金により構成されている。また、凸部31は、下部筐体部30にネジ90(図6参照)などにより固定されている。
また、下部冷却部50は、凸部31の凹部21側(Z1方向側)の表面31a上に配置されている。下部冷却部50は、下部冷却本体部51と、下部冷却本体部51の表面51a上に設けられる下部放熱フィン52とを有する。下部冷却本体部51は、略板形状を有する。下部冷却本体部51のZ2方向側には、下部半導体素子70が載置されている。なお、凸部31のZ2方向側には、空間SP2が設けられている。また、下部冷却本体部51および下部放熱フィン52は、それぞれ、特許請求の範囲の「第2冷却本体部」および「第2放熱フィン」の一例である。
具体的には、図6に示すように、下部筐体部30の凸部31には、開口部31bが設けられている。開口部31bは、下部冷却本体部51により塞がれている。また、開口部31bから、下部冷却本体部51の一部と下部半導体素子70とがZ2方向側に露出している。そして、図8に示すように、下部冷却本体部51により開口部31bが塞がれることにより、凸部31のZ2方向側の空間SP2が密閉されている。そして、この空間SP2の内部に下部半導体素子70が配置されている。また、図6に示すように、下部半導体素子70は、Y方向に沿って複数配置されている。なお、空間SP2の内部には、下部半導体素子70以外の電気部品(図示せず)も配置されている。また、下部筐体部30の内部には、送風部10からの冷却風は流れない。
また、図7に示すように、下部冷却本体部51のZ1方向側の表面51aから、Z1方向側に突出するように、下部放熱フィン52が設けられている。下部放熱フィン52は、複数設けられている。複数の下部放熱フィン52は、Y方向に沿って、略等間隔で互いに離間した状態で配置されている。
また、下部冷却本体部51からの下部放熱フィン52の突出高さh2は、冷却風が流れる方向(X方向)において略一定(図8参照)である。具体的には、下部放熱フィン52は、略長方形形状を有する。そして、略長方形形状を有する下部放熱フィン52の長手方向が、X方向に沿うように、下部放熱フィン52が配置されている。また、下部放熱フィン52(下部冷却部50)のX方向に沿った長さは、L11(図8参照)である。また、下部冷却部50のZ方向に沿った長さは、L12である。下部放熱フィン52(下部冷却部50)のX方向に沿った長さL11は、上部放熱フィン42(上部冷却部40)のX方向に沿った長さL1に略等しい。また、下部冷却部50のZ方向に沿った長さL12は、上部冷却部40のZ方向に沿った長さL2に略等しい。また、凸部31のZ方向に沿った高さh3は、下部冷却部50のZ方向に沿った長さL12よりも大きい。
また、本実施形態では、図8に示すように、上部冷却部40の凹部21および下部冷却部50の凸部31は、略直方体形状を有している。また、凹部21の隅部21cは、丸型形状(R形状)に形成されている。また、凹部21の角部21dも、丸型形状(R形状)に形成されている。なお、凹部21の角部21dとは、凹部21の略四角形形状の開口の縁部を意味する。また、凸部31の角部31cも、丸型形状(R形状)に形成されている。なお、凸部31の角部31cとは、凸部31のZ1方向側の略四角形形状の縁部を意味する。
そして、本実施形態では、図8に示すように、冷却風が流れる方向(X方向)において、凹部21の長さL21は、凸部31の長さL31よりも大きい。なお、凹部21の長さL21は、凸部31の長さL31の2倍よりは、小さい。また、図7に示すように、Y方向において、凹部21の長さL22は、凸部31の長さL32よりも大きい。また、図8に示すように、X方向において、凹部21の中心は、凸部31の中心よりもX2方向側にずれている。
ここで、本実施形態では、図8に示すように、下部筐体部30(凸部31以外の部分)と上部筐体部20の凹部21とによって、冷却風が流れる流路80が構成されている。具体的には、凹部21のZ2方向側の空間である上部風洞部81と、下部筐体部30の凸部31以外の部分である下部風洞部82とによって、流路80が構成されている。
また、本実施形態では、冷却風の流れの上流側(X1方向側)において、略直方体形状の凹部21の角部21dと略直方体形状の凸部31の角部31cとの間に対応する部分P1の流路80の断面積S1は、凹部21および凸部31が設けられない部分P2の流路80の断面積S2よりも小さい。なお、部分P2とは、流路80における部分P1よりも上流側の部分である。具体的には、冷却風の流れの上流側(X1方向側)において、Y方向から見て、凹部21の角部21dと凸部31の角部31cとの間に対応する部分P1の幅W11は、凹部21および凸部31が設けられない部分P2のZ方向の幅W21よりも小さい。これにより、部分P1の流路80の断面積S1(≒W11×W1)は、部分P2の流路80の断面積S2(≒W21×W1)よりも小さくなる。なお、W1は、Y方向における流路80の幅(図7参照)である。
また、本実施形態では、冷却風の流れの下流側(X2方向側)において、略直方体形状の凹部21の角部21dと略直方体形状の凸部31の角部31cとの間に対応する部分P3の流路80の断面積S3は、凹部21および凸部31が設けられない部分P4の流路80の断面積S4よりも大きい。なお、部分P4とは、流路80における部分P3よりも下流側の部分である。具体的には、冷却風の流れの下流側(X2方向側)において、Y方向から見て、凹部21の角部21dと凸部31の角部31cとの間に対応する部分P3の幅W31は、凹部21および凸部31が設けられない部分P4のZ方向の幅W41よりも大きい。これにより、部分P3の流路80の断面積S3(≒W31×W1)は、部分P4の流路80の断面積S4(≒W41×W1)よりも大きくなる。
送風部10は、下部筐体部30のX1方向側の側面33に取り付けられている。また、送風部10は、Y方向に沿って3つ(図2参照)設けられている。また、送風部10は、上部放熱フィン42と下部放熱フィン52とに対して冷却風を送風する。また、下部筐体部30のX2方向側の側面34には、複数の開口部34a(図4参照)が設けられている。そして、冷却風が、送風部10から凸部31を乗り越えるとともに、上部放熱フィン42および下部放熱フィン52を介して、凸部31の下流側(X2方向側)に流れる。そして、下部筐体部30の側面34の開口部34aから排出される。なお、冷却風の流れの詳細については、後述する。
ここで、本実施形態では、図8に示すように、冷却風が流れる方向(X方向)において、上部放熱フィン42および下部放熱フィン52の上流側の端部同士(端部42aおよび端部52a)と、上部放熱フィン42および下部放熱フィン52の下流側の端部同士(端部42bおよび端部52b)とのうちの少なくとも一方が互いにずれるように、上部冷却部40と下部冷却部50とが配置されている。具体的には、冷却風が流れる方向(X方向)において、上部放熱フィン42の上流側の端部42aが、下部放熱フィン52の上流側の端部52aに対して、X2方向側にずれているとともに、上部放熱フィン42の下流側の端部42bが、下部放熱フィン52の下流側の端部52bに対して、X2方向側にずれている。
ここで、上部冷却部40(上部放熱フィン42)のX方向に沿った長さL1と、下部放熱フィン52(下部冷却部50)のX方向に沿った長さL11とは、略等しい。そして、上部冷却部40が下部冷却部50に対して、冷却風の下流側(X2方向側)にずらして配置されている。これにより、X方向において、上部放熱フィン42および下部放熱フィン52の上流側の端部同士(端部42aおよび端部52a)が互いにずれるとともに、上部放熱フィン42および下部放熱フィン52の下流側の端部同士(端部42bおよび端部52b)が互いにずれている。また、冷却風の上流側と下流側とにおいて、上部放熱フィン42と下部放熱フィン52とのずれ量(上流側のずれ量L41および下流側のずれ量L42)は、互いに略等しい。
また、本実施形態では、冷却風が流れる方向(X方向)における上部放熱フィン42の端部42a(端部42b)と、下部放熱フィン52の端部52a(端部52b)とのずれ量L41(ずれ量L42)は、冷却風が流れる方向における上部冷却本体部41の長さL1および下部冷却本体部51の長さL11の各々の半分よりも小さい。具体的には、ずれ量L41(ずれ量L42)は、上部冷却本体部41からの上部放熱フィン42の突出高さh1と、下部冷却本体部51からの下部放熱フィン52の突出高さh2とのうちの少なくとも一方(本実施形態では、両方)に略等しい。
また、本実施形態では、上部放熱フィン42と下部放熱フィン52とが対向する対向方向(Z方向)から見て、上部半導体素子60の全体は、上部冷却本体部41において、上部冷却本体部41と下部冷却本体部51とがオーバラップする領域に配置されている。また、対向方向(Z方向)から見て、下部半導体素子70の全体は、下部冷却本体部51において、上部冷却本体部41と下部冷却本体部51とがオーバラップする領域に配置されている。具体的には、上部半導体素子60は、上部冷却本体部41において、X2方向側に配置されている。また、下部半導体素子70は、下部冷却本体部51において、X1方向側に配置されている。
(冷却風の流れの詳細)
次に、図9を参照して、冷却風(太い矢印C)の流れの詳細について説明する。
まず、送風部10から送風された冷却風は、X2方向側に沿って移動する。その後、冷却風は、凸部31の上流側(X1方向側)の壁部31dに衝突することにより、斜め上方に移動する。その後、冷却風は、X方向に沿うように移動することにより、X1方向側から、隣り合う上部放熱フィン42の間の隙間と、隣り合う下部放熱フィン52の間の隙間とに流入する。さらに、冷却風は、下部放熱フィン52のZ1方向側からも、隣り合う下部放熱フィン52の間の隙間に流入する。これにより、下部放熱フィン52の間の隙間に流入する冷却風の流入量が増大するので、冷却風の流速が大きくなる。
また、冷却風は、上部放熱フィン42から、X方向に沿って流出する。さらに、冷却風は、上部放熱フィン42から、斜め下方に沿って流出する。これにより、上部放熱フィン42から流出する冷却風の流出量が増大する(圧損が低減する)ので、冷却風がスムーズに流出する。また、冷却風は、下部放熱フィン52から、X方向に沿って流出する。これらの結果、上部冷却部40および下部冷却部50の冷却性能が向上する。その後、冷却風は、複数の開口部34a(図4参照)から下部筐体部30の外部に流出する。
(シミュレーション)
次に、図10〜図13を参照して、比較例による電力変換装置110と比較しながら、冷却風の流れのシミュレーションについて説明する。
図10および図12に示すように、比較例による電力変換装置110では、冷却風が流れる方向において、上部冷却部40(上部放熱フィン42)の上流側の端部42aと、下部冷却部50(下部放熱フィン52)の上流側の端部52aとは、ずれていない。また、上部冷却部40(上部放熱フィン42)の下流側の端部42bと、下部冷却部50(下部放熱フィン52)の下流側の端部52bとは、ずれていない。そして、図11に示す本実施形態の電力変換装置100では、図10に示す比較例による電力変換装置110と比べて、上部放熱フィン42および下部放熱フィン52の上流側において、冷却風の流れが高速になる領域(点線の丸で囲まれた領域)が大きくなることが確認された。
また、図12に示すように、比較例による電力変換装置110では、冷却風が上部放熱フィン42および下部放熱フィン52に流入する領域(太い点線により示される線)が、上部放熱フィン42の上流側の端部42aおよび下部放熱フィン52の上流側の端部52aのみであることが確認された。一方、図13に示すように、本実施形態による電力変換装置100では、冷却風が上部放熱フィン42および下部放熱フィン52に流入する領域(太い点線により示される線)が、上部放熱フィン42の上流側の端部42aおよび下部放熱フィン52の上流側の端部52aに加えて、下部放熱フィン52のZ1方向側からも流入することが確認された。具体的には、下部放熱フィン52のZ1方向側では、冷却風(速度ベクトル)が、右斜め下方に移動していることが確認された。
[本実施形態の効果]
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、冷却風が流れる方向において、上部放熱フィン42および下部放熱フィン52の上流側の端部同士(端部42aおよび端部52a)と、上部放熱フィン42および下部放熱フィン52の下流側の端部同士(端部42bおよび端部52b)とのうちの少なくとも一方が互いにずれるように、上部冷却部40と下部冷却部50とが配置されている。これにより、上部放熱フィン42と下部放熱フィン52とが対向する方向において、上部放熱フィン42と下部放熱フィン52とが対向しない部分(非対向部分)が生じる。そして、冷却風は、冷却風が流れる方向における上部放熱フィン42の上流側の端部42a(側端部)および下部放熱フィン52の上流側の端部52a(側端部)に加えて、下部放熱フィン52の上部放熱フィン42に対向しない部分からも流入する。その結果、冷却風の圧損が比較的小さくなる(流入しやすくなる)ので、冷却性能を向上させることができる。また、上流側の端部同士(端部42aおよび端部52a)がずれている部分において、空気溜めが形成されるので、送風部10から送風される空気を上部放熱フィン42側および下部放熱フィン52側にスムーズに流すことができる。また、冷却風は、冷却風が流れる方向における上部放熱フィン42の下流側の端部42b(側端部)および下部放熱フィン52の下流側の端部52b(側端部)に加えて、上部放熱フィン42の下部放熱フィン52に対向しない部分からも、流出する。その結果、冷却風の圧損が比較的小さくなる(流出しやすくなる)ので、冷却性能を向上させることができる。
また、上部冷却本体部41からの上部放熱フィン42の突出高さh1、および、下部冷却本体部51からの下部放熱フィン52の突出高さh2は、冷却風が流れる方向において略一定である。ここで、上部放熱フィン42の突出高さh1および下部冷却本体部51からの下部放熱フィン52の突出高さh2が、冷却風が流れる方向に沿って変化する(たとえば、放熱フィンが先細りのテーパ形状を有する)場合、突出高さが比較的大きい放熱フィンに挟まれる空間(隙間)における冷却風の圧損が大きくなる。そこで、上記のように構成することによって、冷却風に対する圧損が大きくなるのが抑制されるので、冷却性能をより向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、冷却風が流れる方向において、上部放熱フィン42の上流側の端部42aが、下部放熱フィン52の上流側の端部52aに対してずれているとともに、上部放熱フィン42の下流側の端部42bが、下部放熱フィン52の下流側の端部52bに対してずれている。これにより、上部放熱フィン42および下部放熱フィン52に冷却風が流入しやすくなるとともに、上部放熱フィン42および下部放熱フィン52から冷却風が流出しやすくなるので、冷却性能をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、冷却風が流れる方向における上部放熱フィン42の端部42a(端部42b)と下部放熱フィン52の端部52a(端部52b)とのずれ量L41(ずれ量L42)は、冷却風が流れる方向における上部冷却本体部41の長さL1および下部冷却本体部51の長さL11の各々の半分よりも小さい。これにより、ずれ量L41(ずれ量L42)が、上部冷却本体部41の長さL1および下部冷却本体部51の長さL11の各々の半分を超える場合と比べて、冷却風が流れる方向における上部放熱フィン42と下部放熱フィン52とが配置される領域の長さが比較的小さくなるので、冷却風が流れる方向における電力変換装置100の長さが大きくなるのを抑制することができる。また、上部放熱フィン42と下部放熱フィン52とが対向していない部分から、冷却風が放熱フィンから脱離するように流出する場合がある。このため、冷却性能が低下する。そこで、上部放熱フィン42の端部42a(端部42b)と下部放熱フィン52の端部52a(端部52b)とのずれ量L41(ずれ量L42)を比較的小さくすることによって、冷却風が上部放熱フィン42から脱離するように流出するのが抑制されるので、冷却性能が低下するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ずれ量L41(ずれ量L42)は、上部冷却本体部41からの上部放熱フィン42の突出高さh1と、下部冷却本体部51からの下部放熱フィン52の突出高さh2とのうちの少なくとも一方に略等しい。これにより、上部放熱フィン42の端部42a(端部42b)と下部放熱フィン52の端部52a(端部52b)とのずれ量L41(ずれ量L42)がより小さくなるので、冷却風が流れる方向における電力変換装置100の長さが大きくなるのをより抑制することができるとともに、冷却性能が低下するのをより抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、上部放熱フィン42と下部放熱フィン52とが対向する対向方向から見て、上部半導体素子60の全体は、上部冷却本体部41において、上部冷却本体部41と下部冷却本体部51とがオーバラップする領域に配置されている。また、対向方向から見て、下部半導体素子70の全体は、下部冷却本体部51において、上部冷却本体部41と下部冷却本体部51とがオーバラップする領域に配置されている。ここで、上記のように、上部放熱フィン42と下部放熱フィン52とが対向していない部分から、冷却風が放熱フィンから脱離するように流出する場合がある。このため、冷却性能が低下する。そこで、上記のように構成することによって、冷却性能が比較的高い上部冷却本体部41と下部冷却本体部51とがオーバラップする領域に上部半導体素子60の全体および下部半導体素子70の全体が配置されるので、上部半導体素子60および下部半導体素子70に対する冷却性能が低下するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、上部冷却部40は、凹部21の凸部31側の表面21a上に配置され、下部冷却部50は、凸部31の凹部21側の表面31a上に配置されている。これにより、凸部31の凹部21とは反対側の空間SP2に下部半導体素子70を配置することができるので、電力変換装置100の下部冷却部50が配置される側(Z2方向側)の部分を拡張できない場合でも、容易に、下部冷却部50および下部半導体素子70を配置することができる。
また、本実施形態では、上記のように、冷却風が流れる方向(X方向)において、凹部21の長さL21は、凸部31の長さL31よりも大きい。これにより、凹部21の長さL21が比較的大きくなるので、凹部21の内側面と上部冷却部40の上流側の端部42aとの間、および、凹部21の内側面と上部冷却部40の下流側の端部42bとの間とに、各々隙間を生じさせることができる。これにより、冷却風は、上流側の隙間を介してスムーズに上部冷却部40に流入することができるとともに、下流側の隙間を介してスムーズに上部冷却部40から流出することができる。
また、本実施形態では、上記のように、冷却風の流れの上流側において、略直方体形状の凹部21の角部21dと略直方体形状の凸部31の角部31cとの間に対応する部分P1の流路80の断面積S1は、凹部21および凸部31が設けられない部分P2の流路80の断面積S2よりも小さい。これにより、冷却風の流れの上流側における略直方体形状の凹部21の角部21dと略直方体形状の凸部31の角部31cとの間に対応する部分P1の流路80における冷却風の流速が比較的速くなるので、上部冷却部40および下部冷却部50の冷却性能をより向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、冷却風の流れの下流側において、略直方体形状の凹部21の角部21dと略直方体形状の凸部31の角部31cとの間に対応する部分P3の流路80の断面積S3は、凹部21および凸部31が設けられない部分P4の流路80の断面積S4よりも大きい。これにより、冷却風の流れの下流側における略直方体形状の凹部21の角部21dと略直方体形状の凸部31の角部31cとの間に対応する部分P3の流路80における冷却風に対する圧損を小さくすることができるので、上部冷却部40および下部冷却部50から冷却風がスムーズに流出する。その結果、上部冷却部40および下部冷却部50の冷却性能をより向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、凹部21は、上部筐体部20の下部筐体部30側の面22に設けられ、凸部31は、下部筐体部30の上部筐体部20とは反対側の面32に設けられており、下部筐体部30と凹部21とによって、冷却風が流れる流路80が構成されている。これにより、凸部31の凹部21とは反対側の空間SP2に下部半導体素子70を配置することができるので、下部筐体部30の上部筐体部20側とは反対側に別途筐体を設けることなく、下部半導体素子70を配置することができる。また、凸部31の凹部21側の表面31a上に下部冷却部50が配置されても、凹部21に上部冷却部40が配置されるので、冷却風が流れる方向に略直交する方向における流路80の全体の幅を大きくすることなく(つまり、流路80の一部分を窪ませるだけで)、流路80に上部冷却部40および下部冷却部50を配置することができる。これらによって、冷却風が流れる方向に略直交する方向における電力変換装置100の長さが大きくなるのを抑制することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、上部放熱フィンの上流側の端部が下部放熱フィンの上流側の端部に対してずれているとともに、上部放熱フィンの下流側の端部が下部放熱フィンの下流側の端部に対してずれている(つまり、上流側の端部と下流側の端部とが共にずれている)例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図14に示す第1変形例による電力変換装置200のように、上部放熱フィン142の上流側の端部142aが下部放熱フィン152の上流側の端部152aに対して下流側にずれている一方、上部放熱フィン142の下流側の端部142bと下部放熱フィン152の下流側の端部152bとがずれていなくてもよい。また、図15に示す第2変形例による電力変換装置300のように、上部放熱フィン242の上流側の端部242aと下部放熱フィン252の上流側の端部252aとがずれていない一方、上部放熱フィン242の下流側の端部242bが下部放熱フィン252の下流側の端部252bに対して上流側にずれていてもよい。なお、上部放熱フィン142および下部放熱フィン152は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1放熱フィン」および「第2放熱フィン」の一例である。また、上部放熱フィン242および下部放熱フィン252は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1放熱フィン」および「第2放熱フィン」の一例である。
また、図16に示す第3変形例による電力変換装置400のように、上部放熱フィン342の上流側の端部342aが下部放熱フィン352の上流側の端部352aに対して下流側にずれているとともに、上部放熱フィン342の下流側の端部342bが下部放熱フィン352の下流側の端部352bに対して上流側にずれていてもよい。なお、上部放熱フィン342および下部放熱フィン352は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1放熱フィン」および「第2放熱フィン」の一例である。
また、上記実施形態では、冷却風が流れる方向における上部放熱フィンの端部と下部放熱フィンの端部とのずれ量が、上部放熱フィンの突出高さ(下部冷却本体部からの下部放熱フィンの突出高さ)に略等しい例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ずれ量は、冷却風が流れる方向における上部冷却本体部および下部冷却本体部の各々の長さの半分よりも小さければよい。
また、上記実施形態では、Z方向から見て、上部半導体素子(下部半導体素子)の全体が、上部冷却本体部(下部冷却本体部)において、上部冷却本体部と下部冷却本体部とがオーバラップする領域に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、Z方向から見て、上部半導体素子(下部半導体素子)が、部分的に、上部冷却本体部(下部冷却本体部)において、上部冷却本体部と下部冷却本体部とがオーバラップする領域に配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、冷却風が流れる流路が、凹部と凸部とを含む(略ハット形状を有する)例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図17に示す第4変形例による電力変換装置500のように、冷却風が流れる流路480が、略直方体形状を有していてもよい。電力変換装置500は、上部半導体素子60が密閉される上部筐体部420と、下部半導体素子70が密閉される下部筐体部430とを含む。また、上部筐体部420と下部筐体部430との間に略直方体形状の流路480を含む中間筐体部431が設けられている。また、上部冷却部40および下部冷却部50は、中間筐体部431の内部に配置されている。
また、上記実施形態では、X方向における、上部冷却部(上部放熱フィン)の長さと、下部冷却部(下部放熱フィン)の長さとが略等しい例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、上部冷却部(上部放熱フィン)の長さと、下部冷却部(下部放熱フィン)の長さとが異なっていてもよい。
また、上記実施形態では、上部冷却本体部からの上部放熱フィンの突出高さと、下部冷却本体部からの下部放熱フィンの突出高さとが略等しい例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、上部冷却本体部からの上部放熱フィンの突出高さと、下部冷却本体部からの下部放熱フィンの突出高さとが異なっていてもよい。
また、上記実施形態では、電力変換装置が、鉄道用の車両に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。鉄道用の車両以外の装置に配置されている電力変換装置にも本発明を適用することは可能である。
また、上記実施形態では、送風部が、電力変換装置(下部筐体部)のX1方向側に設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、送風部が、電力変換装置(下部筐体部)のX2方向側に設けられていてもよい。
10 送風部
20 上部筐体部(第1筐体部)
21 凹部
21a (凹部の)表面
21d (凹部の)角部
22 (上部筐体部の)面
30 下部筐体部(第2筐体部)
31 凸部
31a (凸部の)表面
31c (凸部の)角部
32 (下部筐体部の)面
40 上部冷却部(第1冷却部)
41 上部冷却本体部(第1冷却本体部)
41a (上部冷却本体部の)表面
42、142、242、342 上部放熱フィン(第1放熱フィン)
42a、142a、242a、342a (上流側の)端部
42b、142b、242b、342b (下流側の)端部
50 下部冷却部(第2冷却部)
51 下部冷却本体部(第2冷却本体部)
51a (下部冷却本体部の)表面
52、152、252、352 下部放熱フィン(第2放熱フィン)
52a、152a、252a、352a (上流側の)端部
52b、152b、252b、352b (下流側の)端部
60 上部半導体素子(第1半導体素子)
70 下部半導体素子(第2半導体素子)
80、480 流路
100、200、300、400、500 電力変換装置

Claims (10)

  1. 第1半導体素子が載置され、第1冷却本体部と、前記第1冷却本体部の表面上に設けられる第1放熱フィンとを有する第1冷却部と、
    第2半導体素子が載置され、第2冷却本体部と、前記第2冷却本体部の表面上に前記第1放熱フィンに対向するように設けられる第2放熱フィンとを有する第2冷却部と、
    前記第1放熱フィンと前記第2放熱フィンとに対して冷却風を送風する送風部とを備え、
    前記第1放熱フィンと前記第2放熱フィンとは、前記冷却風が流れる方向に沿って延びるように配置されており、
    前記第1冷却本体部からの前記第1放熱フィンの突出高さ、および、前記第2冷却本体部からの前記第2放熱フィンの突出高さは、前記冷却風が流れる方向において略一定であり、
    前記冷却風が流れる方向において、前記第1放熱フィンおよび前記第2放熱フィンの上流側の端部同士と、前記第1放熱フィンおよび前記第2放熱フィンの下流側の端部同士とのうちの少なくとも一方が互いにずれるように、前記第1冷却部と前記第2冷却部とが配置されている、電力変換装置。
  2. 前記冷却風が流れる方向において、前記第1放熱フィンの上流側の端部が、前記第2放熱フィンの上流側の端部に対してずれているとともに、前記第1放熱フィンの下流側の端部が、前記第2放熱フィンの下流側の端部に対してずれている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記冷却風が流れる方向における前記第1放熱フィンの端部と前記第2放熱フィンの端部とのずれ量は、前記冷却風が流れる方向における前記第1冷却本体部および前記第2冷却本体部の各々の長さの半分よりも小さい、請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記ずれ量は、前記第1冷却本体部からの前記第1放熱フィンの突出高さと、前記第2冷却本体部からの前記第2放熱フィンの突出高さとのうちの少なくとも一方に略等しい、請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記第1放熱フィンと前記第2放熱フィンとが対向する対向方向から見て、前記第1半導体素子の全体は、前記第1冷却本体部において、前記第1冷却本体部と前記第2冷却本体部とがオーバラップする領域に配置されており、
    前記対向方向から見て、前記第2半導体素子の全体は、前記第2冷却本体部において、前記第1冷却本体部と前記第2冷却本体部とがオーバラップする領域に配置されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記冷却風が流れる流路をさらに備え、
    前記流路は、前記冷却風が流れる方向に略直交する方向に窪む凹部と、前記凹部に対向するように設けられ、前記凹部側に突出する凸部とを含み、
    前記第1冷却部は、前記凹部の前記凸部側の表面上に配置され、
    前記第2冷却部は、前記凸部の前記凹部側の表面上に配置されており、
    前記冷却風が、前記送風部から前記凸部を乗り越えるとともに、前記第1放熱フィンおよび前記第2放熱フィンを介して、前記凸部の下流側に流れるように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記冷却風が流れる方向において、前記凹部の長さは、前記凸部の長さよりも大きい、請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 前記凹部および前記凸部は、略直方体形状を有しており、
    前記冷却風の流れの上流側において、前記略直方体形状の凹部の角部と前記略直方体形状の凸部の角部との間に対応する部分の前記流路の断面積は、前記凹部および前記凸部が設けられない部分の前記流路の断面積よりも小さい、請求項6または7に記載の電力変換装置。
  9. 前記凹部および前記凸部は、略直方体形状を有しており、
    前記冷却風の流れの下流側において、前記略直方体形状の凹部の角部と前記略直方体形状の凸部の角部との間に対応する部分の前記流路の断面積は、前記凹部および前記凸部が設けられない部分の前記流路の断面積よりも大きい、請求項6〜8のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  10. 前記第1半導体素子および前記第1冷却部が配置される第1筐体部と、
    前記第1筐体部に積層され、前記第2半導体素子および前記第2冷却部が配置される第2筐体部とをさらに備え、
    前記凹部は、前記第1筐体部の前記第2筐体部側の面に設けられ、
    前記凸部は、前記第2筐体部の前記第1筐体部とは反対側の面に設けられており、
    前記第2筐体部と前記凹部とによって、前記冷却風が流れる前記流路が構成されている、請求項6〜9のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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