JP2019149404A - 放熱フィン構造及びこれを用いた電子基板の冷却構造 - Google Patents

放熱フィン構造及びこれを用いた電子基板の冷却構造 Download PDF

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Abstract

【課題】板状のフィンによりファンからの冷却風を広い面積に導き、効率的な放熱が可能な放熱フィン構造及びこれを用いた電子基板の冷却構造を提供する。【解決手段】フィン基板の他方面に設けられた板状の複数のフィンにより、流入口から流入した冷却風を流出口へと導く複数の流路が構成されており、少なくとも1つのフィンの流入口側の端部が、少なくとも1つのフィンに隣接する一対のフィンの間に形成される流路の途中に配置され、少なくとも1つのフィンに隣接する一対のフィンの間に形成される流路が少なくとも1つのフィンにより幅方向に分割されており、少なくとも1つのフィンに隣接する一対のフィンの間隔が、流入口側から流出口側にかけて広がっており、少なくとも1つのフィンにより分割される前の流路の断面積と、少なくとも1つのフィンにより分割された後の2つの流路の断面積の合計とが略等しい、放熱フィン構造。【選択図】図2

Description

本発明は、電子基板上の発熱素子から発せられた熱を放熱するための放熱フィン構造及びこれを用いた電子基板の冷却構造に関する。
特許文献1には、発熱体の熱をヒートシンク及びファンを用いて冷却する電子機器の冷却装置が記載されている。
特開平10−190268号公報
DC/DCコンバータ等の大型の電子部品を収容する筐体に板状のフィンを設ける場合、ファンからの冷却風で発熱面積の大きい筐体を効率的に冷却できるよう、フィンの形状を改善する余地がある。
それ故に、本発明は、板状のフィンによりファンからの冷却風を広い面積に導き、効率的な放熱が可能な放熱フィン構造及びこれを用いた電子基板の冷却構造を提供することを目的とする。
本発明に係る放熱フィン構造は、一方面が発熱体に熱的に接続されるフィン基板と、フィン基板の他方面に設けられる板状の複数のフィンとを備え、複数のフィンにより、流入口から流入した冷却風を流出口へと導く複数の流路が構成されている。少なくとも1つのフィンの流入口側の端部が、少なくとも1つのフィンに隣接する一対のフィンの間に形成される第1流路の途中に配置され、第1流路が少なくとも1つのフィンにより幅方向に第2流路及び第3流路に分割されている。少なくとも1つのフィンに隣接する一対のフィンの間隔が、流入口側から流出口側にかけて広がっており、第1流路の断面積と、第2流路及び第3流路の断面積の合計とが略等しい。
この構成によれば、流路の分岐箇所における圧力損失の増加が抑制されるため、広い面積に冷却風を導いて、効率的な放熱を行うことができる。
フィン基板の他方面には、第1流路内に位置する凸部が形成されており、フィン基板からの凸部の突出量が大きくなるにつれて、第1流路を形成する一対のフィンの間隔が増加するように放熱フィン構造を構成しても良い。
流路内に凸部が存在する場合に、凸部の突出量に起因する断面積変化を低減できるので、圧力損失の増加をより抑制することができる。
少なくとも1つのフィンの流入口側の端部は、凸部に連続するように配置されても良い。
流路を分岐させるフィンの流入口側の端部を流路内の凸部に隙間なく連続するように配置することにより、凸部近傍における断面積変化を抑制できるので、圧力損失の増加をより抑制することができる。
少なくとも1つのフィンの流入口側の端部から所定範囲の部分の厚みが、流入口に向かうにつれて減少しても良い。
流路を分岐させるフィンの流入口側の端部における乱流の発生が抑制されるので、圧力損失の増加をより低減できる。
本発明に係る電子基板の冷却構造は、発熱素子が実装された電子基板と、一方面を発熱素子に向けて、電子基板に重ねて配置される、上記のいずれかの放熱フィン構造と、放熱フィン構造の流入口に送風するファンとを備える。
流路の分岐箇所における圧力損失の増加が抑制されるため、広い面積に冷却風を導いて、効率的な放熱を行うことが可能な電子基板の冷却構造を実現できる。
本発明によれば、板状のフィンによりファンからの冷却風を広い面積に導き、効率的な放熱が可能な放熱フィン構造及びこれを用いた電子基板の冷却構造を提供できる。
第1の実施形態に係る放熱フィン構造の概略構成を示す斜視図 図1に示した放熱フィン構造の平面図 第1の実施形態に係る放熱フィン構造に適用可能なフィンの配置例を示す模式図 第2の実施形態に係る放熱フィン構造を示す模式図
(概略)
本発明に係る放熱フィン構造においては、一対の板状のフィンの間に形成される流路の幅を空気の流入口側から流出口側にかけて増加させると共に、当該一対の板状のフィンの間に別の板状のフィンを設けて流路を分岐させることにより、板状のフィンが配置される領域の面積を広くする。分岐前の流路の断面積と、分岐後の2つの流路の断面積の合計とをほぼ同じとすることにより、分岐箇所における圧力損失の増加を抑制する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る放熱フィン構造の概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示した放熱フィン構造の平面図である。
放熱フィン構造100は、電子基板に実装された発熱素子(図示せず)からの熱を、図示しないファンから送り込まれた冷却風を介して放熱するために用いられる部材である。本実施形態では、放熱フィン構造100が電子基板の筐体の一部を構成している例を説明するが、放熱フィン構造100は、筐体とは別体として構成されていても良い。
放熱フィン構造100は、フィン基板2と、複数の板状のフィン3a〜3eとを備える。フィン基板2は、電子基板の筐体を構成するほぼ平板状の部材である。フィン基板2の表面(図1における上面)には複数のフィン3a〜3eが設けられている。また、フィン基板2の裏面(図1における下面)には発熱素子等の発熱体が熱的に接続される。フィン基板2及びフィン3a〜3eは、例えば、放熱性の高い樹脂により一体成形することができる。ただし、フィン基板2及びフィン3a〜3eの一方または両方を、金属等の樹脂以外の材料で形成しても良い。
複数のフィン3a〜3eは、対向する面間に所定の間隔を空けて配置されている。複数のフィン3a〜3eを所定の間隔を空けて配置することにより、図示しないファンによって流入口4a及び4bから送り込まれた空気を流出口5a〜5dへと導くための複数の流路が構成されている。
フィン3bは、フィン3a及び3cの間に配置されており、フィン3bの流入口側の端部8aは、フィン3bに隣接する一対のフィン3a及び3cの間に形成される流路6aの途中に位置している。このフィン3bの配置により、フィン3a及び3cの間に形成される流路6aが、2本の流路7a及び7bに分岐している。同様に、フィン3dは、フィン3c及び3eの間に配置されており、フィン3dの流入口側の端部8bは、フィン3dに隣接する一対のフィン3c及び3eの間に形成される流路6bの途中に位置している。このフィン3dの配置により、フィン3c及び3eの間に形成される流路6bが、2本の流路7c及び7dに分岐している。
本実施形態に係る放熱フィン構造100では、フィン3a〜3eの配置面積を広くするため、フィン3a、3c及び3eで形成される流路6a及び6bをそれぞれ分岐させることに加えて、フィン3a及び3cの間の流路6aの幅と、フィン3c及び3eの間の流路6bの幅とを、それぞれ、流入口側よりも流出口側で広くしている。フィン3a及び3eにより構成される流路の分岐と流路幅の増加により、フィン基板2上のより広い面積に冷却風を導くことができる。
流路6a及び6bの分岐箇所においては圧力損失が発生するが、本実施形態に係る放熱フィン構造100では、フィンにより分割される前の流路の断面積と、フィンにより分割された後の2つの流路の断面積の合計とを略等しくすることにより、圧力損失の増加を抑制している。分岐前の流路の断面積と、分岐後の2つの流路の断面積の合計とは、可能な限り差が小さいことが好ましく、同じであることが最も好ましい。
具体的には、図2に示すように、フィン3bにより分割される前の流路6aの断面積S1と、フィン3bにより分割された後の流路7aの断面積S2及び流路7bの断面積S3の合計とが略等しい。断面積S1と、断面積S2及びS3の合計とは、フィン3bの流入口側の端部8aの位置においてフィン3a及び3cの間隔を広げることによって、略等しくすることができる。
また、図1及び2に示すように、フィン3c及び3eの間の流路6b内には、フィン基板2の平面部から突出する凸部10が存在している。この凸部10は、フィン基板2の裏面側に配置される電子基板上の実装部品の突出形状に対応して形成されるものである。本実施形態に係る放熱フィン構造100では、流路6b内に凸部10が存在する場合、凸部10の位置においてフィン3c及び3eの間隔を広げることによって、凸部10より流入口側の断面積S4と、凸部10上の断面積S5とを略等しくしている。これにより、凸部10の位置における圧力損失の増加が抑制される。また、フィン3dの流入口側の端部8bは凸部10に連続するように配置されている。ここで、フィン3bの端部8bが凸部10に連続するとは、凸部10とフィン3bの端部8bとの間に、流路6bに沿った方向に隙間が生じないよう、両者が接している状態をいう。流路6bに沿った方向において、フィン3bの端部8bとの間に隙間が存在すると、流路6bの断面積が増減することにより圧力損失の増大を招く可能性がある。本実施形態では、が生じることにより、ないことにより、フィン3dの流入口側の端部8bが凸部10に連続していることにより、流路6bの断面積の増減を抑制し、圧力損失の増加を抑制している。また、フィン3dにより分割される前の流路6bの断面積S5と、フィン3dにより分割された後の流路7cの断面積S6及び流路7dの断面積S7の合計とが略等しい。断面積S5と、断面積S6及びS7の合計とは、フィン3dの流入口側の端部8dの位置またはその流出口側においてフィン3c及び3eの間隔を広げることによって、略等しくすることができる。
尚、本明細書において、一対のフィンで構成される流路(一次流路)を第1流路としたとき、当該第1流路内に設けられるフィンによって幅方向に分割された後の流路(二次流路)が第2流路及び第3流路に相当する。本実施形態では、流路6aを第1流路とした場合、流路7a及び7bが第2流路及び第3流路に相当する。また、流路6bを第1流路とした場合、流路7c及び7dが第2流路及び第3流路に相当する。分岐後の流路をフィンにより更に分岐させる場合、更なる分岐対象の流路を第1流路(一次流路)とみなして、分岐前後で第1流路の断面積と、更なる分岐後の第2流路及び第3流路(二次流路)の断面積の合計とが略等しくなるようにすることが好ましい。
図3は、第1の実施形態に係る放熱フィン構造に適用可能なフィンの配置例を示す模式図である。
図3(a)は、ファン20を中心として、複数の板状のフィン11a〜11eを配置した配置例を示す。図3(a)の例では、フィン11a及びフィン11eの間の流路がフィン11cにより分割されている。また、フィン11a及び11cの間の流路がフィン11bにより分割されると共に、フィン11c及びフィン11eの間の流路がフィン11dにより分割されている。図3の(a)に示すフィン11a〜11eの配置例においても、フィンによって分割される前の流路の断面積と、フィンによって分割された後の2つ流路の断面積の合計とを略等しくすることにより、分岐箇所における圧力損失の増加が抑制されている。
図3(b)は、フィン12a及びフィン12eの間の流路を分岐させるフィン12b〜12dの流入口側(ファン20側)の端部の形状をくさび状とした例を示す。フィン12b〜12dは、それぞれの流入口側の端部から所定範囲の部分の厚みが流入口側に向かって減少するように形成されている。流路を分岐させるフィン12b〜12dの流入口側の端部をくさび状に形成することにより、乱流の発生を抑制し、分岐箇所における圧力損失の増加を抑制することができる。
図3(c)は、流路の分岐箇所で流路幅が増加するようにフィン13a〜13eを配置した配置例を示す。図3(c)の例では、フィン13cによる分岐箇所において、フィン13a及び13eの間隔を増加させている。また、フィン13bによる分岐箇所において、フィン13a及び13cの幅を増加させると共に、フィン13dによる分岐箇所において、フィン13c及びフィン13eの幅を増加させている。このように、流路の分岐箇所で流路幅を増加させると、図3(a)の配置例と比べて、流入口から流出口へ掛けての流路の断面積増加を抑制できるため、圧力損失の増加をより抑制することができる。
尚、図3(b)及び図3(c)の配置例においても、フィンによって分割される前の流路の断面積と、フィンによって分割された後の2つ流路の断面積の合計とを略等しくすることにより、分岐箇所における圧力損失の増加が抑制されている。
図3に示したフィンの配置例によれば、圧力損失の増加を抑制しつつ、ファン20からの冷却風を広い範囲に導くことができるので、効率的な冷却が可能となる。
(効果等)
従来、DC/DCコンバータ等の大型の電子部品を格納した筐体を冷却する場合、筐体表面に複数のピン型フィンを設け、ファンの回転軸方向に冷却風を吐き出す軸流ファンを用いてピン型フィンからの放熱を促進する構成が採用される場合があった。ただし、ピン型フィンと軸流ファンを組み合わせた冷却装置では、大型で風量の多いファンを使用する必要がある。
一方、筐体表面に板状フィンを複数配列し、遠心方向に冷却風を吐き出すブロワファンを用いて、板状フィンの間に形成される流路内に空気を送り込んで板状フィンからの放熱を促進する構成も知られている。しかしながら、一般的な板状フィンとブロワファンを組み合わせた構成では、広い面積を冷却することが困難であるため、広い面積を効率的に冷却できるよう板状フィンの形状を工夫する余地があった。
本実施形態に係る放熱フィン構造100においては、フィンによって分割される前の流路の断面積と、フィンによって分割された後の2つの流路の断面積の合計とをほぼ同じとすることによって、分岐箇所における圧力損失の増加が低減されている。したがって、本実施形態に係る放熱フィン構造100によれば、圧力損失による冷却効率の低下を抑制しつつ、複数の板状フィンで構成される流路を分岐させてファンからの冷却風を広い面積に導くことが可能となる。
また、本実施形態に係る放熱フィン構造100では、図1及び図2に示したように、フィン基板2における流路6b内に凸部10が存在する場合、流路6bを分岐させるフィン3dの流入口側の端部8bを凸部10と連続するように配置している。この配置によればフィン3dの端部8b近傍における流路6bの断面積変化を抑制できるため、凸部10の近傍にフィン3dを配置した場合でも圧力損失の増加を抑制できる。
また、図3(b)に示したように、流路を分岐させるフィン12b〜12dの流入口側の端部から所定範囲の厚みを流入口側に向かうにつれて薄くすることにより、フィン12b〜12dの端部近傍における乱流の発生を抑制し、これによっても、圧力損失の増加を低減することができる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る放熱フィン構造の一部を示す模式図である。より詳細には、図4(a)は放熱フィン構造の一部の平面図であり、図4(b)はA−A’線に沿う位置の断面図であり、図4(c)はE−E’線に沿う位置の端面図であり、図4(d)はD−D’線に沿う位置の端面図であり、図4(e)はC−C’線に沿う位置の端面図であり、図4(f)はB−B’線に沿う位置の端面図である。尚、図4(a)における下側が流入口側に相当し、上側が流出口側に相当する
第2の実施形態に係る放熱フィン構造200は、図4(a)及び図4(b)に示すように、フィン基板18と、フィン基板18上に設けられたフィン14a〜14cとを備える。本実施形態に係る放熱フィン構造200においては、フィン基板18上におけるフィン14a及び14cに挟まれた位置に凸部17が存在する。凸部17は、図4(b)に示すように、基板21に実装された発熱素子22に対応して形成されるものである。
凸部17のフィン基板18からの突出量は、流路15上の位置によって異なり、図4(a)及び図4(b)に示すように、流入口から流出口に向かうにつれて単調に増加した(区間X)後、ほぼ一定となり(区間Y)、その後単調に減少する(区間Z)。第2の実施形態においては、流路15上の凸部17の突出量の変化に応じて、流路15の幅を変化させることにより、凸部17近傍の断面積変化を小さくし、圧力損失の増加を抑制している。具体的には、区間Xにおいては、凸部17の突出量が単調に増加するため、フィン14a及び14c間の流路15の幅も単調に増加させることにより、断面積の変化を抑制している。
また、フィン14bの流入口側の端部19は、凸部17と連続するように配置されており、上述した実施形態と同様に、フィン14bによって分割される前の流路15の断面積S8と、フィン14bによって分割された後の流路16aの断面積S9及び流路16bの断面積S10の合計とが略等しい。したがって、本実施形態に係る放熱フィン構造200においても、流路15の分岐箇所における圧力損失の増加が抑制されている。
本実施形態に係る放熱フィン構造200によれば、フィン14a及び14cの間の流路15内に凸部17が存在する場合、凸部17の形状(突出量)に合わせて流路15の断面積変化が小さくなるように流路15の幅を変化させている。これにより、凸部17近傍における圧力損失の増加を抑制することができるので、更に冷却効率を向上させることが可能となる。
(その他の変形例)
尚、上記の各実施形態で説明したフィンの配置やフィン形状、隣接する一対のフィン間の流路幅の変化等は、任意に組み合わせることが可能である。上述したフィンの配置やフィン形状、隣接する一対のフィン間の流路幅の変化等を組み合わせることにより、広い面積をより効率的に冷却可能な放熱フィン構造体を構成することができる。
また、上記の各実施形態では、一対のフィンの間の流路を1回または2回分岐させた放熱フィン構造の一部を例示したが、分岐後の流路内に更にフィンを配置して流路を3回以上分岐させてより広い面積を冷却できる放熱フィン構造を構成しても良い。
また、上記の各実施形態では、複数のフィンで構成される流路の平面形状を特定しているが、流路の平面形状は、冷却対象となる発熱素子の配置や筐体の大きさ、使用するファンの形状等に合わせて適宜設計することができる。
上記の各実施形態で説明した放熱フィン構造を、発熱素子が実装された電子基板及びファンと組み合わせることにより、電子基板の冷却構造を構成することができる。この際、フィン基板の裏面(フィンが設けられていない側の面)を電子基板上の発熱素子側に向けて、放熱フィン構造と電子基板とを重ね合わせ、複数のフィンで構成される流入口にファンからの冷却風が送風されるようにファンを配置する。フィン基板の裏面と発熱素子とは熱的に接続されていれば良く、熱伝導性を向上させるために、放熱グリス等を介して接触させても良い。
本発明は、電子基板に実装された発熱素子からの熱を、ファンの冷却風を用いて放熱する放熱構造として利用できる。
2 フィン基板
3a〜3e フィン
4a、4b 流入口
5a〜5d 流出口
6a、6b 流路
7a〜7d 流路
8a、8b 端部
10 凸部
11a〜11e フィン
12a〜12e フィン
13a〜13e フィン
14a〜14c フィン
15 流路
16a、16b 流路
17 凸部
18 フィン基板
20 ファン
21 基板
22 発熱素子
100 放熱フィン構造
200 放熱フィン構造

Claims (5)

  1. 一方面が発熱体に熱的に接続されるフィン基板と、
    前記フィン基板の他方面に設けられる板状の複数のフィンとを備え、
    前記複数のフィンにより、流入口から流入した冷却風を流出口へと導く複数の流路が構成されており、
    少なくとも1つのフィンの前記流入口側の端部が、前記少なくとも1つのフィンに隣接する一対のフィンの間に形成される第1流路の途中に配置され、前記第1流路が前記少なくとも1つのフィンにより幅方向に第2流路及び第3流路に分割されており、
    前記少なくとも1つのフィンに隣接する前記一対のフィンの間隔が、前記流入口側から前記流出口側にかけて広がっており、
    前記第1流路の断面積と、前記第2流路及び前記第3流路の断面積の合計とが略等しい、放熱フィン構造。
  2. 前記フィン基板の前記他方面には、前記第1流路内に位置する凸部が形成されており、
    前記フィン基板からの前記凸部の突出量が大きくなるにつれて、前記第1流路を形成する前記一対のフィンの間隔が増加する、請求項1に記載の放熱フィン構造。
  3. 前記少なくとも1つのフィンの前記流入口側の端部は、前記凸部に連続するように配置される、請求項2に記載の放熱フィン構造。
  4. 前記少なくとも1つのフィンの前記流入口側の端部から所定範囲の部分の厚みが、前記流入口に向かうにつれて減少する、請求項1〜3のいずれかに記載の放熱フィン構造。
  5. 発熱素子が実装された電子基板と、
    前記一方面を前記発熱素子に向けて、前記電子基板に重ねて配置される請求項1〜4のいずれかに記載の放熱フィン構造と、
    前記放熱フィン構造の前記流入口に送風するファンとを備える、電子基板の冷却構造。
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