JP6637880B2 - 5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は新規な5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体及びその製造方法に関する。2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−ベンジルオキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−クロロ−5−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンなどの5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体は各種、医農薬や電子材料の合成原料として有用な化合物である。
従来より、本発明の5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体及びその製造方法は知られていない。
本発明の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン及び2−ベンジルオキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの類似化合物として、2−メトキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンは知られており、2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンとメタノールをトリエチルアミン存在下反応させることにより、2−メトキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンと2−クロロ−4−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの混合物を得、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、目的物の2−メトキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンを得る方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の方法を本発明の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造に適用した場合、目的物の2−(2,2,2−トロフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンは生成しないという課題があった。また、2−ベンジルオキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造に適用した場合、目的物の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンは生成せず、さらに、周知の方法のアルコール類の金属塩を用いる方法として、ベンジルアルコールをリチウム塩と2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンをテトラヒドロフラン溶剤中で反応させた場合、生成物は目的物の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンと位置異性体の2−クロロ−4−ベンジロキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンとの混合物(目的物/異性体=73/27)となり、目的物を得るためには、シリカゲルカラムクロマトグラフィー等での分離精製が必要となってしまうという課題があった。
一方、本発明の2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの類似の化合物として、2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(以下、CFPと略す)は知られており、ピリミジン環上の2−位及び4−位を様々な置換基で置換し、医薬品候補薬を製造する方法が知られている(例えば特許文献2を参照)。
しかしながら、従来法ではCFPを用いて2−位又は4−位に様々な置換基を高選択的に導入することは困難であり、生成物が2−位の置換体と4−位の置換体の混合物となってしまうこととなっていた。このため、高純度の目的物を得るには、シリカゲルカラムクロマトグラフィー等での分離精製が必要という課題があった。
さらに加えて、本発明の2−クロロ−5−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの類似化合物として、2−クロロ−5−メチルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンは知られており、2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンとナトリウムチオメトキシドの反応により得られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、反応により得られた2−クロロ−5−メチルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンと2−メチルチオ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製する方法であって工業的製法としてはさらなる改善が望まれ、また収率が28%と低いという課題があった。
特表2008−528613号公報 特許第4842816号公報。
本発明は、5−(トリフルオロメチル)ピリミジン骨格の導入剤として期待される2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−ベンジルオキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン及び2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチリ)ピリミジンなどの5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体、並びにそれらの製造方法の提供にある。
すなわち本発明は、以下を提供するものである。
[1]下記一般式(1)
Figure 0006637880
(式(1)中、
は2,2,2−トリフルオロエトキシ基であり、かつRは塩素原子もしくは2,2,2−トリフルオロエトキシ基、
又は、Rはベンジルオキシ基であり、かつRは塩素原子、
又は、Rは塩素原子であり、かつRはフェニルチオ基を示す)
で表わされる5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体。
[2] 一般式(1)においてRが2,2,2−トリフルオロエトキシ基で、Rが塩素原子または2,2,2−トリフルオロエトキシ基である、下記一般式(2)
Figure 0006637880
で表わされる項1に記載の5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体。
[3] 一般式(1)においてR及びRが2,2,2−トリフルオロエトキシ基である、下記式(3)
Figure 0006637880
で表わされる項1又は項2に記載の5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体。
[4] 2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンと2,2,2−トリフルオロエトキシ金属塩を反応させる、項2又は項3に記載の5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造方法。
[5] 2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンと2,2,2−トリフルオロエタノールの金属塩を反応させる、項2に記載の式(2)で表わされる2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造方法。
[6] 金属塩が、リチウム塩、ナトリウム塩又はカリウム塩である、項5に記載の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造方法。
[7] 一般式(1)において、Rがベンジルオキシ基で、Rが塩素原子である、下記式(4)
Figure 0006637880
で表わされる項1に記載の5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体。
[8] 2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンとベンジルアルコールの金属塩をテトラヒドロフラン−ヘキサン混合溶媒中で反応させる、項7に記載の5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造方法。
[9] 金属塩が、リチウム塩、ナトリウム塩又はカリウム塩である、項8に記載の5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造方法。
[10] 一般式(1)において、Rが塩素原子で、Rが置換フェニルチオ基である、下記一般式(5)
Figure 0006637880
(式(5)中、Rは水素原子又はメチル基を示す)
で表わされる項1に記載の5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体。
[11] 2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンと、下記一般式(6)
Figure 0006637880
(式(6)中、Rは前記式(5)に同じ)
で表わされる芳香族チオール類の金属塩を反応させる、項10に記載の一般式(5)で表わされる2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造方法。
[12] 金属塩が、リチウム塩、ナトリウム塩又はカリウム塩である、項11に記載の2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造方法。
本発明により、医農薬の合成原料として新規な2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンといった5−(トリフルロメチル)ピリミジン誘導体及びその製造方法が提供された。
本発明の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンは、4−位に新たな置換基を導入でき、さらに2−位の2,2,2−トリフルオロエトキシ基を何らかの置換基で置換し、2−位及び4−位が置換された5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体へ誘導されることが期待される。
また、本発明の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンは、4−位に新たな置換基を導入でき、さらに2−位のベンジロキシ基を水素添加反応等により脱保護又は何らかの置換基で置換し、2−位及び4−位が置換された5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体を製造できることが期待される。
さらに、本発明の2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンは、2−位に新たな置換基を導入でき、さらに4−位の芳香族チオ基を酸化した後何らかの置換基で置換し、2−位及び4−位が置換された5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体へ誘導されることを期待できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の製造原料として使用する2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンは、例えば、工業的に入手可能な5−(トリフルオロメチル)ウラシルをオキシ塩化リン等より脱水及び塩素化することにより調製可能である。
本発明の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造方法について、下記記述する。
本発明の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造に使用する2,2,2−トリフルオロエタノールは、反応に具する2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンに対して、1.0モル倍量〜1.5モル倍量使用するとよい。
本発明の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造に使用する2,2,2−トリフルオロエタノールの金属塩の調製に適用可能な金属試剤としては、具体的には例えば、金属リチウム、金属ナトリウム、金属カリウム、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、n−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、リチウム ジイソプロピルアミド、リチウム ヘキサメチルジシラジド、ナトリウム ヘキサメチルジシラジド、カリウム ヘキサメチルジシラジド等で、反応に具するベンジルアルコールに対して、0.7モル倍量〜1.0モル倍量使用するとよい。さらに用いる金属試剤は、各種溶剤で所定の濃度に希釈され市販されている溶液を用いても良い。
本発明の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造に適用可能な溶剤としては、具体的には例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチル−tert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、メチル−cyclo−ペンチルエーテル等のエーテル系溶剤、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、メシチレン、クメン等の芳香族系溶剤、n−ペンタン、n−ヘキサン、cyclo−ヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶剤等が挙げられ、反応に具する2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンに対して5重量倍量〜40重量倍量使用するとよい。また、これら溶剤は2種以上を混合して使用しても良い。
本発明の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造に適用可能な反応温度及び時間としては、用いる金属試剤の種類、溶剤の種類及び基質濃度により異なるが、通常、−80〜65℃の温度範囲で、4〜48時間反応を行うことにより、反応は完結する。
本発明の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造後の後処理としては、周知の方法で可能で、例えば、飽和塩化アンモニウム水溶液で中和、ジクロロメタン等の溶剤で抽出、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮することにより粗製物を液体として得、さらに必要に応じて蒸留により精製しても良い。
本発明の2−ベンジルオキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造方法について、下記記述する。
本発明の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造に使用するベンジルアルコールは、反応に具する2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンに対して、1.0〜1.5モル使用するとよい。
本発明の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造に使用するベンジルアルコールの金属塩の調製に適用可能な金属試剤としては、具体的には例えば、金属リチウム、金属ナトリウム、金属カリウム、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、n−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、リチウム ジイソプロピルアミド、リチウム ヘキサメチルジシラジド、ナトリウム ヘキサメチルジシラジド、カリウム ヘキサメチルジシラジド等で、反応に具するベンジルアルコールに対して、0.7〜1.0モル使用するとよい。ベンジルアルコールと上記金属試剤とにより、ベンジルアルコールのリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩が得られると共に反応に供される。用いられる金属試剤は1種単独でも2種以上を組み合わせてもよい。さらに用いる金属試剤は、各種溶剤で所定の濃度に希釈され市販されている溶液を1種単独または2種以上を組み合わせて用いても良い。
本発明の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造に使用するテトラヒドロフラン−ヘキサン混合溶剤としては、テトラヒドロフラン/ヘキサンの比が1/2(vol/vol)〜1/8(vol/vol)比の範囲が適用可能で、これよりヘキサンの使用量が少ない場合は、選択性が低下する場合があり、一方、大過剰の使用はベンジルアルコールの金属塩が析出し、収率が低下する場合がある。
本発明の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造に使用するテトラヒドロフラン−ヘキサン混合溶剤の使用量は、反応に具する2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンに対して5〜40重量倍量使用するとよい。
本発明の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造に適用可能な反応温度及び時間としては、用いる金属試剤の種類、混合溶剤の組成及び基質濃度により異なるが、通常、−80〜65℃の温度範囲で、4〜48時間反応を行うことにより、反応は完結する。
本発明の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造後の後処理としては、周知の方法で可能で、例えば、飽和塩化アンモニウム水溶液で中和、ジクロロメタン等の溶剤で抽出、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮することにより粗製物を固体として得、さらに必要に応じて再結晶により精製しても良い。
本発明の2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造方法について、下記記述する。
本発明のTFEFPの製造方法としては、2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(CFP)と2,2,2−トリフルオロエトキシ金属塩を反応させることで、TFEFPを製造することができる。
その製造方法としては、反応系内で2,2,2−トリフルオロエタノールと有機金属あるいは水素化金属とを反応させて、2,2,2−トリフルオロエトキシ金属塩を生成させることで、生成した2,2,2−トリフルオロエトキシ金属塩がCFPと反応しTFEFPを製造する方法が挙げられる。さらに、反応系外から2,2,2−トリフルオロエトキシ金属塩を加え、CFPと反応させてTFEFPを製造する方法が挙げられる。
本発明に係るTFEFPの製造方法の原料として使用するCFPは工業的に入手可能な材料であり、その製法としては例えば5−(トリフルオロメチル)ウラシルをオキシ塩化リン等より脱水及び塩素化することにより調製されている。
本発明の製造に適用可能な2,2,2−トリフルオロエタノールの金属塩としては、具体的には例えば、リチウム 2,2,2−トリフルオロエトキシド、ナトリウム 2,2,2−トリフルオロエトキシド、カリウム 2,2,2−トリフルオロエトキシド等が挙げられ、反応に具するCFPに対して、2.0倍モル以上、好ましくは2.2〜3.0倍モル量使用するとよい。また、2,2,2−トリフルオロエタノールの金属塩は、CFPとの反応の前に事前に系内で調製することが好ましく、反応に不活性な溶剤に溶解した2,2,2−トリフルオロエタノールに、例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、リチウム ジイソプロピルアミド、リチウム ヘキサメチルジシラジド、ナトリウム ヘキサメチルジシラジド、カリウム ヘキサメチルジシラジド等の有機金属あるいは水素化金属を、2,2,2−トリフルオロエタノールに対して0.9モル〜等モル使用し、−80℃〜室温の温度範囲で調製するとよい。
本発明の製造に適用可能は溶剤としては、反応に不活性な溶剤であれば特に制限されないが、具体的には例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、シクロペンチルメチルエーテル、メチル−tert−ブチルエーテル等のエーテル系溶剤、n−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶剤が挙げられ、反応に具するCFPに対して、5〜50重量倍量使用するとよい。また、これら溶剤は単独で用いても良いし、混合して用いても良い。
本発明に係るTFEFPの製造方法における反応温度及び反応時間は、2,2,2−トリフルオロエタノールの金属塩の種類、溶剤の種類及び量により異なるが、通常−80〜100℃の温度範囲で、1〜24時間反応を行うことにより、反応が完結できる。
本発明の反応後の後処理としては、公知の方法であれば特に制限されないが、例えば、飽和の塩化アンモニウム塩水溶液による中和、濃縮、ジクロロメタンによる抽出、乾燥、ろ過、濃縮することにより目的物のTFEFPを得ることができる。さらに、シリカゲル処理または蒸留等により精製しても良い。
本発明の2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンの製造方法について、下記記述する。
本発明の2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体(1)の製造に適用可能な一般式(2)で表わされる芳香族チオール類(2)としては、具体的には例えば、ベンゼンチオール、2−メチルベンゼンチオール、3−メチルベンゼンチオール、4−メチルベンゼンチーオール等が挙げられ、反応に具する2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンに対して、0.9モル倍量〜1.3モル倍量使用するとよい。
本発明の2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体(1)の製造に使用する芳香族チオール類の金属塩は市販されているものであれば、そのまま使用しても良いし、必要に応じて系内で調製しても良く、系内で調製する際に適用可能な金属試剤としては、具体的には例えば、金属リチウム、金属ナトリウム、金属カリウム、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、n−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、リチウム ジイソプロピルアミド、リチウム ヘキサメチルジシラジド、ナトリウム ヘキサメチルジシラジド、カリウム ヘキサメチルジシラジド等で、反応に具する芳香族チオール類に対して、0.8モル倍量〜1.0モル倍量使用するとよい。さらに用いる金属試剤は、各種溶剤で所定の濃度に希釈され市販されている溶液を用いても良い。
本発明の2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体(1)の製造の製造に適用可能な溶剤としては、反応に不活性な溶剤であれば特に制限はないが、具体的には例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、クメン、メシチレン等の芳香族炭化水素系溶剤、ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−ペンタン等の脂肪族炭化水素系溶剤等が挙げられ、反応に具する2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンに対して、5重量倍量〜40重量倍量使用するとよい。また、必要に応じて2種類以上を混合して用いても良い。
本発明の2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体(1)の製造に適用可能な反応温度及び時間としては、用いる金属試剤の種類、溶剤の組成及び基質濃度により異なるが、通常、−40〜50℃の温度範囲で、4〜48時間反応を行うことにより、反応は完結する。
本発明の2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体(1)の製造後の後処理としては、周知の方法で可能で、例えば、飽和塩化アンモニウム水溶液で中和、ジクロロメタン等の溶剤で抽出、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、濃縮することにより粗製物を固体として得、さらに必要に応じて再結晶により精製しても良い。
以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
なお、分析に当たっては下記機器を使用した。
H−NMR,19F−NMR,13C−NMR:ブルカー社(BRUKER)製AVANCE II 400。
GC-MS:島津製作所製GCMS−QP2010Plus。
元素分析:ヤナコ社製CHNコーダー MT−6。
実施例1 2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)の調製
Figure 0006637880
撹拌機を備え、窒素置換した2000mLの丸底4つ口フラスコに、2,2,2−トリフルオロエタノール(40.12g,0.401mol)及びテトラヒドロフラン(1475mL)を仕込み、−20℃に冷却の後、n−ブチルリチウム(1.6M−ヘキサン溶液,250mL,0.400mol)を添加し、同温度で30分撹拌した。次いで、2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(86.73g,0.400mol)を30分かけて滴下し、さらに同温度で30分撹拌の後、室温に戻し、6時間反応を行った。
反応終了後、飽和塩化ナトリウム水溶液(600mL×3回)で洗浄、次いで減圧下濃縮することにより粗製物(119.33g)を黄色液体として得た。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、目的物の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)が転化率97%、収率80%で生成していた。なお、副生物として異性体2−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンが収率換算で4%、過付加体2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンが収率換算で10%含有されていた。
さらに得られた粗製物を、充填剤(桐山パック10段,20mmID×250mmL)を用い、減圧下、精密蒸留を行うことに精製2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)を、無色透明液体として得た(70.21g,純度97.0%、収率61%)。
H−NMR(CDCl,400MHz)δ8.78(d,J=0.8Hz,1H),4.89(q,J=8.0Hz,2H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−63.72。
13C−NMR(CDCl,100MHz)δ164.69,161.84,158.98(q,J=5.0Hz),122.80(q,J=277.2Hz),122.04(q,J=270.3Hz),119.13(q,J=32.6Hz),64.71(q,J=37.0Hz)。
GC−MS(m/z)280(34,M),261(34),225(32),211(91),182(100),155(47),147(32),120(31),83(69)。
元素分析
計算値 炭素(29.97%)、水素(1.08%)、窒素(9.98%)。
測定値 炭素(29.92%)、水素(1.08%)、窒素(9.96%)。
実施例2 2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)の調製
撹拌子を備え、窒素置換した50mLのナス型フラスコに、2,2,2−トリフルオロエタノール(0.65g,6.54mmol)及びテトラヒドロフラン(4mL)を仕込み、−20℃に冷却の後、n−ブチルリチウム(1.6M−ヘキサン溶液,2.95mL,4.71mmol)を添加し、同温度で30分撹拌した。次いで、同温度でn−ヘキサン(10mL)を添加の後、2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(1.00g,4.61mmol)を添加した。さらに同温度で30分撹拌の後、室温に戻し、3時間反応を行った。
反応終了後、飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)を添加、減圧濃縮によりテトラヒロロフランを留去、ジクロロメタン(10mL×3回)抽出、有機層を合わせて、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、次いで濃縮することにより、粗製物の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)を淡黄色液体として得た(1.34g)。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、目的物の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)が転化率97%、収率84%で生成していた。なお、副生物として異性体2−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンが収率換算で2%、過付加体2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンが収率換算で13%含有されていた。
実施例3 2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)の調製
実施例2と同じ反応装置を用い、2,2,2−トリフルオロエタノール(0.55g,5.53mmol)及びテトラヒドロフラン(15mL)を仕込み、−0℃に冷却の後、水素化ナトリウム(60%油性,0.20g,4.99mmol)を添加し、同温度で30分撹拌した。次いで−20℃に冷却の後、n−ヘキサン(10mL)を添加、次いで2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(1.00g,4.61mmol)を添加した。さらに同温度で30分撹拌の後、0℃に昇温し、16時間反応を行った。
反応終了後、実施例2と同じ後処理操作を行い、2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)の粗製物(1.37g)を得た。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、目的物の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)が転化率99%、収率87%で生成していた。なお、副生物として異性体2−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンが収率換算で1%、過付加体2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンが収率換算で8%含有されていた。
実施例4 2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)の調製
実施例2と同じ反応装置を用い、2,2,2−トリフルオロエタノール(0.55g,5.53mmol)及びテトラヒドロフラン(20mL)を仕込み、−40℃に冷却の後、カリウム ヘキサメチルジシラジド(1.0M−テトラヒドロフラン溶液,4.70mL,4.70mmol)を添加し、同温度で30分撹拌した。次いで、2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(1.00g,4.61mmol)を添加した。さらに同温度で30分撹拌の後、−20℃とし、同温度で36時間反応を行った。
反応終了後、実施例2と同じ後処理操作を行い、2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)の粗製物(1.33g)を得た。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、目的物の2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(7)が転化率99%、収率86%で生成していた。なお、副生物として異性体2−クロロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンが収率換算で2%、過付加体2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンが収率換算で5%含有されていた。
実施例5 2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(3)の調製
Figure 0006637880
窒素気流下、撹拌子を備えた200mLのナス型フラスコに、2,2,2−トリフルオロエタノール(5.99g,59.9mmol)及びテトラヒドロフラン(85mL)を仕込み、−20℃に冷却の後、n−ブチルリチウム(1.6M−ヘキサン溶液,34.5mL,55.2mmol)を添加し、同温度で30分撹拌した。次いでこれに、CFP(5.00g,23.0mmol)を添加し、同温度で30分撹拌の後、昇温し、40℃で24時間反応を行った。
反応終了後、反応液に飽和の塩化アンモニウム水溶液(30mL)を添加、減圧下濃縮、ジクロロメタン(30ml×3回)抽出、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮することにより粗製物を得た。
得られた粗製物は、シリカゲル床(10g、溶離液ジクロロメタン)で精製、濃縮することにより目的物の2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(3)(7.22g,21.0mmol,収率91%)を無色透明液体として得た。
分析結果は次の通りであった。
H−NMR(CDCl,400MHz)δ8.60(d,J=0.8Hz,1H),4.91(q,J=4.9Hz,2H),4.85(q,J=4.8Hz,2H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−63.80,−74.82(t,J=7.5Hz),−74.89(t,J=7.5Hz)。
13C−NMR(CDCl,100MHz)δ167.07,165.00,158.38(q,J=4.7Hz),122.99(q,J=275.8Hz),122.74(q,J=275.6Hz),122.28(q,J=269.4Hz),108.05(q,J=34.7Hz),64.39(q,J=36.7Hz),63.39(q,J=37.2Hz)。
GC−MS(m/z):344(M,45),325(58),275(100),246(93),163(90),83(95)。
元素分析 計算値:炭素(31.41%)、水素(1.46%)、フッ素(49.69%)、窒素(8.14%)。測定値:(31.32%)、水素(1.46%)、フッ素(49.64%)、窒素(8.16%)。
実施例6 2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(3)の調製
実施例5と同じ反応装置を用い、2,2,2−トリフルオロエタノール(8.29g,82.9mmol)を仕込むと共に、n−ブチルリチウム(1.6M−ヘキサン溶液,34.5mL,55.2mmol)に替えて、水素化ナトリウム(和光純薬製、60%油性(ミネラルオイル40%含有)、3.32g,82.9mmol)を用い、室温下、12時間反応を行った後、実施例1と同じ後処理操作を行い、目的物2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(3)(7.62g,22.2mmol,収率96%)を無色透明液体として得た。
実施例7 2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(3)の調製
実施例5と同じ反応装置を用い、2,2,2−トリフルオロエタノール(6.13g,61.3mmol)を仕込むと共に、n−ブチルリチウム(1.6M−ヘキサン溶液,34.5mL,55.2mmol)に替えて、カリウム ヘキサメチルジシラジド(1M−テトラヒドロフラン溶液、64.5mL,64.5mmol)を用い、0℃下、18時間反応を行った後、実施例1と同じ後処理操作を行い、目的物2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(3)(6.90g,20.1mmol,収率87%)を無色透明液体として得た。
実施例8 2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)の調製
Figure 0006637880
撹拌子を備え、窒素置換した50mLのナス型フラスコに、ベンジルアルコール(0.50g,4.61mmol)及びテトラヒドロフラン(4mL)を仕込み、−20℃に冷却の後、n−ブチルリチウム(1.6M−ヘキサン溶液,2.88mL,4.61mmol)を添加し、同温度で30分撹拌した。
次いで、ヘキサン(8mL)を添加した後、−80℃に冷却し、2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(1.00g,4.61mmol)を添加した。さらに同温度で30分撹拌の後、室温に戻し、2時間反応を行った。
反応終了後、飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)を添加、減圧濃縮によりテトラヒロロフランを留去、ジクロロメタン(10mL×3回)抽出、有機層を合わせて、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、次いで濃縮することにより、粗製物の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)を淡黄色固体として得た(1.41g)。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率100%、収率90%、副生物の2−クロロ−4−ベンジロキシ−5−(トリフルロメチル)ピリミジンが収率換算で10%含有されていた。
さらに得られた粗製物を、エチルベンゼンを用いた再結晶を行うことにより、精製2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)を白色固体として得た(1.00g,収率75%、純度99%)。
H−NMR(CDCl,400MHz)δ8.70(d,J=0.8Hz,1H),7.50−7.45(m,2H),7.40−7.32(m,3H),5.50(s,2H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−63.62。
13C−NMR(CDCl,100MHz)δ165.94,161.08,158.70(q,J=5.0Hz),135.05,128.75,128.57,122.31(q,J=270.0Hz),117.50(q,J=33.8Hz),70.95。
GC−MS(m/z):288(M,31),253(35),182(27),107(66),91(100)。
元素分析
計算値 炭素(49.93%)、水素(2.79%)、窒素(9.70%)。
測定値 炭素(19.80%)、水素(2.80%)、窒素(9.68%)。
比較例1 2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)の調製
実施例8のテトラヒドロフラン(4mL)を12mLに替え、ヘキサン(8mL)を用いなかった以外、実施例1と同じ操作を行い、粗製物の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)を淡黄色油状物として得た(1.47g)。ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率 99%、収率72%、副生物の2−クロロ−4−ベンジロキシ−5−(トリフルロメチル)ピリミジンが収率換算で27%含有されていた。
比較例2 2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)の調製
実施例8のテトラヒドロフラン(4mL)を2mLに替え、ヘキサン(8mL)を20mLに替えた以外、実施例1と同じ操作を行い、粗製物の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)を淡黄色油状物として得た(1.16g)。ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率45%、収率40%、副生物の2−クロロ−4−ベンジロキシ−5−(トリフルロメチル)ピリミジンが収率換算で5%含有されていた。
実施例9 2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)の調製
撹拌子を備え、窒素置換した50mLのナス型フラスコに、ベンジルアルコール(0.70g,6.45mmol)及びテトラヒドロフラン(3mL)を仕込み、−20℃に冷却の後、n−ブチルリチウム(1.6M−ヘキサン溶液,3.02mL,4.81mmol)を添加し、同温度で30分撹拌した。
次いで、ヘキサン(10mL)を添加した後、−80℃に冷却し、2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(1.00g,4.61mmol)を添加した。さらに同温度で30分撹拌の後、0℃で、16時間反応を行った。
反応終了後、飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)を添加、減圧濃縮によりテトラヒロロフランを留去、ジクロロメタン(10mL×3回)抽出、有機層を合わせて、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、次いで濃縮することにより、粗製物の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)を淡黄色固体として得た(1.43g)。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率100%、収率93%、副生物の2−クロロ−4−ベンジロキシ−5−(トリフルロメチル)ピリミジンが収率換算で7%含有されていた。
実施例10 2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)の調製
撹拌子を備え、窒素置換した50mLのナス型フラスコに、水素化ナトリウム(60%油性,0.20g,4.99mmol)及びテトラヒドロフラン(8mL)を室温下仕込み、30分撹拌の後、これにベンジルアルコール(0.60g,5.53mmol)を添加し、同温度で30分撹拌した。次いで、ヘキサン(20mL)を添加、−20℃に冷却の後、2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(1.00g,4.61mmol)を添加し、同温度で24時間反応を行った。
反応終了後、飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)を添加、減圧濃縮によりテトラヒロロフランを留去、ジクロロメタン(10mL×3回)抽出、有機層を合わせて、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、次いで濃縮することにより、粗製物の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)を淡黄色固体として得た(1.62g)。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率100%、収率91%、副生物の2−クロロ−4−ベンジロキシ−5−(トリフルロメチル)ピリミジンが収率換算で9%含有されていた。
実施例11 2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)の調製
撹拌子を備え、窒素置換した50mLのナス型フラスコに、ベンジルアルコール(0.55g,5.07mmol)及びテトラヒドロフラン(2mL)を仕込み、−40℃に冷却の後、カリウム ヘキサメチルジシラジド(1.0M−テトラヒドロフラン溶液,4.70mL,4.70mmol)を添加し、同温度で30分撹拌した。
次いで、ヘキサン(15mL)を添加した後、2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(1.00g,4.61mmol)を添加した。さらに同温度で30分撹拌の後、−20℃とし、同温度で36時間反応を行った。
反応終了後、飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)を添加、減圧濃縮によりテトラヒロロフランを留去、ジクロロメタン(10mL×3回)抽出、有機層を合わせて、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、次いで濃縮することにより、粗製物の2−ベンジロキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(4)を淡黄色固体として得た(1.45g)。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率98%、収率95%、副生物の2−クロロ−4−ベンジロキシ−5−(トリフルロメチル)ピリミジンが収率換算で3%含有されていた。
実施例12 2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(8)の調製
Figure 0006637880
撹拌子を備え、窒素置換した50mLのナス型フラスコに、ベンゼンチオール(0.51g,4.63mmol)及びテトラヒドロフラン(20mL)を仕込み、−20℃に冷却の後、n−ブチルリチウム(1.6M−ヘキサン溶液,2.88mL,4.61mmol)を添加し、同温度で30分撹拌した。
次いで2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(1.00g,4.61mmol)を添加した。さらに同温度で30分撹拌の後、室温に戻し、16時間反応を行った。
反応終了後、飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)を添加、減圧濃縮によりテトラヒロロフランを留去、ジクロロメタン(10mL×3回)抽出、有機層を合わせて、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、次いで濃縮することにより、粗製物の2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(8)を白色固体として得た(1.38g)。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率99%、収率92%、副生物の2−フェニルチオ−4−クロロ−5−(トリフルロメチル)ピリミジンが収率換算で6%含有されていた。
さらに得られた粗製物を、エチルベンゼンを用いた再結晶を行うことにより、精製2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(8)を白色固体として得た(1.13g,収率85%、純度99%)。
H−NMR(CDCl,400MHz)δ8.54(d,J=0.8Hz,1H),7.60−7.45(m,5H)。
19F−NMR(CDCl,376MHz)δ−64.32。
13C−NMR(CDCl,100MHz)δ172.75,163.29,155.52(q,J=5.3Hz),136.03,130.72,129.77,122.84(q,J=271.6Hz),119.59(q,J=33.8Hz)。
GC−MS(m/z):290(50,M),289(100),255(13),235(7),221(3),185(8),109(22)。
元素分析
計算値 炭素(45.45%)、水素(2.08%)、窒素(9.64%)。
測定値 炭素(45.33%)、水素(2.08%)、窒素(9.62%)。
実施例13 2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(8)の調製
実施例12と同じ反応装置を用い、テトラヒドロフラン(20mL)を(10mL)に替えた以外、実施例12と同じ操作を行い、粗製物(1.27g)を白色固体として得た。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率100%、収率89%、副生物の2−フェニルチオ−4−クロロ−5−(トリフルロメチル)ピリミジンが収率換算で5%含有されていた。
実施例14 2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(8)の調製
実施例12と同じ反応装置を用い、n−ブチルリチウム(1.6M−ヘキサン溶液,2.88mL,4.61mmol)に替えて、水素化ナトリウム(60%油性,0.20g,4.99mmol)を用い、0℃で24時間反応を行った以外は実施例12と同じ操作を行い、粗製物(1.21g)を白色固体として得た。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率94%、収率84%、副生物の2−フェニルチオ−4−クロロ−5−(トリフルロメチル)ピリミジンが収率換算で8%含有されていた。
実施例15 2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(8)の調製
実施例12と同じ反応装置を用い、ベンゼンチオール(0.51g,4.63mmol)に替えてベンゼンチオール(0.64g,5.79mmol)、n−ブチルリチウム(1.6M−ヘキサン溶液,2.88mL,4.61mmol)に替えて、カリウム ヘキサメチルジシラジド(1.0M−トルエン溶液,4.63mL,4.63mmol)を用い、−10℃で36時間反応を行った以外は実施例12と同じ反応操作を行い、粗製物(1.26g)を白色固体として得た。得られた粗製物を、ヘキサフルオロベンゼンを内部標準として用いた19F−NMR測定において、転化率98%、収率90%、副生物の2−フェニルチオ−4−クロロ−5−(トリフルロメチル)ピリミジンが収率換算で4%含有されていた。
本発明の新規な2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2−ベンジルオキシ−4−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン、2,4−ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン及び2−クロロ−4−フェニルチオ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンは5−(トリフルオロメチル)ピリミジン骨格導入剤として、各種医薬品や電子材料の合成中間体として利用可能である。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)
    Figure 0006637880
    (式(1)中、
    は2,2,2−トリフルオロエトキシ基であり、かつRは2,2,2−トリフルオロエトキシ基、
    又は、Rはベンジルオキシ基であり、かつRは塩素原子を示す)
    で表わされる5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体。
  2. 一般式(1)においてR及びRが2,2,2−トリフルオロエトキシ基であることを特徴とする下記式(3)
    Figure 0006637880
    で表わされる請求項1に記載の5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体。
  3. 一般式(1)において、Rがベンジルオキシ基で、Rが塩素原子である、下記式(4)
    Figure 0006637880
    で表わされる請求項1に記載の5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体。
  4. 2,4−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジンとベンジルアルコールの金属塩をテトラヒドロフラン−ヘキサン混合溶媒中で反応させる、請求項3に記載の5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造方法。
  5. 金属塩が、リチウム塩、ナトリウム塩又はカリウム塩である、請求項4に記載の5−(トリフルオロメチル)ピリミジン誘導体の製造方法。
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