JP6637508B2 - X線撮影システム - Google Patents

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Description

本発明は、X線撮影システムに関する。
従来、X線を使用する人体の検査方法の一つとして、血管造影検査法(アンギオグラフィー)が知られている。血管造影検査法では、被験体の血管内に造影剤を注入し、その流れをX線撮影システムを用いて撮影することによって、血管そのものの形状などを観察する。特許文献1,2には、この種のX線撮影システム(X線撮影装置)が開示されている。
特許文献1に示されたX線撮影システム(X線撮影装置)は、C型アームと、C型アームを天井から吊り下げ支持する6軸ロボットアームと、C型アームの一方の端部に設けられたX線管と、C型アームの他方の端部に設けられたX線検出器とを備えている。
また、特許文献2に記載されたX線撮影システムは、天井に吊り下げられた第1ロボットアームと、第1ロボットアームに支持されたX線管と、床に設置された第2ロボットアームと、第2ロボットアームに支持された撮影装置とを備えている。このX線撮影システムでは、X線管と撮影装置が向かい合って互いに関連しながら平行な2つの平面内で移動するように、各ロボットアームが動作する。
特開2001−218757号公報 米国特許第4894855号公報
上記のような血管造影検査において、医師は、被験体の血管内に造影剤を注入する際に、被験体が横たわっているベッドの傍で作業を行う。例えば、被験体の心臓の血管造影検査を行う際には、医師は、被験体の足の血管から入れたカテーテルを血管の走行に沿って心臓まで通し、目的箇所に達したところでカテーテルから造影剤を流し込む。更に、医師は、被験体に対し血管造影検査を行いつつ、同時に治療をすることもある。
このような血管造影検査においては、医師及びその介助者は、X線撮影システムの構成要素と干渉しないように自らの体勢に気を配りながら作業を行わねばならない。医師及びその介助者がX線撮影システムの構成要素との接触を避けようとして辛い体勢となれば、彼らの作業効率が低下するだけでなく、彼らの疲労の促進につながるおそれがある。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであって、本発明の一態様に係るX線撮影システムは、ベッドに支持された被験体の被検査部位をX線撮影するものであって、
X線源と、
前記X線源と対向配置され、前記X線源から前記被験体へ照射され当該被験体を通過したX線を撮像するX線撮像装置と、
前記X線源を支持する7軸垂直多関節型の第1ロボットと、
前記X線撮像装置を支持する7軸垂直多関節型の第2ロボットと、
アイソセンタと前記被検査部位とを実質的に一致させながら前記X線源及び前記X線撮像装置が前記アイソセンタを中心とする球殻上を移動するように、前記第1ロボット及び前記第2ロボットの動作を制御する制御装置とを備え
前記第1ロボット及び前記第2ロボットの各々は、基端から手首に向かって次の関節を旋回させる回転軸と次の関節を回動させる回転軸とを交互に有し、
前記制御装置は、前記第1ロボット及び前記第2ロボットの少なくとも一方を、基端から4つ目の関節が前記ベッドの幅内に位置するように制御することを特徴としている。
上記X線撮影システムでは、X線源を支持する第1ロボット及びX線撮像装置を支持する第2ロボットの各々が冗長軸を有する7軸ロボットである。したがって、X線源及びX線撮像装置の保持及び所定の撮影位置への移動に際し、第1ロボット及び第2ロボットの回り込み姿勢などによって、X線撮影システムの構成要素に医師の作業範囲を回避させることができる。これにより、医師の作業範囲が確保されるので、辛い体勢での作業に起因する、医師の作業効率の低下の抑制や、疲労の軽減が期待できる。ロボットの基端から4つ目の関節がベッドの幅内に位置することによれば、ロボットやその手先に連結されたX線発生装置又はX線撮像装置がベッドの幅内から大きく張り出すことがなく、医師や介助者の作業範囲を確保したり、医師らに与える圧迫感を軽減したりすることができる。

本発明によれば、X線撮影システムの構成要素に医師の作業範囲を回避させることができる。
図1は本発明の一実施形態に係るX線撮影システムの全体的な概略構成を示すX方向から見た側面図である。 図2はX線撮影システムの全体的な概略構成を示すY方向から見た側面図である。 図3はX線撮影システムの制御系統の構成を示すブロック図である。 図4は検査室の斜視図である。 図5はバイプレーン撮影を可能なX線撮影システムの変形例である。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係るX線撮影システム1の全体的な概略構成を示すX方向から見た側面図、図2はX線撮影システム1の全体的な概略構成を示すY方向から見た側面図、図3はX線撮影システム1の制御系統の構成を示すブロック図、図4は検査室100の斜視図である。以下では、説明の便宜を図って、図1の紙面奥行き方向を「X方向」ということとする。X方向は或る水平方向であって、このX方向と直交する水平な方向を「Y方向」といい、鉛直方向を「Z方向」ということとする。
図1〜4に示すように、本発明の一実施形態に係るX線撮影システム1は、ベッド10が設置された検査室100内に構築されている。ベッド10は、長さ方向(長手方向)と幅方向(短手方向)とを有し、長さ方向がY方向と平行であり且つ幅方向がX方向と平行であるように検査室100内に配置されている。ベッド10は固定式であっても可動式であってもよい。被験体98は当該被験体98の左右方向がベッド10の幅方向と平行であるようにベッド10に横臥しており、医師99及びその介助者はベッド10の傍で検査に係る作業を行う。
X線撮影システム1は、少なくとも一対のロボット2,2と、X線発生装置31と、X線撮像装置32と、モニタ34と、カメラ35と、これらを制御する制御システム20とを概ね備えている。X線撮影システム1には、上述のベッド10が含まれていてもよい。
制御システム20は、X線発生装置31及びX線撮像装置32の制御に係るX線撮影制御装置210と、画像処理装置220と、医師検出装置230と、ロボット2の制御に係るロボット制御装置240及びサーボアンプ250との各機能要素を有している。制御システム20の各要素は、例えば、マイクロコントローラ、CPU、MPU、PLC、DSP、ASIC及びFPGAの少なくとも1つで構成された演算制御手段であってよい。例えば、サーボアンプ250は、上位演算制御手段とのインタフェース処理をCPUが担当し、サーボアンプ250の基本演算(位置ループ演算、速度ループ演算及び電流ループ演算)をDSPが担当するように構成されてよい。また、例えば、制御システム20の各要素が1の演算制御手段で構成されていたり、互いに協働して分散制御する複数の演算制御手段によって構成されていたり、或いは、制御システム20の複数の要素が1の演算制御手段によって構成されていてよい。
一対のロボット2,2のうち一方のロボット2(2A)は検査室100の床に固定され、他方のロボット2(2B)は検査室100の天井に固定されている。ロボット2の具体的な構成は後で詳述する。
X線発生装置31は、一対のロボット2,2のうち検査室100の床に固定されたロボット2(2A)に支持されている。X線発生装置31は、例えば、高電圧発生器と、高電圧の印加を受けてX線を発生するX線管などから構成されていてよい。
X線撮像装置32は、被験体98の被検査部位を間に挟んでX線発生装置31と対向配置されている。より具体的には、X線発生装置31の放射窓31aとX線撮像装置32の受像面32aは被検査部位を間に挟み且つ所定の焦点受像間距離Hをおいて対向している。X線撮像装置32は、例えば、イメージインテンシファイア、光学系、及び、カメラなどから構成されている(いずれも図示略)。X線撮像装置32は、一対のロボット2,2のうち検査室100の天井に固定されたロボット2(2B)に支持されている。
X線発生装置31とX線撮像装置32の動作は、X線撮影制御装置210により制御される。即ち、X線撮影制御装置210は、所定のタイミングでX線を発生させるようにX線発生装置31を制御する。X線発生装置31で発生したX線は、X線発生装置31の放射窓31aからX線撮像装置32の受像面32aに向けて照射される。X線撮影制御装置210は、X線の発生に合わせたタイミングでX線を撮影するようにX線撮像装置32を制御する。X線撮像装置32では、被験体98を透過したX線が光学像に変換され、この光学像は光学系を介してカメラに取り込まれて画像信号に変換される。
画像処理装置220は、X線撮像装置32から受けた画像信号に基づいて医師99が被検査部位を視認しやすいように画像処理された画像データを生成し、モニタ34に出力する。なお、画像処理装置220は、多方向から撮影した画像信号に基づいてマルチスライスの断層画像データを生成したり、三次元画像データを生成したりするように構成されていてもよい。医師99は、モニタ34に出力された被験体98の被検査部位の像を視認しながら、検査や治療を行うことができる。
カメラ35は医師99の姿を撮影できるように検査室100に設置されている。カメラ35は、医師99に加えて、被験体98及びロボット2,2の少なくとも一方の姿を撮影するものであってもよい。カメラ35は医師検出装置230と接続されており、カメラ35が得た映像(画像)データは医師検出装置230へ送信される。医師検出装置230は、この映像データに基づいて、医師99の作業範囲を検出する。なお、医師99の作業範囲には、医師99の存在範囲、医師99の動作範囲、及び、予測される医師99の動作範囲などが含まれていてよい。医師検出装置230で検出された医師99の作業範囲に係る情報はロボット制御装置240へ送られ、X線撮影システム1の構成要素を医師99の作業範囲を回避するように動作させるために利用される。
ここで、ロボット2の構造について詳細に説明する。一対のロボット2,2は実質的に同じ構造であり、以下では、一対のロボット2,2のうち一方についてその構造を詳細に説明し、他方についての説明を省略する。
ロボット2は、基台21と、ロボットアーム22とから構成されている。基台21は、検査室100の天井又は床に固定されている。但し、基台21と検査室100の天井又は床との間に走行装置を備えて、基台21が検査室100の天井又は床に対して移動可能に構成されていてもよい。
ロボットアーム22は、旋回台3、リンク4,5,6,7,8、及びアタッチメント9が基端から先端に向かってこの順に連設されて成る。旋回台3は、基台21に回転軸A1回りに回動可能に支持されている。旋回台3からアタッチメント9までの連設された要素3〜9は互いに相対回転可能となるよう連結されている。アタッチメント9の先端を成すフランジ面には、X線発生装置31(又はX線撮像装置32)が取り付けられている。
上記構成のロボット2は、7つの関節JT1〜JT7を有する、いわゆる、7軸垂直多関節型ロボットである。ロボット2は、一般的な6軸多関節型ロボットと同様に規定された6つの関節JT1〜JT6に加えて、関節JT2と関節JT3との間に冗長軸を追加するための関節JT7を有する。7つの関節JT1〜JT7は、回転軸A1〜A7をそれぞれに有する。7つの回転軸A1〜A7は、基端から手首に向かって、次の関節を旋回させる回転軸と次の関節を回動させる回転軸とが交互に現れている。なお、7つの関節及び7つの回転軸に付与された符号(JT1〜JT7、A1〜A7)は便宜上付したものであり、7つの関節及び7つの回転軸それぞれを識別可能であれば如何なる符号であってよい。
上記構成のロボット2において、回転軸A2から回転軸A3までを上腕といい、回転軸A3から回転軸A5までを下腕といい、上腕と下腕の連結部を肘といい、回転軸A5からロボットアーム22の先端までを手首ということがある。回転軸A4〜A6は、手首に設定される回転軸である。また、回転軸A1、回転軸A2、回転軸A7及び回転軸A3は、X線発生装置31(又はX線撮像装置32)を水平旋回させたり揺動させたりするための回転軸として用いられ、7軸垂直多関節型ロボットの主軸を成している。
関節JT1〜JT7にはそれぞれサーボモータM1〜M7及び位置検出器E1〜E7が設けられている。位置検出器E1〜E7は、例えば、ロータリーエンコーダで構成されている。上記の各サーボモータM1〜M7を駆動することにより、関節JT1〜JT7においてそれぞれ許容される回転軸A1〜A7周りの回転が行われる。なお、各サーボモータM1〜M7は互いに独立して駆動することが可能である。また、上記の各サーボモータM1〜M7が駆動されると、上記の各位置検出器E1〜E7によって上記の各サーボモータM1〜M7の回転軸A1〜A7周りの回転位置の検出が行われる。
ロボット2の動作は、制御装置240とサーボアンプ250により制御される。本実施形態においては、1つのロボット2に対し1つのサーボアンプ250が設けられているが、複数のロボット2に対し1つのサーボアンプ250が設けられていてもよい。サーボアンプ250は、ロボット2の関節JT1〜JT7が具備するサーボモータM1〜M7のそれぞれに対し、アタッチメント9の先端(即ち、ロボットアーム22の先端)を任意の位置姿勢に任意の経路に沿って移動させるサーボ制御を行う。サーボアンプ250は、サーボモータM1〜M7それぞれに対して個別のサーボループを形成するように複数設けられているが、1つのサーボアンプ250によってサーボモータM1〜M7が統括して駆動されるように構成されてもよい。
ロボット制御装置240は、サーボアンプ250を含めた制御システム20全体の制御を司るものである。ロボット制御装置240は、ティーチペンダント等と接続可能である。このティーチペンダントを用いてオペレータが教示作業を行うことができる。ロボット制御装置240は、教示作業やオフラインツール等により作成された動作プログラムに基づいて、X線発生装置31(又はX線撮像装置32)が位置すべき目標位置を算出する。更に、ロボット制御装置240は、目標位置の座標データの逆変換を行い、医師検出装置230で検出された医師99及びその予測される動作範囲との干渉を回り込みなどの姿勢により回避し、且つ、X線発生装置31(又はX線撮像装置32)を目標位置に移動させるために必要となる関節角θ1〜θ7を算定する。
上記において、ロボット制御装置240は、ロボット2の基端から4つ目の関節JT3、即ち、肘関節がベッド10の幅W内に位置するように、ロボット2の位置及び姿勢を制御する。ここで「関節JT3のX位置」とは、回転軸A7と回転軸A3の交点を関節JT3の基準点としたときの、関節JT3の基準点のX位置(X座標)である。また、「ベッド10の幅W内」とは、被験体98基準でベッド10の右側の端部のX位置(Xa)から左側の端部のX位置(Xb)までの三次元領域、及び、その領域をベッド10の長さ方向端部を超えてY方向に延長した三次元領域を意味する。図4では、検査室100のうち「ベッド10の幅W内」に該当する三次元領域を墨塗りで表している。なお、ベッド10の幅Wが長さ方向の途中で変化する形状のものである場合の「ベッド10の幅W内」とは、ベッド10の被験体98の胴部を支持する部分の右側の端部のX位置(Xa)から左側の端部のX位置(Xb)までの間を意味する。
ベッド10の寸法やベッド10の端部のX位置Xa,Xbは予めロボット制御装置240に記憶されている。そして、ロボット制御装置240は、ロボット2の関節JT3のX位置がXaからXbまでの範囲に存在する状態を維持させながら、ロボット2を動作させる。なお、ロボット2の基台21がベッド10の幅W内に配置されていれば、上記のようにロボット2の関節JT3をベッド10の幅W内に位置させる制御が容易となるため望ましいが、基台21の配置はベッド10の幅W内に限定されない。
そして、ロボット制御装置240は、上記の算定した関節角θ1〜θ7と上記の位置検出器E1〜E7により検出される電源オン時の回転位置との偏差に基づき、関節JT1〜JT7に設けられたサーボモータM1〜M7の動作量の指令値を演算し、各サーボモータM1〜M7に供給する。これにより、X線発生装置31(又はX線撮像装置32)が目標位置に移動される。
本実施形態に係るX線撮影システム1では、2つのロボット2,2が1つのロボット制御装置240で制御される。ロボット制御装置240は、一対のロボット2,2を協調制御する。一対のロボット2,2が協調動作により、X線発生装置31とX線撮像装置32は、アイソセンタCと被検査部位を実質的に一致させながらアイソセンタCを中心とする球殻上を同期して移動する。この間、X線発生装置31とX線撮像装置32の焦点受像間距離Hは所定の値に維持される。アイソセンタC(照射中心)は、X線発生装置31の焦点とX線撮像装置32の受像面32aの中央を通るX線束中心線L上にある。なお、一対のロボット2,2は各々独立して動作することが可能であって、一対のロボット2,2の動作は必要に応じて同期されるのであって常に同期するわけではない。
X線撮影システム1では、上記のようにロボット制御装置240でロボット2,2の位置及び姿勢を制御することにより、X線発生装置31とX線撮像装置32を所定の撮影位置へ移動させて、X線撮影制御装置210でX線発生装置31とX線撮像装置32に被検査部位をX線撮影させる。このようにして、被検査部位に対するX線束中心線Lの角度の異なる複数位置でX線の撮影が行われる。なお、所定の撮影位置、並びに、所定の焦点受像間距離Hは、予めロボット制御装置240に教示されていてもよいし、オペレータが図示されない入力手段を介して適時にロボット制御装置240へ入力できるように構成されていてもよい。
以上に説明したように、本実施形態のX線撮影システム1は、X線発生装置31(X線源)と、X線発生装置31と対向配置され、X線発生装置31から被験体98へ照射され当該被験体98を通過したX線を撮像するX線撮像装置32と、X線発生装置31を支持する7軸垂直多関節型の第1ロボット2(2A)と、X線撮像装置32を支持する7軸垂直多関節型の第2ロボット2(2B)と、アイソセンタCと被検査部位とを実質的に一致させながらX線発生装置31及びX線撮像装置32がアイソセンタCを中心とする球殻上を移動するように、第1ロボット2(2A)及び第2ロボット2(2B)の動作を制御するロボット制御装置240とを備えている。このX線撮影システム1は、ベッド10に支持された被験体98の被検査部位をX線撮影するためのものである。
更に、本実施形態のX線撮影システム1において、ロボット制御装置240は、X線発生装置31及びX線撮像装置32を同期して移動させるように、第1ロボット2及び第2ロボット2を協調制御するように構成されている。
上記X線撮影システム1によれば、X線発生装置31(X線源)を支持する第1ロボット2(2A)及びX線撮像装置32を支持する第2ロボット2(2B)の各々が冗長軸を有する7軸ロボットである。したがって、X線発生装置31及びX線撮像装置32の保持及び所定の撮影位置への移動に際し、これらのロボット2,2の回り込み姿勢などによって、X線撮影システム1の構成要素に医師99の作業範囲を回避させることができる。これにより、医師99の作業範囲が確保されるので、辛い体勢での作業に起因する、医師99の作業効率の低下の抑制や、疲労の軽減が期待できる。
更に、上記X線撮影システム1によれば、X線発生装置31とX線撮像装置32の焦点受像間距離Hが可変である。例えば、被検査部位の大きさなどに応じて、焦点受像間距離Hを所定の基準長さから長く又は短くしたりしてよい。また、例えば、焦点受像間距離Hの変動に伴って、X線発生装置31からのX線放射量及び放射角度の少なくとも一方を変化させるようにしてよい。また、例えば、焦点受像間距離Hと比例してX線発生装置31からのX線放射量が少なくなるようにしてよい。X線発生装置31からのX線放射量を低減することによって、医師99及び被験体98の被ばく量の低減が期待できる。また、例えば、焦点受像間距離Hと比例してX線発生装置31からのX線の放射角度が大きくなるようにしてよい。
また、本実施形態のX線撮影システム1において、一対のロボット2,2の各々は、基端から手首に向かって、次の関節を旋回させる回転軸と次の関節を回動させる回転軸とを交互に有している。そして、ロボット制御装置240は、一対のロボット2,2の少なくとも一方を、基端から4つ目の関節JT3(即ち、肘関節)がベッド10の幅W内に位置するように制御するように構成されている。
このように、ロボット2の基端から4つ目の関節JT3がベッド10の幅W内に位置することによれば、ロボット2やその手先に連結されたX線発生装置31又はX線撮像装置32がベッド10の幅W内から大きくX方向へ張り出すことがなく、医師99や介助者の作業範囲を確保したり、医師99らに与える圧迫感を軽減したりすることができる。
また、本実施形態のX線撮影システム1は、検査を行う医師99の作業範囲を検出する医師検出装置230を更に備えている。そして、制御システム20は、X線撮影システム1の構成要素(X線発生装置31、X線撮像装置32、及び、一対のロボット2,2)が医師検出装置230で検出された医師99の作業範囲を回避するように、一対のロボット2,2を制御する。
これにより、X線撮影システム1の構成要素は医師99の作業範囲を回避するように移動又は位置するので、及びその予測される動作範囲と干渉しないように移動又は位置する。医師99の作業範囲が確保されるので、医師99の作業範囲が確保されるので、辛い体勢での作業に起因する、医師99の作業効率の低下の抑制や、疲労の軽減が期待できる。
[変形例1]
次に、上記実施形態の変形例1を説明する。上記実施形態に係るX線撮影システム1では、ロボット2は基端から4つ目の関節JT3がベッド10の幅W内に位置するように制御されるのに対し、変形例1に係るX線撮影システム1では、ロボット2はその基端から2つ目の関節JT2から4つ目の関節JT3までがベッド10の幅W内に位置するように制御される。
より具体的には、ロボット制御装置240は、基端から2つ目の関節JT2のX位置及び基端から4つ目の関節JT3のX位置がXaからXbまでの範囲に存在するようにロボット2の位置及び姿勢を決定し、サーボアンプ250に指令する。ここで「関節JT2のX位置」とは、回転軸A7と回転軸A2の交点を関節JT2の基準点としたときの、関節JT2の基準点のX位置(X座標)である。このように制御されるロボット2は、基端から2つ目の関節JT2から4つ目の関節JT3までをベッド10の幅内にある状態を維持しながらロボットアーム22を変態させて、X線発生装置31又はX線撮像装置32を所定の撮影位置へ移動させる。
上記変形例1に係るX線撮影システム1では、ロボット2の基端から2つ目の関節JT2から4つ目の関節JT3までがベッド10の幅W内に位置するので、ロボット2やその手先に連結されたX線発生装置31又はX線撮像装置32がベッド10の幅W内から大きくX方向へ張り出すことがなく、医師99や介助者の作業範囲を確保したり、医師99らに与える圧迫感を軽減したりすることができる。
[変形例2]
次に、上記実施形態の変形例2を説明する。上記実施形態に係るX線撮影システム1では、ロボット2は基端から4つ目の関節JT3がベッド10の幅W内に位置するように制御されるのに対し、変形例2に係るX線撮影システム1では、ロボット2は上腕を構成するリンク4,5がベッド10の幅W内に位置するように制御される。
より具体的には、ロボット制御装置240は、上腕を構成するリンク4,5を基端から2つ目の関節JT2と4つ目の関節JT4とを通る柱状体と捉えて、この柱状体のX位置がXaからXbまでの範囲に存在するようにロボット2の位置及び姿勢を決定し、サーボアンプ250に指令する。このように制御されるロボット2は、上腕を構成するリンク4,5がベッド10の幅W内にある状態を維持しながらロボットアーム22を変態させて、X線発生装置31又はX線撮像装置32を所定の撮影位置へ移動させる。
上記変形例2に係るX線撮影システム1では、ロボット2の上腕がベッド10の幅W内に位置するので、ロボット2やその手先に連結されたX線発生装置31又はX線撮像装置32がベッド10の幅W内から大きくX方向へ張り出すことがなく、医師99や介助者の作業範囲を確保したり、医師99らに与える圧迫感を軽減したりすることができる。
[変形例3]
次に、上記実施形態の変形例3を説明する。図5はバイプレーン撮影を可能なX線撮影システム1の変形例を示す図である。なお、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
上記実施形態に係るX線撮影システム1は一式のX線撮影ユニット(即ち、X線発生装置31、X線撮像装置32、及びこれらを支持する一対のロボット2,2)を備えているが、図5に示すように、本変形例に係るX線撮影システム1は、更にもう一式、つまり、二式のX線撮影ユニットを備えている。なお、X線撮影システム1に備わるロボット2は4台となるが、これらのロボット2は1つのロボット制御装置240で制御されてよい。
上記の変形例3に係るX線撮影システム1は、同時に2方向からのX線撮影(バイプレーン撮影、デュアルプレーン撮影などと呼ばれている)が可能である。このようなX線撮影システム1では、検査時間の短縮化、造影剤量の低減を図ることができる。
特に、変形例3のようなバイプレーン撮影を可能なX線撮影システム1では、C型アームを備えた従来のX線撮影システムと比較して、構成要素の設置空間及び動作空間の削減効果が著しい。また、各ロボット2は独立して動作可能であるので、ロボット2同士の干渉及びロボット2と医師99の作業範囲の干渉を避けながら、X線発生装置31及びX線撮像装置32の位置及び姿勢を変化させることが容易である。
更に、X線撮影システム1では、C型アームを備えた従来のX線撮影システムと比較してX線撮影ユニットの設置自由度が高く且つ小型である。よって、変形例3に係るX線撮影システム1のように、二式以上のX線撮影ユニットを備えて同時に複数方向からのX線撮影が可能なシステムを構築することが容易である。
以上に本発明の好適な実施形態(及びその変形例)を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
例えば、上記実施形態及び変形例において、一対のロボット2,2の一方は検査室100の天井に固定されており、他方は検査室100の床に固定されているが、一対のロボット2,2の設置態様はこれに限定されない。例えば、一対のロボット2,2が共に検査室100の壁に固定されていたり、一対のロボット2,2が共に検査室100の床に固定されていたり、一対のロボット2,2の一方は検査室100の天井又は床に固定されており他方が検査室100の壁に固定されていたりしてよい。
また、上記実施形態及び変形例において、複数のロボット2につき1つのロボット制御装置240が設けられているが、各ロボット2につきロボット制御装置240が設けられて、各ロボット制御装置240が他のロボット制御装置240と連係してロボット2を制御するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態及び変形例において、一対のロボット2,2の両方が肘関節JT3(又は、基端から2つ目から4つ目の関節、或いは、上腕)がベッド10の幅W内に存在するように制御されるが、一対のロボット2,2のうち一方のみがそのように制御されてもよい。
また、上記実施形態及び変形例において、ロボット制御装置240がロボット2,2の制御に用いる医師99の作業範囲は、カメラ35で撮影された画像を医師検出装置230で画像処理することによって検出されたものであるが、これに限定されない。例えば、赤外線サーマルカメラで医師99及びその周囲を撮影し、得られた温度分布画像を画像処理することにより検出された医師99の作業範囲が、ロボット2,2の制御に用いられてよい。また、例えば、医師99がマーカを携帯し、このマーカの座標をマッピングすることにより検出された医師99の作業範囲が、ロボット2,2の制御に用いられてよい。また、例えば、検査内容に応じた予め医師99の作業範囲が予めロボット制御装置240に記憶されており、予め記憶された医師99の作業範囲がロボット2,2の制御に用いられてよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
1 :X線撮影システム
2 :ロボット
3 :旋回台
4〜8 :リンク
9 :アタッチメント
10 :ベッド
20 :制御システム
21 :基台
22 :ロボットアーム
31 :X線発生装置(X線源)
32 :X線撮像装置
34 :モニタ
35 :カメラ
98 :被験体
99 :医師
100 :検査室
210 :X線撮影制御装置
220 :画像処理装置
230 :医師検出装置
240 :ロボット制御装置
250 :サーボアンプ
A1〜A7 :回転軸
C :アイソセンタ
E1〜E7 :位置検出器
H :焦点受像間距離
JT1〜JT7 :関節
L :X線束中心線
M1〜M7 :サーボモータ

Claims (6)

  1. ベッドに支持された被験体の被検査部位をX線撮影するX線撮影システムであって、
    X線源と、
    前記X線源と対向配置され、前記X線源から前記被験体へ照射され当該被験体を通過したX線を撮像するX線撮像装置と、
    前記X線源を支持する7軸垂直多関節型の第1ロボットと、
    前記X線撮像装置を支持する7軸垂直多関節型の第2ロボットと、
    アイソセンタと前記被検査部位とを実質的に一致させながら前記X線源及び前記X線撮像装置が前記アイソセンタを中心とする球殻上を移動するように、前記第1ロボット及び前記第2ロボットの動作を制御する制御装置とを備え
    前記第1ロボット及び前記第2ロボットの各々は、基端から手首に向かって次の関節を旋回させる回転軸と次の関節を回動させる回転軸とを交互に有し、
    前記制御装置は、前記第1ロボット及び前記第2ロボットの少なくとも一方を、基端から4つ目の関節が前記ベッドの幅内に位置するように制御す
    X線撮影システム。
  2. 前記制御装置は、前記X線源及び前記X線撮像装置を同期して移動させるように、前記第1ロボット及び前記第2ロボットを協調制御する、
    請求項1に記載のX線撮影システム。
  3. ベッドに支持された被験体の被検査部位をX線撮影するX線撮影システムであって、
    X線源と、
    前記X線源と対向配置され、前記X線源から前記被験体へ照射され当該被験体を通過したX線を撮像するX線撮像装置と、
    前記X線源を支持する7軸垂直多関節型の第1ロボットと、
    前記X線撮像装置を支持する7軸垂直多関節型の第2ロボットと、
    アイソセンタと前記被検査部位とを実質的に一致させながら前記X線源及び前記X線撮像装置が前記アイソセンタを中心とする球殻上を移動するように、前記第1ロボット及び前記第2ロボットの動作を制御する制御装置とを備え、
    前記第1ロボット及び前記第2ロボットの各々は、基端から手首に向かって次の関節を旋回させる回転軸と次の関節を回動させる回転軸とを交互に有し、
    前記制御装置は、前記第1ロボット及び前記第2ロボットの少なくとも一方を、基端から2つ目から4つ目の関節が前記ベッドの幅内に位置するように制御する、
    X線撮影システム。
  4. ベッドに支持された被験体の被検査部位をX線撮影するX線撮影システムであって、
    X線源と、
    前記X線源と対向配置され、前記X線源から前記被験体へ照射され当該被験体を通過したX線を撮像するX線撮像装置と、
    前記X線源を支持する7軸垂直多関節型の第1ロボットと、
    前記X線撮像装置を支持する7軸垂直多関節型の第2ロボットと、
    アイソセンタと前記被検査部位とを実質的に一致させながら前記X線源及び前記X線撮像装置が前記アイソセンタを中心とする球殻上を移動するように、前記第1ロボット及び前記第2ロボットの動作を制御する制御装置とを備え、
    前記第1ロボット及び前記第2ロボットの各々は、上腕、下腕、及び手首を有し、
    前記制御装置は、前記第1ロボット及び前記第2ロボットの少なくとも一方を、前記上腕が前記ベッドの幅内に位置するように制御する、
    X線撮影システム。
  5. ベッドに支持された被験体の被検査部位をX線撮影するX線撮影システムであって、
    X線源と、
    前記X線源と対向配置され、前記X線源から前記被験体へ照射され当該被験体を通過したX線を撮像するX線撮像装置と、
    前記X線源を支持する7軸垂直多関節型の第1ロボットと、
    前記X線撮像装置を支持する7軸垂直多関節型の第2ロボットと、
    アイソセンタと前記被検査部位とを実質的に一致させながら前記X線源及び前記X線撮像装置が前記アイソセンタを中心とする球殻上を移動するように、前記第1ロボット及び前記第2ロボットの動作を制御する制御装置と、
    検査を行う医師の作業範囲を検出する医師検出装置を備え、
    前記制御装置は、前記X線源、前記X線撮像装置、前記第1ロボット及び前記第2ロボットが前記医師検出装置で検出された医師の作業範囲を回避するように、前記第1ロボット及び前記第2ロボットを制御する、
    X線撮影システム。
  6. ベッドに支持された被験体の被検査部位をX線撮影するX線撮影システムであって、
    X線源、前記X線源と対向配置され、前記X線源から前記被験体へ照射され当該被験体を通過したX線を撮像するX線撮像装置、前記X線源を支持する7軸垂直多関節型の第1ロボット、及び前記X線撮像装置を支持する7軸垂直多関節型の第2ロボットから成る二式以上のX線撮影ユニットと、
    各X線撮影ユニットについて、アイソセンタと前記被検査部位とを実質的に一致させながら前記X線源及び前記X線撮像装置が前記アイソセンタを中心とする球殻上を移動するように、前記第1ロボット及び前記第2ロボットの動作を制御する制御装置と備え、
    前記二式以上のX線撮影ユニットで同時に複数方向からのX線撮影を行えるように構成されている、
    X線撮影システム。
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