JPH09103428A - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置

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JPH09103428A
JPH09103428A JP7265852A JP26585295A JPH09103428A JP H09103428 A JPH09103428 A JP H09103428A JP 7265852 A JP7265852 A JP 7265852A JP 26585295 A JP26585295 A JP 26585295A JP H09103428 A JPH09103428 A JP H09103428A
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JP
Japan
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projection data
ray
gantry
computed tomography
subject
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JP7265852A
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English (en)
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Kyojiro Nanbu
恭二郎 南部
Masahiro Ozaki
真浩 尾嵜
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、危険を伴わず簡易に投影デー
タ収集面と被検体との位置関係を変更することのできる
術式支援用のX線コンピュータ断層撮影装置を提供する
ことである。 【解決手段】本発明は、ガントリ1の内部で対向配置さ
れたX線管3とX線検出器13とにより被検体に関する
多方向の投影データを収集し、投影データに基づいて断
層像を再構成するX線コンピュータ断層撮影装置におい
て、被検体に対してガントリ1を固定したままで被検体
と投影データ収集面との位置関係が変化するように、X
線管3とX線検出器13とはガントリ1の内部で移動可
能に移動機構7,15に支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、術式を支援するた
めにリアルタイムで断層像を術者に提供し得るX線コン
ピュータ断層撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばメス等の術具だけを脳に挿入し、
患部や術具の先端を直接目で確認できない状態で術式を
行ういわゆるブラインド・サージャリーでは、定位脳手
術という技法で患部の位置を認識している。まず、患者
の頭部に定位脳手術フレームが固定される。そして、こ
の状態で術式実行前に当該フレームを含めて患者の頭部
がX線コンピュータ断層撮影装置や磁気共鳴イメージン
グ装置で撮影される。それらの画像上で患部像とフレー
ム像とが照会され、フレームに対する患部の相対的位置
の座標が読み取られる。次に、フレームを装着した状態
のままで、患部の座標にしたがって術式が実行される。
【0003】しかし、このような定位脳手術では、手術
操作によって組織の位置や形状が変化して、事前に画像
上で確認した座標と患部とがずれてしまうことや、脳以
外の変形しやすい部位には適用できないという問題があ
った。
【0004】そこで、投影データの収集と同時進行で断
層像をリアルタイムに再構成し表示するというリアルタ
イムX線コンピュータ断層撮影装置が、ブラインド・サ
ージャリーを支援するものとして期待されている。
【0005】しかしリアルタイムX線コンピュータ断層
撮影装置を術式に使用する上で次のような問題が考えら
れる。 (1)従来のX線コンピュータ断層撮影装置では、多方
向の投影データを収集する投影データ収集面を被検体に
対して変更するには、被検体を載置している寝台とガン
トリとの少なくとの一方をスライドする必要があった。
しかし、患者には各種の生体観測用ケーブルや栄養や血
液等の供給用チューブ等が取り付けられているので、非
常な危険を伴い容易ではない。 (2)リアルタイムX線コンピュータ断層撮影装置の投
影データ収集面を例えば術具の先端に合わせるようにす
ることで、術具と患部との位置関係を把握できるように
なる。しかし、投影データ収集面の移動はマニュアルに
より術者が術具の先端の位置を術具の挿入長やその角度
等から推定しながら行うしかなく、非常に困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、危険を伴わず簡易に投影データ収集面と被検体との
位置関係を変更することのできる術式支援用のX線コン
ピュータ断層撮影装置を提供することである。本発明の
第2の目的は、術具の移動に追従して投影データ収集面
の位置が変化する術式支援用のX線コンピュータ断層撮
影装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガントリの内
部で対向配置されたX線管とX線検出器とにより被検体
に関する多方向の投影データを収集し、前記多方向の投
影データに基づいて断層像を再構成するX線コンピュー
タ断層撮影装置において、前記被検体に対して前記ガン
トリを固定したままで前記被検体と投影データ収集面と
の位置関係が変化するように、前記X線管と前記X線検
出器とは前記ガントリの内部で移動可能に支持される。
【0008】本発明によると、ガントリを固定したまま
で、投影データ収集面を移動することができるので、危
険を伴わず簡易に別の位置の断層像を見ることができ
る。また本発明は、ガントリの内部で対向配置されたX
線管とX線検出器とにより被検体に関する多方向の投影
データを収集し、前記多方向の投影データに基づいて断
層像を再構成するX線コンピュータ断層撮影装置におい
て、術具の位置を検出する検出手段と、前記術具と投影
データ収集面とが一定の位置関係に維持されるように、
前記検出手段により検出された前記術具の位置に基づい
て前記被検体と前記投影データ収集面との相対的位置を
変更する変更手段とを具備する。
【0009】本発明によると、術具が移動すると、それ
に追従して投影データ収集面が移動し、常に術具と投影
データ収集面との一定の位置関係が維持される。これに
より術者は、術具から一定の位置関係にある断面におけ
る組織形状等を正確に且つ簡易に把握できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら実施の
形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1は第1の実施の形態に係るX
線コンピュータ断層撮影装置の主たる構造体としてのガ
ントリの内部構造を概略的に示している。図2は第1の
実施の形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成
を示すブロック図である。本実施の形態によるX線コン
ピュータ断層撮影装置のスキャン方式としては、X線管
とX線検出器とが対向した状態を維持したままで被検体
の周囲を回転するいわゆる第3世代、1周分のX線検出
器が固定した状態で設けられ、X線検出器に対向する周
回軌道をX線管が回転するいわゆる第4世代、その他任
意の方式のいずれを採用しても構わない。ここでは第3
世代として説明する。
【0011】ガントリ1には、寝台21の天板に載置さ
れた状態で天板のスライドに伴って被検体(患者)が挿
入されるべき開口部が設けられる。ガントリ1には、回
転リング3が収容される。回転リング3は、回転駆動系
2により回転中心に関して連続回転される。回転リング
3には、ファン状のX線束FXを放射するX線管5と、
被検体を通過したX線を検出する多チャンネル型のX線
検出器13とが、回転中心を挟んで対向した状態でそれ
ぞれX線管移動機構7、検出器移動機構15を介して設
けられる。なお、X線管5からX線検出器13に至るX
線束の回転によって描かれる薄い面内において、直交す
る2軸をX軸、Y軸として定義する。断層像の再構成に
必要とされる多方向の投影データが収集される投影デー
タ収集面(スライスともいう)は、このX−Y面に含ま
れる。また、X−Y面に直交する軸をZ軸として定義す
る。多くの場合、Z軸は被検体の体軸に平行である。
【0012】ガントリ1の内部においてX線管5をZ軸
に沿って移動可能に支持するためのX線管移動機構7
は、Z軸に平行に回転リング3に固定されたレール9
と、このレール9に沿って移動可能にレール9に係合さ
れた連結具11と、図示しないX線管移動駆動系とから
なる。連結具11にはX線管5が連結される。
【0013】ガントリ1の内部においてX線検出器3を
Z軸に沿って移動可能に支持するための検出器移動機構
15は、Z軸に平行に回転リング3に固定されたレール
19と、このレール19に沿って移動可能にレール19
に係合された連結具17と、図示しない検出器移動駆動
系とからなる。連結具17にはX線検出器13が連結さ
れる。
【0014】このようにガントリ1の内部において、X
線管及びX線検出器13がZ軸に沿って移動可能に支持
されていることによって、ガントリ1や寝台21(天
板)を被検体に対して固定したまま、スライドさせるこ
となく、被検体に対する投影データ収集面の相対的位置
を変更することができるようになっている。この移動を
内部移動と称して、ガントリ1や寝台21の移動と区別
するものとする。
【0015】操作卓としてのオペレーティングユニット
23には、スキャン条件を設定するためのスイッチ類や
他の既存のスイッチ類の他に、内部移動のためのジョイ
スティックの如きスイッチが設けられる。このスイッチ
は、術中の術者が操作し易いように、寝台21に近隣す
る場所等、任意の場所に設置可能なようにオペレーティ
ングユニット23からケーブルを介して分離できるよう
になっていることが好ましい。内部移動用のスイッチの
操作による内部移動の指令は、スキャンコントローラ2
5に伝達される。スキャンコントローラ25は、この指
令に応じて、X線管5とX線検出器13とが一体として
内部移動するように、つまりX線管5とX線検出器13
とがそれぞれ同じ距離ずつ、互いの位置関係を保ってZ
軸に関して平行移動するように、X線管移動駆動系及び
検出器移動駆動系に駆動電力を供給する。スキャンコン
トローラ25はまた、回転リング3の回転、X線ばく射
及びX線の検出を制御して、多方向の投影データの収集
(これをスキャンという)を実行させる従来同様の役割
を担っている。
【0016】X線検出器13の各チャンネルから出力さ
れる電気信号は、前処理ユニット27で増幅されディジ
タルに変換され必要に応じてフィルタにかけられて投影
データとしてメモリユニット29に供給される。メモリ
ユニット29は、チャンネル番号、X線管5の角度に相
当する投影角度、収集時刻等の属性を付けて投影データ
を記憶する。メモリユニット29にはリアルタイムプロ
セッサ31が接続される。リアルタイムプロセッサ31
は、動画に近い態様で断層像を表示することを可能とす
るように、スキャンと同時進行且つリアルタイムで断層
像を次々と再構成する。このリアルタイム再構成の機能
により、X線コンピュータ断層撮影装置を術式支援用へ
の活用が可能となる。リアルタイム再構成とは、1枚の
断層像を再構成するのに必要な例えば360°分の投影
データを収集(スキャン)するのに要する時間より、少
なくとも短時間で断層像を再構成することが可能な高速
処理として定義される。さらに、動画像表示は、実際の
動きと同じ時間スケールで動きが観察できるように、再
構成された断層像をスキャンから1〜2秒程度の一定の
遅れ時間でもって表示することとして定義される。
【0017】リアルタイムプロセッサ31で再構成され
た断層像データは、インタフェース(I/F)33を介
してビデオカセットレコーダ35に記録され、また術者
から見易い位置に設置されたモニタ37に、動画像とし
て表示されてる。
【0018】次にこのように構成された本実施の形態の
作用を説明する。図3(a)〜(d)は本実施の形態に
よる内部移動の様子を示している。同図(a)と(b)
は対応しており、同図(c)と(d)は対応している。
オペレーティングユニット23の内部移動用スイッチが
術者又はオペレータによって操作されると、この内部移
動の指令がオペレーティングユニット23からスキャン
コントローラ25に伝達される。この指令に応じて、ス
キャンコントローラ25からX線管移動駆動系及び検出
器移動駆動系に駆動電力が供給される。これにより、X
線管5とX線検出器13とは、一体として移動する。つ
まり、X線管5とX線検出器13とは、同じ向きに、同
速度で、内部移動用スイッチ操作が終了するまで同じ距
離だけ内部移動する。
【0019】この内部移動により、投影データが収集さ
れて断層像が得られる投影データ収集面と、被検体Pと
の相対的な位置関係が変更される。このようにガントリ
1の内部において、X線管5及びX線検出器13がZ軸
に沿って移動することによって、ガントリ1や寝台21
(天板)をスライドさせることなく、被検体に対する投
影データ収集面の相対的位置を変更することができる。
これは、患者には各種の生体観測用ケーブルや栄養や血
液等の供給用チューブ等が取り付けられているが、これ
らケーブル類を干渉することなく、安全にして簡易に投
影データ収集面位置を変更できることを意味する。
【0020】なお、上述の説明では、ガントリ1の内部
で投影データ収集面に直交する方向に沿って移動可能に
X線管3や検出器13が支持されると記述したが、これ
に代えて又はこれに加えて、ガントリ1を固定したまま
で、投影データ収集面と被検体の体軸との角度(チルト
角やスリュー角)が変更可能に、X線管3とX線検出器
13とをガントリ1の内部で支持する機構を採用しても
よい。この機構は、ガントリ1の一般的なチルト機構や
スリュー機構が流用される。 (第2の実施の形態)第2の実施の形態は、患者の体内
に挿入される電子メスやマニピュレータ等の術具を使っ
た術式を支援するX線コンピュータ断層撮影装置として
適用される。この種の術式では、術具が患者内部に挿入
されているために術者は術具や患部を直接目視観察でき
ず、術具と患者との相対的な位置関係を把握すること、
また術具先端の施術部分での組織形状を把握することが
困難であった。本実施の形態ではこの点解決するもので
ある。
【0021】図4は第2の実施の形態に係るX線コンピ
ュータ断層撮影装置の構成を示すブロック図である。な
お、図2と同じ部分には同符号をして説明は省略する。
3Dポインタ39は、術具の先端のXYZ座標を検出す
るものである。
【0022】この検出方法には、種々のものがあるが、
その一例を図5に示す。ポインタ本体41には、複数の
アーム43が自由継手45で連結されてなる多間接アー
ム46が接続される。最先端のアーム43には術具が着
脱自在にセットできるようになっている。術者が術具を
自由に操作できるように、全てのアーム43は、対応す
る自由継手45に直交3軸に関して回転可能に設けられ
る。各自由継手45には、1本のアーム43に対してそ
の各軸に関する回転角度を検出するためのロータリエン
コーダ(図示せず)が3つずつ収納されている。ポイン
タ本体41に収容されている図示しないマイクロコンピ
ュータにより、全ての自由継手45に収納されている複
数のロータリエンコーダの検出角度に基づいて、術具の
先端のXYZ座標が計算される。
【0023】また、次の例を説明する。これは、XYZ
座標が既知の位置に少なくとも3つの超音波発信源を分
散して配置し、各超音波発信源からの超音波を術具の柄
に装着した少なくとも2つの全方位マイクロフォンで各
々受信し、送受信の時間差から求められる各超音波発信
源から各マイクロフォンまでの距離に基づいて各マイク
ロフォンのXYZ座標を計算し、これら2点のXYZ座
標から術具の向きを計算し、この向きと一方のマイクロ
フォンから術具先端までの距離とから術具先端の座標を
計算するというものである。
【0024】この術具の先端のZ座標から、図6(a)
に示すように、断層像が得られる投影データ収集面が術
具の先端を通るように、投影データ収集面と患者との相
対的な位置関係が変更される。つまり、術具に移動に追
従して投影データ収集面が患者に対して移動し、術具と
投影データ収集面とが一定の位置関係に維持されるよう
に、3Dポインタ39により検出された術具の位置に基
づいて被検体と投影データ収集面との相対的位置が変更
される。
【0025】また、術具の先端のXY座標から、図6
(b)に示すように、断層像の中心に術具の先端が位置
するように、リアルタイムプロセッサ31による再構成
領域が変更される。投影データ収集面と患者との相対的
な位置関係の変更方法としては、第1の実施の形態で説
明した内部移動による第1の方法、図7(a)に示すよ
うにガントリ1を固定して天板47のスライドにより行
う第2の方法、図7(b)に示すように天板47を固定
してレール49上に移動可能に設けられたガントリ1の
スライドにより行う第3の方法、図7(a),(b)の
両方を併用する第4の方法、図8(a)に示すようにX
線束を四角錐状に放射するいわゆるコーンビームX線管
51と、2次元アレイ型又は複数の1次元アレイ検出器
を並列してなる多列型のX線検出器53とを採用し、図
8(b),(c)に示すように術具先端のZ座標に応じ
たいずれかの列の投影データをリアルタイムプロセッサ
31で選択的に使って断層像を再構成する第5の方法が
あり、いずれの方法を採用してもよい。第1〜第5のい
ずれの方法であっても、3Dポインタ39で検出された
術具先端のXY座標の情報は、オペレーティングユニッ
ト23を介してリアルタイムプロセッサ31に供給され
る。3Dポインタ39で検出された術具先端のZ座標の
情報は、第5の方法であればオペレーティングユニット
23を介してリアルタイムプロセッサ31に供給され、
第1〜第4の方法であればオペレーティングユニット2
3を介してスキャンコントローラ25に供給される。投
影データ収集面と患者との相対的な位置関係を変更する
ために、スキャンコントローラ25は、第1の方法であ
れば、投影データ収集面が術具の先端を通るまでX線管
移動機構7及び検出器移動機構15の駆動系に駆動電力
を供給し、第2の方法であれば、投影データ収集面が術
具の先端を通るまで寝台21の天板駆動系に駆動電力を
供給し、第3の方法であれば、投影データ収集面が術具
の先端を通るまでガントリ1のスライド駆動系に駆動電
力を供給し、第4の方法であれば、投影データ収集面が
術具の先端を通るまで寝台21の天板駆動系とガントリ
1のスライド駆動系それぞれに駆動電力を供給する。
【0026】さらに3Dポインタ39が術具先端のXY
Z座標と共に、術具の向きも検出できるのであれば、投
影データ収集面が術具に対して直交するように、又は特
定の角度で交差するように、図9(a),(b)に示す
ようにチルト機構55を使ってX軸を回転軸としてチル
ト(傾斜)させたり、図示しないガントリ1に収容され
た旋回機構を使って回転リング3をY軸を回転軸として
旋回させるようにしてもよい。また、上記第5の方法で
あれば、同様のことを、図9(c)に示すように、リア
ルタイムプロセッサ31で術具に対して直交する面上の
投影データを選択的に使って行うことができる。
【0027】このように本実施の形態によると、術具の
先端を通る投影データ収集面の断層像が得られる。した
がって、術者は、患者と術具との位置関係を正確に且つ
簡易に把握することができ、しかも術具の先端を通る投
影データ収集面の組織形態を認識することができる。本
発明は上述した実施の形態に限定されることなく種々変
形して実施可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は、ガントリの内部で対向配置さ
れたX線管とX線検出器とにより被検体に関する多方向
の投影データを収集し、前記多方向の投影データに基づ
いて断層像を再構成するX線コンピュータ断層撮影装置
において、前記被検体に対して前記ガントリを固定した
ままで前記被検体と投影データ収集面との位置関係が変
化するように、前記X線管と前記X線検出器とは前記ガ
ントリの内部で移動可能に支持される。
【0029】本発明によると、ガントリを固定したまま
で、投影データ収集面を移動することができるので、危
険を伴わず簡易に別の位置の断層像を見ることができ
る。また本発明は、ガントリの内部で対向配置されたX
線管とX線検出器とにより被検体に関する多方向の投影
データを収集し、前記多方向の投影データに基づいて断
層像を再構成するX線コンピュータ断層撮影装置におい
て、術具の位置を検出する検出手段と、前記術具と投影
データ収集面とが一定の位置関係に維持されるように、
前記検出手段により検出された前記術具の位置に基づい
て前記被検体と前記投影データ収集面との相対的位置を
変更する変更手段とを具備する。
【0030】本発明によると、術具が移動すると、それ
に追従して投影データ収集面が移動し、常に術具と投影
データ収集面との一定の位置関係が維持される。これに
より術者は、術具から一定の位置関係にある断面におけ
る組織形状等を正確に且つ簡易に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるX線コンピュ
ータ断層撮影装置のガントリの内部構造の構造図。
【図2】本実施の形態によるX線コンピュータ断層撮影
装置のブロック図。
【図3】本実施の形態の作用説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるX線コンピュ
ータ断層撮影装置のブロック図。
【図5】図4の3Dポインタの一例としてのニューロナ
ビゲータの外観図。
【図6】本実施の形態の作用説明図。
【図7】患者と投影データ収集面との相対的位置を変更
するための第1及び第2の態様を示す図。
【図8】患者と投影データ収集面との相対的位置を変更
するための第3の態様を示す図。
【図9】本実施の形態による術具と投影データ収集面と
の角度を一定に保つための第1及び第2の態様を示す
図。
【符号の説明】
1…ガントリ、 3…回転リング、 5…X線管、 7…X線管移動機構、 9…レール、 11…連結具、 13…X線検出器、 15…検出器移動機構、 17…連結具、 19…レール。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガントリの内部で対向配置されたX線管
    とX線検出器とにより被検体に関する多方向の投影デー
    タを収集し、前記多方向の投影データに基づいて断層像
    を再構成するX線コンピュータ断層撮影装置において、 前記被検体に対して前記ガントリを固定したままで前記
    被検体と投影データ収集面との位置関係が変化するよう
    に、前記X線管と前記X線検出器とは前記ガントリの内
    部で移動可能に支持されることを特徴とするX線コンピ
    ュータ断層撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記X線管と前記X線検出器とは前記ガ
    ントリの内部で前記投影データ収集面に直交する方向に
    沿って移動可能に支持されることを特徴とする請求項1
    記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記X線管と前記X線検出器とは前記ガ
    ントリの内部で前記投影データ収集面と前記被検体の体
    軸との角度が変更可能に支持されることを特徴とする請
    求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記断層像は前記投影データの収集作業
    と同時進行で再構成されることを特徴とする請求項1記
    載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 【請求項5】 ガントリの内部で対向配置されたX線管
    とX線検出器とにより被検体に関する多方向の投影デー
    タを収集し、前記多方向の投影データに基づいて断層像
    を再構成するX線コンピュータ断層撮影装置において、 術具の位置を検出する検出手段と、 前記術具と投影データ収集面とが一定の位置関係に維持
    されるように、前記検出手段により検出された前記術具
    の位置に基づいて前記被検体と前記投影データ収集面と
    の相対的位置を変更する変更手段とを具備することを特
    徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記断層像は前記投影データの収集作業
    と同時進行で再構成されることを特徴とする請求項5記
    載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記変更手段は、前記被検体に対して前
    記ガントリを固定したままで前記被検体と投影データ収
    集面との位置関係が変化するように、前記X線管と前記
    X線検出器とを前記ガントリの内部で移動可能に支持す
    る手段を含むことを特徴とする請求項5記載のX線コン
    ピュータ断層撮影装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段は前記術具の向きを検出
    し、前記変更手段は前記断面が前記術具に対して所定の
    角度を維持するように前記被検体の体軸と前記断面との
    相対的角度を変更することを特徴とする請求項5記載の
    X線コンピュータ断層撮影装置。
JP7265852A 1995-10-13 1995-10-13 X線コンピュータ断層撮影装置 Pending JPH09103428A (ja)

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