JP6636440B2 - 天井扇風機 - Google Patents

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Description

本発明は、天井扇風機に関するものである。
従来、天井から吊り下げられて使用される天井扇風機としては、様々な種類のものが知られている。例えば、従来の天井扇風機は、上部が天井に支持される連結部と、連結部の下部に取り付けられた回転駆動部と、回転駆動部により回動される複数の羽根と、複数の羽根の根元部が載置された状態で取り付けられる支持部とを備える。回転駆動部は、連結部に固定された固定子と、固定子の周囲を回転駆動される回転子とを有する。支持部は回転子に固定されており、回転子が回転駆動されることにより、支持部とともに支持部に取り付けられたそれぞれの羽根が回動される。
このような構成の従来の天井扇風機では、万が一羽根が根元部にて破損した場合であっても羽根が支持部から離脱しないように、羽根落下防止部を設けるなど、安全面での工夫がなされている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、従来の天井扇風機が備える羽根落下防止部の構成について、羽根110の根元部111における支持部112への取り付け状態を示す図15を参照しながら説明する。図15に示すように、羽根110の根元部111は、幅方向の両端付近に設けられたネジの締結孔113(2箇所)と、幅方向の中央に設けられた係止用孔114(1箇所)とを有する。また、支持部112には、上面より突出した係止部115が設けられている。
図15に示すように、羽根110の根元部111が、支持部112の上面に載置された状態で、2箇所の締結孔113を用いてネジにより締結されている。これにより、羽根110が支持部112に取り付けられた状態となる。さらに、この取り付け状態において、羽根110の根元部111の係止用孔114を支持部112の係止部115が貫通している。
羽根110の根元部111において、例えば、締結孔113の近傍部分が破損した場合であっても、係止部115が係止用孔114に係合することにより、羽根110の落下が防止される。このように、図15の従来の天井扇風機では、係止部115と係止用孔114とにより、羽根落下防止部が構成されている。
国際公開第WO2013/145656号
しかしながら、羽根の根元部が破損した場合であっても、根元部の一部は支持部上に載置されているため、羽根の垂れ下がり量(下方への傾斜量)が少なく、運転時だけでなく停止時においても羽根が破損していることにユーザが気付きにくいという課題がある。
本発明の目的は、上記従来の課題を解決するもので、万が一羽根が破損した場合に、運転時および停止時において、破損したことをユーザが明確に認識できる天井扇風機を提供することにある。
上記従来の課題を解決するために、本発明の一の態様にかかる天井扇風機は、上部が天井に支持される連結部と、連結部の下部に固定された固定子と、固定子の周囲を回転駆動される回転子とを有する回転駆動部と、回転駆動部により回転子の中心回りに回動される複数の羽根と、回転子に固定されるとともに複数の羽根の根元部が載置された状態で取り付けられる支持部と、羽根と支持部とに係合可能に線材により形成されたループ部を有する落下防止用部材と、を備え、羽根の根元部には落下防止用部材のループ部が貫通する貫通孔が設けられ、支持部には落下防止用部材のループ部と係合可能な係合部が設けられ、支持部に羽根が取り付けられた状態において、落下防止用部材のループ部が支持部の係合部に係合可能に配置され、支持部と羽根との取り付け部分が破損したときに、ループ部が支持部の係合部に係合するとともに、羽根の根元部の内縁が支持部の外縁よりも外側に位置した状態にて、落下防止用部材のループ部を介して羽根が支持部に保持される、ようにしたものである。
本発明によれば、万が一羽根が破損した場合に、運転時および停止時において、破損したことをユーザが明確に認識できる天井扇風機を提供できる。
本発明の実施の形態1にかかる天井扇風機の側面図 実施の形態1の天井扇風機の部分拡大図 実施の形態1の天井扇風機が備える羽根の支持部への取り付け部分の部分拡大図 実施の形態1の天井扇風機が備える落下防止用部材の斜視図 実施の形態1の天井扇風機において、羽根の支持部への取り付け部分が破損した場合に、落下防止用部材により羽根が保持されている状態の図 実施の形態1の天井扇風機において、羽根の支持部への取り付け部分が破損した場合に、落下防止用部材により羽根が保持されている状態の側面図(運転時) 実施の形態1の天井扇風機において、羽根の支持部への取り付け部分が破損した場合に、落下防止用部材により羽根が保持されている状態の側面図(停止時) 本発明の実施の形態2の天井扇風機における支持部への羽根の取り付け部分の部分拡大図 実施の形態2の天井扇風機が備える落下防止用部材の外観図 実施の形態2の天井扇風機において、羽根の支持部への取り付け部分が破損した場合に、落下防止用部材により羽根が保持されている状態の図 本発明の実施の形態3の天井扇風機における支持部への羽根の取り付け部分の部分拡大図 実施の形態3の天井扇風機が備える落下防止用部材の羽根への取り付け状態の外観図 実施の形態3の天井扇風機が備える落下防止用部材の外観図 実施の形態3の天井扇風機において、羽根の支持部への取り付け部分が破損した場合に、落下防止用部材により羽根が保持されている状態の図 従来の天井扇風機が備える羽根落下防止部の構成を示す図
第1の発明の天井扇風機は、上部が天井に支持される連結部と、連結部の下部に固定された固定子と、固定子の周囲を回転駆動される回転子とを有する回転駆動部と、回転駆動部により回転子の中心回りに回動される複数の羽根と、回転子に固定されるとともに複数の羽根の根元部が載置された状態で取り付けられる支持部と、羽根と支持部とに係合可能に線材により形成されたループ部を有する落下防止用部材と、を備え、羽根の根元部には落下防止用部材のループ部が貫通する貫通孔が設けられ、支持部には落下防止用部材のループ部と係合可能な係合部が設けられ、支持部に羽根が取り付けられた状態において、落下防止用部材のループ部が支持部の係合部に係合可能に配置され、支持部と羽根との取り付け部分が破損したときに、ループ部が支持部の係合部に係合するとともに、羽根の根元部の内縁が支持部の外縁よりも外側に位置した状態にて、落下防止用部材のループ部を介して羽根が支持部に保持される、ようにしたものである。
第2の発明は、第1の発明の天井扇風機において、支持部に突起部が係合部として形成され、羽根の根元部には羽根の長さ方向に沿って延在しかつ根元部の内縁において開放されるとともに、突起部に対してスライド移動可能に係合する開放溝が形成され、支持部に羽根が取り付けられた状態において、支持部の突起部が羽根の根元部の開放溝に係合されるとともに、突起部の周囲に落下防止用部材のループ部が配置される、ようにしたものである。
第3の発明は、第1または第2の発明の天井扇風機において、羽根の根元部に設けられた締結孔を通して締結部材により羽根が支持部に取り付けられ、締結孔は、落下防止用部材のループ部が貫通する貫通孔とは別に設けられた孔としたものである。
第4の発明は、第1から第3の発明のいずれか1つに記載の天井扇風機において、羽根の根元部の貫通孔は、羽根の幅方向中心よりシフトされた位置に配置されている、ようにしたものである。
第5の発明は、第1から第4の発明のいずれか1つに記載の天井扇風機において、羽根の根元部の貫通孔は羽根の長さ方向に沿って延在する長孔であり、支持部に羽根が取り付けられた状態において、長孔における羽根の長さ方向外方側の開口部分に落下防止用部材のループ部が貫通している、ようにしたものである。
第6の発明は、第1から第5の発明のいずれか1つに記載の天井扇風機において、落下防止用部材のループ部は線材の非連続部分を含み、ループ部が羽根の厚み方向に弾性変形することで羽根の表裏面間を挟んで解除可能に羽根に固定されるクリップ機能を有する、ようにしたものである。
第7の発明は、第6の発明の天井扇風機において、羽根の根元部の内縁に、落下防止用部材の線材の一端が挿入されて係合する切り欠き部が設けられている、ようにしたものである。
第8の発明は、第7の発明の天井扇風機において、羽根の裏面には、長手方向に沿って延在する複数の溝部が設けられ、羽根の根元部の内縁に設けられた切り欠き部に挿入された落下防止用部材の線材の一端は、羽根の溝部内に沿って配置されて溝部に係合されている、ようにしたものである。
第9の発明は、第1から第8の発明のいずれか1つに記載の天井扇風機において、落下防止用部材は、羽根の根元部の貫通孔を貫通する第1のループ部と、支持部の係合部に係合可能な第2のループ部とを備え、第1のループ部と第2のループ部とが1本の線材により連なって形成されている、ようにしたものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1にかかる天井扇風機1の側面図を図1に示し、天井扇風機1の部分拡大図を図2に示す。
図1および図2に示すように、天井扇風機1は、天井50に固定される吊下部2と、吊下部2に係合して支持される本体部3とを備える。本体部3は、連結部4と、回転駆動部7と、支持部10と、複数の羽根11と、本体カバー22とを備える。
連結部4は、吊下部2に係合するジョイント部5と、ジョイント部5の下部に固定されたパイプ部6とを備える。天井50に固定された吊下部2にジョイント部5が係合して吊り下げられることにより、連結部4は吊下部2を介して天井50に支持される。なお、天井扇風機1が吊下部2を備えず、連結部4が天井50に直接吊り下げられて支持されるような構成であってもよい。
回転駆動部7は連結部4に支持されている。回転駆動部7は、パイプ部6の下部に固定される略円板形状の固定子8と、固定子8の周囲を回転する略環状の回転子9とを備える。回転駆動部7に通電されることにより、回転子9が固定子8の周囲を回転する。回転子9の周縁には支持部10が固定されており、支持部10は回転子9とともに一体的に回転する。回転駆動部7の下部を覆うように、本体カバー22が取り付けられている。
支持部10には、複数の羽根11が脱着可能に取り付けられる。図2に示すように、支持部10は、円環形状の平板部材である受け部25と、受け部25を下方側から支持する固定部23とを備える。受け部25には、羽根11の根元部が載置されるとともに、後述するように締結部材であるネジを用いて、それぞれの羽根11が脱着可能に受け部25および固定部23に固定される。
ここで、天井扇風機1が備える羽根11の支持部10への取り付け部分の部分拡大図を図3に示す。図3に示すように、羽根11は、支持部10の受け部25上に載置される根元部12と、根元部12よりも径方向外側に位置し、空気を実質的に送風する部分である翼部13と、根元部12と翼部13との間に位置する段差部14とを備える。羽根11は、例えば、金属板として形成され、根元部12、翼部13および段差部14は一体的に形成されている。略水平状態に配置される根元部12に対して、翼部13が送風に適した角度に傾斜配置されるように、段差部14において羽根11の幅方向における段差高さが設定されている。具体的には、翼部13は、幅方向において、羽根11の回転方向前方側の端縁よりも後方側の端縁が低くなるように、回転方向に対して傾斜配置されている。また、羽根11には、剛性を高めるために、長手方向に沿って延在する複数の隆起部および溝部(凸部あるいは凹部)が設けられている。
図3に示すように、羽根11の根元部12における幅方向の両端近傍には、2個の締結孔24が設けられている。支持部10の受け部25には、複数の孔26が設けられている。羽根11の根元部12の締結孔24と受け部25の孔26とにネジ等の締結部材(図示しない)が挿入されて固定部23に締結することで、羽根11の根元部12が支持部10に載置された状態で取り付けられる。
次に、天井扇風機1が備える羽根11の取り付け部分(根元部12など)が破損した場合に、羽根11の落下を防止するための構成について説明する。
図3に示すように、羽根11の根元部12における幅方向の中央部分には、羽根11の長さ方向に沿って延在するとともに、根元部12の内縁12aにおいて開放された開放溝31が設けられている。開放溝31は、根元部12の内縁12aに開放された略四角形状孔である第1孔部31aと、第1孔部31aと連通され、第1孔部31aよりも大きな開口幅を有する略四角形状孔である第2孔部31bとにより構成される。第1孔部31aは、第2孔部31bよりも根元部12の内縁12a側に位置される。
支持部10の受け部25の外周端縁(支持部10の外縁)25a近傍には、上方に向かって突出形成された突起部32が設けられている。突起部32は、羽根11の長さ方向(径方向)から見てT字形状を有する板状の突起部分である。突起部32は、受け部25に固定された略四角形板状の第1平板部32aと、第1平板部32aの上部に固定され、羽根11の幅方向において第1平板部32aよりも大きな幅を有する略四角形板状の第2平板部32bとにより構成される。
ここで羽根11の根元部12に設けられた開放溝31と、受け部25に設けられた突起部32との関係について説明する。突起部32の第2平板部32bの幅は、開放溝31の第2孔部31bの開口幅よりも小さく、かつ、第1孔部31aの開口幅よりも大きい。突起部32の第1平板部32aの幅は、開放溝31の第1孔部31aの開口幅よりも小さい。
これにより、羽根11の根元部12を支持部10の受け部25上に載置することで、突起部32が開放溝31の第2孔部31b内に挿入される。そして、羽根11を径方向外向きに所定量移動させることで、突起部32の第1平板部32aが開放溝31の第1孔部31a内にスライド移動される。その結果、図3に示すように、突起部32の第2平板部32bと、開放溝31の第1孔部31aとが、少なくとも羽根11の幅方向および厚さ方向において係合された状態となる。なお、このような状態において、羽根11の根元部12の2つの締結孔24が受け部25の2つの孔26に位置決めされ、ネジ等の締結部材(図示しない)が挿入可能な状態となる。
図3に示すように、羽根11の根元部12には、2つの締結孔24および開放溝31とは別に貫通孔33が設けられている。貫通孔33は、一方の締結孔24と開放溝31との間に形成されており、羽根11の長さ方向に沿って延在する長孔として形成されるとともに、羽根11の幅方向中心よりシフトされた位置に配置されている。この貫通孔33には落下防止用部材34が貫通しており、長孔形状における羽根11の長さ方向外方側の開口部分に落下防止用部材34のループ部が貫通している。
ここで、落下防止用部材34の斜視図を図4に示す。図3および図4に示すように、落下防止用部材34は線材により形成されたループ部を有しており、例えば線材としては剛性を有する金属線材が用いられる。落下防止用部材34は、第1のループ部35と第2のループ部36を有し、第1のループ部35は第2のループ部36よりも大きなループ部分として形成されている。第1のループ部35は例えば1重ループに形成され、第2のループ部36は2重ループに形成されている。それぞれのループ部35、36は一本の線材を折り曲げ加工することにより互いに連なって形成されている。そのため、第1のループ部35および第2のループ部36は、線材の非連続部分(例えば、線材同士を近接させることで実質的にループ形状が形成されているようにしている部分)をそれぞれ含んでおり、例えば外力を加えて線材を弾性変形させることにより、非連続部分を広げてループ部分を開放させることができる。
このような構成を有する落下防止用部材34は、図3に示すように、羽根11の根元部12に取り付けられる。具体的には、第1のループ部35を構成する線材が、羽根11の根元部12の貫通孔33を貫通している。第2のループ部36は、開放溝31の第2孔部31bの周囲に配置される。さらに羽根11の根元部12の内縁12aに設けられた切り欠き部38に落下防止用部材34の線材の一端が挿入されて係合している。上述したように、落下防止用部材34は繊細の非連続部分を含んでいる。第1および第2のループ部35、36を構成する線材を、羽根11の厚み方向に弾性変形させて非連続部分を広げて貫通孔33に線材を貫通させるとともに、切り欠き部38に線材の一端を挿入している。これにより、落下防止用部材34を構成する線材を羽根11の表裏面間を挟んで解除可能に羽根11に固定することができる。すなわち、落下防止用部材34は、弾性変形しながら羽根11の表裏面を挟んで固定されるようなクリップ機能を有している。
また、図3に示すように、落下防止用部材34が固定された羽根11の根元部12を受け部25に載置させて、ネジなどの締結部材(図示しない)で取り付けた状態では、羽根11の開放溝31に受け部25の突起部32が係合されている。このような状態の突起部32の周囲に落下防止用部材34の第2のループ部36が配置される。
このような構成を有する本実施の形態1の天井扇風機1の動作について説明する。天井扇風機1において、回転駆動部7に通電されると、回転子9が回転する。この回転により支持部10とともに支持部10に固定されている羽根11が回転子9の中心回りに回動する。羽根11において、翼部13は、段差部14によって回転方向前方側から後方側向かうにしたがって斜め下方に傾斜しているため、翼部13の下面に沿って流れる空気が、天井50側から床方向(下方)へ送風される。なお、それぞれの羽根11は、例えば、200〜300回転/分程度の回転速度で回転駆動される。
ここで、本実施の形態1の天井扇風機1において、羽根11の根元部12が破損するなど、羽根11の支持部10への取り付け部分が破損した場合に、落下防止用部材34により羽根11の落下を防止する機能・動作について説明する。
天井扇風機1の運転中において、羽根11と支持部10との取り付け部分に破損などが生じた場合には、遠心力により羽根11の根元部12が、支持部10の受け部25より外方向(径方向外向き)に離脱しようとする。羽根11が径方向外向きに移動を開始すると、突起部32と係合している開放溝31が、受け部25の突起部32に対してスライド移動する。これにより、突起部32の周囲に配置されている落下防止用部材34の第2のループ部36が突起部32と接触し、さらにスライド移動が進むことにより、第2のループ部36が突起部32に係合する(引っかかった状態となる)。
さらに羽根11が支持部10から径方向外向きに離れることにより、落下防止用部材34のそれぞれのループ部35、36が変形するとともに、羽根11の根元部12の開放溝31より突起部32が離脱する(開放溝31と突起部32との係合が解除される)。羽根11が遠心力によりさらに離れ、羽根11の根元部12の内縁12aが、支持部10の外縁25aよりも径方向外側に位置した状態となる(図5参照)。一方、落下防止用部材34には、羽根11の遠心力などが加わり大きく変形することになるが、第1のループ部35において貫通孔33を貫通しており、また第2のループ部36は突起部32に係合した状態となっている。これにより、羽根11は、落下防止用部材34のループ部35、36を介して支持部10に保持された状態となり、羽根11の落下を防止できる。
このような状態で天井扇風機1の運転が継続されると、図6に示すように、落下防止用部材34を介して支持部10に保持された状態の羽根11は、回転による遠心力により水平状態の姿勢を保とうとする。しかしながら、羽根11の根元部12の内縁12aが支持部10の外縁25aよりも外側に位置しているため、羽根11の回動姿勢が不安定な状態となる。例えば、羽根11の回転方向の前方側端が後方側端よりも大きく下がるように傾斜するなどして、回動する羽根11の翼部13に大きな抵抗が加わり、羽根11の挙動が不安定な状態となる。よって、天井扇風機1の運転が継続されるような場合であっても、羽根11の不安定な挙動をユーザが明確に認識でき、羽根11に破損等が生じていることをユーザが把握できる。
また、羽根11の根元部12の幅方向中心からシフトとした位置に、落下防止用部材34の線材が貫通する貫通孔33が設けられていることにより、落下防止用部材34により保持された羽根11において確実に傾斜姿勢が生じるようにすることができる。
また、天井扇風機1の運転が停止した状態では、図7に示すように、羽根11の根元部12の内縁12aが支持部10の外縁25aよりも外側に位置していることにより、羽根11の径方向外側の端縁が大きく垂れ下がり、略鉛直に近い姿勢となる。よって、天井扇風機1の運転が停止した状態においても、羽根11の略鉛直に近い姿勢をユーザが明確に認識でき、羽根11に破損等が生じていることをユーザが把握できる。
また、貫通孔33を羽根11の長さ方向に沿って延在する長孔形状としている。これにより、羽根11の内縁12aが支持部10の外縁25aよりも外側に位置することができるような離脱距離(ストローク)を確保して、落下防止用部材34により羽根11を保持できる。
また、落下防止用部材34が羽根11に取り付けられた状態において、第2のループ部36が開放溝31の第2孔部31bの周囲に配置されている。これにより、羽根11を支持部10に取り付ける際に、受け部25の突起部32を羽根11の開放溝31の第2孔部31bに挿入させるだけで、突起部32の周囲に第2のループ部36が配置された状態とすることができる。よって、羽根11を取り付けるための通常の作業を行うことで、落下防止用部材34が支持部10の係合部(突起部32)に係合可能な状態とすることができ、作業性が向上するとともに、係合忘れなどを防ぐことができる。
また、このように突起部32と係合される開放溝31は、羽根11の根元部12の内縁12aにおいて開放された形状とされている。これにより、羽根11に破損などが生じた場合に、突起部32に沿って開放溝31をスライド移動させ、その後、突起部32と開放溝31との係合を解除させることで、羽根11の内縁12aを支持部10の外縁25aよりも外側に位置させることができる。
また、落下防止用部材34が線材により形成されたループ部35、36を有するとともに、線材が弾性変形することで羽根11の表裏面間を挟むように固定されるようなクリップ機能を備えている。これにより、落下防止用部材34を他の部材を用いることなく羽根11に取り付けることができる。例えば、工場出荷時において、落下防止用部材34を羽根11に対して適切な位置に取り付けておくことで、天井扇風機1を組み立てる際に、落下防止用部材34を意識することなく組み立て作業を行うことができる。よって、落下防止用部材34の取り付け忘れなどを防ぐことができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2にかかる天井扇風機について説明する。本実施の形態2の天井扇風機では、線材により形成される落下防止用部材の形態が、上記実施の形態1の落下防止用部材34と異なる形態を有している。この落下防止用部材の形態の相違点を中心に説明する。なお、本実施の形態2の天井扇風機において、実施の形態1の天井扇風機1が備える構成部材と同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその説明を省略する。
本実施の形態2の天井扇風機51における支持部10への羽根11の取り付け部分の部分拡大図を図8に示す。また、落下防止用部材52の外観図を図9に示す。
図8および図9に示すように、本実施の形態2の天井扇風機51では、落下防止用部材52を形成する線材の径を太くし、ループ部の変形が起こり難いようにされている。落下防止用部材52は、第1のループ部53と第2のループ部54とを有するように、1本の線材を折り曲げ加工することにより形成されている。なお、第1および第2のループ部53、54は、共に1重のループとして形成されている。
第1のループ部53は、羽根11の長さ方向に沿って長いループ形状を有し、その長手方向における羽根11の径方向外側の端部には、線材を湾曲させた曲がり部53aが設けられている。
第2のループ部54は、略三角形状のループ形状を有し、略三角形状の底辺部分54aが羽根11の幅方向に沿って配置されるとともに、底辺部分に対向する頂部分54bが羽根11の根元部12の内縁12a側に向かって配置されている。第2のループ部54は羽根11の幅方向におけるその開口幅(線材で囲まれたループ部分の幅)が、頂部分54bに近づくにしたがって狭くなっている。また、第2のループ部54の頂部分54bは、線材を湾曲させた曲がり部54bともなっている。
羽根11の根元部12の内縁12aには切り欠き部55が設けられており、この切り欠き部55内に落下防止用部材52の線材の一端が挿入されて係合している。羽根11の根元部12において、貫通孔33と切り欠き部55とは開放溝31を挟んで配置されている。そのため、羽根11に落下防止用部材52が取り付けられた状態において、貫通孔33と切り欠き部55とにおいて、羽根11の裏面側(下面側)と線材とが接触して係合している。それとともに、貫通孔33と切り欠き部55との間に位置する開放溝31の第2孔部31bの周囲において、第2のループ部54の線材が羽根11の表面側(上面側)に接触している。これにより、落下防止用部材52の線材を弾性変形させながら、羽根11の表裏面を挟むようにして(すなわち、クリップ機能を活用して)、落下防止用部材52を羽根11に安定して取り付けることができる。
図8に示すように、羽根11の落下防止用部材52が取り付けられた状態において、第1のループ部53の線材は貫通孔33を貫通しており、長孔形状の径方向外側の開口部分に線材が貫通している。また、第2のループ部54は突起部32および開放溝31の第2孔部31bの周囲に配置される。また、第2のループ部54の内側において、突起部32は略三角形状の底辺部分54a近傍に位置されており、頂部分54bと突起部32との間には距離L1が確保されている。また、第1のループ部53が貫通する貫通孔33の長手方向の開口長さとして距離L2が確保されている。
ここで、本実施の形態2の天井扇風機51において、羽根11の根元部12が破損するなど、羽根11の支持部10への取り付け部分が破損した場合に、落下防止用部材52により羽根11の落下を防止する機能・動作について説明する。
天井扇風機51の運転中において、羽根11と支持部10との取り付け部分に破損などが生じた場合には、遠心力により羽根11の根元部12が、支持部10の受け部25より外方向(径方向外向き)に離脱しようとする。羽根11が径方向外向きに移動を開始すると、突起部32と係合している開放溝31が、受け部25の突起部32に対してスライド移動する。一方、第2のループ部第54の内側において、頂部分54bと突起部32との間には距離L1が確保されている。そのため、突起部32に対して開放溝31が距離L1スライド移動して初めて落下防止用部材52の第2のループ部54が突起部32と接触し、両者が係合することになる。このとき、第2のループ部54は略三角形状を有し、頂部分54bに近づくにしたがってその開口幅が狭くなるため、突起部32と第2のループ部54の頂部分54bとが係合しやすくなる。
さらに羽根11が支持部10から径方向外向きに離れることにより、落下防止用部材52の第1のループ部53の曲がり部53aが、長孔形状の貫通孔33の長手方向に相対的にスライド移動する。距離L2スライド移動すると、第1のループ部53の曲がり部53aが貫通孔33における羽根11の径方向内側の端部に接触する。この状態で、羽根11の根元部12の内縁12aが、支持部10の外縁25aよりも径方向外側に位置した状態となる(図10参照)。この状態において、第1のループ部53は貫通孔33を貫通しており、また第2のループ部54は突起部32に係合した状態となっている。これにより、羽根11は、落下防止用部材52のループ部53、54を介して支持部10に保持された状態となり、羽根11の落下を防止できる。
本実施の形態2の落下防止用部材52は、線材の径を太くし、ループ部の変形が起こり難いようにされている。しかしながら、第2のループ部54の頂部分54bと突起部32との間には距離L1が確保されており、第1のループ部53が貫通する貫通孔33の長手方向の開口長さとして距離L2が確保されている。この距離L1と距離L2との合計距離が、径方向外側に羽根11が移動するストロークとなる。このようにストローク(すなわちL1+L2)を設定することで、落下防止用部材52の線材に変形が生じない場合であっても、羽根11の根元部12の内縁12aが支持部10の外縁25aよりも外側に位置するようにすることができる。
落下防止用部材52において、第1のループ部53に曲がり部53aを設け、この曲がり部53aにて貫通孔33の内縁12aと線材を接触させることで、線材に対する応力集中を抑制できる。また、第2のループ部54の頂部分54bを曲がり部として、突起部32に接触させることで、線材に対する応力集中を抑制できる。
本実施に形態2の天井扇風機51においても、運転時および停止時において万が一羽根が破損した場合に、破損したことをユーザが明確に認識することができる点については、上記実施の形態1の天井扇風機1と同様である。本実施の形態2の落下防止用部材52を用いることで、万が一羽根11が破損した場合であっても、より高い剛性を有する落下防止用部材52を用いて確実に羽根11を保持することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3にかかる天井扇風機について説明する。本実施の形態3の天井扇風機では、線材により形成される落下防止用部材の形態が、上記実施の形態1および2の落下防止用部材34、52と異なる形態を有している。この落下防止用部材の形態の相違点を中心に説明する。なお、本実施の形態3の天井扇風機において、実施の形態1および2の天井扇風機1、51が備える構成部材と同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその説明を省略する。
本実施の形態3の天井扇風機61における支持部10への羽根11の取り付け部分の部分拡大図を図11に示す。また、羽根11への落下防止用部材62の取り付け状態の外観図を図12に示し、落下防止用部材62の外観図を図13に示す。
図11〜図13に示すように、本実施の形態3の天井扇風機61では、実施の形態2の落下防止用部材52と同様に、落下防止用部材62を形成する線材の径を太くし、ループ部の変形が起こり難いようにされている。落下防止用部材62は、第1のループ部63と第2のループ部64とを有するように、1本の線材を折り曲げ加工することにより形成されている。なお、第1および第2のループ部63、64は、共に1重のループとして形成されている。また、第2のループ部64は、実施の形態2の落下防止用部材52の第2のループ部54と同じ形状を有している。
図13に示すように、第1のループ部63は、羽根11の長さ方向に沿って長いループ形状を有し、その長手方向における羽根11の径方向外側の端部には、線材を湾曲させた曲がり部63aが設けられている。また、第1のループ部63のループ形状における羽根11の径方向内側の端縁は、径方向と概ね交差する方向(例えば、羽根の幅方向)に向けて線材が湾曲された曲がり部63bが設けられている。線材はさらに羽根11の幅方向において曲がり部63bから第2のループ部64を越えた位置にまで延在し、その位置において羽根11の径方向外側に向けて湾曲された曲がり部63cが設けられている。曲がり部63cから径方向外側に向かった端部が羽根11と線材との係合部63dとなっている。
羽根11の根元部12の内縁12aに設けられた切り欠き部55内に、落下防止用部材62の線材の一端である係合部63dが挿入されて係合している。切り欠き部55内に係合部63dを挿入する際には、羽根11の幅方向において第2のループ64に近づけるように、直線状の部分である係合部63dを弾性変形させながら挿入することにより行われる。
また、羽根11の裏面には、羽根11の長手方向に沿って延在する複数の溝部11a(羽根11の表面側から見た凸部、裏面側から見た場合の凹部)が設けられている。切り欠き部55は、羽根11の長手方向に沿って延在する溝部11aに沿って形成されている。そのため、切り欠き部55に対して表面側から裏面側に向けて挿入された係合部63dは、羽根11の裏面側において溝部11a内に沿って配置されるとともに溝部11aの内面と係合されている。
また、長孔である貫通孔33も、羽根11の長手方向に沿って延在する溝部11aに沿って形成されている。そのため、貫通孔33に挿入された線材の直線部分(曲がり部63aと63bの間の部分)は、羽根11の裏面側の溝部11a内に配置されるとともに溝部11aの内面と係合されている。
このように、落下防止用部材62の線材における羽根11との係合部分を、羽根11に形成された溝部11a内に沿って配置させて係合させることにより、線材の弾性によるクリップ機能を高めることができる。それとともに、羽根11の幅方向における落下防止用部材62の位置ずれを抑制して、位置決め精度を高めることができる。
また、図11および図12に示すように、羽根11の表面には、幅方向に延在するようにシールテープ65が貼り付けられており、シールテープ65の一端は落下防止用部材62の第2のループ64の線材にも貼り付けられている。これにより、羽根11の長手方向における落下防止用部材62の位置ずれを抑制することができる。また、羽根11の幅方向において複数の溝部11aの凹凸状の表面に沿うように、シールテープ65を貼り付けることにより、シールテープ65を剥がれにくくすることができる。一方、落下防止用部材62に大きな外力が付加され、羽根11の長手方向に位置ずれが生じた場合には、シールテープ65が破れることになる。そのため、シールテープ64が破れていないかどうかを確認することで、落下防止用部材62が正しい位置に取り付けられているかどうかを判断することができる。
本実施の形態3の天井扇風機61において、羽根11の根元部12が破損するなど、羽根11の支持部10への取り付け部分が破損した場合に、落下防止用部材62により羽根11の落下を防止する機能・動作については、上記実施の形態2と同様である(図14参照)。よって、本実施に形態3の天井扇風機61において、運転時および停止時において万が一羽根が破損した場合に、破損したことをユーザが明確に認識することができる。さらに、本実施の形態3の落下防止用部材62を用いることで、羽根11に対して落下防止用部材62を位置決め精度よく取り付けることができる。また、落下防止用部材62のクリップ機能を高めることができ、羽根11への取り付けを簡単なものとすることができる。
上述の実施の形態の説明では、支持部10の受け部25の外縁25a付近に突出する突起部32に落下防止用部材34の第2のループ部36が係合する場合を例として説明したが、突起部32の形態はこのような場合についてのみ限定されない。支持部10において、第2のループ部36が係合可能な係合部が設けられていればよく、係合部の形態としては突起部32以外の様々な構成を採用してもよい。
また、羽根11の根元部12において、落下防止用部材34の線材が貫通する貫通孔33が、羽根11の幅方向中心よりシフト(すなわち偏心)して配置されているような場合を例としたが、貫通孔の形成位置はこのような形態のみに限定されない。例えば、羽根11の幅方向中心に貫通孔が配置されているような場合であってもよい。このような場合であっても、羽根11が破損した際に、羽根11の根元部12の内縁12aを支持部10の外縁25aよりも外側に位置させることで、羽根11の挙動をある程度不安定な状態とすることができる。
また、落下防止用部材が第1のループ部と第2のループ部との2つのループ部を有する場合を例としたが、ループ部は1つのみ設けられている場合であってもよい。
なお、上記様々な実施の形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
1 天井扇風機
2 吊下部
3 本体部
4 連結部
5 ジョイント部
6 パイプ部
7 回転駆動部
8 固定子
9 回転子
10 支持部
11 羽根
12 根元部
12a 内縁
13 翼部
14 段差部
22 本体カバー
23 固定部
24 締結孔
25 受け部
25a 外縁(外周端縁)
26 孔(受け部25の孔)
31 開放溝
31a 第1孔部
31b 第2孔部
32 突起部
32a 第1平板部
32b 第2平板部
33 貫通孔
34 落下防止用部材
35 第1のループ部
36 第2のループ部
38 切り欠き部
50 天井
51 天井扇風機
52 落下防止用部材
53 第1のループ部
53a 曲がり部
54 第2のループ部
54a 底辺部分
54b 頂部分(曲がり部)
55 切り欠き部
61 天井扇風機
62 落下防止用部材

Claims (6)

  1. 上部が天井に支持される連結部と、
    連結部の下部に固定された固定子と、固定子の周囲を回転駆動される回転子とを有する回転駆動部と、
    回転駆動部により回転子の中心回りに回動される複数の羽根と、
    回転子に固定されるとともに複数の羽根の根元部が載置された状態で取り付けられる支持部と、
    羽根と支持部とに係合可能に線材により形成されたループ部を有する落下防止用部材と、を備え、
    羽根の根元部には落下防止用部材のループ部が貫通する貫通孔が設けられ、
    支持部には落下防止用部材のループ部と係合可能な係合部が設けられ、
    支持部に羽根が取り付けられた状態において、落下防止用部材のループ部が支持部の係合部に係合可能に配置され、支持部と羽根との取り付け部分が破損したときに、ループ部が支持部の係合部に係合するとともに、羽根の根元部の内縁が支持部の外縁よりも外側に位置した状態にて、落下防止用部材のループ部を介して羽根が支持部に保持される、天井扇風機。
  2. 羽根の根元部に設けられた締結孔を通して締結部材により羽根が支持部に取り付けられ、締結孔は、落下防止用部材のループ部が貫通する貫通孔とは別に設けられた孔である、請求項に記載の天井扇風機。
  3. 落下防止用部材のループ部は線材の非連続部分を含み、ループ部が羽根の厚み方向に弾性変形することで羽根の表裏面間を挟んで解除可能に羽根に固定されるクリップ機能を有する、請求項1又は2に記載の天井扇風機。
  4. 羽根の根元部の内縁に、落下防止用部材の線材の一端が挿入されて係合する切り欠き部が設けられている、請求項に記載の天井扇風機。
  5. 羽根の裏面には、長手方向に沿って延在する複数の溝部が設けられ、
    羽根の根元部の内縁に設けられた切り欠き部に挿入された落下防止用部材の線材の一端は、羽根の溝部内に沿って配置されて溝部に係合されている、請求項に記載の天井扇風機。
  6. 落下防止用部材は、羽根の根元部の貫通孔を貫通する第1のループ部と、支持部の係合部に係合可能な第2のループ部とを備え、第1のループ部と第2のループ部とが1本の線材により連なって形成されている、請求項1からのいずれか1つに記載の天井扇風機。
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