JP6635445B1 - 広告管理サーバー及び広告配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来は、複数の店舗間、店舗及び企業間で配信される、少なくとも映像を含む広告を交換することができなかった。【解決手段】広告管理サーバーは、音声又は映像の内、少なくとも映像を含む広告を管理する広告管理部と、広告が配信されるクライアントのランクを設定するランク設定部と、広告を配信するクライアントが保有するポイント、及び、クライアントに設定されたランク毎のポイントを管理するポイント管理部と、広告を配信するために必要とされるポイントを、クライアントに含まれる第1クライアント及び第2クライアントの間で交換することで、指定されたスケジュールで第1クライアントの広告を第2クライアントに配信し、第2クライアントの広告を第1クライアントで配信するように管理する配信管理部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、音声又は映像の内、少なくとも映像を含む広告を配信するための広告管理サーバー及び広告配信システムに関する。
従来、広告伝送媒体としてテレビ放送が主に用いられていた。しかし、近年は、インターネットを通じて企業が自社サイトにユーザーを誘導し、直接ユーザーに広告を提供するようになっている。また、ユーザーにとって、リアルタイムでテレビ放送を視聴することは少なくなっている。例えば、インターネットを通じてゲームを行ったり、ビデオサイトに登録されたビデオを視聴するようになっている。
また、ユーザーは、テレビ番組をビデオ録画することにより、テレビ番組が放送された時間帯とは異なる時間帯にテレビ番組を視聴することが多い。この場合、テレビ番組中に挿入されるテレビ広告は早送り等で飛ばされやすい。このようにテレビ放送のプッシュメディアとしての役割が年々低下していることから、企業は、テレビ広告を通じて視聴者に商品、サービスの魅力を訴求することが困難となりつつあった。またテレビやラジオはその媒体に触れる際、能動的に電源をつける必要があり厳密なプッシュメディアの役割が弱くなってきた。
テレビ広告に変わるプッシュメディアとして、例えば、屋外看板や交通広告がある。しかし、屋外広告や交通広告は、その特性から広告の画像や映像だけを瞬間的に一般客の視覚から訴求できるに過ぎなかった。
特許文献1には、多数の媒体社を組織化し、多数の媒体社間で広告宣伝枠の交換を行うことができるシステムが開示されている。
特開2001−357284号公報
特許文献1に開示されたシステムは、新たな伝送媒体を設けなければ、有効な広告を配信することができなかった。そして、伝送媒体を構築するためには多額の費用がかかっていた。また、従来は、オフィスや店内で放送されるだけの音声広告や店内のテレビモニター等のデジタルサイネージに対する適切な価値を見出すことができなかった。このため、企業間で音声又は映像広告に用いる広告枠を売買するような音声又は映像の内、少なくとも映像を含む広告の流通市場は存在していなかった。また、音声広告のみでは静粛性が求められるオフィス内などでは利用できないという利用面での課題もあった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、簡易な構成としながら、新たな方法で広告を配信することを目的とする。
本発明に係る広告管理サーバーは、映像のみの広告、及び音声に映像も伴う広告の少なくともいずれか一方を管理する広告管理部と、広告が配信されるクライアントのランクを設定するランク設定部と、広告を配信するクライアントが保有するポイント、及び、クライアントに設定されたランク毎のポイントを管理するポイント管理部と、広告を配信するために必要とされるポイントを、クライアントに含まれる第1クライアント及び第2クライアントの間で交換することで、指定されたスケジュールで第1クライアントの広告を第2クライアントに配信し、第2クライアントの広告を第1クライアントで配信するように管理する配信管理部と、を備える。
また、広告配信システムは、上記の広告管理サーバーに加えて、広告を出稿する広告主に関する情報、及び広告を広告主毎に管理する管理データベースを備える。
本発明によれば、第1クライアント及び第2クライアントの間でポイントを交換することで、指定されたスケジュールで各クライアントが他のクライアントの広告を配信することができる。このようにポイントを交換するシステムを設けたことにより、映像のみの広告、及び音声に映像も伴う広告の少なくともいずれか一方の流動性を高めることができる。
また、本発明に係る広告配信システムによれば、例えば、クライアントに来た人物に対して、少なくとも視覚から広告を訴求できる上、クライアントに来た人物に対して、受動的に広告を伝送できる仕組みを提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態に係る広告配信システムの全体構成例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る企業間で広告枠を交換する仕組みの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る価値基準値に応じた企業ランクと、1つの広告枠あたりの単価の例を示す一覧表である。 本発明の一実施の形態に係る広告配信システムの内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る広告配信システムの各装置を構成する計算機のハードウェア構成図である。 本発明の一実施の形態に係る管理データベースに格納される各テーブルの構成例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る管理データベースに格納される各テーブルの構成例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る広告主が配信サイトにログインしたときの処理例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る配信管理者が配信サイトにログインしたときの処理例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係るログイン画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る広告主画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る広告配信画面(地域選択)の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る広告配信画面(地域選択)の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る広告入稿画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る広告配信画面(広告主選択)の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る広告配信画面(広告主選択)の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る配信先検索画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る検索結果画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る広告配信画面(自動配信)の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る管理者画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る店舗・企業情報管理画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る店舗・企業編集画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る店舗・企業情報登録画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る広告審査・承認画面の表示例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[一実施の形態]
図1は、広告配信システム10の全体構成例を示す説明図である。
図1の上に示す広告配信システム10は、インターネット等のネットワークNによって接続された店舗a、b、店舗x、y等の広告主端末1と、管理者端末2と、広告管理サーバー3と、管理データベース4と、企業z等の配信先端末6とを備える。
広告主端末1は、広告主によって使用される。広告主は、企業毎に広告主端末1を使用して、配信を望む音声又は映像の内、少なくとも映像を含む広告(CM(Commercial Message)、以下「広告」と略記する)を配信サイトにアップロードする。以下の説明では、広告主端末1から配信サイトにアップロードされ、又は広告管理サーバー3から広告主端末1又は配信先端末6に配信される広告のファイルを「広告ファイル」と総称する。そして、本明細書において、広告管理サーバー3が広告主端末1又は配信先端末6に広告ファイルを配信することを「広告を配信する」とも呼ぶ。ここで、広告主端末1は、複数の店舗間、又は店舗と企業間で広告枠を交換可能であり、互いに広告を配信し合うことができるが、配信先端末6は、広告枠の交換を行わず、配信された広告を提供するだけの端末とする。
店舗には、飲食店、美容院、コンビニエンスストア等の様々な業態が含まれており、店内(広告が提供される場所の一例)に広告を配信することが可能である。このため、店舗への来店者、又は企業への来社者(従業員等を含む)は、意識することなく広告を視聴することができる。店内、又は企業内のオフィスにて放送される内容は、自社の広告だけではなく、他社の広告も含まれる。以下の説明では、広告主である会社が保有する店舗又は企業を、クライアントの一例として扱う。ここで、店舗への来店者、又は企業への来社者は、広告が提供される広告提供者の一例である。
ここで、広告配信システム10を利用する広告主は、業種、会社、店舗毎に異なるものとする。例えば、図1に示すように、ある会社が店舗a,bを保有し、他の会社が店舗x,yを保有しているものとする。店舗毎に広告は異なるが、同じ会社が保有する店舗であれば、同じ広告が配信されてもよい。以下の説明では、店舗aを第1クライアントの一例とし、店舗xを第2クライアントの一例として扱う。
管理者端末2は、広告配信システム10を管理する配信管理者によって使用される。配信管理者は、管理者端末2を用いて、広告主端末1からアップロードされた広告の審査を行ったり、広告主の情報(企業情報)や、広告の配信先である企業の情報を登録したり、広告の配信先を選択したりする。
広告管理サーバー3は、広告主端末1によってアップロードされた広告を管理する。例えば、特定の店舗又は企業に対して、1時間に2回、広告や番組などが用意されたメディアを自動的に再生することで広告を来店者又は来社者に提供できるように管理している。広告管理サーバー3は、広告配信システム10を利用する店舗又は企業間で広告枠を交換することが可能である。例えば、ある業態の店舗又は企業の広告主が他の業態に広告を出したい場合、自社店舗又は企業の広告枠を他社に提供することで、他社の広告枠を利用することができる。
管理データベース4は、広告を出稿する広告主に関する情報及び広告を広告主毎に管理する。広告管理サーバー3(特に、後述する図4に示す配信管理部32h)は、管理データベース4を参照して、必要な情報を適宜取得することができる。
配信先端末6は、広告主端末1から一方向で配信される広告を放音又は放映する。配信先端末6は、例えば、企業が入居する建物内の執務室で使用される機器や廊下等に設置される。そして、配信先端末6は、配信先端末6の近くに人物がいたときに、映像広告を放映し、又は音声広告を放音することができる。また、配信先端末6は、設定により、消音して映像広告だけを放映することもできる。
<広告枠を交換する仕組み>
ここで、広告枠を交換する仕組みについて説明する。
図2は、企業間で広告枠を交換する仕組みの例を示す説明図である。
図2の説明図(1)に示すように、ある広告主がコンビニエンスストアAの店舗を持ち、他の広告主が飲食店Bの店舗を持つとする。例えば、コンビニエンスストアA及び飲食店Bでは、それぞれ1時間に2回、広告や番組等の広告を再生し、来店者に広告を届けることが可能な広告枠を持っているとする。ここで、広告配信システム10では、コンビニエンスストアAと飲食店Bとで広告枠を交換することが可能である。これにより、コンビニエンスストアAにて、他業種である飲食店Bの広告を配信することが可能となり、飲食店Bにて、コンビニエンスストアAの広告を配信することが可能となる。
また、図2の説明図(2)に示すように、広告枠は、コンビニエンスストアAと、企業Cとで交換することも可能である。この場合、コンビニエンスストアAには企業Cの広告が配信され、企業CにはコンビニエンスストアAの広告が配信される。ここで、企業Cの近くにあるコンビニエンスストアAで行われるキャンペーン情報、値引き情報等の広告が企業Cに配信されると、企業Cの来社者に対する誘因効果が高くなると考えられる。また、例えば、企業Cがリフォーム会社であれば、企業Cがリフォームに関する広告をコンビニエンスストアAに配信することで、コンビニエンスストアAへの多くの来店者に対して企業Cを宣伝することができる。
なお、企業Cが他社に広告を配信しないのであれば、他社と広告枠の交換を行わず、例えば、コンビニエンスストアAから企業Cに対して一方向で広告を配信してもよい。この場合、企業Cには、図1に示した配信先端末6が設けられる。そして、配信先端末6により、広告が放音又は放映され、企業Cの来社者に広告が届けられる。
広告主がある広告枠にて広告を配信する際、各店舗又は企業が保有するポイントが一定数だけ消費される。ポイントは、配信管理者により管理されるものであり、広告主は、配信管理者からポイントを購入して増やすことができる。ポイント数は、店舗又は企業の価値、広告枠の価値に応じて変わる。このため、ポイント数に基づいて、店舗又は企業の価値、広告枠の価値を可視化することが可能である。また、広告主は、広告主端末1に表示される配信サイトを通じてポイントの購入、広告の入稿、ポイントの交換等を行うことが可能である。このため、広告配信システム10を利用することにより、ポイントを売買し、広告枠を交換するための新たな市場を創出することができる。
また、ある企業から他の企業の配信先端末6に対して一方向に広告を配信する際には、広告枠の交換は行われず、広告の配信に必要なポイントだけが消費されることとなる。このような場合には、広告が配信される企業に対して、広告を配信したときに消費したポイントの一部がクーポン券のような形で提供されるようにしてもよい。これにより、広告が配信された企業の来社者は、クーポン券を持って、広告を配信した企業又は店舗に行く機会が増えるため、広告の宣伝効果が高まる。
ところで、店舗又は企業毎に広告の価値は異なる。このため、広告の価値基準は、例えば、以下の算出指標(a)〜(c)を用いて店舗又は企業毎に算出される。
(a)月間来店者数
(b)月間営業延べ時間
(c)一人あたりの平均滞在時間
また、店内放送がない状態の店内の音量と、店内放送がある状態の店内の音量とで、音量のデシベル比が高いほど、来店者は店内放送、すなわち広告を聞き取りやすいと考えられる。このため、デシベル比により、店舗又は企業ランクが、Aランク、Bランク、Cランクに分類される。そして、店舗又は企業ランク毎に、積算値が求められる。積算値として、例えば、店舗又は企業ランクがBランクであれば標準の1.0倍、Aランクでは標準の1.1倍、Cランクでは標準の0.9倍とする。
そして、コンビニエンスストアAの店舗aの上記算出指標は以下に示す(a)〜(d)の通りであるとする。すると、店舗又は企業毎の価値基準値は、下記式(1)により算出される。
(a)月間来店者数 2000人
(b)月間営業延べ 300時間
(c)平均滞在時間 5分
(d)Cランクの積算値
店舗又は企業毎の価値基準値=月間来店者数÷月間営業延べ時間×一人あたりの平均滞在時間×ランク毎の積算値 …(1)
すなわち、式(1)より、店舗又は企業毎の価値基準値は、2000÷300×5×0.9=30となる。このため、コンビニエンスストアAの店舗aの価値基準値が“30”であることが判明する。そして、価値基準値に応じて、店舗又は企業のランクが確定する。なお、価値基準値の算出に際して、所定期間の一例として月間を用いたが、日間、週間、年間等を所定期間として用いてもよい。
図3は、価値基準値に応じた店舗又は企業ランクと、1つの広告枠あたりの単価の例を示す一覧表である。
店舗又は企業ランクとは、広告が行われる店舗又は企業の価値を示す指標であり、店舗又は企業ランクが高いほど、店舗の来店者又は企業の来社者に広告が有効に届くと考えられる。図3の上に示すように店舗又は企業ランクの高い順に、例えば、プラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズが設定される。そして、店舗又は企業ランクの高い順に、広告を配信するために必要な価値基準値が高くなり、ポイント数が多くなる。例えば、店舗又は企業ランクがプラチナであれば、75ポイント以上必要であり、店舗又は企業ランクがゴールドであれば、50〜74ポイント必要であり、店舗又は企業ランクがシルバーであれば、25〜49ポイント必要であり、店舗又は企業ランクがブロンズであれば、0〜24ポイント必要である。
また、図3の下に示すように、店舗又は企業ランクに応じて、1つの広告枠あたりの単価が変わる。例えば、店舗又は企業ランクがプラチナであれば、13ポイント必要であるのに対し、店舗又は企業ランクがブロンズであれば、10ポイント必要である。つまり、店舗又は企業ランクが高いほど、1つの広告枠あたりの単価も高くなる。上述したコンビニエンスストアAの店舗aの価値基準値は、“30”であるため、図3の上の図から、コンビニエンスストアAの店舗aの店舗又は企業ランクはシルバーとなる。このため、店舗aの1つの広告枠あたりの単価は、図3の下の図から11ポイントとなる。このようにして、コンビニエンスストアAの店舗aが保有している消費可能枠のポイント数が算出される。このポイント数が基礎ポイントとなる。基礎ポイントの算出は次式(2)により行われる。
基礎ポイント=月間営業延べ時間×1時間あたりの広告枠数×1つの広告枠あたりの単価 …(2)
式(2)より、店舗aの基礎ポイントは、300×2×11=6,600として算出される。このため、6,600ポイントが、店舗aにおける月あたりのポイントの消費可能枠となり、広告主は事前に配信管理者から6,600ポイントを購入することができる。そして、広告主は、消費可能枠内のポイントを、自店舗又は自社と他の店舗間で交換することで、自社の広告を他社の店舗又は企業内で配信することが可能となる。また、他社の店舗又は企業での広告回数を増やす場合には、さらにポイントを追加して購入することもできる。
例えば、店舗aの広告主が、以下のランクが設定されている他社の他店舗又は企業に、自社の広告を7日間にわたって、全時間帯で配信することを希望した場合を想定する。
(a)月間営業延べ 150時間
(b)プラチナランク
(c)広告単価 13ポイント
この場合の基礎ポイントは、150×7日間×13=13,650として算出される。ここで、店舗aは、6,600ポイントしか購入していないため、他社の店舗又は企業に広告を配信するためには7,050ポイント不足する。そこで、店舗aの広告主は、配信管理者から7,050ポイントを購入する必要がある。
また、本実施の形態では、図1に示すように広告が一方的に配信される企業zに配信先端末6が設けられている。企業zへの来社者は、コンビニエンスストアAの来店者に比べて、同じことに興味を持つ人が多い場合が考えられる。また、特定の時間帯に多くの来社者等が配信先端末6の近くを通過することが考えられる。このため、図3の下の図に示した1つの広告枠あたりの単価は、時間帯、配信先端末6が設置される場所によって変更してもよい。また、図1に示した店舗a,b,x,yに対しても、単価を時間帯によって変更することができる。
図4は、広告配信システム10の内部構成例を示すブロック図である。
広告主端末1は、入力部11、表示部12、通信部13、制御部14、撮像部15、集音部16、放音部17、録画部18、放映部19及び人物検知部20を備える。
入力部11は、例えば、キーボード、マウス等であり、広告主端末1を使用する広告主によって必要な情報が入力される。
表示部12は、例えば、液晶ディスプレイ装置であり、広告主が表示可能な配信サイト等を表示する。
通信部13は、広告主端末1がネットワークNに接続するための通信インターフェイスである。通信部13は、制御部14から指示された音声ファイル又は画像ファイルや、制御部14の制御結果等を広告管理サーバー3にアップロードしたり、広告管理サーバー3からダウンロードした広告ファイルを制御部14に渡したりする。なお、通信部13から広告管理サーバー3にアップロードされる音声ファイル又は画像ファイルの一部は、広告ファイルを構成する。
制御部14は、広告主端末1内の各部の動作を制御する。制御部14は、入力受付部14a、表示制御部14b、再生判断部14c、広告再生部14dを備える。
入力受付部14aは、入力部11によって入力されたデータを受け付ける。入力部11により入力されるデータとして、例えば、広告主が店舗又は企業に配信を希望する広告ファイルの選択指示、広告の配信スケジュール、店舗又は企業情報等がある。
表示制御部14bは、広告管理サーバー3が設ける配信サイトを表示部12に表示する制御を行う。広告主は、配信サイトを通じて広告又は店舗又は企業等の情報を確認することが可能である。
再生判断部14cは、広告ファイルを広告再生部14dに再生させるタイミングを判断する。このため、再生判断部14cは、人物検知部20が人物を検知したタイミングで広告ファイルの再生を広告再生部14dに指示する。また、再生判断部14cは、放映部19が放映した広告の放映回数、放映時間を含む情報を広告管理サーバー3に送信する。
広告再生部14dは、再生判断部14cの指示に基づいて、広告管理サーバー3から配信された広告ファイルを再生する。再生された広告ファイルが音声のみの場合は、放音部17にて音声広告が放音される。また、広告ファイルが音声に映像も伴う場合は放音部17にて音声広告が放音され、放映部19にて映像広告が放映される。また、広告ファイルが映像のみの場合は放映部19にて映像広告が放映される。
撮像部15は、例えば、カメラであって、来店者又は来社者の静止画を撮像して画像ファイルを生成する。撮像部15が録画した静止画の画像ファイルは制御部14に送られ、制御部14から通信部13を介して広告管理サーバー3に送信される。
集音部16は、例えば、マイクロフォンであって、店内の音を集音する。撮像部15によって撮像された来店者又は来社者の様子、集音部16によって集音された店舗内又は企業内の音は、店舗又は企業における広告の価値を算出するために利用される。集音部16により集音された音の音声データは、撮像部15が生成した画像ファイルに取り込まれている。
なお、企業では、来社者が集まっても静粛にしていることが多いので、集音部16が設置される場所によっては企業内の音が、広告の価値を算出するために利用されないこともある。この場合、別途、特定された、放映部19の周囲にいる人物の人数等が広告の価値を算出するために利用される。
放音部17は、例えば、スピーカーであって、店内に広告ファイルに基づく音声広告を放音する。
録画部18は、例えば、ビデオカメラであって、広告主端末1が設置される店舗内、企業が入居する建物の通路内又は執務室内の様子を動画で録画する。録画部18が録画した動画の画像ファイルは制御部14に送られ、制御部14から通信部13を介して広告管理サーバー3に送信される。上述した撮像部15の代わりに録画部18だけが設けられてもよい。
撮像部15から広告管理サーバー3に送信された静止画の画像ファイル、録画部18から広告管理サーバー3に送信された動画の画像ファイルは、広告管理サーバー3により来店者数又は来社者数を計測するために用いられる。
放映部19は、例えば、液晶ディスプレイ装置であって、他の店舗又は企業から配信された広告ファイルを広告再生部14dが再生した広告を店内又は屋外に放映する。放映部19が設置される場所は、来店者又は来社者が多くいて、来店者又は来社者が立ち止まる時間が長い場所が望ましい。例えば、コンビニエンスストアAであれば、放映部19はレジカウンターの後ろに設けられ、企業Cであれば、給湯室、社員食堂の入口、入退場ゲートの近く、エレベーターの内部等に設けられてもよい。放映部19に映像広告が配信されるタイミングは、放映部19の前に来店者又は来社者がいる時が望ましい。放映部19の前に人物がいるか否かは、人物検知部20から入力する検知信号(検知結果)に基づいて再生判断部14cが判断する。そして、再生判断部14cが判断したタイミングで、放映部19の前にいる人物に合わせた広告が広告再生部14dによって再生される。
人物検知部20は、例えば、赤外線光により人物の有無を検知可能な人感センサーであり、放映部19の近くに設置される。人物検知部20は、放音部17又は放映部19の周囲に人物がいることを検知すると、検知信号を再生判断部14cに出力する。
なお、人物検知部20として、人物が所持するICカード等を無線で読み取るカードリーダーであってもよい。この場合、人物検知部20は、ICカードから読取った個人ID等の情報を制御部14に出力する。制御部14の再生判断部14cは個人ID等の情報に基づいて人物検知部20が検知した人物を特定する。例えば、再生判断部14cは、放映部19の周囲にいる人物の性別、年齢、職種等により人物を特定することができる。そして、再生判断部14cは、特定した人物に対して所定時間内に放映部19に放映させた広告とは異なる広告を放映部19に放映させる指示を広告再生部14dに行う。このため、再生判断部14cは、例えば、同じ日に同じ個人IDの人物が複数回、放映部19の近くにいたことを特定すると、この個人IDで特定される人物に対して、以前に放映した広告とは異なる広告の再生を広告再生部14dに指示することができる。これにより、放映部19の周囲にいる人物に対して、常に同じ広告を放映することで、広告への注目が低くなるのを避けることができる。
このように制御部14は、広告管理サーバー3の判断を仰がずに、予め割当てられた広告枠内で複数の広告を入替えて放音部17又は放映部19により広告の放映を指示することができる。
なお、制御部14は、特定した人物の人数、性別、年齢、職種等の情報を通信部13を通じて広告管理サーバー3に送信することもできる。そして、制御部14の再生判断部14cは、広告管理サーバー3の指示に基づいて配信された広告を放音部17又は放映部19により放音又は放映するよう指示することもできる。
また、人物検知部20は、撮像部15が撮像した静止画、録画部18が録画した動画に基づいて、人物像のパターンマッチングを行い、録画されている特定の人物の有無を検知することもできる。このとき、人物検知部20は、検知した人物の性別、年齢等を推定し、推定結果を制御部14に送信することができる。
再生判断部14cは、人物検知部20が人物を検知したタイミングで放映部19に映像広告を放映させる。このため、再生判断部14cは、人物検知部20が人物を検知している期間だけ、放映部19に映像広告を放映させ、又は放音部17に音声広告を放音させる指示を広告再生部14dに行うことができる。これにより、再生判断部14cは、例えば、音声広告がふさわしくない静かな執務室内では映像広告だけを放映することができる。また、再生判断部14cは、複数の人物が往来する通路では、映像広告を放映すると共に、音声広告を放音させて人物の注意を広告に惹きつけることができる。
配信先端末6は、通信部61、制御部62(配信先端末制御部の一例)、人物検知部63、放音部64及び放映部65を備える。通信部61、制御部62、人物検知部63、放音部64及び放映部65は、いずれも広告主端末1が備える通信部13、制御部14、人物検知部20、放音部17、放映部19と同等の機能を有する。また、図示しないが、制御部62は、制御部14の入力受付部14a、表示制御部14b、再生判断部14c、広告再生部14dと同じ機能部を有する。
配信先端末6においても、放音部64又は放映部65の近くに来社者がいることが人物検知部63により検知される間、放音部64又は放映部65より広告が行われる。そして、制御部62は、放音部64又は放映部65より広告が行われた時間、広告の内容、来社者の人数、性別、年齢等の情報を通信部61を介して広告管理サーバー3に送信する。広告管理サーバー3は、広告が放音又は放映された時間、広告が届けられた来社者の数を把握することができる。
なお、オフィス内に放映部65等が設置される場合には、執務室内が静かな環境であることが多いため、配信先端末6に放音部64を設ける必要はない。また、配信先端末6には、人物検知部63に代えて、録画部18と同等の機能を有する録画部を設けるようにしてもよい。
管理者端末2は、入力部21、表示部22、制御部23、通信部24を備える。
入力部21は、例えば、キーボード、マウス等であり、管理者端末2を使用する配信管理者によって必要な情報が入力される。
表示部22は、例えば、液晶ディスプレイ装置であり、配信管理者が表示可能な配信サイト等を表示する。
制御部23は、管理者端末2内の各部の動作を制御する。また、制御部23は、広告管理サーバー3にログインし、広告管理サーバー3における広告等の管理を行う。
通信部24は、管理者端末2がネットワークNに接続するための通信インターフェイスである。
広告管理サーバー3は、通信部31,制御部32を備える。
通信部31は、広告管理サーバー3がネットワークNに接続するための通信インターフェイスである。
制御部32は、広告管理サーバー3内の各部の動作を制御する。制御部32は、ログイン処理部32a、音量計測部32b、来店者数計測部32c、広告管理部32d、ランク設定部32e、ポイント管理部32f、広告審査部32g、配信管理部32h及び人物選定部32iを備える。
ログイン処理部32aは、管理者端末2から入力されたログインID、パスワードの認証を行い、正規のユーザーであると認証した場合に、広告管理サーバー3へのログインを許可する。
音量計測部32bは、撮像部15又は録画部18により撮像され、広告主端末1からアップロードされた画像ファイルを解析して店内の音量を計測する。音量の計測は、上述したように店内の音をデシベル値に換算し、店内の音声のデシベル比を求めることで行われる。
来店者数計測部32c(広告提供者数計測部の一例)は、撮像部15又は録画部18により撮像され、広告主端末1からアップロードされた画像ファイルを解析して時間毎の来店者数又は来社者数を計測する。このとき、来店者数計測部32cは、画像ファイルから来店者又は来社者の顔認証を行うことで、来店者の性別、年齢等を判断し、来店者の性別、年齢毎に来店者数又は来社者数を計測してもよい。また、来店者数計測部32cは、配信先端末6の人物検知部63が検知した人物の情報により来店者数又は来社者数を計測してもよい。また、来店者数計測部32cは、広告主端末1又は配信先端末6により解析され、アップロードされた来店者又は来社者の人数、性別、年齢等の情報に基づいて来店者数又は来社者数を計測してもよい。
広告管理部32dは、広告主端末1を使用して広告主から出稿される、音声又は映像の内、少なくとも映像を含む広告を管理する。この広告は、例えば、管理データベース4に保存される。
ランク設定部32eは、広告が配信される店舗又は企業のランクを設定する。例えば、ランク設定部32eは、音量計測部32bにより計測された店内又は室内の音量と、来店者数計測部32cにより計測された来店者数又は来社者数とに基づいて、店舗又は企業毎にランクを設定する。また、ランク設定部32eは、配信先端末6から受信した広告の放映回数、放映時間に基づいて、店舗又は企業のランクを設定することもできる。
ポイント管理部32fは、店舗又は企業毎に設定されたランク毎のポイントを管理する。このため、ポイント管理部32fは、店舗又は企業毎に消費可能枠を算出する。また、ポイント管理部32fは、店舗又は企業が保有するポイントも管理しており、ある店舗又は企業が他の店舗又は企業との間で交換するポイントも管理する。
例えば、図1に示したように、店舗aと店舗xとで広告枠を交換することを想定する。ポイント管理部32fは、例えば、店舗aに割当てられた広告枠を店舗xに提供した場合に、店舗aに割当てられ、ランク毎に決定される広告枠の価値に相当するポイントを店舗xから店舗aに移動させることもできる。ここで、ランクは、クライアント毎に、所定期間における広告提供者数、営業延べ時間、及び一人当たりの平均滞在時間により設定される。
広告審査部32gは、広告主端末1から出稿された広告の審査を自動的に行う。広告の審査は、例えば、広告の再生時間が20秒間で規定されている場合に、広告主から入稿された広告ファイルの再生時間が20秒間以内であるか、また、広告の内容が公序良俗に反するものでないかといった観点で配信管理者により行われる。この広告の審査は、管理者端末2を使用する管理者によって1つずつ行われるが、広告審査部32gを用いることにより、定形的なエラーを含む広告は自動的に除くか、配信中止を指示することが可能となる。これにより、配信管理者による審査を効率化することができる。
配信管理部32hは、広告の配信スケジュール、配信地域等を管理しており、広告審査部32gにより審査され、承認された広告を配信する。このとき、配信管理部32hは、例えば、広告を配信するために必要とされるポイントを店舗a及び店舗xの間で交換することで、指定されたスケジュールで店舗aの広告を店舗xに配信し、店舗xの広告を店舗aで配信するように管理する。このため、配信管理部32hは、配信スケジュール、配信地域等に従って、特定の店舗又は企業の広告主端末1に広告を配信することができる。
このため、配信管理部32hは、広告が配信される店舗a,x又は配信先端末6から取得する情報に基づいて広告を選択する。ここで、配信管理部32hが店舗a,xから取得する情報は、店舗a,xが有する放映部19が広告を放映した時点で、店舗a,xが有する人物検知部20が検知した、店舗a,xの周囲にいる人物に関する情報である。また、配信管理部32hが配信先端末6から取得する情報は、配信先端末6が有する放映部65が広告を放映した時点で、店舗a,x又は配信先端末6が有する人物検知部53が検知した、配信先端末6の周囲にいる人物に関する情報である。配信管理部32hは、取得した人物に関する情報に基づいて、人物に合わせた広告を選択することができる。また、配信管理部32hは、人物選定部32iが選定した人物に合わせた広告を選択し、配信先の広告主端末1又は配信先端末6に広告を配信することも可能である。
広告管理サーバー3が広告を配信する方法としては、オフラインでも広告主端末1又は配信先端末6が広告可能な広告ファイルを配信する方法も考えられる。この場合、例えば、広告主端末1又は配信先端末6を一時的にオンラインでネットワークNに接続し、広告管理サーバー3から広告ファイルをダウンロードした後、広告主端末1又は配信先端末6をオフラインとすることができる。また、他の端末がオンラインでダウンロードした広告ファイルを記憶媒体に保存した後、この記憶媒体を広告主端末1又は配信先端末6に読込ませて広告ファイルを再生させることもできる。これにより、オフィス内では広告主端末1又は配信先端末6のオンライン接続が制限されるような環境であっても、広告を提供することができる。また、広告管理サーバー3が広告ファイルを何度も配信することによる通信遅延等も考慮しなくてよくなる。
なお、広告管理サーバー3が広告を配信する方法としては、オンラインで広告ファイルが広告主端末1又は配信先端末6にストリーミング配信される方法も考えられる。広告ファイルがストリーミング配信される場合、配信管理部32hにより広告主端末1に配信される広告ファイルは、広告主端末1に保存されない。
また、広告ファイルは、広告主端末1を介することなく、店内の放音部17、放映部19等に直接配信してもよい。
ここで、配信管理部32hは、店舗aに割当てられた広告枠の価値と、店舗xに割当てられた広告枠の価値とが同じである場合に、店舗aにより出稿された広告と、店舗xにより出稿された広告とを交換することができる。また、配信管理部32hは、店舗aに割当てられた広告枠の価値と、店舗xに割当てられた広告枠の価値とが異なる場合に、価値を同じとするポイントを店舗a又は店舗xが保有したことにより、店舗aにより出稿された広告と、店舗xにより出稿された広告とを交換することもできる。これにより、店舗又は企業毎に配信する広告を交換することが可能となる。
また、後述する図8のステップS2の処理で、配信方法が「自動配信」と選択されていれば、広告のマーケティングを自動化することができる。このとき、配信管理部32hは、例えば、人工知能(AI:Artificial Intelligence)を用いて、店舗aと店舗x以外の組合せで広告を交換することも可能である。このとき、配信管理部32hは、例えば、図6と図7に示す各テーブルを参照して、配信先の人物に合わせた広告を選択する。例えば、広告が提供される人物の業種、年齢、性別等の情報や、撮像部15又は録画部18が作成した画像ファイルから顔認識をして得た、人物の年齢、性別判断した結果を組み合わせることで、広告主端末1又は配信先端末6の周囲にいる人物に合った広告が配信される。これにより、配信管理部32hは、人物に広告を提供した後に起きた広告効果(購買数の増加等のアクション)を学習し、広告を選定する精度をさらに高めることが可能となる。
また、配信管理部32hは、例えば、図6と図7に示す各テーブルを参照して、新たな店舗又は企業の組合せで広告を交換することができる。これにより、広告主が当初想定していた店舗とは異なる店舗に広告が配信され、予想よりも高い広告効果を得ることができる。
人物選定部32iは、広告主端末1及び配信先端末6によって広告が配信された人物が誰であるかを求め、短時間で同じ広告が同じ人物に何度も配信されないようにするため、広告を配信する人物を選定する処理を行う。これにより、配信管理部32hにより配信される広告を同じ人物に何度も配信することで、この人物が広告に対する興味が削がれるという事態を避けることができる。なお、人物選定部32iは、この人物に別の広告が配信されたとしても、数時間又は数日経ってから同じ広告を配信するように人物を選定してもよい。
管理データベース4は、企業情報テーブル41、広告主店舗又は企業情報テーブル42、聞きやすさランクテーブル43、店舗又は企業ランクテーブル44、広告単価テーブル45、広告枠数テーブル46、業種テーブル47を備える。広告管理サーバー3により管理される各種の情報は、管理データベース4の各テーブルに保存される。各テーブルの詳細な内容は、図6と図7にて説明する。
図5は、広告配信システム10の各装置を構成する計算機Cのハードウェア構成図である。
計算機Cは、いわゆるコンピュータとして用いられるハードウェアである。計算機Cは、バスC4にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)C1、ROM(Read Only Memory)C2、RAM(Random Access Memory)C3を備える。さらに、計算機Cは、表示装置C5、操作装置C6、不揮発性ストレージC7、ネットワークインターフェイスC8を備える。
CPU C1は、本実施の形態例に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM C2から読み出して実行する。RAM C3には、演算処理の途中に発生した変数やパラメーター等が一時的に書き込まれる。CPU C1には、例えば、図4に示される、制御部14,23,32,52が対応する。
表示装置C5は、例えば、液晶ディスプレイ装置であり、計算機Cで行われる処理の結果等をユーザーに表示する。表示装置C5には、例えば、図4の表示部12,22が対応する。操作装置C6には、例えば、キーボード、マウス等が用いられ、ユーザーが所定の操作入力、指示を行うことが可能である。操作装置C6には、例えば、図4の入力部11,21が対応する。
不揮発性ストレージC7としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ等が用いられる。この不揮発性ストレージC7には、OS(Operating System)、各種のパラメーターの他に、計算機Cを機能させるためのプログラムが記録されている。ROM C2、不揮発性ストレージC7は、CPU C1が動作するために必要なプログラムやデータ等を記録しており、計算機Cによって実行されるプログラムを格納したコンピュータ読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。
ネットワークインターフェイスC8には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、端子が接続されたLAN(Local Area Network)、専用線等を介して各種のデータを装置間で送受信することが可能である。ネットワークインターフェイスC8には、例えば、図4の通信部13,24,31,51が対応する。
図6と図7は、管理データベース4に格納される各テーブルの構成例を示す説明図である。
図6に示す企業情報テーブル41は、広告主企業ID、広告主店舗又は企業名、企業名、企業住所、企業電話番号、企業部署名、企業担当者名、メールアドレス、企業担当者、支払い情報(クレジットカード情報等)のフィールドを有する。
広告主店舗又は企業情報テーブル42は、店舗又は企業ID、店舗又は企業名、広告主店舗又は企業ID、業種、営業時間、月間来店者又は来社者数、月間営業延べ時間、1人あたりの滞在時間、聞きやすさランク、価値基準、店舗又は企業ランク、広告単価(1回あたり)、保有ポイント、広告枠数、店舗又は企業住所のフィールドを有する。
聞きやすさランクテーブル43は、最低、最高、ランク、デシベル比率のフィールドを有する。
店舗又は企業ランクテーブル44は、価値基準、店舗又は企業ランクのフィールドを有する。
広告単価テーブル45は、店舗又は企業ランク、単価ポイントのフィールドを有する。1つの広告は、例えば、20秒間の再生時間の広告である。そして、店舗又は企業ランクに応じて、店内で流される広告の1つの広告枠の単価が確定する。
広告枠数テーブル46は、月間営業延べ時間、広告枠のフィールドを有する。
業種テーブル47は、農業,林業、漁業、鉱業,採石業,砂利採取業、建設業、製造業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、運輸業,郵便業、卸売業,小売業、金融業,保険業、不動産業,物品賃貸業、学術研究,専門・技術サービス業、宿泊業,飲食サービス業、生活関連サービス業,娯楽業、教育,学習支援業、医療,福祉、複合サービス事業、サービス業(他に分類されないもの)、公務(他に分類されるものを除く)、分類不能の産業のフィールドを有する。
図7に示す広告主企業情報テーブル48は、広告主端末1又は配信先端末6が設置される企業の情報を管理し、社員数、男性数、女性数のフィールドを有する。広告主又は配信管理部32hは、広告主企業情報テーブル48に格納される、男性数、女性数等の情報により、男性向け又は女性向けの広告を選択することが可能である。
広告主店舗・オフィス情報テーブル49は、広告主端末1が設置される店舗、又は配信先端末6が設置されるオフィスの収容人数、男性数、女性数のフィールドの他、各年代の男性数、女性数のフィールドを有する。広告主又は配信管理部32hは、広告主店舗・オフィス情報テーブル49に格納される、これらの情報により、年代毎の男性向け又は女性向けの広告を選択することが可能である。
広告主店舗・オフィスモニター設置箇所テーブル50は、広告主端末1又は配信先端末6が設置される箇所を管理するためのフィールドを有する。オフィスモニターとは、配信先端末6の放映部19のことである。広告主又は配信管理部32hは、広告主店舗・オフィスモニター設置箇所テーブル50に格納される設置箇所の情報により、来店者又は来社者に向けた適切な広告を選択することが可能である。
広告主店舗・オフィス情報テーブル51は、広告主端末1又は配信先端末6が設置される箇所で配信可能な広告の種類を管理するためのフィールドを有する。広告主又は配信管理部32hは、広告主店舗・オフィス情報テーブル51に格納される配信可能な広告の種類の情報により、設置箇所毎に適切な広告を選択することが可能である。
広告主店舗・オフィス施設付帯情報テーブル52は、広告主端末1又は配信先端末6が設置される建物内に設けられる施設に関する付帯情報を管理するためのフィールドを有する。広告主又は配信管理部32hは、広告主店舗・オフィス施設付帯情報テーブル52に格納される施設に関する付帯情報により、施設に合わせた適切な広告を選択することが可能である。
次に、広告主と配信管理者が配信サイトにログインした後に行う処理について、図8と図9を参照して説明する。ただし、始めに、図8のフローチャートと、広告主に関連する画面の表示例を図10〜図19を参照して説明する。その後、図9のフローチャートと、配信管理者に関連する画面の表示例を図20〜図24を参照して説明する。
図8は、広告主が配信サイトにログインしたときの処理例を示すフローチャートである。以下の説明では、適宜、画面の表示例も合わせて説明する。
始めに、広告主は、広告主端末1に表示された図10に示すログイン画面W1を表示する。
図10は、ログイン画面W1の表示例を示す説明図である。
ログイン画面W1には、広告主又は管理者が配信サイトにログインする際に、ログインID、パスワードを入力するためのテキストボックスW1a,W1bが、広告主と管理者のそれぞれに対して設けられている。広告主が、「広告主のお客様はこちら」と表示されているテキストボックスW1aにログインID、パスワードを入力して、ログインボタンを押すと、広告管理サーバー3のログイン処理部32aにて認証が行われ、ログインが完了する。
そして、広告主がログイン画面W1を通じてログインすると(S1)、広告主端末1には、図11に示す広告主画面W2が表示される。
図11は、広告主画面W2の表示例を示す説明図である。
広告主画面W2には、広告主が勤務する株式会社AAAの現在の店舗又は企業ランク一覧W2a、現在のポイントW2b、直近の獲得ポイントW2c、お知らせW2d、管理機能ボタンW2eが表示される。
店舗又は企業ランク一覧W2aは、例えば、管理データベース4の店舗又は企業ランクテーブル44を参照して表示される情報である。店舗又は企業ランクとして、例えば、a,b,Cランクがある。Aランクが最もランクが高く、Bランクが標準のランクであり、広告主画面W2では「レギュラー」と表示されている。Cランクが最もランクが低い。
現在のポイントW2bは、広告主がこれまでに配信サイトを通じて配信管理者から購入したポイント数である。広告の配信には、このポイントが用いられる。
直近の獲得ポイントW2cには、各店舗又は企業にて獲得したポイント数が表示される。例えば、他の店舗又は企業により、広告の配信が依頼され、他の店舗又は企業に広告枠を提供した場合には、他の店舗又は企業から自店舗又は企業に対して提供した広告枠に相当するポイント数が獲得ポイントとして表示される。
お知らせW2dには、広告主に通知される情報が表示される。例えば、広告主が以前入稿した広告の審査結果や、他社からの広告の掲載依頼等が表示される。
管理機能ボタンW2eには、広告主が企業情報を管理するための画面を表示したり、広告を出稿したりするための指示を与えるために用いられる。広告主が「広告を出す」ボタンW2e1をクリックすると、図12に示す広告配信画面W3が表示される。
図12と図13は、広告配信画面W3(地域選択)の表示例を示す説明図である。
広告配信画面W3は、広告主が広告の配信先を業種又は地域から選択する場合に用いられる。広告配信画面W3には、広告主が保有する現在のポイント数が保有ポイントW3aに表示される。また、配信方法選択ボタンW3bには、初めのうち「業種又は地域から選ぶ」のラジオボタンが選択された状態で表示される。広告主が「広告主から選択する」のラジオボタンを選択すると、後述する図15に示す広告配信画面W5に遷移する。また、広告主が「自動配信」のラジオボタンを選択すると、後述する図19に示す広告配信画面W8に遷移する。
広告配信画面W3には、広告の配信先である業種選択W3c、地域選択W3d、掲載期間W3e(以上、図12)、配信希望時間帯W3f、配信希望回数W3g、配信希望広告W3h、広告増枠ボタンW3i、現在のポイントW3j、配信に必要なポイントW3k、配信指示ボタンW3m(以上、図13)が表示される。
広告主は、配信方法選択ボタンW3bの「業種又は地域から選ぶ」のラジオボタンを選択すると、以下の項目を選択することが可能となる。例えば、広告主は、業種選択W3c、地域選択W3d、掲載期間W3e、配信希望時間帯W3f、配信希望回数W3g、配信希望広告W3hにて、広告の配信を希望する業種、地域、掲載期間、配信希望時間帯、配信希望回数、配信希望広告を選択することができる。
また、新たに広告を入稿する際には、広告入稿リンクW3h1をクリックする。これにより、後述する広告入稿画面W4が表示され、広告主は広告を入稿することができる。なお、配信希望広告W3hが複数あるのは、複数の異なる広告がある場合に、任意の広告を選択可能とするためである。広告主が、さらに配信を希望する広告を増やす場合には、広告増枠ボタンW3iを押して広告枠を増やすことができる。また、広告配信画面W3の下部にも現在のポイントW3jが表示され、ポイントが不足する場合には、ポイントを追加購入することもできる。そして、配信に必要なポイントW3kで示されるポイント数が、広告主が保有しているポイント数以下であるため、配信指示ボタンW3mが表示され、広告主は、配信指示ボタンW3mをクリックして広告の配信を指示することができる。
再び、図8のステップS3に戻って説明を続ける。
広告主が広告配信画面W3にて配信方法から「業種又は地域から選ぶ」を選択し(S2)、配信先の業種、地域、掲載期間等を選択又は記述した後(S3)、広告主は、新規広告を入稿するか否かを判断する(S4)。新規広告を入稿しない場合(S4のNO)、広告配信画面W3にて選択した業種、地域、掲載期間等で広告が配信され(S19)、本処理が終了する。一方、新規広告を入稿する場合(S4のYES)、図14に示す広告入稿画面W4が表示される。
図14は、広告入稿画面W4の表示例を示す説明図である。
広告入稿画面W4は、広告主が新規の広告を入稿する場合に用いられる。広告入稿画面W4には、現在広告一覧W4a、審査待ち広告W4b、新規広告入稿欄W4cが表示される。
現在広告一覧W4aには、現在、広告主が配信可能な広告の一覧が表示される。この広告は、配信管理者によって既に審査が完了したものでもよいし、審査が未完了のものを含めてもよい。
審査待ち広告W4bには、現在、配信管理者によって審査が行われている広告が表示される。
新規広告入稿欄W4cには、広告ファイルの格納場所から広告主が配信を希望する広告が入った広告ファイルを選択するためのファイル参照エリアと、入稿指示ボタンW4c1が表示される。広告主は、ファイル参照エリアにて広告ファイルを選択した後、入稿指示ボタンW4c1を押すことで広告を入稿することができる。このとき、広告ファイルが広告管理サーバー3にアップロードされる。
図8の説明に戻ると、広告主が広告入稿画面W4の入稿指示ボタンW4c1を押したことにより(S5)、新規広告に対応する広告ファイルが広告管理サーバー3にアップロードされる(S6)。そして、広告ファイルが広告管理サーバー3に入稿される(S7)。入稿された広告ファイル(広告)は、配信管理者により審査され、審査が完了した広告が配信可能となる。このため、ステップS7の後、ステップS3に戻る。
次に、ステップS2にて、広告主を選択した場合について説明する。図12に示した広告配信画面W3にて、広告主が配信方法選択ボタンW3bの「広告主から選択する」のラジオボタンを選択すると、図15と図16に示す広告配信画面W5が表示される。
図15と図16は、広告配信画面W5(広告主選択)の表示例を示す説明図である。
広告配信画面W5は、広告主が広告の配信先を広告主から選択する場合に用いられる。広告配信画面W5には、広告主が保有する現在のポイント数が保有ポイントW5aに表示される。また、配信方法選択ボタンW5bには、初めのうち「広告主から選択する」のラジオボタンが選択された状態で表示される。そして、広告配信画面W5には、配信先検索結果W5cが設けられる。
配信先検索結果W5cには、広告主によって以前選択された配信先が表示される。広告主が配信先を再選択する際には、「配信先を選択し直す」ボタンW5c1を選択する。これにより、後述する図17に示す配信先検索画面W6が表示され、広告の配信先を検索することが可能となる。なお、広告配信画面W5が備えるエリアW5d〜W5mは、図12と図13に示した広告配信画面W3が備えるエリアW3d〜W3mと同じ内容であるため、詳細な説明を省略する。
図8の説明に戻ると、ステップS2にて広告主により「広告主」が選択されたことにより表示された広告配信画面W5にて、配信先を変更する場合には、図17に示す配信先検索画面W6が表示される。そして、広告主は、配信先検索画面W6にて、業種を指定し、又はキーワードを入力することで(S8)、業種又はキーワードに合致する配信先の広告主を検索することができる。
図17は、配信先検索画面W6の表示例を示す説明図である。
配信先検索画面W6は、広告主が広告の配信先を検索する場合に用いられる。配信先検索画面W6には、保有ポイントW6a、配信方法選択ボタンW6b、配信先指定エリアW6c、検索ボタンW6dが表示される。
保有ポイントW6aには、広告主が保有する現在のポイント数が表示される。
配信方法選択ボタンW6bには、「広告主から選択する」のラジオボタンが選択された状態で表示される。
配信先指定エリアW6cには、業種を指定、又はキーワードを入力することにより、配信先を指定することが可能である。
検索ボタンW6dは、配信先指定エリアW6cに指定された業種、又はキーワードに合致する配信先の検索を指示するために用いられる。検索結果は、図18に示す検索結果画面W7に表示される。
図18は、検索結果画面W7の表示例を示す説明図である。
検索結果画面W7は、配信を依頼する出稿先を一覧表示するために用いられる。出稿先選択エリアW7a、検索結果一覧W7bを備える。
出稿先選択エリアW7aは、検索結果としての総数と、1画面に表示可能な件数、並び替えリストを含む。広告主は、出稿先選択エリアW7aに表示される情報に基づいて、任意の件数及び任意の順で画面に検索結果を表示する指示を行うことができる。例えば、店舗又は企業名の昇順又は降順、期間限定のキャンペーンが行われている店舗又は企業順に表示することもできる。
検索結果一覧W7bには、配信先検索画面W6にて指定された業種又はキーワードに合致する店舗又は企業名、業種名等が一覧表示される。
再び、図8の説明に戻ると、広告主は、ステップS8にて検索結果画面W7に表示された広告主から任意の広告主を選択する(S9)。広告主を再選択する場合には、改めて配信先検索画面W6に戻り、業種又はキーワードが指定される。そして、広告主により広告主が選択された後、広告配信画面W5に戻って、広告主が広告配信画面W5にて配信先の業種、地域、掲載期間等を選択又は記述する(S10)。
その後、広告主は、新規広告を入稿するか否かを判断する(S11)。新規広告を入稿しない場合(S11のNO)、広告配信画面W3にて選択した業種、地域、掲載期間等で広告が配信され(S19)、本処理が終了する。一方、新規広告を入稿する場合(S11のYES)、図14に示す広告入稿画面W4が表示される。
そして、広告主が広告入稿画面W4の入稿指示ボタンW4c1を押したことにより(S12)、新規広告である広告ファイルがアップロードされる(S13)。そして、広告ファイルが広告管理サーバー3に入稿される(S14)。入稿された広告ファイル(広告)は、配信管理者により審査され、審査が完了した広告が掲載期間内で配信可能となる。このため、ステップS14の後、ステップS10に戻る。
次に、ステップS2にて、広告主が「自動配信」を選択した場合について説明する。図12に示した広告配信画面W3にて、広告主が配信方法選択ボタンW3bの「自動配信」のラジオボタンを選択すると、図19に示す広告配信画面W8が表示される。
図19は、広告配信画面W8(自動配信)の表示例を示す説明図である。
広告配信画面W8は、広告管理サーバー3の配信管理部32hにより、広告の配信先を自動的に選択する場合に用いられる。
広告配信画面W8には、配信期間選択エリアW8a、新規広告入稿欄W8b、保有ポイントW8c、配信に必要なポイントW8d、自動配信決定ボタンW8eが表示される。
配信期間選択エリアW8aには、広告の配信期間として配信開始日及び配信終了日を選択可能な配信期間選択エリアW8aが表示される。
新規広告入稿欄W8bには、広告ファイルの格納場所から広告主が配信を希望する広告が入った広告ファイルを選択するためのファイル参照エリアと、入稿指示ボタンW8b1が表示される。
保有ポイントW8cには、広告主が保有する現在のポイント数が表示される。
配信に必要なポイントW8dには、広告を自動配信するために必要なポイント数が表示される。
広告主が保有する現在のポイント数が、自動配信に必要なポイント数以上であれば、自動配信決定ボタンW8eが有効となる。そして、広告主が自動配信決定ボタンW8eを押すことで、広告管理サーバー3により広告の自動配信が行われるようになる。
図8の説明に戻ると、広告主が広告配信画面W3にて配信方法から「自動配信」を選択すると(S2)、広告主は、自動配信するための新規広告を入稿するか否かを判断する(S15)。自動配信するための新規広告を入稿しない場合(S15のNO)、広告配信画面W3にて選択された業種、地域、掲載期間等で広告が自動配信され(S19)、本処理が終了する。一方、自動配信するための新規広告を入稿する場合(S15のYES)、図19に示す広告配信画面W8が表示される。
そして、広告主が広告配信画面W8の入稿指示ボタンW8b1を押したことにより(S16)、自動配信するための新規広告に対応する広告ファイルがアップロードされ(S17)、広告ファイルが広告管理サーバー3に入稿される(S18)。入稿された広告ファイル(広告)は、配信管理者により審査され、審査が完了した広告が掲載期間内で自動配信される。
図9は、配信管理者が配信サイトにログインしたときの処理例を示すフローチャートである。以下の説明では、図10及び図20〜図24を参照して、適宜、画面の表示例も合わせて説明する。
始めに、配信管理者は、管理者端末2に表示された図10に示すログイン画面W1を表示する。そして、配信管理者がログイン画面W1を通じてログインすると(S21)、管理者端末2には、図20に示す管理者画面W10が表示される。
図20は、管理者画面W10の表示例を示す説明図である。
管理者画面W10は、管理者が企業情報を管理し、広告の審査及び承認をし、広告主を登録するために用いられる。管理者画面W10には、お知らせW10a、管理機能W10bが表示される。
お知らせW10aには、配信管理者に通知される情報が表示される。例えば、広告審査の件数が表示される。
管理機能W10bには、配信管理者として広告主を管理するための機能ボタンが表示される。管理機能W10bに表示される機能ボタンとして、企業情報管理画面ボタンW10b1、広告審査又は承認ボタンW10b2、管理者登録ボタンW10b3がある。
配信管理者が企業情報管理画面ボタンW10b1を押すと、図21に示す店舗・企業情報管理画面W11が表示される。
図21は、店舗・企業情報管理画面W11の表示例を示す説明図である。
店舗・企業情報管理画面W11には、広告主企業IDW11a、広告主店舗又は企業W11bが表示される。広告主企業IDW11aには、広告主企業の広告主企業IDが表示され、広告主店舗又は企業W11bには、広告主企業に所属する店舗又は企業の一覧が表示される。広告主店舗又は企業W11bには、店舗又は企業編集ボタンW11b1が表示され、配信管理者は、店舗又は企業編集ボタンW11b1をクリックすることで表示される図22に示す店舗・企業編集画面W12を通じて店舗又は企業情報を編集することが可能である。
また、店舗・企業情報管理画面W11には、企業名W11c、企業住所W11d、企業電話番号W11e、企業部署名W11f、企業担当者名W11g、企業担当者メールアドレスW11h、支払情報W11iが表示される。各項目には、それぞれ管理データベース4の企業情報テーブル41から読出された、企業名、企業住所、企業電話番号、企業部署名、企業担当者名、メールアドレス、企業担当者、支払い情報(クレジットカード情報等)が表示される。
図9にて、配信管理者が企業情報を編集する場合(S22)、配信管理者が店舗又は企業編集ボタンW11b1をクリックして、図22に示す店舗・企業編集画面W12と図23に示す店舗・企業情報登録画面W13を表示する。
図22は、店舗・企業編集画面W12の表示例を示す説明図である。
店舗・企業編集画面W12は、店舗・企業情報管理画面W11の店舗又は企業編集ボタンW11b1が押されることにより表示される画面であり、配信管理者が店舗又は企業情報を編集することが可能である。店舗・企業編集画面W12には、店舗又は企業一覧W12a、新規店舗又は企業追加ボタンW12bが表示される。
店舗又は企業一覧W12aには、広告主の企業が保有する店舗又は企業の店舗又は企業名が一覧表示される。配信管理者が、店舗又は企業名の隣りに表示される「編集する」リンクを選択すると、図23に示す店舗・企業情報登録画面W13が表示される。
新規店舗又は企業追加ボタンW12bは、配信管理者が新たに店舗又は企業を追加するときに押されるボタンである。配信管理者が新規店舗又は企業追加ボタンW12bを押すと、図23に示す店舗・企業情報登録画面W13が表示される。
図23は、店舗・企業情報登録画面W13の表示例を示す説明図である。
店舗・企業情報登録画面W13は、配信管理者が店舗又は企業情報を編集又は登録するために用いられる。既に登録された店舗又は企業であれば、店舗・企業編集画面W12には店舗又は企業情報が入力された状態で表示され、新規に登録される店舗又は企業であれば、店舗・企業編集画面W12には店舗又は企業情報が入力されていない状態で表示される。
店舗・企業情報登録画面W13には、店舗又は企業IDW13a、店舗又は企業名W13b、企業名W13c、店舗又は企業住所W13d、業種W13e、営業時間W13f、月間来店者数W13g、月間営業延べ時間W13h、1人あたりの滞在時間W13i、聞きやすさランクW13j、価値基準W13k、店舗又は企業ランクW13m、広告単価(1回あたり)W13n、保有ポイントW13o、広告枠数W13pが表示される。これらの各項目には、それぞれ管理データベース4の企業情報テーブル41、広告主店舗又は企業情報テーブル42から読出された情報が表示される。
また、店舗・企業情報登録画面W13には、広告させたくない業種W13qが表示される。例えば、広告主と同業種である他の広告主の店舗又は企業には広告を望まないと考えられる。また、広告主と異業種であっても、広告主にとって利益が見込めない客層の業種にも広告を望まないと考えられる。このため、広告させたくない業種W13qにて、広告させたくない業種を選択することが可能である。また、広告させたくない業種W13qにない業種については、追加ボタンW13q1を押すことにより追加することが可能である。このとき、広告させたくない会社や店舗又は企業名をキーワードとして入力し、検索ボタンW13rを押して検索可能である。店舗・企業情報登録画面W13に全ての情報が入力された後、登録ボタンW13sを押すことにより店舗又は企業情報が登録される。
そして、配信管理者が、店舗・企業編集画面W12と店舗・企業情報登録画面W13により、店舗又は企業情報を編集又は追加した後(S24)、ステップS22に戻る。そして、編集又は追加した店舗又は企業情報が登録されると(S23)、本処理が終了する。
ステップS21にて配信管理者が配信サイトにログインした後に表示される、図20に示す管理者画面W10にて、配信管理者が広告審査又は承認ボタンW10b2を押すと、図24に示す広告審査・承認画面W14が表示される(S25)。
図24は、広告審査・承認画面W14の表示例を示す説明図である。
広告審査・承認画面W14は、配信管理者が、広告主により入稿された広告を審査し、承認するために用いられる。広告審査・承認画面W14には、審査待ち広告一覧W14a、作業完了ボタンW14bが表示される。
審査待ち広告一覧W14aには、現在、配信管理者による審査待ち、又は承認依頼が行われている広告が、企業毎、店舗又は企業毎に表示される。配信管理者は、各欄にて、「再生する」リンクW14a1をクリックすると、広告を再生して聴くことができる。そして、配信管理者は、承認ボタンW14a2を押すと、この承認ボタンW14a2に対応する広告を承認することができる。
作業完了ボタンW14bは、広告の審査又は承認の作業を完了するときに押されるボタンである。配信管理者により作業完了ボタンW14bが押されると、図20に示す管理者画面W10に戻って表示される。
そして、配信管理者が、承認ボタンW14a2を押すことにより、広告が承認される(S26)。その後、ステップS10に戻って処理を続ける。
以上説明した一実施の形態に係る広告配信システム10では、音声又は映像の内、少なくとも映像を含む広告を配信可能な広告配信システム10を利用する広告主間で広告枠を交換するための新たなメディアネットワークを形成することができる。そして、従来算出することが困難であった、広告を配信する店舗又は企業毎の価値と、その店舗又は企業における広告枠の価値とを算出することができる。また、これらの価値に基づくポイントを、広告配信システム10を利用する広告主が購入することで自社の広告だけでなく、他社との間で広告枠を交換して他社の広告を配信することも可能となる。このように、従来は、広告の出稿先として認知されていなかった店内の広告に対して、簡易な広告配信システム10を利用することで新たに他業種、他社からの広告を配信することが可能となる。
広告管理サーバー3は、店舗又は企業毎の価値と、広告枠の価値とを算出するにあたり、各店舗又は企業の来店者数、店内放送のデシベル比を用いる。各店舗又は企業の来店者数、店内放送のデシベル比は、共に店舗又は企業毎に収録した画像ファイルから計測することが可能である。このため、各店舗又は企業の来店者数、店内放送のデシベル比を、店舗又は企業毎の自己申告により確定しなくてよく、配信管理者により適正に店舗又は企業毎の価値と、広告枠の価値とを算出することが可能となる。
また、広告主は、配信サイトを通じて、任意のタイミングでポイントを購入することができる。配信サイトは、PCだけでなく、スマートフォン等の携帯端末でも表示可能である。また、広告主は、広告ファイルを広告管理サーバー3に広告ファイルを簡単にアップロードすることができる。また、広告主は、配信サイトを通じて、広告の配信を希望する業種、期間、予算等を検討しやすい。
また、オフィス内の所定の場所に配置された配信先端末6は、広告管理サーバー3から配信された広告を放音又は放映するためだけに用いられる。このため、従来であれば広告を提供することができなかったオフィス内の来社者に対して、配信先端末6を通じて広告を提供することが可能となる。
ただし、配信先端末6は、建物内に限らず、建物の外に設けられてもよい。例えば、セルフ式のガソリンスタンドであれば給油機の近くに配信先端末6を設けてもよい。これにより、ガソリンスタンドの来店者が自動車にガソリンを入れている間、給油機の近くに設けられた放音部64から放音される音声広告を聴き、放映部65から放映される映像広告を観ることができる。
また、広告主端末1に設けられた人物検知部20、配信先端末6に設けられた人物検知部63が人物を検知している間だけ、この人物に広告が提供されるように、音声広告の放音、又は映像広告の放映が制御される。このため、時間帯によっては、店舗よりも人物の出入りが少ない箇所(例えば、社員食堂)に設置された広告主端末1又は配信先端末6であっても、広告主端末1又は配信先端末6の周囲にいる人物に対して確実に広告を提供することができる。
[変形例]
なお、携帯端末等を広告主端末1として用い、この携帯端末等に全方位を撮像可能な360°カメラを取付け、このカメラが撮像した店内の画像を画像ファイルとして、広告管理サーバー3がリアルタイムに収集してもよい。これにより、店舗又は企業には高価な業務用カメラを設置する必要がなくなり、広告配信システム10に加入した広告主が負担する初期費用を抑えることが可能となる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。本実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…広告主端末、2…管理者端末、3…広告管理サーバー、4…管理データベース、5…配信先端末、10…広告配信システム、11…入力部、12…表示部、14…制御部、14a…入力受付部、14b…表示制御部、14c…再生判断部、14d…広告再生部、15…撮像部、16…集音部、17…放音部、18…録画部、19…放映部、20…人物検知部、21…入力部、22…表示部、23…制御部、32…制御部、32a…ログイン処理部、32b…音量計測部、32c…来店者数計測部、32d…広告管理部、32e…ランク設定部、32f…ポイント管理部、32g…広告審査部、32h…配信管理部、32i…人物選定部、62…制御部、63…人物検知部、64…放音部、65…放映部

Claims (18)

  1. 映像のみの広告、及び音声に前記映像も伴う前記広告の少なくともいずれか一方を管理する広告管理部と、
    前記広告が配信されるクライアントのランクを設定するランク設定部と、
    前記広告を配信する前記クライアントが保有するポイント、及び、前記クライアントに設定された前記ランク毎の前記ポイントを管理するポイント管理部と、
    前記広告を配信するために必要とされる前記ポイントを、前記クライアントに含まれる第1クライアント及び第2クライアントの間で交換することで、指定されたスケジュールで前記第1クライアントの前記広告を前記第2クライアントに配信し、前記第2クライアントの前記広告を前記第1クライアントで配信するように管理する配信管理部と、を備える
    広告管理サーバー。
  2. 前記配信管理部は、前記第1クライアントに割当てられた広告枠の価値と、前記第2クライアントに割当てられた広告枠の価値とが同じである場合に、前記第1クライアントにより出稿された前記広告と、前記第2クライアントにより出稿された前記広告とを交換する
    請求項1に記載の広告管理サーバー。
  3. 前記配信管理部は、前記第1クライアントに割当てられた広告枠の価値と、前記第2クライアントに割当てられた広告枠の価値とが異なる場合に、前記価値を同じとする前記ポイントを前記第1クライアント又は前記第2クライアントが保有したことにより、前記第1クライアントにより出稿された前記広告と、前記第2クライアントにより出稿された前記広告とを交換する
    請求項1又は2に記載の広告管理サーバー。
  4. 前記ポイント管理部は、前記第1クライアントに割当てられた広告枠を前記第2クライアントに提供した場合に、前記第1クライアントに割当てられた広告枠の価値に相当するポイントを前記第2クライアントから前記第1クライアントに移動させる
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の広告管理サーバー。
  5. 前記広告枠の価値は、前記ランク毎に決定され、
    前記ランクは、前記クライアント毎に、所定期間における広告提供者数、営業延べ時間、及び一人当たりの平均滞在時間により設定される
    請求項〜4のいずれか一項に記載の広告管理サーバー。
  6. さらに、撮像部により撮像された前記広告が提供される場所の画像を含む画像ファイルを前記クライアントから取得し、前記画像ファイルを解析して時間毎の広告提供者数を計測する広告提供者数計測部と、
    前記画像ファイルを解析して前記広告が提供される場所の音量を計測する音量計測部と、を備え、
    前記ランク設定部は、前記広告提供者数及び前記音量に基づいて前記クライアントに前記ランクを設定する
    請求項〜5のいずれか一項に記載の広告管理サーバー。
  7. 前記配信管理部は、前記広告が配信される前記クライアント又は配信先端末から取得する情報に基づいて前記広告を選択する
    請求項〜6のいずれか一項に記載の広告管理サーバー。
  8. 前記配信管理部が前記クライアント又は前記配信先端末から取得する情報は、前記クライアント又は前記配信先端末がそれぞれ有する放映部が前記広告を放映した時点で、前記クライアント又は前記配信先端末がそれぞれ有する人物検知部が検知した、前記クライアント又は前記配信先端末の周囲にいる人物に関する情報であって、
    前記配信管理部は、取得した前記人物に関する情報に基づいて、前記人物に合わせた前記広告を選択する
    請求項7に記載の広告管理サーバー。
  9. 前記クライアントは、店舗又は企業のいずれかである
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の広告管理サーバー。
  10. さらに、前記広告を審査する広告審査部を備え、
    前記配信管理部は、前記広告審査部により審査され、承認された前記広告を配信する
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の広告管理サーバー。
  11. 映像のみの広告、及び音声に前記映像も伴う前記広告の少なくともいずれか一方を管理する広告管理部と、
    前記広告が配信されるクライアントのランクを設定するランク設定部と、
    前記広告を配信する前記クライアントが保有するポイント、及び、前記クライアントに設定された前記ランク毎の前記ポイントを管理するポイント管理部と、
    前記広告を配信するために必要とされる前記ポイントを、前記クライアントに含まれる第1クライアント及び第2クライアントの間で交換することで、指定されたスケジュールで前記第1クライアントの前記広告を前記第2クライアントに配信し、前記第2クライアントの前記広告を前記第1クライアントで配信するように管理する配信管理部と、
    撮像部により撮像された前記広告が提供される場所の画像を含む画像ファイルを前記クライアントから取得し、前記画像ファイルを解析して時間毎の広告提供者数を計測する広告提供者数計測部と、
    前記画像ファイルを解析して前記広告が提供される場所の音量を計測する音量計測部と、を備え、
    前記ランク設定部は、前記広告提供者数及び前記音量に基づいて前記クライアントに前記ランクを設定する
    広告管理サーバー。
  12. 映像のみの広告、及び音声に前記映像も伴う前記広告の少なくともいずれか一方を管理する広告管理部と、
    前記広告が配信されるクライアントのランクを設定するランク設定部と、
    前記広告を配信する前記クライアントが保有するポイント、及び、前記クライアントに設定された前記ランク毎の前記ポイントを管理するポイント管理部と、
    前記広告を配信するために必要とされる前記ポイントを、前記クライアントに含まれる第1クライアント及び第2クライアントの間で交換することで、指定されたスケジュールで前記第1クライアントの前記広告を前記第2クライアントに配信し、前記第2クライアントの前記広告を前記第1クライアントで配信するように管理する配信管理部と、を備え、
    前記配信管理部は、前記広告が配信される前記クライアント又は配信先端末から取得する情報に基づいて前記広告を選択する
    広告管理サーバー。
  13. 映像のみの広告、及び音声に前記映像も伴う前記広告の少なくともいずれか一方を出稿する広告主に関する情報、及び前記広告を前記広告主毎に管理する管理データベースと、前記広告の配信を管理する広告管理サーバーと、を備え、
    前記広告管理サーバーは、
    前記広告を管理する広告管理部と、
    前記広告が配信されるクライアントのランクを設定するランク設定部と、
    前記広告を配信する前記クライアントが保有するポイント、及び、前記クライアントに設定された前記ランク毎の前記ポイントを管理するポイント管理部と、
    前記広告を配信するために必要とされる前記ポイントを、前記クライアントに含まれる第1クライアント及び第2クライアントの間で交換することで、指定されたスケジュールで前記第1クライアントの前記広告を前記第2クライアントに配信し、前記第2クライアントの前記広告を前記第1クライアントで配信するように管理する配信管理部と、を備え、
    前記管理データベースを参照して、前記管理データベースから前記広告主に関する情報、及び前記広告を取得する
    広告配信システム。
  14. 前記広告が配信される前記クライアント又は配信先端末は、
    前記広告を放映する放映部と、
    前記放映部の周囲にいる人物を検知する人物検知部と、
    前記人物検知部が前記人物を検知したタイミングで前記放映部に前記広告を放映させる再生判断部と、を備える
    請求項1に記載の広告配信システム。
  15. 前記再生判断部は、前記人物検知部が検知した人を特定し、特定した前記人物に対して所定時間内に前記放映部に放映させた前記広告とは異なる前記広告を前記放映部に放映させる
    請求項1に記載の広告配信システム。
  16. 前記再生判断部は、前記放映部が放映した前記広告の放映回数、放映時間を含む情報を前記広告管理サーバーに送信し、
    前記ランク設定部は、前記クライアント又は前記配信先端末から受信した前記広告の放映回数、放映時間を含む情報に基づいて、前記ランクを設定する
    請求項1に記載の広告配信システム。
  17. 映像のみの広告、及び音声に前記映像も伴う前記広告の少なくともいずれか一方を出稿する広告主に関する情報、及び前記広告を前記広告主毎に管理する管理データベースと、前記広告の配信を管理する広告管理サーバーと、を備え、
    前記広告管理サーバーは、
    前記広告を管理する広告管理部と、
    前記広告が配信されるクライアントのランクを設定するランク設定部と、
    前記広告を配信する前記クライアントが保有するポイント、及び、前記クライアントに設定された前記ランク毎の前記ポイントを管理するポイント管理部と、
    前記広告を配信するために必要とされる前記ポイントを、前記クライアントに含まれる第1クライアント及び第2クライアントの間で交換することで、指定されたスケジュールで前記第1クライアントの前記広告を前記第2クライアントに配信し、前記第2クライアントの前記広告を前記第1クライアントで配信するように管理する配信管理部と、
    撮像部により撮像された前記広告が提供される場所の画像を含む画像ファイルを前記クライアントから取得し、前記画像ファイルを解析して時間毎の広告提供者数を計測する広告提供者数計測部と、
    前記画像ファイルを解析して前記広告が提供される場所の音量を計測する音量計測部と、を備え、
    前記管理データベースを参照して、前記管理データベースから前記広告主に関する情報、及び前記広告を取得し、
    前記ランク設定部は、前記広告提供者数及び前記音量に基づいて前記クライアントに前記ランクを設定する
    広告配信システム。
  18. 映像のみの広告、及び音声に前記映像も伴う前記広告の少なくともいずれか一方を出稿する広告主に関する情報、及び前記広告を前記広告主毎に管理する管理データベースと、前記広告の配信を管理する広告管理サーバーと、を備え、
    前記広告管理サーバーは、
    前記広告を管理する広告管理部と、
    前記広告が配信されるクライアントのランクを設定するランク設定部と、
    前記広告を配信する前記クライアントが保有するポイント、及び、前記クライアントに設定された前記ランク毎の前記ポイントを管理するポイント管理部と、
    前記広告を配信するために必要とされる前記ポイントを、前記クライアントに含まれる第1クライアント及び第2クライアントの間で交換することで、指定されたスケジュールで前記第1クライアントの前記広告を前記第2クライアントに配信し、前記第2クライアントの前記広告を前記第1クライアントで配信するように管理する配信管理部と、を備え、
    前記管理データベースを参照して、前記管理データベースから前記広告主に関する情報、及び前記広告を取得し、
    前記配信管理部は、前記広告が配信される前記クライアント又は配信先端末から取得する情報に基づいて前記広告を選択する
    広告配信システム。
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