JP6634600B2 - 塗布ヘッドのクリーニング装置とクリーニング方法 - Google Patents

塗布ヘッドのクリーニング装置とクリーニング方法 Download PDF

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本発明は、塗布ヘッドのクリーニング装置とクリーニング方法に関するものである。特に、インクジェットヘッド用のクリーニング装置とクリーニング方法に関するものである。
従来のインクジェットヘッドのクリーニング装置としては、ノズル面に対向するように形成された開口部と、開口部に設けられた複数の吸引孔と、複数の吸引孔からインクジェットヘッドのノズル面に付着したインクを吸引する吸引手段と有しているものがある(特許文献1)。
図8は、特許文献1に記載された従来のインクジェットヘッド101のクリーニング装置100を示す断面図である。複数の吸引孔102aを有する円筒状部材102bは一定の隙間でインクジェットヘッド101のノズル面と対向するように設置される。インクジェットヘッド101とクリーニング装置100を相対的に移動させながら、吸引孔102aからノズル面に付着したインクを吸引除去している。
特開2013−91266号公報
しかしながら、従来の構成では、吸引孔102aがインクの直下に来たときにしか、インク吸引作用しないため、付着インクが除去しきれずにノズル面にインクが残ってしまう可能性があるという課題を有している。
本発明は、従来の課題を解決するもので、ノズル面のインクなどを残さずクリーニングする塗布ヘッドのクリーニング装置とクリーニング方法とを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、インクを塗布ヘッドの複数のノズルが配置されたノズル面と、クリーニング装置の平面部とを近づける工程と、上記ノズル面と上記平面部とを平行状態で上記複数のノズルの配列方向へ相対的に移動させ、上記ノズル面と上記平面部とのギャップに、上記インクを毛細管現象により引き込み、上記平面部に配置された吸引部により、上記インクを吸引する吸引工程と、含む塗布ヘッドのクリーニング方法を用いる。
1組の直方体のリブを有する平面部と、上記平面部の両端に隣接する傾斜部と、上記1組のリブ間の上記平面部に配置されたスリット状の吸引部と、を含み、上記スリットの長手方向と上記直方体の長手方向とは垂直である塗布ヘッドのクリーニング装置を用いる。
本発明のインクジェットヘッドのクリーニング方法、装置によれば、インクジェットヘッドのノズル面とクリーニング装置平面部とのギャップに毛細管現象によりインクを引き込んで吸引することにより、ノズル面でのインク残りの発生を抑制することができる。
(a)〜(c)実施の形態1におけるインクジェットヘッドのクリーニング装置を備えたインクジェット印刷装置の平面図 (a)実施の形態1におけるラインヘッドの構成を示す断面図、(b)〜(c)実施の形態1におけるラインヘッドのノズル面を示す平面図 (a)実施の形態1におけるクリーニング装置の構成を示す断面、(b)〜(c)実施の形態1におけるラインヘッドのノズル面とクリーニング装置を示す平面図 実施の形態1におけるクリーニングヘッドを示す斜視図 (a)〜(b)実施の形態1におけるクリーニングプロセスを示す斜視図、(c)〜(d)実施の形態1におけるクリーニングプロセスを示す断面図 実施の形態1におけるクリーニングプロセスの最終段階を示す図 実施の形態2におけるクリーニングヘッドを示す斜視図 特許文献1に記載された従来のクリーニング装置を示す断面図
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
<インクジェット印刷装置>
図1(a)〜図1(c)は、本発明の実施の形態1におけるクリーニング装置を備えたインクジェット印刷装置1の平面図である。
図1(a)において、インクジェット印刷装置1は、スライダ2と、印刷ステージ3と、ガントリー5と、ラインヘッド10と、クリーニング装置6とで構成される。
印刷ステージ3は、ガラス基板4を表面に保持し、スライダ2上を走行する。
ガントリー5は、スライダ2上方をまたがって配置されている。
ラインヘッド10は、ガントリー5上を印刷ステージ3の走行方向と直交方向に移動する。ラインヘッド10は、複数のインクジェットヘッドで構成される。なお、インクジェットヘッドだけでなく塗布ヘッドならよい。
クリーニング装置6は、ガントリー5の下のスライダ2と異なる位置に設置される。
<動作>
印刷ステージ3の位置に同期してラインヘッド10からインク液滴を吐出し、印刷ステージ3上に保持されたガラス基板4の所望の位置にインクを塗布する。印刷回数を重ねた結果、インク液滴の吐出状態が悪化した場合、或いは定期的に、ラインヘッド10はクリーニングされる。ラインヘッド10は、ガントリー5上をクリーニング装置6まで移動し、ラインヘッド10のインクジェットヘッドはクリーニングされる。
その後、ラインヘッド10は、印刷ステージ3の直上まで移動し、印刷を再開する。本構成はクリーニング頻度が少ない場合に適しており、印刷エリアとクリーニングなどのメンテナンスエリアとを分けることができる。
<別の構成のインクジェット印刷装置>
図1(b)は、異なる構成のインクジェット印刷装置1である。クリーニング装置6をスライダ2上、或いは、スライダ2と同じ軸上の異なるスライダ上に配置した。
クリーニング装置6は、通常の印刷動作時には印刷ステージ3とは逆のスライダ2端部で待機しており、クリーニングを実施する際にラインヘッド10直下まで移動し、インクジェットヘッドをクリーニングする。本構成はクリーニング頻度が多い場合に有効である。
図1(c)は、異なる構成のインクジェット印刷装置1である。印刷ステージ3の端部にクリーニング装置6を備え、印刷ステージ3が待機位置にある場合に、クリーニング装置6がラインヘッド10の直下に位置するように配置している。
本構成の場合、ガラス基板4の取替えなど、一連の印刷動作の合間にクリーニングを実施することが容易になるため、クリーニングが頻繁に必要な場合に有効である。
<ラインヘッド10>
図2(a)は、ラインヘッド10の構成を示す断面図である。図2(a)において、ラインヘッド10は、複数のインクジェットヘッド11と、インクジェットヘッド11へのインクの供給源であるインクタンク13と、インクタンク13から供給されたインクを各々のインクジェットヘッド11に分配する分配タンク12と、それぞれのインクジェットヘッド11を駆動するための制御回路14とからなる。
インクジェットヘッド11は、複数のノズル穴を有し、各ノズル穴に対しインクが充填されており、インクタンク13で制御された圧力により、ノズル穴出口から液漏れ、泡かみしない状態で保持されている。
また、インクジェットヘッド11は駆動素子(圧電素子)を有し、制御回路からの吐出信号により駆動素子を駆動し所望の液滴を所望のノズル穴から吐出する。
図2(b)、図2(c)は、ラインヘッド10の印刷ステージ3と対向する面(ノズル19の面)のインクジェットヘッド11の配置を示す図である。ラインヘッド10において、印刷ステージ3の走行方向と直交方向の印刷分解能は、ノズル19のピッチで決まる。このため、図2(b)のように印刷ステージ3の走行方向(印刷方向)に対して、インクジェットヘッド11を傾けて配置する場合や、図2(c)のように印刷ステージ3の走行方向に対してインクジェットヘッド11を重ねて配置する場合がある。
<クリーニング装置6の概略>
図3(a)は、クリーニング装置6の構成を示す概略断面図である。図3(a)に示すように、クリーニング装置6は多軸ステージ62上に吸引口を有する複数のクリーニングヘッド61を備えている。また、クリーニングヘッド61にはそれぞれON/OFFバルブ64を備えた吸引用配管63が接続されており、吸引用配管63は液体トラップ65を介して真空ポンプ66に接続されている。
複数のクリーニングヘッド61は、図2(b)のようにインクジェットヘッド11を配置したラインヘッド10の場合には、図3(b)のように、インクジェットヘッド11と対になるように配置されている。
また、複数のクリーニングヘッド61は、図2(c)のような配置のラインヘッド10の場合には、図3(c)のように、インクジェットヘッド11と対になるように配置されている。
多軸ステージ62により、インクジェットヘッド11と対向する位置にクリーニングヘッド61を移動し、クリーニング対象のインクジェットヘッド11と対になっているクリーニングヘッド61のみをインクジェットヘッド11と近接させ、ON/OFFバルブ64を開放し、吸引しながらインクジェットヘッド11のノズル面を走査し、クリーニングを実施する。
<クリーニング装置6の詳細>
図4は、本発明の実施の形態1におけるクリーニングヘッド61を示す斜視図である。
図4では、インクジェットヘッド11のノズル19の面を含めて図示している。
クリーニングヘッド61において、ブロック70は、クリーニングヘッド61の本体である。
ブロック70は、クリーニング方向の端面が落としてあり、側面が傾斜面となっている。ブロック70の頂部は平面状である平面部71がある。平面部71のクリーニング方向と直交する方向の端部のそれぞれに1組のリブ73(直方体)が設けられている。平面部71の中央には、スリット状の吸引口72がある。スリットの長手方向は、クリーニング方向と垂直である。また、スリットの長手方向は、リブ73の長手方向と垂直である。スリットが垂直方向なので、スリットに均質にインクが流れ込み、効率的に残すことなく吸い取ることができる。
寸方の一例として、ブロック70の幅はインクジェットヘッド11の幅と同等の11mm、リブ73の幅は0.5mm、リブ73の長さは5mm、リブ73の高さは15μm、吸引口72のスリット幅は1mm、スリット長さは約10mmとした。
ブロック70はクリーニング方向の端面が傾斜させている。平面部71が頂部で面積が小さく、下方ほど断面積を大きくしている。これは、両方向からクリーニングをするためである。両方向で対称な形状にするのが好ましい。
ギャップ寸法(リブ73の高さ)は、15±5μm程度が好ましい。寸法が大きくなると、空間ができ、インクが残りやすい。
ブロック70は、インクに対して耐性があり、撥水膜でコーティングされたノズル面よりインクに対して濡れやすいPEEK材を使用した。フッ素系樹脂でもより、ほとんどのインクに対して、耐性がある。特にPEEKなら、インクに濡れやすい材料でよい。
吸引口72はブロック70を貫通しており、ブロック70の背面から吸引用配管63に繋がっている。吸引用配管63は、ON/OFFバルブ64、液体トラップ65を介して吸引速度30L/minの真空ポンプ66に接続されている。
クリーニング方向に対し、吸引用配管63の前後にばね機構74を設けている。ON/OFFバルブ64を開放し、吸引口72から吸引した状態で、クリーニングヘッド61をインクジェットヘッド11のノズル面に近接させると、ノズル面にリブ73が接触した状態で、ノズル面にクリーニングヘッド61が吸着する。平面部71とノズル19の面とは平行の状態で相対的に移動する。
ばね機構74により、クリーニングヘッド61には姿勢の自由度があるため、クリーニングヘッド61とノズル面が接触した状態で、これらを相対移動しても、こじることなく、クリーニングヘッド61がノズル面を滑らかに走行する。
なお、フッ素コート膜(ノズル面)とPEEK材(クリーニングヘッド61)とは、接触する。しかし、クリーニングヘッド61への押付力が軽いため、大きな振動なく動作する。磨耗も少なく長期間動作できる。
<吸引プロセス>
インク充填初期の段階で、インクジェットヘッド11内の気泡が抜けなかったり、ガラス基板4への印刷を繰り返すうちにノズル19の表面への付着物などが発生する。また、長期間印刷しない場合、吐出しなくなるノズルや、吐出方向が曲がり印刷位置ズレを起こすノズルが発生してくる。これら不具合ノズルの吐出を回復するためにクリーニングを実施する。
クリーニングプロセスについて、以下図を用いて詳細に説明する。不具合ノズルを回復するために、最初はノズル表面やノズル内に蓄積している気泡、乾燥したインク、インク付着物などを除去し、インクの通りをよくする。
<パージ>
まず、図5(a)に示すように、パージを実施してノズル19の内からインクを排出させる。図5(a)は、インクジェットヘッド11に関しては、ノズル19の面のみを示す。図5(b)も同様である。
パージの方法の一つとしては、図2(a)に示したインクタンク13内を加圧し、分配タンク12を介して、インクジェットヘッド11の内圧を正圧にして、ノズルからインクを排出させる加圧パージがある。
インクジェットヘッド11の内圧は±数kPaの圧力変動があっても、インクの表面張力によってノズルからの液だれや泡かみは発生しないため、圧力+10kPaを5秒間保持する加圧パージ方法を実施した。
これにより、インクジェットヘッド11のノズル穴からインクが排出され、それぞれのノズル穴表面に2〜3mm程度の直径のインク液滴80が発生した。
また、別のパージ方法としては、ノズル面にゴム製のキャップを押し当て、ノズル面とキャップとの間の密閉空間を真空吸引することで、ノズルからインクを排出する吸引パージがある。
キャップ内の密閉空間を吸引速度10L/minの真空ポンプで1秒間吸引すると、直径2〜3mm大の液滴をノズル面に排出することができた。
<クリーニング>
次にノズルから排出したインク液滴80を除去するためにノズル面のクリーニングを実施する過程を説明する。図5(a)〜図5(d)は、クリーニングヘッド61がインクジェットヘッド11のノズル面の左端から右端までノズル面に沿って走行し、ノズル面をクリーニングする様子を示している。
図5(a)において、クリーニングヘッド61はインクジェットヘッド11のノズル面と対向しており、少し離れた位置からノズル面に向かって上昇する。クリーニングヘッド61のリブ73上面でインクジェットヘッド11のノズル面と接触する。この時、スリット状の吸引口72を有する平面部71とノズル面との間は、リブ73の高さによる15μmのギャップが確保されている。
図5(a)から、図5(b)へと、クリーニングヘッド61は進み、クリーニングヘッド61が、ノズル19の面に付着したインク液滴80と接触すると、インク液滴80は毛細管現象により、ノズル19の面とクリーニングヘッド61の平面部71との間のギャップに広がっていく。
図5(c)、図5(d)は、インクジェットヘッド11に付着したインク液滴80がクリーニングヘッド61と接触する様子を横からみた図である。インク液滴80は、クリーニングヘッド61の斜面で最初接触すると、まもなく毛細管現象によりインクジェットヘッド11とクリーニングヘッド61との間に入っていく(図5(c))。インクジェットヘッド11とクリーニングヘッド61の平面部71との間には一定間隔のギャップが形成されているため、インク液滴80は、図5(d)に示したように、ギャップ内を満たすように広がっていく。
図6は、図5(d)から更に時間が進んだときの様子を示した図である。15μmのギャップは2〜3mm大の液滴の大きさに比べて極めて小さいため、インクはたちまちギャップ内を満たし、吸引口72から吸い込まれていく。
このとき、クリーニングヘッド61の平面部71に、ノズル19の面に比べて撥液性の低い材料を用いているため、インクはクリーニングヘッド61側にインクは移動し、吸引口72に沿って吸引、排出される。
インク液滴80は表面張力によりノズル面に付着しており、インク液滴80を吸引力によってのみ引き剥がすのは困難で、インク液滴80が千切れた状態で吸引される。従って、インク液滴80を吸引しても吸引跡には直径100μm以下の液滴残りが発生したりする。本実施の形態では、ノズル19の面に付着したインク液滴80をインクの表面張力により吸引口72まで引き込むことでインク液滴80残りの発生を抑制している。
クリーニングヘッド61は、ノズル19の面のインク液滴80を除去しながら、図6に示すノズル面終端まで移動しノズル面を通過したところで、1つのインクジェットヘッド11のクリーニングを終了する。クリーニングヘッド61は10〜100mm/sの走査速度でクリーニングを実施したが、いずれの場合もインク残渣は発生しなかった。以上のようなクリーニングプロセスにより、インクジェットヘッド11のノズル面に付着したインク液滴80を、液滴残りなく除去することができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2におけるクリーニングヘッドを示す斜視図である。記載しない事項は実施の形態1と同様である。実施の形態1と異なり、クリーニングヘッド61のリブ73上面に複数のエア供給孔75を設けている。エア供給孔75は圧力エアを導入するのが効果的であるが、貫通穴でもよい。
インクジェットヘッド11のノズル面とクリーニングヘッド61とを近接させた状態で、吸引口72から吸引すると、エア供給孔75の下から上方向に空気の流れができる。この空気の流れ(静圧)によって、ノズル19の面とリブ73上面との間に隙間が生じる。クリーニングヘッド61はこの隙間を保持したまま、インクジェットヘッド11のノズル面に沿って走行し、クリーニングを実施する。
ここで、リブ73の幅は1mm、リブ73の高さは15μm、エア供給孔75としてはそれぞれのリブ73に対して直径0.3mmの貫通穴を4mmピッチで2箇所配置した。エア供給孔75の中心から直径2mmほどの範囲で空気層が形成されるため、エア供給孔75と吸引口72との最短距離を2mm以上あければよい。
これによれば、リブ73上面とノズル面との間に空気層が形成され(静圧)、直接接触しないことが確認できた。クリーニングを実施したところ、クリーニングヘッド61の走査速度10〜100mm/sの間で、インク残渣なくクリーニングできる。以上に説明したように、本発明の実施の形態2によれば、クリーニングヘッド61はノズル面と接触しないため、ノズル面を損傷することなく、ノズル面に付着したインク液滴を除去することができる。
(全体として)
実施の形態1、2とは組み合わせることができる。
本発明のクリーニング装置は、インクジェットヘッドだけでなく、インクを塗布する塗布ヘッドへ広く適用できる。
1 インクジェット印刷装置
2 スライダ
3 印刷ステージ
4 ガラス基板
5 ガントリー
6 クリーニング装置
10 ラインヘッド
11 インクジェットヘッド
12 分配タンク
13 インクタンク
14 制御回路
19 ノズル
61 クリーニングヘッド
62 多軸ステージ
63 吸引用配管
64 バルブ
65 液体トラップ
66 真空ポンプ
70 ブロック
71 平面部
72 吸引口
73 リブ
74 機構
75 エア供給孔
80 インク液滴
100 クリーニング装置
101 インクジェットヘッド
102a 吸引孔
102b 円筒状部材

Claims (5)

  1. インクを塗布ヘッドの複数のノズルが配置されたノズル面と、クリーニング装置の平面部とをばね機構で接触させる工程と、
    前記ノズル面と前記平面部とを平行状態で前記複数のノズルの配列方向へ相対的に移動させ、前記ノズル面と前記平面部とのギャップに、前記インクを毛細管現象により引き込み、前記平面部に配置された吸引部により、前記インクを吸引する吸引工程と、を含み、
    前記平面部に1組のリブがあり、前記リブと前記ノズル面と前記平面部とで、前記インクを毛細管現象により引き込み、
    前記1組のリブと前記ノズル面とが接触することで、前記ノズル面と前記平面部との間隔を一定とする塗布ヘッドのクリーニング方法であり、
    前記ばね機構は、前記クリーニング装置の前記平面部に対して、裏面側に複数あり、前記配列方向に並んでいる塗布ヘッドのクリーニング方法。
  2. 前記ノズル面は、フッ素コート膜を有し、前記クリーニング装置の前記ノズル面と接触する部分は、PEEK材である請求項1記載の塗布ヘッドのクリーニング方法。
  3. さらに、前記塗布ヘッドより前記インクを出し、前記ノズル面に液滴を設けるパージ工程を含む請求項1または2に記載の塗布ヘッドのクリーニング方法。
  4. 前記平面部のインク撥液性は、前記ノズル面のインク撥液性よりも低い請求項1〜のいずれか1項に記載の塗布ヘッドのクリーニング方法。
  5. 1組の直方体の前記リブを有する前記平面部と、
    前記平面部の両端に隣接する傾斜部と、
    前記1組のリブ間の前記平面部に配置されたスリット状の前記吸引部と、を含み、
    前記スリット状の吸引部の長手方向と前記直方体の長手方向とは垂直である請求項1〜4のいずれか1項に記載の塗布ヘッドのクリーニング装置。
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