JP6634555B2 - パルプモールドトレイ - Google Patents

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Description

本発明は、複数個の果実収容凹部をトレイ内に配設して成るパルプモールドトレイ(パルプモールド成形されたトレイ)に関する。本発明のパルプモールドトレイは、果実収容凹部に西瓜等の果実を収容した状態でダンボール箱に収納されて輸送に供される。
比較的サイズが大きいメロン等の果実を、パルプモールド成形されたトレイの果実収容凹部に収容し、該トレイをその外寸と同等の内寸のダンボール箱内に収納して輸送することが行われている。かかる用途に用いられるパルプモールドトレイとしては、例えば、特開2006−143305号公報(特許文献1)に記載のトレイを挙げることができる。
特開2006−143305号公報
特許文献1に記載のトレイは、パルプモールド成形時、果実収容凹部の内表面側ではなく、その反対面側(外表面側)に、成形型面が転写される。ここで、内表面側とは果実を収容するべく台上に置かれた状態で上側を向く面の側であり、外表面側とは下側を向く面の側である。このように、成形型面が内表面側ではなく外表面側に転写される結果、成形された製品では、果実収容凹部の内表面に多数の凹凸が存在し、その結果、収容された果実の表面が輸送中に擦れて損傷し易くなるという不具合がある。
また、かかる不具合を防止するべく、成形材料(パルプ液)に配合する柔軟剤を調整して材質を柔らかくすると、強度が不足して、西瓜等の比較的重量が大きな果実を適正に支えることができず、その結果、輸送中に割れる等の別の不具合が生じ易くなる。
本発明は、上記の不具合に鑑みたものであり、果実収容凹部の内表面を滑らかに成形することにより輸送中に果実の表面を損傷しないようにし、且つ、十分な強度を持たせることにより割れる等の不具合が生じないようにしたパルプモールドトレイを提供することを目的とする。
本発明の構成を、下記[1]〜[5]に記す。なお、この項([課題を解決するための手段])と次項([発明の効果])に於いて、符号は理解を容易にするために付したものであり、本発明を符号の構成に限定する趣旨ではない。
[1]構成1
底部20と該底部20の周囲から上方へ拡がるように立設された壁部30とを備えた略半球状の果実収容凹部1を上面視方形のトレイ内に配設して成るパルプモールドトレイであって、
前記果実収容凹部1の内面はパルプモールド成形型の被転写面として形成され、
前記果実収容凹部1の壁部30は、
該壁部30の外壁面302が隣接果実収容凹部1A/10/10aの外壁面302Aと対向する対向部位32では、当該隣接果実収容凹部1A/10/10a側の壁部に連なりトレイの外周縁の高さを上限とする高位部位320を当該対向部位32の横方向中央部に有し、
該壁部30の上端304がトレイの外周縁100の一部を構成する外縁部位34では、トレイの外周縁100より低く弧状に切り欠かれた低位部位340を当該外縁部位34の横方向中央部に有し、
前記果実収容凹部1の壁部は、前記対向部位32に、当該果実収容凹部1の内方へ凸の曲面形状を成す内方凸面部325を有する、
ことを特徴とするパルプモールドトレイ。
上面視方形とは、トレイを置いた状態で上方から見たとき、その外形輪郭が略方形(長方形、正方形)を成すことをいう。トレイは、この外形輪郭を内寸とするダンボール箱に収納されて、輸送に供される。
横方向とは、果実収容凹部の内表面側が視認できるようにトレイを水平な台上に置いた状態での水平面方向で当該対向部位又は外縁部位に沿う方向をいう。また、横方向中央部とは、当該の対向部位又は外縁部位に関しての上記方向に於ける略中央部付近をいう。
]構成
構成に於いて、
前記果実収容凹部1の壁部30は、前記隣接果実収容凹部1A/10/10a側の壁部に連なる高位部位320に、スリット縁3201形状が前記内方凸面部325の高位部位320付近の曲面形状に沿う貫通孔3200を有する、
ことを特徴とするパルプモールドトレイ。
]構成
底部20と該底部20の周囲から上方へ拡がるように立設された壁部30とを備えた略半球状の果実収容凹部1を上面視方形のトレイ内に配設して成るパルプモールドトレイであって、
前記果実収容凹部1の内面はパルプモールド成形型の被転写面として形成され、
前記果実収容凹部1の壁部30は、
該壁部30の外壁面302が隣接果実収容凹部1A/10/10aの外壁面302Aと対向する対向部位32では、当該隣接果実収容凹部1A/10/10a側の壁部に連なりトレイの外周縁の高さを上限とする高位部位320を当該対向部位32の横方向中央部に有し、
該壁部30の上端304がトレイの外周縁100の一部を構成する外縁部位34では、トレイの外周縁100より低く弧状に切り欠かれた低位部位340を当該外縁部位34の横方向中央部に有し、
前記果実収容凹部1の壁部30は、前記隣接果実収容凹部1A/10/10a側の壁部に連なる高位部位320に、横方向中央部で拡がるスリット状の貫通孔3200を有する、
ことを特徴とするパルプモールドトレイ。
]構成
構成1〜構成の何れかに於いて、
前記底部20は、平坦な帯状部22a,22bが十字に交差する平坦部22と、該平坦部22の周囲から垂設されて壁部30の下端に至る垂設部24と、前記交差位置に設けられた孔部26と、該孔部26の周囲に設けられた突設部28とを有する、
ことを特徴とするパルプモールドトレイ。
垂設部24は、直接的に壁部30の下端に至る部位もあるが、平坦部22よりも一段高い平坦な部位を経て壁部30の下端に至る部位もある。
構成1は、底部20と該底部20の周囲から上方へ拡がるように立設された壁部30とを備えた略半球状の果実収容凹部1を上面視方形のトレイ内に配設して成り、前記果実収容凹部1の内面はパルプモールド成形型の被転写面として形成され、前記果実収容凹部1の壁部30は、該壁部30の外壁面302が隣接果実収容凹部1Aの外壁面302Aと対向する対向部位32では当該隣接果実収容凹部1A側の壁部に連なりトレイの外周縁の高さを上限とする高位部位320を当該対向部位32の横方向中央部に有し、該壁部30の上端304がトレイの外周縁100の一部を構成する外縁部位34ではトレイの外周縁100より低く弧状に切り欠かれた低位部位340を当該外縁部位34の横方向中央部に有し、前記果実収容凹部1の壁部は、前記対向部位32に、当該果実収容凹部1の内方へ凸の曲面形状を成す内方凸面部325を有することを特徴とするパルプモールドトレイであるため、果実収容凹部1の内表面は滑らかであり、収容されている果実の表面が輸送中の振動等で擦れて損傷する畏れを低減できる。また、隣接する果実収容凹部1−1A間には高位部位320が在るため、当該隣接する果実収容凹部1,1Aに収容されている果実が相互に接触して損傷する畏れもない。また、果実収容凹部1の壁部30がトレイ外周縁100に沿う部位には弧状に切り欠かれた低位部位340が設けられているため、収容されている果実を適度な弾力で押し返すことができ、輸送中に果実が割れる等の不具合を防止できる。また、前記果実収容凹部1の壁部は、前記対向部位32に、当該果実収容凹部1の内方へ凸の曲面形状を成す内方凸面部325を有するため、収容されている果実を適度な弾力で押し返すことができ、輸送中に果実が割れる等の不具合を十分に防止できる。
構成は、構成に於いて、前記果実収容凹部1の壁部30は、前記隣接果実収容凹部1A/10/10a側の壁部に連なる高位部位320に、スリット縁3201形状が前記内方凸面部325の高位部位320付近の曲面形状に沿う貫通孔3200を有することを特徴とするパルプモールドトレイであるため、収容されている果実を適度な弾力で高位部位320が押し返すことができ、損傷を十分に防止できる。
構成は、底部20と該底部20の周囲から上方へ拡がるように立設された壁部30とを備えた略半球状の果実収容凹部1を上面視方形のトレイ内に配設して成るパルプモールドトレイであって、前記果実収容凹部1の内面はパルプモールド成形型の被転写面として形成され、前記果実収容凹部1の壁部30は、該壁部30の外壁面302が隣接果実収容凹部1A/10/10aの外壁面302Aと対向する対向部位32では、当該隣接果実収容凹部1A/10/10a側の壁部に連なりトレイの外周縁の高さを上限とする高位部位320を当該対向部位32の横方向中央部に有し、該壁部30の上端304がトレイの外周縁100の一部を構成する外縁部位34では、トレイの外周縁100より低く弧状に切り欠かれた低位部位340を当該外縁部位34の横方向中央部に有し、前記果実収容凹部1の壁部30は、前記隣接果実収容凹部1A/10/10a側の壁部に連なる高位部位320に、横方向中央部で拡がるスリット状の貫通孔3200を有することを特徴とするパルプモールドトレイであるため、収容されている果実を適度な弾力で高位部位320が押し返すことができ、損傷を十分に防止できる。
構成は、構成1〜構成の何れかに於いて、前記底部20は、平坦な帯状部22a,22bが十字に交差する平坦部22と、該平坦部22の周囲から垂設されて壁部30の下端に至る垂設部24と、前記交差位置に設けられた孔部26と、該孔部26の周囲に設けられた突設部28とを有することを特徴とするパルプモールドトレイであるため、輸送中に果実が割れた場合、果汁が孔部26を通って速やかにダンボール箱の底部に達し、これにより、外部から早期に視認できる効果がある。
第1の実施の形態のパルプモールドトレイの斜視図。 図1の要部拡大図。(a)はコーナー付近、(b)は中央付近。 図1のパルプモールドトレイを示し、(a)は平面図、(b)は(a)内B視拡大断面図、(c)はC指弾メンズ。拡大 第2の実施の形態のパルプモールドトレイの斜視図。 図4の要部拡大図。(a)はコーナー付近、(b)は中央付近。 図4のパルプモールドトレイを示し、(a)は平面図、(b)は(a)内B視拡大断面図、(c)はC視拡大断面図。 第3の実施の形態のパルプモールドトレイの斜視図。 第4の実施の形態のパルプモールドトレイの斜視図。 第5の実施の形態のパルプモールドトレイの斜視図。 第6の実施の形態のパルプモールドトレイの斜視図。 第7の実施の形態のパルプモールドトレイの斜視図。 符号を省略して前記図4〜6の実施の形態のパルプモールドトレイを示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は右側面図、(d)は正面図。なお、背面図は正面図と同一、左側面図は右側面図と同一に現れる。 符号を省略して前記図1〜3の実施の形態のパルプモールドトレイを示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は右側面図、(d)は正面図。なお、背面図は正面図と同一、左側面図は右側面図と同一に現れる。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(1)第1の実施の形態
図1〜図3及び図13は、第1の実施の形態のパルプモールドトレイを示す。
図示のパルプモールドトレイは、西瓜を収容するための果実収容凹部1を、2×3=6個、上面視が略長方形を成すパルプモールド製のトレイ内に配設して成る。ここで、上面視が略長方形を成すとは、図3(a)の平面図のように、上方から見たときの外形輪郭が略長方形を成すことをいう。
果実収容凹部1(1A)は、底部20と、該底部20の周囲から上方へ拡がるように立設された壁部30とを備えた略半球状を成し、この略半球状の凹部内に、西瓜の略下半分が収容されて弾力的に支持される。このパルプモールドトレイは、図1に於いて見えている側、つまり、果実収容凹部1(1A)の内表面の側が、パルプモールド成形時に於いて成形型の型面を転写された側であり、表面が滑らかな側である。
周知のように、パルプモールド成形では、ネットで覆われ多数の細孔が型面に開口している成形型を、パルプ泥漿(スラリー)中に浸漬した後、細孔を通して吸引することにより型面上(正確にはネット上)にパルプを堆積させ、次に、成形型をパルプ泥漿(スラリー)中から引き上げて、型面上(正確にはネット上)に堆積している成形品を剥がして取り出し、乾燥させることにより、所望のパルプモールド成形品を得る。このように得られたパルプモールドトレイの果実収容凹部1(1A)の内表面側が、型面(正確には、型面に沿って該型面を覆うネット面)を転写された側であるため、その表面は十分に滑らかであり、果実収容凹部1(1A)の内部に収容される西瓜の表面が輸送中に損傷等する畏れも十分に小さくなる。
果実収容凹部1の壁部30であって、外壁面302(図3(b)(c)参照)が、隣接する果実収容凹部1Aの外壁面302Aと対向している対向部位32には、該対向部位32の上端に、高位部位320が有る。正確には、対向部位32の上端であって且つ横方向で略中央付近となる部位に、高位部位320が有る。ここで、横方向とは、パルプモールドトレイを水平に置いた状態に於ける水平面方向で当該対向部位又は外縁部位に沿う方向である。この高位部位320の高さは、トレイの外周縁100の高さを上限とするように設定されており、図示の例では、トレイの外周縁100の高さと同等である。なお、トレイの他の部分の凹凸箇所で相対的に凸部となる部位についても、高位部位320と同様に、トレイの外周縁100の高さを上限とするように設定されている。一般に、前述の乾燥工程では、成形型面を転写された側が下となるように置かれるのであるが、高位部位320等の凸部の高さを、トレイの外周縁100の高さ以下に設定しておく(望ましくは、外周縁の高さと揃えておく)ことで、荷重を分散させて、乾燥工程での変形を防止しているのである。
この高位部位320には、上面視で略凸レンズの断面形状を成すスリット状の貫通孔3200が設けられている。換言すれば、スリット状の貫通孔3200のスリット縁3201の形状は、内方凸面部325の上段部分3253の上端付近の曲面に沿う形状を成すように、言い換えれば、横方向中央部で拡がる曲線形状を成すように、設定されている。なお、内方凸面部325とは、壁部30の一部を成す前記対向部位32に、当該果実主要凹部1(1A)の内方へ凸となる曲面形状を成すように形成された部位である。図示のように、内方凸面部325は、底部20に連なる下段部分3251と、該下段部分3251の上側に連なる中段部分3252と、該中段部分3252の上側に連なる上段部分3253とから成り、この上段部分3253の上端付近の曲面に沿う形状を成すように、貫通孔3200のスリット縁3201が形成されている。
なお、果実収容凹部1の壁部30の対向部位32は、高位部位320や貫通孔3200の部位を経て、該高位部位320や貫通孔3200の部位で折り返されるようにして、隣接する果実収容凹部1Aの対向部位32に連なる。
このように、内方凸面部325の上端の高位部位320に、スリット縁3201が前記上段部分3253の上端付近の曲面に沿う形状を成す貫通孔3200が設けられているため、該貫通孔3200付近は十分な柔軟性を有し、その結果、果実収容凹部1(1A)に収容された西瓜を適度な弾力(強すぎず、弱すぎずの弾力)で支持することができる。このため、輸送中に西瓜に対して過度の押力が加わることもなく、損傷の畏れを十分に低減することができる。
一方、果実収容凹部1の壁部30であって、該壁部30の上端304がトレイの外周縁100の一部を構成する外縁部位34には、該外縁部位34の上端に、トレイの外周縁100より低く弧状に切り欠かれた低位部位340が有る。正確には、外縁部位34の上端であって且つ横方向で略中央となる付近に、低位部位340が設けられている。横方向の意味は、前述と同様である。
このように、外縁部位34の上端に低位部位340が設けられているため、外縁部位34付近の壁部30は適度な弾力を有することができ、その結果、果実収容凹部1(1A)に収容された西瓜を適度な弾力(強すぎず、弱すぎずの弾力)で支持することができる。このため、輸送中に西瓜に対して過度の押力が加わることもなく、損傷の畏れを十分に低減することができる。
果実収容凹部1(1A)の底部20は、平坦な帯状部22a,22bが十字に交差する平坦部22と、該平坦部22の周囲から垂設されて壁部30(対向部位32,外縁部位34,これら以外の壁部)の下端に至る垂設部24と、前記交差位置に設けられた孔部26と、該孔部26の周囲に設けられた突設部28とを有する。なお、垂設部24は、直接的に対向部位32や外縁部位34等の壁部30の下端に至る部位もあるが、平坦部22より一段高く形成された第2の平坦部を経て壁部30(対向部位32、外縁部位34、これら以外の壁部)の下端に至る部位もある。
このように形成されているため、底部20は十分な強度を有する。このため、果実収容凹部1(1A)内の西瓜が輸送中に損傷する等の畏れを十分に低減できる。また、底部20の略中央に孔部26が設けられているため、万一、収容されている西瓜が割れる等した場合でも、果汁が孔部26を通って、トレイを収納しているダンボール箱の外部へ滲みだし易く、このため、不具合を早期に発見できる。
(2)第2の実施の形態
図4〜図6及び図12は、第2の実施の形態のパルプモールドトレイを示す。
図示のパルプモールドトレイでは、西瓜を収容するための果実収容凹部1,10が、上面視が略長方形を成すパルプモールド製のトレイ内に配設されている。ここで、果実収容凹部10は、中央部に設けられたサイズが若干大きな凹部であり、中央部であるため、外縁部位34は有しないが、対向部位32に囲まれているため十分な弾力を有する。この果実収容凹部10の周囲の対称位置に4個の果実収容凹部1が配設されており、これらのサイズは略同等である。
第2の実施の形態のパルプモールドトレイも、4個の果実収容凹部1が、第1の実施の形態のパルプモールドトレイと同様に、底部20、壁部30を有し、それらの構成も、第1の実施の形態と同様である。このため、第1の実施の形態のパルプモールドトレイと同様の作用効果を奏する。
(3)第3〜5の実施の形態
図7〜図9は、順に、第3、第4、第5の実施の形態のパルプモールドトレイを示す斜視図である。
即ち、第3の実施の形態(図7)では、1個の果実収容凹部10aと6個の果実収容凹部1が設けられている。果実収容凹部10aは、第2の実施の形態の果実収容凹部10と同様に、外縁部位34は有しない。6個の果実収容凹部1は略同等のサイズであり、第1の実施の形態のパルプモールドトレイと同様に、底部20、壁部30を有し、それらの構成も、第1の実施の形態と同様である。このため、第1の実施の形態のパルプモールドトレイと同様の作用効果を奏する。
また、第4の実施の形態(図8)では、4個の同等サイズの果実収容凹部1が設けられている。また、第5の実施の形態(図9)では、3個の同等サイズの果実収容凹部1が設けられている。これらの各実施の形態のパルプモールドトレイも、果実収容凹部1の構成は前述の第1の実施の形態と同様であり、同様の作用効果を奏する。
(4)第6〜7の実施の形態
図10〜図11は、順に、第6、第7の実施の形態のパルプモールドトレイを示す斜視図である。第6、第7の実施の形態では、前述の第1〜5の実施の形態とは異なり、壁部30の対向部位32の高位部位に貫通孔が無く、また、内方凸面部325も、下・中・上の3つの部分ではなく、下段部分と上段部分の2部分のみから成る。
第1〜第5の実施の形態のようなスリット状の貫通孔が無いため、対向部位32の上端部分(高位部位)が西瓜を押す力は、第1〜5の実施の形態の場合より若干強くなる。このため、損傷防止効果は若干劣る。しかし、その一方で、当該付近の強度は十分に高くなり、輸送時に激しい振動等が加わる畏れの有る場合等に有用である。
1 果実収容凹部
1A 果実収容凹部(隣接する果実収容凹部)
10,10a 果実収容凹部
100 トレイの縁
20 底部
22 平坦部
22a 帯状部
22b 帯状部
24 垂設部
26 孔部
28 突設部
30 壁部
302 外壁面
302A 外壁面(隣接果実収容凹部の外壁面)
32 対向部位
320 高位部位
3200 貫通孔
3201 スリット縁
325 内方凸面部
304 上端(壁部の上端)
34 外縁部位
340 低位部位

Claims (4)

  1. 底部と該底部の周囲から上方へ拡がるように立設された壁部とを備えた略半球状の果実収容凹部を上面視方形のトレイ内に配設して成るパルプモールドトレイであって、
    前記果実収容凹部の内面はパルプモールド成形型の被転写面として形成され、
    前記果実収容凹部の壁部は、
    該壁部の外壁面が隣接果実収容凹部の外壁面と対向する対向部位では、当該隣接果実収容凹部側の壁部に連なりトレイの外周縁の高さを上限とする高位部位を当該対向部位の横方向中央部に有し、
    該壁部の上端がトレイの外周縁の一部を構成する外縁部位では、トレイの外周縁より低く弧状に切り欠かれた低位部位を当該外縁部位の横方向中央部に有し、
    前記果実収容凹部の壁部は、前記対向部位に、当該果実収容凹部の内方へ凸の曲面形状を成す内方凸面部を有する、
    ことを特徴とするパルプモールドトレイ。
  2. 請求項に於いて、
    前記果実収容凹部の壁部は、前記隣接果実収容凹部側の壁部に連なる高位部位に、スリット縁形状が前記内方凸面部の高位部位付近の曲面形状に沿う貫通孔を有する、
    ことを特徴とするパルプモールドトレイ。
  3. 底部と該底部の周囲から上方へ拡がるように立設された壁部とを備えた略半球状の果実収容凹部を上面視方形のトレイ内に配設して成るパルプモールドトレイであって、
    前記果実収容凹部の内面はパルプモールド成形型の被転写面として形成され、
    前記果実収容凹部の壁部は、
    該壁部の外壁面が隣接果実収容凹部の外壁面と対向する対向部位では、当該隣接果実収容凹部側の壁部に連なりトレイの外周縁の高さを上限とする高位部位を当該対向部位の横方向中央部に有し、
    該壁部の上端がトレイの外周縁の一部を構成する外縁部位では、トレイの外周縁より低く弧状に切り欠かれた低位部位を当該外縁部位の横方向中央部に有し、
    前記果実収容凹部の壁部は、前記隣接果実収容凹部側の壁部に連なる高位部位に、横方向中央部で拡がるスリット状の貫通孔を有する、
    ことを特徴とするパルプモールドトレイ。
  4. 請求項1〜請求項の何れかに於いて、
    前記底部は、平坦な帯状部が十字に交差する平坦部と、該平坦部の周囲から垂設されて壁部の下端に至る垂設部と、前記交差位置に設けられた孔部と、該孔部の周囲に設けられた突設部とを有する、
    ことを特徴とするパルプモールドトレイ。
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