JP6633980B2 - 媒体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、媒体を搬送可能な媒体搬送装置に関するものである。
一般に、用紙等に画像を印刷する画像形成装置においては、用紙搬送路によって用紙等を搬送する用紙搬送装置を備え、搬送された用紙等に印刷装置の印字ヘッド等により印刷を行う。この用紙搬送路は、上下に平行に配置される上部ガイド部材と下部ガイド部材によって形成される。そして、厚さの異なる用紙等を搬送させるために、上部ガイド部材を下部ガイド部材に対して上下方向に離接可能にして用紙等を搬送する構成が採用されている(例えば、特開2009−84007号公報(特許文献1)参照)。
このような構成の用紙搬送装置では、用紙等の搬送を制御するために、オペレータがセットした用紙等を検出するテーブルセンサ及び用紙等のスキューを検出するスキューセンサが、固定されたシートガイドロワ側に配置される。このテーブルセンサ及びスキューセンサには、紙粉の影響を受け難い機械式センサを用いるのがよいが、厚さが0.1mm程度の普通紙から2mmを超える厚紙を使用する場合では、機械式センサでは検出誤差が発生し易いので、光学センサを用いるのがよい。
特開2009−84007号公報
しかしながら、上記の構成の用紙搬送装置では、下部ガイド部材の搬送面には最も紙粉が堆積し付着し易く、光学センサのセンサ光が透過する位置の搬送面にも紙粉が堆積し付着し、そのためセンサ光が遮断され、用紙等が無い状態でも有ると判定する誤検出が発生するという問題があった。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、光学センサが配置された媒体搬送路によって厚さの異なる媒体を搬送する媒体搬送装置において、下部ガイド部材における光学センサのセンサ光が透過する位置の搬送面に堆積し付着した紙粉を、用紙搬送によって自動的に除去できる媒体搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1記載の本発明に関する媒体搬送装置は、第1及び第2の光学センサが配置された媒体搬送路によって厚さの異なる媒体を搬送する媒体搬送装置であって、前記媒体搬送路を形成する上搬送面を有する上部ガイド部材と、前記媒体搬送路を形成する下搬送面を有するとともに前記上部ガイド部材に対して上下方向に離接可能な下部ガイド部材と、前記下部ガイド部材を前記上部ガイド部材の方向に付勢する第1の付勢部材と、前記上部ガイド部材から前記媒体搬送路へ一部が突出するようにして配置され、前記媒体を搬送する上部フィードローラと、前記下部ガイド部材から前記媒体搬送路へ一部が突出するようにして配置され、前記上部フィードローラとの間にローラ当接位置を形成して前記媒体を搬送する下部フィードローラと、前記下部フィードローラを前記上部フィードローラの方向に付勢する第2の付勢部材と、前記媒体搬送路における前記上部フィードローラ及び前記下部フィードローラの上流側に配置された前記第1の光学センサのセンサ光が透過する第1の光透過面と、前記媒体搬送路における前記上部フィードローラ及び前記下部フィードローラの下流側に配置された前記第2の光学センサのセンサ光が透過する第2の光透過面とを有し、更に、前記第1の光透過面及び前記第2の光透過面を前記下搬送面より僅かに高くし、前記第1の光透過面から前記上搬送面までの第1の間隔及び前記第2の光透過面から前記上搬送面までの第2の間隔が、何れも搬送可能な最大媒体厚より狭くし、前記最大媒体厚の前記媒体の搬送のときは、前記媒体が前記第1の付勢部材の付勢力に抗して前記下部ガイド部材を押し下げることにより、前記媒体搬送路が広げられ、更に、前記媒体が前記ローラ当接位置に到来すると、前記媒体が前記第2の付勢部材の付勢力に抗して前記下部フィードローラを押し下げることにより、前記上部フィードローラ及び前記下部フィードローラが用紙Mの厚さに応じた距離を保持しながら用紙Mを搬送する構造としたことを特徴とする。
本発明によれば、光学センサが配置された媒体搬送路によって厚さの異なる媒体を搬送する媒体搬送装置において、前記媒体搬送路は、上部ガイド部材と、前記上部ガイド部材に対して上下方向に離接可能な下部ガイド部材によって形成し、前記下部ガイド部材は、搬送面に前記光学センサのセンサ光が透過する光透過部材を配置し、前記光透過部材のセンサ光透過面の高さを前記搬送面より僅かに高くするようにしたので、媒体搬送によってセンサ光透過面に堆積し付着した紙粉を自動的に除去することができる。
第1の実施の形態に関するプリンタの斜視図である。 第1の実施の形態に関するプリンタにおける用紙搬送装置のシートガイドロワを示す斜視図である。 図2における矢印B方向から見たシートガイドロワ周辺の側面図である。 図3におけるX1−X1断面図である。 第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のフィードローラアッパとフィードローラロワ周辺の断面を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のフィードローラアッパとフィードローラロワ周辺の断面を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のシートガイドアッパを装置前側上方から見た斜視図である。 第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のシートガイドアッパのセンサ基板を装置後側下方から見た斜視図である。 第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のシートガイドアッパを装置後側下方から見た斜視図である。 第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のシートガイドロワを装置前側上方から見た斜視図である。 第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のシートガイドロワの下面図である。 第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のフィードローラアッパとフィードローラロワ周辺における断面図である。 第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のスキューセンサ基板及びスキューセンサ発光素子の配置図である。 図12のa部拡大図である。 X3−X3断面を示す説明図である。 X4−X4断面を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する用紙搬送装置において薄い用紙を搬送するときの動作説明図である。 第1の実施の形態に関する用紙搬送装置において厚い用紙を搬送するときの動作説明図である。 第1の実施の形態に関する用紙搬送装置の変形例の説明図である。
(第1の実施の形態)
以下に本発明の第1の実施の形態に関する媒体搬送装置及び画像形成装置の構成を説明する。各図面に共通な要素には同一の符号を付す。なお、以下の実施の形態の説明では、搬送し印刷する媒体として用紙を例として説明するが、カード状又は冊子状の媒体であってもよい。
図1は、第1の実施の形態に関するプリンタの斜視図である。画像形成装置としてのプリンタ1は、図中破線で示すように、媒体としての用紙Mを装置奥側に向かって搬送する媒体搬送装置としての用紙搬送装置1aと、装置奥側に設けられ用紙Mに印刷を行う印刷装置1bから構成される。
用紙搬送装置1aは、厚さの異なる用紙Mを矢印A方向から受入れ、印刷装置1bへ搬送するものである。用紙搬送装置1aは、上部ガイド部材としてのシートガイドアッパ3と、下部ガイド部材としてのシートガイドロワ5と、後述するテーブルセンサ及びスキューセンサ等の光学センサを有する。
シートガイドアッパ3は、アセンブリーとしてシートガイドアッパカバー3xによって上部を覆うことができる構造となっている。シートガイドアッパ3はメインフレーム2に固定され、シートガイドロワ5は、後述するように矢印Y方向、即ち、装置上下方向に離接可能にメカシャーシ4に支持されて取付けられる。シートガイドアッパ3は、シートガイドロワ5に対向するようにシートガイドロワ5の上側に配置される。シートガイドアッパ3及びシートガイドロワ5によって後述する用紙搬送路Rが形成される。装置手前側には、用紙Mを挿入する用紙挿入口5xが形成され、装置奥側に向かって用紙搬送路Rが形成される。
印刷装置1bは、厚さの異なる用紙Mに所定の印刷を行うものである。印刷装置1bは、印字等を行う印字ヘッド51と、印字ヘッド51を任意の水平方向位置に移動させるスライドベルト52と、印字ヘッド51の移動を支持するスライド軸53を有する。印刷装置1bは、印字ヘッド51を用紙幅方向に移動させ、印字ヘッド51に対向して備えたプラテン54との間に搬送される用紙Mに印字等を行う。
なお、印刷装置1bは、インクリボンを介して印刷を行うインパクト方式の印刷装置であってもよいし、インクジェット方式によって印刷を行うものであってもよく、更に、電子写真方式による印刷装置であってもよい。
オペレータによって、図示しない用紙セットテーブルにセットされた用紙Mは、用紙搬送装置1aの用紙挿入口5xから吸引され、用紙搬送路Rに沿って矢印A方向に搬送され、印刷装置1bによって印刷され、排出される。
次に各部を説明する。まず、シートガイドロワ5とフィードローラロワ9の構成を説明する。図2は、第1の実施の形態に関するプリンタにおける用紙搬送装置のシートガイドロワを示す斜視図である。図2は、プリンタ1における印刷装置1b及び用紙搬送装置1aの上部周辺は省略してある。シートガイドロワ5は、用紙搬送装置1aの下部に配置され、前述のように用紙搬送路Rの一方を形成する。シートガイドロワ5は、用紙Mの幅方向に長尺に形成される。
シートガイドロワ5は、メカシャーシ4に支持されて取付けられ、矢印A方向に搬送する用紙Mを下側からガイドする。シートガイドロワ5には、用紙Mを搬送する下部フィードローラとしてのフィードローラロワ9と、用紙Mを検出するセンサ光が透過するテーブルセンサ光透過面22a及び22b、更にはスキューセンサ光透過面30aが配置される。フィードローラロワ9は、シートガイドロワ5における、次に図3で示す山型形状の頂上付近に複数設けられる。テーブルセンサ光透過面22a及び22bは、フィードローラロワ9の用紙搬送上流側に設けられ、スキューセンサ光透過面30aは、フィードローラロワ9の用紙搬送下流側に設けられる。
図3は、図2における矢印B方向から見たシートガイドロワ周辺の側面図であり、図4は、図3におけるX1−X1断面図である。図3に示すように、シートガイドロワ5は山型であり、頂上付近が用紙搬送路Rを形成する下搬送面5sとなる形状である。
フィードローラロワ9の円周の一部としての突出部9−2は、シートガイドロワ5の下搬送面5sから突き出て、用紙搬送路Rに進入している。シートガイドロワ5は、第1の付勢部材としてのスプリング6bにより、矢印Y1方向としてのシートガイドアッパ3方向に付勢されている。スプリング6bは、メカシャーシ4に配設されたスプリングホルダ7bとシートガイドロワ5の下端部5bによって両端を支持されている。
そして、図4に示すように、シートガイドロワ5の左右両端は、第1の付勢部材としてのスプリング6a及び6bにより矢印Y1方向、即ちシートガイドアッパ3方向に、合計50gf程度の付勢力を付与され、シートガイドアッパ3との間に一定の距離を保持しながら押し付けられる。従って、スプリング6a及び6bは、それぞれメカシャーシ4に配設されたスプリングホルダ7a及び7bとシートガイドロワ5の下端部5a及び5bによって上下両端が支持されている。
次に、用紙搬送路Rを構成するシートガイドアッパ3及びシートガイドロワ5について説明する。図5は、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のフィードローラアッパとフィードローラロワ周辺の断面を示す説明図である。なお、図5は、用紙幅方向の両端部以外における複数のフィードローラロワ9の間のロワシャフト25の周辺を切断した断面を示す。シートガイドアッパ3はほぼ平面状であり、用紙搬送路Rを形成する上搬送面3sを有する。上搬送面3sには、ローラ用孔3−2が設けられ、上部フィードローラとしてのフィードローラアッパ8の一部としての突出部8−2が突出している。
シートガイドロワ5は、断面が山型で頂上付近が用紙搬送路Rを形成する下搬送面5sを有する。下搬送面5sには、ローラ用孔5−2が設けられ、フィードローラロワ9の突出部9−2が突出している。従って、それぞれのローラ突出部8−2及び9−2が用紙搬送路Rに突出している。また、シートガイドアッパ3とシートガイドロワ5で形成される用紙搬送路Rの用紙搬送最上流側には、用紙挿入口5xが形成される。
シートガイドロワ5は、図5に示すスプリング6a及び6bの付勢力によってシートガイドアッパ3方向に押し上げられながら、搬送されてくる用紙Mの厚みによって矢印Y2方向に押し下げられる。従って、シートガイドロワ5は、シートガイドアッパ3との間に用紙Mの厚さに応じた距離を保持しながら、用紙Mをローラ当接位置10aへとガイドすることができる。
次に、用紙Mを搬送するフィードローラアッパ8とフィードローラロワ9について説明する。図6は、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のフィードローラアッパとフィードローラロワ周辺の断面を示す説明図である。なお、図6は、用紙幅方向の両端部のうち一方の端部における複数のフィードローラロワ9の間のロワシャフト25の周辺を切断した断面を示す。
フィードローラアッパ8は、シートガイドアッパ3の上部に複数配設される。フィードローラロワ9は、フィードローラアッパ8に対向するように、シートガイドロワ5の下部に配設される。前述のように、フィードローラロワ9は、メカシャーシ4に支持され、フィードローラアッパ8に対し上下方向、即ち矢印Y2及びY1方向にのみ離接可能である。フィードローラアッパ8は移動しないようにメインフレーム2に固定され、図示しない駆動源からの駆動力を受けて回転する。
即ち、フィードローラロワ9は、第2の付勢部材としてのテンションスプリング11から付勢される付勢力を、支軸12aによって回動可能なテンションプレート12を介して第1のシャフトとしてのロワシャフト25に受ける。これにより、フィードローラロワ9は矢印Y1方向に付勢される。この付勢力によってフィードローラロワ9の突出部9−2をフィードローラアッパ8の突出部8−2に当接させ、用紙Mに対するフィード力を発生させる。
なお、テンションスプリング11及びテンションプレート12は、複数のフィードローラロワ9の間にそれぞれ設けるようにしてもよいし、用紙搬送装置1aの用紙幅方向両端部にのみ設ける構成としてもよい。
また、フィードローラロワ9は、矢印A方向から搬送されてくる用紙Mがローラ当接位置10aに到来すると、図6に示すテンションスプリング11の付勢力によりフィードローラアッパ8に押し付けられながら、用紙Mの厚みに従って矢印Y2方向に押し下げられる。その結果、フィードローラロワ9は、フィードローラアッパ8との間に用紙Mの厚さに応じた距離を保持しながら用紙Mを搬送することができる。
次に、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置1aのシートガイドアッパ3側の光学センサの配置構成を説明する。図7は、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のシートガイドアッパを装置前側上方から見た斜視図である。また、図8は、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のシートガイドアッパのセンサ基板を装置後側下方から見た斜視図である。図7に示すように、センサ基板14がフィードローラアッパ8のアッパシャフト13及びシートガイドアッパ3の間に配設される。
そして、図8に示すように、センサ基板14の下面の用紙搬送上流側には、複数のテーブルセンサ発光素子16及びテーブルセンサ受光素子17が、矢印A方向、即ち用紙搬送方向に対して直角方向に交互に一列に並べられている。複数のテーブルセンサ発光素子16及びテーブルセンサ受光素子17は、オペレータがセットした用紙を検出するテーブルセンサとして使用される。
更に、センサ基板14の下面の用紙搬送下流側には、複数のスキューセンサ受光素子19が、矢印A方向、即ち用紙搬送方向に対して直角方向に一列に並べられている。複数のスキューセンサ受光素子19は、用紙の先端を揃え斜行(スキュー)補正の制御を行うためのスキューセンサとして使用される。
図9は、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のシートガイドアッパを装置後側下方から見た斜視図である。シートガイドアッパ3の上搬送面3sは、用紙Mの用紙搬送路Rを形成する。用紙Mは、矢印A方向から用紙搬送路Rを搬送される。シートガイドアッパ3は、図8に示したセンサ基板14のテーブルセンサ発光素子16からの発光及びテーブルセンサ受光素子17への受光を妨げないように、図9に示すように、各素子と同じ配置で複数のテーブルセンサ開口部20aを備える。テーブルセンサ開口部20aは、センサ基板14のテーブルセンサ発光素子16からのテーブルセンサ光16x(図15参照)又はテーブルセンサ受光素子17へのテーブルセンサ光16xが通過する。
同様に、センサ基板14のスキューセンサ受光素子19と同じ配置で、図9に示すように、複数のスキューセンサ開口部20bを備える。スキューセンサ開口部20bは、センサ基板14のスキューセンサ受光素子19へのスキューセンサ光27x(図16参照)が通過する。これらのテーブルセンサ開口部20a及びスキューセンサ開口部20bは用紙搬送路Rに向けて設けられる。
次に、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置1aにおけるシートガイドロワ5側の光学センサの配置構成を説明する。図10は、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のシートガイドロワを装置前側上方から見た斜視図である。シートガイドロワ5の下搬送面5sは、用紙Mの用紙搬送路Rを形成する。用紙Mは、矢印A方向から用紙搬送路Rを搬送される。シートガイドロワ5の下搬送面5sにおける用紙搬送上流側には、図11において後述する第1の光透過部材としてのプリズム21が配置される。プリズム21の入射面であるテーブルセンサ光透過面22a及び出射面であるテーブルセンサ光透過面22bは、シートガイドロワ5の下搬送面5s対して角度の無い平面として、即ち搬送方向に対して平行に配置される。
テーブルセンサ光透過面22aは、前述したセンサ基板14のテーブルセンサ発光素子16からのテーブルセンサ光16x(図15参照)が通過するテーブルセンサ開口部20aに対向して配置される。同様に、テーブルセンサ光透過面22bは、センサ基板14のテーブルセンサ受光素子17へのテーブルセンサ光16xが通過するテーブルセンサ開口部20aに対向して配置される。これにより、テーブルセンサ発光素子16からのテーブルセンサ光16x及びテーブルセンサ受光素子17へのテーブルセンサ光16xは、用紙搬送路Rへ進入することができる。
また、シートガイドロワ5の下搬送面5sにおける用紙搬送下流側には、図11において後述する第2の光透過部材としてのスキューセンサカバー29が配置される。スキューセンサカバー29の上端の出射面であるスキューセンサ光透過面30aはシートガイドロワ5の下搬送面5sに対して角度の無い平面として、即ち搬送方向に対して平行に配置される。スキューセンサ光透過面30aは、後述するスキューセンサ発光素子27からのスキューセンサ光27xが透過する位置に対向して配置される。これにより、スキューセンサ発光素子27からのスキューセンサ光27xは、用紙搬送路Rへ進入することができる。
なお、シートガイドロワ5の用紙幅方向の両端部には、ロワシャフト25が上下方向への移動するのを所定の範囲で制限するリミッタ23a、23bが配置されている。詳細は後述する。
次に、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置1aのシートガイドロワ5の下面側の光学センサに係る構成を説明する。図11は、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のシートガイドロワの下面図である。用紙Mは、矢印Aに示す方向に搬送される。第1の光透過部材としてのプリズム21はシートガイドロワ5の下面側の用紙搬送上流側に配置される。
プリズム21は、図8に示すセンサ基板14のテーブルセンサ発光素子16からのテーブルセンサ光16xをテーブルセンサ受光素子17に導く。プリズム21の入射面である図10に示すテーブルセンサ光透過面22a及び出射面であるテーブルセンサ光透過面22bは、用紙搬送路Rを挟んでそれぞれセンサ基板14のテーブルセンサ発光素子16とテーブルセンサ受光素子17の位置に対向して配置される。なお、プリズム21は、光透過率の高いポリカーボネート樹脂のプラスチックなどの素材とするのがよい。
また、シートガイドロワ5の下面側の用紙搬送下流側には、スキューセンサカバー29が配置されている。スキューセンサカバー29は後述するスキューセンサ発光素子27からのスキューセンサ光27xを用紙搬送路Rを挟んでセンサ基板14のスキューセンサ受光素子19に導く。スキューセンサカバー29は、スキューセンサ発光素子27の位置に合わせて配置されている。なお、スキューセンサカバー29についても、光透過率の高いポリカーボネート樹脂のプラスチックなどの素材とするのがよい。
次に、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置1aの光学センサの位置関係について説明する。図12は、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のフィードローラアッパとフィードローラロワ周辺における断面図である。図12は、シードガイドロワ5については図11に示すX2−X2面の位置を切断したことを示す。
図12に示すように、用紙Mは用紙挿入口5xから吸入される。シートガイドアッパ3には、テーブルセンサ発光素子16及びテーブルセンサ受光素子17が配置されたセンサ基板14が取付けられている。シートガイドロワ5の用紙搬送上流側の下面には、テーブルセンサ発光素子16及びテーブルセンサ受光素子17に対向したテーブルセンサ光透過面22a及び22bを有するプリズム21が配置されている。
また、シートガイドロワ5の用紙搬送下流側の下側には、メカシャーシ4に垂直に固定されたスキューセンサ基板28(図13参照)が配置されている。図13は、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置のスキューセンサ基板の配置図である。垂直に設けられたスキューセンサ基板28には、スキューセンサ発光素子27がシートガイドアッパ3のセンサ基板14に配置されたスキューセンサ受光素子19に対向するように配置されている。
更に、シートガイドロワ5には、スキューセンサ発光素子27から発光されたスキューセンサ光27xが透過するスキューセンサカバー29が配設されている。このスキューセンサカバー29は、シートガイドロワ5の下搬送面5sに堆積し付着した紙粉がスキューセンサ発光素子27へと落下しないようにする機能も有する。
また、シートガイドロワ5の用紙搬送下流側の下側には、シャッタスライド軸18aにより支持されたシャッタ18を備え、スキューセンサ受光素子19によって用紙Mのスキューが検出されたときに、矢印Y1方向、即ち用紙搬送路Rの方向に上昇させ、用紙搬送路Rを遮断して用紙Mのスキューを補正する。スキューが検出されない場合及びスキューが補正されたときは、シャッタ18は矢印Y2方向に下降させ、用紙搬送路Rを開放する。
次に、プリズム21及びスキューセンサカバー29の構成を詳細に説明する。図14は、図12のa部拡大図である。テーブルセンサとして使用されるプリズム21の入射面及び出射面であるテーブルセンサ光透過面22a及び22bは、テーブルセンサ発光素子16及びテーブルセンサ受光素子17と対向する位置に配置される。そして、テーブルセンサ光透過面22a及び22bの高さは、搬送面としてのシートガイドロワ5の下搬送面5sに対してt1分僅かに高くし、更に、ローラ当接位置10aに対してt2分低くする。テーブルセンサ光透過面22a及び22bは搬送方向に対して角度の無い平面、即ち搬送方向に対して平行な平面である。
なお、高さt1は、搬送される用紙Mがテーブルセンサ光透過面22a及び22bに当接して擦るようにさせ、且つ搬送ジャムが発生しないようにするために、0mm超から略0.1mmとするのがよい。また、高さt2は、2mm程度の厚い用紙でもスムーズにローラ当接位置10aへと搬送し、且つ用紙Mがテーブルセンサ光透過面22a及び22bに当接して擦るようにさせるために、最大用紙厚の中心値近傍の0.9〜1mm程度とするのがよい。
一方、シートガイドアッパ3側の上搬送面3sは、ローラ当接位置10aに対してt3分高い位置に配設する。高さt3は、シートガイドアッパ3の上搬送面3sよりフィードローラアッパ8のローラ突出部8−2を突出させて、薄い用紙でも確実に搬送させるために、0.5mm程度とするのがよい。
スキューセンサカバー29の上部のスキューセンサ光透過面30aは、前記プリズム21のテーブルセンサ光透過面22a及び22bと同様に、搬送方向に対して角度の無い平面、即ち搬送方向に対して平行な平面である。そして、その高さをシートガイドロワ5の下搬送面5sに対して高さt1分僅かに高くする。スキューセンサ光透過面30aの高さt1も、搬送される用紙Mがスキューセンサ光透過面30aに当接して擦るようにさせ、且つ搬送ジャムが発生しないようにするために0mm超から略0.1mmとするのがよい。
次に、図12に戻り、リミッタ23について説明する。リミッタ23は、前述のように第1のシャフトとしてのロワシャフト25が上下方向に所定の範囲で移動するのを制限する。リミッタ23の下限24は、フィードローラロワ9のロワシャフト25の下方への移動を制限する。リミッタ23の上限26は、ロワシャフト25の上方への移動を制限する。
ここで、リミッタ23の下限24の位置は、テーブルセンサ光の透過面22a及び22bからローラ当接位置10aまでの高さt2に基づいて設定される。一方、リミッタ23の上限26の位置は、厚い用紙Mbを搬送する場合に、ロワシャフト25が上限26によって制限されない範囲でシートガイドロワ5が下降して用紙挿入口5xが開くように設定される。
以上の構成により第1の実施の形態に関する用紙搬送装置1aは以下のように動作する。最初に、用紙搬送装置1aのテーブルセンサによる用紙Mの検出動作について説明する。図15は、X3−X3断面を示す説明図である。なお、図15においては、用紙Mは、紙面奥側から手前方向に搬送される。
テーブルセンサ光16xは、シートガイドアッパ3に取付けられたセンサ基板14のテーブルセンサ発光素子16から発光する。テーブルセンサ光16xは、シートガイドアッパ3のテーブルセンサ開口部20aを通過して、用紙搬送路Rに進入する。その後、テーブルセンサ光16xは、シートガイドロワ5に取付けられたプリズム21の入射面としてのテーブルセンサ光透過面22aから入射する。
更に、テーブルセンサ光16xは、プリズム21内部の45度の鏡面で複数回反射を繰り返しながら、プリズム21内部を透過し、プリズム21の出射面としてのテーブルセンサ光透過面22bから出射する。そして、テーブルセンサ光16xは、用紙搬送路Rに再度進入する。その後、テーブルセンサ光16xは、テーブルセンサ開口部20aを通過してセンサ基板14のテーブルセンサ受光素子17によって受光する。
このような光路とすることにより、テーブルセンサ光16xがテーブルセンサ受光素子17によって受光されたときは、テーブルセンサ光16xが用紙Mによって遮断されておらず、用紙Mが無いと判定する。また、テーブルセンサ光16xが遮断されてテーブルセンサ受光素子17によって受光されないときは、用紙Mが有ると判定する。このように、テーブルセンサによりプリズム21上を通過する用紙Mの有無を検出することができる。
次に、用紙搬送装置1aのスキューセンサによる用紙Mの検出動作について説明する。図16は、X4−X4断面を示す説明図である。なお、図16の断面図において、用紙Mは、紙面奥側から手前方向に搬送される。
スキューセンサ光27xは、シートガイドロワ5の下側に垂直に設けられたスキューセンサ基板28に配置されたスキューセンサ発光素子27から発光され、シートガイドロワ5に取付けられたスキューセンサカバー29を透過する。そして、スキューセンサ光27xは、スキューセンサ光透過面30aを出射して、用紙搬送路Rに進入する。更に、スキューセンサ光27xは、シートガイドアッパ3のスキューセンサ開口部20bを通過し、シートガイドアッパ3に取付けられたセンサ基板14のスキューセンサ受光素子19によって受光する。
このような光路とすることにより、スキューセンサ受光素子19から発光されたスキューセンサ光27xがスキューセンサ受光素子19によって受光された位置では、用紙Mが無い部分であると判定する。また、スキューセンサ受光素子19にスキューセンサ光27xが受光しない位置では、用紙Mが有る部分と判定する。このように、複数のスキューセンサにより、それぞれの位置での用紙Mの有りのタイミングを検出することによって、用紙Mのスキューの状態を判定することができる。
次に、用紙Mを搬送するときの第1の実施の形態に関する用紙搬送装置1aの動作を説明する。最初に、薄い用紙Maを搬送するときの第1の実施の形態に関する用紙搬送装置1aの動作を説明する。
図17は、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置において薄い用紙を搬送するときの動作説明図である。
薄い用紙Maを搬送する場合は、シートガイドロワ5は、薄い用紙Maによって矢印Y2方向へ押し下げられることなく搬送される。このとき、シートガイドロワ5は、スプリング6a及び6bによる矢印Y1方向への付勢力により、シートガイドロワ5の下端部5a及び5bを介して押し上げられており、矢印Y2方向に移動することなく図17に示す位置が維持される。
シートガイドロワ5には、テーブルセンサ光透過面22a及び22bを有するプリズム21及びスキューセンサ光透過面30aを有するスキューセンサカバー29が配設されており、これらも矢印Y2方向に移動することなく図17に示す位置のままとなる。
また、薄い用紙Maがローラ当接位置10aまで搬送されたときでも、用紙Maが薄いため、ロワシャフト25は、テンションスプリング11による付勢力により、テンションプレート12を介して矢印Y1方向へ押し上げられており、フィードローラアッパ8とフィードローラロワ9は当接した位置のまま薄い用紙Maを搬送する。
ここで、用紙Maが薄い場合では、薄い用紙Maは多少の反りやしなりを発生しながら搬送される。このため、用紙挿入口5xから矢印aに示すように搬送された薄い用紙Maは、シートガイドロワ5の下搬送面5sより僅かに高いテーブルセンサ光透過面22a及び22bに断続的に当接することになる。その結果、薄い用紙Maが搬送されると、テーブルセンサ光透過面22a及び22b上に堆積し付着した紙粉は、薄い用紙Maによって自動的に除去される。
同様に、薄い用紙Maの搬送によって、用紙搬送下流側のスキューセンサ光透過面30aにおいても断続的に薄い用紙Maが当接してスキューセンサ光透過面30aを擦り、スキューセンサ光透過面30a上に堆積し付着した紙粉は、薄い用紙Maによって自動的に除去される。
次に、厚い用紙Mbを搬送するときの動作を説明する。図18は、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置において厚い用紙を搬送するときの動作説明図である。
まず、厚い用紙Mbの先端が用紙挿入口5xから矢印Aのように搬送されてくると、厚い用紙Mbの先端の厚みで、シートガイドロワ5が矢印Y2方向に押し下げられ、シートガイドアッパ3とシートガイドロワ5で形成される用紙搬送路Rが広げられる。
前述の通りシートガイドロワ5には、テーブルセンサ光透過面22a及び22bを有するプリズム21及びスキューセンサ光透過面30aを有するセンサカバー29が配設されており、シートガイドロワ5の移動とともに矢印Y2方向に移動する。
このとき、スプリング6の付勢力でシートガイドロワ5は矢印Y1方向に押し上げられ、テーブルセンサ光透過面22a及び22bが、用紙搬送を妨げない程度の押圧で厚い用紙Mbに押し付けられる。
すると、前述の薄い用紙Maを搬送する場合と同様に、厚い用紙Mbがシートガイドロワ5の下搬送面5sより僅かに高いテーブルセンサ光透過面22a及び22bに当接して擦り、テーブルセンサ光透過面22a及び22b上に堆積し付着した紙粉が、厚い用紙Mbによって自動的に除去される。
更に、厚い用紙Mbの先端がローラ当接位置10aまで搬送されたとき、図18に示すように、フィードローラロワ9は、厚い用紙Mbの厚みにより、ロワシャフト25へのテンションスプリング11による付勢力に抗して押し下げられる。このとき、シートガイドロワ5は、前述の位置が維持され、シートガイドロワ5に配置されたプリズム21の位置も維持される。従って、テーブルセンサ光透過面22a及び22bは前述した位置のままとなり、厚い用紙Mbがテーブルセンサ光透過面22a及び22bに当接して擦り続け、テーブルセンサ光透過面22a及び22b上に堆積し付着した紙粉が更に除去される。
更に、矢印A方向に厚い用紙Mbが搬送されるとき、厚い用紙Mbは、ローラ当接位置10aを通過する。このときも、搬送される用紙10bの厚みで、シートガイドロワ5は矢印Y2方向に押し下げられたままとなり、シートガイドアッパ3とシートガイドロワ5で形成される用紙搬送路Rは広げられたままとなる。
一方、フィードローラロワ9は、厚い用紙Mbがローラ当接位置10aを通過する。このときも、シートガイドロワ5は、シートガイドロワ5の下端部5a及び5bがスプリング6の付勢力で矢印Y1方向に押し上げられており、スキューセンサ光透過面30aが用紙搬送を妨げない程度の押圧で厚い用紙Mbに押し付けられる。
すると、前述の薄い用紙Maを搬送する場合と同様に、厚い用紙Mbがシートガイドロワ5の搬送面5aより僅かに高いスキューセンサ光透過面30aに当接して擦り、スキューセンサ光透過面30a上に堆積し付着した紙粉が自動的に除去される。
以上のように、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置によれば、光学センサが配置された用紙搬送路Rによって厚さの異なる用紙Mを搬送する用紙搬送装置において、用紙搬送路Rをシートガイドアッパ3と、このシートガイドアッパ3に対して上下方向に離接可能なシートガイドロワ5によって形成し、シートガイドロワ5は、下搬送面5sにプリズム21のテーブルセンサ光透過面22a及び22bを配置し、テーブルセンサ光透過面22a及び22bの高さを下搬送面5sより僅かに高くするようにしたので、テーブルセンサ光透過面22a及び22bに堆積し付着した紙粉を用紙Mの搬送によって自動的に除去することができる。
同時に、シートガイドロワ5は、下搬送面5sにスキューセンサカバー29のスキューセンサ光透過面30aを配置し、スキューセンサ光透過面30aの高さを下搬送面5sより僅かに高くするとするようにしたので、用紙Mの搬送によってスキューセンサ光透過面30aに堆積し付着した紙粉をも自動的に除去することができる。
また、シートガイドロワ5をシートガイドアッパ3に対して上下方向に離接可能とし、シートガイドロワ5を下側からスプリング6a及び6bで付勢する構成としたので、搬送される用紙Mの下側によってテーブルセンサ光透過面22a、22b及びスキューセンサ光透過面30aを確実に擦って紙粉を除去することができる。
(実施形態の変形例)
以上の実施の形態に関する用紙搬送装置の説明では、プリンタの用紙搬送装置を例として説明したが、光学センサによって媒体の有無等を検出しながら厚さの異なる媒体を搬送する媒体搬送装置を備えた装置であれば、ラベルプリンタ、カード処理装置などにも本発明を適用することができる。
また、以上の実施の形態に関する用紙搬送装置の説明では、シートガイドアッパ3側を固定し、シートガイドロワ5側をシートガイドアッパ3に対して上下方向に離接可能とした例を説明したが、以下のようにしてもよい。即ち、シートガイドロワ5側を固定し、シートガイドアッパ3側をシートガイドロワ5に対して上下方向に離接可能とした構成としてもよい。そして、第1の実施の形態に関する用紙搬送装置と同様に、シートガイドロワ5側に、搬送する用紙Mがテーブルセンサ光透過面22a、22b及びスキューセンサ光透過面30aに当接して擦るように、テーブルセンサ光透過面22a、22b及びスキューセンサ光透過面30aを配置する。
また、以上の実施の形態に関する用紙搬送装置の説明では、テーブルセンサ光透過面22a、22b及びスキューセンサ光透過面30aを搬送方向に対して角度の無い平面であるとして説明したが、所定の傾斜を設けるようにしてもよい。図19は、第2の実施の形態に関する用紙搬送装置の変形例の説明図である。
図19の破線b部に示すように、テーブルセンサ光透過面22a及び22bを、用紙搬送下流方向に向かって上昇するように所定の角度で傾斜させる。即ち、テーブルセンサ光透過面22a及び22bの高さは、用紙搬送上流側を低くし、用紙搬送下流側を高くする。同様に、破線c部に示すように、スキューセンサ光透過面30aについても、用紙搬送下流方向に向かって所定の角度で傾斜させる。即ち、スキューセンサ光透過面30aの高さは、用紙搬送上流側を低くし、用紙搬送下流側を高くする。
この場合は、テーブルセンサ発光素子16からのテーブルセンサ光16x及びスキューセンサ発光素子27からのスキューセンサ光27xの経路は、屈折による影響を受けるためテーブルセンサ発光素子16、テーブルセンサ受光素子17及びスキューセンサ受光素子19の位置は適宜修正する。このような形状とすることによって、テーブルセンサ光透過面22a、22b及びスキューセンサ光透過面30a上に堆積し付着した紙粉を更に効率よく除去することができる。
1 プリンタ
1a 用紙搬送装置
1b 印刷装置
3 シートガイドアッパ
5 シートガイドロワ
5s 搬送面
6 スプリング
8 フィードローラアッパ
9 フィードローラロワ
11 テンションスプリング
16 テーブルセンサ発光素子
17 テーブルセンサ受光素子
19 スキューセンサ受光素子
22a、22b テーブルセンサ光透過面
21 プリズム
23 リミッタ
25 ロワシャフト
27 スキューセンサ発光素子
29 スキューセンサカバー
30a スキューセンサ光透過面

Claims (8)

  1. 第1及び第2の光学センサが配置された媒体搬送路によって厚さの異なる媒体を搬送する媒体搬送装置であって、
    前記媒体搬送路を形成する上搬送面を有する上部ガイド部材と、
    前記媒体搬送路を形成する下搬送面を有するとともに前記上部ガイド部材に対して上下方向に離接可能な下部ガイド部材と、
    前記下部ガイド部材を前記上部ガイド部材の方向に付勢する第1の付勢部材と、
    前記上部ガイド部材から前記媒体搬送路へ一部が突出するようにして配置され、前記媒体を搬送する上部フィードローラと、
    前記下部ガイド部材から前記媒体搬送路へ一部が突出するようにして配置され、前記上部フィードローラとの間にローラ当接位置を形成して前記媒体を搬送する下部フィードローラと、
    前記下部フィードローラを前記上部フィードローラの方向に付勢する第2の付勢部材と、
    前記媒体搬送路における前記上部フィードローラ及び前記下部フィードローラの上流側に配置された前記第1の光学センサのセンサ光が透過する第1の光透過面と、
    前記媒体搬送路における前記上部フィードローラ及び前記下部フィードローラの下流側に配置された前記第2の光学センサのセンサ光が透過する第2の光透過面とを有し、
    更に、前記第1の光透過面及び前記第2の光透過面を前記下搬送面より僅かに高くし、
    前記第1の光透過面から前記上搬送面までの第1の間隔及び前記第2の光透過面から前記上搬送面までの第2の間隔が、何れも搬送可能な最大媒体厚より狭くし、
    前記最大媒体厚の前記媒体の搬送のときは、前記媒体が前記第1の付勢部材の付勢力に抗して前記下部ガイド部材を押し下げることにより、前記媒体搬送路が広げられ、更に、前記媒体が前記ローラ当接位置に到来すると、前記媒体が前記第2の付勢部材の付勢力に抗して前記下部フィードローラを押し下げることにより、前記上部フィードローラ及び前記下部フィードローラが用紙Mの厚さに応じた距離を保持しながら用紙Mを搬送する構造としたことを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 前記第1及び第2の光透過面は搬送方向に対して平行な平面であり、
    前記第1及び第2の光透過面から前記ローラ当接位置までの高さをt2とし、前記ローラ当接位置から前記上搬送面までの高さをt3とするとき、t2>t3であることを特徴とする請求項1記載の媒体搬送装置。
  3. 前記下部フィードローラを回転可能に支持する第1のシャフトを有し、
    更に、前記下部ガイド部材に、前記第1のシャフトが上下方向へ移動するのを所定の範囲で制限するリミッタを設けたことを特徴とする請求項2記載の媒体搬送装置。
  4. 前記第1の光透過面は、前記第1の光学センサの前記センサ光を導くプリズムの透過面であることを特徴とする請求項1記載の媒体搬送装置。
  5. 前記第2の光透過面は、前記媒体搬送路の前記下搬送面に設けたセンサカバーの透過面であることを特徴とする請求項1記載の媒体搬送装置。
  6. 前記下搬送面から前記センサ光透過面の高さは、0mm超から略0.1mmとすることを特徴とする請求項1記載の媒体搬送装置。
  7. 前記第1の光透過面及び前記第2の光透過面は、前記下搬送面に対し用紙搬送上流側を低くし、用紙搬送下流側を高くすることを特徴とする請求項1記載の媒体搬送装置。
  8. 請求項1乃至請求項7いずれか一記載の媒体搬送装置を備えた画像形成装置。
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