JP6633461B2 - 産業用エンジン - Google Patents
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Description
水分凍結によって詰まると、ブローバイ還元機能が正常に作動しないだけでなく、ブローバイ経路が塞がれることによってクランクケース内圧が上昇し、不測のオイル漏れが生じるおそれもある。
前記オイルセパレータSは、前記ヘッドカバー3より高い位置となる状態でシリンダヘッド2の排気側に配置され、
前記オイルセパレータSが、前記ヘッドカバー3の排気側の側壁3Sから取出される一対の給排パイプ14,15を用いて前記カバー内経路3A,3Bに連通接続され、
一対の前記給排パイプ14,15それぞれのヘッドカバー側のパイプ基端部14f、15fと、排気マニホルド25との間に遮熱部材27が介装され、
前記排気マニホルド25を囲繞する排気カバー26の上面に、前記排気マニホルド25における出口開口25aを備えた排気フランジ25Aを避けるための開口部26aが形成され、
前記遮熱部材27に、前記開口部26aにおける前記排気フランジ25Aと前記シリンダヘッド2との間の部分を覆う開口カバー部27Fが形成されていることを特徴とする。
前記遮熱部材27は、前記排気カバー26と前記パイプ基端部14f、15fとの間に介装されていることを特徴とする。
前記遮熱部材27は、前記排気カバー26を前記排気マニホルド25に取付けるための螺着手段36によって共締め装着されていることを特徴とする。
前記遮熱部材27における前記パイプ基端部14f、15fの直下に位置する遮熱本体27Aは、前記パイプ基端部14f、15fに極力近付けられていることを特徴とする。
前記遮熱本体27Aには、前記排気マニホルド25から立設されている排気管35と前記パイプ基端部14f、15fとの間に位置する仕切り板部27Bが形成されていることを特徴とする。
前記遮熱本体27Aには、遮熱作用調節用の孔27aが一つ又は複数形成されていることを特徴とする。
前記遮熱部材27は、屈曲された一枚の鋼板材によりなることを特徴とする。
加えて、一対の給排パイプのうち、ヘッドカバー側のパイプ基端部は、それ以外のパイプ部分よりも排気マニホルドに近付いた位置関係になり、所期以上に熱せられるおそれがある。そこで、パイプ基端部と排気マニホルドとの間に遮熱部材を設けたので、パイプ基端部が過熱されることなく、給排パイプ全体を適度に昇温できるようになる。遮熱部材を設けたことにより、遮熱効果に加えて対流防止効果が得られる。
この場合、請求項2の発明のように、排気マニホルドを囲繞する排気カバーとパイプ基端部との間に遮熱部材を介装すれば、より適度な遮熱が行える。
そして、一端が調節アーム29の円弧状長孔29aにボルト止めされ、かつ、他端が防風部23aの下部にボルト止めされる連結部材31により、取付ブラケット23の先端部と調節アーム29とが互いに連結固定されている。連結部材31は、調節方向に延びる長い目の円弧状長孔29aの基端側に連結されているので、オルタネータ28の調節機能に支障は出ないようにしながら、強度部材に兼用構成できている。
そして、供給パイプ基端部14f、排出パイプ基端部15f、及び排出パイプ中部15t、つまり一対の給排パイプ14,15のうちの比較的上下方向で排気カバー26に近い部分と排気カバー26との上下間には、屈曲された一枚の鋼板材よりなる板金製の遮熱板(遮熱部材の一例)27が配置されている。
後取付座27Fは、排気マニホルド25と排気カバー26との双方に螺着されて後脚部27Dを支持するだけでなく、排気カバー26に形成されている開口部26aにおける排気フランジ25Aとヘッドカバー3との間を塞ぐ開口カバー部でもある。
つまり、遮熱部材27は、排気マニホルドを囲繞する排気カバー26とパイプ基端部14f、15fとの間に介装されており、排気カバー26を排気マニホルド25に取付けるためのボルト(螺着手段の一例)36により、カバー上壁26Aに共締め装着されている。また、パイプ基端部14f、15fの直下に位置する遮熱本体27Aは、上下方向でパイプ基端部14f、15fに極力近付けられている。
また、遮熱板27を設けたことにより、排気カバー26の輻射熱は冷却風により、遮熱板27に沿って後方或いは右方に流れるようになり、熱風の対流防止効果が期待できる。
ブローバイガスを、PCV弁12を経てスロットルバルブ10の下流側に還流させる場合、主管9は負圧になっているので、単にオイルセパレータSを接続すると、オイルミストも還流されてしまう不都合が生じるので、例えば、オイルセパレータSのオイル戻し路17に逆止弁を設けるなどの対策が必要である。
遮熱部材27は、板金製のほか、鋳造や鍛造による金属、耐熱性合成樹脂板など、種々の変更設定が可能である。また、遮熱部材27を、断熱材を挟んで排気カバー26や排気マニホルド25にボルト止めさせる構成も可能である。
2 シリンダヘッド
3 ヘッドカバー
3A,3B カバー内経路
3S 排気側の側壁
9 吸気経路
14,15 給排パイプ
14f,15f パイプ基端部
25 排気マニホルド
25A 排気フランジ
25a 出口開口
26 排気カバー
26a 開口部
27 遮熱部材
27A 遮熱本体
27B 仕切り板部
27F 開口カバー部
27a 孔
35 排気管
36 螺着手段
S オイルセパレータ
Claims (7)
- クランクケース内のブローバイガスを、ヘッドカバー内に形成されているカバー内経路を通して吸気経路に導くとともに、ブローバイガス中の液体成分を捕捉するオイルセパレータが装備されている産業用エンジンであって、
前記オイルセパレータは、前記ヘッドカバーより高い位置となる状態でシリンダヘッドの排気側に配置され、
前記オイルセパレータが、前記ヘッドカバーの排気側の側壁から取出される一対の給排パイプを用いて前記カバー内経路に連通接続され、
一対の前記給排パイプそれぞれのヘッドカバー側のパイプ基端部と、排気マニホルドとの間に遮熱部材が介装され、
前記排気マニホルドを囲繞する排気カバーの上面に、前記排気マニホルドにおける出口開口を備えた排気フランジを避けるための開口部が形成され、
前記遮熱部材に、前記開口部における前記排気フランジと前記シリンダヘッドとの間の部分を覆う開口カバー部が形成されている産業用エンジン。
- 前記遮熱部材は、前記排気カバーと前記パイプ基端部との間に介装されている請求項1に記載の産業用エンジン。
- 前記遮熱部材は、前記排気カバーを前記排気マニホルドに取付けるための螺着手段によって共締め装着されている請求項2に記載の産業用エンジン。
- 前記遮熱部材における前記パイプ基端部の直下に位置する遮熱本体は、前記パイプ基端部に極力近付けられている請求項1〜3の何れか一項に記載の産業用エンジン。
- 前記遮熱本体には、前記排気マニホルドから立設されている排気管と前記パイプ基端部との間に位置する仕切り板部が形成されている請求項4に記載の産業用エンジン。
- 前記遮熱本体には、遮熱作用調節用の孔が一つ又は複数形成されている請求項4又は5に記載の産業用エンジン。
- 前記遮熱部材は、屈曲された一枚の鋼板材によりなる請求項1〜6の何れか一項に記載の産業用エンジン。
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