JP6633433B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、電力変換装置に関する。
パワーコンディショナは、太陽電池、蓄電池等の直流電力を交流電力に変換する機能をもつ電力変換装置である。電力変換装置は、電力変換時に発熱するMOS‐FET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)、リアクトル、ダイオードなどの電子部品を筐体内に備えている。
これらの電子部品は、太陽電池または蓄電池の出力の上昇に伴って発生する熱量が増す。このため電力変換装置は、これらの電子部品の温度を定格内に抑制するための放熱構造を有している。このような電力変換装置では、放熱量を高めるために、大型化したヒートシンクを電子部品の基板として利用している。また、筐体の構造を簡素化するためにヒートシンクを外装の一部として利用している(例えば、下記の特許文献1を参照)。
特開2013−251328号公報
特許文献1に開示されたヒートシンクは、例えば約500℃に加熱したアルミニウム合金を金型から高圧力で押し出す熱間加工によって形成される。また、押出成型後のアルミニウム合金は、歪みを矯正するために引張り加工を行う。
しかし、ヒートシンクが大型化すると反りの変位が大きくなる。このようなヒートシンクでは、ヒートシンクと電子部品との間に隙間が生じるため電子部品から十分に放熱できないおそれがある。
本発明の1つの目的は、ヒートシンクを外装の一部として用いて筐体の構造を簡素化しつつ、電子部品からの放熱性を高めた電力変換装置を提供することである。
本発明に係る一形態の電力変換装置は、第1面、該第1面の裏面に位置する第2面を有する板状の基体部と、前記第1面から突出している複数のフィン部とを有するヒートシンクと、前記第2面上に位置する第3面、該3面の裏面に位置する第4面および前記第3面から前記第4面に向かって設けられた貫通孔と、を有する基板と、前記第4面上に位置する複数の電子部品と、前記ヒートシンクおよび前記基板を固定する締結部材と、を備え、前記基板は平坦であるとともに、前記フィン部の長手方向に平行な方向と前記フィン部の突出方向に平行な方向とからなる平面に平行な断面において、前記基板の断面係数は、前記基体部の断面係数よりも大きく、該締結部材は、前記貫通孔を通って前記フィン部の内部に位置して固定されている。
上記構成の電力変換装置によれば、ヒートシンクの反りを低減することによって、ヒートシンクの放熱性を高めることができる。
図1は、本発明に係る電力変換装置の一実施形態を示すための模式図である。 図2は、本発明に係る電力変換装置の一実施形態の外観を示す斜視図である。 図3は、図2の電力変換装置から外装板を取り外した状態を示す斜視図である。 図4は、図3の電力変換装置を−X方向へ向かって視たときの上面図である。 図5は、本発明に係る電力変換装置の一実施形態を示す図であり、図5(a)は電力変換装置からヒートシンクと板状体と締結部材を抜き出して示す分解斜視図、図5(b)は組立後に電子部品を搭載した状態を示す断面図である。 図6は、本発明に係る電力変換装置の他の実施形態を示す図であり、図5(b)に相当する位置の端面を示す断面図であり、図6(a)は第1面における、隣り合うフィン部同士の間に対応する溝部が設けられている場合、図6(b)は第1面における、隣り合うフィン部同士の間に対応する基体部の厚さが薄い部位を有する場合である。
以下、本発明の実施形態に係る電力変換装置について、図を参照しつつ詳細に説明する。なお、電力変換装置を構成する同一名称の部材については同一符号を付すものとし、重複した説明は省略する。
≪第1実施形態≫
電力変換装置1は、主として太陽電池2で発電された直流電力を交流電力に変換する機能を有する。電力変換装置1は、筐体11内に直流電力を交流電力に変換する。
図1に示すように、電力変換装置1は、太陽電池2で発電された直流電力を昇圧する昇圧部12を備える。また、電力変換装置1は、昇圧部12で昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータ部13と、直流電力から変換された交流電力を滑らかな正弦波に平滑し商用電力系統3および負荷に供給するフィルタ部14とを備える。さらに、電力変換装置1は、昇圧部12とインバータ部13を制御する制御部15とを備える。また、電力変換装置1は、複数の電子部品4を有する。電子部品4としては、図1に示すように、DCリアクトル21、ダイオード22、コンデンサ23、スイッチング素子24、ACリアクトル25などの部品が挙げられる。なお、以下の説明では、上記部品を総称して、電子部品4とする。
筐体11は、昇圧部12、インバータ部13、フィルタ部14および制御部15を収容している。さらに、筐体11は昇圧部12、インバータ部13およびフィルタ部14を構成する各電子部品4からの発熱を外気に放熱する機能を有する。
図2から図4に示すように、このような筐体11は、ヒートシンク16、基板17、締結部材18および外装板19を備える。
ヒートシンク16は、筐体11の裏面側に位置しており、筐体11の外側を構成する部材である。ヒートシンク16は、第1面16a1、および第1面16a1の裏面に位置する第2面16a2を有する板状の基体部16aと、基体部16aの第1面16a1から筐体11の外側に突出するように形成された複数のフィン部16bとを有する。
基体部16aの大きさは約700mm×300mm×4mmであり、フィン部16bの断面形状は約50mm×2mmである。
フィン部16bは基体部16aの一辺に平行な方向に延びるように位置している。また、複数のフィン部16bは、互いの長手方向と直交する方向に約10mmの間隔をあけて位置している。フィン部16bは、筐体11内に収容された電子部品4からの発熱を外気に放熱する役割を有する。
以下の説明では、フィン部16bの長手方向に平行な座標軸をX軸とし、X軸に平行な方向をX方向とする。また、X軸に垂直で、フィン部16bの突出する方向と垂直な座標軸をY軸とし、Y軸に平行な方向をY方向する。X軸およびY軸の双方に垂直な座標軸をZ軸とし、Z軸に平行な方向をZ方向とする。
このようなヒートシンク16は、例えば、加熱したアルミニウム合金を金型から高圧力で押し出す熱間加工によって形成できる。ヒートシンク16は、基体部16aの第1面16a1側のみにフィン部16bが設けられており、中立軸に対して非対称であることから押出成型後の冷却時の収縮によって反りを生じる。基板17との固定によって矯正される前の状態のヒートシンク16は、パイプを半分に割ったような形状に反り、YZ平面で平面視して、第2面16a2側へ凸状の変位δを有する。ヒートシンク16の変位δの大きさは約1.3%である。例えば、基体部16aの第1面16a1の短手方向の長さが300mmの場合、反りの大きさは約4mmとなる。
また、図5に示すように、ヒートシンク16はネジ等の締結部材18を捩じ込む複数のネジ穴16b1を有する。これら複数のネジ穴16b1の内の一部は、基体部16aの第1面16a1のフィン部16bと相対する位置に設けられ、フィン部16bの内部に至る深さを有する。
ここで、ネジ穴16b1を内部に有するフィン部16bは、ネジ穴16b1を内部に有しないフィン部16bよりも厚くしてもよい。例えば、ネジ穴16b1を内部に有しないフィン部16bの厚みを2mmとして、ネジ穴16b1を内部に有するフィン部16bの厚みを5mmとしてもよい。
フィン部16bが内部にネジ穴16b1を有することで、基体部16aの厚さを薄くしても締結部材18が十分螺合できる長さの雌ネジを容易に形成できる。よって、基体部16aの厚さを薄くして基板17による矯正を容易にできるとともに、使用材料を低減できる。
さらに、ヒートシンク16は、筐体11の側面側に位置する側面部16cを有してもよい。側面部16cは基体部16aのZ方向に平行な両辺から、フィン部16bの突出する方向と逆方向へ張り出すように設けられる。ヒートシンク16が、基体部16aとつながった側面部16cを有することで、筐体11の側面からも放熱して放熱量を高められるとともに、外装板19を取り付け易くできる。
基板17は、第3面17aおよび第4面17bを有し、後述の昇圧部12、インバータ部13、フィルタ部14および制御部15を保持する板体である。基板17の第3面17aは、基体部16aの第1面16a1と略同じ大きさを有する。基板17は、例えば700mm×270mm×5mmとすることができる。基板17は、中立軸に対して対称な形状であることから、筐体11を組み立てる前の状態で反りを有さず平坦である。また、ヒートシンク16のネジ穴16b1と相対する位置に設けられた、基板17を貫通する孔である貫通孔17cを有する。基板17は、アルミニウム合金の規格品の板体を所定の寸法に切断すること等によって形成できる。
また、基板17および基体部16aにおける、XZ平面に平行な断面において、基板17の断面係数は、ヒートシンク16の基体部16aの断面係数よりも大きくてもよい。これにより、基板17とヒートシンク16とを締結部材18で固定した際に、基板17がヒートシンク16を矯正することに伴う基板17の変形を低減できるため、基板17と電子部品4との密着性を確保しやすい。
締結部材18は、例えばボルトまたは木ネジ等のネジである。ヒートシンク16と基板17は、ヒートシンク16の第2面16a2と基板17の第3面17aとを当接させた状態で、締結部材18を貫通孔17cに挿入し、ネジ穴16b1に捩じ込むことで固定される。一部の締結部材18は、フィン部16bの内部に至るネジ穴16b1に位置した状態で固定される。よって、締結部材18は、貫通孔17cを通ってフィン16cの内部に位置することとなる。
締結部材18は基体部16aのY方向の両端側に位置している。さらに、締結部材18は、Y方向に並ぶように、両端側にそれぞれ複数個ずつ位置するとよい。これにより、基体部16aと基板17の両端が固定端となる。このため、Y方向においても基体部16aが基板17に沿って矯正されて、基体部16aと基板17との接触面積を増すことで伝熱性が向上する。
外装板19は、筐体11の前面、上面および底面を覆う部材である。外装板19は、例えば、樹脂成型品または板金をプレス成形したもの等を用いることができる。
昇圧部12は、日射強度または温度で変化する太陽電池2の最大出力動作電圧を追従制御し、太陽電池2から得られる電力を最大にするMPPT制御を行う機能を有する。また、昇圧部12は、太陽電池2からの入力電圧の変化に対して、スイッチング素子24のONとOFFの比率を変えるPWM制御によって安定した200〜300Vの直流電圧に昇圧変換する機能も有する。
このような昇圧部12は、例えば、スイッチング素子24、DCリアクトル21、ダイオード22およびコンデンサ23等の電子部品4で構成される。
DCリアクトル21は、太陽電池2から入力された直流を平滑するとともに、スイッチング素子24をONまたはOFFにした際に、エネルギーを蓄積と送出とをする機能を有する。コンデンサ23は、DCリアクトル21と協働してエネルギーを蓄積する機能を有する。ダイオード22は、DCリアクトル21に蓄積された電流を高圧側であるインバータ部13に注入する機能を有する。
昇圧部12における昇圧変換の動作に伴って、昇圧部12のDCリアクトル21、ダイオード22、スイッチング素子24、コンデンサ23は大きな発熱をする。
ダイオード22とスイッチング素子24は、30mm×30mm×5mm(縦×横×高さ)程度の形状を有する。DCリアクトル21は、50mm×50mm×30mmから150mm×150mm×100mm(縦×横×高さ)程度の形状を有する。
スイッチング素子24、ダイオード22は、昇圧部12の回路基板に実装され、主面が基板17と当接するように位置する。
インバータ部13は、制御部15からの信号に従いPWM制御によって一組のスイッチング素子24を他の一組のスイッチング素子24と交互に切り替えることで、昇圧部12から入力された直流電力を交流電力に変換して出力する機能を有する。
インバータ部13は、電子部品4として例えば4つのMOS−FETのスイッチング素子24を用いたブリッジ回路で構成される。
スイッチング素子24は、制御部15からの信号である電圧をゲートへ入力することで、ドレインとソースの間に電流を流す開閉のスイッチング動作をする。スイッチング素子24は、切り替えの動作に伴って大きな発熱をするものであって、30mm×30mm×5mm程度の形状を有する。スイッチング素子24は、インバータ部13の回路基板に、主面が基板17と当接するように位置する。
なお、スイッチング素子24としては、MOS−FET以外にIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いてもよい。また、インバータ部13の複数のスイッチング素子24を1つのパッケージに収容しモジュール化したIPM(Intelligent Power Module)を用いても良く、さらに昇圧部12のスイッチング素子24も含めてモジュール化したIPMを用いてもよい。IPMは、例えば約80mm×40mm×20mmの形状を有し、主面がヒートシンク16の第2面16a2と当接するように位置する。
フィルタ部14は、インバータ部13から入力された交流電力の高周波成分を遮断して、商用電力系統3の周波数に相当する正弦波へと平滑化し出力する機能を有する。フィルタ部14から出力された交流電力は、商用電力系統3へと入力される。
フィルタ部14は、電子部品4であるACリアクトル25とコンデンサ23を組み合わせたローパスフィルタ回路で構成される。
ACリアクトル25は、50mm×50mm×30mmから150mm×150mm×100mm程度の形状を有する。ACリアクトル25の底面は平坦となっており、基板17と当接して固定される。ACリアクトル25は、電力を平滑化する動作に伴って大きく発熱するため、放熱が求められる。
制御部15は、主に昇圧部12における最大電力追従制御のためのスイッチング素子24のスイッチング制御をする機能を有する。また、制御部15は、インバータ部13から出力される交流電圧の正弦波のピーク値を調整し商用電力系統3に重畳するためのスイッチング素子24のスイッチング制御をする機能を有する。制御部15はCPU等を実装した回路基板によって構成される。
電力変換装置1の動作に伴って発生した電子部品4の熱は、熱伝導によって基板17を介してヒートシンク16に伝達される。その後、上記熱は、対流熱伝達によってヒートシンク16から外気に放熱される。特に発熱量の大きい電子部品4は、それぞれ基板17に当接して位置するようにしてもよい。
基板17は中立軸に対して対称な構造であり、製造時の圧延からの冷却時に生じる収縮が中立軸に対称であることから形成に伴う反りが小さく、基体部16aの第2面16a2よりも平坦である。これにより、電子部品4が局所的に基板17から離間しにくくなる。これにより、電力変換装置1では、電子部品4と基板17との接触面積を大きくできることから、電子部品4から基板17への熱伝導性を向上できる。
さらに、基板17は筐体11の裏面側の全面に相当する面積を持つヒートシンク16の基体部16aと略同じ大きさを有していてもよい。基板17の熱容量は比較的大きいため、電子部品4から基板17に移動した熱は基板17の中で拡散する。基板17の温度の上昇は小さくなり、電子部品4と基板17との温度差を大きく保てる。これにより、電子部品4から基板17への単位時間当たりの放熱量を高く保つことができる。
さらに、基板17およびヒートシンク16は、電子部品4と相対する部位以外でも接触し易くなるため、基板17からヒートシンク16への放熱量を高くできる。
さらに、ヒートシンク16に基板17を複数の締結部材18で固定することで、ヒートシンク16の反りを矯正できる。これにより、ヒートシンク16の反りに伴うネジ穴16b1位置のズレを低減したり、部材を嵌め込むことができないなどの組立不良を低減できる。
さらに、締結部材18が、ヒートシンク16のフィン部16bの内部に位置した状態で固定されていることによって、容易に締結部材18の雄ネジと雌ネジとが螺合するネジ山の数を確保できる。このため、基体部16aの板厚を低減して、基体部16aのXZ平面を断面とした断面係数を小さくできる。これにより、基体部16aの反りを矯正しやすい。
さらに、締結部材18の先端が第1面16a1から外側へ露出しないようにすれば、締結部材18とネジ穴16b1の間から筐体11内へ水または湿気が浸入することを低減できる。これにより、屋外に設置された電力変換装置1の防水性を向上できる。
≪第2実施形態≫
本実施形態は、図6(a)に示すように、第2面16a2におけるフィン部16b同士の間に溝部16dが設けられている点で第1実施形態と相違する。具体的には隣接するフィン部16bの間に、X方向へ延びる溝部16dが設けられている。
これにより、基体部16aの溝部16dの位置における、XZ平面を断面とした断面係数は小さくなる。このため、ヒートシンク16と基板17とを締結部材18で固定した際に、ヒートシンク16が曲げ変形を生じ易くなり、ヒートシンク16を矯正し易くするとともに、ヒートシンク16からの反力を抑制して、基板17を平面に保ち、基板17と電子部品4とをより密着し易くできる。
このような溝部16dは、全てのフィン部16b同士の間に設けられなくてもよく、例えば3箇所のフィン部16bの間に1つの割合で設けられてもよい。
なお、溝部16dの幅は、フィン部16b同士の間隔よりも狭いものに限られない。図6(b)に示すように、フィン部16b同士の間の基体部16aの厚さが薄くなっている形態であってもよい。
また、図6に示すように、ヒートシンク16のネジ穴16b1と基板17の貫通孔とは、発熱量の大きいDCリアクトル21、またはダイオード22、またはスイッチング素子24、またはACリアクトル25などの電子部品4と対向する位置に設けてもよい。これにより、電子部品4と対向する位置でヒートシンク16と基板17がより確実に接触することから、基板17とヒートシンク16の間の熱伝導をし易くして、より多くの熱量をヒートシンク16から放熱できる。
また、ヒートシンク16と基板17は直接、接触する形態に限られない。例えば、ヒートシンク16の第2面16a2と基板17の第3面17aとの間に、ヒートシンク16および基板17よりも軟らかい材料からなり、空気よりも熱伝導率が高い熱伝導性体が位置してもよい。熱伝導性体としては、例えばフェルト状に成型した炭素繊維、またはシリコーンとセラミックスを混合したシート、またはシリコーングリスなどを用いることができる。これにより、基板17からヒートシンク16への熱伝導向上できる。
上述の実施形態では、電力変換装置1は太陽電池2からの直流電力を交流電力へ変換する装置として示したが、これに限られない。例えば、蓄電池からの電力を変換する装置に用いることもできる。
1:電力変換装置
2:太陽電池
3:商用電力系統
4:電子部品
11:筐体
12:昇圧部
13:インバータ部
14:フィルタ部
15:制御部
16:ヒートシンク
16a:基体部
16a1:第1面
16a2:第2面
16b:フィン部
16b1:ネジ穴
16c:側面部
16d:溝部
17:基板
17a:第3面
17b:第4面
17c:貫通孔
18:締結部材
19:外装板
21:DCリアクトル
22:ダイオード
23:コンデンサ
24:スイッチング素子
25:ACリアクトル

Claims (5)

  1. 第1面、該第1面の裏面に位置する第2面を有する板状の基体部と、前記第1面から突出している複数のフィン部とを有するヒートシンクと、
    前記第2面上に位置する第3面、該3面の裏面に位置する第4面および前記第3面から前記第4面に向かって設けられた貫通孔と、を有する基板と、
    前記第4面上に位置する複数の電子部品と、
    前記ヒートシンクおよび前記基板を固定する締結部材と、を備え、
    前記基板は平坦であるとともに、前記フィン部の長手方向に平行な方向と前記フィン部の突出方向に平行な方向とからなる平面に平行な断面において、前記基板の断面係数は、前記基体部の断面係数よりも大きく、
    該締結部材は、前記貫通孔を通って前記フィン部の内部に位置して固定されている、
    電力変換装置。
  2. 前記第1面に沿った、前記フィン部の長手方向から視たときにおいて、
    前記締結部材が内部に位置する前記フィン部の厚さは、前記締結部材が内部に位置していない前記フィン部の厚さよりも厚い、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記複数のフィン部は、前記第1面に沿った長尺状であって、
    前記締結部材は、前記フィン部の長手方向と直交する方向において、前記基部の両端側に位置している、
    請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1面における、隣り合う前記フィン部同士の間に対応する溝部が設けられている、
    請求項1〜3のいずれかに記載の電力変換装置。
  5. 前記第2面と前記第3面との間に空気よりも熱伝導率が高い熱伝導性体が位置している、
    請求項1〜4のいずれかに記載の電力変換装置。
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