JP6630509B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、炊飯器に関するものである。
特許文献1には、容器本体側と電磁加熱器側とを分離する構成であって、持ち運ぶ容器本体の内鍋をアルミ等の非磁性体を使用して軽量化を図り、保温容器本体の内体を磁性金属体により成型し誘導加熱により発熱させ、この熱を内鍋に熱伝導により伝え炊飯を行う構成が記載されている。
特開2000−41838号公報
しかしながら、間接的に加熱する方式の特許文献1では、炊飯容量について十分に考慮がされていないため、炊飯時の効率向上には限界がある。
特に、家庭人員構成が減少しつつある現在において、適切な炊飯量と、その適切な炊飯量に適して効率的な炊飯能力が望まれる。
一方、内釜については重厚感がある方がより好まれる傾向にあり、例えば近年では、5.5合炊きの内釜の重量は1kgを超えるものが多数ある。
以上を考慮して、電磁誘導で直接加熱できる内釜を採用した容器本体と分離できる電磁加熱器からなる炊飯器を開発した場合、持ち運ぶ容器本体側が重くなる課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、内釜と、該内釜を収納する本体部と前記内釜を加熱する加熱ユニットとを備え、前記内釜は、アルミニウム基材の外面に溶けた鉄微粒子を飛ばすことで酸化していない鉄層と酸化鉄層が交互に折り重なり、前記鉄微粒子の間に空気層が構成されるよう前記アルミニウム基材に直接積層させて被覆層を設け、前記被覆層の表面にALSiを溶射して防錆層として形成し、前記防錆層の外面にシリコン塗装を設けた。
本発明によれば、使い勝手の良い炊飯器を提供することができる。
本実施形態に係る炊飯器を示す外観上面図である。 同炊飯器を示す外観正面図である。 同炊飯器を示す外観側面図である。 同炊飯器の加熱ユニットを示す外観側面図である。 同炊飯器の加熱ユニットを示す外観上面図である。 同炊飯器の加熱ユニットを示す外観正面図である。 同炊飯器の炊飯ユニットを示す斜視図である。 同炊飯器の炊飯ユニットの蓋体を開けた状態を示す斜視図である。 同炊飯器の炊飯ユニットを下側から見上げた状態を示す斜視図である。 同炊飯器の炊飯ユニットを加熱ユニットから取り外した状態を示す側段面図である。
次に、本発明の実施形態に係る炊飯器について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態では、内釜を加熱する加熱手段として電磁誘導式のものである。
図1、図2、3図は、本実施形態に係る炊飯器を示す外観上面図、外観正面図、外観側面図である。図7は、本実施形態に係る炊飯器の炊飯器ユニット10を示す外観斜視図である。図4、図5、図6は本実施形態に係る炊飯器の加熱ユニットを示す外観側面図、外観上面図である。
図1から図3、図7に示すように、炊飯器1は、炊飯ユニット10と加熱ユニット20とを備えて構成されている。
炊飯ユニット10は、本体部11と、この本体部11の上部を覆う蓋体12と、ハンドル13と、を備えて構成されている。本体部11と蓋体12とで構成される外観は、おひつを模した形状を呈している。蓋体12には、本体部11と蓋体12とのロックおよびロック解除を行う操作スイッチ12cと、炊飯時に発生する蒸気を廃棄する蒸気口12b4が設けられている。なお、図示していないが、蓋体12には、蓋体12を開方向に付勢する付勢部材が設けられていてもよい。
加熱ユニット20は、略円錐台形状を呈するケース60に収納する加熱部21を有し、この加熱部21の上面に炊飯ユニット10が載置されるように構成されている。このように加熱部21を略円錐台形状とすることにより、炊飯ユニット10を安定して支持することができる。
また、加熱ユニット20は、加熱部21の正面(前面)に、周面に沿って前側一部に張り出す操作部61を設けて上面に操作パネル22が設けられている。操作パネル22は、各種設定を行うスイッチ類22a、運転状態などを表示する表示部22bなどを備えている。また、加熱ユニット20は、加熱部21には制御回路収容部23が設けられている。この制御回路収容部23(図10)から電源コード(図示せず)が引き出されている。
図8は、炊飯器の炊飯ユニット10の蓋体12を開けた状態を示す斜視図である。
図8に示すように、炊飯ユニット10の本体部11には、有底円筒状の内釜14(釜)が収容されている。内釜14は、上部開口14aの全周にフランジ部14bを有している。また、内釜14は、内釜収容部32(図10参照)に着脱可能に収容されている。
蓋体12は、内釜14の上部開口14aを開閉するものであり、外蓋12aと内蓋12bとで構成されている。また、蓋体12は、本体部11の後端部において、ヒンジ部12d(回動軸)を介して回動自在に支持されている。ヒンジ部12dは、本体部11の平面視円形状の内側に位置するように配置されている。
外蓋12aは、略円盤形状を呈し、下面に内蓋12bを収容する凹部12a1を有している。また、外蓋12aの前端には、上面から側面にかけてL字状に形成された操作スイッチ12cが取り付けられている。操作スイッチ12cには、後記するロック部材12eと係合してロックする爪部12c1が設けられている。
内蓋12bは、外周縁部の全体にわたってパッキン12b1が取り付けられており、蓋体12を閉じたときに、内釜14の上部開口14aを覆い、内釜14の内部を略密閉状態に保つようになっている。
本体部11は、略円柱形状を呈し、内釜14を収容する有底円筒状の内釜収容部32(図10参照)を有している。また、本体部11には、内釜14の外周に沿って延在する略環状の縁部11aが形成されている。
また、縁部11aの前端部11a1には、操作スイッチ12cと係合してロックするロック部材12eが設けられている。なお、ロック部材12eは、公知の方法によって構成することができる。
ヒンジ部12dは、縁部11aの後端部11a2の幅内に略収まるように構成されている。これにより、蓋体12を閉じたときに、円柱形状を呈する炊飯ユニット10の周面からヒンジ部12dが突出しないようになっている。
図9は、炊飯ユニットを下側から見上げた状態を示す斜視図である。
図9に示すように、本体部11の下面には、本体部11の底面部となる凹部11bが形成されている。この凹部11bは、本体部11の直径よりも短く形成され、凹部11bの周囲に環状の支持部11cが形成されている。
支持部11cの複数個所(本実施形態で4箇所)には、ゴム製の滑り止め部材11dが嵌め込まれ、炊飯ユニット10をテーブルに載置したときの滑りを防止している。
また、凹部11bの天井板11eの中心部には、上下方向に貫通する円形の貫通孔11fが形成されている。なお、この貫通孔11fは、伝熱板38によって閉塞されている。なお、伝熱板38の詳細な形状については後記する。
また、凹部11bは、上方に向けて縮径するように、円錐台形状の空間S10を有している。また、凹部11bの側面(周面)には、径方向外側に向けて凸となる位置決め凹部11gが形成されている。この位置決め凹部11gは、炊飯ユニット10と加熱ユニット20との取付方向を決めるものである。
また、本体部11の背面(後面)には、後方に向けて突出するハンドル支持板11hが設けられている。このハンドル支持板11hは、略三日月板状に形成され、ハンドル13が後ろ向きの水平位置で支持される高さ位置に取り付けられている。なお、ハンドル13は、その両端部が本体部11の左右側面側に回動自在に支持されており、前向きから後向きまでの範囲で回動するように構成されている。
図4、図5、図6は本実施形態に係る炊飯器の加熱ユニットを示す外観側面図、外観上面図、外観正面図で、図10は、炊飯ユニットを加熱ユニットから取り外した状態を示す側断面図である。
図10に示すように、炊飯ユニット10を上方に持ち上げることで、炊飯ユニット10を加熱ユニット20から取り外すことができるようになっている。このように、本実施形態の炊飯器1では、炊飯後に、炊飯ユニット10のみを取り外してテーブル(食卓)に置くことができるようになっている。
図4、図5、図6に示すように、加熱ユニット20は、加熱部21の上面に略円錐台形状の凸部21aを有している。この凸部21aは、前記した凹部11bの空間S10(図9参照)に沿う形状である。この凸部21aの上面21bの中央には、略円筒形状の突起部21cが形成されている。この突起部21cの円筒の内側には、温度センサ25が挿通され、突起部21cの上部開口21eから温度センサ25の上端部(上端面)が突出している。
また、凸部21aの側面(周面)には、径方向外側に向けて突出する位置決め凸部21d(位置決め手段21d)が形成されている。この位置決めが、図9に示す本体部11の位置決め凹部11g(位置決め手段11g)と嵌合することにより、炊飯ユニット10と加熱ユニット20との取付方向が決定される。すなわち、ヒンジ部12d(図8参照)が後端(奥側)に位置した状態で炊飯ユニット10が加熱ユニット20上に載置される。
また、凸部21aの周囲には、炊飯ユニット10の支持部11c(図10参照)が当接する環状の当接面21fが形成されている。
炊飯ユニット10と加熱ユニット20との位置決めを設ける事で、加熱ユニット20側に炊飯ユニット10を検知するセンサ(図示無し、例えば磁力を検知するホール素子やリードスイッチ)を設け、また炊飯ユニット10の底面側に検知素子(図示無し、例えば磁石など電力の不要な素子)を設ける事で、加熱ユニット20側で炊飯ユニット20の有無を検知する事が可能となる。
図3は、炊飯ユニットを加熱ユニットに載置した状態を示す側面図である。
加熱ユニット20の下面には、複数の脚部26が設けられ、これらの脚部26によって加熱ユニット20を支持している。また、加熱ユニット20の側面下部には、吸気口29が形成されている。なお、図示省略しているが、吸気口29とは左右反対側の加熱ユニット20の側面下部には、排気口が設けられている。
図1は、本実施形態に係る炊飯器を示す外観上面図で、図5は、本実施形態に係る炊飯器の加熱ユニットを示す外観上面図である。
支持板11hは、平面視において三日月状に形成され、支持板11hの先端(後端)にハンドル13の一部が当接することで支持されている。このように構成することにより、支持板11hの本体部11からの突出量を少なくすることができる。
炊飯ユニット10を加熱ユニット20に載置したときには、操作パネル22の操作面が炊飯ユニット10から外側に突出するとともに斜め上向きとなるように構成されている。これにより、炊飯器1が低い場所に置かれ、炊飯器1を見下ろす状態であっても、操作パネル22の操作性および視認性を向上できる。
図10は、図1のA−A線矢視断面図である。なお、図10では、炊飯ユニット10を加熱ユニット20から外した状態で一部を簡略化(断面の奥側に見える一部分を省略)して図示している。
図10に示すように、蓋体12の内部には蓋断熱材33cが設けられ、本体部11は、外郭を構成する有底円筒形状の胴体部31と、内釜14を収容する内釜収容部32と、内釜収容部32の周囲に巻回される側面断熱材33aと、内釜収容部32の底部32aに覆われた底面断熱材33bと、を含んで構成されている。なお、内釜収容部32は、耐熱性を有する合成樹脂などで形成され、断熱材は、側面断熱材33aと底面断熱材33bと蓋断熱材33cを合わせて断熱材33と呼ぶ。
凹部11bの天井板11eに形成された貫通孔11fは、略円筒形状であり、内釜収容部32の底部32aを貫通して内釜14側に露出している。また、貫通孔11fには、貫通孔11fを閉塞する伝熱板38が取り付けられている。
伝熱板38は、アルミニウム合金などで断面視凹状に形成され、貫通孔11fの上側から被せられることで開口11f1が閉塞されている。また、伝熱板38は、貫通孔11fの円筒に外冠され、径方向外側に突出するフランジ部38aによって抜け止めされている。
内釜収容部32は、有底円筒形状を呈し、内釜収容部32の底部32aが凹部11bの天井板11eの内面(上面)に底面断熱材33bを介して固定されている。底部32aの径方向の中心からは、伝熱板38の上面が内釜14側に突出している。
次に内釜14について詳細に説明する。
内釜14は、主成分がアルミニウムからなる基材を成形した外側に、溶射によって鉄の微粒子の層(突く熱性の高い酸化鉄の被覆層)を積層させたもので、この鉄の微粒子層が誘導加熱によって加熱されるものである。
前記基材は板厚2.5mmで構成し、発熱層である溶射部の厚さは0.5mm、溶射部の防錆層としてALSiを溶射して外面にシリコン耐熱塗装を施し、炊飯器として高い発熱効率を備えている。
内釜14については、従来の厚さ1.8mmのアルミニウム材と厚さ0.5mmの鉄材とのクラッド材に鉄の溶射を施した内釜に対して、厚さ2.5mmのアルミニウム材に鉄の溶射を施すことで、内釜の厚さを厚くしながら重量を軽くすることが出来たものである。
次に基材の選定について説明する。
ご飯を美味しく炊くポイントの一つとして、炊き上がった時のご飯の炊き斑を少なくすることにある。そのため、内釜14の底部で発熱する熱を短時間で内釜14全体に伝え、お米を底面と側面の全体から温度斑がないように炊くことで、炊き上がったご飯に炊き斑が少なくなり美味しいご飯になる。そのために、内釜の材料に熱伝導の良いアルミニウムを使い、さらに熱伝導を良くするために基材の厚さを厚くすることで、炊飯時のお米への熱伝導のムラを少なくし、炊き上がった後のご飯の炊きムラを極力少なくしている。
また、鉄の溶射を施すことで、ガス噴射で溶けた鉄微粒子を内釜14の基材まで飛ばして熱と運動エネルギーで密着させる製法を採用し、本実施例では鉄を約2000℃の比較的低い温度の放電で溶かし、基材に飛ばすことにより飛んでいる間に圧縮空気で表面が酸化鉄に変化し、基材に到達すると、運動エネルギーで扁平に変形しながら基材に密着する。さらに次々と積層して数十層から数百層(実施例では20〜300層程度になる)になるので、酸化していない鉄層と酸化鉄層が交互に折り重なり、また鉄粒子径が大きく温度が低く、速度も遅いので鉄微粒子同士は完全には一体化せず部分的に隙間、すなわち空気層が構成される。こうして製造された内釜14は、断熱効果と高い蓄熱性が備わったものである。
次に、内釜14の大きさの設定について説明する。
近年は、家庭環境の変化により、世帯人員構成に変化が生じ、夫婦と子供二人の4人家族の標準構成から、二人世帯や単身世帯の数が増えている。そのため、炊飯量についても各世帯人員の減少に対して、現在主流の5.5合までの容量を炊く必要が減少し、例えば3人で一日に必要な量、すなわち茶碗で約10杯分炊ける量の4合有れば足りる。
以上を踏まえて、従来の5.5合の内釜(約1200g)に対して、本実施例の内釜14は4号の釜であり、約半分の重さとなっている。
また、内釜14をアルミニウムと鉄のクラッド材を用い、アルミニウム材の厚みの増加を従来程度に抑えることで、美味しいご飯を炊くことが可能である。
断熱材33は、内釜14の全周を囲うように設けられている。構造的には内釜14を着脱可能に設けるため、内釜14を収納する内釜収容部32の全体を囲むように断熱材33が設けられている。内釜収容部32の周囲には側面断熱材33aを巻回して設け、内釜収容部32の底部32aには略円形状の底面断熱材33bを内釜収容部32の底部32aと凹部11bの天井板11eとの間に挟み込むように圧設して設け、蓋体12の内部には蓋断熱材33cが設けられている。
使用する断熱材33は、側面断熱材33aには略長方形に成形した真空断熱材を内釜収容部32の側面に巻回して使用し、底面断熱材33bと蓋断熱材33cにはガラス繊維を使用した略円形状の断熱材を使用している。
内蓋12bは、内釜14の内部の蒸気の排出を制限して所定圧力を保ち、内釜14の内部の熱の逃げるのを防止する保温特性を備えた調圧弁12b2を有している。熱容量の有るステンレス球からなる調圧弁12b2により外気と内釜14内と連通を遮り、内釜14とご飯の熱の流出を防止している。そして、調圧弁12b2を通過した蒸気は、蒸気通路12b3を通って、蓋体12(外蓋12a)に設けられた蒸気口12b4から炊飯器1の外部に排出される。
操作スイッチ12cは、軸12fを支点としてW方向に回動可能であり、操作スイッチ12cをW1方向に付勢する付勢部材12f1が設けられている。蓋体12を開ける場合には、操作スイッチ12cの上面を押圧することにより、操作スイッチ12cが軸12fを支点としてW2方向に回動することで蓋体12のロックが解除される。また、蓋体12を閉める場合には、蓋体12を本体部11側に向けて押し込むことにより、蓋体12がW1方向に回動して本体部11にロックされる。
加熱部21には、凸部21aの上面21bの下面(内面)に加熱コイル27が設けられている。この加熱コイル27は、例えば、リッツ線を巻回して平面環状に構成されている。また、加熱コイル27は、コイル保持部28上に載置されている。
温度センサ25は、円柱形状を呈し、軸方向(上下方向)の中間部につば部25aが形成されている。つば部25aと、加熱部21内に形成された受け部21gとの間にコイルばね39が介装され、このコイルばね39の付勢力によって、温度センサ25を上方(上部開口21eから突出させる方向)に付勢している。
制御回路収容部23の内部には、制御回路23cが収容されている。この制御回路23cは、基板に加熱コイル27に電力を供給するインバータ制御回路などを備えて構成されている。また、制御回路23cは、温度センサ25が検出した温度情報や制御プログラムに応じて、加熱コイル27へ供給する電力を制御する。
加熱ユニット20は、制御回路収容部23は加熱部21内の空間で連通して、冷却風路を構成している。この空間にまたがるように冷却ファン(図示せず)が配置されている。炊飯時に冷却ファン(図示せず)が作動すると、吸気口29(図4参照)から吸気された空気が流れることで、制御回路23c(特に加熱コイル27に電力を供給する素子)および加熱コイル27が冷却されるようになっている。冷却後の空気は、加熱ユニット20に設けられた図示しない排気口から外部に排出される。排出される排気は炊飯ユニットに当たらない方向に排気される。
このように、保温性を重視する炊飯ユニット10と冷却を重視する加熱ユニット20を分離することで、炊飯ユニット10ではご飯の熱が逃げないように効率よく断熱構造を構築でき、加熱ユニット20においては加熱コイル27と制御回路23cの特に加熱コイル27に電力を供給する素子の冷却を効率よく行えるための冷却風路を構築できる。そして、炊飯ユニット10の断熱構造を冷却風で冷やされることも無く、保温と冷却のお互いの働きに関して干渉することが無いので、効率の良い製品設計が可能となる。
以上、上記した本実施例によれば、ご飯を含まない4合炊きの炊飯ユニット10単体の重量を2リットルの飲料水の入ったペットボトルと略同等の2.2kgとしている。また、満量の4合のご飯が入った状態(お茶碗一杯分のご飯を140gで計算)でも約3.6kgと、一般的な目安となる両手で軽く持ち運びできる重さ内に抑えたことで、使い勝手の良い炊飯器を提供することができる。
この3.6Kgは、一度食事を行った後は約3kgと軽くなり、この3kgの重さの目安は少し重いが片手で問題なく持ち運べる重さ(2kg〜3kg)となる。また、一度の食事で重さの目安が一ランク低下する程度に、炊飯できるご飯の重量に対する本体重量(2.2kg)を従来よりも相対的に軽くすることで、さらに使い勝手の良い炊飯器を提供することができる。
1 炊飯器
10 炊飯ユニット
11 本体部
11b 凹部
11f 貫通孔(孔)
12 蓋体
12a 外蓋
12b 内蓋
12d ヒンジ部(回動軸)
13 ハンドル
14 内釜(釜)
20 加熱ユニット
21 加熱部
21a 凸部
21b 上面
21c 突起部
22 操作パネル
23 制御回路収容部
23c 制御回路
23d 検出部
23e 端部(最外部)
25 温度センサ
27 加熱コイル
32 内釜収容部
33 断熱材
33a 側面断熱材
33b 底面断熱材
33c 蓋断熱材
38 伝熱板(伝熱部)
50 鍋ユニット
60 ケース
61 操作部

Claims (1)

  1. 内釜と、該内釜を収納する本体部と前記内釜を加熱する加熱ユニットとを備え、
    前記内釜は、アルミニウム基材の外面に溶けた鉄微粒子を飛ばすことで酸化していない鉄層と酸化鉄層が交互に折り重なり、前記鉄微粒子の間に空気層が構成されるよう前記アルミニウム基材に直接積層させて被覆層を設け、前記被覆層の表面にALSiを溶射して防錆層として形成し、前記防錆層の外面にシリコン塗装を設けたことを特徴とする炊飯器。
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