JP6629702B2 - 製函装置 - Google Patents

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Description

本発明は、平らに折り畳まれた段ボール箱を筒状に開函して、その段ボール箱の側面パネルに連設するフラップを、開口を塞ぐように折り曲げて、そのフラップの突合せ部を粘着テープで封止するようにした製函機や、段ボール箱の開口から物品を供給した後に、その開口を塞ぐようにフラップを折り曲げて粘着テープで封止する封函機を備えた箱詰め機を含む製函装置に関するものである。
このような製函装置において、開口を塞ぐようにフラップを折り曲げ、そのフラップの突合せ部に粘着テープを貼り付けるようにしたテープ貼手段は、その粘着テープが消費されて交換時期に至ると、新しいテープロールへの交換作業を要し、その間は製函作業の中断を余儀なくされる。そして、人手によるテープの交換作業においては、作業者の熟練度合によって製函作業の中断時間はまちまちで、安定的で効率的な生産に支障をきたす場合がある。
前記問題に対応するための装置として、特許文献1には、テープ貼りするテーピングユニットを複数設け、一つのテーピングユニットがテープ貼りする作業位置にある時、退避位置まで退避した他のテーピングユニットに新しいテープロールを装着しておき、作業位置にあるテーピングユニットのテープロールの残量が無くなくなったことが検知されると、そのテーピングユニットを退避位置に移動すると共に、退避位置にある他のテーピングユニットを移動機構によって作業位置へ移動することで、封函作業を続行する装置が開示されている。
また、昨今、製函装置では産業用ロボットが利用されるようになってきている(例えば、特許文献2,3参照)。
特許第3612523号公報 特許第5841086号公報 特許第5933955号公報
前記特許文献2,3のように、ロボットを利用してテープ貼りする形態において、特許文献1の装置を採用した場合には、テーピングユニットを作業位置と退避位置との間で移動する移動機構を設けるための装置コストが嵩むばかりでなく、装置の設置スペースも増加するといった問題がある。
本発明は、前述した従来技術に係る製函装置に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、ロボットを利用した製函装置において、テープ貼りの装置コストを抑え、従来装置の如くテープ貼ユニットを移動するための別の移動機構を設けることなくテープ貼ユニットを自動で交換する製函装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係る製函装置は、
安全フェンスで取り囲んだロボットハンドの動作領域において、該ロボットハンドで保持した箱の側面パネルに連設されたフラップを折り曲げて粘着テープで封止するテープ貼付け手段を備えた製函装置であって
前記粘着テープのテープロールを着脱可能に支持する装填部を備えるテープ貼ユニットを、台座に着脱可能に装着した前記テープ貼付け手段と、
前記ロボットハンドの動作領域と、それより外側のロボットハンドの動作領域外との境界に設けた前記安全フェンスに沿う内側位置に近接して配置され、新しいテープロールが装填された交換用のテープ貼ユニットを置く仮置き部と、テープ貼ユニットが置かれていない空の仮置き部とを含む複数の仮置き部を並べて設けた基台と
前記台座に装着されたテープ貼ユニットのテープロールに巻かれた貼着テープが交換時期となったことを検知するテープ残量検知手段と、
前記仮置き部に対してテープ貼ユニットが置かれていることを検知する検知手段と、を備え、
前記交換用のテープ貼ユニットが仮置き部に置かれている状態において、前記テープ残量検知手段から入力されるテープ交換信号に応答して、前記ロボットハンドによる現在の箱の封函処理動作の完了後に、前記台座に装着されているテープ貼ユニットを取り外して前記基台における前記検知手段によってテープ貼ユニットが検知されていない空の仮置き部に置くと共に、前記検知手段によって検知されている交換用のテープ貼ユニットを前記仮置き部から取り外して前記台座に装着するよう各テープ貼ユニットの入れ換え作業を行わせてから、次の箱の封函処理動作を開始するように、ロボットハンドを作動制御するようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、封函処理動作を行うロボットハンドで、新旧のテープ貼ユニットの入れ換えを行うよう構成したので、該入れ換えを行う専用の手段を別途設ける必要はなく、装置コストを抑制し得ると共に装置の設置スペースが増大するのを防ぐことができる。
請求項2に係る発明では、前記テープ貼ユニットに設けた係合部と、前記台座および前記仮置き部に設けられて前記係合部が係合してテープ貼ユニットを位置決めする被係合部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、テープ貼ユニットを、係合部と被係合部とにより台座および仮置き部に位置ずれなく装着することができる。
請求項3に係る発明では、前記テープ貼ユニットとロボットハンドとを係脱可能に係合して位置決めする係合手段と、前記テープ貼ユニットをロボットハンドで保持する保持手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、テープ貼ユニットを、ロボットハンドに係合状態で保持するよう構成したので、台座と仮置き部との間でテープ貼ユニットを位置ずれすることなく移載することができ、台座または仮置き部にテープ貼ユニットを精度よく装着することができる。
請求項4に係る発明では、第1の監視ラインから前記動作領域における前記基台を配置した域内への侵入物の有無を監視する第1監視手段と、
前記第1の監視ラインより内側の第2の監視ラインから前記基台より内側への侵入物の侵入を監視する第2監視手段とを備え、
前記第1監視手段の第1の監視ラインと第2監視手段の第2の監視ラインとの間の領域が、前記仮置き部に置かれたテープ貼ユニットのメンテナンス領域に設定され、
前記第1監視手段が侵入物を検知した際には、前記ロボットハンドは前記第2監視手段の第2の監視ラインから外側への移動が禁止されて封函処理動作が許容され、前記第2監視手段が侵入物を検知した際には、前記ロボットハンドの移動を停止するよう構成したことを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、仮置き部に置かれたテープ貼ユニットに対するメンテナンス領域の境界を監視する第1監視手段および第2監視手段を設け、該監視手段で侵入物の有無などを検知してロボットハンドを作動制御するよう構成したので、動作領域内への作業者の立ち入りを的確に監視することができる。
請求項5に係る発明では、前記基台には、テープ貼ユニットを前記安全フェンスに沿って横並びに置くことが可能に複数の仮置き部を配置したことを特徴とする。
請求項5に係る発明によれば、基台に複数のテープ貼ユニットを横並びに置くことが可能に構成したので、どの仮置き部にテープ貼ユニットが置かれた場合であっても、該テープ貼ユニットのメンテナンスを容易に行うことができる。
請求項6に係る発明では、前記装填部へのテープロールの着脱方向を外側に向けて、前記テープ貼ユニットを前記仮置き部に置くよう構成したことを特徴とする。
請求項6に係る発明によれば、テープロールの装填向きを外側に向けてテープ貼ユニットを仮置き部に置くよう構成したので、装填部に対するテープロールの交換作業を容易に行うことができる。
請求項7に係る発明では、前記テープロールを仮置き部において上下方向に着脱可能に支持する前記装填部を備え、該装填部を前記安全フェンス側に寄った配置として、前記テープ貼ユニットを仮置き部に置くよう構成したことを特徴とする。
請求項7に係る発明によれば、テープ貼付ユニットを、テープロールの着脱方向が上下方向となる装填部が、外側となる安全フェンス側に寄るようにして仮置き部に置くよう構成したので、装填部に対するテープロールの交換時の作業性を良好なものとすることができる。
請求項8に係る発明では、前記基台は、前記仮置き部に置いたテープ貼ユニットにおける少なくとも前記装填部が前記安全フェンスより外側に露出する位置まで引出し可能な引出し手段を設けたことを特徴とする。
請求項8に係る発明によれば、仮置き部に置いたテープ貼ユニットをロボットハンドの動作領域外まで引き出してテープロールの交換などのメンテナンスを行うことができるので、ロボットの動作中であってもテープロールの交換時期を制約されることなく、いつでも実施できて作業効率が改善される。
本発明に係る製函装置によれば、装置コストを抑えると共に、設置スペースが増大するのを抑制できる。
実施例1に係る製函装置としての封函箱詰め機の概略平面図である。 実施例1に係るロボットハンドを示す概略平面図である。 実施例1に係るテープ貼ユニットの第1の係合部と台座および仮置き部の第1の被係合部との関係を示す概略説明正面図である。 実施例1に係るテープ貼ユニットの第2の係合部と台座および仮置き部の第2の被係合部との関係を示す概略説明側面図である。 実施例1に係るメンテナンス領域、封函作業領域および動作領域の関係を示す概略図である。 実施例2に係る製函装置としての製函機の概略平面図である。 実施例2に係るロボットハンドを、段ボール箱を開函した状態で示す概略平面図である。 実施例2に係るロボットハンドを、段ボール箱を開函した状態で示す概略正面図である。 実施例2に係るロボットハンドでテープ貼ユニットを保持した状態を示す概略正面図である。 実施例2に係るスライドテーブルの一方の仮置き部にテープ貼ユニットを装着した状態を示す概略平面図である。 実施例2に係るスライドテーブルの一方の仮置き部にテープ貼ユニットを装着した状態を示す概略側面図である。
次に、本発明に係る製函装置につき、実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。実施例1では、製函装置として、底部フラップが封止された箱胴部に物品が供給された段ボール箱の天部側のフラップを折り曲げてテープ貼りする封函箱詰め機を挙げて説明する。
図1は、実施例1に係る封函箱詰め機の概略構成を示すものであって、該箱詰め機は、物品が供給されて天面が開口する段ボール箱(箱)10をロボットハンド20で保持して移動するロボット18と、該ロボット18による段ボール箱10の封函処理が行われる封函作業領域E1内に配置された台座24と、該台座24に着脱可能に装着されたテープ貼ユニット36を備えて、前記ロボットハンド20で保持された段ボール箱10において、箱胴部となる側面パネルに連設された天部の各フラップを折り曲げて粘着テープ40aで封止するテープ貼付け手段M1と、前記ロボットハンド20の動作領域F内において前記台座24から離間して配置されて、複数のテープ貼ユニット36を並べて置くことが可能な複数の仮置き部58,58を設けた基台56とを備える。前記テープ貼付け手段M1は、台座24に装着されたテープ貼ユニット36と後述する箱の搬入位置S1との間に配置されて、前記ロボットハンド20で保持した段ボール箱10の前記天部の各フラップを折り曲げて開口を塞ぐフラップ折曲げ手段17を備える。
前記ロボット18、台座24、基台56、テープ貼付け手段M1は、図1に示す如く、安全フェンス12で取り囲まれた封函作業領域E1内に配置される。また、物品が供給されて天部の各フラップが折り畳まれる前の段ボール箱10は、搬入コンベヤ14によって封函作業領域E1の箱の搬入位置S1まで搬送されると共に、天部の各フラップが折り畳まれてテープ貼付け手段M1で粘着テープ40aが貼着されて封止された段ボール箱10は、ロボット18で封函作業領域E1内の箱の搬出位置S2まで移動されて搬出コンベヤ16に受け渡され、該搬出コンベヤ16によって封函作業領域E1外に搬出されるよう構成される。
前記ロボット18には、例えば6軸の自由度をもって制御される三次元空間を自由に移動可能なロボットハンド20が設けられ、該ロボットハンド20は搬入コンベヤ14で箱の搬入位置S1まで送り込まれた段ボール箱10の箱胴部を保持して、前記フラップ折曲げ手段17を通過させることで、該フラップ折曲げ手段17により箱胴部から上方に延びる天部の各フラップが開口を塞ぐように折り曲げられる。ロボットハンド20は、図2に示す如く、段ボール箱10の底面を両側から支え受ける一対の受部22,22と、側面パネルを外側から押える一対の押片23,23とからなる把持手段21を備え、箱胴部サイズに合わせて、受部22および押片23を接近離間移動する。また、各受部22には、前記テープ貼ユニット36に設けた後述する第2の係合ピン50が係脱可能に係合する切欠部22aが、他方の受部側に開放するように設けられる。
前記台座24は、前記ロボットハンド20で保持した段ボール箱10のフラップ折曲げ手段17を通過させる移動方向の左右に離間する一対の支持フレーム25,25を備え、該台座24の上部に、被係合部としての係合孔28aが上下方向に貫通形成された支持体28が複数設けられる(図3、図4参照)。実施例1では、台座24に4つの支持体28が相互に離間して設けられており、該4つの支持体28の係合孔28aに、前記テープ貼ユニット36に設けた後述する第1の係合ピン46が挿入されることで、台座24に対してテープ貼ユニット36が載置された貼付位置S3に位置決め保持される。図1に示すように、台座24には、貼付位置S3にテープ貼ユニット36が装着されていることを検知する検知手段30と、テープ貼ユニット36を貼付位置S3に固定する固定手段32とが設けられる。検知手段30の検知信号は、制御手段34に入力されるよう構成されて、制御手段34は、検知手段30の検知信号によって貼付位置S3におけるテープ貼ユニット36の有無を認識し得るよう構成される。また、固定手段32は、エアシリンダ32aなどの駆動手段により進退移動するストッパ32bを備え、該ストッパ32bをテープ貼ユニット36の規制部に係合することで、台座24に対してテープ貼ユニット36を移動不能に固定し得るよう構成される。
前記テープ貼ユニット36は、図3、図4に示す如く、枠体38に、クラフトテープなどからなる粘着テープ40aを巻回したテープロール40が支持される装填部42と、テープロール40から引き出した粘着テープ40aを段ボール箱10に貼り付けるローラアームや貼着ローラ等からなる公知の封止手段44とを備える。封止手段44は、枠体38に対して下側に設けられると共に、装填部42は、枠体38から上側に延在する支持ステー41に設けられ、実施例1のテープ貼ユニット36は、台座24に対して封止手段44と装填部42とが上下の位置関係となって粘着テープ40aを縦方向に引き出すようにした縦置き姿勢で装着される。そして、台座24に装着されたテープ貼ユニット36の下方を、前記ロボットハンド20で保持した段ボール箱10が通過するよう移動されることで、開口を塞ぐフラップの突合せ部にテープロール40から引き出した粘着テープ40aが封止手段44によって押さえ付けられて貼り付けられる。なお、前記装填部42は、テープ貼ユニット36の縦置き姿勢においてテープロール40の着脱方向が横方向となるよう設けられ、粘着テープ巻重ね方向と交差する一方側(装填側)からテープロール40が着脱自在に装填される。
前記枠体38には、図3、図4に示す如く、前記台座24に設けた各係合孔28aに対応する位置に、該係合孔28aに係脱自在に係合される係合部としての第1の係合ピン46が設けられる。この第1の係合ピン46は、枠体38から外方に張出す張出し部48から下方に突出して設けられ、各第1の係合ピン46を台座24の係合孔28aに上方から挿入して、張出し部48を支持体28の上面に置くことで、台座24に対してテープ貼ユニット36は、その移動が規制された状態で装着される。また、前記枠体38には、前後方向に離間する2箇所に第2の係合ピン50が夫々設けられる。第2の係合ピン50は、前後方向に張出すブラケット52から下方に突出して設けられ、一対の第2の係合ピン50,50を前記ロボットハンド20の一対の受部22,22に設けた切欠部22a,22aに前後方向から係合することで、ロボットハンド20に対してテープ貼ユニット36を位置決めし得るよう構成される。実施例1では、切欠部22a,22aと第2の係合ピン50,50とから、テープ貼ユニット36とロボットハンド20とを係脱可能に係合する係合手段が構成される。また、切欠部22a,22aと第2の係合ピン50,50との係合状態で、ブラケット52,52を受部22,22により下から支え受けてテープ貼ユニット36をロボットハンド20で保持するよう構成されており、該受部22,22がテープ貼ユニット36をロボットハンド20で保持する保持手段として構成される。なお、枠体38には、前記台座24に設けた固定手段32のストッパ32bと対応する位置に規制部(図示せず)が設けられており、該規制部とストッパ32bとの係脱によって台座24に対してテープ貼ユニット36は移動が規制され、また移動が許容される。
前記台座24に、前記貼付位置S3に装着されて使用中のテープ貼ユニット36においてテープロール40に巻かれた粘着テープ40aの残量が少なくなって交換時期となったことを検知するテープ残量検知手段54が設けられており、該テープ残量検知手段54の検知信号(テープ交換信号)は、前記制御手段34に入力されるよう構成される。
図1に二点鎖線で示すように、ロボットハンド20が動作可能に制御される前記封函作業領域E1の外側に、所定範囲広がった領域として動作領域Fが定められ、その外側の動作領域外との境界より内側に近接した位置の動作領域F内には、図1に示す如く、テープ貼ユニット36を少なくとも2基装着可能な前記基台56が設置される。該基台56には、2基のテープ貼ユニット36の夫々を、前記台座24に対する装着姿勢と同じ縦置き姿勢で横並びとなって仮置き可能に、横方向に離間した2つの仮置き部58が設けられる。基台56は、前記台座24と同様に一対の支持フレーム57,57を備え、該基台56の上部に設けた各仮置き部58には、被係合部としての係合孔59aが上下方向に貫通形成された支持体59が4箇所に設けられる。すなわち、各仮置き部58には、テープ貼ユニット36の各第1の係合ピン46が係合孔59aに挿入されて位置決めした状態で置かれて位置決め保持されるよう構成される。実施例1では、2つの仮置き部58,58が同一平面上に設けられ、一方の仮置き部58に、新しいテープロール40が装填された交換用のテープ貼ユニット36が装着され、他方の仮置き部58は空の状態となっている。また、各仮置き部58には、4つの係合孔59aに対応して第1の係合ピン46が係合してテープ貼ユニット36が装着され、前記装填部42へのテープロール40の着脱方向外方が前記動作領域外となる外側を向くよう該テープ貼ユニット36が仮置き部58に置かれる。各仮置き部58に対してテープ貼ユニット36が装着されていることを検知する検知手段60が夫々設けられる。検知手段60の検知信号は、前記制御手段34に入力されるよう構成されて、制御手段34は、検知手段60の検知信号によって仮置き部58におけるテープ貼ユニット36の有無を認識し得るよう構成される。
実施例1では、前記搬出コンベヤ16は、前記基台56における一方の仮置き部58の下方において封函作業領域E1の内側から前記動作領域外まで延在するように配置されて、基台56より内側における前記箱の搬出位置S2に封函された箱が載置される。
前記安全フェンス12には、図1に示す如く、前記基台56の配設位置に対応して開口部12aに開閉ゲート62,62が設けられ、該開閉ゲート62,62を開放することで、動作領域内に作業者が立ち入ることなく手を延ばして、基台56の仮置き部58に装着されたテープ貼ユニット36の使用されて古いテープロール40から新しいテープロール40への交換作業を成し得るよう構成される。実施例1では、前記ロボットハンド20の動作領域Fは、安全フェンス12によって動作領域外の安全領域E3と区画される。
前記安全フェンス12には、前記開閉ゲート62,62の開いた状態を検知する進入センサ66が設けられており、該進入センサ66よる検知信号が制御手段34に入力されるよう構成される。実施例1では、開閉ゲート62,62および進入センサ66により、第1の監視ラインR1として前記基台56を配置した域内への侵入物の有無を監視する第1監視手段68が構成される。また、安全フェンス12の内方における基台56の設置位置より内側には、第2の監視ラインR2として基台56より内側への侵入物の侵入を監視する第2監視手段70が設けられる。この第2監視手段70は、赤外LEDなどの発光素子を備えたライトカーテンなどからなるエリアセンサで構成されており、第2監視手段70の検知信号が前記制御手段34に入力されるよう構成される。すなわち、第1監視手段68の第1の監視ラインR1と第2監視手段70の第2の監視ラインR2との間の領域に、前記基台56が配置されており、該領域が仮置き部58に装着されたテープ貼ユニット36のメンテナンス領域E2に設定される(図5参照)。
前記テープ残量検知手段54、検知手段30,60,60、進入センサ66、第2監視手段70等の各種検知手段の検知信号が入力される制御手段34は、これら検知手段の検知信号に基づいて前記ロボット18および固定手段32のエアシリンダ32aを作動制御するよう構成される。すなわち、制御手段34は、使用中のテープ貼ユニット36の粘着テープ40aの残量が交換時期となったとを検知したテープ残量検知手段54から入力されるテープ交換信号に応答して、ロボットハンド20による封函処理動作が実行中の場合には、その動作の完了後に、ロボットハンド20を作動して前記台座24に装着されているテープ貼ユニット36と、基台56に装着されている交換用のテープ貼ユニット36とを入れ換える入れ換え作業を行わせるようにロボット18を作動制御して、次の段ボール箱10の封函処理動作を開始する。また、制御手段34は、進入センサ66から扉開放検知信号が入力された場合は、ロボットハンド20をメンテナンス領域E2に進入しないように動作範囲を制限するようにロボット18を作動制御すると共に、第2監視手段70から侵入物検知信号が入力された場合は、ロボットハンド20の移動を停止するようにロボット18を制御する。なお、進入センサ66から扉開放検知信号が制御手段34に入力された場合は、ロボットハンド20のメンテナンス領域E2への進入を禁止するのみで、該ロボットハンド20による封函処理動作については許容するようロボット18が動作制御される。
次に、このように構成した実施例1に係る封函箱詰め機の作用につき説明する。
前記搬入コンベヤ14により箱の搬入位置S1まで段ボール箱10が搬入されると、前記ロボット18は、該段ボール箱10の底面を一対の受部22,22で支え受けるようにロボットハンド20で保持し、該段ボール箱10を前記フラップ折曲げ手段17の下方を通過させる。これにより、箱胴部から上方に延びる天部の各フラップが夫々折り曲げられて開口が塞がれる。そして、ロボットハンド20で保持している段ボール箱10を、前記台座24の貼付位置S3に装着されているテープ貼ユニット36の下方を通過させることで、開口を塞ぐフラップの突合せ部の外側に粘着テープ40aが貼着されて段ボール箱10は封止される。製函後の段ボール箱10は、前記箱の搬出位置S2の搬出コンベヤ16にロボット18から受け渡されて、搬出コンベヤ16により安全フェンス12の外部に搬出される。
前記テープ残量検知手段54からテープ交換信号が制御手段34に入力されると、該制御手段34は、ロボットハンド20による封函処理動作が実行中の場合には、その動作(現行実行中の動作)の完了後に、該ロボットハンド20によるテープ貼ユニット36の入れ換え作業を開始するようロボット18を作動制御する。また、前記エアシリンダ32aを作動して台座24に対するテープ貼ユニット36の固定を解除する。ロボット18は、前記一対の受部22,22の切欠部22a,22aに、テープ貼ユニット36の対応する第2の係合ピン50,50が係合するように枠体38を前後から挟み、受部22,22の上面にブラケット52,52が載った状態で該枠体38を持ち上げる。これにより、4つの前記第1の係合ピン46が対応する支持体28の係合孔28aから上方に引き抜かれることで、台座24からテープ貼ユニット36が取り外される。
前記制御手段34は、前記検知手段60の検知信号により認識している基台56における空の仮置き部58の上方まで、ロボットハンド20で保持したテープ貼ユニット36を移動するようロボット18を作動制御する。そして、各第1の係合ピン46が対応する支持体59の係合孔59aの上方に臨む位置において、テープ貼ユニット36を下降するようロボットハンド20を移動することで、各第1の係合ピン46が対応する支持体59の係合孔59aに上方から挿入されて係合し、張出し部48が支持体59の上面に置かれることで、テープ貼ユニット36は仮置き部58に位置決め状態で装着される。なお、仮置き部58に置かれたテープ貼ユニット36は、前記装填部42へのテープロール40の装填方向外方が外側を向くように開閉ゲート62に向けた状態となる。
前記ロボット18は、ロボットハンド20によるテープ貼ユニット36の保持を解除して、該ロボットハンド20を交換用のテープ貼ユニット36が装着されている仮置き部58に移動し、テープ貼ユニット36の第2の係合ピン50,50を切欠部22a,22aに係合して交換用のテープ貼ユニット36を保持して仮置き部58から持ち上げて取り外す。そして、ロボット18は、ロボットハンド20で保持した交換用のテープ貼ユニット36を、台座24の貼付位置S3の上方まで移動して下降し、これにより係合孔28aに第1の係合ピン46が上方から挿入され、張出し部48が支持体28の上面に置かれることで貼付位置S3にテープ貼ユニット36が位置決め状態で装着される。制御手段34は、前記検知手段30により貼付位置S3にテープ貼ユニット36が装着されたことが検知されると、前記エアシリンダ32aを作動してストッパ32bによりテープ貼ユニット36を台座24に係止して固定した後、次の段ボール箱10のロボットハンド20による封函処理動作を再開するようロボット18を作動制御する。
前記ロボットハンド20による封函処理動作中において、前記安全領域Eに位置する作業者は、前記開閉ゲート62,62を開放することで、前記基台56の仮置き部58に装着されているテープ貼ユニット36の古いテープロール40を、新しいテープロール40と交換することができる。
実施例1の封函箱詰め機では、テープ交換信号に応答して台座24に装着されている使用中のテープ貼ユニット36と、封函作業領域E1外の前記基台56の仮置き部58に置かれている交換用のテープ貼ユニット36とを入れ換えるよう構成したので、仮置き部58に装着されたテープ貼ユニット36のテープロール40の交換作業中は、台座24に移し換えられたテープ貼ユニット36を用いて封函作業を行うことができ、前記メンテナンス領域E2において時間を掛けてテープロール40の交換作業を行っても、その作業時間に依存して生産効率が低下してしまうのを防ぐことができる。また、封函作業を行うロボット18のロボットハンド20で、テープ貼ユニット36の入れ換え作業を行うよう構成したので、該入れ換え作業を行う手段を別途設ける必要はなく、装置構成を簡略化することができると共に装置の設置スペースが増大することもない。
前記台座24および仮置き部58に対し、前記テープ貼ユニット36は、第1の係合ピン46を係合孔28a,59aに挿入した係合状態により位置決めして保持するよう構成したので、テープ貼ユニット36を簡単な構成で台座24および仮置き部58の適正な位置に保持することができる。また、テープ貼ユニット36をロボットハンド20で保持して移動する際には、ロボットハンド20の切欠部22a,22aにテープ貼ユニット36の第2の係合ピン50,50を係合して位置決めするので、移動時にロボットハンド20とテープ貼ユニット36との相対位置がずれることはなく、台座24または仮置き部58にテープ貼ユニット36を精度よく装着することができる。
前記基台56の仮置き部58には、テープ貼ユニット36を、装填部42に対するテープロール40の装填方向の外側を向く状態で置くよう構成したので、前記開閉ゲート62,62を開放した状態でのテープロール40の交換作業を容易に行うことができる。また、基台56に、2つのテープ貼ユニット36,36を横並びに置けるようにすれば、台座24から移し換えられるテープ貼ユニット36が何れの仮置き部58に装着された場合であっても、テープロール40の交換作業を差異なく容易に行うことができる。
前記開閉ゲート62,62を開放した状態では、前記第1監視手段68の進入センサ66から入力される扉開放検知信号に基づいて前記制御手段34は、ロボットハンド20の封函処理動作を許容するもとで、前記第2監視手段70の第2の監視ラインR2から外側、すなわちメンテナンス領域E2への移動を禁止する。すなわち、ロボットハンド20の封函処理動作中において、メンテナンス領域E2でのテープロール40の交換作業を安全に行うことができる。また、前記第2監視手段70により前記動作領域Fにおけるメンテナンス領域E2より内側への侵入物が検知されると、制御手段34はロボットハンド20の移動を停止するようにロボット18を制御するので、テープロール40の交換作業中に作業者が誤ってメンテナンス領域E2より内側に入ってしまった場合に、ロボットハンド20の移動が停止して安全を確保することができる。このように、仮置き部58に置かれたテープ貼ユニット36に対するメンテナンス領域E2の境界を監視する第1監視手段68および第2監視手段70を設け、該監視手段68,70で侵入物の有無などを検知してロボットハンド20を作動制御するので、動作領域内への作業者の立ち入りを的確に監視することができる。
実施例2では、製函装置として、平らに折り畳まれた段ボール箱を筒状に開函して、その段ボール箱の側面パネルに連設するフラップを折り曲げて、そのフラップの突合せ部を粘着テープで封止するようにした製函機を挙げて説明する。なお、実施例2の製函装置としての製函機について、実施例1の製函装置としての封函箱詰め機と同一機能を有する構成・部品については同じ符号を付すものとする。
図6は、実施例2に係る製函機の概略構成を示すものであって、該製函機は、平らに折り畳まれた状態で貯留部100に積層されている段ボール箱10を1枚づつ取り出すと共に筒状に開函し、その段ボール箱10をロボットハンド101で保持して移動するロボット18と、該ロボット18の封函作業領域E1内に配置された台座111と、該台座111に着脱可能に装着されたテープ貼ユニット115を備えて前記ロボットハンド101で保持された段ボール箱10において、箱胴部となる側面パネルから一側に延びる各フラップを折り曲げて封止するテープ貼付け手段M2と、前記ロボットハンド101の動作領域F内において前記台座111から離間して配置されて、複数のテープ貼ユニット115を横向きに並べて置くことが可能な複数の仮置き部125を設けた基台119とを備える。前記テープ貼付け手段M2は、前記貯留部100と台座111との間に配置されて、前記ロボットハンド101で開口が側方を向く状態で保持された段ボール箱10の前記各フラップを折り曲げて開口を塞ぐフラップ折曲げ手段17を備える。
前記ロボット18、台座111、基台119、テープ貼付け手段M2は、図6に示す如く、安全フェンス12で取り囲まれた封函作業領域E1内に配置される。実施例2では、平らに折り畳まれた複数の段ボール箱は、搬入コンベヤ14上の貯留部100に積層貯留される。また、前記各フラップが封止された製函後の段ボール箱10は、封函作業領域E1内に搬送始端部が位置する搬出コンベヤ16にロボット18からフラップが封止された面を下向きにして受け渡され、搬出コンベヤ16によって封函作業領域E1外に搬出される。
前記ロボット18には、実施例1と同様に三次元空間を自由に移動可能なロボットハンド101が設けられ、該ロボットハンド101は搬入コンベヤ14の貯留部100に貯留されている平な段ボール箱10を吸着して、側方が開口する筒状に開函するよう構成される。ロボットハンド101は、図7,図8に示す如く、中空平板状に形成されて吸引チャンバーとして機能する本体部102に複数(実施例では4つ)の第1吸着パッド103が設けられると共に、本体部102には、第2吸着パッド105を設けた成形部材104が回動自在に支持される。成形部材104は、本体部102に設けられたエアシリンダ106によって本体部102に対して退避位置(図8の二点鎖線位置)と吸着位置および成形位置(図8の実線位置)との間を移動するよう構成される。そして、平な段ボール箱10の箱胴部となる2つの側面パネルの一方を第1吸着パッド103で吸着すると共に他方を吸着位置の第2吸着パッド105で吸着して段ボール箱10を持ち上げた状態で、成形部材104を吸着位置から成形位置に移動することで、本体部102と成形部材104とが略直交する状態となり、段ボール箱10は角筒状に開函される。そして、ロボットハンド101は、角筒状に開函した段ボール箱10の箱胴部となる2枚の側面パネルを吸着して開口が側方を向くように箱胴部を保持して、前記フラップ折曲げ手段17を通過させることで、該フラップ折曲げ手段17により箱胴部から側方に延びる各フラップが開口を塞ぐように折り曲げられる。
前記ロボットハンド101は、図9に示す如く、前記本体部102の前記テープ貼ユニット115に設けた後述する第2の係合孔118aに対応する位置に、該第2の係合孔118aに係脱可能に係合する第2の係合ピン107が設けられる。この第2の係合ピン107は、本体部102の下面から下方に向けて突設されて、各第2の係合ピン107をテープ貼ユニット115の第2の係合孔118aに上方から挿入することで、ロボットハンド101に対してテープ貼ユニット115は、その移動が規制された状態で位置決めされる。なお、第2の係合ピン107は、図7に示す如く、略矩形状に形成された本体部102における一方の対角線上に位置する2つの角部の近傍に夫々設けられる。また、本体部102には、エアシリンダ108と、該エアシリンダ108によって保持位置と非保持位置との間を移動する保持部材109とからなる保持手段110が、他方の対角線上に位置する2つの角部の近傍の夫々に設けられる。
前記台座111は、図9に示す如く、平板状のベース部材112の上面に、被係合部としての第1の係合孔113aが上下方向に貫通形成された支持体113が複数設けられる。実施例2では、ベース部材112に3つの支持体113が相互に離間して設けられており、該3つの支持体113の第1の係合孔113aに、前記テープ貼ユニット115に設けた後述する第1の係合ピン116を挿入することで、台座111に対してテープ貼ユニット115が載置された貼付位置S3に位置決め保持される。台座111には、貼付位置S3にテープ貼ユニット115が装着されていることを検知する検知手段30と、テープ貼ユニット115を貼付位置S3に固定する固定手段114とが設けられる。検知手段30の検知信号は、制御手段に入力されるよう構成されて、制御手段は、検知手段30の検知信号によって貼付位置S3におけるテープ貼ユニット115の有無を認識し得るよう構成される。また、固定手段114は、前記ベース部材112の下面に配設された受部114aと、該受部114aに対してストッパ114bを進退移動するエアシリンダ114cとを備え、前記支持体113の第1の係合孔113aに挿入されてベース部材112の下方に突出した第1の係合ピン116を受部114aとストッパ114bとで挟持することで、台座111に対してテープ貼ユニット115を移動不能に固定し得るよう構成される。実施例2では、固定手段114はテープ貼ユニット115の枠体38に設けられた2つの第1の係合ピン116の位置(対応する2つの支持体113の配設位置)に対応して2つ設けられる。また、台座111には、実施例1と同様に、前記貼付位置S3に装着されて使用中のテープ貼ユニット115においてテープロール40に巻かれた粘着テープ40aの残量が少なくなって交換時期となったことを検知するテープ残量検知手段54が設けられており、該テープ残量検知手段54の検知信号(テープ交換信号)は、前記制御手段に入力される。
前記テープ貼ユニット115は、図9、図10に示す如く、実施例1と同様に、枠体38に、テープロール40の装填部42および粘着テープ40aの封止手段44を備える。封止手段44は、枠体38に対して一側に設けられると共に、装填部42は、枠体38から他側に延出する支持ステー41に設けられ、実施例2のテープ貼ユニット115は、台座111に対して封止手段44と装填部42とが横方向を向く位置関係となって粘着テープ40aを横方向に引き出すようにした横置き姿勢で装着される。そして、台座111に装着されたテープ貼ユニット115の側方を、前記ロボットハンド101で保持した段ボール箱10が通過するよう移動されることで、開口を塞ぐフラップの突合せ部にテープロール40から引き出した粘着テープ40aが封止手段44によって押さえ付けられて貼り付けられる。なお、前記装填部42は、テープ貼ユニット115の横置き姿勢において、テープロール40の着脱方向が上下方向となるよう粘着テープ巻重ね方向と交差する上側(装填側)から着脱自在に装填されるようになっている。
前記テープ貼ユニット115には、図9〜図11に示す如く、前記台座111に設けた各第1の係合孔113aに対応する位置に、該第1の係合孔113aに係脱自在に係合される係合部としての第1の係合ピン116が設けられる。この第1の係合ピン116は、枠体38の2箇所と、前記支持ステー41の1箇所の合計3箇所において下方に突出するように設けられており、各第1の係合ピン116を台座111の対応する第1の係合孔113aに上方から夫々挿入して、枠体38および支持ステー41を支持体113の上面に置くことで、台座111に対してテープ貼ユニット115は、その移動が規制された状態で装着される。また、枠体38の上面に支持プレート117が配設されると共に、該支持プレート117の上面には、前記ロボットハンド101に設けた各第2の係合ピン107に対応する位置に、該第2の係合ピン107が挿脱可能な第2の係合孔118aが上方に開口するように形成された支持部材118が設けられる。そして、各第2の係合孔118aに対応する第2の係合ピン107を夫々挿入係合した状態で、前記一対の保持部材109,109を非保持位置と保持位置とに夫々移動することで、該保持部材109,109による支持プレート117の保持および解放が行われる。実施例2では、第2の係合ピン107と第2の係合孔118aとから、テープ貼ユニット115とロボットハンド101とを係合する係合手段が構成される。
実施例2の製函機では、前記安全フェンス12の内部全体が、前記ロボットハンド101が動作可能な動作領域Fとして定められ、その外側の動作領域外との境界より内側に近接した位置の動作領域F内には、図6に示す如く、テープ貼ユニット115を少なくとも2基装着可能な前記基台119が設置される。該基台119には、引出し手段120によってスライドテーブル121がスライド自在に支持される。引出し手段120は、図10に示す如く、スライドテーブル121に配設された一対のレール部材122,122と、基台119に配設されてレール部材122,122をスライド自在に支持する支持ブロック123,123とからなり、スライドテーブル121は、全体が動作領域F内に位置する収容位置(図10の実線位置)と、一部が動作領域F外に位置する露出位置(図10の二点鎖線位置)との間を往復移動するよう構成される。なお、スライドテーブル121には、動作領域F外(安全フェンス12の外側)を向く部位に取手121aが設けられており、作業者は取手121aを持ってスライドテーブル121をスライドし得る。また、基台119には、スライドテーブル121に設けた凹部に係脱可能なばね付勢式のボールプランジャ124が設けられ、スライドテーブル121の収容位置および露出位置においてボールプランジャ124が凹部に係合してスライドテーブル121を位置決めし得るよう構成される。
前記スライドテーブル121には、2基のテープ貼ユニット115の夫々を、前記台座111に対する装着姿勢と同じ横置き姿勢で、スライドテーブル121のスライド方向と交差する方向に横並びとなって仮置き可能に、横方向に離間した2つの仮置き部125が設けられる。各仮置き部125には、図10に示す如く、被係合部としての第1の係合孔127aが形成された支持体127が、テープ貼ユニット115に設けた3つの第1の係合ピン116に対応する位置の夫々に設けられる。すなわち、各仮置き部125には、テープ貼ユニット115に設けた3つの第1の係合ピン116が対応する第1の係合孔127aに夫々挿入されて位置決めした状態で、テープ貼ユニット115が置かれて位置決め保持されるよう構成される。実施例2では、テープ貼ユニット115の支持ステー41に設けられた第1の係合ピン116が挿入される支持体127が、スライドテーブル121の前記収容位置において他の支持体127に対して前記動作領域Fにおける外側に偏倚して設けられる。そして、各仮置き部125には、3つの第1の係合孔127aに対応して第1の係合ピン116が係合して前記装填部42が横向き(テープロール40の着脱方向が上下方向となる向き)でテープ貼ユニット115が装着され、該装填部42を前記境界側に臨む配置としてテープ貼ユニット115が仮置き部125に置かれる。すなわち、仮置き部125は、テープ貼ユニット115を置いた際に、該仮置き部125において装填部42が境界側に寄った状態でテープ貼ユニット115が装着可能に構成される。
実施例2では、実施例1と同様に2つの仮置き部125,125が同一平面上に設けられ、一方の仮置き部125に、新しいテープロール40が装填された交換用のテープ貼ユニット115が装着され、他方の仮置き部125は空の状態となっている。また、各仮置き部125には、実施例1と同様に制御手段に接続する検知手段60が夫々設けられており、該検知手段60の検知信号によって仮置き部125におけるテープ貼ユニット115の有無を制御手段が認識し得るよう構成される。
前記安全フェンス12には、図10、図11に示す如く、前記基台119の配設位置に対応して、前記テープ貼ユニット115が装着された前記スライドテーブル121の移動が許容される開口寸法の引出し口126が形成される。そして、スライドテーブル121を、収容位置から露出位置にスライドすることで、該スライドテーブル121の仮置き部125に装着されているテープ貼ユニット115の装填部42を安全フェンス12の外側、すなわち前記ロボットハンド101の動作範囲外に露出する位置まで引出し得るよう構成される。すなわち、スライドテーブル121を露出位置までスライドすることで、ロボットハンド101の動作領域外の安全な領域において、仮置き部125に装着されたテープ貼ユニット115の使用されて古いテープロール40から新しいテープロール40への交換作業を成し得るよう構成される。実施例2では、前記ロボットハンド101の動作領域Fは、安全フェンス12によって動作領域外の安全領域E3と区画される。
ここで、実施例2の製函機では、前記安全フェンス12に、封函作業領域E1への作業者の侵入を許容する開口部および該開口部を開閉する扉が設けられると共に、該扉の開放状態を検知する進入センサが設けられる。そして、進入センサから扉開放検知信号が制御手段に入力された場合は、該制御手段はロボットハンド101の移動を停止するようにロボット18を制御する。
次に、このように構成した実施例2に係る製函機の作用につき説明する。
前記ロボット18は、前記搬入コンベヤ14の貯留部100に積層されている最上部の段ボール箱10における2つの側面パネルを第1吸着パッド103および第2吸着パッド105で夫々吸着した状態で、ロボットハンド101を上方に移動して段ボール箱10を持ち上げる。また、図8に示す如く、前記エアシリンダ106によって成形部材104を吸着位置から成形位置に移動して2つの側面パネルを直交するように折り曲げることで、平な段ボール箱10は角筒状に開函される。そして、ロボット18は、段ボール箱10を、その箱胴部の直交する2面を吸着して開口が側方を向く姿勢でロボットハンド101で保持した状態で、該段ボール箱10を前記フラップ折曲げ手段17の側方を通過させる。これにより、箱胴部から側方に延びる各フラップが折り曲げられて開口が塞がれる。そして、ロボットハンド101で保持している段ボール箱10を、前記台座111の貼付位置S3に横置き姿勢で装着されているテープ貼ユニット115の側方を通過させることで、開口を塞ぐフラップの突合せ部の外側に粘着テープ40aが貼着されて段ボール箱10は封止される。製函後の段ボール箱10は、封止された面が下向きでロボット18から前記搬出コンベヤ16に受け渡されて、搬出コンベヤ16により安全フェンス12の外部に搬出される。
前記テープ残量検知手段54からテープ交換信号が制御手段に入力されると、該制御手段は、ロボットハンド101による封函処理動作が実行中の場合には、その動作(現在実行中の動作)の完了後に、該ロボットハンド101によるテープ貼ユニット115の入れ換え作業を開始するようロボット18を作動制御する。また、前記エアシリンダ114cを作動して台座111に対するテープ貼ユニット115の固定を解除する。ロボット18は、前記一対の第2の係合ピン107,107を、テープ貼ユニット115の対応する支持部材118の第2の係合孔118aに挿入すると共に、前記一対の保持部材109,109を非保持位置から保持位置に移動して前記支持プレート117を両側から挟んで保持し、テープ貼ユニット115を持ち上げる。これにより、3つの前記第1の係合ピン116が対応する支持体113の第1の係合孔113aから上方に引き抜かれることで、台座111からテープ貼ユニット115が取り外される。
前記制御手段は、前記検知手段60の検知信号により認識しているスライドテーブル121における空の仮置き部125の上方まで、ロボットハンド101で保持したテープ貼ユニット115を移動するようロボット18を作動制御する。そして、各第1の係合ピン116が対応する支持体127の第1の係合孔127aの上方に臨む位置において、テープ貼ユニット115を下降するようロボットハンド101を移動することで、各第1の係合ピン116が対応する支持体127の第1の係合孔127aに上方から挿入されされて係合し、枠体38が支持体127の上面に置かれることで、テープ貼ユニット115は仮置き部125に位置決め状態で装着される。なお、仮置き部125に置かれたテープ貼ユニット115は、図10、図11に示す如く、前記装填部42が安全フェンス12(境界側)の引出し口側に寄って位置する状態となる。
前記ロボット18は、前記保持部材109,109によるテープ貼ユニット115の保持を解除した後、ロボットハンド101を交換用のテープ貼ユニット115が装着されている仮置き部125に移動する。そして、ロボット18は、前記一対の第2の係合ピン107,107を、テープ貼ユニット115の対応する支持部材118の第2の係合孔118aに挿入すると共に、前記一対の保持部材109,109を非保持位置から保持位置に移動して前記支持プレート117を両側から挟んで保持し、テープ貼ユニット115を持ち上げる。これにより、3つの前記第1の係合ピン116が対応する支持体127の第1の係合孔127aから上方に引き抜かれることで、仮置き部125からテープ貼ユニット115が取り外される。そして、ロボット18は、ロボットハンド101で保持した交換用のテープ貼ユニット115を、台座111の貼付位置S3の上方まで移動して下降し、これにより第1の係合孔113aに第1の係合ピン116が上方から挿入されて貼付位置S3にテープ貼ユニット115が位置決め保持される。制御手段は、前記検知手段30により貼付位置S3にテープ貼ユニット115が装着されたことが検知されると、前記エアシリンダ114cを作動してストッパ114bと受部114aとによりテープ貼ユニット115を台座111に係止して固定した後、次の段ボール箱10のロボットハンド101による封函処理動作を再開するようロボット18を作動制御する。
前記ロボットハンド101による封函処理動作中において、作業者は、前記取手121aを持ってスライドテーブル121を手前にスライドすることで、図10、図11に示す如く、該スライドテーブル121および仮置き部125に装着されているテープ貼ユニット115の装填部42が引出し口126から外側に引出されて露出する。これにより、前記安全フェンス12の外側の安全領域E3において、仮置き部125に装着されているテープ貼ユニット115の古いテープロール40を、新しいテープロール40と交換することができる。
実施例2の製函機では、実施例1と同様にテープ交換信号に応答して台座111に装着されている使用中のテープ貼ユニット115と、前記スライドテーブル121の仮置き部125に置かれている交換用のテープ貼ユニット115とを入れ換えるよう構成したので、仮置き部125に装着されたテープ貼ユニット115のテープロール40の交換作業中は、台座111に移し換えられたテープ貼ユニット115を用いて封函作業を行うことができ、テープロール40の交換に要する作業時間に依存して生産効率が低下してしまうのを防ぐことができる。また、封函作業を行うロボット18のロボットハンド101で、テープ貼ユニット115の入れ換え作業を行うよう構成したので、該入れ換え作業を行う手段を別途設ける必要はなく、装置構成を簡略化することができると共に装置の設置スペースが増大することもない。
前記台座111および仮置き部125に対し、前記テープ貼ユニット115は、第1の係合ピン116を第1の係合孔113a,127aに挿入した係合状態により位置決めして保持するよう構成したので、テープ貼ユニット115を簡単な構成で台座111および仮置き部125の適正な位置に装着することができる。また、テープ貼ユニット115をロボットハンド101で保持して移動する際には、ロボットハンド101の第2の係合ピン107,107をテープ貼ユニット115の第2の係合孔118a,118aに挿入係合して位置決めするので、移動時にロボットハンド101とテープ貼ユニット115との相対位置がずれることはなく、台座111または仮置き部125にテープ貼ユニット115を精度よく装着することができる。
前記スライドテーブル121の仮置き部125には、図10、図11に示す如く、テープ貼ユニット115を、装填部42が動作領域外との境界側に臨む配置となるように置くので、テープ貼ユニット115の全体を引出し口126から外部に引出す必要はなく、スライドテーブル121の引出し量を抑制し得る。また、仮置き部125に装着されたテープ貼ユニット115の装填部42は、テープロール40を横向きで支持して上下方向に着脱可能なように上向きとなっているので、該装填部42に対するテープロール40の交換作業を容易に行うことができる。また、スライドテーブル121に、2つのテープ貼ユニット115,115を横並びに置けるようにすれば、台座111から移し換えられるテープ貼ユニット115が何れの仮置き部125に置かれた場合であっても、テープロール40の交換作業を差異なく容易に行うことができる。更に、テープロール40の交換作業は、ロボットハンド101の動作領域外で行い得るので、該ロボットハンド101による封函処理動作中であってもテープロール40の交換時期を制約されることなく、いつでも実施できて作業効率を改善し得る。
(変更例)
本発明は、以上に例示した各実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得るものであって、例えば、以下のようにも変更実施可能である。
(1) テープ貼ユニット36,115を台座24,111や基台56,119に位置決めする係合ピン46,116や係合孔28a,59a,113a,127aの構成は、各実施例とは逆にテープ貼ユニット36,115に設けた係合孔に、台座24,111や基台56,119に設けた係合ピンを挿入する構成、その他公知の各種手段を採用することができる。また、実施例では台座24,111にテープ貼ユニット36,115を固定する固定手段32,114を設けたが、固定手段32,114は必要に応じて採用すればよい。
(2) ロボットハンド20,101にテープ貼ユニット36,115を係合する係合手段の構成は、各実施例とは逆にテープ貼ユニット36,115に設けた切欠部や係合ピンに、ロボットハンド20,101に設けた係合ピンや係合孔を挿入する構成、その他公知の各種手段を採用することができる。
(3) 実施例1において、段ボール箱10を保持するロボットハンド20の形態は、段ボール箱10の底面を受部22,22で支え受ける構成の他に、段ボール箱10の側面を吸着する保持形態などを適用することができる。そして、ロボットハンド20で段ボール箱10の側面を吸着保持する形態を採用する場合では、段ボール箱10の吸着に支障とならない位置にテープ貼ユニット36を係合する係合手段を設ければよい。
(4) 交換用のテープ貼ユニット36,115が装着される基台56,119は、少なくともロボットハンド20,101の動作領域F内に設置されていればよく、新旧のテープ貼ユニット36,115の入れ換えは段ボール箱10の封函形態に制限されるものではない。
(5) テープ貼ユニット36,115は、台座24,111と仮置き部58,125とで同じ姿勢で装着されるようにしたが、台座24,111および仮置き部58,125で異なる姿勢となるものであってもよく、その姿勢についても粘着テープ40aの引き出し方向が横向きまたは縦向きとなる何れの姿勢で装着されるものであってもよい。
(6) 基台56,119における複数の仮置き部58,125を同一平面上に設けたが、高さが異なっていてもよい。
(7) 進入センサ66が開閉ゲート62,62の開放を検知した場合に、ロボットハンド20の移動を停止する構成を採用することができる。
(8) 第1監視手段68は、開閉ゲート62,62と進入センサ66との組み合わせの他に、エリアセンサによる検知形態を採用することができ、開閉ゲート62,62が開放された状態で、ロボットハンド20の動作領域Fの外側からメンテナンス領域E2への侵入物の侵入をエリアセンサが検知した際に、ロボットハンド20の第2監視手段70の第2の監視ラインR2から外側への移動を禁止したり、移動を停止したりすることができる。
(9) 段ボール箱10をロボットハンド20,101で保持して空間移動することでテープ貼りする封函形態としたが、ロボットハンド20,101で保持した段ボール箱10をローラテーブルなどの支持部材に載置した状態で移動してテープ貼りするなど、その他の形態を採用することができる。
(10) 実施例1の構成において、実施例2のスライドテーブル121と引出し手段120との構成を採用し、スライドテーブル121に縦置き姿勢で装着したテープ貼ユニット36を安全フェンス12の外側の安全領域E3に引出す構成を採用することができる。
(11) 実施例2では、台座111に横置き姿勢で装着したテープ貼ユニット115の側方で、段ボール箱10を開口が側方を向く姿勢で水平移動することで開口を塞ぐフラップの突合せ部にテープ貼りするようにしたが、テープ貼りの形態として実施例1の形態を採用することができる。すなわち、台座に対してテープ貼ユニットを、封止手段が下側または上側に位置する縦置き姿勢で装着し、段ボール箱10の開口を塞ぐように折り曲げたフラップを封止手段に対向するようにテープ貼ユニットの下方または上方を通過させてテープ貼りする形態を適用できる。
10 段ボール箱(箱),12 安全フェンス,20 ロボットハンド
22 受部(保持手段),22a 切欠部(係合手段),24 台座
28a 係合孔(被係合部),36 テープ貼ユニット,40 テープロール
40a 粘着テープ,42 装填部,46 第1の係合ピン(係合部)
50 第2の係合ピン(係合手段),54 テープ残量検知手段,56 基台
58 仮置き部,59a 係合孔(被係合部),60 検知手段
68 第1監視手段,70 第2監視手段,101 ロボットハンド
107 第2の係合ピン(係合手段),110 保持手段,111 台座
113a 第1の係合孔(被係合部),115 テープ貼ユニット
116 第1の係合ピン(係合部),118a 第2の係合孔(係合手段)
119 基台,120 引出し手段,125 仮置き部
127a 第1の係合孔(被係合部),M1 テープ貼付手段
M2 テープ貼付手段,F 動作領域,E2 メンテナンス領域
R1 第1の監視ライン,R2 第2の監視ライン

Claims (8)

  1. 安全フェンス(12)で取り囲んだロボットハンド(20,101)の動作領域(F)において、該ロボットハンド(20,101)で保持した箱(10)の側面パネルに連設されたフラップを折り曲げて粘着テープ(40a)で封止するテープ貼付け手段(M1,M2)を備えた製函装置であって
    前記粘着テープ(40a)のテープロール(40)を着脱可能に支持する装填部(42)を備えるテープ貼ユニット(36,115)を、台座(24,111)に着脱可能に装着した前記テープ貼付け手段(M1,M2)と、
    前記ロボットハンド(20,101)の動作領域(F)と、それより外側のロボットハンド(20,101)の動作領域外との境界に設けた前記安全フェンス(12)に沿う内側位置に近接して配置され、新しいテープロール(40)が装填された交換用のテープ貼ユニット(36,115)を置く仮置き部(58,125)と、テープ貼ユニット(36,115)が置かれていない空の仮置き部(58,125)とを含む複数の仮置き部(58,125)を並べて設けた基台(56,119)と
    前記台座(24,111)に装着されたテープ貼ユニット(36,115)のテープロール(40)に巻かれた貼着テープ(40a)が交換時期となったことを検知するテープ残量検知手段(54)と、
    前記仮置き部(58,125)に対してテープ貼ユニット(36,115)が置かれていることを検知する検知手段(60)と、を備え、
    前記交換用のテープ貼ユニット(36,115)が仮置き部(58,125)に置かれている状態において、前記テープ残量検知手段(54)から入力されるテープ交換信号に応答して、前記ロボットハンド(20,101)による現在の箱(10)の封函処理動作の完了後に、前記台座(24,111)に装着されているテープ貼ユニット(36,115)を取り外して前記基台(56,119)における前記検知手段(60)によってテープ貼ユニット(36,115)が検知されていない空の仮置き部(58,125)に置くと共に、前記検知手段(60)によって検知されている交換用のテープ貼ユニット(36,115)を前記仮置き部(58,125)から取り外して前記台座(24,111)に装着するよう各テープ貼ユニット(36,115)の入れ換え作業を行わせてから、次の箱(10)の封函処理動作を開始するように、ロボットハンド(20,101)を作動制御するようにした
    ことを特徴とする製函装置。
  2. 前記テープ貼ユニット(36,115)に設けた係合部(46,116)と、前記台座(24,111)および前記仮置き部(58,125)に設けられて前記係合部(46,116)が係合してテープ貼ユニット(36,115)を位置決めする被係合部(28a,59a,113a,127a)とを備えたことを特徴とする請求項1記載の製函装置。
  3. 前記テープ貼ユニット(36,115)とロボットハンド(20,101)とを係脱可能に係合して位置決めする係合手段(22a,50,107,118a)と、前記テープ貼ユニット(36,115)をロボットハンド(20,101)で保持する保持手段(22,110)とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の製函装置。
  4. 第1の監視ライン(R1)から前記動作領域(F)における前記基台(56)を配置した域内への侵入物の有無を監視する第1監視手段(68)と、
    前記第1の監視ライン(R1)より内側の第2の監視ライン(R2)から前記基台(56)より内側への侵入物の侵入を監視する第2監視手段(70)とを備え、
    前記第1監視手段(68)の第1の監視ライン(R1)と第2監視手段(70)の第2の監視ライン(R2)との間の領域が、前記仮置き部(58)に置かれたテープ貼ユニット(36)のメンテナンス領域(E2)に設定され、
    前記第1監視手段(68)が侵入物を検知した際には、前記ロボットハンド(20)は前記第2監視手段(70)の第2の監視ライン(R2)から外側への移動が禁止されて封函処理動作が許容され、前記第2監視手段(70)が侵入物を検知した際には、前記ロボットハンド(20)の移動を停止するよう構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の製函装置。
  5. 前記基台(56,119)には、テープ貼ユニット(36,115)を前記安全フェンス(12)に沿って横並びに置くことが可能に複数の仮置き部(58,125)を配置したことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の製函装置。
  6. 前記装填部(42)へのテープロール(40)の着脱方向を外側に向けて、前記テープ貼ユニット(36)を前記仮置き部(58)に置くよう構成したことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の製函装置。
  7. 前記テープロール(40)を仮置き部(125)において上下方向に着脱可能に支持する前記装填部(42)を備え、該装填部(42)を前記安全フェンス(12)側に寄った配置として、前記テープ貼ユニット(115)を仮置き部(125)に置くよう構成したことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の製函装置。
  8. 前記基台(119)は、前記仮置き部(125)に置いたテープ貼ユニット(115)における少なくとも前記装填部(42)が前記安全フェンス(12)より外側に露出する位置まで引出し可能な引出し手段(120)を設けたことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の製函装置。
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