JP6628848B1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに興味を持たせるように広告や記事を配置したコンテンツを配信する。【解決手段】情報処理装置(配信サーバ)は、端末装置(ユーザ端末)からの配信要求に応じて、第1コンテンツ群から配信対象となる第1コンテンツを選択する第1選択処理と、第2コンテンツ群から配信対象となる第2コンテンツを選択する第2選択処理と、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツと共通の分類に属する第1コンテンツを配信対象となる関連コンテンツとして前記第1コンテンツ群から選択する第3選択処理と、を実行する選択処理部と、前記選択処理部が選択したコンテンツを示すウェブページデータを生成し、該生成したウェブページデータを用いた提示制御を行う配信処理部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体であって、特にコンテンツの提示制御についての技術分野に関する。
近年、インターネットを介して書籍や音楽、動画等のコンテンツ配信サービスが普及している。このようなコンテンツ配信サービスでは、コンテンツの要約となる、いわゆるフィードを一覧として表示するものがある。そして、そのようなフィードの一覧に広告の要約(フィード)を入れ込む広告方式がある。このような広告方式はインフィード広告(登録商標)ともいわれている。
特開2014−75006号公報
特許文献1には、ユーザの投稿した記事に関連付けられた他のユーザの投稿した記事を時系列に提示するコンテンツからキーワードを特定し、コンテンツとともに表示する広告として、特定したキーワードに関連する広告を配信する技術が開示されている。
ここで、ユーザの投稿記事に基づきユーザに関心がある広告を配信する技術のみならず、ニュース記事等のユーザに向けて発信されるコンテンツ配信サービスにおいても、効果的に広告を配信する技術が望まれている。
また広告を配信する際に、記事等のコンテンツに基づいて配信する広告を選択するといった配信手段においては、配信する広告に偏りが生じるおそれがある。これにより、ユーザの広告を閲覧する機会の損失を招くおそれもある。
そこで本発明は、当該サービスを利用するユーザがコンテンツのフィードの閲覧を行う際に、よりユーザにとって興味を持たせるように配置されたコンテンツを提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、端末装置からの配信要求に応じて、記事コンテンツ群から配信対象となる第1コンテンツを選択する第1選択処理と、広告コンテンツ群から配信対象となる第2コンテンツを選択する第2選択処理と、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツと共通の分類に属するコンテンツを配信対象となる関連コンテンツとして前記記事コンテンツ群から選択する第3選択処理と、を実行する選択処理部と、前記選択処理部が選択したコンテンツを示すウェブページデータを生成し、該生成したウェブページデータを用いた提示制御を行う配信処理部と、を備え、前記配信処理部は、前記第1選択処理で選択した第1コンテンツが露出されるウェブページにおいて、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツの周囲に前記関連コンテンツを露出させるように提示制御するものである。
これにより、第1コンテンツ及び第2コンテンツから構成されるウェブページを配信する際に、第2コンテンツに関連する関連コンテンツ第2コンテンツと共に提示することができる。
以下の実施の形態では、第1コンテンツを記事コンテンツ、第2コンテンツを広告コンテンツ、関連コンテンツを広告関連コンテンツとして説明する。また、第1選択処理を通常記事選択処理、第2選択処理を広告選択処理、第3選択処理を広告関連記事選択処理とあいて説明する。各語句の詳細については後述する。
上記した情報処理装置において、前記記事コンテンツ群の各コンテンツについて、前記選択処理部による前記第3選択処理の処理対象とするか否かを示す処理対象情報を記憶部に記憶させる記憶管理部を有し、前記選択処理部は、前記記事コンテンツ群の各コンテンツに設定された前記処理対象情報を参照して前記第3選択処理を行い、前記記憶管理部は、前記記事コンテンツ群の各コンテンツについて、前記第3選択処理の対象としてから所定時間後に第3選択処理の対象ではなくなるように、前記記憶部における前記処理対象情報の更新を行うことが考えられる。
これにより、第3選択処理の処理対象において関連コンテンツとして選択される可能性のある第1コンテンツについて、所定時間経過した後は、第3選択処理において関連コンテンツとして選択されることがなくなる。
上記した情報処理装置において、前記選択処理部は、前記第1選択処理で選択した第1コンテンツは、前記第3選択処理で前記関連コンテンツとして選択しないことが考えられる。
これにより、ある第1コンテンツが端末装置に提示される際に、関連コンテンツとしても選択されることにより、同じ内容の記事が2つ提示されることを防止することができる。
上記した情報処理装置において、前記配信処理部は、
前記選択処理部が選択したコンテンツが所定の順序で並んだ前記ウェブページデータを生成し、前記所定の順序は、前記端末装置の初期表示領域に第1コンテンツのみが提示されるように設定されていることが考えられる。
これにより、配信サーバは、第2コンテンツ群から配信対象となる第2コンテンツを選択する第2選択処理や、当該第2コンテンツと共通の分類に属する第1コンテンツを配信対象となる関連コンテンツを選択する第3選択処理を行う前に、端末装置の初期表示領域に第1コンテンツを提示することができる。
上記した情報処理装置において、前記選択処理部は、前記第3選択処理で所定回数前記関連コンテンツとして選択されたコンテンツは、以降、該第3選択処理での処理対象として選択しないことが考えられる。
これにより、第2コンテンツについて、その関連コンテンツが何度も繰り返して表示することを防止する。
上記した情報処理装置において、前記配信処理部は、前記選択処理部が選択したコンテンツが所定の順序で並んだ前記ウェブページデータを生成し、前記所定の順序は、前記関連コンテンツが前記第2コンテンツに隣接するように設定されていることが考えられる。
即ち、第2コンテンツと関連する関連コンテンツが近い距離にあるため、視覚的に認識しやすくなる。
上記した情報処理装置において、前記記憶管理部は、前記所定時間を、前記第1コンテンツ群の各コンテンツの重要度に応じて設定することが考えられる。
これにより、各第1コンテンツの重要度に応じて、第3選択処理により関連コンテンツとして選択可能な期間が異なる。
上記した情報処理装置において、前記記事コンテンツ群の各コンテンツについて、前記選択処理部による前記第3選択処理の処理対象とするか否かを示す処理対象情報を記憶部に記憶させる記憶管理部を有し、前記選択処理部は、前記記事コンテンツ群の各コンテンツに設定された前記処理対象情報を参照して前記第3選択処理を行い、前記記憶管理部は、前記記事コンテンツ群の各コンテンツについて、前記第3選択処理の対象から除外する期間を経過した後に、前記第3選択処理の対象となるように、前記記憶部における前記処理対象情報の更新を行うことが考えられる。
これにより、第1コンテンツは、処理対応情報が記憶されてから一定期間の経過後に広告関連コンテンツとして選択可能となる。
上記した情報処理装置において、前記配信処理部は、前記第2コンテンツが表示領域に提示されなくなってから、再度前記第2コンテンツが提示される際に、前記関連コンテンツが前記第2コンテンツに隣接して提示されるように制御することが考えられる。
即ち、第2コンテンツが表示領域に提示されなくなっているうちに、第3選択処理により関連コンテンツの選択及び当該関連コンテンツで並び替えたウェブページデータの生成を行う。
本発明に係る情報処理方法は、端末装置からの配信要求に応じて、記事コンテンツ群から配信対象となる第1コンテンツを選択する第1選択処理と、広告コンテンツ群から配信対象となる第2コンテンツを選択する第2選択処理と、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツと共通の分類に属するコンテンツを配信対象となる関連コンテンツとして前記記事コンテンツ群から選択する第3選択処理と、を実行する選択処理ステップと、前記選択処理ステップで選択したコンテンツを示すウェブページデータを生成し、該生成したウェブページデータを用いた提示制御を行い、前記第1選択処理で選択した第1コンテンツが露出されるウェブページにおいて、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツの周囲に前記関連コンテンツを露出させるように提示制御する配信処理ステップと、を実行する方法である。
本発明に係るプログラムは、上記情報処理方法の各処理を情報処理装置に実行させるプログラムである。
本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶した記憶媒体である。
これらのプログラムや記憶媒体により上記の情報処理装置を実現する。
本発明によれば、コンテンツと共に提示される広告についての広告効果を高めることが可能となる。
実施の形態のネットワークシステムの構成例の説明図である。 実施の形態のハードウェア構成の説明図である。 実施の形態の記事データベース及び記事管理データベースの説明図である。 実施の形態の広告管理データベースの説明図である。 実施の形態の記事画面の説明図である。 第1の実施の形態のコンテンツの提示態様についての説明図である。 第1の実施の形態のシステム全体の処理のフローチャートである。 第1の実施の形態の分類情報設定処理のフローチャートである。 第1の実施の形態の処理対象解除処理のフローチャートである。 第1の実施の形態の通常記事選択処理及び広告関連記事選択処理のフローチャートである。 第1の実施の形態の広告関連記事選択処理の変形例のフローチャートである。 第1の実施の形態のウェブページデータ生成処理のフローチャートである。 第2の実施の形態のコンテンツの提示態様についての説明図である。 第2の実施の形態のシステム全体の処理のフローチャートである。 第3の実施の形態のコンテンツの提示態様についての説明図である。 第3の実施の形態のコンテンツの提示態様についての説明図である。 第3の実施の形態のシステム全体の処理のフローチャートである。 第4の実施の形態の記事情報記憶処理のフローチャートである。 第4の実施の形態の処理対象設定処理のフローチャートである。
<1.全体構成>
以下、実施の形態におけるネットワークシステムの全体構成について説明する。
図1に実施の形態のネットワークシステムの構成例を示す。この例では、当該ネットワークシステムはネットワークを利用して、ユーザ端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信システム(以下、本配信システムとも表記する。)として機能する。
図1における配信サーバが本発明請求項の情報処理装置の実施の形態に相当する。
本配信システムにおいては、ユーザが閲覧を要求するニュース記事等の記事コンテンツを配信することとなるが、その配信の際に当該記事コンテンツに付随して広告コンテンツも配信される。以下、記事コンテンツと広告コンテンツを含むコンテンツを配信コンテンツとも表記する。
また、実施の形態においては、コンテンツとしてニュース記事を例に挙げて説明するが、ここでのコンテンツはニュース記事に限られることはなく、芸能記事、ブログ記事等の様々な記事や、記事に限られず、映画、音楽、演劇、文芸、写真、漫画、アニメーション、コンピュータゲーム等、様々なコンテンツが想定される。
また当該配信コンテンツは、例えばユーザ端末の表示部において縦一列に列挙されて提示される。ここでは、広告コンテンツの一例として、縦一列に列挙される配信コンテンツにおいて記事コンテンツの間に挿入されるインフィード広告を例に挙げて説明する。ただし、実施の形態における広告コンテンツは、インフィード広告以外の広告であってもよい。
またフィードとは、コンテンツを配信用に加工したものをいい、タイトルや概要(要約)、サムネイルなどにより構成される。本実施の形態では、フィードはコンテンツに含まれる概念として説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るネットワークシステムは、複数のユーザ端末1、配信サーバ2、記事投稿端末4、広告サーバ5がネットワークNWにより相互に通信可能な状態で接続されている。また、配信サーバ2はデータベース3(以下「データベース」を「DB(Database)」とも表記する。)にアクセス可能とされており、広告サーバ5は、広告DB6にアクセス可能とされている。
ネットワークNWの構成は多様な例が想定される。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area Network)、CATV(Community Antenna TeleVision)通信網、仮想専用網(VPN:Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通
信網、衛星通信網などが想定される。
またネットワークNWの全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも使用可能である。
ユーザ端末1は、配信システムを利用する閲覧者としてのユーザが使用する端末である。このユーザ端末1は、例えば、通信機能を備えたPC(Personal Computer)やフィーチャーフォンやPDA(Personal Digital Assistant)、或いは、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスなどが想定される。
ユーザ端末1では、必要に応じて各種の送受信処理や表示処理などが実行される。
ユーザは、ユーザ端末1においてブラウザを介して、関心のある記事の閲覧を任意に行うことができる。ユーザ端末1ではこれらの動作のための通信処理や表示処理等を行う。
配信サーバ2は、二次配信社によって操作される情報処理装置である。具体的には、配信サーバ2は、或る二次配信社に設置されたコンピュータ装置や、個人の記事提供者が使用する携帯型或いは据え置き型等の情報処理装置である。
二次配信社とは、記事コンテンツを配信サーバ2によりユーザ端末1に配信するものをいう。当該記事コンテンツは、後述する一次配信社から提供された記事である。具体的には、ニュースサイト等の記事提供サイトを運営する企業等が二次配信社とされる。なお、ここでいう二次配信社には個人の記事配信者も含まれる。
配信サーバ2は、配信システムに用いられる記事コンテンツ情報を記事投稿端末4から受信し、DB3に記憶する。
また配信サーバ2は、受信した記事コンテンツからユーザ端末1に提示する記事を選択し、当該記事コンテンツの情報をユーザ端末1に送信する。
DB3は、配信サーバ2がユーザ端末1に配信する記事コンテンツを選択するために必要な情報が格納されたDBを包括的に示している。DB3の詳細については後述する。
記事投稿端末4は、配信システムに用いられる記事コンテンツを配信サーバ2に送信する情報処理装置である。具体的には、記事投稿端末4は、一次配信社に設置されたコンピュータ装置や、個人の記事提供者が使用する携帯型の情報処理装置である。
一次配信社とは、新聞社、記事制作代行会社等の記事を作成する組織をいう。なお、ここでいう一次配信社には個人の記事提供者も含まれる。
記事投稿端末4は、制作した記事コンテンツの情報を配信サーバ2に送信(投稿)する処理を実行する。
広告サーバ5は、ウェブページ上に掲載する広告コンテンツ(以下、単に「広告」とも表記する。)を配信するサーバである。
例えば配信サーバ2は、記事ページ上に広告表示を行うことができる。即ちユーザ端末1の表示部に表示される記事ページには1又は複数の広告領域が設けられており、この広告領域には、広告サーバ3から配信される広告コンテンツが表示される。
広告サーバ3からは、記事コンテンツとしてのウェブページを表示させるユーザ端末1のブラウザを介した要求などに応じて広告配信を行う。
広告DB6は、広告コンテンツやその管理情報を保存するDBである。例えば広告DB6には、各広告コンテンツを識別するために付された広告ID(Identification)に対応付けられたウェブページデータが保存されている。
広告サーバ5は広告DB6から選択した広告コンテンツをユーザ端末1に配信し、広告コンテンツが記事ページ上に表示されるようにする。
続いて、図1に示したユーザ端末1、配信サーバ2、記事投稿端末4、広告サーバ5等を構成する情報処理装置にハードウェア構成を図2に示す。ユーザ端末1、配信サーバ2、記事投稿端末4、広告サーバ5等として示した各装置は、情報処理及び情報通信が可能な図2に示すようなコンピュータ装置として実現できる。
図2において、コンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM( Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM( Random Access Memory )103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。またRAM103には、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、ネットワークNWを介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
このようなコンピュータ装置では、通信部109による通信によりデータやプログラムのアップロード、ダウンロードが行われたり、リムーバブルメディア111を介してデータやプログラムを受け渡したりすることが可能である。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、ユーザ端末1、配信サーバ2、記事投稿端末4、広告サーバ5等としての必要な情報処理や通信が実行される。
なお、ユーザ端末1、配信サーバ2、記事投稿端末4、広告サーバ5等を構成する情報処理装置は、図2のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LANなどによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを使用したVPN(Virtual Private Network)などにより遠隔地に通信可能な状態で配置されたものでもよい。複数の情報処理装置には、クラウドコンピューティングサービスによって利用可能なサーバ群(クラウド)としての情報処理装置が含まれてもよい。
<2.配信サーバの機能構成及びデータベース>
図1に戻り、配信サーバ2の機能構成及びDB3について説明する。
配信サーバ2は1又は複数の情報処理装置で構成される。また、配信サーバ2の各機能は、情報処理装置においてCPU101でプログラムに応じて実行される処理により実現される機能である。但し、以下説明する全部又は一部の各構成の処理をハードウェアにより実現してもよい。
また、各機能をソフトウェアで実現する場合に、各機能がそれぞれ独立したプログラムで実現される必要はない。一つのプログラムにより複数の機能の処理が実行されてもよいし、一つの機能が複数のプログラムモジュールの連携で実現されてもよい。また各機能は複数の情報処理装置に分散されていてもよい。さらに機能の一つが複数の情報処理装置によって実現されてもよい。
配信サーバ2は、選択処理部21、配信処理部22、記憶管理部23、を有する。
選択処理部21は、ユーザ端末1からの配信要求に応じて、投稿された記事コンテンツ群から配信対象となる記事コンテンツを選択する通常記事選択処理と、広告コンテンツ群から配信対象となる広告コンテンツを選択する広告選択処理と、広告選択処理で選択した広告コンテンツと共通の分類に属する記事コンテンツを配信対象となる広告関連コンテンツとして記事コンテンツ群から選択する広告関連記事選択処理と、を実行する。
通常記事選択処理、広告選択処理、広告関連記事選択処理の詳細については後述する。
配信処理部22は、選択処理部21が選択したコンテンツを用いてウェブページデータを生成し、該生成したウェブページデータを用いた提示制御を行う。
また記憶管理部24は、記事コンテンツ群の各記事コンテンツについて、選択処理部21による広告関連記事選択処理の処理対象とするか否かを示す処理対象情報をDB3に記憶させる。また記憶管理部23は、各記事コンテンツについて、広告関連記事選択処理の対象としてから所定時間後に広告関連記事選択処理の対象ではなくなるように、DB3における処理対象情報の更新を行う。
次に、これらの機能を備えた配信サーバ2が、ユーザ端末1に提示させる補助情報を選択するため等に用いるDB3について必要に応じて図3、図4を用いて説明する。
DB3は、例えば図1に示すように、記事DB31、記事管理DB32、広告管理DB33等で構成されている。もちろんDB3は、これ以外にも配信サーバ2が機能するために必要なDBを含んで構成されていてもよい。
記事DB31は、記事コンテンツのデータを保存するDBである。記事DB31には、各記事を識別するために付された記事IDに対応付けられたウェブページデータが保存されている。一次配信社からの投稿に応じて、記事DB31に記事コンテンツが追加される。
記事コンテンツを形成するウェブページのデータは、例えば、HTML(HyperText Markup Language)やXHTML(Extensible HyperText Markup Language)などの構造化文書ファイルである。構造化文書ファイルには、一次配信社が投稿した記事のテキストデータや各種画像等の画像データの指定情報と、それらの配置や表示態様(文字色やフォントや大きさや装飾など)が記述されている。
配信サーバ2は、ユーザ端末1から或る記事についてのアクセス要求があった場合は、要求された記事ページを記事DB31から読み出してユーザ端末1に配信する。
記事管理DB32は、各記事コンテンツの管理のための情報を格納するDBである。記事管理DB32の内容の一例を図3Bに示す。
記事管理DB32では記事IDにより付随する情報が管理される。例えば記事IDごとに、一次配信社情報、記事分類情報、フラグ情報、後述する広告関係コンテンツとして選択され回数を示す情報などが、逐次更新されながら管理される。
一次配信社情報は、記事IDに対応する記事コンテンツを投稿した一次配信社の情報である。例えば一次配信社情報としては、一次配信社を識別するための配信社IDに対して、一次配信社の住所、名称等の属性情報などの情報が含まれる。
記事分類情報は、記事コンテンツ自体の属性情報である。例えば記事コンテンツのURL(Uniform Resource Locator)、記事分類情報、記事の投稿日時、記事のレイアウト情報、リンク設定情報等が含まれる。
記事分類情報は各記事についての分類(ジャンル)を示す情報である。なお、分類は、「スポーツ」「芸能」「社会」「料理」「健康」のように大まかなものでもよいし、例えば「野球」「歌手」「食材」「健康器具」など、より細分化されたジャンルでもよい。さらには「オリンピック」「自然災害」「国際情勢」など、特定の話題にまで細分化されてもよい。
フラグ情報には、配信サーバ2が処理を実行するにあたり用いられる、処理対象フラグ、選択済フラグ、未設定フラグなどのフラグについてのON/OFFに関する情報が記憶されている。各フラグの詳細については後述する。
広告管理DB33は、各広告コンテンツの管理のための情報を格納するDBである。広告管理DB33の内容の一例を図4に示す。
広告管理DB33は、配信サーバ2が広告サーバ5から受信した各広告コンテンツの管理のための情報が格納されている。広告管理DB33では広告IDにより付随する情報が管理される。例えば広告IDごとに、広告コンテンツのURL、広告分類情報、記事の掲載期間等が管理されている。
広告分類情報は各広告についての分類(ジャンル)を示す情報である。なお、分類は、上述した記事分類情報と同様に分類され、大まかなものからより細分化されたジャンルまで様々な基準で分類されている。
以上の各DBを有するDB3は、配信サーバ2と別のサーバコンピュータ内に構築されていてもよいし、配信サーバ2内に構築されていてもよい。
また図示及び説明の便宜上、DB3として示したが、記事DB31、記事管理DB32、広告管理DB33の各DBは、配信サーバ2がアクセス可能であれば、どのような形態で実現されていてもよい。例えば配信サーバ2と同一システム内の記憶部に各DBのすべてが形成されていてもよいし、各DBの一部又は全部が別体、遠隔地などのコンピュータシステムに設けられていてもよい。もちろん各DBが一つの装置(例えば一つのHDDなど)内に形成されている必要はない。また各DBのそれぞれが、それぞれ1つのDBとして構成される必要もない。例えば、記事管理DB32として記憶される情報が、記事DB31により記憶管理されてもよい。実施の形態で説明する上記各DBは、実施の形態の処理に関連する情報の記憶部を、それぞれ一つのDBの形態で例示したものに過ぎない。
<3.ユーザ端末における提示画面の概要>
以下、実施の形態においてユーザが本配信システムを利用する場合に、ユーザ端末1に提示される画面の一例について図5を用いて説明する。
本配信システムでは、ユーザの閲覧画面の操作に応じて、例えば図5に示すように、複数の配信コンテンツCSが縦一列に並べられた記事画面WDが提示される。
一覧表示される複数の配信コンテンツCSは、記事コンテンツARと広告コンテンツADとに大別される。記事コンテンツARは、実施の形態ではニュース記事である。
広告コンテンツADは、記事コンテンツARの間に配置されるコンテンツである。このような掲載方式の広告はインフィード広告ともいわれる。
配信コンテンツCS(記事コンテンツAR及び広告コンテンツAD)は、サムネイル画像や要約文などからフィードとして構成され、或る配信コンテンツCSをユーザが選択操作することでユーザ端末1から配信サーバ2にページ要求が送信され、当該要求を受信した配信サーバ2がユーザ端末1に配信コンテンツCSの全容を表示させる。
具体的には、記事コンテンツARがユーザによって選択操作されると、ユーザ端末1の表示部に画像と文章とを含む記事の全文が表示される。
一方、広告コンテンツADがユーザによって選択操作されると、広告依頼主のホームページや広告の全容が表示されるウェブページに移動し、ユーザ端末1の表示部に当該ウェブページが表示される。
ここでの選択操作としては、操作画面をタッチして選択するものやマウスによるクリックによって選択するもの等がある。
次に、第1の実施の形態におけるユーザ端末1に提示される画面の一例について図6A及び図6Bを用いて説明する。本実施の形態においては、一例として21個の配信コンテンツCSが縦一列に並べられたウェブページについて説明する。
本実施の形態では、ユーザ端末1からの一度のリクエストに応じて、通常記事コンテンツXar、広告コンテンツAD、広告関連コンテンツYarからなる21個の配信コンテンツCSが縦一列に並べられたウェブページデータを配信サーバ2が生成する。そして配信サーバ2は、当該ウェブページデータの全てをユーザ端末1に送信する。
ここで、記事コンテンツは、通常記事コンテンツXarや広告関連コンテンツYarとして選択される。通常記事コンテンツXarと広告関連コンテンツYarは、両者とも同様の記事コンテンツであり、通常記事コンテンツXarは、広告関連コンテンツYarでないニュース記事のことを指す。また広告関連コンテンツYarは、広告コンテンツADと分類が共通するニュース記事をいい、広告コンテンツADの分類に基づいて記事コンテンツから選択されるものである。
このとき、ウェブページデータにおける21個の配信コンテンツCSの全てが一度にユーザ端末1に表示されるわけではなく、実際はユーザ端末1の表示部の大きさに応じて一部の配信コンテンツCSが表示されることになる。本実施の形態では、一例としてユーザ端末1に配信コンテンツCSを表示する際に、表示領域VPに5個の配信コンテンツCSが表示される。表示領域VPは実際に記事画面WDに表示される領域をいい、ファーストビューで表示される領域には限られない。また特にファーストビューで表示される表示領域VPを初期表示領域VPと表記する。
そして、ユーザが記事画面WDをスクロールする操作等を行うことにより、現在表示されていない残りの配信コンテンツCSを示すフィードが順次スライドして表示されることとなる。
本実施の形態は、配信コンテンツCSを表示する最初の表示領域VPに、広告コンテンツADと広告関連コンテンツYarを表示させる例である。この場合、図6Aに示すように、初期表示領域VP内に通常記事コンテンツXar1、Xar2、Xar3の他に、広告コンテンツADと広告関連コンテンツYar1が表示される。
ユーザが広告関連コンテンツYar1を閲覧することにより、ユーザが広告コンテンツADに興味を持って閲覧することへの動機付けとなり得る。従って、広告関連コンテンツYar1と広告コンテンツADとの両方を表示領域VP内に表示することで、広告コンテンツADの広告効果を向上させることができる。
また、ユーザにとっても広告関連コンテンツYar1が広告コンテンツADの内容を知るための情報となり得る。従って、広告関連コンテンツYar1を広告コンテンツADの付近に表示させることで、ユーザが広告コンテンツADを閲覧するか否かの判断をする一助となる。
また、図6Bに示すように、広告関連コンテンツYarを広告コンテンツADに隣接するように表示することもできる。図6Bでは、広告コンテンツADに隣接するように広告関連コンテンツYar1、Yar2が配置されている。これにより、ユーザに広告コンテンツADと広告関連コンテンツYarの関連性を視覚的にわかりやすく表示することができる。
<4.コンテンツ配信システムにおける処理:第1の実施の形態>
本配信システムの第1の実施の形態について図7を用いて説明する。図7は、ユーザ端末1及び配信サーバ2が実行する処理の流れの一例を示している。なお、以下の実施の形態の説明では、一度説明した処理と同様の処理については同一記号を付し、説明を省略するものとする。
まずユーザ端末1は、ステップS11において、ユーザの操作に応じて図5に示すような記事画面WDの提示要求情報を配信サーバ2に送信する。ステップS12において当該提示要求情報を受信した配信サーバ2は、ステップS13において、通常記事選択処理を行う。即ち配信サーバ2は、ウェブページの生成にあたり提示するための通常記事コンテンツを配信候補となる複数の記事コンテンツから選択する。通常記事選択処理の詳細については後述する。
配信サーバ2は、ステップS14において、広告情報取得処理を行う。ここで配信サーバ2は、ウェブページ生成にあたり用いられる広告コンテンツの要求情報を広告サーバ5に送信する。そして配信サーバ2は、広告サーバ5に記憶された広告コンテンツ群から広告コンテンツの情報を取得すると、当該取得した広告コンテンツの広告IDに対応する広告分類情報を広告管理DB33から取得する。
配信サーバ2は、ステップS15において、広告関連記事選択処理を行う。つまり配信サーバ2は、配信候補となる複数の記事コンテンツから、提示する広告コンテンツと分類が共通する記事コンテンツを広告関連コンテンツとして選択する。
配信サーバ2は、ステップS16において、選択した通常記事コンテンツ、広告関連コンテンツ、広告コンテンツをユーザ端末1の記事画面WDに表示させるためのウェブページデータ生成処理を行う。配信サーバ2は、通常記事コンテンツ、広告関連コンテンツ、広告コンテンツの要約のフィードが配列されたウェブページデータを生成する。ウェブページデータ生成処理の詳細については後述する。
その後、配信サーバ2は、ステップS17において、ステップS16で生成したウェブページデータをユーザ端末1に送信し、提示制御する。これにより、ステップS18においてユーザ端末1により、記事画面WDが提示される。
これにより、図6に示すような通常記事コンテンツXar、広告関連コンテンツYar、広告コンテンツADが含まれる配信コンテンツが縦一列に列挙される。
ここで、図7の広告関連記事選択処理(S15)において、配信サーバ2が複数の記事コンテンツから広告関連コンテンツを選択する際に用いられる記事分類情報の設定に関する処理について図8、図9を用いて説明する。
まず、記事コンテンツごとに記事分類情報を設定する処理(分類情報設定処理)について、図8を用いて説明する。分類情報設定処理は、配信サーバ2が記事投稿端末4から記事コンテンツ情報を受信し、当該情報を記事DB31に記憶する際に行われる処理である。なお、分類情報設定処理が実行されるタイミングはこれに限られず、所定数の記事が記憶されたタイミングで実行してもよいし、所定期間の経過ごとに実行することとしてもよい。
配信サーバ2は、ステップS101において、記事DB31から記憶した記事コンテンツの情報(記事情報)を取得する。そして配信サーバ2は、ステップS102において、当該取得した記事コンテンツについて記事分類情報を取得する。
記事分類情報は、一次配信社が記事を作成する際にあらかじめ設定した分類のタグ情報を、記事投稿端末4から配信サーバ2が記事コンテンツ情報を受信する際に取得する。
また、配信サーバ2は、記事コンテンツ情報のテキストデータから、名詞や形容詞等のワードを抽出し、ワードの文字情報をタグ情報として取得することが考えられる。このとき、所定数以上出現するワードを頻出ワードとし、頻出ワードをタグ情報として設定することも考えられる。なお、記事コンテンツ情報が画像データである場合、OCR(Optical Character Recognition)処理で認識することによりテキストデータを抽出し、ワードの文字情報を取得することもできる。
配信サーバ2は、ステップS103において、取得したタグ情報を記事分類情報として、記事管理DB32に記憶する。そして配信サーバ2は、ステップS104において、処理対象フラグをONに設定し、図8に示す処理を終了する。配信サーバ2は、処理対象フラグの設定情報を記事管理DB32に記憶する。
処理対象フラグとは、広告コンテンツと共通の分類に属する記事コンテンツを広告関連コンテンツとして選択する広告関連記事選択処理(図7のS15)において、処理対象となる記事コンテンツとなるか否かを示すフラグである。処理対象フラグがONである記事コンテンツは、広告関連記事選択処理において処理対象となる記事コンテンツである。
図8に示す処理により、広告関連コンテンツを選択する際に用いられる記事コンテンツごとの分類情報が設定される。また、記事投稿端末4から受信した記事コンテンツが広告関連記事選択処理での処理対象として設定される。
次に、図8の処理により処理対象として設定された記事コンテンツを、投稿されてから所定期間の経過に伴い処理対象から除外する処理(処理対象解除処理)について図9を用いて説明する。
広告コンテンツと関連性のある広告関連コンテンツを記事コンテンツから選択して提示する際に、あまりにも昔の記事が広告関連コンテンツとして選択されてしまうと。記事画面WDに列挙された通常記事コンテンツとのあまりにも時系列が異なる結果となり、配信コンテンツ全体としてユーザに違和感を与えるような提示態様となってしまうおそれがある。
そのため、投稿されてから所定期間経過した記事コンテンツは、広告関連コンテンツの選択候補から除外することで、記事画面WDに列挙される他の通常記事コンテンツとの関係であまり時系列の隔たりのない、自然な広告関連コンテンツを提示することが可能となる。
処理対象解除処理は1時間、1日、1週間等の間隔で定期的に行われる。また、配信サーバ2が記事コンテンツを記事DB31に記憶するタイミング等、適宜所定のタイミングで行われることとしてもよい。
まず配信サーバ2は、ステップS201において、記事管理DB32に記憶された記事コンテンツ(記事ID)のうち、処理対象フラグがONに設定された記事コンテンツの情報を処理対象として取得する。配信サーバ2が取得した記事コンテンツの情報には、記事分類情報が含まれている。
配信サーバ2は、ステップS202において、ステップS201で取得した記事コンテンツの情報から、処理対象となる記事コンテンツの数を取得し、当該記事コンテンツの数を最大値Nmaxとして設定する。そして配信サーバ2は、ステップS203において変数n=1に設定する。ここで変数nとは、それぞれの記事コンテンツを処理対象として指定するための変数である。
そして配信サーバ2は、ステップS204において、第n番目の記事コンテンツ(以下、第n記事コンテンツとも表記する。)を処理対象として選択する。
配信サーバ2は、ステップS205において、処理対象の記事コンテンツが記事DB31に記憶されてから所定期間が経過しているか否かを判定する。
所定期間は、10分、1時間、1日、1週間、1ヶ月等、様々な期間を設定することができる。また、全ての記事コンテンツについて一律の所定期間を設定してもよいし、記事コンテンツごとに異なる所定期間を設定してもよい。
所定期間は一次配信社や二次配信社によりあらかじめ設定することもできるし、配信サーバ2による処理により、ユーザの属性情報や記事コンテンツのジャンルに応じて所定時間を設定してもよい。
ステップS205において所定期間が経過している場合は、配信サーバ2はステップS206に処理を進め、処理対象フラグをOFFに設定する。これにより、この記事コンテンツは、広告関連記事選択処理において広告関連コンテンツとして選択されることがなくなることになる。そして、配信サーバ2はステップS207に処理を進める。
ステップS205において所定時間が経過していない場合は、処理対象の記事コンテンツの処理対象フラグをOFFにすることなく、ステップS207に処理を進める。
配信サーバ2は、ステップS207において、変数nに1を加算する処理を実行する(n←n+1)。そして配信サーバ2は、ステップS208に処理を進め、変数nが未だ最大値Nmaxを超えないときは、ステップS204に処理を進め、次の第n記事コンテンツを処理対象に設定する。配信サーバ2は、ステップS208で変数nが最大値Nmaxを超えるまで以下上記と同様の処理を実行する。
ステップS208で変数nが最大値Nmaxを超えた場合、全ての処理対象フラグがONの記事コンテンツについて処理が完了したため、配信サーバ2は図9に示す処理を終了する。
これにより、投稿されてから時間が経った記事コンテンツは、広告関連コンテンツの候補から除外されることになる。
なお、掲載期間が設定されている記事コンテンツについては、掲載期間が経過した後に処理対象フラグをOFFにすればよい。
次に、図7のステップS13における通常記事選択処理の詳細について、図10Aを用いて説明する。通常記事選択処理では、本配信システムにおいて記事画面WDに提示される通常記事コンテンツを複数の記事コンテンツから選択する。
配信サーバ2は、ステップS301において、記事管理DB32から記事コンテンツ(記事ID)に応じた情報を取得し、取得した情報に基づいてウェブページデータの生成に用いる記事コンテンツを選択する。
配信サーバ2は、例えば、通常記事コンテンツの提示枠として設けられた数の記事コンテンツを、記憶された記事の投稿日時が近い順に選択する。または、各記事コンテンツに優先度をあらかじめ設定し、優先度の高い順に記事コンテンツから通常記事コンテンツを選択することもできる。当該優先度は、例えば二次配信社によりあらかじめ設定される。
このように、様々な手法を用い通常記事コンテンツが選択される。
その後配信サーバ2は、ステップS302において、通常記事コンテンツとして選択された記事コンテンツについて、選択済フラグをONに設定する処理を行う。
選択済フラグとは、記事コンテンツが通常記事コンテンツとして選択されているか否かを示すフラグである。選択済フラグをONに設定することで、当該記事コンテンツが、広告関連記事選択処理(図7のS15)において、広告関連コンテンツとして選択されることを防止することができる。即ち、或る記事コンテンツが、通常記事コンテンツと広告関連コンテンツの両方に選択されることがなくなるため、記事画面WDに同じ記事コンテンツが提示されることを防止することができる。
配信サーバ2は、以上により図10Aに示す処理を終了し、図7のステップS14に処理を進める。これにより、ウェブページに提示される配信コンテンツのうち、通常記事コンテンツの選択が完了する。
次に、図7のステップS15における広告関連記事選択処理の詳細について、図10Bを用いて説明する。
まず配信サーバ2は、ステップS401において、図7のステップS14の広告選択処理において選択した広告コンテンツについての広告分類情報を取得する。配信サーバ2は、選択した広告コンテンツ(広告ID)に対応する広告分類情報を記事管理DB33から取得する。
そして配信サーバ2は、ステップS402において、記事管理DB32を参照して選択済フラグがOFFの記事コンテンツ情報を取得する。これにより、ウェブページデータの生成の際に、記事コンテンツが通常記事コンテンツ及び広告関連コンテンツとして重複して表示されることを防止する。
ここで配信サーバ2は、ステップS410において、記事管理DB32を参照して選択済フラグがOFFの記事コンテンツ情報がなかった場合、配信サーバ2はステップS403以降の処理を行うことなく図10Bの処理を終了する。
記事管理DB32を参照して選択済フラグがOFFの記事コンテンツ情報を取得した場合、配信サーバ2はステップS410からステップS403へ処理を進める。
続いて配信サーバ2は、ステップS403において、ステップS402で取得した記事コンテンツから処理対象フラグがONとされる記事コンテンツ情報を処理対象として選択する。
ここで配信サーバ2は、ステップS411において、記事管理DB32を参照して処理対象フラグがONとされる記事コンテンツ情報がなかった場合、配信サーバ2はステップS404の処理を行うことなく図10Bの処理を終了する。
この場合、図7のステップS16のウェブページデータ生成処理において、広告関連コンテンツYarがない状態でウェブページデータが生成される。即ち、ユーザ端末1の記事画面WDに表示される配信コンテンツとして、通常記事コンテンツと広告コンテンツのみが表示されることになる。
記事管理DB32を参照して処理対象フラグがONとされる記事コンテンツ情報を取得した場合、配信サーバ2はステップS411からステップS404へ処理を進める。
配信サーバ2は、ステップS404において、ステップS403で選択された記事コンテンツのそれぞれについて、記事分類情報(タグ情報)を取得する。配信サーバ2は、当該選択された記事コンテンツのうち、ステップS401で取得した広告分類情報と合致する記事コンテンツを広告関連コンテンツ(広告関連記事)として選択する。
当該広告分類情報と合致する記事コンテンツが複数ある場合は、そのうちの所定数の記事を広告関連コンテンツとして選択する。ここで所定数とは1又は複数であり、例えば配信サーバ2であらかじめ設定されている。
また広告関連コンテンツの候補となる記事コンテンツが複数ある場合は、その記事コンテンツの投稿日時が早い順、広告分類情報と共通する記事分類情報の数が多い順等によって、広告関連コンテンツとなる記事コンテンツを絞り込む。
配信サーバ2は、以上により図10Bの処理を終了し、図7のステップS16に処理を進める。
ここで、広告関連記事選択処理の変形例について、図11を用いて説明する。
当該変形例において、配信サーバ2は、ステップS401〜S404において図10Bと同様の処理を行い、広告関連コンテンツを選択する。
その後、配信サーバ2は、ステップS405において、広告関連コンテンツとして選択された記事コンテンツが、過去の広告関連コンテンツ(広告関連記事)として選択された回数情報を記事管理DB32から取得する。
そして配信サーバ2は、ステップS406において、回数情報のカウントを1加算したうえで、広告関連コンテンツ(広告関連記事)として選択された回数が、所定回数以上であるかを判定する。配信サーバ2は、広告関連コンテンツとして所定回数以上選択された記事コンテンツの処理対象フラグをOFFに設定する。これにより、当該記事コンテンツが広告関連記事として選択されることがなくなる。以上により配信サーバ2は図11の処理を終了する。
ここで選択された回数は、ログイン処理等によりユーザごとの選択情報を確認できる場合は、ユーザごとに表示される広告関連コンテンツの選択についての所定回数を設定することができる。このとき、回数を1回に設定することで、ユーザが本配信システム利用する際に、配信コンテンツに同じ広告関連コンテンツが複数回表示されることを防止することができる。
また、ユーザ全体として、広告関連コンテンツの選択回数を設定することも可能である。
なお、選択された記事コンテンツが広告関連コンテンツとして所定回数以上選択されたものでない場合、配信サーバ2は処理対象フラグをOFFにすることなく、図11の処理を終了し、図7のステップS16に処理を進める。
次に、図7のステップS16におけるウェブページデータ生成処理の詳細について、図12を用いて説明する。
配信サーバ2は、ステップS501において、配信コンテンツ情報を取得する。即ち、上述した通常記事選択処理で選択した通常記事コンテンツ、広告選択処理で選択した広告コンテンツ、広告関連記事選択処理で選択した広告関連コンテンツの情報を取得する。
そして配信サーバ2は、ステップS502において、配信コンテンツの配列の設定を行う。即ち、ユーザ端末1で配信コンテンツを表示する際の通常記事コンテンツ、広告コンテンツ、広告関連コンテンツの配列の順番を設定する。
本実施の形態では、配信サーバ2は、一例として21個の配信コンテンツが縦一列に列挙されたウェブページデータを生成する。また、本実施の形態のユーザ端末1においては、表示部の表示領域VPに5個の配信コンテンツを提示可能である。そのため、図6A及び図6Bに示すように、21個のうち最初に表示される5個の配信コンテンツのうちに、広告コンテンツAD及び広告関連コンテンツYarが表示されるように配列を設定する。
ここで、広告コンテンツの配列パターンは様々な態様が考えられる。例えば、一定の間隔ごとに、つまり5個目、10個目、15個目、20個目に広告コンテンツを配置するような配列にすることが考えられる。このとき、表示領域VPで表示可能な配信コンテンツの数ごとに広告コンテンツを配置することも可能である。また、最初である1個目、又は最後の21個目に少なくとも広告コンテンツを配置する配列とすることも可能である。さらに、少なくとも初期表示領域VPに提示される個数(本実施の形態では5個)以内に広告コンテンツを表示させるようにすることで、ユーザに広告コンテンツを必ず閲覧できる状態にすることができるようになる。
広告関連コンテンツの配列パターンについても様々な態様が考えられる。例えば、広告コンテンツが配列された位置から2個、3個等の所定の個数までの範囲に広告関連コンテンツを配列することが考えられる。このとき、所定の個数は表示領域VPの表示可能な配信コンテンツの個数よりも少ないことが望ましい。広告コンテンツと広告関連コンテンツの両方が記事画面WDに表示されやすくするためである。
また、所定の個数については、広告コンテンツと広告関連コンテンツとの関連性の高さによって変動するものとしてもよい。例えば、広告コンテンツと関連性が高い広告関連コンテンツほど、広告コンテンツに近く配置されるように所定の個数を決定する。ここで、関連性の高さは、例えば広告分類情報と記事分類情報において共通するタグ情報の数が所定閾値以上か否かで判定する。
また、図6Bの広告関連コンテンツYar1、Yar2のように、広告コンテンツに隣接するように配置することも考えられる。この時、ユーザが記事コンテンツを下方向にスクロースすることにより閲覧する都合上、広告関連コンテンツYar1のように、広告コンテンツの上部に配置することが望ましい。これにより、広告関連コンテンツYar1の記事によりユーザに広告の内容に意識が向いた状態で、広告コンテンツを表示することができる。一方で、広告関連コンテンツYar2のように、広告コンテンツの下部に配置することも有効である。これは、閲覧中のユーザが戻り操作として上方向に配信コンテンツをスクロールしたときに、広告コンテンツよりも先に広告関連コンテンツを提示することができるためである。
上記した様々な手法で、広告コンテンツと広告関連コンテンツの位置を決定した後に、残りの配信コンテンツ部分に、記事コンテンツを配列する。これにより、配信コンテンツの配列の設定が完了する。
そして配信サーバ2は、ステップS503において、ステップS502で設定された配信コンテンツの配列に基づいてウェブページデータの生成を実行する。第1の実施の形態においては、21個の全ての配信コンテンツが配列されたウェブページデータを生成する。
配信サーバ2は、以上で図12の処理を終了し、図7のステップS17において、生成したウェブページデータを送信し、ユーザ端末1の表示部に提示制御する。
<5.コンテンツ配信システムにおける処理:第2の実施の形態>
本配信システムの第2の実施の形態について図13、図14を用いて説明する。
第2の実施の形態では、ユーザ端末1からの記事画面WDの提示要求がされると、配信サーバ2は21個の全ての配信コンテンツについてウェブページデータを生成することなく、配列の最初の部分の配信コンテンツ(表示領域VP及びその周辺の配信コンテンツ)についてウェブページデータの生成が完了した時点で、ユーザ端末1への提示制御を行う。
第2の実施の形態における配信コンテンツのウェブページデータの生成の概要について、図13を用いて説明する。
まず、ユーザが操作により配信コンテンツの一覧を閲覧しようとした場合、配信サーバ2は、例えば表示領域VPに表示するための5個の配信コンテンツと、ユーザがスクロール操作を行った際に、処理の猶予を持たせるための2個の配信コンテンツの計7個の配信コンテンツ(図でいうところの境界線L1まで)のウェブページデータDL1の生成を行い、生成したウェブページデータに基づいてユーザ端末1に提示制御する。
なお、このときの配信コンテンツは全て通常記事コンテンツである(通常記事コンテンツXar1〜Xar7)。これは、広告選択処理及び広告関連記事選択処理を実行することによる記事画面WDの表示遅延を回避するためである。
ユーザ端末1がウェブページデータDL1により、記事画面DWを提示しているうちに、8個目から21個目までの残りの配信コンテンツのウェブページデータDL2を生成する。
そして、ユーザが続きの配信コンテンツを閲覧しようとする操作を検知すると、生成しておいたウェブページデータDL2により、通常記事コンテンツXar8以降の続きの配信コンテンツが提示される。続きの配信コンテンツには、広告コンテンツADや広告関連コンテンツYar1、Yar2が含まれている。
第2の実施の形態におけるユーザ端末1及び配信サーバ2が実行する処理の流れの一例について、図14を用いて説明する。
まずユーザ端末1は、ステップS11において、ユーザの操作に応じて図5に示すような記事画面WDの提示要求情報を配信サーバ2に送信する。ステップS12において当該提示要求情報を受信した配信サーバ2は、ステップS13において、上述の通り7個分の配信コンテンツについて提示する通常記事コンテンツを選択するための通常記事選択処理を行う。そして、配信サーバ2は、ステップS21において、選択した通常記事コンテンツに基づいてウェブページデータDL1の生成処理を実行する。つまり配信サーバ2は、通常記事コンテンツのみの要約のフィードが配列されたウェブページデータを生成する。
配信サーバ2は、ステップS22において、ステップS21で生成したウェブページデータをユーザ端末1に送信し、提示制御する。これにより、ステップS18においてユーザ端末1により、通常記事コンテンツXar1〜Xar5が提示される。
ここで配信サーバ2は、ステップS22の後も処理を継続して行う。
配信サーバ2は、ステップS24において、残りの8個から21個までの配信コンテンツについて提示する通常記事コンテンツを選択するための通常記事選択処理を行う。
また配信サーバ2は、ステップS14の広告情報取得処理において、提示する広告コンテンツの情報及びその広告分類情報を取得する。
配信サーバ2は、ステップS15の広告関連記事選択処理において、記事コンテンツの記事分類情報を参照し、提示する広告コンテンツの広告分類情報とタグ情報が共通する記事コンテンツを広告関連コンテンツとして選択する。
そして配信サーバ2は、ステップS25において、選択した通常記事コンテンツ、広告関連コンテンツ、広告コンテンツをユーザ端末1の記事画面WDに表示させるためのウェブページデータDL2の生成処理を行う。配信サーバ2は、8個から21個目の配信コンテンツについて、通常記事コンテンツ、広告関連コンテンツ、広告コンテンツの要約のフィードが配列されたウェブページデータDL2を生成する。
その後、ステップS26においてユーザ端末1から記事画面WDのスクロール操作等を検知した旨の情報が送信され、配信サーバ2が当該情報を取得すると、配信サーバ2は、ステップS27において、ステップS25で生成したウェブページデータDL2をユーザ端末1に送信し、提示制御する。これにより、ステップS28においてユーザ端末1により、記事画面WDが提示される。
ここで、ユーザ端末1は、例えば、通常記事コンテンツXar6が表示画面内に含まれた場合に、再びリクエストを送信することで、残りの8個以降のコンテンツが縦一列に並べられたウェブページデータDL2を取得することもできる。この場合、ユーザ端末1は、ウェブページデータDL1の下にウェブページデータDL2をつなげたものをウェブページデータとして表示する。
また、配信サーバ2は、7個の通常記事コンテンツXar1〜Xar7をユーザ端末1に提示制御した後に、残りの8個以降の配信コンテンツについて、7個の配信コンテンツごとにステップS24以降の処理を行うこととしてもよい。これにより、ユーザが閲覧しない可能性が高い21個目付近の最後の配信コンテンツまでウェブページデータを生成する必要がなくなるため、配信サーバ2の処理負担の軽減を図ることができる。
これにより、ユーザに遅延を感じさせない配信コンテンツの提示が実現できる。
<6.コンテンツ配信システムにおける処理:第3の実施の形態>
本配信システムの第3の実施の形態について図15乃至図17を用いて説明する。
第3の実施の形態における配信コンテンツの表示態様について、図15、図16を用いて説明する。
まず、ユーザの操作により記事画面WDを表示させる際、図15に示すように、表示領域VP1の範囲(配信コンテンツ5個)がユーザ端末1の表示部に表示される。このとき、表示領域VP1には、通常記事コンテンツXar1〜Xar4と広告コンテンツADが表示されているのみで、広告関連コンテンツは表示されていない状態である。
このとき、ユーザが、続きの配信コンテンツを閲覧するためのスクロール操作等を行うと、ユーザ端末1の表示部の表示領域が表示領域VP1から表示領域VP2へと移動する。これに伴い、表示領域VP1において表示されていた広告コンテンツADは画面外に移動し、表示領域VP2における通常記事Xar4〜Xar8がユーザ端末1の表示部に表示される。
ここで、ユーザは表示領域VP1から表示領域VP2の方向へスクロールするだけでなく、表示領域VP2から表示領域VP1の方向へ戻るようにスクロールすることがある。例えば図16に示すように、表示領域VP2から表示領域VP3に表示領域が移動すると、以前、初期表示領域である表示領域VP1で表示されていた広告コンテンツADが再び表示領域内で表示されることとなる。
本実施の形態では、表示領域VP3で再び広告コンテンツADが表示される際に、当該広告コンテンツADの広告関連コンテンツYarが表示されることとなる。
次に、第3の実施の形態におけるユーザ端末1及び配信サーバ2が実行する処理の流れの一例について、図17を用いて説明する。
まずユーザ端末1は、ステップS11において、ユーザの操作に応じて図5に示すような記事画面WDの提示要求情報を配信サーバ2に送信する。ステップS12において当該提示要求情報を受信した配信サーバ2は、ステップS13において、通常記事選択処理を行い、通常記事コンテンツを選択する。
配信サーバ2は、ステップS14において、広告情報取得処理を行い、広告コンテンツの情報を取得する。
その後、配信サーバ2は、広告関連記事選択処理を行うことなく、選択した通常記事コンテンツと広告コンテンツの情報に基づいてウェブページデータの生成を行う。
また、配信サーバ2が生成したウェブページデータには、送信先のユーザ端末1のブラウザ等に所定の処理を実行させるためのスクリプト言語がプラグインされている。スプリクト言語としては、例えばJavaScript(登録商標)などが使用される。
配信サーバ2は、ステップS32において、ステップS31で生成したウェブページデータをユーザ端末1に送信し、提示制御する。これにより、ステップS33においてユーザ端末1により、記事画面WDに表示領域VP1の広告コンテンツを含む配信コンテンツが提示される。
そしてユーザ端末1のブラウザは、配信サーバ2から受信したウェブページデータにプラグインされているスクリプト言語に基づき、ユーザのスクロール操作等による表示領域VPの移動を監視する。そして、ユーザ端末1のブラウザは、ステップS34において、広告コンテンツが記事画面WDの画面外に移動したか(表示領域VPに広告コンテンツが表示されなくなったか)を判定する。当該ブラウザは、例えば図15の表示領域VP2において、広告コンテンツADの下端が、表示領域VP2の上端L2に達したことをもって、広告コンテンツが記事画面WDの画面外に移動したと判定する。
ユーザ端末1は、ステップS34において、広告コンテンツが記事画面WDの画面外に移動したと判定すると、ステップS35において、配信サーバ2に広告関連コンテンツ(広告関連記事)が含まれるウェブページデータの要求を送信する。
配信サーバ2は、ステップS36において当該要求を受信すると、ステップS15において広告関連記事選択処理を実行し、広告コンテンツADに関連する広告関連コンテンツを選択する。
そして配信サーバ2は、ステップS38において、選択した通常記事コンテンツ、広告関連コンテンツ、広告コンテンツをユーザ端末1の記事画面WDに表示させるためのウェブページデータの生成処理を行う。
その後、ステップS39においてユーザ端末1が記事画面WDのスクロール操作等による表示領域VPの移動を監視し、広告コンテンツADが記事画面WDの画面内に移動したか(表示領域VPに広告コンテンツが表示されるようになったか)を判定する。当該ブラウザは、例えば図15の表示領域VP2において、広告コンテンツADの上端が、表示領域VP2の上端L2に達したことをもって、広告コンテンツが記事画面WDの画面内に移動したと判定する。
なお、広告コンテンツADに隣接する通常記事Xar4の上端が、表示領域VP2の上端L2に達したことをもって、広告コンテンツが記事画面WDの画面内に移動したと判定することとしてもよい。このように広告コンテンツが記事画面WDの画面内に移動する直前に処理を実行することで、自然な配信コンテンツの閲覧を実現できる。
ユーザ端末1は、ステップS40において、広告関連コンテンツYarを含むウェブページデータの要求情報を配信サーバ2に送信する。配信サーバ2が、ステップS41において当該情報を取得すると、配信サーバ2は、ステップS42において、ステップS38で生成したウェブページデータをユーザ端末1に送信し、提示制御する。これにより、ステップS40においてユーザ端末1により、記事画面WDが提示される。
<7.コンテンツ配信システムにおける処理:第4の実施の形態>
本配信システムの第4の実施の形態について図18、図19を用いて説明する。
第2の実施の形態は、配信サーバ2が記事投稿端末4から記事コンテンツ情報を受信し、当該情報を記事DB31に記憶するタイミングで分類情報設定処理を行う際に、当該記事コンテンツをすぐに広告関連記事選択処理の処理対象に設定しないものである。
記事コンテンツがニュース記事等である場合、新しい記事は通常記事コンテンツとして、記事画面WDの先頭に配置される可能性が高いといえる。従って、広告関連コンテンツとして選択されることにより、先頭に新しい記事が配置できなくなることがないように、所定時間の経過後に当該記事コンテンツを広告関連記事選択処理の処理対象に設定する。
まず、本実施の形態における分類情報設定処理について図18を用いて説明する。
配信サーバ2は、ステップS101において、記事DB31から記憶した記事コンテンツの情報(記事情報)を取得する。そして配信サーバ2は、ステップS102において、当該取得した記事コンテンツについて記事分類情報を取得する。
配信サーバ2は、ステップS103において、取得したタグ情報を記事分類情報として、記事管理DB32に記憶する。そして配信サーバ2は、ステップS601において、図8のように処理対象フラグをONに設定することなく、未設定フラグをONに設定し、図18に示す処理を終了する。配信サーバ2は、未設定フラグの設定情報を記事管理DB32に記憶する。
未設定フラグとは、後述する処理対象設定処理における処理対象として設定されているか否かを示すフラグである。未設定フラグは、将来的に広告関連記事選択処理における処理対象となる可能性があるか否かを示している。つまり、将来的に広告関連記事選択処理における処理対象となる可能性がある記事コンテンツと、所定時間が経過することで広告関連記事選択処理における処理対象から除外された記事コンテンツ又は所定回数以上表示されることで広告関連記事選択処理における処理対象から除外された記事コンテンツとを区別するためのフラグである。
次に、本実施の形態における処理対象設定処理について図19を用いて説明する。
配信サーバ2は、処理対象設定処理を実行することで、所定時間の経過を条件に、記事投稿端末4から投稿された記事コンテンツを広告関連記事選択処理における処理対象として設定する。
配信サーバ2は、ステップS701において、記事管理DB32に記憶された記事コンテンツ(記事ID)のうち、未設定フラグがONに設定された記事コンテンツの情報を処理対象として取得する。
配信サーバ2は、ステップS702において、ステップS701で取得した記事コンテンツの情報から、処理対象となる記事コンテンツの数を取得し、当該記事コンテンツの数を最大値Nmaxとして設定する。そして配信サーバ2は、ステップS703において変数n=1に設定する。ここで変数nとは、それぞれの記事コンテンツを処理対象として指定するための変数である。
そして配信サーバ2は、ステップS704において、第n番目の記事コンテンツを処理対象として選択する。
配信サーバ2は、ステップS705において、処理対象の記事コンテンツが記事DB31に記憶されてから所定期間が経過しているか否かを判定する。
所定期間は、1週間、1ヶ月等、様々な期間を設定することができる。また、全ての記事コンテンツについて一律の所定期間を設定してもよいし、記事コンテンツごとに異なる所定期間を設定してもよい。
所定期間は一次配信社や二次配信社によりあらかじめ設定することもできるし、配信サーバ2による処理により、ユーザの属性情報や記事コンテンツのジャンルに応じて所定時間を設定してもよい。
ステップS705において所定期間が経過している場合は、配信サーバ2はステップS706に処理を進め、処理対象フラグをONに設定する。これにより、この記事コンテンツは、広告関連記事選択処理において広告関連コンテンツとなり得る。そして、配信サーバ2はステップS707に処理を進め、未設定フラグをOFFに設定する。そして配信サーバ2は、ステップS708に処理を進める。
ステップS705において所定時間が経過していない場合は、処理対象フラグをONに、未設定フラグをOFFにすることなく、ステップS708に処理を進める。
配信サーバ2は、ステップS708において、変数nに1を加算する処理を実行する(n←n+1)。そして配信サーバ2は、ステップS709に処理を進め、変数nが未だ最大値Nmaxを超えないときは、ステップS704に処理を進め、次の第n記事コンテンツを処理対象に設定する。配信サーバ2は、ステップS709で変数nが最大値Nmaxを超えるまで以下上記と同様の処理を実行する。
ステップS709で変数nが最大値Nmaxを超えた場合、全ての処理対象フラグがONの記事コンテンツについて処理が完了したため、配信サーバ2は図9に示す処理を終了する。
これにより、記事投稿端末4から投稿された記事コンテンツが広告関連記事選択処理における処理対象として設定される。
<8.まとめ及び変形例>
上記した実施の形態等で説明した配信サーバ2は、端末装置(ユーザ端末1)からの配信要求に応じて、第1コンテンツ群(記事コンテンツ群)から配信対象となる第1コンテンツ(記事コンテンツ)を選択する第1選択処理(通常記事選択処理)と、第2コンテンツ群(広告コンテンツ群)から配信対象となる第2コンテンツ(広告コンテンツ)を選択する第2選択処理(広告選択処理)と、第2選択処理(広告選択処理)で選択した第2コンテンツ(広告コンテンツ)と共通の分類に属する第1コンテンツ(記事コンテンツ)を配信対象となる関連コンテンツ(広告関連コンテンツ)として第1コンテンツ群(記事コンテンツ群)から選択する第3選択処理(広告関連記事選択処理)と、を実行する選択処理部21と、選択処理部21が選択したコンテンツを示すウェブページデータを生成し、該生成したウェブページデータを用いた提示制御を行う配信処理部22と、を備えるものである(図7)。
これにより、記事コンテンツ及び広告コンテンツから構成されるウェブページを配信する際に、広告関連コンテンツを広告コンテンツと共に提示することができる。
従って、最新のニュース記事等の記事コンテンツの配信を行いつつ、広告コンテンツに関連する広告関連コンテンツ(広告関連記事)の配信も行うことで、ニュース記事配信サービスとして必要な配信を行いつつ、広告コンテンツに対するユーザの注目度を高めることができる。
これにより、ユーザとしては、広告関連記事を閲覧することで、今まで知らなかった広告の対象物の情報を効率的に入手できるため、広告を閲覧するか否かを事前に有用な情報を用いて検討することが可能となる。
また一方で、提示する記事コンテンツを選択した上で、その記事コンテンツに関連する広告コンテンツを提示するコンテンツとして選択する手法においては、提示する記事内容によっては提示される広告コンテンツに偏りが生じるおそれがあった。この場合、ユーザにとってバリエーションのある広告コンテンツを享受できないケースも生じ、広告依頼主側においても自身の依頼した広告コンテンツの提示が十分に提示できないこともあった。
そこで本願発明のように、まず提示する広告コンテンツを決定し、当該決定した広告コンテンツに基づいて広告関連コンテンツを選択、提示することでユーザにとっては、投稿される記事の傾向に関わらず、多様な広告コンテンツを閲覧することが可能であり、広告依頼主にとっては、偏りなく自身の広告を提示することができるようになる。
また広告コンテンツと共通の分類に属する記事コンテンツ群から広告関連コンテンツを選択する際に、当該共有の分類であるか否かを広告コンテンツと記事コンテンツに設定された分類タグの一致により選択することにより、広告関連記事選択処理の処理負荷を軽減させることで、ユーザからの配信要求の時点での記事画面WDの表示の迅速性を阻害しない。
またここで、広告コンテンツがユーザの属性情報に基づいて提示されるものとすれば、ユーザは、最新の記事コンテンツのみならず、自身の属性情報に適合する、即ち、ユーザ自身に興味の湧きやすい広告関連コンテンツが提示され、それを閲覧することができる。
また配信サーバ2は、第1コンテンツ群(記事コンテンツ群)の各第1コンテンツ(記事コンテンツ)について、選択処理部21による第3選択処理(広告関連記事選択処理)の処理対象とするか否かを示す処理対象情報を記憶部(DB3)に記憶させる記憶管理部23を有し、選択処理部21は、各第1コンテンツ(記事コンテンツ)に設定された処理対象情報を参照して第3選択処理(広告関連記事選択処理)を行い、記憶管理部23は、各第1コンテンツ(記事コンテンツ)について、第3選択処理(広告関連記事選択処理)の対象としてから所定時間後に第3選択処理(広告関連記事選択処理)の対象ではなくなるように、記憶部(DB3)における処理対象情報の更新を行うことが考えられる(図8及び図9のS204〜S205)。
これにより、広告関連記事選択処理の処理対象において広告関連コンテンツとして選択される可能性のある記事コンテンツについて、所定時間経過した後は、広告関連記事選択処理において広告関連コンテンツとして選択されることがなくなる。
ニュース記事等の配信サービスにおいては、常に最新のニュース、話題性の高いニュースを提供することが望まれている。しかしながらニュース記事は、その性質上、時間が経過することで、他の新しいニュースが入稿されることにより記事としての目新しさがなくなったり、流行の遷移に伴い話題性が低下したりするものである。
そこで、広告関連コンテンツの配信候補となる記事コンテンツについては、所定時間の制限を設け、所定時間を経過した第1コンテンツを広告関連コンテンツの配信候補から除外することで、いわゆる旬の過ぎたニュース記事が表示されることを防止することができる。また、広告コンテンツに関連するニュース記事として、新しく話題性のあるニュース記事を選択することで、ユーザに違和感を与えることのない、より興味を湧かせるようなニュース記事の提示が可能となる。
一方で、一次配信社の記事投稿端末4から配信サーバ2には、日々膨大な量のニュース記事が投稿されている。従って、投稿された全ての記事コンテンツについて広告関連記事選択処理を行うこととすると、処理負担が累積的に増加することとなりかねない。そこで、所定時間を設定して、定期的に広告関連コンテンツとなり得る候補を整理し、対象から外していくことで、配信サーバ2の処理負担の軽減を図ることができる。
また配信サーバ2(選択処理部21)は、第1選択処理(通常記事選択処理)で選択した第1コンテンツ(記事コンテンツ)は、第3選択処理(広告関連記事選択処理)で広告関連コンテンツとして選択しないことが考えられる(図10AのS302、図10BのS402)。
これにより、ある記事コンテンツがユーザ端末1に提示される際に、広告関連コンテンツとしても選択されることにより、同じ内容の記事が2つ提示されることを防止することができる。
従って、同じ記事が記事画面WDに提示されることを避けることができ、ユーザにとって違和感を与えないニュース記事の提示が可能となる。また、同じ記事が複数提示されることによることがなくなるため、より多くの種類の記事を提示することができる。即ち、ユーザ端末1の限られた表示領域VPの有効活用を図ることができる。
また配信サーバ2(配信処理部22)は、選択処理部21が選択したコンテンツが所定の順序で並んだウェブページデータを生成し、所定の順序は、端末装置(ユーザ端末1)の初期表示領域(ファーストビューの表示領域VP)に第1コンテンツ(記事コンテンツ)のみが提示されるように設定されていることが考えられる(図14)。
これにより、配信サーバ2は、広告コンテンツ群から配信対象となる広告コンテンツを選択する広告選択処理や、当該広告コンテンツと共通の分類に属する記事コンテンツを配信対象となる広告関連コンテンツを選択する広告関連記事選択処理を行う前に、ユーザ端末1の初期表示領域に通常記事コンテンツを提示することができる。
ユーザ端末1から配信サーバ2へのニュース記事の閲覧要求の際に、通常記事選択処理により選択した通常記事コンテンツのみからなるウェブページデータを生成し、ユーザ端末1に提示制御することで、配信サーバ2の処理負荷を軽減させ、ユーザ端末1の表示部に迅速にファーストビューを表示させることができる。
また、その後、ユーザがユーザ端末1によりファーストビューを閲覧している間に、配信サーバ2は広告選択処理及び広告関連記事選択処理をすることで、広告コンテンツ及び関連記事コンテンツを選択し、続きのウェブページデータを生成しておく。そして、ユーザがスクロール操作等により、続きのウェブページの閲覧を要求した際に、生成しておいたウェブページを提示する。これにより、ユーザを待たせることなく記事画面WDを提示することが可能となる。
また配信サーバ2(選択処理部21)は、広告関連選択処理で所定回数関連コンテンツ(広告関連コンテンツ)として選択された記事コンテンツは、以降、該広告関連記事選択処理での処理対象として選択しないことが考えられる(図11のS406)。
広告コンテンツについて、その広告関連コンテンツが何度も繰り返して表示することを防止する。これにより、同じ広告についてもユーザが様々な広告関連コンテンツを閲覧することができるようになる。これは特に、同じユーザが複数回、記事画面WDを閲覧する際に有用である。
また配信サーバ2(配信処理部22)は、選択処理部21が選択したコンテンツが所定の順序で並んだウェブページデータを生成し、所定の順序は、関連コンテンツ(広告関連コンテンツ)が第2コンテンツ(広告コンテンツ)に隣接するように設定されていることが考えられる(図12のS502)。
即ち、広告コンテンツと広告関連コンテンツが近い距離にあるため、視覚的に認識しやすくなる。
これにより、ユーザは広告コンテンツを見たときに、その広告の概要、内容等を推測するための記事をすぐに発見できるようになる。また、ユーザが広告関連コンテンツの内容を閲覧した後に、広告コンテンツの要約記事を認識することで、広告に興味を湧かせやすくなるといったことも考えられる。
特に、広告コンテンツの上段に広告関連コンテンツを配置することは、ユーザがウェブページを下にスクロールした際に、まず広告関連記事を提示した後に広告コンテンツを閲覧させることができるため、ユーザに広告に対する興味を起こさせやすくなると考えられる。また広告コンテンツの下段に広告関連コンテンツを配置することで、ユーザがウェブページを上にスクロールしたときに上記と同様の効果を奏する。
また配信サーバ2(記憶管理部23)は、所定時間を、第1コンテンツ群(記事コンテンツ群)の各コンテンツ(記事コンテンツ)の重要度に応じて設定することが考えられる(図9のステップS205)。
これにより、各第1コンテンツの重要度に応じて、広告関連記事選択処理により広告関連コンテンツとして選択可能な期間が異なる。
例えば、台風情報等の一過性のニュースについてはあまりに長い期間、広告関連コンテンツとして選択可能としておくことは、ニュース記事を閲覧するユーザに違和感を与える表示となってしまうおそれがあるため、上記所定時間を短く設定することが有用である。しかしながら一方で、重要なニュースや年間を通して話題となるようなニュースについては、ある程度長い期間に広告関連コンテンツとして提示しても違和感を感じさせない。そのため、ニュース記事の内容、性質等に応じて違和感のない提示態様を実現することができる。
また配信サーバ2は、第1コンテンツ群(記事コンテンツ群)の各第1コンテンツ(記事コンテンツ)について、選択処理部21による第3選択処理(広告関連記事選択処理)の処理対象とするか否かを示す処理対象情報を記憶部(DB3)に記憶させる記憶管理部23を有し、選択処理部21は、各第1コンテンツ(記事コンテンツ)に設定された処理対象情報を参照して第3選択処理(広告関連記事選択処理)を行い、記憶管理部23は、各第1コンテンツ(記事コンテンツ)について、第3選択処理(広告関連記事選択処理)の対象から除外する期間を経過した後に、第3選択処理(広告関連記事選択処理)の対象となるように、記憶部(DB3)における処理対象情報の更新を行うことが考えられる(図19のS705〜S707)。
これにより、投稿された記事コンテンツは、処理対応情報が記憶されてから一定期間の経過後に広告関連コンテンツとして選択可能となる。
記事投稿端末4から配信サーバ2に配信されたニュース記事は、最新のニュースであるため、ニュース記事配信サービスにおいては、初期表示領域のできるだけ先頭に掲載したい記事であることがほとんどである。この場合に、このような最新ニュースが、広告関連記事選択処理により、広告関連コンテンツとして選択されてしまうと、本来掲載する予定であった表示領域の先頭部分に当該最新ニュースを表示できないことも生じ得る。
そこで、最新ニュースが投稿されてからすぐには広告関連コンテンツの候補とはせず、ある程度時間が経過して、当該ニュースの優先順位が低くなってきたときに広告関連コンテンツの候補とすることで、最新ニュースを先頭に表示しつつ、広告関連コンテンツを表示することが可能となる。
また配信サーバ2(配信処理部21)は、第2コンテンツ(広告コンテンツ)が表示領域VPに提示されなくなってから、再度前記第2コンテンツが提示される際に、関連コンテンツ(広告関連コンテンツ)が第2コンテンツ(広告コンテンツ)に隣接して提示されるように制御することが考えられる(図17)。
即ち、広告コンテンツが表示領域VPに提示されなくなっているうちに、広告関連記事選択処理により広告関連コンテンツの選択及び当該広告関連コンテンツで並び替えたウェブページデータの生成を行う。
これにより、配信サーバ2の処理負荷が軽減され、ユーザに閲覧させる記事画面WDを迅速に提示することができる。また、広告関連コンテンツは、広告コンテンツが表示領域VPに提示されなくなってから選択する処理を実行することができるため、ユーザを待たせるといった感覚を生じさせることのない、自然な広告関連コンテンツの表示を実現できる。
<9.プログラム及び記憶媒体>
以上、本実施の形態の情報処理装置の実施の形態としての配信サーバ2を説明してきたが、実施の形態のプログラムは、配信サーバ2における各処理を情報処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
実施の形態のプログラムは、端末装置からの配信要求に応じて、第1コンテンツ群から配信対象となる第1コンテンツを選択する第1選択処理と、第2コンテンツ群から配信対象となる第2コンテンツを選択する第2選択処理と、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツと共通の分類に属する第1コンテンツを配信対象となる関連コンテンツとして前記第1コンテンツ群から選択する第3選択処理と、を実行する選択処理機能と、
前記選択処理機能で選択したコンテンツを示すウェブページデータを生成し、該生成したウェブページデータを用いた提示制御を行う配信処理機能と、を実行させるものである。
即ちこのプログラムは、配信サーバ2に対して図7乃至図12、図14、図17乃至図19で説明した各ステップの処理を実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより、上述した配信サーバ2としての情報処理装置を実現できる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的或いは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークによりダウンロードすることもできる。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本技術の
一例であり、本技術は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本技術に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
1…ユーザ端末、2…配信サーバ、3…データベース、4…記事投稿端末、5…広告サーバ、21…選択処理部、22…配信処理部、23…記憶管理部

Claims (11)

  1. 端末装置からの配信要求に応じて、記事コンテンツ群から配信対象となる第1コンテンツを選択する第1選択処理と、広告コンテンツ群から配信対象となる第2コンテンツを選択する第2選択処理と、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツと共通の分類に属するコンテンツを配信対象となる関連コンテンツとして前記記事コンテンツ群から選択する第3選択処理と、を実行する選択処理部と、
    前記選択処理部が選択したコンテンツを示すウェブページデータを生成し、該生成したウェブページデータを用いた提示制御を行う配信処理部と、を備え、
    前記配信処理部は、前記第1選択処理で選択した第1コンテンツが露出されるウェブページにおいて、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツの周囲に前記関連コンテンツを露出させるように提示制御する
    情報処理装置。
  2. 前記記事コンテンツ群の各コンテンツについて、前記選択処理部による前記第3選択処理の処理対象とするか否かを示す処理対象情報を記憶部に記憶させる記憶管理部を有し、
    前記選択処理部は、前記記事コンテンツ群の各コンテンツに設定された前記処理対象情報を参照して前記第3選択処理を行い、
    前記記憶管理部は、前記記事コンテンツ群の各コンテンツについて、前記第3選択処理の対象としてから所定時間後に第3選択処理の対象ではなくなるように、前記記憶部における前記処理対象情報の更新を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記配信処理部は、
    前記選択処理部が選択したコンテンツが所定の順序で並んだ前記ウェブページデータを生成し、前記所定の順序は、前記端末装置の初期表示領域に第1コンテンツのみが提示されるように設定されている
    請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記選択処理部は、
    前記第3選択処理で所定回数前記関連コンテンツとして選択されたコンテンツは、以降、該第3選択処理での処理対象として選択しない
    請求項1から請求項3の何れかに記載の情報処理装置。
  5. 前記配信処理部は、前記選択処理部が選択したコンテンツが所定の順序で並んだ前記ウェブページデータを生成し、前記所定の順序は、前記関連コンテンツが前記第2コンテンツに隣接するように設定されている
    請求項1から請求項4の何れかに記載の情報処理装置。
  6. 前記記憶管理部は、前記所定時間を、前記記事コンテンツ群の各コンテンツの重要度に応じて設定する。
    請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記記事コンテンツ群の各コンテンツについて、前記選択処理部による前記第3選択処理の処理対象とするか否かを示す処理対象情報を記憶部に記憶させる記憶管理部を有し、
    前記選択処理部は、前記記事コンテンツ群の各コンテンツに設定された前記処理対象情報を参照して前記第3選択処理を行い、
    前記記憶管理部は、前記記事コンテンツ群の各コンテンツについて、前記第3選択処理の対象から除外する期間を経過した後に、前記第3選択処理の対象となるように、前記記憶部における前記処理対象情報の更新を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記配信処理部は、前記第2コンテンツが表示領域に提示されなくなってから、再度前記第2コンテンツが提示される際に、前記関連コンテンツが前記第2コンテンツに隣接して提示されるように制御する
    請求項1から請求項7の何れかに記載の情報処理装置。
  9. 端末装置からの配信要求に応じて、記事コンテンツ群から配信対象となる第1コンテンツを選択する第1選択処理と、広告コンテンツ群から配信対象となる第2コンテンツを選択する第2選択処理と、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツと共通の分類に属するコンテンツを配信対象となる関連コンテンツとして前記記事コンテンツ群から選択する第3選択処理と、を実行する選択処理ステップと、
    前記選択処理ステップで選択したコンテンツを示すウェブページデータを生成し、該生成したウェブページデータを用いた提示制御を行い、前記第1選択処理で選択した第1コンテンツが露出されるウェブページにおいて、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツの周囲に前記関連コンテンツを露出させるように提示制御する配信処理ステップと、
    を情報処理装置が実行する情報処理方法。
  10. 端末装置からの配信要求に応じて、記事コンテンツ群から配信対象となる第1コンテンツを選択する第1選択処理と、広告コンテンツ群から配信対象となる第2コンテンツを選択する第2選択処理と、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツと共通の分類に属するコンテンツを配信対象となる関連コンテンツとして前記記事コンテンツ群から選択する第3選択処理と、を実行する選択処理機能と、
    前記選択処理機能で選択したコンテンツを示すウェブページデータを生成し、該生成したウェブページデータを用いた提示制御を行い、前記第1選択処理で選択した第1コンテンツが露出されるウェブページにおいて、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツの周囲に前記関連コンテンツを露出させるように提示制御する配信処理機能と、
    を情報処理装置に実行させるプログラム。
  11. 端末装置からの配信要求に応じて、記事コンテンツ群から配信対象となる第1コンテンツを選択する第1選択処理と、広告コンテンツ群から配信対象となる第2コンテンツを選択する第2選択処理と、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツと共通の分類に属するコンテンツを配信対象となる関連コンテンツとして前記記事コンテンツ群から選択する第3選択処理と、を実行する選択処理機能と、
    前記選択処理機能で選択したコンテンツを示すウェブページデータを生成し、該生成したウェブページデータを用いた提示制御を行い、前記第1選択処理で選択した第1コンテンツが露出されるウェブページにおいて、前記第2選択処理で選択した第2コンテンツの周囲に前記関連コンテンツを露出させるように提示制御する配信処理機能と、
    を情報処理装置に実行させるプログラムを記録するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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