JP6628288B2 - 医療用チューブの清掃 - Google Patents

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Description

[関連出願の相互参照]
本願は、2014年2月17日に提出された米国仮特許出願第61/940725号の利益を主張する。この米国仮特許出願の内容は、引用することにより本明細書の一部をなす。
本発明は、医療用チューブから閉塞を引き起こすデブリ(obstructive debris)を除去する方法及び装置に関する。本発明は、より詳細には、医療用チューブの断面に合致するか又は医療用チューブの複数の内腔からデブリを除去するように形成される清掃部材を有する装置に関する。
毎年、多数の医療用チューブが、体内の区画(compartments)及び構造の内部から体液及び分泌物を排出するために使用される。例えば、そのようなチューブは、種々の治療に際して、膀胱、結腸若しくは消化管の他の部位、又は肺若しくは他の器官から流体を排出するために使用することができる。医療用チューブは、外傷手術後に体腔(body cavity)内に大抵蓄積する血液及び他の体液を排出するためにも使用される。これらの全ての場合において、チューブは、蓄積したすなわち溜まった流体を取り除くことが望まれる空間(space)内又はその空間に近接するようにその末端部が配され、その近位端部は患者の体外に留まるように、患者に挿入される。近位端部は、通常は吸引源に接続される。
医療用チューブによるドレナージを必要とする患者の最大カテゴリーのうちの1つは、心臓及び肺の手術を受けた患者であり、それらの患者の略全ては、手術後に心臓及び肺の周囲の空間のドレナージを行うために少なくとも1つの胸腔チューブを必要とする。胸腔チューブとは、胸部の心臓及び肺の近位に挿入され、胸膜、縦隔洞若しくは心膜洞、又は概して胸腔(thoracic cavity)内から集積した体液又は空気を排出するための、通常は半剛性の長いプラスチックチューブである。
医療用チューブの遠位端部(患者体内)の近位に蓄積する体液及び他の物質は、チューブの近位端部にかけられる吸引により、このチューブを通して体液及び他の物質が蓄積した空間から抜き出される。医療用チューブには、医療用チューブ内の吸引路を部分的に又は完全に閉塞し得る凝塊及び他のデブリがないままであることが理想的である。しかし残念なことに、体内の分泌物(特に血液又は血小板を含む分泌物)が、医療用チューブ内に、チューブ内の吸引路を部分的に又は完全に閉塞し得る凝塊を形成することが多い。
医療用チューブの閉塞は、体液及び他の物質を除去する医療用チューブの効力(医療用チューブは元来このために配される)に影響を与え、ついには医療用チューブが一部又は完全に機能しなくなる可能性がある。いくつかの場合において、機能しなくなったチューブは、深刻な又は生命を脅かし得る結果をもたらし得る。例えば、心臓又は肺の手術後において胸腔チューブ内に閉塞がある場合、適切なドレナージが行われず、結果として心臓及び肺の周囲に流体が蓄積することにより、心タンポナーデ及び気胸等の深刻で有害な事態を引き起こす可能性がある。心臓、肺、及び外傷の手術において使用される胸腔チューブに加えて、栄養チューブ、手術創ドレーン、尿道カテーテル、心血管カテーテル(cardiovascular catheters)等を含む他の医療用チューブも詰まりを起こす傾向がある。
医療用チューブが詰まった場合、その詰まりに対処する有効な手技はほとんど存在しない。胸部手術又は外傷手術後の周術期において、臨床医は、チューブをきれいに(clear)保つために胸腔チューブ内に蓄積したか又は形成されたいかなるデブリ(凝塊等)も取り除くことを試みる措置を行う。1つの方法は、単にチューブを叩いてデブリを砕くのを試みることである。別の方法は、「チューブのミルキング(milking:圧搾)」と称される。「ミルキング」は、指を用いるか、又は、ジョー上にローラーが設置されている1対のペンチから構成される原始的な装置を用いて、デブリ上でチューブを圧迫し、そのデブリを砕くのを試みることを含む。その目的は、近位端部にかけられる吸引によってデブリをチューブからより容易に抜き出すことができるように、デブリをほぐすか又はデブリを小片に砕くことである。
別の手技は、扇曲げ(fan folding)である。この手技では、臨床医は、胸腔チューブを様々に曲げ、医療用チューブの軸に沿って延在する長い凝塊又は他の閉塞物を砕くのを試みる。その目的は、デブリを、1つの長片ではなく、チューブの近位端部にかけられる吸引によってより容易に近位に抜き出される、より小さい複数の片にすることである。更に別の手技は、「ストリッピング(stripping)」として知られている。ここでは、臨床医は、何らかの方式で潤滑された2本の指を用いるか、又は、ローラーを備える1対のペンチから構成される上述した即席の装置を用いて、チューブを「絞る(strips)」。これは、まずチューブが患者体内に侵入する場所の付近でチューブを圧迫し、依然として圧迫をかけながら、チューブの長さに沿って吸引源に向かって上記圧迫機構(指又は他の圧迫装置)を近位に引き寄せることによって達成される。これは、閉塞を引き起こすいかなるデブリもチューブから吸引源に近付けるのを試みるように繰り返し行われる。
上記手技には、特に効果的なものはない。さらに、上記手技は時間がかかり、上記手技が行われるときに患者が意識下にあり清明である場合は、医療用チューブを引っ張ることによりかなりの痛みを伴う可能性がある。末端部が胸膜又は心膜の付近に配されている胸腔チューブを引っ張ることは、特に痛みを伴う可能性がある。さらに、「ストリッピング」手技は、胸腔チューブ内に短時間の突発的で極端な陰圧を生じ、これにより、ひいては胸腔チューブの末端部が配されている体腔において強力な吸引がかかることが知られている。これは、或る特定の状況で非常に危険である可能性がある。例えば、冠状動脈吻合部の縫合線等に近接して−300水柱センチメートルを超える陰圧が生じる可能性があり、それにより、以前の手術中に行った作業箇所の一部を損ねる可能性がある。結果として、多くの外科医は、上記問題が発生する可能性があるので自身の患者の胸腔チューブのストリッピングを禁止されている。
上記手技によってチューブ内の潜在的に危険な凝塊を除去することができない場合、より侵襲性の高い手技を用いなければならない。この手技は、胸腔チューブの周囲に滅菌野を確立することを必要とする。胸腔チューブは吸引源から分離され、吸引カテーテルを手動で挿入されてデブリを除去される。この手技は、開放型胸腔チューブ吸引として知られ、詰まった胸腔チューブを清掃するのに効果的であり得る。しかしながら、この手技は複数の理由からかなり望ましくない。第1に、この手技は、胸腔チューブシステム内の内部環境を外部環境に曝露し、胸部内に細菌を侵入させる可能性があることにより、このシステム内の滅菌野を損なう。第2に、通常は、胸腔チューブ内にカテーテルを挿入するために上記閉システム(吸引源〜胸腔チューブ〜胸部内の体腔)を破らなければならない。このシステムの封止を破ることで、胸部内の正常な生理学的陰圧の損失が生じる。これは、胸腔チューブを吸引する間に肺の圧潰(気胸)を引き起こす可能性がある。さらに、吸引カテーテルは、胸腔チューブの端部を容易に通り越えることができるので心臓又は肺を傷付ける可能性があり、これは生命を脅かす可能性がある。最後に、この処置は時間がかかり、また、関連する危険を伴うので大抵は外科医によってしか行うことができない。したがって、この処置は、詰まった胸腔チューブが深刻な緊急事態を引き起こしている極端な状況で時折行われるだけである。
医療用チューブは、その長さに沿って断面が変化してもよい。例えば、医療用チューブは、その近位端部付近では単一の内腔を有し、遠位端部において又は遠位端部に向かっては複数の内腔又はチャネルに仕切られてもよい。さらに、医療用チューブは、体液を医療用チューブの側部から医療用チューブに抜き取ることを可能にする、医療用チューブの外壁を貫通する1つ又は複数の開口及び/又は孔を有することができる。1つの例示的なチューブは、その遠位端部に仕切りがあり、医療用チューブの遠位端部における複数の開口が、仕切られた内腔のうちの1つ又は複数と、患者の体内における医療用チューブの外部の空間との連通をもたらす。通常、真空源によって医療用チューブにかけられる吸引を補助するように、このような仕切り付き医療用チューブは、毛管現象により上記開口を介して患者からの体液を排出するのを助けることができる。仕切り付き医療用チューブは、医療用チューブの仕切られた部分の内部から閉塞物を除去するのが困難である。なぜなら、清掃器具が医療用チューブの各内腔又はその仕切られた部分を十分に清掃することができない可能性があるからである。清掃器具が医療用チューブの近位端部から該医療用チューブに挿入される場合、清掃器具は、各別個の内腔の中に進むことができない可能性があり、その結果、凝塊又は閉塞物質が内腔のうちの1つ又は複数に残存し、ひいては医療用チューブのドレナージ能力が低下する可能性がある。
現在では、外科医は、更なるドレナージ能力をもたらすとともに詰まったチューブが生命を脅かす問題を発生させる可能性を回避するように、手術後に2本以上の医療用チューブを刺入するか、又は大径のチューブを使用することが多い。医療用チューブ(仕切り付き又は仕切り付きでない)の詰まりを防止するか、又は、吸引源とドレナージを必要とする体腔との間の閉システムを破る必要なく確実に医療用チューブを清掃する方法及び器具が所望である。このような方法/器具は、外科医が手術後に配するチューブの数をより少なくすること、又は、より小径のチューブを選択することを可能にすることができ、これらの双方により、患者の不快感及び回復期間が低減する。配されるチューブの数がより少ないことで、感染のリスクも最小限に抑えられる。
医療用チューブから閉塞物を除去する装置が提供される。本装置は、細長いガイド部材と、ガイド部材に取り付けられるか又はガイド部材と一体に形成される清掃部材とを備える。清掃部材は、医療用チューブ内のそれぞれの内腔内に収まるようにそれぞれ構成される、複数の個々の分枝を備える分枝型清掃部材である。
医療用チューブの仕切られた領域から閉塞物を除去する更なる装置が提供される。本装置は、細長いガイド部材と、ガイド部材に取り付けられるか又はガイド部材と一体に形成される清掃部材とを備え、清掃部材は、医療用チューブの仕切られた領域における単数又は複数の内腔の断面の周縁形状に略合致するように形成される。
また、医療用チューブから閉塞物を除去する器具が提供される。本器具は、ハンドルアセンブリに結合される医療用チューブと、少なくとも部分的に医療用チューブ内に延びる細長いガイド部材とを備え、医療用チューブの少なくとも一部は、ハンドルアセンブリが医療用チューブの長さに沿って固定地点から離れるように近位に引かれる際に伸張するようになっている柔軟な材料で構成される。
また、医療用チューブから閉塞物を除去する更なる装置が提供される。本装置は、長さ調整可能なガイドチューブであって、医療用チューブと流体連通して接続されるとともに、医療用チューブと協働して、医療用チューブから閉塞物を排出することができる経路を少なくとも部分的に画定する、ガイドチューブを備える。細長いガイド部材が、長さ調整可能なガイドチューブ及び医療用チューブを通って延びる。長さ調整可能なガイドチューブを伸張させる結果、ガイド部材が医療用チューブに対して後退し、長さ調整可能なガイドチューブを収縮させる(すなわち縮小させる)結果、ガイド部材が医療用チューブに対して前進する。
また、医療用チューブの仕切られた領域における個々の別々の内腔から閉塞物を除去する方法が提供される。本方法は、以下のステップ、すなわち、少なくとも部分的に医療用チューブ内に配置される細長いガイド部材を並進させるステップと、それにより、ガイド部材に取り付けられるか又はガイド部材とともに形成される清掃部材を医療用チューブ内で対応して並進させるステップとを含む。清掃部材は複数の分枝を備え、各上記分枝は、別々の内腔のうちのそれぞれの内腔内に収まってその内腔内で並進する。
また、医療用チューブを備えるアセンブリが提供される。医療用チューブは、近位領域及び遠位領域を有する。上記近位領域及び遠位領域の双方において、主内腔が医療用チューブを通って延びる。医療用チューブの遠位領域に少なくとも1つの副内腔が延び、この少なくとも1つの副内腔は、医療用チューブの内部壁によって主内腔から分離される。副内腔は、医療用チューブの外部の空間に対して実質的に開口するチャネルとして構成される。主内腔と副内腔とは、中間壁にある少なくとも1つの開口を介して流体連通する。
医療用チューブに接続される清掃器具の斜視図である。 チューブの側壁にチューブの長さの一部に沿って延びる開口(図示の実施形態ではスリット)を有する医療用チューブの斜視図である。 図2の医療用チューブの遠位端部の拡大斜視図である。 その長さに沿って断面が変化する、本明細書に記載の例示的な仕切り付き医療用チューブの側面図である。 図3の医療用チューブの線A−Aに沿った断面図である。 図3の医療用チューブの線B−Bに沿った断面図である。 図3の医療用チューブの線C−Cに沿った断面図である。 その長さに沿って断面が変化する、本明細書に記載の別の例示的な仕切り付き医療用チューブの側面図である。 図4の医療用チューブの線A−Aに沿った断面図である。 図4の医療用チューブの線B−Bに沿った断面図である。 その長さに沿って断面が変化する、本明細書に記載の別の例示的な仕切り付き医療用チューブの側面図である。 図5の医療用チューブの線A−Aに沿った断面図である。 図5の医療用チューブの線B−Bに沿った断面図であり、図5に示すように、遠位領域(この図の断面に対応する)では医療用チューブの側壁に穿孔がある。 その長さの一部に沿ってその側壁に孔を有する、医療用チューブの仕切られた遠位領域の斜視図である。 図6に示す医療用チューブの仕切られた領域の線7−7に沿った断面図である。 図6に示す医療用チューブの代替的な一実施形態の断面図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る仕切り付き医療用チューブ又はその一領域の断面図である。 本明細書に記載の別の実施形態に係る仕切り付き医療用チューブ又はその一領域の断面図である。 本明細書に記載の更に別の実施形態に係る医療用チューブの仕切られた遠位領域の断面図であり、副内腔は、医療用チューブの外側の側方空間に対して完全に開口するチャネルU字状チャネルの形態である。 図10aに示す医療用チューブの仕切られた領域の斜視図である。 図10aに示す医療用チューブの長手方向断面図であり、主内腔は、仕切られていない領域(図の左側)と図10aに示す仕切られた領域との間の遷移領域において収束する。 本明細書に記載の別の実施形態に係る仕切り付き医療用チューブ又はその一領域の断面図である。 本明細書に記載のまた別の実施形態に係る仕切り付き医療用チューブ又はその一領域の断面図である。 本明細書に記載のまた別の実施形態に係る仕切り付き医療用チューブ又はその一領域の断面図である。 本明細書に記載のまた別の実施形態に係る仕切り付き医療用チューブ又はその一領域の断面図である。 本明細書に記載のまた別の実施形態に係る仕切り付き医療用チューブ又はその一領域の断面図である。 本明細書に記載のまた別の実施形態に係る仕切り付き医療用チューブ又はその一領域の断面図である。 以下に記載の一実施形態に係る清掃部材の側面図である。 図17の清掃部材の背面斜視図である。 図17の清掃部材の遠位端部の背面の拡大斜視図である。 図17の清掃部材の遠位端部の正面図である。 以下に記載の別の実施形態に係る清掃部材の背面斜視図である。 以下に記載の更に別の実施形態に係る清掃部材の背面斜視図である。 以下に記載の更に別の実施形態に係る清掃部材の背面斜視図である。 以下に記載の更に別の実施形態に係る清掃部材の遠位端部の背面の拡大斜視図である。 医療用チューブのそれぞれの内腔の中に配置されている多枝型清掃部材を示す、図8と同様の断面図である。 医療用チューブのそれぞれの内腔の中に配置されている多枝型清掃部材を示す、図7と同様の断面図である。 以下に記載の更に別の実施形態に係る清掃部材の背面斜視図である。 図24の清掃部材の遠位端部の背面の拡大斜視図である。 以下に記載の更に別の実施形態に係る清掃部材の背面の拡大斜視図である。 以下に記載の更に別の実施形態に係る清掃部材の背面の拡大斜視図である。 以下に記載の更に別の実施形態に係る清掃部材の背面の拡大斜視図である。 以下に記載の更に別の実施形態に係る清掃部材の背面の拡大斜視図である。 以下に記載の更に別の実施形態に係る清掃部材の正面の拡大斜視図である。 以下に記載の更に別の実施形態に係る清掃部材の正面の拡大斜視図である。 以下に記載のまた別の実施形態に係る清掃部材の斜視図である。 医療用チューブの遠位端部に近接してその主内腔の中に配置されているループ型清掃部材を示す、図9の仕切り付き医療用チューブの遠位端面図である。 医療用チューブの遠位端部に近接してその主内腔の中に配置されているループ型清掃部材を示す、また別の実施形態に係る仕切り付き医療用チューブ又はその遠位領域の遠位端面図である。 医療用チューブの主内腔の中に配置されているループ型清掃部材を示す、図11の仕切り付き医療用チューブの断面図である。 医療用チューブ内に進められたガイド部材及び清掃部材を示す、仕切られた遠位領域を有する医療用チューブに接続された以下に記載の一実施形態に係る清掃器具の側面図である。 医療用チューブの仕切られた遠位領域の個々の内腔に対応する、清掃器具の清掃部材のそれぞれの分枝が、個々の内腔に完全に挿入されているのを示す、図34に示す医療用チューブの遠位領域の拡大側面図である。 清掃部材(分枝)が部分的に後退されていることを除き、図35と同様の拡大側面図である。 図34に示す実施形態の医療用チューブに沿って配置される以下に記載のサムグリップの一実施形態の拡大斜視図である。 サムグリップの抑制部にある抑制要素のタブが静止位置にある、図37に示すサムグリップの拡大斜視図である。 以下に記載の一実施形態に係る清掃器具の斜視図である。 別個の近位ガイドチューブを備えない以下に記載の別の実施形態に係る清掃器具の斜視図であり、ガイドチューブは伸張形態にある。
本明細書で使用されるとき、「近位」及び「遠位」という用語は概して、胸腔チューブ等の医療用チューブが取り付けられているか又は取り付けられる予定の患者を基準に解釈される。例えば、医療用チューブ(例えば胸腔チューブ)の遠位端部又は遠位領域とは、使用中、患者体内に挿入されるか、又は、医療用チューブ(例えば胸腔チューブ)の反対側の端部若しくは領域に比較して患者により近接して(例えば患者体内に)配置される端部又は領域である。同様に、遠位要素(又は要素の遠位側若しくは遠位領域)は、近位要素(又は要素の近位側若しくは近位領域)よりも患者又は胸腔チューブの遠位端部に近い。また本明細書では、チューブ、ワイヤー、又は部材の「末」端部は、その遠位端部を指す。
図1は、その遠位端部104付近に仕切りがある例示的な医療用チューブ102に接続される清掃器具101の図を示している。医療用チューブ102は、少なくとも1つの内腔と、チューブ102内の1つ又は複数の内腔と流体連通する1つ又は複数の開口123とを有する。図1の実施形態では、医療用チューブは、ただ1つの内腔を有する。内腔は、遠位端部104から又は遠位端部104付近から近位端部103まで延びる。開口123は、遠位端部104から又は遠位端部104付近から医療用チューブ102の長さの一部に沿って延びる。使用時、体液は、毛管現象又は(例えば、接続される真空/吸引源、真空ポンプ、圧縮バルブ(compressed bulb)、又は他の手段を介した)圧力勾配によって、内腔に引き込むことができる。図2及び図2aは、医療用チューブの遠位端部104付近のその長さの一部に沿って開口123を有する医療用チューブ102をより明確に示している。医療用チューブ102は、その近位端部103において清掃器具101に取り付けることができる。医療用チューブ102は、流体密封シールを確実にするのを助けるようにシリコン等の弾性を有する材料で作製されることが好ましい。また、例えばシリコン製の柔軟な弾性医療用チューブ102は、ポリプロピレン又はポリエチレン等の比較的剛性の医療用チューブ材料に比較して患者の不快感を低減する。しかしながら、所望であれば、これらの剛性材料及び他の剛性材料を使用してもよい。また所望であれば、シリコンの代わりに、種々の熱可塑性プラスチック及び熱硬化性プラスチックを含む他の材料を使用してもよい。医療用チューブ102は、透明な(すなわち透過性又は実質的に透過性の)プラスチック材料から作製され、したがって本明細書に記載の清掃器具101の操作者が内部のいかなる凝塊物質又は他のデブリも可視化し、また以下に記載するようにその除去も可視化することができることが好ましい。以下に記載の医療用チューブ102の態様及び実施形態は、様々な用途に使用される多様な医療用チューブ、例えば、胸腔チューブ、カテーテル、他の構造若しくは穴(orifices)から排液するための外科用ドレーンチューブ、気管チューブ、栄養チューブ、胃チューブ、又は消化管に対して物質を出し入れするためのチューブ等から閉塞を引き起こすデブリを除去するのに、そのまま又は少しの慣例的な変更を行うだけで使用することができる。
仕切り付き医療用チューブの例示的な実施形態をより完全に以下に記載する。図3〜図5からわかるように、その長さに沿って断面が変化する医療用チューブ102を設けることができる。図3〜図3cに示す1つの実施形態において、概ね丸い又は円形の外縁(外周)を有する医療用チューブ102は、様々な断面を有する複数の領域を有することができ、各領域の内部には、それぞれの数及び構成の内腔又はチャネルがある。図3〜図3cに示す実施形態は、3つの別々の領域、すなわち、図3aにその断面が示されている近位領域と、図3bにその断面が示されている中間領域と、図3cにその断面が示されている遠位領域とを有する。
近位領域は単一の内腔を構成しており、そのためこの領域は従来のチューブと同様の構成となっている。図3aに示すように、医療用チューブ102は、この領域において略中空であり、開放円筒形の断面を有する単一の内腔を有する。図3bに示すように、中間領域は、図示のように対称的に配置される、4つの略均等な楔形の内腔に分割される。図3cに示すように、遠位領域には、チューブ102の長さに沿ってその外壁を通るスリット又は孔が配置されており、中間領域における楔形の内腔は、対応して構成されるとともに同様の形状のチャネルに移行するようになっている。これらのチャネルは、上述のスリット又は孔を通して、チューブ102の外面に隣接してチューブ102を囲む空間に対して側方に開口する。本明細書で使用されるとき、「内腔」という用語は、医療用チューブの外部に対して側方に開口しない閉鎖路と、医療用チューブの壁を通した流体連通をもたらすスリット、孔、又は他の開口を介して外部に対して開口する通路であるチャネルとの双方を含むことに留意されたい。また、内腔は、医療用チューブの壁を通して外部に対しても開口しているか否かに関わらず、スリット、孔、又は他の開口を介して医療用チューブ内の隣接する内腔に対して開口することができる。
図4〜図4bに示す別の実施形態では、医療用チューブ102は、その近位端部103付近のその長さの一部に沿っては丸い形状であるが、その遠位端部104付近のその長さの一部に沿って平坦な形状に遷移することができる。このタイプの医療用チューブは、フラットチャネルドレーンと称することができる。図4の線A−Aに沿った図4aに示すように、この実施形態の医療用チューブ102の第1の領域は、従来のチューブと同様である開放円筒形の断面を有する単一の内腔を有する。しかしながら、この実施形態の医療用チューブ102は、その長さに沿って遠位端部に向かって進むと、近位端部103に近接する上述した第1の領域の上記断面から、遠位端部104に近接する第2の領域の、2つの平坦な長辺と2つの丸い短辺とを特徴とする平坦な長円形の断面に遷移する。図4の線B−Bに沿った図4bは、この第2の領域における医療用チューブ102の断面を示している。ここで、チューブは、4つの別々のチャネルに仕切られる。これらのチャネルのうちの2つは、断面が略矩形であり、チューブの対向する平坦な辺に近接して互いに対向して配置され、また、上記チャネルのうちのもう2つは、断面が略半円形であり、対向する湾曲した辺に近接して互いに対向して配置される。図示の実施形態では、チャネルのそれぞれは、チューブの壁を通した流体連通をもたらすそれぞれのスリット又は孔によって、チューブを直接に囲む環境に対して開口する。
更に別の実施形態が図5に示されている。図5も、医療用チューブ102のフラットチャネルドレーン実施形態を示している。この実施形態では、図5の線A−Aに沿った図5aにその断面が示されている第1の領域すなわち近位領域は、前述の実施形態と同様である。すなわち、従来のチューブと同様に単一の内腔が円筒形の断面を有する。しかしながら、ここでは、前述の実施形態とは異なり、図5の線B−Bに沿った図5bにその断面が示されている第2の領域は、この領域におけるチューブのそれぞれの平坦な外壁及び湾曲した外壁に対して平行である平坦な辺及び湾曲した辺を有する、その断面形状が長円形かつ略卵形(ovoid)である単一の閉鎖した内腔を有する。この実施形態の医療用チューブ102の第2の領域における長円形の内腔の1つの平坦な辺の長さに沿って、長手方向に延びる複数のリブが配置され、それらの間に中間チャネルが画定される。これらのリブは、第2の領域すなわちフラットチャネル領域において、医療用チューブ102に或る程度の曲げ強さを与えることができる。また、これらのリブは、チューブがねじれるか又は圧潰される場合であっても、流体流のための単数又は複数のチャネルを維持するのを援助することができる。
図6及び図7は、更なる一実施形態に係る仕切り付き医療用チューブ102を示している。詳細には、図6は、医療用チューブ102の遠位端部を示している。この遠位端部は、図示のように対称的に配置される4つの略均等な四分円形の内腔105に仕切られ、内腔105はそれぞれ、チューブ102の長手軸から径方向に遠位にある弧状の外壁と、弧状の壁の反対側で上記軸に近接して長手方向に延びるスロット111とを有する。図6の線7−7に沿った断面を示す図7によりよく示されているように、四分円形の内腔105は、端部を正面に見ると実質的に十字又はプラス符号(+)の形である、実質的に直交して長手方向に延びる径方向横部材によって分離及び画定される。この実施形態では、各内腔105のそれぞれと連通するスロット111は、断面が略円形である。以下に記載するように、好ましい実施形態では、スロット111は、それぞれの内腔105内で関連する清掃部材を並進移動等によって駆動させるように、それぞれのガイド部材(例えばガイドワイヤー)を受け入れることができる。
図8は、それぞれの内腔105を清掃するのにガイド部材/ワイヤーを受け入れることがない場合は望ましくないか又は役に立たない場合がある上述のスロット111を有しないことを除き、図7の断面と同様の断面を示している。更なる一代替形態(図示せず)では、内腔105のうちの全てではないがいくつか(例えば1つのみ)は、関連するスロット111を有してもよい。
図9に示す別の実施形態では、医療用チューブ102又はその一部は、主内腔112がチューブ102の中心に、かつチューブ102の中心軸と同軸に配置され、複数の副内腔105(図示のように外部に対して側方に開口するチャネルとすることができる)が主内腔112の外周の周りに配置される断面を有することができる。図9では、4つの副内腔105が周方向に90度離れて整列して配置され、主内腔112の外周に隣接して互いに離間する本質的に弧状のチャネルを形成する。図9では(図6〜図8でも同様)、開口123は、医療用チューブ102の側壁を貫通し、チューブ102の長さに沿って、例えば遠位端部104から又は遠位端部104付近から少なくとも図示の断面の近位に延びる。開口123は、各副内腔105と、開口に隣接する外部環境との流体連通をもたらす。図10に示す実施形態は、図9の実施形態と同様であるが、主内腔112を画定する壁を通る、主内腔112と副内腔105のそれぞれとの流体連通をもたらす開口113が追加されている。
図10a〜図10cは、チューブの遠位端部に仕切られた領域を有する医療用チューブ102の更なる一実施形態を示している。この実施形態では、副内腔105は、医療用チューブの側方に隣接する医療用チューブの外部の空間に対して完全に開口するU字状チャネルとして構成される。仕切られた領域では、副内腔105のそれぞれは、各それぞれの内腔から主内腔112を分離する壁にある、長手方向に離間する複数のそれぞれの開口113によって、中心に配置された主内腔112と流体連通する。仕切られた領域は、医療用チューブ102の近位端部から離れた位置にある。主内腔112は、仕切られた領域に対して近位の場所から、好ましくは医療用チューブの近位端部から進むと、仕切られた領域における主内腔112の断面よりも大きい断面を有する。好ましくは、この場所では、主内腔112は、チューブにある唯一の内腔であり、したがって、効率的なドレナージに好適な最大の断面積を有することができる。主内腔112は、上述の場所から遠位に延びた先では、主内腔112の断面積が上述の最大の断面積から減少した断面積に収束する遷移領域に達する。主内腔が収束するので、チューブ102の仕切られた領域に、例えば主内腔112の周囲で側方に離間するとともに主内腔112に対して平行に延びる副内腔105が配置される余地ができる。この実施形態では、仕切られた領域は、医療用チューブにおいて遠位に、好ましくは遠位端部に近接して配置され、ドレナージを必要とする患者の体腔又は穴の内部に刺入されるように構成される。副内腔105は、体腔/穴から集積した体液及び他のデブリを抜き出すために真空源と直列に接続することができる主内腔112への体液のドレナージを援助する役割を果たす。周縁にわたって完全に閉鎖されるのは主内腔112のみであるので、この主内腔112が、閉塞物が最も形成されやすい主な場所である。したがって、チューブの開通を維持するには、主内腔112だけを積極的に清掃することが効果的とされる。この実施形態は、例えば図3の医療用チューブの中間領域におけるような、チューブ詰まりの大部分が大抵生じる場所である比較的小径の複数の内腔を回避する。
この実施形態では、長手方向に変化する主内腔112は、任意の適切なサイズの清掃部材によって清掃することができる。より最適な清掃は、医療用チューブ102の近位端部103から遠位端部114に遷移するにつれて主内腔112の断面に適応することができる清掃部材107を用いることで達成することができる。図20及び図26〜図29bに示す清掃部材107は、ばね鋼又はニチノール等の形状記憶合金から作製することができ、それにより、内腔がより大きい断面からより小さい断面に遷移する領域を清掃部材107が通って進む際に、清掃部材107に側方からの圧縮力がかかることによって清掃部材が変形し、清掃部材が、内腔112のより小径の領域の断面積に対して相補的なより小さい総断面積に適合するようになる。図26及び図27の清掃部材は、ガイド部材109から又は別様には清掃部材の中心部から側方に延出して片持ち支持される分枝又はワイヤーを利用する。図28の清掃部材は、弾性の形状記憶材料製とすることができるワイヤー等の螺旋状に巻かれた部材であり、静止形態では、使用時に内腔112内で適合しなければならない最大の断面積又は直径よりも僅かに大きい。図29〜図29bの清掃部材はワイヤー型清掃部材であり、この清掃部材は、ともに3次元的な全体構造を形成するように曲げられるか又は形成される、1つ又は複数のワイヤーから形成される。3次元的な全体構造とは、例えば、図29では電球又は泡立て器、図29aでは長楕円体(oblong spheroid)、図29bでは楕円体である。これらのワイヤー型清掃部材も、弾性の形状記憶材料から形成され、その静止状態では、使用時に適合しなければならない最大の断面積又は直径よりも僅かに大きい総断面積又は直径に適合するようになっていることが好ましい。各場合において、清掃部材の弾性により、主内腔112の様々な断面積若しくは直径に適合するか、又は少なくとも所与の場所において内腔内の利用可能な断面積に適応し、様々な領域の清掃を容易にすることが可能になる。例えば、上述の実施形態のいずれに係る清掃部材も、内腔112の(例えば医療用チューブ102の遠位端部における又は遠位端部付近での)より小さい断面領域に適合することができ、チューブ102を通して主内腔112のより大きい断面領域に引き込むと、清掃部材の弾性及び/又は形状記憶特性により、清掃部材がおおよそその元の形状に戻る傾向を有し、内腔112のより大径の領域に適合するより大きい総断面積を有する形態をとるようになっている。「適合する」という用語は、清掃部材の断面が内腔112の断面に必ず合致するか又は相補的であることは意味していない(一方で、これは特に内腔の断面が円形である場合の1つの可能な実施形態でもある)。むしろ、「適合する」という用語は、清掃部材の断面積が、所与の場所において内腔内の利用可能な断面積に適応するように拡張することを単に意味する。
また、上述したように弾性材料で形成される清掃部材は、断面が変化する主内腔112に適合する能力に加えて、医療用チューブ102及びその内部の主内腔112に生じる場合があるねじれ及び狭窄に適合し、撓む結果として、患者体内の身体構造及び器官に適合するか又は身体構造及び器官を進むことができる。この特徴は、蛇行する経路を辿る医療用チューブ102を清掃するのに有用であることがわかるであろう。
図10a〜図10cに示す実施形態に対する代替的な一実施形態では、主内腔112は、医療用チューブの近位端部から医療用チューブの遠位端部まで一貫したままである内部断面を有し得る。この形態では、副内腔を有しない近位領域における壁厚はより厚いことが理解され得る。代替的には、近位領域における医療用チューブの総直径/断面積は、副内腔を有する領域における総直径/断面積よりも小さい。
図11は、医療用チューブ又はその一領域の断面が3つの内腔、すなわち、この領域におけるチューブの全断面積の略半分を構成する、半円形の断面を有する主内腔112と、チューブの総断面積のもう半分を構成する、外部に対して開口するチャネルの形態である2つの四分円形の内腔すなわち副内腔105とを有する更なる一実施形態を示している。医療用チューブ102の外壁の一部に沿って各副内腔105に隣接して開口123が配置され、このような各内腔105と外部環境との流体連通をもたらす。副内腔105のそれぞれから主内腔112を分離する壁にある穿孔又は開口113は、副内腔105のそれぞれと主内腔112との流体連通をもたらす。
図12〜図16は、実質的にフラットチャネルドレーンとして構成される医療用チューブ102の更なる実施形態を示している。例えば、図12〜図14は、チューブ102が略楕円形の断面を有し、中心にある主内腔112がチューブ102の長手軸と同心である実質的に円形の断面を有する同様の実施形態を示している。一対の副内腔105は、それぞれ湾曲した壁によって略台形の断面を有するとともに他方の鏡像をなし、主内腔112の両側に配置される。図12〜図14の図示の実施形態のそれぞれにおいて、チューブ102の側壁にある開口123が、副内腔105のそれぞれと医療用チューブ102に隣接する外部環境との流体連通をもたらし、副内腔105がチャネルとして構成されるようになっている。図13及び図14の実施形態では、副内腔105から主内腔112を分離する壁に開口113(例えばスロット又は穿孔)が設けられ、副内腔105と主内腔112との流体連通がもたらされる。そのような開口のうちの複数は、医療用チューブ102に沿って長手方向に周期的に離間することができる。代替的には、開口113は、好ましくは医療用チューブの遠位端部において又は遠位端部に近接して、医療用チューブの長さの一部又はかなりの長さに延びるスロットとして構成することができる。図14に示す実施形態は、医療用チューブの側壁に、主内腔112と外部環境との間の更なる開口113を有し、それにより主内腔112と外部環境との流体連通をもたらす。ここでも、これらの開口は、上述したのと同様な構成及び配置とすることができる。
図15に示す医療用チューブ102の実施形態は、略矩形の断面を有する。略矩形の主内腔112は、チューブ102の中央に配置される。断面で見た場合、一対の略半円形の内腔が、医療用チューブの短辺に隣接して主内腔112の両側に配置される。各半円形の内腔105は、チューブの側壁の、例えば使用時に患者の体腔内に挿入されるその遠位端部の近位にある開口123を介して、チューブの外部環境と流体連通させ、その近位に存在する体液を排出することができる。前述と同様に、内部開口113は、主内腔112と各副内腔105とを分離する壁に設けることができる。またさらに、チューブ102の長辺壁に更なる開口113を設け、主内腔112と外部環境との連通をもたらすことができる。このような開口113及び123は、この実施形態のチューブにおいて既に記載したのと同様な配置及び構成とすることができる。
上述の医療用チューブのそれぞれは、断面で見た場合、左側が右側の鏡像をなすように対称的な断面を有する。一方で、非対称的なチューブ(断面で見た場合)も本開示の範囲内にある。図16に示す1つの代替的な実施形態では、卵形の医療用チューブ102が、例えば、医療用チューブの中心からオフセットした円形の主内腔112を有し、主内腔112の軸が医療用チューブの中心軸と同じではないようにすることができる。図示の実施形態では、医療用チューブ102の対向する丸い側壁に隣接して略卵形の副内腔105が配置され、チューブ102の側壁にある開口123が、外部環境と内腔105との流体連通をもたらす。さらに、チューブ102の外壁にある主内腔112に隣接する開口113及び上記2つの内腔を分離する内部壁にある開口113は、副内腔105と主内腔112と外部環境との流体連通をもたらす。ここでも、これらの開口113及び123は、既に述べたような配置及び構成とすることができる。
医療用チューブ内又は医療用チューブの一領域内に平行に延びる複数の別々の内腔の相対的な配置及び向きに関わらず、多枝型清掃部材は、複数の内腔の同時清掃を提供するように、内腔の形態に合致するように構成することができる。例えば図7及び図8に示すマルチルーメン構成に戻ると、例えば図17〜図17cに示す多枝型清掃部材は、それぞれの効果的な同時清掃を提供するように、各内腔のそれぞれに対応するとともに位置合わせされるそれぞれの清掃要素を提供するように構成することができる。清掃部材107(図17)は、例えば、患者に対してより近位の場所から駆動することができる細長いガイド部材119の遠位端部に設けるか、又は該遠位端部の一部として形成することができる。それぞれ対応して構成される内腔を清掃するために、それらの内腔の中で又はそれらの内腔に通して清掃部材107を並進させるか又は別様に駆動するのに有効な任意の好適な駆動機構を使用することができる。1つの例示的な駆動装置が、例えば、引用することにより本明細書の一部をなす米国特許第7,951,243号に開示されている。一方で、他の好適な駆動機構を使用することが有利である場合もある。
図17〜図17cの実施形態に戻ると、清掃部材107は、細長いガイド部材119の遠位端部に配置され、好ましい一実施形態では細長いガイド部材119の遠位端部と一体に又はその遠位端部として形成される。細長いガイド部材119は、閉塞を引き起こすデブリを砕く及び/又は医療用チューブ102から抜き出すように、医療用チューブ102内に通して後退可能に(reversibly)前進させることができる(以下にも記載する)。1つの実施形態において、ガイド部材119は、ガイドワイヤーの形態とすることができ、清掃部材107は、上記ガイドワイヤー、又は、ガイド部材119を提供するように編み合わされているが、一方では以下に記載するように清掃部材107の別々の分枝109を提供するように解かれて分離する複数のワイヤーによって形成することができる。図示の実施形態では、清掃部材107は、少なくともチューブの遠位端部104において又は遠位端部104に近接して、図7又は図8の断面に示すように実質的に構成される複数の内腔105に仕切られた医療用チューブ102における使用に向けて構成される。
ここで図17を参照すると、例示的な多枝型清掃部材107は、多枝型清掃部材107がガイド部材119に統合される(すなわちガイド部材119から遷移する)近位端部110においてともに束ねられる複数のワイヤーを備える。個々のワイヤーは、編み合わせるか、撚り合わせるか、螺旋状に巻くか、又は互いに対して平行とすることができる。代替的な一実施形態では、ワイヤーは、ワイヤーを一緒に保持する保持部材によってそれらの近位端部110において束ねてもよいし、ともに溶接してもよい。上述の形態のうちの1つにおいて、束ねられたワイヤーは、それ自体でガイド部材119を形成することができる。個々のワイヤーは、清掃部材107の遠位端部108に近付くと、4つの別々の分枝109に分離される。4つの別々の分枝109はそれぞれ、医療用チューブ102の内腔のうちの関連する1つの内腔に位置合わせされて、その内腔を清掃するようになっている、それぞれの清掃要素を構成する。すなわち、ワイヤーは、得られる分枝109が、相補的な仕切り付き医療用チューブ102の内腔の中にフィットする空間的な構成を有するように分離される。図17a〜図17cに示すように、図示の実施形態では、各個々のワイヤー/分枝109の末端部は、ループ107aを形成するように巻かれている。各ループ107aの直径は、例えば、清掃部材107が差し込まれる医療用チューブ102の対応する内腔105の内壁の円周に実質的に対応するように選択することができ、これは以下でより詳細に記載する。以下にも記載するように、ループの他に、清掃される内腔の断面の周縁形状に合致する他の形態も検討される。清掃部材107の長さは、例えば、上記仕切られた領域内に完全に前進した状態から上記領域に対して略完全に後退した状態まで並進させる際に、清掃部材107がデブリを砕く及び/又は医療用チューブ102の仕切られた部分内からデブリを抜き出すのを可能にするように、医療用チューブ102の仕切られた領域の長さに対応する寸法であることが好ましい。
更なる一実施形態において、清掃部材107の各個々のワイヤー分枝109の末端部は、図18に示すように球体107bを備えることができる。ここでも、各球体107bの直径は、その断面寸法が、デブリを除去するために球体107bがその内部で駆動される医療用チューブ102の内腔105の断面寸法に実質的に対応する球体をもたらすように選択されることが好ましい。また、図18の実施形態は、清掃部材107の複数のワイヤーが、シングルワイヤーガイド部材119とともに撚り合わせることによってそれらの近位端部110において束ねられているのを示している。
図19は、図18と同様に、清掃部材107の分枝109の末端部に球体107bが配置又は形成される一実施形態を示している。図17及び図18の実施形態と比較して、図19の実施形態の個々のワイヤーは、対応する相補的なマルチルーメン構成を有する医療用チューブの場合に適切であるように、互いから遠くに離して配置されている。また、この実施形態では、清掃部材107の分枝109の長さは、前述の図示の実施形態におけるよりも短く、清掃部材107がデブリを除去するのに有効とされる医療用チューブ102の同様に比較的短いマルチルーメン領域に対応する。本明細書に記載の多枝型清掃部材107の分枝109の数、構成、間隔、及び長さは、清掃される医療用チューブ102のマルチルーメン領域における相補的な形状に対応するように選択することができることを理解されたい。さらに、図19は、分枝109を形成するワイヤーが、清掃部材107の近位端部110において、ワイヤーを一緒に保持する保持部材127によって束ねられる一実施形態を示している。
図17〜図19の実施形態では、清掃部材107のワイヤーは、仕切り付き医療用チューブ102の特定の内腔と対応するように構成される。図20は、別の実施形態の清掃部材107を示しており、この清掃部材107は、それらの近位端部110において保持部材127によって一緒に束ねられているが、互い及び清掃部材107の中心軸から放射状に広がる複数の分枝109を備える。この実施形態では、分枝107は、或る程度のねじり剛性及び曲げ剛性(rigidity and stiffness)を保持するが、強制的に特定の内腔の中に進められると撓んでその内腔の輪郭に従うことができるように、柔軟な材料、好ましくは形状記憶材料から作製される。このような構成の個々の分枝107は、相補的に配置される内腔105に対応する配置となっていない。その代わりに、分枝107のうちのそれぞれの分枝は、医療用チューブ102のマルチルーメン領域に向かってその領域内に進められると、それぞれの内腔に接近及び進入し、更に進められると、それらの内腔によって画定される経路に従うように強制的に適合される。引き続きそれらの内腔の中に進められ、その後それらの内腔から後退されると、又は代替的には、例えば振動、超音波振動(sonication)等で別様に駆動されると、各分枝107は、それぞれの内腔105を効果的に清掃することができる。
図21は、仕切られたフラットチャネルドレーン用の清掃部材107の別の例示的な実施形態を示している。この清掃部材107は、図15に示す形態の医療用チューブ内の内腔を清掃するように構成される。この実施形態では、図15の副チャネル105を清掃するように整列される分枝109の末端部は、断面がそれぞれのチャネル105の周縁に近似することができるループ107aとして構成される。図15の主内腔112に挿入されるように構成される分枝の末端部には、カプセル107cがある。ここで理解されるように、複数の分枝109及び(存在する場合は)それらの遠位端部にあるそれらの関連する清掃要素は、一緒に共通の内腔に入り、その共通の内腔を清掃するように構成及び配置することができる。代替的には、この実施形態の清掃部材107は、例えば図4に示す医療用チューブ102等の、4つの内腔を有する医療用チューブ102を清掃するのに使用することができる。この実施形態では、カプセル107cの清掃要素を備える分枝109は、図4の医療用チューブ102の長辺側の2つの矩形状の内腔に入り、それらの内腔を清掃するように整列及び使用され、その一方、ループ107aを備えるもう2つの分枝109は、医療用チューブ102の短辺に隣接する2つの半円形の内腔に入り、それらの内腔を清掃するように整列及び使用される。各ループ107a及びカプセル107cの寸法は、清掃部材107が差し込まれる医療用チューブ102の内腔105の内壁の寸法に実質的に対応するように選択されることが好ましい。図15の形態の内腔を清掃するのに、適切な形状のより少数の清掃要素を備える清掃部材を使用することができることが理解され得る。
図22及び図23は、それぞれ図8及び図7の仕切り付き医療用チューブの断面を示している。図17の清掃部材107は、そのそれぞれの分枝109が、対応して構成される内腔105内に延びるように挿入されている。上述したように、各ループ107aは、関連する内腔105の内壁の円周又は他の横寸法(複数の場合もある)に実質的に対応するように選択されることが好ましい。また、各ループ107aは、清掃部材107が(ひいてはループ107aが)静止状態にあるか又は内腔105内のデブリを除去するように駆動されているかに関わらず、ループが配置される各内腔105を通して略閉塞のない経路を提供する。さらに、図23の実施形態では、ガイド部材119は、チューブ102内の内腔105のそれぞれと関連するスロット111内に収まって、スロット111を通って延びる。この構成は、清掃部材107及びその関連する分枝109の、チューブのマルチルーメン領域におけるそれぞれの内腔を通した並進をガイドすることを助ける。
多枝型清掃部材107を駆動する場合、分枝109がそれらのそれぞれの内腔105から完全に引き抜かれるほどまで多枝型清掃部材107が後退されないことが好ましい。なぜなら、チューブ102が患者内に挿入されている臨床的状況では、分枝109を再び位置合わせしてそれぞれの内腔105内に挿入することが困難、おそらくは不可能になり、また、チューブ内のマルチルーメン領域の可視化が不可能になるか又は妨害され得るからである。代替的には、マルチルーメン領域を可視化することができる場合であっても、全ての分枝109をそれらの関連する内腔105と再び位置合わせして再挿入することが困難になり得る。例えば、図35及び図36(以下でより詳細に論じる)は、医療用チューブ102の遠位のマルチルーメン領域内を進む様々な段階にある、図22及び図23に関して上述した多枝型清掃装置107の側面図を示している。図35では、清掃部材107は、その分枝109が個々の内腔の遠位端部付近まで貫入するように完全に挿入されており、その一方、図36では、清掃部材107は、分枝109がマルチルーメン領域から実際上完全ではないが略完全に引き抜かれるように後退されている。図36に示す程度を超えて、すなわち、分枝109が医療用チューブ102のマルチルーメン領域におけるそれらの関連する内腔から完全に引き抜かれる程度まで多枝型清掃部材107を後退させることは望ましくない。
図24及び図25に示す実施形態は、例えば図5に示すような様々な断面を有する領域を有するフラットチャネルドレーンにおいて用いられる一実施形態の清掃部材107を示す。この実施形態では、ガイド部材119の末端部は、その遠位端部が長円形のループ107dを形成するように巻かれている。ループ107dは、図5に示す医療用チューブの遠位領域の周縁寸法に対応する形状であり、その内部のデブリを除去するのに有効である。これとは別に、第2の清掃部材すなわち円形の清掃部材124が、ガイド部材119に沿ってより近位に配置されて取り付けられている。清掃部材124は、図5の医療用チューブの近位領域の周縁寸法に対応する形状であり、その領域にあるデブリを除去するのに有効である。理解されるように、この実施形態では、近位の場所からガイド部材119を駆動すると、双方の清掃部材107及び124が同時に駆動され(例えば、並進、超音波振動、振動等)、したがって、その固有のそれぞれの断面をそれぞれ有する医療用チューブの長手方向に別々の2つの領域を同時に清掃する。この実施形態の清掃部材107は、断面が長円形であるシングルルーメン遠位領域用のループとして構成されているが、清掃部材107は、医療用チューブのマルチルーメン領域の清掃に関して上述した多枝部材とすることもできることに留意されたい。さらに、図24に示すループは例示的であり、図5の医療用チューブの特定の近位領域及び遠位領域に対応するが、これらのループは、清掃される特定の医療用チューブに対応するように任意の好適な形状を有することができるとともに、好適な間隔を置いて配置してもよいことを理解されたい。さらに、複数の、すなわち2つ以上の清掃部材を長手方向に別々の各領域において使用して、所与の駆動動作を用いたその領域の長さにわたる清掃を達成することができる。
図26〜図29は、図9〜図16に示す主内腔112等の医療用チューブ102の内腔に挿入可能であるように構成される、更なる実施形態の清掃部材107を示している。例えば、図26の実施形態は、螺旋状に巻かれたガイド部材119を使用する。複数の群のワイヤー又は毛材125が、ガイド部材119の隣接するターンとターンとの間から側方に延出することができ、好ましくはガイド部材119の近位端部の方に傾斜して、ワイヤーブラシ型清掃部材107を提供する。代替的な一実施形態では、図27に示すように、清掃部材107の遠位端部108においてガイド部材の外周の周りに、複数の列のスクレーパー要素128を配置することができる。図示の実施形態では、スクレーパー要素128の各列には、ガイド部材119から側方に延出するとともに、それらの末端部においてフックを形成する3本のワイヤーが含まれる。各ワイヤーは、ガイド部材119の近位端部の方に傾斜している。別の実施形態では、ガイド部材119は、一定の上向き角度で或る軸の周りに旋回するように巻かれ、図28に示すような螺旋状の清掃部材本体109を形成することができる。巻かれたガイド部材119の末端部は、球体107eを取り付けて鈍端部を形成することができる。更なる一実施形態において、図29は、保持部材127によって束ねて一緒に保持される複数のワイヤーループを備え、清掃部材107の遠位端部108が泡立て器形状を形成する清掃部材107を示している。更なる代替的な一実施形態において、図30に示す清掃部材107は、ガイド部材119の末端部に球体107eを備える。球体107eは、丸い内腔の内径に近似するサイズとしてもよい。球体107eは、内腔の直径に実質的に近似するサイズとしてもよいが、プランジャー作用によってドレナージ対象の区画(例えばドレナージが行われる体内の穴又は体腔)内部の圧力が変化することを防止するように、流体を通過させる或る程度のクリアランスを有する。代替的には、球体107eは、内腔の壁がシリコン等の弾性材料から作製されており、そのため内腔の壁を擦過すると同時にそれらの内腔の壁が伸張して材料が弛緩されるのであれば、上記内腔の直径よりも大きいサイズとしてもよい。代替的には、流体及び物質が自由に球体を通過して移動することを可能にするように、内腔よりも実質的に小さいサイズとしてもよい。代替的な一実施形態では、清掃部材107の遠位端部をループの形態とすることができる。このことは、引用することによりその全体が本明細書の一部をなす米国特許第7,951,243号において包括的に論じられている。医療用チューブ102の関連する遠位領域を清掃するのに適切であれば、図24に示す実施形態における長円形のループ107dの代わりに上記のうちのいずれかのように構成されるか又は任意の適した代替的な構成を有する清掃部材107を設けることができる。
代替的に又はさらに、図26〜図30の実施形態のうちのそれぞれの清掃部材107は、医療用マルチルーメンチューブ102の主内腔112又は医療用チューブ102のマルチルーメン領域に挿入可能であるように構成することができ、このとき、隣接する内腔に挿入可能であるか又は挿入される更なる分枝109は必ずしも必要とされない。例えば、図31は、ループ型清掃部材107が主内腔112の中にある状態の図9の仕切り付き医療用チューブを示している。清掃部材107は、内腔112の内壁の周縁寸法(この場合は円周)に実質的に対応するように選択されることが好ましい。図32及び図33は、ループ型清掃部材107が主内腔112の中にある状態の仕切り付き医療用チューブ102の更なる例を示している。これらの実施形態では、副内腔109を清掃するための清掃部材も分枝109も設けられていないことに留意されたい。図31〜図33に示す実施形態の清掃部材107は、内腔112を通る実質的に閉塞のない経路を提供するが、代替的な実施形態の清掃部材は、内腔112を通る経路をより大きく閉塞してもよい。内腔の長さにわたって、同じか又は異なる形態の複数の清掃部材を配置することができることが理解され得る。
ガイド部材119及び清掃部材107は、プラスチック及び金属を含む従来の材料から作製することができる。ガイド部材119は、4センチメートル、より好ましくは3センチメートル、より好ましくは2センチメートル、又は1センチメートルの曲率半径まで折れることなく又はその構造完全性を実質的に損なうことなく復元可能に撓むことができる、十分な柔軟性を有する材料から作製されることが好ましい。好適な材料としては、ステンレス鋼、チタン−ニッケル合金(ニチノール等)、コバルト合金が挙げられる。ガイド部材119は、医療用チューブ102を通って前進/後退する際に医療用チューブ102内で撓むのを融通するように十分に柔軟であるのに加えて、ねじれることも後方に曲折することもなく、いずれのチューブ内に蓄積した凝塊物質にも押し通されるのに十分な曲げ剛性又はねじり剛性を有するものとすることが好ましい。ガイド部材119は、凝塊物質、血栓、又は閉塞を引き起こす他のデブリの付着を阻止し、ひいては内腔のより良好な清掃を容易にするために、摩擦低減材料又は非粘着性材料、例えばPTFE、FEP、パリレン、又はシリコンでコートしてもよい。ガイド部材119は、薬理学的な材料でコートしてもよい。ガイド部材119は、抗血栓性物質でコートしてもよい。ガイド部材119は、抗感染症物質でコートしてもよい。代替的には、ガイド部材119は、上記したものの組合せでコートしてもよい。また、ガイド部材119は、清掃部材107又はその個々の分枝109のうちのいずれか又は全ての壁に配置される1つ又は複数の開口と流体連通して設けられるガイド内腔(図示せず)を有することができる。このことは、引用することにより既に本明細書の一部をなす米国特許第7,951,243号において包括的に論じられている。ガイド内腔及び協働する開口を用いて、清掃部材107又はその分枝109に粘着した物質の移動(dislodging)を援助するフラッシング液又は洗浄液を送達することができる。さらに又は代替的には、ガイド内腔から1つ又は複数の開口を通して送出される流体は、移動、分解、及び/又はデブリの破砕を援助するように準備される溶液としてもよい。特定の目的に適した流体としては、限定はしないが特に、抗トロンビン剤、Alkalol(商標)が挙げられる。また他の実施形態において、このような流体は、限定はしないが、抗生剤、抗感染症薬、抗腫瘍薬、及び、鎮痛、感染症の治療、癌の治療、又は瘢痕化(すなわち胸膜癒着)を誘起するための治療を含む多様な目的に用いられる他の作用物質等の治療薬としてもよいし、そのような治療薬を含んでもよい。ガイド内腔は、流体を送達することの代わりに、患者の肺に穴が開いているか否かを判断するための手段として、患者の胸腔内の二酸化炭素を検出するために用いてもよい。このことは、’243号特許において包括的に論じられている。
前述したように、清掃部材107は、医療用チューブの近位端部から、例えばその近位端部又は近位端部付近において医療用チューブの外部から駆動することができるガイド部材119の遠位端部に取り付けるか又は形成してもよい。駆動装置の1つの実施形態が、上記で援用された’243号特許に開示されている。簡潔に述べると、上記特許に開示されているように、胸腔チューブ等の医療用チューブの近位端部をシャトル式ガイドチューブに接続することができ、ガイドチューブの長さにわたって並進可能なシャトルを、ガイドチューブ内に配置される磁気式ガイドに磁気的に結合することができる。磁気式ガイド自体は、ガイド部材の近位端部に(又は近位領域において)結合され、チューブの外側でガイドチューブの長さにわたってシャトルが並進することにより、内部のガイド部材が対応して並進するようになっている。磁気式ガイドが並進する結果、その遠位端部において又は遠位端部に近接して取り付けられている上記ガイド部材及び対応していずれかの清掃部材が並進し、医療用チューブ内の閉塞を引き起こすデブリを除去する。
図34〜図40は、ガイド部材119及びそれに対応して清掃部材107を駆動して、前述の実施形態のいずれかに係る医療用チューブ内の閉塞を引き起こすデブリを除去する装置の更なる実施形態を示している。例えば、まず図34を参照すると、駆動装置が、医療用チューブ102、例えば胸腔チューブ内でガイド部材119及びひいては清掃部材107を並進させるのに有効なハンドルアセンブリ114を備える。この実施形態では、医療用チューブ102は、好ましくは少なくとも取付け地点において医療用チューブ102と連続する内径を有する医療用チューブ継手115を介してハンドルアセンブリ114に結合することができる。また、ハンドルアセンブリ114は、ハンドルアセンブリ114の近位端部に配置される吸引継手116を介して真空ドレナージチューブ又は他の吸引源(図示せず)に接続することができる。ハンドルアセンブリ114自体は、略中空であるか、又は別様には近位端部と遠位端部との間(すなわち医療用チューブ継手115と吸引継手116との間)でその内部に導管又は通路を画定し、医療用チューブ102から排出されるデブリは、吸引源を用いてハンドルアセンブリ114から吸い出すことができる。例えば上述した実施形態のいずれかに係るガイド部材119が、この部材119の近位端部において又は近位端部に近接してハンドルアセンブリ114に又はハンドルアセンブリ114内に固定される。
ガイド部材119の長さは、清掃部材107の遠位端部108が医療用チューブ102の遠位端部104から又は遠位端部104を越えて延出しないことを確実にするように較正することができる。例えば、ガイド部材119及びその清掃部材107の長さを合わせると、ガイド部材のハンドルアセンブリへの取付け地点から、医療用チューブ102の遠位端部の直前までの距離に実質的に近似することが好ましい。
この実施形態では、医療用チューブ102、又は少なくともハンドルアセンブリ114の付近にあるか若しくはハンドルアセンブリ114に隣接するその近位部分は、好適なエラストマー又はシリコン等の、弾性的に伸縮可能である柔軟な材料で作製される。医療用チューブ102のこのエリアは、破断に耐えるとともに弾性的なはね返りを向上させるように、例えば補強コイル、又は金属若しくはポリマー製のワイヤー若しくはストランドを用いた組物等の他の手段によって強化してもよい。代替的には、ハンドル部材114と医療用チューブ102との間に、弾性的に伸縮可能な中間チューブを介在させ、好適な継手(図示せず)を介して流体連通して接続することができる。中間チューブも上述したものと同様に強化してもよい。いずれの場合においても、ハンドルアセンブリ114から遠位に離れた場所において、医療用チューブ102(又は存在する場合は必要に応じて上述の伸縮可能な中間チューブ)の外側にサムグリップ117が配置されることが好ましい。
医療用チューブ102から閉塞を引き起こす物質を除去するためには、使用者は、ハンドルアセンブリ114から遠位の位置、例えばサムグリップ117において医療用チューブ102(又は存在する場合は中間チューブ)を把持すると同時にハンドルアセンブリ114を把持し、他方の手でチューブを把持している場所から近位に離れるようにハンドルアセンブリ114を引く。医療用チューブ(又は中間チューブ)が伸張される場合、ハンドルアセンブリ114と医療用チューブ102の遠位端部104との間の管の有効長が増大するので、通常内在する清掃部材107(すなわち医療用チューブの遠位端部に近接して医療用チューブの内部に通常配置される清掃部材107)が、医療用チューブ内で近位に引かれる。こうして、清掃部材107は、閉塞を引き起こすデブリをハンドルアセンブリ114に向かって近位に引くことにより、清掃部材107又はその分枝109(存在する場合)が配される内腔(複数の場合もある)内のデブリを除去することができる。使用者は、サムグリップ117を片手で引き続き保持しながら、ハンドルアセンブリ114をその元の場所に戻すことができ、サムグリップ117とハンドルアセンブリ114との間の医療用チューブ102の弾性部分は収縮してその元の長さに戻り、ガイド部材119及び清掃部材107をそれらの元の静止位置に戻す。この動作中、清掃部材107が医療用チューブの仕切られた領域から完全に引き抜かれる程度まで医療用チューブ102(又はその弾性部分)を伸張させないように注意を払うべきである。なぜなら、上述したように、仕切られた領域におけるそれぞれの内腔に清掃部材107の個々のワイヤーを再挿入することが困難になり得るからである。使用者は、血液、凝塊、及び仕切り付き医療用チューブの内腔の内壁に沿って蓄積した可能性のある他のデブリを移動させるために、医療用チューブ102の仕切られた領域又はその一部に通して清掃部材107を並進させるように、これらのステップを繰り返すことができる。次に、剥がれた血液、凝塊、及び他のデブリを、医療用チューブ102から継手115を通してハンドルアセンブリ114内に排出し、次に継手116を通して真空ドレナージ管に向かってドレナージ容器(図示せず)内に排出することができる。ドレナージ容器に全体的に吸引をかけて、この経路に沿ったドレナージを容易にする。
図35は、医療用チューブ102のマルチルーメン遠位領域内の対応する内腔に複数の分枝109が配置されている、例示的な多枝型清掃部材107を示している。上述した伸縮可能なチューブ/領域の特徴を利用して、チューブの有効長を伸張させると、清掃部材が、医療用チューブの遠位端部108に近接するその静止位置から、図36に示す遠位端部108に対してより近位の位置に後退する。好ましい一実施形態によれば、伸縮可能な領域/チューブの弾性及び長さはともに、その弛緩状態と完全伸張状態との間でのその長さの差が、医療用チューブの遠位端部108に対する清掃部材107の所望の最大後退限度に対応するように選択することができる。このように、例えば、上述の長さの差がマルチルーメン領域の長さに対応するか又はその長さをほんの少し下回る場合、多枝型清掃部材107が医療用チューブ102のマルチルーメン領域から完全に引き抜かれないことを保証することができる。代替的な一実施形態では、多枝型清掃部材は、駆動される場合に医療用チューブ内の仕切られた領域(複数の内腔を有する)の一部のみを進むようにチューブ内に配置してもよい。例えば、清掃部材の(すなわち分枝109の)遠位端部は、図3に示す医療用チューブの遠位領域及び中間領域(線A−A及び線B−Bに沿ったその断面に対応する)のみを進んでもよい。必要に応じて、清掃部材の(すなわち分枝109の)遠位端部は、線C−Cに沿った断面に対応する近位領域内に部分的にのみ後退してもよい。チューブが伸張される場合、清掃部材は、図3に示す形態においてチューブの詰まりが最も起こりやすい中間領域を清掃する。
代替的な一実施形態では、上述したように医療用チューブ102が過度に伸張された場合に医療用チューブ102の仕切られた領域から清掃部材107が意図せず完全に引き抜かれることを阻止するように、伸張制限機構を組み込むことができる。図37は、図34の実施形態と同様であるがサムグリップ117に伸張抑制部126が備え付けられている一実施形態の清掃器具101を示している。サムグリップ117の遠位端部は、医療用チューブ102の外径に実質的に対応する内径を有し、それにより、締り嵌め又は任意の他の好適な取付け方式による、例えば接着剤の使用による、グリップ117及びそれに対応して抑制部126の医療用チューブ102への固定を確実にする。医療用チューブ102は、その遠位端部からサムグリップ117の伸張抑制部126内の円筒形通路を通り、ハンドルアセンブリ114へと続き、ここで医療用チューブ102はハンドルアセンブリ114に結合される。図38に示すように、抑制部126内にはリング131等の抑制要素が収容され、リング131は、リング131の中心を通って真ん中を通過する医療用チューブ102の長手軸に沿って抑制部126内を摺動するように並進可能である。リング131は、医療用チューブ102の外径に実質的に対応するか又はその外径よりも僅かでも小さい内径を有し、そのため、リング131は締り嵌めによってチューブ102の適所に固定される。代替的に又はさらに、例えば抑制要素がチューブ102を内側に受けるリングとして構成されず、その代わりにチューブ102の表面に接着されるだけである場合、接着剤も使用してもよい。リング131は、サムグリップ117の伸張抑制部内の円筒形の通路の内径に略合致する外径を有し、その内部での位置合わせ及び並進を容易にする。タブ又はスライドスイッチ132が、リング131の上部とともに形成されるか又はリング131の上部に取り付けられ、その長手軸と位置合わせして抑制部126のハウジング内に設けられたスロット130を通って延びる。医療用チューブ102又はその弾性的に伸縮可能な領域が弛緩して伸張していない場合等のその静止(非係合)位置では、抑制リング131は、抑制部126の遠位端部付近に配置され、タブ/スイッチ132は、スロット130の最遠位部に配置される。その係合位置では、抑制リング131は抑制部126の近位端部付近に配置され、タブ132は、スロット130の最近位部に到達して係合する。
使用時、医療用チューブ102(又はその弾性領域)が(グリップ117とハンドルアセンブリ114とを離隔することにより)遠位に位置するサムグリップ117に対して伸張すると、医療用チューブに固定されている抑制リング131のタブ132が、スロット130の近位端部に接近及び到達する。タブ132がこの地点に到達する場合、タブ132は、医療用チューブ114の更なる伸張を阻止し、ひいては清掃部材107が医療用チューブ102の仕切られた領域から引き抜かれることを阻止する。タブ132は、少なくとも、使用時にスロット130の近位端部に向かって進むことで、チューブが伸張された程度及び必要に応じて更なる伸張を止める時点を操作者に示すものとして機能することができる。この実施形態では、例えば、スロットの長さを、チューブ内のガイド部材119の端部にある清掃部材107が完全に引き抜かれることを防止することが望まれる医療用チューブ102のマルチルーメン領域の長さに合わせて較正することができる。清掃部材の行程を制限して過剰な伸張を防止するのに、他の機械的な手段を用いることができることが理解され得る。更に別の実施形態において、清掃器具101は、長さ調整可能な1つ又は複数のガイドチューブを備えてもよい。このガイドチューブは、清掃器具101用のハンドルアセンブリ114に結合されるか又はハンドルアセンブリ114の一部として形成され、医療用チューブ102から排出されるデブリが吸引源に向かう際にこのガイドチューブを通って流れることができる。このような長さ調整可能なガイドチューブ(複数の場合もある)は、例えば、ガイド部材119が少なくとも部分的にその内部に延びている状態で、医療用チューブの近位で医療用チューブと直列に結合することができ、長さ調整可能なガイドチューブが伸縮することで、既に述べたガイド部材119の駆動サイクル(例えば前進及び後退)に対応することができるようになっている。図39及び図40は、長さ調整可能な関連するガイドチューブを備える清掃器具101のハンドルアセンブリ114の例示的な実施形態を示しており、ここでは、ガイドチューブが蛇腹式に収縮可能なチューブとして構成されている。
まず図39を参照すると、ハンドルアセンブリ114の遠位ハンドル部分120と近位ハンドル部分121とは、長手方向に互いに離隔可能である。ハンドル部分120及び121は、略円筒形で可変長の通路を内部に画定する調整可能な近位ガイドチューブ122bを介して接続され、使用時には協働して医療用チューブと吸引源との間の滅菌路を部分的に画定する。図39から理解されるように、チューブ122bの蛇腹要素に隣接するハンドル部分120及び121が離隔されると、壁が展開し、ひいてはガイドチューブ122bの長さが増大する。反対に、ハンドル部分120及び121を互いに近付けて最終的には互いに取り付けると、蛇腹要素が折り畳まれ、ひいてはチューブ122bの長さが縮小する。ハンドル部分120及び121は対面するそれぞれの停止面を有することができ、これらの停止面は、部分120及び121を組み付けてハンドルアセンブリ114を完成させる場合、互いに協働するように係合する。例えば、戻り止めタブ、磁石、又は他の解除可能な結合構造を用いて、使用しない場合はハンドル要素を一緒に固定することができる。
上述したガイド部材119は、ハンドルアセンブリ114内に配置し、その近位端部を近位ハンドル要素121に固定することができる。このように、ハンドル部分120及び121を離隔させることにより調整可能なガイドチューブ122bの長さを増大させると、ガイド部材119の遠位端部にある清掃部材107を上述した医療用チューブ102の内部から後退させることができる。反対に、ガイドチューブ122bを収縮させると、ハンドル要素121に取り付けられたガイド部材119が医療用チューブ102内に前進し、例えば医療用チューブの遠位端部108に近接する静止位置又は停止位置に戻る。
清掃器具101は、調整可能な近位ガイドチューブ122bに加えて又はその代わりに、図39に示すような調整可能な遠位ガイドチューブ122aを備えることができる。図示の実施形態では、調整可能な遠位ガイドチューブ122aは、上述したのと同様に蛇腹要素を備え、同様に、すなわちハンドルアセンブリ114(又は少なくとも遠位ハンドル部分120)と、ガイドチューブ122aの長さに沿った固定地点、例えばガイドチューブ122aの遠位端部を医療用チューブ102等の遠位の構造に固定する継手115との間の距離を調整することにより、長さ方向に伸縮することができる。ここでも、ガイド部材119の近位端部が近位ハンドル部分121に固定されているので、遠位ガイドチューブ122aが伸張する結果、ガイド部材及び清掃部材が医療用チューブから後退し、ガイドチューブ122aが収縮する結果、ガイド部材及び清掃部材が医療用チューブ内に前進する。ガイド部材119の近位端部は、代替的には、特に図40に示すように近位ガイドチューブ122bが省かれている場合は遠位ハンドル部分120内に、又は部分120及び121に分けられていない場合はハンドルアセンブリ114に固定することができる。代替的な一実施形態では、ガイド部材119は、引用することによりその全体が本明細書の一部をなす、基礎出願の出願日が本願の基礎出願の出願日と同日である係属中の通常米国特許出願第14/624161号に記載されているスプール駆動機構によって駆動してもよい。
或る特定の好ましい実施形態に関して本発明を記載したが、本発明は、本明細書に開示の本質的に例示的かつ非限定的な実施形態に限定されず、本開示を検討すれば当業者には想到されるとともに添付の特許請求の範囲に記載の本発明の趣旨及び範囲内にある全ての変更形態及び改変形態を含むことを理解されたい。

Claims (27)

  1. ルチルーメン構成を有する医療用チューブから閉塞物を除去する装置であって、該マルチルーメン構成を有する医療用チューブが、マルチルーメン構成を有する医療用チューブ内を互いに平行に伸びる複数の個々の内腔を有し、該装置は、細長いガイド部材と、該ガイド部材に取り付けられるか又は該ガイド部材と一体に形成される清掃部材とを備え、該清掃部材は、前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブ内のそれぞれの内腔内に収まるようにそれぞれ構成される、複数の個々の分枝を備える多枝型清掃部材である、装置。
  2. 前記清掃部材の各前記分枝は、その遠位端部において又は該遠位端部に近接して配置又は形成されるそれぞれの清掃要素を含み、該清掃要素のうちの少なくとも1つは、前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブのそれぞれの前記内腔の断面の周縁形状に合致するように構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記多枝型清掃部材は、チューブの近位端部から遠位にある前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブのマルチルーメン領域の複数の別々の内腔のそれぞれにある閉塞物を同時に除去するように構成される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記清掃部材のそれぞれの分枝は、長手方向に延びるスロット内に収まり、並進するように構成され、該スロットはそれぞれ別々の内腔に対して平行に伸びるとともに流体連通し、前記それぞれの内腔内にある関連する清掃要素を対応して並進させる、請求項3に記載の装置。
  5. 前記清掃部材のそれぞれの分枝は、長手方向に延びるスロット内に収まり、並進するように構成され、該スロットは、複数の別々の内腔のうちの少なくとも1つの内腔のそれぞれに対して平行に伸びるとともに流体連通し、前記複数の別々の内腔のうちの少なくとも1つの内腔内にある関連する清掃要素を対応して並進させる、請求項3に記載の装置。
  6. 前記清掃部材は、前記医療用チューブの遠位領域において該医療用チューブの壁を貫く孔を通過することができないような寸法及び向きである、請求項1に記載の装置。
  7. 前記ガイド部材はガイドワイヤーであり、前記清掃部材は、該ガイド部材の遠位端部に配置される、請求項1に記載の装置。
  8. 請求項1に記載の装置であって、マルチルーメン構成を有する医療用チューブが、仕切られた領域を有し、個々の分枝は、前記医療用チューブの前記仕切られた領域における内腔の断面の周縁形状に略合致するように形成される、請求項1に記載の装置。
  9. マルチルーメン構成を有する医療用チューブから閉塞物を除去する器具であって、該器具は、ハンドルアセンブリに結合されるマルチルーメン構成を有する医療用チューブと、請求項1に記載の装置とを備え、前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブの少なくとも一部は、前記ハンドルアセンブリが該マルチルーメン構成を有する医療用チューブの長さに沿って固定地点から近位に離れるように引かれる際に伸張するようになっている柔軟な材料で構成される、器具。
  10. 前記ガイド部材の近位端部は前記ハンドルアセンブリに固定される、請求項9に記載の器具。
  11. 前記器具は、前記ハンドルアセンブリから遠位に離れた場所において前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブ上に配置されるサムグリップを更に備え、前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブは、前記ハンドルアセンブリと前記サムグリップとを該マルチルーメン構成を有する医療用チューブに対して長手方向に離隔させることにより、前記ハンドルアセンブリと前記サムグリップとの間で伸張される、請求項9に記載の器具。
  12. 前記サムグリップは伸張抑制部を更に有する、請求項11に記載の器具。
  13. 前記伸張抑制部は、前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブに取り付けられる抑制要素を有し、該抑制要素は該抑制部のハウジングに設けられたスロットを通って延びるタブを含み、前記チューブが前記サムグリップに対して伸張することにより、前記スロットが前記スロット内を近位方向に並進する、請求項12に記載の器具。
  14. 前記タブが前記スロットの近位部分に到達して係合する場合、それにより、前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブの更なる伸張が阻止される、請求項13に記載の器具。
  15. 前記抑制要素は、前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブへの取付け地点において該医療用チューブを囲むリングを備える、請求項13に記載の器具。
  16. 前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブの長さ及び弾性は、該マルチルーメン構成を有する医療用チューブの前記一部の弛緩状態と完全伸張状態との間での該チューブの長さの差が、該マルチルーメン構成を有する医療用チューブの遠位端部に対する前記ガイド部材の所望の最大後退限度に対応するように選択される、請求項9に記載の器具。
  17. 長さ調整可能なガイドチューブをさらに備え、該ガイドチューブは、マルチルーメン構成を有する医療用チューブと流体連通して接続されるとともに、該医療用チューブと協働して、該マルチルーメン構成を有する医療用チューブから閉塞物を排出することができる経路を少なくとも部分的に画定し、前記細長いガイド部材が、前記長さ調整可能なガイドチューブ及び前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブを通って延び、前記長さ調整可能なガイドチューブを伸張させる結果、前記ガイド部材が前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブに対して後退し、前記長さ調整可能なガイドチューブを収縮させる結果、前記ガイド部材が前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブに対して前進する、請求項1に記載の装置。
  18. 前記細長いガイド部材は、その近位端部においてハンドルアセンブリ又は該ハンドルアセンブリの一部に取り付けられる、請求項17に記載の装置。
  19. 前記ハンドルアセンブリは、近位ハンドル部分及び遠位ハンドル部分を有し、前記長さ調整可能なガイドチューブは、前記近位ハンドル部分と前記遠位ハンドル部分との間で流体連通し、また、該ハンドル部分を離隔させることにより伸張可能であるとともに該ハンドル部分を互いに近付けることによって収縮可能である、請求項18に記載の装置。
  20. 前記長さ調整可能なガイドチューブは、複数の蛇腹要素を含む蛇腹形態を有し、該複数の蛇腹要素は、折り畳まれると前記ガイドチューブの前記長さを縮小し、展開すると前記ガイドチューブの前記長さを増大させる、請求項17に記載の装置。
  21. 前記経路は滅菌野を構成する、請求項17に記載の装置。
  22. ルチルーメン構成を有する医療用チューブ内で、互いに平行に延びる複数の個々の内腔を有する、マルチルーメン構成を有する医療用チューブと、マルチルーメン構成を有する医療用チューブから閉塞物を除去する、請求項1に記載の装置と、を備えるアセンブリであって、該マルチルーメン構成を有する医療用チューブは、近位領域及び遠位領域と、該近位領域及び該遠位領域の双方において該マルチルーメン構成を有する医療用チューブを通って延びる主内腔と、該マルチルーメン構成を有する医療用チューブの前記遠位領域に延びるとともに該マルチルーメン構成を有する医療用チューブの内部壁によって前記主内腔から分離される少なくとも1つの副内腔とを有し、該副内腔は、前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブの外部の空間に対して実質的に開口するチャネルとして構成され、前記主内腔と前記副内腔とは、内部壁にある少なくとも1つの開口を介して流体連通する、アセンブリ。
  23. 前記アセンブリは、前記遠位領域内に延びるとともに前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブの少なくとも1つの内部壁によって前記主内腔から分離される複数の副内腔を有し、該副内腔のそれぞれは、前記マルチルーメン構成を有する医療用チューブの外部の空間に対して実質的に開口するチャネルとして構成される、請求項22に記載のアセンブリ。
  24. 前記副内腔のそれぞれは、前記内部壁の長さに沿って長手方向に離間する複数の開口を介して前記主内腔と流体連通する、請求項23に記載のアセンブリ。
  25. 前記主内腔は、前記遠位領域では前記近位領域よりも小さい断面を有する、請求項22に記載のアセンブリ。
  26. 前記アセンブリは、前記主内腔内に収まってその内部のデブリを除去する前記清掃部材を更に備え、該清掃部材は弾性材料製であり、前記主内腔内の所与の場所における利用可能な断面積に調整することができるようになっている、請求項25に記載のアセンブリ。
  27. 前記清掃部材はワイヤー型清掃部材である、請求項26に記載のアセンブリ。
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