JP3063594B2 - 塩分濃度調整装置 - Google Patents

塩分濃度調整装置

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JP3063594B2
JP3063594B2 JP7286456A JP28645695A JP3063594B2 JP 3063594 B2 JP3063594 B2 JP 3063594B2 JP 7286456 A JP7286456 A JP 7286456A JP 28645695 A JP28645695 A JP 28645695A JP 3063594 B2 JP3063594 B2 JP 3063594B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は搬入された海苔原藻
の貯蔵及び/又は洗浄を行なう搬入槽の貯蔵水及び/又
は洗浄水の塩分濃度を調整する塩分濃度調整装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の塩分濃度調整装置に関連
する海苔原藻の貯蔵装置として特公昭61−58156
号公報に開示されるものがあり、これを図4に示す。こ
の図4は従来の海苔原藻の貯蔵装置の概略構成図を示
す。
【0003】同図において従来の海苔原藻の貯蔵装置
は、魚介類の生簀に類して海苔貯蔵用の生簀槽20を、
海苔養殖施設のある海岸の近く又は海苔加工作業場の近
くに設け、当該生簀槽20に採集した海苔原藻を放流
し、且つ、海苔漁場域の自然海水を生簀槽20に常時供
給し、生簀槽20から排水せしめて、恰かも海苔原藻の
葉体や海苔漁場域に摘採り採集前と同じ状態にある如く
して、採集した海苔原藻の長時間に亘る鮮度の維持確保
ができるように構成される。
【0004】次に、前記構成に基づく従来の海苔原藻の
貯蔵装置の貯蔵動作について説明する。まず、海水給送
ポンプP20を駆動せしめて海苔漁場域Aの海水Wを、海
水吸込用ストレーナ70又は吸込口71、海水吸込管7
2を介して汲上げ、海水給送管73とライザー管74を
介して生簀槽20へ噴出する。次いで、海苔漁場からコ
ンテナ等に採集した海苔原藻を生簀槽20へ投入する
と、ライザー管74の吐出口74aから任意方向へ噴出
する海水によって、生簀槽20に放流された海苔原藻の
葉体を当該噴出海水とほど良く接触交換せしめ、あたか
も海苔漁場域Aにおける海水Wの自然な潮流を形成する
ように攪拌させ、同時に生簀槽20の海水Wを排水口ス
トレーナ21を介して溢流させ、排水路22から排出せ
しめる。
【0005】これにより、採集した海苔原藻を海苔漁場
域Aにある状態と同一様にして、その鮮度保持に対処し
ている。また、従来の塩分濃度調整装置として特公平5
−42910号公報に開示されるものがあり、これを図
5に示す。この図5は従来の塩分濃度調整装置の概略構
成図を示す。
【0006】同図において従来の塩分濃度調整装置は、
海苔原藻を貯蔵水と共に一旦貯留する貯蔵槽2と、この
貯蔵槽2に貯蔵水の塩分濃度を検出する塩分濃度センサ
4と、前記貯蔵水となる海水を検出する塩水槽62から
貯蔵槽2へ供給する塩水供給ポンプP2と、前記貯蔵水
の塩分濃度を調整するため淡水を淡水槽6から貯蔵槽2
へ供給する淡水供給ポンプP1と、前記塩分濃度センサ
4の検出濃度に基づいて前記淡水供給ポンプP1及び塩
水供給ポンプP2を駆動制御する塩分濃度制御部5とを
備える構成である。
【0007】次に、前記構成に基づく従来装置の塩分濃
度調整動作について説明する。海苔原藻を貯蔵槽2に投
入し、貯蔵水を加えて混合し、貯蔵槽2内で攪拌しなが
ら一旦貯留する。貯蔵槽2内の海苔原藻と貯蔵水の混合
物は、海苔原藻の活性を保つため一定範囲の塩分濃度に
保つ必要がある。この場合の貯蔵水は、塩水又は塩水と
淡水を混合した混合物とし、塩分濃度センサ4によって
混合物の塩分濃度を検出し、塩分濃度調整装置5に入力
する。
【0008】塩分濃度制御部5においては、塩分濃度を
表示すると共に、予め適正濃度範囲を設定しておき、上
記検出濃度がこの適正濃度範囲より高いときは、淡水供
給ポンプP1を作動し、淡水槽61から貯蔵槽2へ淡水
を供給する。また、検出濃度が適正範囲より低いとき
は、塩水供給ポンプP2を作動し、塩水槽62から貯蔵
槽2へ塩水を供給する。混合物の濃度が適正範囲に収ま
れば各ポンプP1又はP2を停止し、以下これを繰り返
す。これによって貯蔵槽2内の混合物濃度は常に適正濃
度範囲に維持される。
【0009】貯蔵槽2内の海苔原藻は、ミンチ機8によ
りミンチ化し、水洗機9により洗浄して塩分や挾雑物を
取除いた後、ミンチ化した海苔を調合機10において海
苔と水との混合物、即ち海苔抄き原料とする。この海苔
抄き原料は濃度調整槽11において適度な海苔濃度に調
整され、海苔抄製機12に供給されて海苔が抄製され
る。
【0010】海苔濃度調整は、濃度調整槽11内に海苔
濃度センサ13を設け、海苔濃度を検出し海苔濃度調整
装置14に入力する。海苔濃度調整装置14において、
海苔濃度を予め設定された適正濃度範囲に収めるよう、
給水ポンプP3、排水ポンプP4を適宜駆動して調整す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の各装置においては次のような課題があった。図4に
記載する従来の海苔原藻の貯蔵装置は、海岸近くに貯蔵
装置の設置場所を確保できない海苔生産者や、海岸と海
苔加工作業場が遠く離れている海苔生産者などにとって
は実施が困難であるという課題を有していた。それに加
えて、装置自体が大型化して設置費用が増大するという
課題があった。
【0012】また、図5に記載する従来の塩分濃度調整
装置は、予め適正濃度と推定された一定濃度に貯蔵水を
維持し続けることは千変万化する海苔原藻の品質の変化
に対してその対応が困難であった。
【0013】即ち、海苔原藻は大変繊細な特性を有する
のもであり、あらゆる状況において微妙に変質し、その
結果乾燥後の乾燥海苔の品質に大きく影響を与え、乾燥
海苔の良否を決める色調、光沢等を損なうのみならず、
味、香りをも消失する事態を招来する。貯蔵中の海苔原
藻の変質原因として、 (1)貯蔵中における海苔原藻の発酵化による葉体の温
度上昇による蒸れ (2)貯蔵中における細菌やバクテリア等の繁殖 (3)清浄な空気不足による海苔原藻の活力低下 (4)肥料分低下による海苔原藻の活力低下 (5)貯蔵水の汚濁度の増加に伴う海苔原藻の活力低下 (6)貯蔵水の塩分濃度低下に伴う海苔原藻の活力低下 等が考えられる。
【0014】実際の海苔抄製作業においては、海苔原藻
の貯蔵時間は数時間ないし十数時間にも及び、前記の変
質原因が複合化して区々に進行するため、海苔原藻の鮮
度を画一的な方法で最適に維持することは至難であっ
た。本発明は前記課題を解消するためになされたもの
で、搬入される海苔原藻の状態及び搬入後の経過時間に
応じて海苔原藻の劣化を防止しつつ貯蔵及び/又は洗浄
を行うことができる塩分濃度調整装置を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る塩分濃度調
整装置は、海苔原藻を貯蔵及び/又は洗浄する搬入槽に
おける貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度を調整制御す
る塩分濃度調整装置において、前記搬入槽に対して貯蔵
水及び/又は洗浄水となる貯蔵原水及び/又は洗浄原水
を供給する原水供給手段と、前記搬入槽における貯蔵水
及び/又は洗浄水の塩分濃度を検出して検出濃度として
出力する塩分濃度検出手段と、前記搬入槽への搬入時に
おける海苔原藻の状態に応じて搬入の際に設定される
記貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度に関する設定濃度
を、前記搬入時からの経過時間に応じて可変調整して調
整設定濃度として出力する設定濃度調整手段と、前記調
整設定濃度及び検出濃度に基づいて前記原水供給手段か
らの貯蔵原水及び/又は洗浄原水の供給を制御して前記
塩分濃度を調整制御する塩分濃度制御手段とを備えるも
のである。本発明においては、搬入された海苔原藻と共
に貯蔵水及び/又は洗浄水が搬入槽に供給され、この貯
蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度を塩分濃度検出手段が
検出し、前記搬入槽への搬入時における海苔原藻の状態
に応じて搬入の際に設定される塩分濃度の設定濃度を設
定濃度調整手段が前記搬入時からの経過時間に応じて可
変調整し、この調整濃度及び検出濃度に基づいて塩分濃
度制御手段が原水供給手段から搬入槽への貯蔵原水及び
/又は洗浄原水の供給を制御するようにしているので、
搬入される海苔原藻の状態と共に、搬入槽への海苔原藻
の搬入後の経過時間を考慮して搬入槽の貯蔵水及び/又
は洗浄水の塩分濃度を調整制御できることとなり、海苔
原藻の劣化を極力防止しつつ洗浄を行うことができる。
【0016】また、本発明に係る塩分濃度調整装置は必
要に応じて、設定濃度を搬入される海苔原藻の状態に対
応した値で設定する塩分濃度設定手段とを備えるもので
ある。本発明においては、設定濃度が塩分濃度設定手段
により搬入槽に搬入される海苔原藻の状態に対応した値
に設定されることから、搬入時点の海苔原藻の鮮度、汚
濁度、種類等を考慮して制御の基準値を設定できること
となり、搬入槽の貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度を
緻密に調整してより海苔原藻の劣化を防止すると共に確
実な洗浄を行うことができる。
【0017】また、本発明に係る塩分濃度調整装置は必
要に応じて、塩分濃度制御手段は海苔原藻の搬入槽への
搬入時から前記設定濃度に対応する貯蔵水及び/又は洗
浄水の塩分濃度を一定に維持するように制御するもので
ある。本発明においては、塩分濃度制御手段が貯蔵水及
び/又は洗浄水の塩分濃度を設定濃度の一定値に維持す
るように制御されることから、海苔原藻の種類に対応し
た各種の調整方式が可能となり、海苔原藻の劣化をより
確実に防止できると共に、洗浄を行うことができる。
【0018】また、本発明に係る塩分濃度調整装置は必
要に応じて、塩分濃度制御手段は、前記調整設定濃度を
基準として搬入槽における貯蔵水及び/又は洗浄水の塩
分濃度を調整し、前記設定濃度調整手段が調整設定濃度
を再度設定されるまでは貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分
濃度の調整動作を停止するものである。本発明において
は、塩分濃度制御手段が調整設定濃度に貯蔵水及び/又
は洗浄水の塩分濃度を一旦調整した後は調整動作を停止
するようにしているので、調整設定濃度が調整された後
に海苔原藻の細胞中に含有されている塩分が貯蔵水及び
/又は洗浄水に溶け出して次第に濃度が高くなり、海苔
原藻が搬入槽へ搬入された後の経過時間後に略比例した
塩分濃度とすることができることとなり、より緻密な塩
分濃度の調整が可能となる。
【0019】また、本発明に係る塩分濃度調整装置は必
要に応じて、原水供給手段は貯蔵原水及び/又は洗浄原
水として塩水及び/又は淡水を供給するものである。本
発明においては、貯蔵原水及び/又は洗浄原水として塩
水及び/又は淡水を原水供給手段が搬入槽に供給するこ
とから、塩分濃度の調整を正確且つ迅速にできる。
【0020】 さらに、本発明に係る塩分濃度調整装置
は必要に応じて、前記塩分濃度検出手段から出力される
検出濃度に基づいて貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度
を報知する報知手段を備えるものである。本発明におい
ては塩分濃度検出手段から検出された塩分濃度を報知手
段で報知することから、変化する搬入槽の塩分濃度を常
時監視できることとなり、より理想的な塩分濃度で搬入
槽において海苔原藻を貯蔵及び又は/洗浄することがで
きる。さらにまた、本発明においては、塩分濃度制御手
段を単一サイクル制御モードと連続サイクル制御モード
と逐次サイクルモードのうち複数の制御モードを備え、
搬入槽に搬入される海苔原藻の状態に基づいて任意に切
換えているので、千変万化する海苔原藻の種類、品質、
特性等の状態に即時対応ができて、高品質の乾燥海苔生
産に貢献できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(本発明の一実施の形態)以下、本発明の一実施の形態
に係る塩分濃度調整装置を図1及び図2に基づいて説明
する。この図1は本実施の形態に係る塩分濃度調整装置
のブロック構成図、図2は図1に記載する塩分濃度調整
装置における塩分濃度制御部が各種制御モードで動作中
の搬入槽の塩分濃度推移特性図である。
【0022】前記各図において本実施の形態に係る塩分
濃度調整装置は、海苔原藻を貯蔵及び洗浄する搬入槽2
に対して貯蔵水及び洗浄水(以下、単に貯蔵水という)
となる貯蔵原水及び洗浄原水(以下、単に貯蔵原水とい
う)を供給する原水供給部6と、前記搬入槽2における
貯蔵水の塩分濃度を検出して検出濃度として出力する塩
分濃度センサ4と、前記搬入槽2に搬入される海苔原藻
の状態に対応した値の設定濃度を設定する塩分濃度設定
部1と、この塩分濃度設定部1で設定される設定濃度
を、前記搬入時からの経過時間に応じて可変調整して調
整設定濃度を出力する設定濃度調整部3と、この調整設
定濃度及び検出濃度に基づいて前記原水供給部6からの
貯蔵原水の供給量を制御して搬入槽2の貯蔵水の塩分濃
度を調整制御する塩分濃度制御部5とを備える構成であ
る。
【0023】前記塩分濃度制御部5は、搬入槽2に搬入
される海苔原藻の種類、品質、特性等により単一サイク
ル制御モードと、連続サイクル制御モードと、逐次サイ
クル制御モードとを切換えて搬入槽2の貯蔵水の塩分濃
度を調整制御する構成である。この単一サイクル制御モ
ードとは、前記設定濃度に搬入槽2における貯蔵水の塩
分濃度を調整し、前記塩分濃度設定部1が設定濃度を再
度設定されるまでは貯蔵水の塩分濃度の調整動作を停止
するように制御される。また、前記連続サイクル制御モ
ードとは、予め設定された設定濃度に一致するように搬
入槽2における貯蔵水の塩分濃度を、前記搬入槽2に搬
入された海苔原藻が搬出されるまで常時(又は所定のサ
ンプリング周期毎に間歇的に)調整動作を行うように制
御される。さらに、逐次サイクル制御モードとは、前記
搬入槽2における貯蔵水の塩分濃度を、設定濃度調整部
3により順次調整される調整設定濃度に基づいて逐次調
整動作を行なうように制御される。
【0024】前記原水供給部6は、淡水を貯留する淡水
槽61と、海水等の塩水を貯留する塩水槽62と、この
淡水槽61から前記塩分濃度制御部5の駆動指令に基づ
いて淡水を搬入槽2へ供給する淡水供給ポンプP1と、
前記塩分濃度制御部5の駆動制御指令に基づいて塩水槽
62から塩水を搬入槽2へ供給する塩水供給ポンプP2
とを備える構成である。
【0025】前記塩分濃度設定部1は、搬入槽2に搬入
される海苔原藻の状態を海苔生産者が判断し、この判断
を数値として入力され、この数値に基づいて設定濃度を
設定する。また、他の具体例として前記塩分濃度設定部
1は、搬入槽2に搬入される海苔原藻の状態を光学的に
又は化学的に検出する海苔状態検出部7の検出結果に基
づいて設定濃度を設定することもできる。
【0026】次に、前記構成に基づく塩分濃度調整装置
の調整制御動作について説明する。まず、搬送部200
から海苔原藻が搬送されると、この搬送部200におい
て海苔状態検出部7が海苔原藻の品質等の状態を検出す
る。この検出結果が塩分濃度設定部1へ出力され、この
塩分濃度設定部1が設定濃度を設定する。
【0027】 ここで、この塩分濃度調整制御が単サイ
クル制御モード又は連続サイクル制御モードの場合に
は、前記設定濃度に基づいて塩分濃度制御部5が搬入槽
2の貯蔵水の塩分濃度を調整する。また、逐次サイクル
制御モードの場合には、前記設定濃度調整部3が搬入槽
2に海苔原藻が搬入された時点からの経過時に対応し
て設定濃度の値を調整して調整設定濃度を出力し、この
調整設定濃度に基づいて貯蔵水の塩分濃度を調整する。
【0028】前記塩分濃度制御部5の各制御動作をさら
に具体的に説明する。前記単一サイクル制御モードは、
搬入槽2への搬入の時点(又は、収穫時点)における海
苔原藻の品質状況に基づいて、海苔生産者が経験的に最
適と推定する塩分濃度を定めて設定濃度として設定する
と、前記連続サイクルモードの場合と同様に塩分濃度制
御部5が設定濃度に一致するように搬入時から調整を開
始するする。このような調整により時刻T1において一
旦設定濃度に到達すると、その後は塩分濃度制御部5が
制御動作を実行せず、自然のままに放置するように制御
される。この制御状態を図2中に実線で示す塩分濃度推
移の特性として示し、同図において時刻T1まで設定濃
度となるように制御し、その後は制御動作を停止して搬
入槽2内の塩分濃度が海苔原藻から塩分が滲出して次第
に高くなり、この貯蔵時間の経過に伴って塩分濃度が高
くなる貯蔵水で海苔原藻を貯蔵及び洗浄することができ
ることとなる。
【0029】この設定濃度までの制御動作は、塩分濃度
制御部5が塩分濃度センサ4で検出した検出濃度と塩分
濃度設定部1で設定した設定濃度との偏差濃度値に基づ
いて淡水供給ポンプP1又は塩水供給ポンプP2を選択的
に駆動制御することにより行なう。例えば、前記偏差濃
度値が「正」の場合(検出濃度が設定濃度より大の場
合)には、淡水供給ポンプP1を駆動させて搬入槽2へ
淡水槽61から淡水を供給して貯蔵水の濃度を低下させ
る。また、前記偏差濃度値が「負」の場合(検出濃度が
設定濃度より小の場合)には、塩水供給ポンプP2を駆
動させて搬入槽2へ塩水槽62から塩水を供給して貯蔵
水の濃度を上昇させる。
【0030】 また、連続サイクル制御モードの制御動
作は、前記図に記載の従来技術と同様に海苔原藻が
3記載の搬入槽2への搬入時点(又は、収穫時点)にお
ける海苔原藻の品質状況に基づいて海苔生産者が経験的
に最適と推定する塩分濃度を設定濃度として設定する
と、貯蔵水の塩分濃度がこの設定濃度より濃くなると淡
水を供給して薄め、反対にこの設定値より薄くなると塩
水を供給して濃くし、連続して設定値の塩分濃度を維持
するように行なう。これを図2中に2点鎖線で塩分濃度
推移の特性として示す。なお、この制御モードの場合に
おいては搬入時の貯留水の塩分濃度に設定濃度が一致す
る場合について説明したが、収穫時の海の状況により塩
分濃度が変化するため、このことを考慮して設定濃度を
搬入時の貯留水の塩分濃度よりも高く又は、低く設定す
ることもできる。
【0031】さらに、逐次サイクル制御モードの制御動
作は、海苔原藻が搬入槽2に搬入された時点からの経過
時間に略比例した塩分濃度推移となるように実行され
る。これを図2中の1点鎖線で塩分濃度推移の特性とし
て示す。
【0032】(本発明の他の実施形態) 本発明の他の
実施形態に係る塩分濃度調整装置を図3に基づいて説明
する。この図3は本実施の形態に係る塩分濃度調整装置
における主要部のブロック構成図を示す。同図において
本実施の形態に係る塩分濃度調整装置は、前記図1に記
載の実施形態装置と同様に塩分濃度設定部1、設定濃度
調整部3、塩分濃度センサ4、塩分濃度制御部50(図
1において5に相当する。)及び原水供給部6を共通し
て備え、この塩分濃度制御部50の構成を異にすると共
に、この構成に加え、濃度表示部75及び警報回路76
を備える構成である。この塩分濃度制御部50は、塩分
濃度の制御に必要な各種の演算動作を実行する演算制御
51と、この演算制御部51の演算結果を予め設定さ
れた濃度基準値と比較して弁別し、5段階の弁別信号S
1、〜、S5を出力する電圧弁別器52と、この弁別信号
S1、〜、S5に基づいて淡水供給ポンプP1を駆動させ
る第1駆動回路回路53と、この弁別信号S1、〜、S5
に基づいて塩水供給ポンプP2を駆動させる第2の駆動
回路54とを備える構成である。
【0033】前記電圧弁別器52において予め設定され
た濃度基準値は、塩分濃度設定部(図示を省略する。図
1においては1に相当する。)で設定された設定濃度又
は設定濃度調整部(図示を省略する。図1においては3
に相当する。)で調整された調整設定濃度とすることも
できる。前記濃度表示部75は、電圧弁別器52から出
力される弁別信号S1、〜、S5に基づいて表示灯L1、
〜、L5を選択的に点灯制御する構成である。前記警報
回路76は、電圧弁別器52から出力される弁別信号S
1、S5に基づいて警報ブザー77を発報制御する構成で
ある。
【0034】次に、前記構成に基づく本実施形態装置の
動作について説明する。まず、演算制御部51で演算さ
れた搬入槽2の現在の塩分濃度に対応する出力信号が電
圧弁別器52に入される。この電圧弁別器52において
予め設定された濃度基準値と比較され、その濃度が基準
値域へ入っているかどうかが弁別される。この場合、例
えば5段階の弁別信号S1、〜、S5を発するものとし、
基準値域に入っている場合は「良」を示す弁別信号S
3、基準値域より「濃」側は濃度差の程度に応じ「濃」
を示す弁別信号S2、「濃過」を示す弁別信号S1とし、
「薄」側は濃度差の程度に応じ「薄」を示す弁別信号S
4、「薄過」を示す弁別信号S5とする。
【0035】これら5段階の信号はそれぞれ濃度表示部
75に供給され、弁別によってそのいづれかが表示され
る。この弁別信号S1、〜、S5に応じて表示灯L1、
〜、L5のいづれかを点灯させ、検出された搬入槽2に
おける塩分濃度の状態を表示する。即ち、表示灯L1、
〜、L5は、それぞれ「濃過」、「濃」、「良」、
「薄」、「薄過」を表示する。また「濃過」を示す弁別
信号S1または「薄過」を示す弁別信号S5が発せられた
ときは、いづれも警報回路76を作動させて警報ブザー
77を鳴らして搬入槽2における塩分濃度が「濃過」ま
たは「薄過」であることを報知させる。
【0036】「濃過」を示す弁別信号S1および「濃」
を示す弁別信号S2は第1の駆動回路53を作動させ、
また、「薄」を示す弁別信号S4および「薄過」を示す
弁別信号S5は第2の駆動回路54を作動させる。第1
の駆動回路53は「濃」を示す弁別信号S2および「濃
過」を示す弁別信号S1を受けて出力し、淡水供給ポン
プP1を駆動して淡水槽61より淡水を供給する。この
場合「濃過」を示す弁別信号S1のときは「濃」を示す
弁別信号S2に比し、淡水供給ポンプP1の駆動時間を長
くする等して1回当り供給量を増すように制御される。
【0037】第2の駆動回路54は「薄」を示す弁別信
号S4および「薄過」を示す弁別信号S5を受けて出力
し、塩水供給ポンプP2を駆動して塩水槽62より塩水
を供給する。この場合「薄過」を示す弁別信号S5のと
きは「薄」を示す弁別信号S4に比し、塩水供給ポンプ
P2の駆動時間を長くする等して1回当り供給量を増す
ように制御される。
【0038】また、「良」を示す弁別信号S3が出力さ
れるときは、両駆動回路53,54は停止し、各ポンプ
P1、P2を共に停止させるように制御される。また、上
記において搬入槽2内の塩分濃度は海苔原藻から塩分が
滲出して高くなる傾向にあるので、濃度が高いときのみ
淡水を供給して調整し、他方濃度が低いときは塩水の供
給を行わないようにしてもよい。従って、本発明に係る
装置として、搬入槽2に淡水を供給する手段、貯蔵槽内
塩分濃度を検出するセンサ、当該センサに正負平衡した
定電圧高周波電源を与える発振変調回路、塩分適正濃度
範囲と貯蔵槽内塩分濃度測定値を比較し、測定値が適正
濃度範囲より高いときに淡水供給手段を駆動する信号を
出力する塩分濃度制御部として構成することもできる。
【0039】なお、前記各実施の形態における搬入槽2
は海苔原藻を貯蔵すると共に、洗浄する構成としたが、
搬入槽2を貯蔵槽又は洗浄槽のいづれかとして構成する
こともできる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明においては、搬入さ
れた海苔原藻と共に貯蔵水及び/又は洗浄水が搬入槽に
供給され、この貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度を塩
分濃度検出手段が検出し、前記搬入槽への搬入時におけ
る海苔原藻の状態に応じて搬入の際に設定される塩分濃
度の設定濃度を設定濃度調整手段が前記搬入時からの経
過時間に応じて可変調整し、この調整濃度及び検出濃度
に基づいて塩分濃度制御手段が原水供給手段から搬入槽
への貯蔵原水及び/又は洗浄原水の供給を制御するよう
にしているので、搬入される海苔原藻の状態と共に、搬
入槽への海苔原藻の搬入後の経過時間を考慮して搬入槽
の貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度を調整制御できる
こととなり、海苔原藻の劣化を極力防止しつつ洗浄を行
うことができるという効果を奏する。また、本発明にお
いては、設定濃度が塩分濃度設定手段により搬入槽に搬
入される海苔原藻の状態に対応した値に設定されること
から、搬入時点の海苔原藻の鮮度、汚濁度、種類等を考
慮して制御の基準値を設定できることとなり、搬入槽の
貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度を緻密に調整してよ
り海苔原藻の劣化を防止すると共に確実な洗浄を行うこ
とができるという効果を有する。また、本発明において
は、塩分濃度制御手段が貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分
濃度を設定濃度の一定値に維持するように制御されるこ
とから、海苔原藻の種類に対応した各種の調整方式が可
能となり、海苔原藻の劣化をより確実に防止できると共
に、洗浄を行うことができるという効果を有する。ま
た、本発明においては、塩分濃度制御手段が調整設定濃
度に貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度を一旦調整した
後は調整動作を停止するようにしているので、調整設定
濃度が調整された後に海苔原藻の細胞中に含有されてい
る塩分が貯蔵水及び/又は洗浄水に溶け出して次第に濃
度が高くなり、海苔原藻が搬入槽へ搬入された後の経過
時間後に略比例した塩分濃度とすることができることと
なり、より緻密な塩分濃度の調整が可能となるという効
果を有する。また、本発明においては、貯蔵原水及び/
又は洗浄原水として塩水及び/又は淡水を原水供給手段
が搬入槽に供給することから、塩分濃度の調整を正確且
つ迅速にできるという効果を有する。さらに、本発明に
おいては塩分濃度検出手段から検出された塩分濃度を
報知手段で報知することから、変化する搬入槽の塩分濃
度を常時監視できることとなり、より理想的な塩分濃度
で搬入槽において海苔原藻を貯蔵及び又は/洗浄するこ
とができるという効果を有する。さらにまた、本発明に
おいては、搬入槽に搬入される海苔原藻の状態に基づい
て任意に切換えているので、千変万化する海苔原藻の種
類、品質、特性等の状態に即時対応ができて、高品質の
乾燥海苔生産に貢献できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る塩分濃度調整装置
のブロック構成図である。
【図2】図1に記載の塩分濃度調整装置の塩分濃度制御
部が各種制御モードで動作中の搬入槽の塩分濃度推移特
性図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る塩分濃度調整装
置における主要部のブロック構成図である。
【図4】従来の海苔原藻の貯蔵装置の概略構成図であ
る。
【図5】他の従来の海苔原藻の貯蔵装置の概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 塩分濃度設定部 2 搬入槽 3 設定濃度調整部 4 塩分濃度センサ 5 塩分濃度制御部 6 原水供給部 7 海苔状態検出部 61 淡水槽 62 塩水槽 200 搬送部 P1 淡水供給ポンプ P2 塩水供給ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−84155(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/337

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海苔原藻を貯蔵及び/又は洗浄する搬入
    槽における貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度を調整制
    御する塩分濃度調整装置において、 前記搬入槽に対して貯蔵水及び/又は洗浄水となる貯蔵
    原水及び/又は洗浄原水を供給する原水供給手段と、 前記搬入槽における貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度
    を検出して検出濃度として出力する塩分濃度検出手段
    と、 前記搬入槽への搬入時における海苔原藻の状態に応じて
    搬入の際に設定される前記貯蔵水及び/又は洗浄水の塩
    分濃度に関する設定濃度を、前記搬入時からの経過時間
    に応じて可変調整して調整設定濃度として出力する設定
    濃度調整手段と、 前記調整設定濃度及び検出濃度に基づいて前記原水供給
    手段からの貯蔵原水及び/又は洗浄原水の供給を制御
    て前記塩分濃度を調整制御する塩分濃度制御手段とを備
    えることを特徴とする塩分濃度調整装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の塩分濃度調整装置
    において、 前記設定濃度を搬入される海苔原藻の状態に対応した値
    で設定する塩分濃度設定手段とを備えることを特徴とす
    る塩分濃度調整装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の塩分濃度調
    整装置において、 前記塩分濃度制御手段は海苔原藻の搬入槽への搬入時か
    ら前記設定濃度に対応する貯蔵水及び/又は洗浄水の塩
    分濃度を一定に維持するように制御することを特徴とす
    る塩分濃度調整装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
    の塩分濃度調整装置において、 前記塩分濃度制御手段は、前記調整設定濃度を基準とし
    て搬入槽における貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度を
    調整し、前記設定濃度調整手段が調整設定濃度を再度設
    定されるまでは貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度の調
    整動作を停止することを特徴とする塩分濃度調整装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし4のいずれかに記載
    の塩分濃度調整装置において、 前記原水供給手段は貯蔵原水及び/又は洗浄原水として
    塩水及び/又は淡水を供給することを特徴とする塩分濃
    度調整装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし5のいずれかに記載
    の塩分濃度調整装置において、 前記塩分濃度検出手段から出力される検出濃度に基づい
    て貯蔵水及び/又は洗浄水の塩分濃度を報知する報知手
    段を備えることを特徴とする塩分濃度調整装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし5のいずれかに記載
    の塩分濃度調整装置において、 単一サイクル制御モードと連続サイクル制御モードと逐
    次サイクルモードのうち複数の制御モードを備え、搬入
    槽に搬入される海苔原藻の状態に基づいて任意に切換え
    ることを 特徴とする塩分濃度の調整装置。
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