JP6627927B1 - 位相変動補償装置、位相変動補償方法及び通信装置 - Google Patents

位相変動補償装置、位相変動補償方法及び通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6627927B1
JP6627927B1 JP2018138486A JP2018138486A JP6627927B1 JP 6627927 B1 JP6627927 B1 JP 6627927B1 JP 2018138486 A JP2018138486 A JP 2018138486A JP 2018138486 A JP2018138486 A JP 2018138486A JP 6627927 B1 JP6627927 B1 JP 6627927B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
phase difference
known pattern
received signal
fluctuation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018138486A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020017819A (ja
Inventor
智大 高椋
智大 高椋
光輝 吉田
光輝 吉田
勉 竹谷
勉 竹谷
勝一 大山
勝一 大山
裕之 野内
裕之 野内
末永 淳
淳 末永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Electronics Corp
Original Assignee
NTT Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Electronics Corp filed Critical NTT Electronics Corp
Priority to JP2018138486A priority Critical patent/JP6627927B1/ja
Priority to US17/255,156 priority patent/US11121778B1/en
Priority to PCT/JP2019/028656 priority patent/WO2020022268A1/ja
Priority to CN201980045976.1A priority patent/CN112425099B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP6627927B1 publication Critical patent/JP6627927B1/ja
Publication of JP2020017819A publication Critical patent/JP2020017819A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03878Line equalisers; line build-out devices
    • H04L25/03885Line equalisers; line build-out devices adaptive
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/61Coherent receivers
    • H04B10/612Coherent receivers for optical signals modulated with a format different from binary or higher-order PSK [X-PSK], e.g. QAM, DPSK, FSK, MSK, ASK
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/61Coherent receivers
    • H04B10/616Details of the electronic signal processing in coherent optical receivers
    • H04B10/6163Compensation of non-linear effects in the fiber optic link, e.g. self-phase modulation [SPM], cross-phase modulation [XPM], four wave mixing [FWM]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/61Coherent receivers
    • H04B10/616Details of the electronic signal processing in coherent optical receivers
    • H04B10/6164Estimation or correction of the frequency offset between the received optical signal and the optical local oscillator
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/61Coherent receivers
    • H04B10/616Details of the electronic signal processing in coherent optical receivers
    • H04B10/6165Estimation of the phase of the received optical signal, phase error estimation or phase error correction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/02Amplitude-modulated carrier systems, e.g. using on-off keying; Single sideband or vestigial sideband modulation
    • H04L27/06Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/066Carrier recovery circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L2025/03433Arrangements for removing intersymbol interference characterised by equaliser structure
    • H04L2025/03439Fixed structures
    • H04L2025/03522Frequency domain

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】回路を簡略化しつつ位相変動を高精度に補償することができる位相変動補償装置、位相変動補償方法及び通信装置を得る。【解決手段】既知パターン比較型位相差検出部12は、受信信号から抽出した既知パターンとその真値との位相差を第1の位相差として検出する。受信信号の位相変調方式における変調位相の数がMであり、M乗型位相差検出部13は、受信信号をM乗することで変調成分を除去し、送信側でのマッピング用変調位相点からの位相変動を第2の位相差として検出する。位相補償部11は、第1の位相差と第2の位相差との合算結果に基づいて受信信号の位相変動を補償する。【選択図】図2

Description

本発明は、データ通信において位相変動を補償する位相変動補償装置、位相変動補償方法及び通信装置に関する。
コヒーレント光通信においては、受信信号の周波数と局部発振光源の周波数との間に周波数差である周波数オフセット(周波数誤差)が生じる。また、非線形光学効果又は光ファイバの振動、レーザー線幅(位相揺らぎ)等によって受信信号に位相雑音などの位相変動が生じる。これに対して、入力信号をM乗して変調による位相変化を除去した上で周波数誤差を検出して入力側にフィードバックして周波数オフセットを補償する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、周波数オフセットはある程度補償できるが、位相雑音は多く残る。また、この技術では、雑音又は波形歪みが大きい条件において位相スリップが生じ、連続誤りが生じる可能性がある。この位相スリップを補償する位相スリップ補償回路が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、振幅に応じて設定した閾値で受信信号を仮判定し、本来の位相と受信信号の位相との差を補償する技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。ただし、仮判定のみでは位相雑音補償の精度が低いため、周波数誤差と計算途中で出される位相誤差をフィードバックして仮判定前の位相変動を低減することで精度を高めている。また、送信側で挿入した既知パターンを受信信号から抽出し、本来の位相と受信信号の位相との差を検出して位相雑音を補償する技術が提案されている(例えば、特許文献4参照)。しかし、位相変動が取りきれず残るという問題があった。
特開2015−76727号公報 特開2014−003507号公報 特開2014−175991号公報 特開2014−155194号公報
上述のように、従来の位相変動補償装置及び位相変動補償方法では、位相雑音補償を行っても位相変動が取りきれず残るという問題があった。また、位相スリップ補償回路を設けると、回路が複雑になるという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は回路を簡略化しつつ位相変動を高精度に補償することができる位相変動補償装置、位相変動補償方法及び通信装置を得るものである。
本発明に係る位相変動補償装置は、受信信号から抽出した既知パターンとその真値との位相差を第1の位相差として検出する第1の位相差検出部と、前記受信信号の位相変調方式における変調位相の数がMであり、前記受信信号をM乗することで変調成分を除去し、送信側でのマッピング用変調位相点からの位相変動を第2の位相差として検出する第2の位相差検出部と、前記第1の位相差と前記第2の位相差との合算結果に基づいて前記受信信号の位相変動を補償する位相補償部とを備えることを特徴とする。
本発明により、回路を簡略化しつつ位相変動を高精度に補償することができる。
本発明の実施の形態1に係るコヒーレント光通信装置の受信装置を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る位相変動補償装置の構成図である。 本発明の実施の形態1に係る位相変動補償装置の更に詳細な構成図である。 送信信号における既知パターンを示す図である。 既知パターン比較型位相差検出部の位相差算出部の動作を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る位相変動補償装置の動作を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る位相変動補償装置の変形例を示す構成図である。 本発明の実施の形態2に係る位相変動補償装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態2に係る位相変動補償装置の動作を説明する図である。
実施の形態に係る位相変動補償装置、位相変動補償方法及び通信装置について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るコヒーレント光通信装置の受信装置を示す図である。受信装置は、光ファイバ1から受信した光信号を電気信号に変換してデジタル処理する。
受信装置において、光ファイバ1から受信した光信号は受信光モジュール2により水平偏波の信号と垂直偏波の信号に偏波分離される。偏波分離された2つの信号は、それぞれ2つの直交成分に分離され、さらにアナログ電気信号に変換される。これらのアナログ電気信号はAD変換器3によりデジタル信号に変換される。
波長分散補償部4以降の構成は、AD変換器3からデジタル信号として出力された直交変調信号をデジタル処理して歪を補償する光伝送歪補償装置に相当する。ここで、光ファイバ1中を光信号が伝搬する際に、波長分散という効果によって信号波形が歪む。波長分散補償部4は、その歪の大きさを受信信号から推定して補償する。
また、光通信において水平偏波と垂直偏波を合成して送信し受信において分離する際に、偏波モード分散という効果によって偏波変動が生じ波形が歪む。適応等化部5は、その歪みを補償する等化処理を行う。偏波分離は最初に受信光モジュール2内の光復調器によって行われるが、適応等化部5においてより完全に偏波分離が行われる。適応等化部5の補償処理として、送信側で長周期・既知パターン信号又は短周期・既知パターン信号を挿入し、受信した該信号との誤差を最小にする方法等が提案されている。
周波数オフセット補償部6は、送受のローカル信号(キャリア信号)の周波数誤差を補償する。位相変動補償装置7は、周波数オフセット補償部6で補償しきれなかった残留周波数オフセットと、適応等化部5で補償しきれなかった残留位相変動、位相雑音又は位相スリップを、送信側で挿入した既知パターン信号等を利用して補償する。
キャリア位相再生部8は、周波数オフセット補償部6及び位相変動補償装置7で取りきれなかった位相変動を補償する。具体的には、仮判定したコンスタレーション(信号点)と受信したコンスタレーション(信号点)とのずれΦを検出し、Φだけ位相回転を行って補正する。この位相回転による補正は、複素表示の信号にexp(jΦ)を乗ずることで行うことができる。ただし、位相変動補償装置7によって、残留周波数オフセットや残留位相変動等がほぼ補償される場合は、キャリア位相再生部8は、不要にできる。その後、誤り訂正部9が誤り訂正処理を行う。
図2は、本発明の実施の形態1に係る位相変動補償装置の構成図である。受信信号には、位相変動補償装置7に入力される前に周波数オフセット補償が行われている。従って、位相変動補償装置7に入力される受信信号には、周波数オフセット補償で補償しきれなかった残留周波数オフセット及び位相雑音が含まれる。なお、更に熱雑音が含まれることは言うまでもない。残留周波数オフセット補償部10が残留周波数オフセットを補償する。また、位相補償部11が位相雑音などの位相変動を補償する。
ここでは、残留周波数オフセット補償部10の入力信号を受信信号と定義するが、その出力信号も受信信号と称する。従って、受信信号は、位相変動補償装置7の入力信号だけでなく、残留周波数オフセット補償部10の出力信号も意味する。残留周波数オフセット補償部10は必須でなく、予め残留周波数オフセットが補償された受信信号に対しても本発明は有効である。なお、必要な場合は、「残留周波数オフセット補償部10の出力信号」のように特定する。
既知パターン比較型位相差検出部12は、受信信号から抽出した既知パターンとその真値との位相差を第1の位相差として検出する。この比較は2π上での位相の比較であるため、±πの位相変動を検出することができる。なお、既知パターンは、所定の数のシンボル数毎に挿入される。そこで、既知パターン比較型位相差検出部12は、受信信号から抽出した既知パターンとその真値との位相差と、次の既知パターンと真値との位相差とを用いて線形補間を行うことで、両者の既知パターンの間の各シンボルに対する位相差を第1の位相差として算出してもよい。雑音の影響を取り除く場合には、隣り合う連続した既知パターンの位相を抽出し、移動平均を取ってから線形補間によって位相変動量を算出してもよい。
受信信号の位相変調方式は、2πn/Mの位相を用いた変調である。Mは変調位相の数(PSKの位相数)である。n、Mは原則的には自然数だが有理数も可能である。M乗型位相差検出部13は、受信信号をM乗することで変調成分を除去し、送信側でマッピングに使用する変調位相点からの位相変動を第2の位相差として検出する(絶対量ではなく、最大2π/M)。送信側でのマッピング用変調位相点は、BPSKでは、例えば0度と180度の2位相点であり、QPSKでは、例えば45度、135度、225度、315度の4位相点である。M乗(本ケースでは、2乗、4乗)によって変調成分が除去されるため、各シンボルの位相は、本来取り得るべき理想的な位相(1点であり、位相同期時は0)に重ねられる。更に、所定の数のシンボルの値を平均(例えば、移動平均)することによって、熱雑音の影響を低減できる。この方法によって、第2の位相差は、直接的に理想的な位相からの位相変動として検出できる。
補償部14は、M乗型位相差検出部13に入力される受信信号の位相変動を第1の位相差で補償する。補償部14によって位相変動をできる限り減らすことで、残りの位相変動による位相差をM乗型位相差検出部13で検出する精度を上げることができる。
既知パターン比較型位相差検出部12で検出した第1の位相差と、M乗型位相差検出部13で検出した第2の位相差との合算結果が残留周波数オフセット補償部10と位相補償部11に供給される。残留周波数オフセット補償部10は、受信信号を既知パターン比較型位相差検出部12及びM乗型位相差検出部13へ供給する前に、ループフィルタ15を介して供給された合算結果に基づいて受信信号の残留周波数オフセットを補償する。位相補償部11は、合算結果に基づいて受信信号の位相雑音などの位相変動を補償する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る位相変動補償装置の更に詳細な構成図である。既知パターン比較型位相差検出部12は、受信信号から既知パターンを検出する既知パターン検出部16と、既知パターンの真値を記憶する参照信号記憶部17と、受信信号から抽出した既知パターンと真値との位相差を第1の位相差として算出する位相差算出部18とを有する。既知パターン検出部16は、受信信号から既知パターンのタイミングを検出する既知パターンタイミング検出部19と、検出したタイミングに基づいて受信信号から既知パターンを抽出する既知パターン抽出部20とを有する。
M乗型位相差検出部13は、受信信号をM乗して変調成分を取り除いた位相成分に対して、所定の数のシンボルの移動平均を行い、位相誤差成分のみを抽出後、Mで除することによって、理想的な位相(変調位相点)からの位相変動を第2の位相差として出力する。これにより、変調成分を除去した位相変動を抽出することができる。なお、熱雑音成分は、移動平均によって低減できる。例えば、QPSKの場合、M=4で、位相が4倍されることによって変調成分は2nπとなる。2nπを除去することで、位相変動成分のみが抽出できる。その位相変動を4で除することで、4倍前の実際の位相変動を検出できる。なお、位相変動が大きい場合、特にシンボル間での位相変動量が±π/4を超えるような場合は、変動方向と逆方向にπ/2回転させるπ/2位相回転トラッキング回路を設ける。これは、所定の値より大きな位相変動が存在する場合、その位相変動に追従する為の回路である。
M乗型位相差検出部13において、位相抽出の位置は、移動平均と÷Mの間に限られず、M乗後であればどの位置でもよい。後述の他の実施の形態においても同様である。また、位相抽出を行う際に移動平均の出力における電界情報を位相情報に変換する回路は、通常の設計事項であるので特に図示していない。
既知パターン比較型位相差検出部12からの第1の位相差は、位相/電界変換部21で電界に変換されて、M乗型位相差検出部13の入力側の補償部14に供給される。なお、本明細書で使用する「電界」という用語は、変調信号を極座標上に表した複素信号又はベクトルを意味する。位相をφとすると、電界はAexp(jφ)=A(cosφ+jsinφ)で表される(Aは振幅)。
M乗型位相差検出部13に入力される信号の位相変動量は、予め既知パターン比較型位相差検出部12で検出した位相変動量を差し引いているため、±π/4を超える確率は非常に小さい。従って、本構成の場合、M乗型位相差検出部13においてπ/2位相回転トラッキングを省略することができる。
後に説明するが、既知パターン比較型位相差検出部12が動作していない場合、又は、補償部14の停止によってM乗型位相差検出部13の入力信号が事前補償されない場合は、大きな位相変動が残るため、前述のπ/2位相回転トラッキングを設けることが好ましい。なお、π/2位相回転トラッキングの動作はパラメータ設定等で制御することができる。
図4は、送信信号における既知パターンを示す図である。データの位相マッピングの一例として既知パターンがQPSKの場合について説明する。この場合、既知パターンを送信側で所定の数のデータシンボル毎(例えば、32シンボル毎)に、(0,0)、(0,1)、(1,1)、(1,0)、・・・の順番で1シンボルずつ挿入する。他の多値変調の場合も同様に既知パターンを構成できる。
図5は、既知パターン比較型位相差検出部の位相差算出部の動作を説明する図である。受信側で既知パターンタイミング検出部19が受信信号から既知パターンのタイミングを検出する。既知パターン抽出部20が既知パターンを抽出する。位相差算出部18が、抽出された既知パターンを参照信号と比較し、既知パターンシンボル毎にそれぞれの位相差を第1の位相差として算出する。この時、既知パターンシンボルと次の既知パターンシンボルとの間における各データシンボルにおける位相差は、隣接する2つの既知パターンシンボルにおける位相差を用いて線形補間によって求められる。隣接する2つの既知パターンシンボルの位相を算出する際に、連続する既知パターンの位相の移動平均をとってもよい。この移動平均によって、受信信号に付加されている熱雑音の影響による既知パターンの位相検出誤差を低減することができる。
図6は、本発明の実施の形態1に係る位相変動補償装置の動作を説明する図である。本実施の形態に係る位相変動補償装置では以下の(1)及び(2)の動作が並行に行われる。
(1)既知パターン比較型位相差検出及びM乗型位相差検出による残留周波数オフセット補償。
既知パターン比較型位相差検出部12は、図5に示すように、受信信号から検出された既知パターンを参照信号と比較し、各シンボルにおける第1の位相差を算出する。この第1の位相差は、ループフィルタ15を介して残留周波数オフセット補償部10へ供給され、位相補償部11にも供給される。更に、この第1の位相差は、M乗型位相差検出部13の入力にある補償部14へ位相/電界変換部21を介して供給される。補償部14は、M乗型位相差検出部13への入力信号を、既知パターン比較型位相差検出部12からの第1の位相差で予め補償する。即ち、既知パターン比較型位相差検出部12からの第1の位相差が入力信号から予め取り除かれた状態で、M乗型位相差検出部13は処理を行う。この場合、M乗型位相差検出部13の入力信号の位相変動は、少なくとも±π/4以下となり、大きな位相変動への追従のためのπ/2位相回転トラッキングは不要にできる。実際には、パラメータ設定によりπ/2位相回転トラッキングを非動作制御する。なお、補償部14は、電界ベクトルで表された受信信号に、電界ベクトルに変換された第1の位相差を複素乗算する方法で構成できる。これにより既知パターン比較型位相差検出部12で求めた位相変動量が受信信号から予め取り除かれる。位相/電界変換部21における位相/電界変換は、演算に限らず、メモリテーブルで行うこともできる。
M乗型位相差検出部13は、第1の位相差によって補償された受信信号に対して、M乗、移動平均、位相誤差成分の位相抽出、及び÷Mを行い、変調成分が除かれた理想的な信号の位相からの位相変動として第2の位相差を出力する。
次に、既知パターン比較型位相差検出部12からの第1の位相差と、M乗型位相差検出部13からの第2の位相差を合算する。この合算結果は、ループフィルタ15を介して残留周波数オフセット補償部10に供給されると共に、位相補償部11にも供給される。
ループフィルタ15は、第1の位相差と第2の位相差の合算結果について、シンボル間での位相変動(例えば、n番目のシンボルの位相差−(n−1)番目のシンボルの位相差)を検出し、所定のシンボル数で移動平均する。その値を用いて残留周波数オフセット補償部10が受信信号を補償する。「受信信号⇒第1及び第2の位相差検出⇒ループフィルタ⇒残留周波数オフセット補償⇒受信信号」なるフィードバックループを構成している。具体的には、ループフィルタ15において1シンボル毎の位相差をみて回転を検出し、受信信号を補正する。残留周波数オフセットによる位相回転が検出されなくなるまで受信信号は補正され、その後もフィードバックによって残留周波数オフセットが除去されるように制御される。ループフィルタ15には補正量が維持される。これにより、前段の周波数オフセット補償部6で補償しきれなかった残留周波数オフセットを補償することができる。
残留周波数オフセット補償部10が補償した受信信号に対して、既知パターン比較型位相差検出とM乗型位相差検出が行われる。残留周波数オフセットがほぼ補償された収束状態では、既知パターン比較型位相差検出部12とM乗型位相差検出部13で残留周波数オフセット成分が検出されなくなる。残留周波数オフセット成分が検出されなくなるように、ループフィルタ15は残留周波数オフセット補償部10への補償量を常に調整する。
なお、ループフィルタ15が位相差情報の平均や保持機能を有すると述べたが、これらの機能はループフィルタ15の機能に限定されず、別の回路に実装することも可能である。また、周波数フィルタ機能などの他の機能をループフィルタ15に実装することもできる。ループフィルタの構成によって、上記フィードバックループの収束特性を変更することができる。
(2)既知パターン比較型位相差検出及びM乗型位相差検出による位相雑音補償。
残留周波数オフセットが補償された受信信号には位相雑音が残る。従って、残留周波数オフセット補償の収束時点において、既知パターン比較型位相差検出部12からの第1の位相差とM乗型位相差検出部13からの第2の位相差の合算結果は位相雑音を意味する。この合算結果は位相補償部11にも供給され、残留周波数オフセット補償部10から出力された受信信号に存在する位相雑音が位相補償部11で補償される。具体的には、位相補償部11は、合算結果である位相情報を電界ベクトルに変換し、残留周波数オフセット補償部10の出力信号である電界ベクトルと複素乗算する。この位相補償部11の出力は、残留周波数オフセットと位相雑音が補償された信号となる。
以上説明したように、本実施の形態では、既知パターン比較型位相差検出部12からの第1の位相差とM乗型位相差検出部13からの第2の位相差を用いて受信信号の位相変動を補償する。第1の位相差を用いることで位相変動の補償範囲が±πまで広がるので、M乗型位相差検出部13からの第2の位相差のみを用いる場合に必要であった位相スリップ補償回路を省略することができる。よって、回路を簡略化しつつ位相変動を高精度に補償することができる。また、M乗型位相差検出部13の入力を予め第1の位相差で補償することにより、M乗型位相差検出部13における第2の位相差の検出精度を向上することができる。
なお、既知パターン比較型位相差検出部12と、M乗型位相差検出部13とを必ずしも一緒に動作させる必要はない。低消費電力化が必要な場合は、既知パターン比較型位相差検出部12のみ動作させることも可能である。これは、M乗型位相差検出部13の全回路を止め、第2の位相差をゼロと設定することで容易に実現できる。よって、伝送性能に比べて低消費電力化が重要なシステムで使用する場合に、設定変更だけで対応することができる。
また、上述の例ではQPSK変調の場合について説明したが、16QAMの場合にも本実施の形態の構成を適用することができる。16QAMの場合、コンステレーション上において、最も原点に近い4点及び、最も原点から遠い4点については、QPSKと同様にM=4とすることで処理ができる。それらの中間位置にある8点については、M=4として処理し、かつ±105度のシフト制御を行う。同様に、その他のデジタル変調方式にも本実施の形態を適用することができる。
図7は、本発明の実施の形態1に係る位相変動補償装置の変形例を示す構成図である。変形例は、図3の装置と比較して、M乗型位相差検出部13の構成と、既知パターン比較型位相差検出部12からM乗型位相差検出部13へのフィードバックの方法が異なり、他の構成は同じである。
変形例では、補償部14は、M乗後の受信信号の位相変動を第1の位相差で補償する。また、入力信号の位相のM倍に合わせて、既知パターン比較型位相差検出部12から補償部14に入力する第1の位相差もM倍する。この場合、補償部14の補償回路は、加算器で構成できる。既知パターン比較型位相差検出部12からの位相差のフィードバックの効力及びM乗型位相差検出部13の効力は実施の形態1と同じである。
しかし、第1の位相差を補償部14に供給する場合、実施の形態1では、位相/電界変換部21と、補償部14における複素乗算の回路が必要である。これ対して、変形例では電界/位相変換部と、2つのM倍の掛け算器(M=4の場合は、3回の加算器で構成)と、補償部14における加算器が必要である。加算器は複素乗算器に比べて回路規模と消費電力を大幅に削減できる。従って、変形例は、実施の形態1に比べて回路規模と消費電力を小さくできる。電界/位相変換部、位相/電界変換部21と同様に演算等又はテーブルで構成できる。
なお、変形例では、電界/位相変換部以降、位相に関する計算処理が可能であるが、移動平均の処理においては、一度電界情報に変換し、振幅情報も考慮することでより精度よく計算を行うことができる。なお、位相抽出前に再び位相情報に変換することは通常の設計事項の範囲である。また、位相と電界との複数回の変換について同じ変換テーブルを使うことで回路規模を低減できる。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係る位相変動補償装置を示す構成図である。実施の形態1と比較して既知パターン比較型位相差検出部12の構成が異なるが、他の構成は同じである。
実施の形態2では、既知パターンタイミング検出部19は、位相補償部11にて位相補償された受信信号から既知パターンのタイミングを検出する。既知パターン検出部16は、このタイミングに基づいて位相補償部11にて位相補償される前の受信信号から既知パターンを検出する。位相補償部11の出力信号は残留周波数オフセットと位相雑音が補償されているため、その出力信号からより正確に既知パターンタイミングを検出できる。このタイミングを用いることで既知パターン抽出部20は既知パターンの抽出を精度よく行うことができる。ただし、この場合、残留周波数オフセット補償と位相雑音の補償の処理による遅延を考慮する必要がある。
図9は、本発明の実施の形態2に係る位相変動補償装置の動作を説明する図である。本実施の形態に係る位相変動補償装置は以下のステップS1及びステップS2の動作を順に行う。
ステップS1:M乗型位相差検出による残留周波数オフセット補償。
位相変動補償装置の起動時は、位相補償部11の出力信号の補償が完全に行われないため、その信号を入力とする既知パターンタイミング検出部19から、正確な既知パターンタイミングが得られず、正確な第1の位相差の計算ができない。従って、M乗型位相差検出部13のみが動作し、第2の位相差を出力する。誤った補償を防ぐため、この間は既知パターン比較型位相差検出部12の動作を停止するように制御することもできる。
M乗型位相差検出部13は、受信信号に対して、M乗、移動平均、位相誤差成分の位相抽出、及び÷Mを行い、変調成分が除かれた位相変動を第2の位相差として出力する。既知パターン比較型位相差検出部12が動作しないので、補償部14で大きな位相変動を事前に補償することができず、大きな位相変動も受信信号と共に入力される。そこで、M乗型位相差検出部13の後段に、大きな位相変動に対応するためのπ/2位相回転トラッキング回路を設けている。π/2位相回転トラッキング回路は、実際にはパラメータ設定によりその動作を制御することができる。
M乗型位相差検出部13からの第2の位相差は、ループフィルタ15を介して残留周波数オフセット補償部10に供給されると共に、位相補償部11にも供給される。これらの動作は実施の形態1と同様である。
M乗型位相差検出部13だけでも残留周波数オフセット及び位相雑音はおおむね補償可能である。これにより、既知パターンタイミング検出部19で既知パターンタイミングを得られるようになる。その時点で、既知パターン比較型位相差検出部12を動作させる。
ステップS2:既知パターン比較型位相差検出及びM乗型位相差検出による残留周波数オフセット補償と位相雑音補償。
既知パターン比較型位相差検出部12を動作させた場合の動作は実施の形態1と同様である。なお、この場合、既知パターン比較型位相差検出部12の出力は、M乗型位相差検出部13の入力にフィードバックされ入力信号が第1の位相差で補償されるため、M乗型位相差検出部13の後段のπ/2位相回転トラッキング回路の動作を停止する。
本実施の形態では、既知パターンタイミング検出が、残留周波数オフセット補償及び位相雑音補償が行われた後の信号によって行われる。これにより、既知パターンタイミングの抽出及び既知パターンの検出を精度よく行うことができるため、第1の位相差の精度を上げることができる。この第1の位相差によってM乗型位相差検出部13の入力信号を事前に補償できるので、第2の位相差の精度も向上することができる。これらに基づく残留周波数オフセット補償及び位相雑音補償の精度も向上できる。その他の構成及び効果は実施の形態1と同様である。
なお、図8に示す実施の形態2の位相変動補償装置に、図7に示す実施の形態1の変形例の構成を組み合わせることができる。これにより、先に示した変形例と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態1,2の位相変動補償方法を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステム又はプログラマブルロジックデバイスに読み込ませ、実行することにより波長分散補償を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。更に、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
7 位相変動補償装置、10 残留周波数オフセット補償部(周波数オフセット補償部)、11 位相補償部、12 既知パターン比較型位相差検出部(第1の位相差検出部)、13 M乗型位相差検出部(第2の位相差検出部)、14 補償部、17 参照信号記憶部、18 位相差算出部、19 既知パターンタイミング検出部、20 既知パターン抽出部

Claims (8)

  1. 受信信号から抽出した既知パターンとその真値との位相差を第1の位相差として検出する第1の位相差検出部と、
    前記受信信号の位相変調方式における変調位相の数がMであり、前記受信信号をM乗することで変調成分を除去し、送信側でのマッピング用変調位相点からの位相変動を第2の位相差として検出する第2の位相差検出部と、
    前記第1の位相差と前記第2の位相差との合算結果に基づいて前記受信信号の位相変動を補償する位相補償部とを備えることを特徴とする位相変動補償装置。
  2. 前記第2の位相差検出部に入力される前記受信信号又はM乗後の前記受信信号の位相変動を前記第1の位相差で補償する補償部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の位相変動補償装置。
  3. 前記受信信号を前記第1及び第2の位相差検出部へ供給する前に、前記合算結果に基づいて前記受信信号の周波数オフセットを補償する周波数オフセット補償部を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の位相変動補償装置。
  4. 前記第1の位相差検出部は、
    前記受信信号から前記既知パターンのタイミングを検出する既知パターンタイミング検出部と、
    前記タイミングに基づいて前記受信信号から前記既知パターンを抽出する既知パターン抽出部と、
    前記真値を記憶する参照信号記憶部と、
    前記受信信号から抽出した前記既知パターンと前記真値との位相差を前記第1の位相差として算出する位相差算出部とを有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の位相変動補償装置。
  5. 前記既知パターンタイミング検出部は、前記位相補償部にて位相補償された前記受信信号から前記既知パターンのタイミングを検出し、
    前記既知パターン抽出部は、前記タイミングに基づいて前記位相補償部にて位相補償される前の前記受信信号から前記既知パターンを抽出することを特徴とする請求項4に記載の位相変動補償装置。
  6. 前記第1の位相差検出部は、前記受信信号から抽出した前記既知パターンと前記真値との位相差と、次の既知パターンと該既知パターンの真値との位相差とを用いて線形補間を行うことで、両者の既知パターンの間の各シンボルに対する位相差を前記第1の位相差として算出することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の位相変動補償装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の位相変動補償装置を備えることを特徴とする通信装置。
  8. 位相変動補償装置が行う位相変動補償方法であって、
    受信信号から抽出した既知パターンとその真値との位相差を第1の位相差として検出するステップと、
    前記受信信号の位相変調方式における変調位相の数がMであり、前記受信信号をM乗することで変調成分を除去し、送信側でのマッピング用変調位相点からの位相変動を第2の位相差として検出するステップと、
    前記第1の位相差と前記第2の位相差との合算結果に基づいて前記受信信号の位相変動を補償するステップとを備えることを特徴とする位相変動補償方法。
JP2018138486A 2018-07-24 2018-07-24 位相変動補償装置、位相変動補償方法及び通信装置 Active JP6627927B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018138486A JP6627927B1 (ja) 2018-07-24 2018-07-24 位相変動補償装置、位相変動補償方法及び通信装置
US17/255,156 US11121778B1 (en) 2018-07-24 2019-07-22 Phase variation compensation device, phase variation compensation method and communication device
PCT/JP2019/028656 WO2020022268A1 (ja) 2018-07-24 2019-07-22 位相変動補償装置、位相変動補償方法及び通信装置
CN201980045976.1A CN112425099B (zh) 2018-07-24 2019-07-22 相位变动补偿装置、相位变动补偿方法和通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018138486A JP6627927B1 (ja) 2018-07-24 2018-07-24 位相変動補償装置、位相変動補償方法及び通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6627927B1 true JP6627927B1 (ja) 2020-01-08
JP2020017819A JP2020017819A (ja) 2020-01-30

Family

ID=69101110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018138486A Active JP6627927B1 (ja) 2018-07-24 2018-07-24 位相変動補償装置、位相変動補償方法及び通信装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11121778B1 (ja)
JP (1) JP6627927B1 (ja)
CN (1) CN112425099B (ja)
WO (1) WO2020022268A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022168218A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11
JP7491418B1 (ja) 2023-01-30 2024-05-28 Nttイノベーティブデバイス株式会社 適応等化装置、受信機及び適応等化方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007132503A1 (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Hitachi Communication Technologies, Ltd. 光電界受信器、光多値信号受信器および光伝送システム
US8477877B2 (en) * 2010-06-23 2013-07-02 At&T Intellectual Property I, L.P. Feed-forward carrier phase recovery for optical communications
JP5896841B2 (ja) * 2012-06-20 2016-03-30 三菱電機株式会社 光通信システム
US8983289B2 (en) * 2012-12-19 2015-03-17 At&T Intellectual Property I, L.P. Training-assisted carrier frequency and phase recovery in digital coherent optical communication systems
WO2014126132A1 (ja) * 2013-02-13 2014-08-21 日本電信電話株式会社 光伝送システム、位相補償方法、及び光受信装置
JP6126404B2 (ja) * 2013-02-13 2017-05-10 日本電信電話株式会社 送受信システム、及び通信方法
JP6024531B2 (ja) 2013-03-12 2016-11-16 富士通株式会社 周波数誤差推定装置及び方法、周波数誤差補償装置、並びに、光受信機
JP6236894B2 (ja) * 2013-06-11 2017-11-29 富士通株式会社 光位相補償装置、光受信器、ネットワークマネジメントシステム、および光位相補償方法
JP6295585B2 (ja) * 2013-10-09 2018-03-20 富士通株式会社 光通信受信装置、及び、周波数オフセット補償方法
RU2650179C2 (ru) * 2014-01-16 2018-04-11 Нек Корпорейшн Устройство связи, устройство демодуляции, устройство восстановления несущей, устройство компенсации фазовой ошибки, способ компенсации фазовой ошибки и запоминающий носитель, на котором сохранена программа компенсации фазовой ошибки
US9264146B2 (en) * 2014-01-30 2016-02-16 Alcatel Lucent Detection and removal of cycle slip from received signals
JP6183503B1 (ja) * 2016-06-17 2017-08-23 Nttエレクトロニクス株式会社 位相補償装置、位相補償方法及び通信装置
CN106100738B (zh) * 2016-07-25 2018-05-18 华中科技大学 一种相干光bpsk/qpsk自适应解调方法及装置
JP6743603B2 (ja) * 2016-09-09 2020-08-19 富士通株式会社 受信装置及び位相誤差補償方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN112425099B (zh) 2024-06-14
JP2020017819A (ja) 2020-01-30
US11121778B1 (en) 2021-09-14
US20210273732A1 (en) 2021-09-02
CN112425099A (zh) 2021-02-26
WO2020022268A1 (ja) 2020-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10608743B2 (en) Transmission characteristic compensation apparatus, transmission characteristic compensation method, and communication apparatus
CN109314683B (zh) 光传输失真补偿装置、光传输失真补偿方法以及通信装置
JP5590090B2 (ja) 周波数オフセット補償装置及び方法並びに光コヒーレント受信機
US8873973B2 (en) Digital coherent receiver and phase control method
US20100329698A1 (en) Signal processing circuit, optical receiver, detector and method for compensating for waveform distortion
US11750298B2 (en) Frequency deviation compensation scheme and frequency deviation compensation method
US8705986B2 (en) PMD-insensitive method of chromatic dispersion estimation for a coherent receiver
JP6295585B2 (ja) 光通信受信装置、及び、周波数オフセット補償方法
WO2014194940A1 (en) Coherent optical receiver
JP5312384B2 (ja) ディジタルサンプル処理方法、ディジタルサンプル処理装置、及びプログラム
JP2010103869A (ja) Iqミスマッチ補正回路
JP6627927B1 (ja) 位相変動補償装置、位相変動補償方法及び通信装置
JPH08172464A (ja) キャリア位相制御回路
WO2017217100A1 (ja) 位相補償装置、位相補償方法及び通信装置
Josten et al. Multiplier-free real-time timing recovery algorithm in the frequency domain based on modified Godard
JP2014045426A (ja) クロックタイミングリカバリ装置、クロックタイミングリカバリ方法およびデジタルコヒーレント受信器
WO2013174304A1 (en) Method with improved phase robustness in coherent detected optical system
JP2012248944A (ja) 周波数オフセット推定装置、周波数オフセット推定方法及びデジタルコヒーレント受信器
US9450715B2 (en) Method and system for modulation-independent carrier phase recovery
JP2019057842A (ja) デジタルコヒーレント受信器
JP6009953B2 (ja) 光受信装置
JP2004172738A (ja) 復調方法および装置
KR100261180B1 (ko) 캐리어 리커버리 회로
JP2015170902A (ja) 受信機、直交度誤差補正回路および直交度誤差補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6627927

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250