JP6627078B2 - 自動製パン器 - Google Patents

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Description

本発明は、主として一般家庭で手軽にパンを焼くことができる自動製パン器に関するものである。
従来、この種の自動製パン器においては、製パン材料を収容する容器と、前記容器の周囲に配設し前記容器を加熱する加熱手段と、前記容器内の製パン材料を撹拌する撹拌手段と、前記製パン材料の温度を直接的或いは間接的に検出する温度検知手段と、前記温度検知手段および撹拌手段を駆動制御し、製パン材料の混合を経て発酵から焼成までを自動的に行う制御手段を備え、一般家庭でも手軽にパンを焼けるように構成されている。
近年、穀物粒からパンを製造できる自動製パン器であって、ユーザーにとって使い勝手がよい自動製パン器が提供されている。自動製パン器は、穀物粒を粉砕する粉砕手段と、穀物粒を粉砕した後に自動投入される粉体パン材料を収納するパン原料収納容器と、をも備える。穀物粒からパンを焼き上げる場合に、予めパン原料収納容器に粉体パン原料(例えばグルテンやドライイースト等)を収納しておくことにより、穀物粒を粉砕した後に、例えばグルテンやドライイースト等の粉体パン原料を自動投入できる。(例えば、特許文献1参照)。
また、多糖類の含有量が多く、しっとりした良好な感触と自然な甘味が得られることから米粉パンが人気で、より簡易に米粉パンができるように、グルテンを配合せず、米粉を主原料とするだけでスポンジ状の架橋ネットワーク構造体を形成できる方法と技術的知見も見出されている。米粉として上新粉と極上粉の両方を主原料として使用した生地の粘度が14000(Pa・s)の場合、その生地を焼成すると、ふっくらとした形状で、もちっとした食感の良好なパンができる(例えば、特許文献2参照)。
また、グルテンを配合せず、増粘多糖類を配合することで、従来から行われている小麦粉パンの製造工程と同一の製造工程によりスポンジ状のパンを製造することも可能となっている。α化しない粳米粉100部に対し、増粘多糖類の1つであるグアーガムを1.5〜2.0部の範囲で添加して調整した生地を焼成すると、キメが細やかで、食感の良好なパンができる(例えば、特許文献3参照)。
特開2011−161204号公報 特開2003−189786号公報 特開2005−245409号公報
しかしながら、前記従来の構成では、米粉を含まず生の米粒だけから、ふっくらとした良食味のグルテンフリーパンを作成することができない、特に高温下で製パンした場合には米ペーストの温度を制御できないので、米ペースト温度があがった状態で発酵工程に入り、すなわち、過発酵状態になってしまい、陥没せずにパンを作成するのが難しいという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、特に高温下で製パンした場合にも陥没せ
ずに、米粉を含まず生の米粒だけから、ふっくらとした良食味のグルテンフリーパンを作成する自動製パン器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の自動製パン器は、製パン材料を収容する容器と、前記容器の周囲に配設し前記容器を加熱する加熱手段と、前記容器内の製パン材料のすり潰し及び撹拌のうちの少なくとも一方を行うすり潰し撹拌手段と、前記製パン材料の温度を直接的或いは間接的に検知する温度検知手段と、前記温度検知手段で検知された製パン材料の温度に基づいて、前記製パン材料として生の米粒と水を用い前記加熱手段と前記すり潰し撹拌手段を駆動制御することにより生の米粒と水から米ペーストを作成するすり潰し撹拌工程と、前記すり潰し撹拌工程後に米ペーストを更に撹拌する撹拌工程を経て製パン材料の発酵から焼成までを自動的に行う制御手段と、操作条件を設定する操作部と、米ペーストを冷却する冷却手段と、を備え、前記制御手段は、温度検知手段によって検知された、すり潰し撹拌工程において、米ペーストの温度が所定の温度範囲になるように、米ペーストの温度上昇速度に応じて、前記冷却手段を制御したものである。
これによって、使用者は、特に高温下で製パンした場合にも陥没せずに、米粉を含まず生の米粒だけから、ふっくらとした良食味のグルテンフリーパンを作成することが可能となる。
本発明の自動製パン器は、温度検知手段によって検知された、すり潰し撹拌工程における米ペーストの温度上昇速度から判定される温度に応じて、冷却手段を制御することで、使用者は、特に高温下で製パンした場合にも陥没せずに、米粉を含まず生の米粒だけから、ふっくらとした良食味のグルテンフリーパンを作成することが可能になる。
本発明の実施の形態1における自動製パン器の断面図 本発明の実施の形態1における自動製パン器の容器とすり潰し撹拌手段の要部断面図 本発明の実施の形態1における自動製パン器の調理工程図 本発明の実施の形態1におけるすり潰し撹拌工程の温度と時間と冷却手段出力の関係図 本発明の実施の形態2におけるすり潰し撹拌工程の温度と時間と冷却手段出力の関係図 本発明の実施の形態3における自動製パン器の温度と時間と冷却手段出力の関係図 本発明の実施の形態3における自動製パン器の調理工程図
第1の発明は製パン材料を収容する容器と、前記容器の周囲に配設し前記容器を加熱する加熱手段と、前記容器内の製パン材料のすり潰し及び撹拌のうちの少なくとも一方を行うすり潰し撹拌手段と、前記製パン材料の温度を直接的或いは間接的に検知する温度検知手段と、前記温度検知手段で検知された製パン材料の温度に基づいて、前記製パン材料として生の米粒と水を用い前記加熱手段と前記すり潰し撹拌手段を駆動制御することにより生の米粒と水から米ペーストを作成するすり潰し撹拌工程と、前記すり潰し撹拌工程後に米ペーストを更に撹拌する撹拌工程を経て製パン材料の発酵から焼成までを自動的に行う制御手段と、操作条件を設定する操作部と、米ペーストを冷却する冷却手段と、を備え、前記制御手段は、温度検知手段によって検知された、すり潰し撹拌工程において、米ペーストの温度が所定の温度範囲になるように、米ペーストの温度上昇速度に応じて、前記冷却手段を制御したものである。
これによって、使用者は、特に高温下で製パンした場合にも陥没せずに、米粉を含まず生の米粒だけから、ふっくらとした良食味のグルテンフリーパンを作成することが可能になる。
第2の発明は、特に、第1の発明の前記制御手段が、温度上昇速度が所定の値を超えたときのみ、前記冷却手段の出力が大きくなるように、前記冷却手段を駆動制御するようにしたものである。
これによって、米ペーストが精度よく冷却され、米ペースト温度が所定の温度以下の状態で発酵工程に入り、すなわち、過発酵状態にならず、失敗なく陥没しないパンを作成することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の前記制御手段が、前記冷却手段の出力が大きくなって所定の時間が経過した後に、所定の時間は、冷却手段の出力を落とすように、前記冷却手段を駆動制御するようにしたものである。
これによって、長時間の、急な冷却による米ペーストの乾燥を防ぐことができ、米ペーストが乾燥しないことで、発酵工程で米ペーストがふっくらと発酵しやすくなる。
第4の発明は、特に、第2の発明の前記制御手段が、冷却手段を最大出力で駆動制御するだけでは米ペーストの温度上昇速度が下がらず、米ペーストが冷却できない場合、すり潰し撹拌工程の時間を短くするように制御するようにしたものである。
これによって、冷却手段を最大出力で駆動制御するだけでは米ペーストの温度上昇を防止できず、米ペーストを冷却できない場合にも、米ペースト温度が所定の温度以下の状態で発酵工程に入り、すなわち、過発酵状態にならず、陥没しないパンを作成することが可能になる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明の前記制御手段が、使用時のログを記憶するログ機能を備え、そのログ内容に応じて、前記冷却手段を駆動制御するようにしたものである。
これによって、特に高温下で製パンすることが多い使用者でも製パン時の失敗回数を低減し、米粉を含まず生の米粒だけから、陥没しない、ふっくらとした良食味のグルテンフリーパンを作成することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における自動製パン器の要部断面図、図2は本発明の第1の実施の形態における容器とすり潰し撹拌手段の要部断面図であり、図2(A)は平面断面図であり、図2(B)は図2(A)のA−A線断面図である。
図1と図2において、本実施の形態1における自動製パン器は、機器本体21内部に設けた焼成室22と、焼成室22内に着脱自在に収納され製パン材料を収納する有底の容器(焼成ケース)23が配設してある。この容器23には、Dカット部を形成した回転軸40が底面を貫通して配置され、回転軸40は動力伝達手段41を介してモータ20と連結
している。この容器23内には、すり潰し撹拌手段としての練り羽根24が設けてあり、すり潰し撹拌工程中及び撹拌工程中において、練り羽根24により製パン材料のすり潰し及び撹拌のうちの少なくとも一方を行うようになっている。すり潰し撹拌手段としての練り羽根24は混合部24aと粉砕部24Bとボス24cが一体に構成され、ボス24cは回転軸40に嵌合している。モータ20が回転することにより、動力伝達手段41を介して回転軸40が回転し、練り羽根24が回転する。練り羽根24の混合部24aと粉砕部24Bは、ボス24cから回転軸40の半径方向へ延出して形成されている。混合部24aは、特に、図2に示すように練り羽根24の回転方向に対して翼のように流線形状を有している。
粉砕部24Bは平滑な平面で構成され、粉砕部24Bと対向する容器23の底部37には凹凸形状を構成し粉砕部24Bに向かう突起物38が容器23の中心から放射状に複数形成されている。練り羽根24が回転したとき突起物38の頂部は粉砕部24Bの平面と隙間h2を有して離間している。容器23の底部37と粉砕部24Bの平面との隙間は、穀物粒Rの短径r1より大きい隙間h1と、穀物粒Rの短径r1より小さい隙間h2を有している。大きい隙間h1は、容器23の底部37から粉砕部24Bの平面までの距離であり、小さい隙間h2は突起物38から粉砕部24Bの平面までの距離である。
例えば米粒Rを例にとると一般的に縦長であり、縦長方向に直交する中央部の断面は楕円形状となっている。この楕円の短径r1が米粒Rの最短長であり、米粒Rの短径r1よりも大きい隙間h1を設けることで米粒Rが大きい隙間h1に入り込み、短径r1よりも小さい隙間h2があることで入り込んだ米粒Rは隣接する突起物38の間に閉じ込められる。
また、機器本体21の上部には開口部を覆う開閉自在な外蓋25が設けてあり、焼成室22内の下方の容器23の外周に位置して外周部より容器23を加熱する加熱手段26が設けてある。容器23の温度を検知して製パン材料の温度を間接的に検知する温度検知手段27が容器23に当接して設けてある。温度検知手段27で検出された製パン材料の温度に基づき、機器本体21上部に配設した操作部28で設定された設定内容に対応する所定のシーケンスで、制御手段29によって加熱手段26及び練り羽根24を駆動制御し、製パン材料としての生の米粒と水から米ペーストを作成するすり潰し撹拌工程と、すり潰し工程後に米ペーストを更に撹拌する撹拌工程を経て製パン材料の発酵から焼成までを自動的に行うようになっている。
また、容器23の近傍には容器23を冷却する冷却手段30が設けてある。すり潰し撹拌工程中の製パン材料の温度を温度検知手段27で検知し、制御手段29が、温度検知手段27で検知した温度が所定の温度範囲になるように冷却手段30を駆動制御するようになっている。冷却手段30は、冷却ファン30aと吸い込み口30bから構成されている。
なお、機器本体21の上部の外蓋25の内側には、発泡誘起材料を自動投入する発泡誘起材料自動投入器33a、33b、33cと、砂糖と塩を自動投入する砂糖塩自動投入器34が配設してある。機器本体21の底部からは電源コード35が引き出されており、機器本体21に収納できるようになっている。ここで、発泡誘起材料とは、例えば、ドライイースト、生イースト、天然酵母、グアガム、糀、ベーキングパウダーなどのイースト類のことを指す。
さらに、操作部28には、調理工程を開始させるスタートボタン36が配設してあり、上述の設定した条件で、調理工程を開始させるようになっている。
以上のように構成された自動製パン器について、以下その動作を説明する。
図3に、本発明の実施の形態1における自動製パン器の調理工程図を示す。図4に、本発明の実施の形態1におけるすり潰し撹拌工程の温度と時間と冷却手段出力の関係図を示す。
まず、はじめに使用者が電源コード35をコンセントに接続すると、電源コード35を通じて、制御手段29に電力が供給される。さらに、使用者が、製パン材料としての生の米粒と水と、を容器23に、発泡誘起材料を発泡誘起材料自動投入器33a、33b、33cに、砂糖と塩と、を砂糖塩自動投入器34に投入する。撹拌工程を行うまでの製パン材料に発泡誘起材料を二回投入するために、発泡誘起材料を発泡誘起材料自動投入器33a、33bの二箇所に分けて投入している。また、すり潰し撹拌工程を終えた米ペーストを発酵させるために、発泡誘起材料を発泡誘起材料自動投入器33cにも投入している。
その後、使用者が操作部28で生の米粒と水コースボタン28aを押してから、スタートボタン36を押すと、制御手段29が駆動して、モータ20に電力を供給してモータ20が回転することにより、動力伝達手段41を解して回転軸40と練り羽根24が回転し、すり潰し撹拌工程が開始する。
すり潰し撹拌工程において図2に示すように、米粒を効率よくすり潰すためには粉砕部24Bと容器23の隙間h1に米粒Rを誘い込み、米粒Rにせん断応力と圧縮応力を負荷する必要がある。
練り羽根24はモータ20によって回転動作しているため、次々に米粒Rが短径r1よりも大きい隙間h1から入って隣接する突起物38の間に蓄積され、米粒Rは短径r1よりも小さい隙間h2から追い出される際に粉砕部24Bと突起物38とによって、せん断応力と圧縮応力が負荷され細かくすり潰され、すり潰し撹拌工程の終了時には米ペーストが出来上がる。
米粒と水のすり潰し撹拌工程が開始して30分経過したときに、制御手段29が発泡誘起材料自動投入器33aを作動させ、発泡誘起材料を容器23に、一回目の自動投入を行うように制御する。これにより、米ペースト中のでんぷん及びたんぱく質の水和、及び、米ペースト中での空気の均一分散が進み、キメの細やかな生地の生成を経て、ふっくらとした良食味のグルテンフリーパンを作ることが可能とする。なおこのとき、製パン材料としては生の米粒と水と米ペーストが混在している。
さらに、米粒と水のすり潰し撹拌工程が開始して3時間経過したときには、制御手段29が発泡誘起材料自動投入器33bを作動させ、発泡誘起材料を容器23に、二回目の自動投入を行うように制御する。これにより、米ペースト中のでんぷん及びたんぱく質の水和、及び、米ペースト中での空気の均一分散がさらに進み、さらにキメの細やかな生地を生成することができ、さらに膨らみと食味が向上したグルテンフリーパンの作成が可能になる。なおこのとき、製パン材料としては生の米粒と水と米ペーストが混在しており、先程のタイミングと比較して米ペーストの割合が多くなっている。
発泡誘起材料が容器23に二回自動投入された後も、さらに製パン材料のすりつぶし撹拌は続き、すり潰し撹拌工程が開始して7時間経過した頃には、米ペーストの作成が完了する。
なお、すり潰し撹拌工程が開始して1時間程度経過すると、容器23の底部37と米粒との間で発生する摩擦熱と、米粒と練り羽根24の間で発生する摩擦熱により、製パン材料の温度が上昇してくる。米でんぷんの糊化温度は、米種によるが、50〜80度と言わ
れており、少しでも糊化が起こると、1粒の米粒におけるかたさの製パン材料偏りが生じ、米粒のすり潰し及び撹拌が不均一になる可能性があった。そこで、製パン材料の温度を所定の温度範囲にするため、すり潰し撹拌工程が開始して1時間程度経過したときに、制御手段29が冷却手段30を駆動するように制御する。本実施の形態のすり潰し撹拌工程においては、糊化が完全に起こらないように、製パン材料の温度が28〜33℃付近であることが望ましい。
そのため、制御手段29が、温度検知手段27で検知した温度が所定の温度範囲(28〜33℃程度)になるように、冷却手段30を駆動制御する。具体的には、冷却ファン30aを回し、吸い込み口30bから焼成室22付近の熱風を外に逃がして、製パン材料の温度を冷却する。
例えば、米ペースト温度が30℃であった場合、図4(B)に示すように、温度検知手段27によって検知された、すり潰し撹拌工程における米ペーストの温度上昇速度が毎分1℃を超えたときは、冷却手段30の出力が通常の2倍になるように、制御手段29が、冷却手段30を駆動制御する。冷却手段30の出力が大きくなると、米ペーストの温度上昇速度は緩やかになる。
図4(A)に示すように、温度検知手段27によって検知された、すり潰し撹拌工程における米ペーストの温度上昇速度が毎分1℃を超えないときは、冷却手段30の出力は変わらず一定になるように、制御手段29が、冷却手段30を駆動制御する。
すり潰し撹拌工程が開始して7時間経過して、米ペーストの作成が完了した後には、制御手段29が、発泡誘起材料自動投入器33cと砂糖塩自動投入器34を作動させ、発泡誘起材料と砂糖と塩と、を容器23に自動投入するように制御する。発泡誘起材料と砂糖と塩と、が容器23に自動投入された後、制御手段29が、モータ20に供給される電力を変化させ、練り羽根24の回転速度を変えるように制御する。練り羽根24を回転させて発泡誘起材料と砂糖と塩と米ペーストを混合するための、撹拌工程が開始する。
米ペーストの撹拌工程が開始して40分経過した頃には、製パン材料は発泡誘起材料と砂糖と塩と米ペーストの混合が完了し、米ペースト中で、発泡誘起材料と砂糖と塩が均一に分散している状態になる。
その後、制御手段29が発酵工程を開始するように制御する。発酵工程における製パン材料の温度は38〜42℃程度であることが望ましいので、制御手段29は、冷却手段30を停止、かつ、容器23の加熱手段26を作動させ、容器23の温度が38〜42℃程度になるように制御する。
発酵工程が開始して35分経過すると、制御手段29はさらに容器23の温度を上げるように加熱手段26を制御し、焼成工程を開始するように制御し、グルテンフリーパンを作成する。焼成工程における容器23の温度は160〜180℃程度が望ましく、焼成時間は40分程度が望ましい。
以上のように、本実施の形態においては、制御手段29が、温度検知手段27によって検知された、すり潰し撹拌工程における米ペーストの温度上昇速度から判定される温度に応じて、冷却手段30を制御することにより、使用者は、特に高温下で製パンした場合にも陥没せずに、米粉を含まず生の米粒だけから、ふっくらとした良食味のグルテンフリーパンを作成することが可能になる。
さらに、制御手段29が、温度上昇速度が所定の値を超えたときのみ、冷却手段30の
出力が大きくなるように、冷却手段30を駆動制御することにより、米ペーストが精度よく冷却され、米ペースト温度が所定の温度以下の状態で発酵工程に入り、すなわち、過発酵状態にならず、失敗なく陥没しないパンを作成することができる。
ここで、本実施の形態では、制御手段29が、すり潰し撹拌工程開始30分後、及び、3時間後に、米ペースト中のでんぷん及びたんぱく質の水和、及び、米ペースト内での空気分散を均一に行うために、どの時間で発砲誘起材料を自動投入しても構わない。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と相違する事項についてのみ説明し、同様の構成や作用効果等を有するものについては上記第1の実施の形態の説明を援用する。
本発明の第2の実施の形態が、上記の第1の実施の形態と異なる部分は、制御手段29が、冷却手段30の出力が大きくなって所定の時間が経過した後に、所定の時間は、冷却手段の出力を落とすように、冷却手段30を駆動制御するところと、使用時のログを記憶するログ機能40を有し、そのログ内容に応じて、冷却手段30を駆動制御するところである。
以下、本発明の第2の実施の形態について、その動作を説明する。
図5に、本発明の実施の形態2におけるすり潰し撹拌工程の温度と時間と冷却手段出力の関係図を示す。
まず、はじめに使用者が電源コード35をコンセントに接続すると、電源コード35を通じて、制御手段29に電力が供給される。さらに、使用者が、製パン材料としての生の米粒と水と、を容器23に、発泡誘起材料を発泡誘起材料自動投入器33a、33b、33cに、砂糖と塩と、を砂糖塩自動投入器34に投入する。撹拌工程を行うまでの製パン材料に発泡誘起材料を二回投入するために、発泡誘起材料を発泡誘起材料自動投入器33a、33bの二箇所に分けて投入している。また、すり潰し撹拌工程を終えた米ペーストを発酵させるために、発泡誘起材料を発泡誘起材料自動投入器33cにも投入している。
その後、使用者が操作部28で生の米粒と水コースボタン28aを押してから、スタートボタン36を押すと、制御手段29が駆動して、モータ20に電力を供給してモータ20が回転することにより、動力伝達手段41を解して回転軸40と練り羽根24が回転し、すり潰し撹拌工程が開始する。
すり潰し撹拌工程において図2に示すように、米粒を効率よくすり潰すためには粉砕部24Bと容器23の隙間h1に米粒Rを誘い込み、米粒Rにせん断応力と圧縮応力を負荷する必要がある。
練り羽根24はモータ20によって回転動作しているため、次々に米粒Rが短径r1よりも大きい隙間h1から入って隣接する突起物38の間に蓄積され、米粒Rは短径r1よりも小さい隙間h2から追い出される際に粉砕部24Bと突起物38とによって、せん断応力と圧縮応力が負荷され細かくすり潰され、すり潰し撹拌工程の終了時には米ペーストが出来上がる。
米粒と水のすり潰し撹拌工程が開始して30分経過したときに、制御手段29が発泡誘起材料自動投入器33aを作動させ、発泡誘起材料を容器23に、一回目の自動投入を行うように制御する。これにより、米ペースト中のでんぷん及びたんぱく質の水和、及び、米ペースト中での空気の均一分散が進み、キメの細やかな生地の生成を経て、ふっくらと
した良食味のグルテンフリーパンを作ることが可能とする。なおこのとき、製パン材料としては生の米粒と水と米ペーストが混在している。
さらに、米粒と水のすり潰し撹拌工程が開始して3時間経過したときには、制御手段29が発泡誘起材料自動投入器33bを作動させ、発泡誘起材料を容器23に、二回目の自動投入を行うように制御する。これにより、米ペースト中のでんぷん及びたんぱく質の水和、及び、米ペースト中での空気の均一分散がさらに進み、さらにキメの細やかな生地を生成することができ、さらに膨らみと食味が向上したグルテンフリーパンの作成が可能になる。なおこのとき、製パン材料としては生の米粒と水と米ペーストが混在しており、先程のタイミングと比較して米ペーストの割合が多くなっている。
発泡誘起材料が容器23に二回自動投入された後も、さらに製パン材料のすりつぶし撹拌は続き、すり潰し撹拌工程が開始して7時間経過した頃には、米ペーストの作成が完了する。
なお、すり潰し撹拌工程が開始して1時間程度経過すると、容器23の底部37と米粒との間で発生する摩擦熱と、米粒と練り羽根24の間で発生する摩擦熱により、製パン材料の温度が上昇してくる。米でんぷんの糊化温度は、米種によるが、50〜80度と言われており、少しでも糊化が起こると、1粒の米粒におけるかたさの偏りが生じ、米粒のすり潰し及び撹拌が不均一になる可能性があった。そこで、製パン材料の温度を所定の温度範囲にするため、すり潰し撹拌工程が開始して1時間程度経過したときに、制御手段29が冷却手段30を駆動するように制御する。本実施の形態のすり潰し撹拌工程においては、糊化が完全に起こらないように、製パン材料の温度が28〜33℃付近であることが望ましい。
そのため、制御手段29が、温度検知手段27で検知した温度が所定の温度範囲(28〜33℃程度)になるように、冷却手段30を駆動制御する。具体的には、冷却ファン30aを回し、吸い込み口30bから焼成室22付近の熱風を外に逃がして、製パン材料の温度を冷却する。
例えば、米ペースト温度が30℃であった場合、図4(B)に示すように、温度検知手段27によって検知された、すり潰し撹拌工程における米ペーストの温度上昇速度が毎分1℃を超えたとき、冷却手段30の出力が通常の2倍になるように、制御手段29が、冷却手段30を駆動制御する。冷却手段30の出力が大きくなると、米ペーストの温度上昇速度は緩やかになる。
ただ、図5に示すように、冷却手段30の出力が大きくなって30分以上が経過した後には、少なくとも20分間は、冷却手段30の出力を落とすように、制御手段29が、冷却手段30を駆動制御する。
すり潰し撹拌工程が開始して7時間経過して、米ペーストの作成が完了した後には、制御手段29が、発泡誘起材料自動投入器33cと砂糖塩自動投入器34を作動させ、発泡誘起材料と砂糖と塩と、を容器23に自動投入するように制御する。発泡誘起材料と砂糖と塩と、が容器23に自動投入された後、制御手段29が、モータ20に供給される電力を変化させ、練り羽根24の回転速度を変えるように制御する。練り羽根24を回転させて発泡誘起材料と砂糖と塩と米ペーストを混合するための、撹拌工程が開始する。
米ペーストの撹拌工程が開始して40分経過した頃には、製パン材料は発泡誘起材料と砂糖と塩と米ペーストの混合が完了し、米ペースト中で、発泡誘起材料と砂糖と塩が均一に分散している状態になる。
その後、制御手段29が発酵工程を開始するように制御する。発酵工程における製パン材料の温度は38〜42℃程度であることが望ましいので、制御手段29は、冷却手段30を停止、かつ、容器23の加熱手段26を作動させ、容器23の温度が38〜42℃程度になるように制御する。
発酵工程が開始して35分経過すると、制御手段29はさらに容器23の温度を上げるように加熱手段26を制御し、焼成工程を開始するように制御し、グルテンフリーパンを作成する。焼成工程における容器23の温度は160〜180℃程度が望ましく、焼成時間は40分程度が望ましい。
また、制御手段29は、ログ機能が使用時のログを記憶するように、駆動制御する。
以上のように、本実施の形態においては、本実施の形態特有の作用効果のみを記載すると、制御手段29が、冷却手段30の出力が大きくなって所定の時間が経過した後に、所定の時間は、冷却手段30の出力を落とすように、冷却手段30を駆動制御することにより、長時間の、急な冷却による米ペーストの乾燥を防ぐことができる。米ペーストが乾燥しないことで、発酵工程で米ペーストがふっくらと発酵しやすくなる。
また、使用時のログを記憶するログ機能40を備え、制御手段29が、そのログ内容に応じて、冷却手段30を駆動制御することにより、特に高温下で製パンすることが多い使用者でも製パン時の失敗回数を低減し、米粉を含まず生の米粒だけから、陥没しない、ふっくらとした良食味のグルテンフリーパンを作成することが可能になる。
ここで、本実施の形態では、制御手段29が、すり潰し撹拌工程開始30分後、及び、3時間後に、米ペースト中のでんぷん及びたんぱく質の水和、及び、米ペースト内での空気分散を均一に行うために、どの時間で発砲誘起材料を自動投入しても構わない。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態において、上記第2の実施の形態と相違する事項についてのみ説明し、同様の構成や作用効果等を有するものについては上記第2の実施の形態の説明を援用する。
本発明の第3の実施の形態が、上記の第1の実施の形態と異なる部分は、制御手段29が、冷却手段30を最大出力で駆動制御するだけでは米ペーストの温度上昇速度が下がらず、米ペーストが冷却できない場合、すり潰し撹拌工程の時間を短くするように制御するところである。
以下、本発明の第3の実施の形態について、その動作を説明する。
図6に、本発明の実施の形態3における自動製パン器の温度と時間と冷却手段出力の関係図を示す。また、図7に、本発明の実施の形態3における自動製パン器の調理工程図を示す。
まず、はじめに使用者が電源コード35をコンセントに接続すると、電源コード35を通じて、制御手段29に電力が供給される。さらに、使用者が、製パン材料としての生の米粒と水と、を容器23に、発泡誘起材料を発泡誘起材料自動投入器33a、33b、33cに、砂糖と塩と、を砂糖塩自動投入器34に投入する。撹拌工程を行うまでの製パン材料に発泡誘起材料を二回投入するために、発泡誘起材料を発泡誘起材料自動投入器33a、33bの二箇所に分けて投入している。また、すり潰し撹拌工程を終えた米ペーストを発酵させるために、発泡誘起材料を発泡誘起材料自動投入器33cにも投入している。
その後、使用者が操作部28で生の米粒と水コースボタン28aを押してから、スタートボタン36を押すと、制御手段29が駆動して、モータ20に電力を供給してモータ20が回転することにより、動力伝達手段41を解して回転軸40と練り羽根24が回転し、すり潰し撹拌工程が開始する。
すり潰し撹拌工程において図2に示すように、米粒を効率よくすり潰すためには粉砕部24Bと容器23の隙間h1に米粒Rを誘い込み、米粒Rにせん断応力と圧縮応力を負荷する必要がある。
練り羽根24はモータ20によって回転動作しているため、次々に米粒Rが短径r1よりも大きい隙間h1から入って隣接する突起物38の間に蓄積され、米粒Rは短径r1よりも小さい隙間h2から追い出される際に粉砕部24Bと突起物38とによって、せん断応力と圧縮応力が負荷され細かくすり潰され、すり潰し撹拌工程の終了時には米ペーストが出来上がる。
米粒と水のすり潰し撹拌工程が開始して30分経過したときに、制御手段29が発泡誘起材料自動投入器33aを作動させ、発泡誘起材料を容器23に、一回目の自動投入を行うように制御する。これにより、米ペースト中のでんぷん及びたんぱく質の水和、及び、米ペースト中での空気の均一分散が進み、キメの細やかな生地の生成を経て、ふっくらとした良食味のグルテンフリーパンを作ることが可能とする。なおこのとき、製パン材料としては生の米粒と水と米ペーストが混在している。
さらに、米粒と水のすり潰し撹拌工程が開始して3時間経過したときには、制御手段29が発泡誘起材料自動投入器33bを作動させ、発泡誘起材料を容器23に、二回目の自動投入を行うように制御する。これにより、米ペースト中のでんぷん及びたんぱく質の水和、及び、米ペースト中での空気の均一分散がさらに進み、さらにキメの細やかな生地を生成することができ、さらに膨らみと食味が向上したグルテンフリーパンの作成が可能になる。なおこのとき、製パン材料としては生の米粒と水と米ペーストが混在しており、先程のタイミングと比較して米ペーストの割合が多くなっている。
発泡誘起材料が容器23に二回自動投入された後も、さらに製パン材料のすりつぶし撹拌は続く。
なお、すり潰し撹拌工程が開始して1時間程度経過すると、容器23の底部37と米粒との間で発生する摩擦熱と、米粒と練り羽根24の間で発生する摩擦熱により、製パン材料の温度が上昇してくる。米でんぷんの糊化温度は、米種によるが、50〜80度と言われており、少しでも糊化が起こると、1粒の米粒におけるかたさの偏りが生じ、米粒のすり潰し及び撹拌が不均一になる可能性があった。そこで、製パン材料の温度を所定の温度範囲にするため、すり潰し撹拌工程が開始して1時間程度経過したときに、制御手段29が冷却手段30を駆動するように制御する。本実施の形態のすり潰し撹拌工程においては、糊化が完全に起こらないように、製パン材料の温度が28〜33℃付近であることが望ましい。
そのため、制御手段29が、温度検知手段27で検知した温度が所定の温度範囲(28〜33℃程度)になるように、冷却手段30を駆動制御する。具体的には、冷却ファン30aを回し、吸い込み口30bから焼成室22付近の熱風を外に逃がして、製パン材料の温度を冷却する。
例えば、米ペースト温度が30℃であった場合、図4(B)に示すように、温度検知手
段27によって検知された、すり潰し撹拌工程における米ペーストの温度上昇速度が毎分1℃を超えて、冷却手段30の出力が通常の2倍になるように、制御手段29が、冷却手段30を駆動制御する。しかし、特に、使用者が非常に高温環境で、製パンする場合には、冷却手段30の出力が大きくなっても、米ペーストの温度上昇速度は緩やかにならず、米ペーストが冷却できないことがある。その場合は、図7に示すように、すり潰し撹拌工程の時間を短くするように、制御手段29が駆動制御する。
すり潰し撹拌工程が開始して4.5時間経過して、米ペーストの作成が完了した後には、制御手段29が、発泡誘起材料自動投入器33cと砂糖塩自動投入器34を作動させ、発泡誘起材料と砂糖と塩と、を容器23に自動投入するように制御する。発泡誘起材料と砂糖と塩と、が容器23に自動投入された後、制御手段29が、モータ20に供給される電力を変化させ、練り羽根24の回転速度を変えるように制御する。練り羽根24を回転させて発泡誘起材料と砂糖と塩と米ペーストを混合するための、撹拌工程が開始する。
米ペーストの撹拌工程が開始して40分経過した頃には、製パン材料は発泡誘起材料と砂糖と塩と米ペーストの混合が完了し、米ペースト中で、発泡誘起材料と砂糖と塩が均一に分散している状態になる。
その後、制御手段29が発酵工程を開始するように制御する。発酵工程における製パン材料の温度は38〜42℃程度であることが望ましいので、制御手段29は、冷却手段30を停止、かつ、容器23の加熱手段26を作動させ、容器23の温度が38〜42℃程度になるように制御する。
発酵工程が開始して35分経過すると、制御手段29はさらに容器23の温度を上げるように加熱手段26を制御し、焼成工程を開始するように制御し、グルテンフリーパンを作成する。焼成工程における容器23の温度は160〜180℃程度が望ましく、焼成時間は40分程度が望ましい。
以上のように、本実施の形態においては、本実施の形態特有の作用効果のみを記載すると、制御手段29が、冷却手段30を最大出力で駆動制御するだけでは米ペーストの温度上昇速度が下がらず、米ペーストが冷却できない場合、すり潰し撹拌工程の時間を短くするように制御することにより、冷却手段30を最大出力で駆動制御するだけでは米ペーストの温度上昇を防止できず、米ペーストを冷却できない場合にも、米ペースト温度が所定の温度以下の状態で発酵工程に入り、すなわち、過発酵状態にならず、陥没しないパンを作成することが可能になる。
ここで、本実施の形態では、制御手段29が、すり潰し撹拌工程開始30分後、及び、3時間後に、米ペースト中のでんぷん及びたんぱく質の水和、及び、米ペースト内での空気分散を均一に行うために、どの時間で発砲誘起材料を自動投入しても構わない。
以上のように、本発明にかかる自動製パン器は、上記実施の形態に限定されず種々の形態のものに適用できるもので、本発明の技術範囲において種々の形態を包含するものである。
23 容器
24 すり潰し撹拌手段(練り羽根)
24B 粉砕部
26 加熱手段
27 温度検知手段
29 制御手段
30a 冷却ファン
30b 吸い込み口
33a 発泡誘起材料自動投入器
33b 発泡誘起材料自動投入器
33c 発泡誘起材料自動投入器
37 底部
38 突起物

Claims (5)

  1. 製パン材料を収容する容器と、
    前記容器の周囲に配設し前記容器を加熱する加熱手段と、
    前記容器内の製パン材料のすり潰し及び撹拌のうちの少なくとも一方を行うすり潰し撹拌手段と、
    前記製パン材料の温度を直接的或いは間接的に検知する温度検知手段と、
    前記温度検知手段で検知された製パン材料の温度に基づいて、前記製パン材料として生の米粒と水を用い前記加熱手段と前記すり潰し撹拌手段を駆動制御することにより生の米粒と水から米ペーストを作成するすり潰し撹拌工程と、前記すり潰し撹拌工程後に米ペーストを更に撹拌する撹拌工程を経て製パン材料の発酵から焼成までを自動的に行う制御手段と、
    操作条件を設定する操作部と、
    米ペーストを冷却する冷却手段と、を備え、
    前記制御手段は、温度検知手段によって検知された、すり潰し撹拌工程において、米ペーストの温度が所定の温度範囲になるように、米ペーストの温度上昇速度に応じて、前記冷却手段を制御する自動製パン器。
  2. 前記制御手段が、温度上昇速度が所定の値を超えたときのみ、前記冷却手段の出力が大きくなるように、前記冷却手段を駆動制御する請求項1に記載の自動製パン器。
  3. 前記制御手段が、前記冷却手段の出力が大きくなって所定の時間が経過した後に、所定の時間は、冷却手段の出力を落とすように、前記冷却手段を駆動制御する請求項2に記載の自動製パン器。
  4. 前記制御手段が、冷却手段を最大出力で駆動制御するだけでは米ペーストが冷却できない場合、すり潰し撹拌工程の時間を短くするように制御する請求項2に記載の自動製パン器。
  5. 前記制御手段が、使用時のログを記憶するログ機能を備え、そのログ内容に応じて、前記冷却手段を駆動制御する請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動製パン器。
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