JP6626793B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗りかご内の換気を行う換気装置を備えたエレベータ装置に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2011−57414号公報(特許文献1)がある。この公報には、乗りかご内の気圧を制御する気圧制御装置を備えたエレベータの換気装置であって、乗りかごに設けられ断電時に換気のため開扉される蓋部材と、給電が行われる通常時は通電状態となり、その軸の動作で閉扉した蓋部材をロックするロック用ソレノイドと、蓋部材が閉扉されたときに、ロック用ソレノイドに通電する作動スイッチと、断電時にロック用ソレノイドの軸を後退させる非ロック用弾性材と、蓋部材の開扉力を付与する開扉用弾性材と、通常時の状態に復帰する際、蓋部材を閉扉する換気窓閉扉手段とを備えているエレベータ換気装置が記載されている。
特開2011−57414号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたエレベータ装置は、蓋部材を開閉するときに使用される閉用ソレノイドおよび開扉用弾性材からなる蓋部材開閉装置によって直線駆動される駆動軸の動きを、蓋部材に設けたレバーを介して蓋部材の開閉力として伝達していた。このため、駆動軸の直線移動が、蓋部材に設置されたレバーの回転運動に変換されるときに、駆動軸の動作軸線が変化して並進移動となり、駆動軸とレバーとの連結位置にずれが発生し駆動の伝達が悪くなることを、発明者らは見出した。
そこで、本発明の目的は、蓋部材が開閉される駆動力の伝達を効率よく行なう蓋部材開閉装置を有するエレベータ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、乗りかごに設けられ断電時に換気のために回転中心軸を中心にして開扉される蓋部材と、前記蓋部材の前記回転中心軸側に配置され前記蓋部材に連結された駆動軸と、給電時に前記駆動軸を軸方向に駆動して前記蓋部材を閉扉すると共に断電時に前記駆動軸を軸方向に反対側に駆動して前記蓋部材の開扉する蓋部材開閉装置を備えたエレベータ装置において、前記蓋部材と前記駆動軸間に中間リンクを設け、前記中間リンクの一方側端と前記蓋部材間を第一連結軸で連結し、前記中間リンクの他方側端と前記駆動軸間を第二連結軸で連結し、前記第一連結軸および前記第二連結軸を前記駆動軸のほぼ中心軸線上に配置した。
なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例によるエレベータ装置を示す概略構成図である。 図1に示した換気装置の正面図である。 図2に示した換気装置の蓋部材の閉状態を示す平面図である。 リンク装置20の近傍を拡大して示す平面図である。 図4に示した蓋部材を簡略化して示す模式図である。 図3に示した蓋部材の開状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるエレベータ装置の概略構成図である。
乗りかご1は、四方向の側部に設けられた側板2と、側板2を下部で支持している床3と、側板2の上部に設けられる天井4と、乗りかご1の前側の側板2に設けられ開閉可能に構成されたドア5とを備えている。このような乗りかご1は、気密性が保たれて構成されている。
この気密性を有する乗りかご1の内部の気圧を制御するため、天井4の上部に、乗りかご1の外部の空気をその内部に送り込むブロア6と、チャンバー7と、ダクト8と、分流室9が設置され、ブロア6により乗りかご1内に流入される空気量を調整することによって、乗りかご1内の気圧が制御されている。また、乗りかご1の天井部に配置した分流室9の側壁部には、換気用通風口が形成され、この分流室9の換気用通風口を開閉可能な換気装置10が取り付けられている。この換気装置10については詳細を後述するが、給電が停止されることになる非常時に、上述した換気用通風口を開放状態にして乗りかご1の内外を連通させて換気を行うように構成されている。
図2は、換気装置10の正面図である。図2は、図1の地点Mから換気装置10を見た図である。
換気装置10は、給電が絶たれてしまう非常時に乗りかご1の内外を連通することになる換気用通風口を開閉する構成として、換気用通風口を開閉可能な蓋部材11と、この蓋部材11を開閉操作する蓋部材開閉駆動装置12と、定常状態で閉状態にある蓋部材11を同状態にロックし、かつ給電が停止された非常時には蓋部材11のロックを解除する蓋部材電磁ロック装置14を有している。
上述した蓋部材11は、分流室9の側壁部に形成されている換気用通風口を開閉するために、分流室9の側壁部にほぼ鉛直に配置されたベース16上に構成されている。蓋部材11は、上下一対のヒンジなどの回転中心軸17を中心にして回動するようにベース16に取り付けられている。従って、蓋部材11は、上下方向に回動するのではなく、回転中心軸17を中心にして常にほぼ鉛直面を保持して前面側へと回動するため、その開閉操作力は小さくなる。
上述した蓋部材開閉駆動装置12は、定常状態の給電によって励磁されて蓋部材11を閉状態に駆動し同状態を保持している蓋部材閉用電磁駆動装置と、蓋部材閉用電磁駆動装置が消磁されたときに蓋部材11を開扉する開扉用ばね装置13とによって構成されている。また蓋部材開閉駆動装置12は、換気装置10のベース16の前面側に支持した支持部材18上に配置されており、その中心部に軸方向に移動可能な駆動軸19と、詳細を後述するが駆動軸19と蓋部材11間に連結された中間リンク20を有している。さらに、中間リンク20の一端部を第一連結軸33によって端金具32に連結し、かつ中間リンク20の他端部を第二連結軸34によって駆動軸19に連結している。中間リンク20は、ベース16側に固定したブラケット29と、蓋部材11の端部に設けた端金具30を介して可回転的に連結している。開扉用ばね装置13は、駆動軸19と支持部材18間に配置され、駆動軸19に対して蓋部材11を開扉する方向の力を与えている。
定常状態で、蓋部材開閉駆動装置12の図示しないソレノイドは励磁され、開扉用ばね装置13に抗した力を与えて蓋部材11の閉扉状態を保持している。しかし、給電が停止されることになる非常時には、蓋部材開閉駆動装置12の図示しないソレノイドは消磁されるため、開扉用ばね装置13によって蓋部材11は回転中心軸17で回動されて開扉状態となる。蓋部材11は、上述したように回転中心軸17を中心にして常にほぼ鉛直面を保持して前面側へと回動するため、上下に開閉する方式に比べて蓋部材開閉駆動装置12および開扉用ばね装置13の開閉操作力を小さくすることができる。
また上述した蓋部材電磁ロック装置14は、定常状態で励磁されて蓋部材11を閉扉状態に保持するが、消磁されたときに蓋部材11のロック状態を解除する解除用ばね装置15を有して構成されている。蓋部材電磁ロック装置14は、ベース16の前面側に支持した支持部材21上に配置されており、その中心部に軸方向に移動可能な駆動軸22を有している。解除用ばね装置15は、駆動軸22と支持部材18間に配置され、駆動軸22に対して蓋部材11のロックを解除する方向の力を与えている。
定常状態で、蓋部材電磁ロック装置14の図示しないソレノイドは励磁され、解除用ばね装置15に抗した力を与えて蓋部材11が開扉しないように機械的にロックした状態を保持している。しかし、給電が停止された非常時には、解除用ばね装置15の図示しないソレノイドは消磁されるため、解除用ばね装置15によって蓋部材11のロック状態が解除され、上述した開扉用ばね装置13によって蓋部材11が開駆動される。
また、換気装置10のベース16と分流室9の取り付け壁面との対向部間には、換気用通風口の外周部を気密状態に保持する気密部材23が環状に配置されており、この気密部材23によってブロア6による乗りかご1内の空気量調整制御が損なわれないようにされている。
こうして、定常状態では、蓋部材11が閉状態に保持され、図1に示したブロア6により乗りかご1内に流入される空気量が調整されて、乗りかご1内の気圧が制御される。しかし、給電が停止されることになる非常時には、ブロア6は停止されるが、換気装置10の蓋部材11が開状態になされ、乗りかご1の内外を連通している換気用通風口を開放して換気が行われる。
さらに図2に示した換気装置10は、分流室9への取り付け時に、換気装置10のベース16と分流室9の取り付け壁面との水平方向の対向部間に、気密部材23の内側で環状に配置された水平方向防振部材24を有している。この水平方向防振部材24は、厚み方向である水平方向変位量を一定値内に規整する複数本の水平支持ボルト25によって保持されている。
つまり、換気装置10のベース16と分流室9の取り付け壁面28との対向部間には、水平方向(図示の前後方向)に対向部が形成され、この対向部間に厚み寸法を増減するように変位可能な水平方向防振部材24が配置されている。この水平方向防振部材24はその厚み方向である水平方向変位量を一定値内に規整する水平支持ボルト25によって保持されている。
また換気装置10は、分流室9への取り付け時に、換気装置10のベース16と分流室9の取り付け壁面との垂直方向の対向部間に、垂直方向防振部材26を有している。この垂直方向防振部材26は、その厚み方向の垂直方向変位量を一定値内に規整する複数本の垂直支持ボルト27によって保持されている。
つまり換気装置10のベース16における上部端と、分流室9の取り付け壁面28における上部端間には、垂直方向(図示の上下方向)に間隙を有して対向する対向部が形成され、この対向部間の間隙に厚み寸法を増減するように変位可能な垂直方向防振部材26が配置されている。ベース16よりも上方に位置する取り付け壁面28側から垂直支持ボルト27が挿入されている。
上述した水平方向防振部材24および垂直方向防振部材26は、その厚み方向に変位することによって防振効果を与えるものであり、換気装置10側で特に、蓋部材電磁ロック装置14の急峻な動作時に変位して防振効果を与え、蓋部材電磁ロック装置14で発生する衝撃振動を吸収または減衰する。
上述した水平支持ボルト24および垂直支持ボルト27は、例えば段付きボルトであって、ベース16および取り付け壁面28に予め形成されている挿入孔と、水平方向防振部材24および垂直方向防振部材26に予め形成されている挿入孔には非螺合状態で挿入され、その挿入側先端に形成されたねじ部を取り付け壁面28およびベース16にねじ込んで螺合状態とされている。従って、非螺合状態の部分では、水平方向防振部材24の厚み方向に水平方向防振部材24を変位させながらベース16と取り付け壁面28間は一定変位量だけ近接したり離反したりすることができる。同様に、垂直方向防振部材26の厚み方向に垂直方向防振部材26を変位させながらベース16と取り付け壁面28間は一定変位量だけ近接したり離反したりすることができる。
換気装置10側では、蓋部材開閉駆動装置12によって蓋部材11を開閉したとき、また蓋部材電磁ロック装置14によって蓋部材11をロックまたは解除したときに衝撃振動が発生する。この時の衝撃振動または衝撃音が乗りかご1内にも伝達されると、給電が停止された非常時に乗りかご内に乗客がいた場合、乗客はこの衝撃振動や衝撃音によって一層不安感を抱いてしまう。
しかし、換気装置10側で衝撃が発生して、水平支持ボルト25の軸方向における衝撃が分流室9側に伝達されようとしても、水平支持ボルト25での空動きによって水平方向防振部材24がその厚み方向に変位されて吸収または抑制される。従って、給電が停止されることになる非常時に乗りかご内に乗客がいたとしても、乗客がこの振動や衝撃音によって一層不安になるのを防止することができる。同様に、換気装置10側で衝撃が発生して、垂直支持ボルト27の軸方向における衝撃が分流室9側に伝達されようとしても、垂直支持ボルト27での空動きによって垂直方向防振部材26がその厚み方向に変位されて吸収または抑制される。従って、給電が停止されることになる非常時に乗りかご内に乗客がいたとしても、乗客がこの振動や衝撃音によって一層の不安感を抱くのを防止することができる。
図3は上述した蓋部材11の閉状態を示す平面図であり、図4は上述したリンク装置20の近傍を拡大して示す平面図である。
上述したように駆動軸19と蓋部材11との間には、中間リンク20が連結されている。この中間リンク20は、特に図4に示すように蓋部材11の端部に一体的に結合された端金具32と駆動軸19との間に設けられ、中間リンク20の一端部を第一連結軸33によって端金具32に連結し、かつ中間リンク20の他端部を第二連結軸34によって駆動軸19に連結している。この中間リンク20の近傍には回転中心軸17が配置され、ベース16側に固定したブラケット29と、蓋部材11の端部に設けた端金具30の間を可回転的に連結している。
回転中心軸17は、図2に示した蓋部材11を可回転的に支持したもので、第一連結軸33および第二連結軸34と共に、それらの各中心軸線が全てほぼ平行となるような向きで配置されている。
図5は、図4における蓋部材を拡大し簡略化して示す模式図である。
同図は、回転中心軸17と、蓋部材11が閉状態にあるときの位置の第一連結軸33と、蓋部材11が開状態にあるときの位置の第一連結軸33Aの位置関係を示しており、第一連結軸33と図示を省略した第二連結軸34は、ほぼ駆動軸19の中心軸線37上に位置している。また、第一連結軸33,33Aと、図示を省略した第二連結軸34および回転中心軸17は、ほぼ同じ向きで、各中心軸線はほぼ平行にされている。
閉状態の蓋部材11に対して直交し、かつ回転中心軸17を通る仮想垂直面38を想定したとき、蓋部材11の閉状態で第一連結軸33は仮想垂直面38の近傍で右側の蓋部材11側に位置させ、一方、蓋部材11の開状態で第一連結軸33Aは仮想垂直面38の近傍で左側の反対側に位置させている。しかも、望ましくは、第一連結軸33が仮想垂直面38の右側に位置したときの仮想垂直面38と第一連結軸33の間の距離は、第一連結軸33Aが仮想垂直面38の反対側に位置したときの仮想垂直面38と第一連結軸33Aの間の距離とほぼ等しくなるようにしている。
従って、蓋部材11の開閉に伴って第一連結軸33が仮想垂直面38の右側から、仮想垂直面38の左側に移動するとき、第一連結軸33は勿論、図示しない第二連結軸34の移動も、駆動軸19の中心軸線37上から余りずれることがなくなる。
また蓋部材11の開状態における第一連結軸33Aと、蓋部材11の閉状態における第一連結軸33とを結ぶ中心軸線間の距離に対して、第一連結軸33および第一連結軸33Aと回転中心軸17とを結ぶ中心軸線間の距離は大きく、かつほぼ二等辺三角形の頂点に各軸の中心軸線が位置するようにそれぞれを配置されている。
従って、蓋部材11の開閉に伴って第一連結軸33が仮想垂直面38の右側から、仮想垂直面38の左側に移動するとき、第一連結軸33は勿論、図示しない第二連結軸34の移動も、駆動軸19の中心軸線37上からずれることなく、一層、直線的な動きとすることができる。
図3に示した蓋部材11の閉じられた状態では、蓋部材閉用電磁駆動装置36が励磁されてその駆動軸19は右側に移動されている。また蓋部材11の開閉動作する側の端部は、蓋部材電磁ロック装置14によって施錠されて閉状態が保持されている。このとき、駆動軸19の中心軸線上に第一連結軸33および第二連結軸34が位置しており、駆動軸19と中間リンク20はほぼ直線的になっている。
図6は、蓋部材11の開状態を示す平面図である。
図4に示した状態で、蓋部材閉用電磁駆動装置36および蓋部材電磁ロック装置14が消磁されると、開扉用ばね装置13によって駆動軸19が図3および図4の左側に駆動される。すると、中間リンク20を介して第二連結軸34が同方向に駆動され、端金具30が回転中心軸17を中心にして時計方向に回転される。上述したように閉状態にある蓋部材11に対してほぼ鉛直で、かつ回転中心軸31を通る仮想垂直面を描いたとき、この仮想垂直面の右側に第一連結軸33が位置している。このため蓋部材11および端金具30は、回転中心軸17を中心にして時計方向に回転しながら蓋部材11を開き、図5の状態となる。
このとき、駆動軸19と蓋部材11間には、特許文献1のような回転中心軸を有するレバーを使用せず回転中心軸を待たない中間リンク20によって連結されているため、駆動軸19の動作軸が変化して並進移動となることが防止される。また上述したように閉状態にある蓋部材11に対してほぼ鉛直で、かつ回転中心軸17を通る仮想垂直面を描いたとき、この仮想垂直面の左側に先ほどとほぼ同等の距離で第一連結軸33が位置しているため、中間リンク20はほぼ同じ姿勢で駆動軸19の中心軸線上を移動することになる。こうして駆動軸19は、ほぼその中心軸線上を移動することになる。
一方、同図の開状態から、蓋部材閉用電磁駆動装置36が励磁されると、開扉用ばね装置13に抗して駆動軸19が図5の右側に駆動される。すると、第一連結軸33を介して中間リンク20が同方向に駆動され、第二連結軸34を介して端金具30が回転中心軸17を中心にして反時計方向に回転される。その後、蓋部材11および端金具30は、回転中心軸17を中心にして反時計方向に回転しながら蓋部材11を閉じ、図3および図4の状態となる。
このときも、駆動軸19と蓋部材11間には、特許文献1のような回転中心軸を有するレバーを使用せず回転中心軸を持たない中間リンク20によって連結されているため、駆動軸19の動作軸が変化して並進移動となることが防止される。その結果、ソレノイドによる駆動力の扉回転動作への伝達効率が向上する。
以上説明したように本発明のエレベータ装置は、蓋部材11と駆動軸19間に中間リンク20を設け、中間リンク20の一方側端と蓋部材11間を第一連結軸33で連結し、中間リンク20の他方側端と駆動軸19間を第二連結軸34で連結した。
このような構成によれば、蓋部材11の開閉動作が行われても、中間リンク20があるため第二連結軸34は駆動軸19のほぼ中心軸線を移動するようになり、特許文献1のような回転中心軸を有するレバーを使用した場合のように駆動軸19の動作軸が変化して並進移動となることが防止される。
また本発明は上述の構成に加えて、第一連結軸33と第二連結軸34と回転中心軸17とをほぼ平行に配置すると共に、蓋部材11の開閉に伴う第一連結軸33の移動距離よりも大きな距離を隔てて駆動軸19の中心軸線37からほぼ直交する方向に回転中心軸17を配置した。
このような構成によれば、回転中心軸17を中心とする第一連結軸33の移動が駆動軸19の中心軸線37に対して一層直線的になり、これに伴って第二連結軸34は駆動軸19のほぼ中心軸線を移動するようになり、特許文献1のような回転中心軸を有するレバーを使用した場合のように駆動軸19の動作軸が変化して並進移動となることが防止される。
また本発明は上述の構成に加えて、閉状態の蓋部材11に対して直交し、かつ回転中心軸17を通る仮想垂直面38を想定したとき、蓋部材11の閉状態で第一連結軸33は仮想垂直面38の蓋部材11側に位置させ、一方、蓋部材11の開状態で第一連結軸33は仮想垂直面38の反対側に位置させた。
このような構成によれば、蓋部材11の開閉動作が行われても、第一連結軸33は駆動軸19のほぼ中心軸線を移動するようになり、これに伴って第二連結軸34も駆動軸19のほぼ中心軸線を移動するようになり、特許文献1のように駆動軸19の動作軸が変化して並進移動となることが防止される。
また本発明は上述の構成に加えて、第一連結軸33は、蓋部材11の閉状態で仮想垂直面38の蓋部材11側に位置したときの仮想垂直面38との間の距離と、蓋部材11の開状態で仮想垂直面38の反対側に位置したときの仮想垂直面38との間の距離とをほぼ等しくした。
このような構成によれば、蓋部材11の開閉動作が行われても、第一連結軸33は駆動軸19のほぼ中心軸線に一層近い位置を移動するようになり、特許文献1のような回転中心軸を有するレバーを使用した場合のように駆動軸19の動作軸が変化して並進移動となることが防止される。
また本発明は上述の構成に加えて、蓋部材11の開状態における第一連結軸33と、蓋部材11の閉状態における第一連結軸33との間の距離よりも十分離れた位置で、かつほぼ二等辺三角形の頂点に回転中心軸17が位置するようにそれぞれを配置している。
このような構成によれば、蓋部材11の開閉に伴って第一連結軸33が仮想垂直面38の右側から、仮想垂直面38の左側に移動するとき、第一連結軸33および第二連結軸34の移動は駆動軸19の中心軸線37上からずれることなく、一層、直線的な動きとすることができる。
上述の説明のとおり、本実施例のエレベータ換気装置によれば、蓋部材が開閉されるとき蓋部材開閉装置における駆動軸の動作軸線にずれが発生するのを防止することができる。
尚、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。
11 蓋部材、12 蓋部材開閉駆動装置、13 開扉用ばね装置、14 蓋部材電磁ロック装置、15 解除用ばね装置、17 回転中心軸、19 駆動軸、20 中間リンク、30 端金具、33,35 連結軸、

Claims (4)

  1. 乗りかごの換気装置に設けられ断電時に換気のために回転中心軸を中心にして開扉される蓋部材と、前記蓋部材の前記回転中心軸側に配置され前記蓋部材に連結された駆動軸と、給電時に前記駆動軸を軸方向に駆動して前記蓋部材を閉扉すると共に断電時に前記駆動軸を軸方向に反対側に駆動して前記蓋部材の開扉する蓋部材開閉装置を備えたエレベータ装置において、前記蓋部材と前記駆動軸間に中間リンクを設け、前記中間リンクの一方側端と前記蓋部材間を第一連結軸で連結し、前記中間リンクの他方側端と前記駆動軸間を第二連結軸で連結し、前記第一連結軸および前記第二連結軸を前記駆動軸の延長線上に配置したことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記第一連結軸と前記第二連結軸と前記回転中心軸とをほぼ平行に配置すると共に、前記蓋部材の開閉に伴う前記第一連結軸の移動距離よりも大きな距離を隔てて前記駆動軸の中心軸線からほぼ直交する方向に前記回転中心軸を配置したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記リンク装置は、前記蓋部材と前記駆動軸間に設けた中間リンクと、前記中間リンクの一方側端と前記蓋部材間を連結する第一連結軸と、前記中間リンクの他方側端と前記駆動軸間を連結する第二連結軸と、前記蓋部材の開閉時の中心となる回転中心軸とを備え、閉状態の前記蓋部材に対して直交し、かつ前記回転中心軸を通る仮想垂直面を想定したとき、前記蓋部材の閉状態で前記第一連結軸は前記仮想垂直面の前記蓋部材側に位置させ、一方、前記蓋部材の開状態で前記第一連結軸は前記仮想垂直面の反対側に位置させたことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記第一連結軸は、前記蓋部材の閉状態で前記仮想垂直面の前記蓋部材側に位置したときの前記仮想垂直面との間の距離と、前記蓋部材の開状態で前記仮想垂直面の前記反対側に位置したときの前記仮想垂直面との間の距離とをほぼ等しくしたことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
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