JP6624500B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
従来、中空回転体の現像剤担持体としての現像ローラに現像バイアスを印加して現像剤中のトナーを像担持体としての感光体上に静電的に付着させ、その表面上の静電潜像を可視像化する現像装置が知られている。
例えば、特許文献1には、回転する円筒状の現像ローラに対して現像バイアス電源から現像バイアスを給電する給電部材を備え、その給電部材を現像ローラの内部に固定配置している現像装置が開示されている。この給電部材は、受電用接点端子と2つの給電用接点端子とを備えたローラ電極板を有している。ローラ電極板は、現像バイアス電源からの電力を現像ローラ軸方向外側に露出する受電用接点端子で受ける。また、ローラ電極板に設けられる2つの給電用接点端子は、ローラ電極板本体から現像ローラ内周面に向けて互いに逆向きに延びている。回転する現像ローラの内周面に対して2つの給電用接点端子を摺接させることで、現像バイアス電源からの電力を現像ローラへ供給する。
上記特許文献1に開示の現像装置によれば、2つの給電用接点端子が現像ローラの軸線方向で同じ位置にあるので、2つの給電用接点端子によって摺接される現像ローラ側の摺動箇所はいずれも同じ箇所である。そのため、それぞれの給電用接点端子との接点不良に影響を及ぼす現像ローラ側の摺接箇所の状態(経時的摩耗など)が同様のものとなる。その結果、2つの給電用接点端子を用いていても、いずれの給電用接点端子も同じ時期に接点不良が発生しやすく、現像ローラへの給電の信頼性を十分に高めることができない。
上述した課題を解決するために、受電用接点端子と回転する現像剤担持体に対して摺動する複数の給電用接点端子とを備えた給電部材を有し、現像剤を外周面に担持して回転する前記現像剤担持体へ現像バイアス電源から前記給電部材を介して現像バイアスを給電することにより潜像担持体上の潜像を現像する現像装置において、前記複数の給電用接点端子のうち少なくとも2つの前記給電用接点端子は、前記現像剤担持体の軸線方向で互いに異なる箇所に対して摺接し、前記現像剤担持体の回転軸の外周面に対して摺接する前記給電用接点端子には、導電性のシート部材が固定され、前記導電性のシート部材は、前記給電用接点端子に粘着テープで固定され、該粘着テープは前記現像剤担持体の回転軸との摺接部分に対応する前記導電性のシート部材と前記給電用接点端子との間以外に存在することを特徴とするものである。
本発明によれば、現像バイアス給電の信頼性を高められるという特有の効果が得られる。
本発明の実施形態に係るプリンタ100における画像形成部の要部を示す概略構成図。 現像装置12を備えたプリンタ100の概略構成図。 (a)はプロセスカートリッジ20をプリンタ100の後側から見た斜視図、(b)は(a)のプロセスカートリッジ20の後端部側の一部を破断して示す一部断面図。 上部クリーニング部のケースを外したときの作像ユニットの斜視説明図。 プロセスカートリッジ20の断面図。 図3(a)のプロセスカートリッジ20の後端部側の拡大斜視図。 本実施形態の現像装置における給電部材200を説明する図。 給電部材200とプロセスカートリッジ20中の現像ローラ28の回転軸28aとの接続を説明する説明図。 給電部材200と現像ローラ28の回転軸28aとの接続を説明する説明図。
以下、本発明を、画像形成装置である電子写真方式のプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)に適用した一実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るプリンタにおける画像形成部の要部を示す概略構成図である。像担持体であるドラム状の感光体10の周りには、図1中左横に設けられたローラ状の帯電装置11から感光体10の矢印Aで示す回転方向に向かって順に、下に現像装置12、右横に転写装置13と用紙分離装置14、上にクリーニング装置15が配置されている。
図2は、現像装置12を備えたプリンタ100の概略構成図である。図2において、紙面手前側は、ユーザが操作部や給紙カセット、あるいは図3〜図6等に示すプロセスカートリッジ20を着脱操作する際の前側(正面側)に相当する。また、紙面奥側は、プリンタ100本体側からの駆動をプロセスカートリッジ20に伝達する駆動機構等が配置されている後側に相当する。
プリンタ100は、原稿を複写するときには、公知のとおり、コンタクトガラス101上に原稿をセットしてからスタートボタンを押す。すると、光学読取装置102で原稿上の画像を読み取ると同時に、感光体10と転写装置13との間に、図2中矢印で示すように下から記録媒体となる用紙Pを送り込む。
一方、感光体10は、駆動手段で回転駆動され、その回転に伴い帯電装置11で表面を一様に帯電され、帯電された表面に光書込み装置103からレーザ光Lを照射して書き込みが行われる。これにより、感光体10の表面には、読み取った原稿画像に対応する静電潜像が形成される。感光体10では、現像装置12との対向位置を通るときに現像装置12からトナーとキャリアとを含む現像剤(2成分現像剤)中のトナーが感光体側へ移動することにより、感光体10上の静電潜像にトナーが付着されて逐次可視像化される。この可視像化したトナー像は、上述したとおり、感光体10と転写装置13との間に送り込んだ用紙P上に、転写装置13によって転写される。
転写後、用紙Pは、用紙分離装置14で放電されることにより静電的に付着する感光体10から分離され、定着装置104へ搬送してそこで転写画像が定着され、排紙部105へと排出される。用紙分離装置14に代えて、分離爪を設け、感光体10から機械的に用紙Pを分離するようにしてもよい。画像転写後の感光体10は、表面に残った残留トナー等を、クリーニング装置15に備える図1に示すクリーニングブレード17で掻き落とされて表面が清掃された後、除電ランプで除電されてその表面電位が初期化される。
プリンタ100では、上述した感光体10と帯電装置11と現像装置12とクリーニング装置15などを、後述する図3に示すように、筺体フレームとしての1つのカートリッジケース19で一体化してプロセスカートリッジ20を構成している。プロセスカートリッジ20は、プリンタ100の装置本体106に対して、カートリッジケース19及び装置本体106に設けられた公知の着脱手段を介して、着脱可能に設置されている。
なお、プロセスカートリッジ20は、これに限らず、少なくとも感光体10と現像装置12とを一体に備え、装置本体106に対して着脱可能に設置されるものであってもよい。また、本発明は、感光体10と帯電装置11と現像装置12とクリーニング装置15などが、プロセスカートリッジ20を構成することなく、装置本体106内に配置されている画像形成装置にも準用可能である。
図3(a)はプロセスカートリッジ20をプリンタ100の後側から見た斜視図、図3(b)は図3(a)のプロセスカートリッジ20の後端部側の一部を破断して示す一部断面図である。図4は、上部クリーニング部のケースを外したときの作像ユニットの斜視説明図である。図5はプロセスカートリッジ20の断面図である。図6は図3(a)のプロセスカートリッジ20の後端部側の拡大斜視図である。
プロセスカートリッジ20は、プリンタ100の装置本体106内(図2参照)で前後に対向して設けられている側板間に取り付けられて着脱自在にセットされる。このプロセスカートリッジ20には、感光体10と帯電装置11と現像装置12とクリーニング装置15などを収容するカートリッジケース19が設けられている。更に、カートリッジケース19の前後の端部には、プロセスカートリッジの筺体フレームとしてのカートリッジフレーム9が対で配置されている。
このようなプリンタ100において、上述した現像装置12では、図1に示すように、装置下部側に現像剤攪拌部21を設け、上部側に現像剤担持部22を設けている。現像剤攪拌部21には、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を攪拌しながら回転搬送する回転部材及び搬送部材としての、第1搬送スクリュ23と第2搬送スクリュ24が設けられている。なお、第1搬送スクリュ23と第2搬送スクリュ24とは、攪拌部材としても機能する。現像剤中のトナーとキャリアとの混合比を例えば透磁率等から検知するトナー濃度センサも設けられている。
図1に示すように、現像剤担持部22には、現像窓27を通して感光体10と対向する位置に現像剤担持体となる現像ローラ28と、感光体10への現像剤の供給量を制御する現像ドクタ29とが配置されている。現像剤担持部22では、開口を通して現像剤攪拌部21から送り込まれた現像剤を、現像ローラ28で担持して後、現像ドクタ29で均一化して、その均一化した現像剤中のトナーを所定方向に回転しつつ感光体10に付着させる。感光体10の周囲に配置したクリーニング装置15には、カートリッジケース19のクリーニングケース部15a内に、クリーニングブレード17で掻き落した残留トナーを搬送するスクリュ状のトナー搬送部材30が、感光体10の軸方向に配置されている。搬送される残留トナー等は、感光体クリーニング装置長手方向端部(図5の図面奥側)に搬送し落下し、長手方向端部(図5の図面手前側)の傾斜容器の中空間を通って現像装置に搬送され、再度現像に利用(リサイクル)される。
現像装置12では、現像時、駆動モータを駆動し、その駆動を伝達して現像ローラ28を回転すると共に、第1搬送スクリュ23及び第2搬送スクリュ24を回転して現像剤を攪拌し、トナーとキャリアを摩擦帯電しつつ現像ローラ28へ搬送する。一方、現像ローラ28に所定の現像バイアスを印加して現像剤中のトナーを感光体10の表面に静電的に付着しその表面上の潜像を可視像化する。
上述したように、2成分現像においては所望量のトナーを感光体10に付着させるため、現像ローラ28に汲み上げられるトナー量に関して、感光体10へ静電的にトナーを付着させるための現像ローラ28と感光体10との間の距離の精度が重要である。現像ローラ28と感光体10との間の距離は、現像ローラ28の回転軸28aと感光体10の回転軸との位置決めをするために感光体10及び現像ローラ28の回転軸方向の両端部に配置される位置決め部材のピッチ間距離によって決められる。従って、高画質化及び画像濃度確保のためには、現像ローラ28と感光体10との間の距離である間隙を狭く、且つ精度良く維持する必要がある。現像ローラ28と感光体10との間の距離である現像ギャップは、狙いとする画質により異なるが、大体0.1〜0.5[mm]に設定される。
図1、図5、図6に示すように、第1搬送スクリュ23と回転軸23aとが、第2搬送スクリュ24と回転軸24aとが、それぞれ樹脂で一体的に形成されており、軽量化に寄与している。図6に示すように、第1搬送スクリュ23の回転軸23aは、前後方向Yの後側で一部がカートリッジフレーム9の外表面から突出している。第2搬送スクリュ24の回転軸24aは、前後方向Yの後側で一部がカートリッジフレーム9の外表面から突出している。回転軸24aの突出部の一端部でもある先端部には、搬送部材ギアとしての第2搬送スクリュギア5が取り付けられ固定されている。これにより、第2搬送スクリュギア5に回転駆動力が伝達されると、第2搬送スクリュギア5と回転軸24aとは一緒に回転する。なお、回転軸24aに装着された止め輪32で、回転軸24aの前後方向Yの後側への抜けが止められている。
図6に示すように、第1搬送スクリュ23の回転軸23aの後端側には第1搬送スクリュギアが設けられ、第2搬送スクリュ24の回転軸24aの後端側には第2搬送スクリュギア5が設けられている。第1搬送スクリュ23と第2搬送スクリュ24とは、上記第1搬送スクリュギアと第2搬送スクリュギア5とがプロセスカートリッジ20の後端側に設けられたアイドラギアとそれぞれ噛み合うことにより、同じ回転方向に回転するようになっている。図3、図6において、軸受部4は、第1搬送スクリュ23の回転軸23aを軸受している。
第2搬送スクリュ24の回転軸24a近傍のカートリッジフレーム9(図6参照)の外側面(前後方向Yの後方向の面)には、被入力ギア2を回転可能に支持する被入力ギア軸2cが取り付け、固定されている。被入力ギア2は、プロセスカートリッジ20が装置本体106に装着されたとき、装置本体106側のモータ等の駆動源から伝達される回転駆動力を伝達する駆動ギアと噛み合うようになっている。被入力ギア軸2cは、鋼材等の金属で形成されている。被入力ギア2は、小径ギア2aと大径ギア2bとを有し、これらが適宜の樹脂で一体成形されている。被入力ギア2は、被入力ギア軸2cに装着された止め輪33で、本体入力ギア軸2cの前後方向Yの後側への抜けが止められている。
現像ローラ28の回転軸28aは、鋼材等の金属で形成されていて、カートリッジフレーム9の外側面から突出し、面板7に回転可能に支持されている。カートリッジフレーム9の外側面より突出した回転軸28aの先端部には、被入力ギア2の大径ギア2aと常に噛み合う現像ローラギア3が取り付け、固定されている。現像ローラギア3は、回転軸28aに装着された止め輪34で、回転軸28aの前後方向Yの後側への抜けが止められている。第2搬送スクリュギア5は、被入力ギア2の小径ギア2bと常に噛み合っている。被入力ギア2、現像ローラギア3、第2搬送スクリュギア5は、樹脂で形成されていて、軽量化に寄与している。
上記構成のとおり、プロセスカートリッジ20が装置本体106(図2参照)に装着されセットされたとき、装置本体106側の駆動ギアと被入力ギア2の小径ギア2bとが噛み合い、装置本体106側から回転駆動力が伝達される。これと同時に、被入力ギア2の大径ギア2aと噛み合っている現像ローラギア3が回転駆動されることで、現像ローラの回転軸28aが所定方向に回転する。同時に、被入力ギア2の小径ギア2bと噛み合っている第2搬送スクリュギア5が回転駆動されることで、第2搬送スクリュ24(図1参照)の回転軸24aが回転し、上記アイドラギアを介して第2搬送スクリュ24と同じ回転方向に第1搬送スクリュ23(図1参照)も回転する。
図3(b)、図6に示すように、カートリッジフレーム9の外側面には、面板7がネジ31で締結され固定されている。図3(a)、(b)に示すように、プロセスカートリッジ20の前側のカートリッジフレーム9’の外側面には、面板がネジで締結され固定されている。これら一対の面板7では、図6に示すように、各面板に設けられた貫通孔において感光体10の回転軸と現像ローラの回転軸28aとをそれぞれの回転軸方向の端部で回転可能に支持している。それにより、図1に示すように、感光体10の回転軸と現像ローラ28の回転軸28aとの軸間距離が定められている。
次に、本発明の特徴部分である給電部の給電部材について説明する。
図7は、本実施形態の現像装置における給電部材を説明する図である。図8及び図9は、給電部材200と現像ローラ28の回転軸28aとの接続を説明する説明図である。
図7に示すように、給電部材200は、画像形成装置本体に取り付けられ、第1給電用接点端子201と第2給電用接点端子202とを備えている。第1給電用接点端子201の第1摺接部201aは、現像ローラ28の回転軸28aの先端部に点接触する。第2給電用接点端子202の第2摺接部202aは、現像ローラ28の先端部の外周面に面接触する。そして、回転する現像ローラの回転軸の先端部は、第1給電用接点端子201の第1摺接部201aに対して回転摺接し互いが電通可能に接続し、回転する現像ローラの回転軸の外周面は第2給電用接点端子202の第2摺接部202aに対して面摺接し互いが電通可能に接続している。給電部材200は、板金部材で形成され、第1給電用接点端子201の第1摺接部201aが現像ローラの回転軸の先端部に摺接する方向(図6中の前後方向Yの前側)に付勢し、第2給電用接点端子202の第2摺接部202aが現像ローラの回転軸の外周面に摺接する方向(図6中の前後方向Yに対し直交する方向)に付勢している。これらにより、回転する現像ローラの回転軸との接触を確実にし、現像ローラへの給電を安定に行うことができる。さらに、給電部材200を現像ローラ28の回転軸28aに対し装填した時、第2給電用接点端子202は、現像ローラギア3の端面(図6中の前後方向Yの後側に面する端面)に押し当てられてガイド部材として機能するよう曲げ形状のガイド部202bを有している。図8及び図9に示すように、現像ローラ28の回転軸28aに対し給電部材200を装填した時、現像ローラ28の回転軸28aは第1給電用接点端子201の第1摺接部201aと第2給電用接点端子202の第2摺接部202aとに接触する。
以上のように、第1給電用接点端子201と第2給電用接点端子202とは、回転する現像ローラ28の回転軸28aの軸線方向で互いに異なる箇所で、その回転軸28aに電通可能に接続している。そのため、現像ローラ28の回転軸28aと第1給電用接点端子201との第1摺接部201aと、現像ローラ28の回転軸28aと第2給電用接点端子202との第2摺接部202aとが現像ローラ28の軸線方向で互いに異なる。その結果、経時による第1給電用接点端子201と第2給電用接点端子202の摩耗量は互いに異なる。これにより、第1給電用接点端子201と現像ローラ28の回転軸28aとが接触不良になる時期と、第2給電用接点端子202と現像ローラ28の回転軸28aの外周面とが接触不良になる時期とが、互いに異なってくる。よって、いずれか一方の摺接部で接点不良が起きて給電が止まっても他方の給電は維持され、現像バイアス電源からの現像バイアスの給電が停止する事象の発生を抑制することができる。
なお、第1給電用接点端子201には、耐久性の高いカーボン端子が固定されている。第2給電用接点端子202の第2摺接部202aには、現像ローラ28の回転軸28aの外周面との接触に関しても金属同士の摺接による異音の発生を抑制するため、導電性のシート部材が貼り付けられている。この導電性のシート部材と第2給電用接点端子202の第2摺接部202aとは、両面テープ等の粘着部材で固定するものであるが、現像ローラの回転軸との接触箇所に関しては両面テープを除外して抵抗を減らし、確実に給電できるような構成としている。
以上本発明の好ましい実施の形態等について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。即ち、上述した実施形態や変形例等に例示されているものを適宜組み合わせて構成してもよい。例えば、本発明を適用する画像形成装置は、上述のタイプの画像形成装置に限らず、他のタイプの画像形成装置であってもよい。即ち、上述した画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置であって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーに対応するようにプロセスカートリッジを4つ備えたタンデム型中間転写方式等の画像形成装置であってもよい。
また、上記プロセスカートリッジに限らず、回転部材が、例えば、上記プロセスカートリッジを構成する帯電装置やクリーニング装置に配置されたものであってもよい。具体的には、回転部材が、例えば帯電装置において回転駆動される帯電ローラなどの場合や、回転駆動されるクリーニング装置において、トナーを廃棄または循環させる現像剤搬送スクリュなどの場合である。本発明の技術思想は、現像装置や現像ユニット、帯電装置や帯電ユニット、クリーニング装置やクリーニングユニット等が、位置決め部材に類似する部材を伴って画像形成装置の装置本体に対して着脱可能に設置される着脱ユニット及び画像形成装置にも準用できる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
受電用接点端子と回転する現像ローラ28等の現像剤担持体に対して摺動する第1給電用接点端子201、第2給電用接点端子202等の複数の給電用接点端子とを備えた給電部材200を有し、現像剤を外周面に担持して回転する前記現像剤担持体へ現像バイアス電源から前記給電部材を介して現像バイアスを給電することにより感光体10等の潜像担持体上の潜像を現像する現像装置12において、前記複数の給電用接点端子のうち少なくとも2つの前記給電用接点端子は、前記現像剤担持体の軸線方向で互いに異なる箇所に対して摺接することを特徴とするものである。
本態様によれば、複数の給電用接点端子のうち少なくとも2つの給電用接点端子によって摺接される現像ローラ側の摺接箇所は、現像剤担持体の軸線方向で互いに異なる。そのため、それぞれの摺接箇所について給電用接点端子との接点不良に影響を及ぼす現像ローラ側の摺接箇所の状態が異なり、同じ時期に接点不良は発生し難い。よって、現像バイアス給電の信頼性を高められる。
(態様B)
(態様A)において、前記複数の給電用接点端子のうち少なくとも2つの前記給電用接点端子の一方は前記現像剤担持体の回転軸の先端部に対して摺接し、他方は前記現像剤担持体の回転軸の外周面に対して摺接することを特徴とするものである。
本態様によれば、現像剤担持体の回転軸の先端部での摺接は点接触による回転摺接である。一方、現像剤担持体の回転軸の外周面での摺動は面接触による面摺接である。それぞれの給電用接点端子との接点不良に影響を及ぼす現像ローラ側の摺接箇所の状態、例えば経時的摩耗が互いに異なるため、それぞれの給電用接点端子の摩耗の連続的な進み方(進行度)などが互いに異なる。よって、各摺接箇所で同じ時期に接点不良が発生し難く、現像バイアスの給電は維持される。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)において、前記給電部材は、1つの板金部材から構成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、部品手数を抑えられ、低コスト化を図ることができる。
(態様D)
(態様A)又は(態様B)において、前記現像剤担持体の回転軸の先端部に摺接する前記給電用接点端子は、カーボン端子であることを特徴とするものである。
本態様によれば、カーボン端子は耐久性が高いので、給電部材の寿命が長くなり、ライニングコストを抑えられる。
(態様E)
(態様A)又は(態様B)において、前記現像剤担持体の回転軸の外周面に摺接する前記給電用接点端子には、導電性のシート部材が固定されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、現像剤担持体の回転軸の外周面との摺接において金属同士の摺接による異音の発生を抑制することができる。
(態様F)
(態様E)において、前記導電性のシート部材は、前記給電用接点端子に粘着テープで固定され、該粘着テープは前記現像剤担持体の回転軸との摺動部分に対応する前記導電性のシート部材と前記給電用接点端子との間以外に存在することを特徴とするものである。
本態様によれば、粘着テープは絶縁体であり、その粘着テープを現像剤担持体の回転軸との接触部分に対応する導電性のシート部材と給電部材の給電用接点端子との間には設けられてない。それにより、現像剤担持体と給電部材の給電用接点端子とは確実に導電性のシート部材を介して電気的に接続される。よって、現像剤担持体に現像バイアスを印加することができる。
(態様G)
感光体10等の像担持体と、該像担持体の表面を帯電する帯電装置11等の帯電手段と、該像担持体の帯電された表面を露光して潜像を形成する光書込み装置103等の露光手段と、該像担持体上の潜像を現像する現像装置12等の現像手段と、該像担持体の表面をクリーニングするクリーニング装置15等のクリーニング手段とを有するプリンタ100等の画像形成装置の本体に対して着脱可能であり、少なくとも該像担持体と該現像手段とが一体的に支持されたプロセスカートリッジ20において、該現像手段が、(態様A)〜(態様F)の現像装置である。
本態様では、現像バイアスの給電が安定に行われる。これにより、異常画像の発生を抑制できる現像装置の画像形成装置本体に対する交換性を高めることができる。
(態様H)
像担持体と、該像担持体の表面を帯電する帯電手段と、該像担持体の帯電された表面を露光して潜像を形成する露光手段と、該像担持体上の潜像を現像する現像手段と、該像担持体の表面をクリーニングするクリーニング手段とを有する画像形成装置において、該現像手段が、(態様A)〜(態様F)の現像装置である。本態様によれば、異常画像の発生を抑制できる。
12 現像装置
28 現像ローラ
28a 回転軸
100 プリンタ
200 給電部材
201 第1給電用接点端子
201a 第1摺接部
202 第2給電用接点端子
202a 第2摺接部
202b ガイド部
特開2000−315006号公報

Claims (6)

  1. 受電用接点端子と回転する現像剤担持体に対して摺動する複数の給電用接点端子とを備えた給電部材を有し、現像剤を外周面に担持して回転する前記現像剤担持体へ現像バイアス電源から前記給電部材を介して現像バイアスを給電することにより潜像担持体上の潜像を現像する現像装置において、
    前記複数の給電用接点端子のうち少なくとも2つの前記給電用接点端子は、前記現像剤担持体の軸線方向で互いに異なる箇所に対して摺接し、
    前記現像剤担持体の回転軸の外周面に対して摺接する前記給電用接点端子には、導電性のシート部材が固定され、
    前記導電性のシート部材は、前記給電用接点端子に粘着テープで固定され、該粘着テープは前記現像剤担持体の回転軸との摺接部分に対応する前記導電性のシート部材と前記給電用接点端子との間以外に存在することを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1記載の現像装置において、
    前記複数の給電用接点端子のうち少なくとも2つの前記給電用接点端子の一方は前記現像剤担持体の回転軸の先端部に対して摺接し、他方は前記現像剤担持体の回転軸の外周面に対して摺接することを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    前記給電部材は、1つの板金部材から構成されていることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    前記現像剤担持体の回転軸の先端部に対して摺接する前記給電用接点端子は、カーボン端子であることを特徴とする現像装置
  5. 担持体と、該像担持体の表面を帯電する帯電手段と、該像担持体の帯電された表面を露光して潜像を形成する露光手段と、該像担持体上の潜像を現像する現像手段と、該像担持体の表面をクリーニングするクリーニング手段とを有する画像形成装置の本体に対して着脱可能であり、少なくとも該像担持体と該現像手段とが一体的に支持されたプロセスカートリッジにおいて、
    該現像手段が、請求項1〜のいずれかの現像装置であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 像担持体と、該像担持体の表面を帯電する帯電手段と、該像担持体の帯電された表面を露光して潜像を形成する露光手段と、該像担持体上の潜像を現像する現像手段と、該像担持体の表面をクリーニングするクリーニング手段とを有する画像形成装置において、
    該現像手段が、請求項1〜のいずれかの現像装置であることを特徴とする画像形成装置。
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