JP6623536B2 - 針状物部材及び穿刺器具 - Google Patents

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Description

本発明は、試料等を穿刺するための針部を備える針状物部材及び当該針状物部材を備える穿刺器具に関する。
基部とその基部から突出した少なくとも一の針部とを備え、当該針部に試料等を穿刺することにより固定する穿刺器具は、種々の技術分野での応用が期待される器具である。かかる穿刺器具として、従来、複雑な形状を有する微細針を作製するための鋳型を用いて作製された微細針が提案されている(特許文献1参照)。この微細針を作製する方法においては、まず、先鋭状の先端部を有する形状に形成されたシリコンからなる針模型を、シリコン基板に固定し、シリコン基板の針模型を固定した面側に鋳型材料を堆積させ、鋳型材料が堆積された後に、シリコン基板及び針模型を除去することによって針模型の形状が鋳型材料に転写された微細針の鋳型を形成する。そして、この鋳型内部に針材料を充填することによって複雑な形状を有する微細針が作製される。
また、上型及び下型からなる成形型を用いて穿刺部及び保持部を一体に成形することにより製造され得る、生体内に侵入可能な穿刺部を備える医療用針が提案されている(特許文献2参照)。
上述したように、微細針を作製するために鋳型等の成形型を用いる場合、成形型の製造コストが高く、しかも成形時間が比較的長くてかつ歩留まりが悪くなる傾向があるため、総じて製造コストが高くなる傾向がある。
また、上記特許文献1では、鋳型を製造する際、基板の上に載置される針模型の先端部はシリコン基板と密着していないため、出来上がった先端鋳型部は、鋳型の面のうち、除去されたシリコン基板が存在していた面側に、片持ち梁状の屋根を有する構造となってしまい、型構造の強度が十分とは言えない。さらに、片持ち梁状の屋根の端部は、もう一方の型と接合されて針先端部と胴部との境近傍の接合がなされるが、この部分での製品に残る段差の原因となるパーティングラインの形成は、穿刺性に問題が生じ得る。
さらにまた、針胴部から針先端に向かって径が漸減的に小さくなっていくため、鋳型成形では、鋭利な先端形状を忠実に再現して形成することは極めて困難であり、出来上がった針の穿刺性は、満足のいくものとは言い難い。
上記特許文献2においても、上型及び下型からなる成形型を用いて先端鋭利な穿刺部を成形する場合には、上記特許文献1と同様の問題が生じ得る。
このような問題を解決する方法として、従来、金属薄板をエッチングすることにより、基部と基部から一体的に突出してなる針部とを備える穿刺器具が提案されている(特許文献3参照)。
特開2012−34944号公報 特開2011−183076号公報 特開2014−140642号公報
上記特許文献3に記載された穿刺器具においては、優れた穿刺性を有するものの、微細な試料に可能な限りダメージを与えることなく穿刺するために、さらに優れた穿刺性を有することが要求される。そのような要求を満足するために針の先端部をより鋭利に加工すると、針の先端部の強度が低下し、試料等を穿刺するときに針の先端部が折れ曲がってしまうという問題がある。一方で、針の先端部の強度を増大するためには、針の先端部を鋭利に加工することができず、より優れた穿刺性の要求を満足することができないという問題がある。
上記課題に鑑みて、本発明は、より優れた穿刺性及び先端部の折れ曲がりの抑制という相反する要求をともに満足することのできる針状物部材及び当該針状物部材を有する穿刺器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する平板状の基部と、前記基部の面内方向に沿って前記基部から一体的に突出形成されてなる針部とを備え、前記針部は、前記基部から最も離れて位置する頂点部を含み、当該頂点部から前記基部に向かって前記第2面側からの平面視における短手方向の幅が漸増する先端部と、前記先端部に連続し、前記第2面側からの平面視における短手方向の幅が略同一である針胴部とを有し、前記第2面側からの平面視において、前記先端部は、前記頂点部と前記先端部の前記針胴部側第1端部とを連続する第1傾斜辺と、前記頂点部と前記先端部の前記針胴部側第2端部とを連続する第2傾斜辺とを有し、前記第2面側からの平面視において、前記第1傾斜辺上の第1点及び第2点を通る直線と、前記第2傾斜辺上の第1点及び第2点を通る直線とのなす角度によって規定される第1先端角度が10°以下であり、前記第2面側からの平面視において、前記第1傾斜辺上の第3点及び第4点を通る直線と、前記第2傾斜辺上の第3点及び第4点を通る直線とのなす角度によって規定される第2先端角度が20°以上であり、前記第1点及び前記第2点は、前記第2面側からの平面視において、前記針部の長手方向における前記先端部の長さを3等分する、前記針部の長手方向に直交する方向に沿った2本の3等分線と、前記第1傾斜辺及び前記第2傾斜辺のそれぞれとが交差する点であり、前記第3点及び前記第4点は、前記第2面側からの平面視において、前記頂点部から前記針部の長手方向に沿って25μm及び50μmの長さの点をそれぞれ通る、前記針部の長手方向に直交する2本の仮想線分を引いたときに、当該2本の仮想線分のそれぞれと、前記第1傾斜辺及び前記第2傾斜辺のそれぞれとが交差する点であり、前記針部の長手方向の長さが5〜20mmであり、前記第2面側からの平面視における前記針胴部の短手方向の幅が100〜1000μmであることを特徴とする針状物部材を提供する(発明1)。
上記発明(発明1)において、前記頂点部は、前記第2面上又は前記第1面と前記第2面との間の中位点よりも前記第2面側に位置し、前記針部の側面視において、前記第1面の前記頂点部側端部と前記頂点部とが、凹状の湾曲線により連続しているのが好ましい(発明2)。
上記発明(発明1,2)において、前記針状物部材は、圧延加工により薄板状に形成された金属薄板にエッチング処理を施すことで作製されてなるものであればよく(発明3)、前記針部の長手方向を、前記金属薄板の前記圧延方向に直交する方向とすることができ(発明4)、前記針部の表面にコーティング層を有していてもよく(発明5)、複数の前記針部を備えていてもよい(発明6)。
また、本発明は、上記発明(発明1〜6)に係る針状物部材を、前記基部の厚み方向に複数重ねてなることを特徴とする穿刺器具を提供する(発明7)。
本発明によれば、より優れた穿刺性及び先端部の折れ曲がりの抑制という相反する要求をともに満足することのできる針状物部材及び当該針状物部材を有する穿刺器具を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る針状物部材の概略構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る針状物部材の概略構成を示す平面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る針状物部材の一の態様の概略構成を、頂点部を通る長手方向の切断端面にて示す切断端面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る針状物部材の他の態様の概略構成を、頂点部を通る長手方向の切断端面にて示す切断端面図である。 図5は、本発明の一実施形態における針部の先端部の概略構成を示す、第2面側から見た平面図である。 図6は、本発明の一実施形態における針部の頂点部近傍の概略構成を示す、第2面側から見た平面図である。 図7は、本発明の一実施形態における針部の先端部の概略構成を示す側面図である。 図8は、本発明の一実施形態における穿刺器具の概略構成を示す斜視図である。 図9は、本発明の一実施形態に係る針状物部材を作製する工程を示す斜視図(A)及び側面図(B)である。 図10は、本発明の一実施形態に係る針状物部材を作製する工程であって、図9に示す工程に続く工程を示す斜視図(A)及び側面図(B)である。 図11は、本発明の一実施形態に係る針状物部材を作製する工程であって、図10に示す工程に続く工程を示す斜視図(A)及び側面図(B)である。 図12は、本発明の一実施形態に係る針状物部材を作製する工程であって、図11に示す工程に続く工程を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る針状物部材の概略構成を示す斜視図であり、図2は、本実施形態に係る針状物部材の概略構成を示す平面図であり、図3は、本実施形態に係る針状物部材の一の態様の概略構成を、頂点部を通る長手方向の切断端面にて示す切断端面図であり、図4は、本実施形態に係る針状物部材の他の態様の概略構成を、頂点部を通る長手方向の切断端面にて示す切断端面図であり、図5は、本実施形態における針部の先端部の概略構成を示す、第2面側から見た平面図であり、図6は、本実施形態における針部の頂点部近傍の概略構成を示す、第2面側から見た平面図であり、図7は、本実施形態における針部の先端部の概略構成を示す側面図であり、図8は、本実施形態における穿刺器具の概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る針状物部材1は、圧延加工された、例えば、ステンレス鋼、チタン、チタン合金、ニッケル、ニッケル合金、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、コバルト合金、クロム合金、モリブデン合金、タングステン合金等の金属により構成される金属薄板にエッチング処理を施すことで作製されるものであり、第1面2a及び当該第1面2aに対向する第2面2bを有する平板状の基部2と、基部2の面内方向に沿って一体的に突出形成されてなる針部3とを備える。なお、「一体的に突出形成された」とは、基部2と針部3とが同一材質により構成されており、かつ基部2と針部3とが一度も分離された状態で存在したことがない状態を意味するものとする。
本実施形態において、針部3の長手方向DLは、圧延加工された金属薄板の圧延方向DR(圧延により形成される圧延金属組織の配列方向)に実質的に直交する方向(例えば、90°±15°)である。針部3の長手方向DLが圧延方向DRに実質的に直交する方向であることで、針部3の強度を向上させることができ、針部3全体の折れ、曲がり等が発生し難くなる。なお、圧延方向DRは、100倍以上の倍率(総合倍率)を有する金属顕微鏡等を用いて針状物部材1の基部2の第1面2a又は第2面2bを観察することで、簡易的に、かつ容易に確認され得る。
圧延加工とは、高温、常温、低温等の条件下で、金属素材を圧延機の回転ロールに通して、金属薄板等の板材を形成する手法である。圧延加工時に板材を引っ張る方向が、圧延方向DRに相当する。
圧延方向DRに沿った基部2の長さは、本実施形態に係る針状物部材1が有する針部3の本数、複数の針部3を有する場合の隣接する針部3,3間のピッチ等により適宜設定され得るものであって、特に制限されるものではないが、例えば、5〜50mm程度に設定され得る。
基部2の厚さT(対向する第1面2aと第2面2bとの間により規定される。)は、例えば、50〜250μm程度に設定され、高さH(針部3の長手方向DLに沿った長さ)は、2〜30mm程度に設定され得る。
図1及び図2に示すように、針部3は、基部2から最も離れて位置する頂点部31と、第2面2b側からの平面視における短手方向DS(長手方向DLに直交する方向)の幅W32が頂点部31から基部2に向かって漸増する先端部32と、先端部32に連続し、第2面2b側からの平面視における短手方向DSの幅W33が長手方向DLに亘って略同一である針胴部33とを有する。なお、本実施形態において、針部3の第1面3a及び第2面3bは、それぞれ、基部2の第1面2a及び第2面2bと同一平面を構成している。
図3及び図4に示すように、頂点部31は、針部3の第1面3aと第2面3bとの間の中位点(厚さTの略中央)Cよりも第2面3b側に位置しているのが好ましく、第2面3b上に位置していてもよいし(図3参照)、当該中位点Cと第2面3bとの間に位置していてもよい(図4参照)。特に好ましくは、頂点部31は、第2面3b上に位置する。後述する実施例から明らかなように、頂点部31が第2面3b上に位置することにより、穿刺性がより良好になる。
図5に示すように、針部3の第2面3b側からの平面視において、先端部32は、頂点部31と先端部32の針胴部33側における第1端部321とを連続する第1傾斜辺323と、頂点部31と先端部32の針胴部33側における第2端部322とを連続する第2傾斜辺324とを有する。
そして、第1傾斜辺323上の第1点P11及び第2点P12を通る直線L1と、第2傾斜辺324上の第1点P21及び第2点P22を通る直線L2とを引いたとき、2本の直線L1,L2のなす角度によって規定される第1先端角度θ1は10°以下である。好ましくは、第1先端角度θ1は、8〜10°である。第1先端角度θ1が10°以下であることで、穿刺性を良好にすることができる。
なお、第1傾斜辺323及び第2傾斜辺324上の第1点P11,P21及び第2点P12,P22とは、針部3の第2面3b側からの平面視において、先端部32の長手方向DLの長さL32を3等分する、針部3の長手方向DLに直交する方向に沿った2本の3等分線LD1,LD2を引き、第1傾斜辺323及び第2傾斜辺324のそれぞれと3等分線LD1,LD2のそれぞれとが交差する点を意味する。
また、図6に示すように、針部3の第2面3b側からの平面視において、第1傾斜辺323上の第3点P13及び第4点P14を通る直線L3と、第2傾斜辺324上の第3点P23及び第4点P24を通る直線L4とを引いたとき、2本の直線L3,L4のなす角度によって規定される第2先端角度θ2は20°以上である。好ましくは、第2先端角度θ2は、20〜25°である。第2先端角度θ2が20°以上であることで、頂点部31近傍(頂点部31から長手方向DLの長さ60μm程度)が折れ曲がるのを防止することができる。
なお、第1傾斜辺323及び第2傾斜辺324上の第3点P13,P23及び第4点P14,P24とは、針部3の第2面3b側からの平面視において、頂点部31から長手方向DLに25μm及び50μmの長さの点PA,PBのそれぞれを通る、針部3の長手方向DLに直交する2本の仮想線分LD3,LD4を引き、第1傾斜辺323及び第2傾斜辺324のそれぞれと仮想線分LD3,LD4のそれぞれとが交差する点を意味する。
本実施形態において、図7に示すように、頂点部31側における針部3の第1面3aの端部34と頂点部31とを結ぶ直線L5、及び第2面3b上の針部3の長手方向DLに平行な、頂点部31を通る直線L6を引いたとき、2本の直線L5,L6のなす角度によって規定される第3先端角度θ3は、穿刺性及び針部3の強度を良好にするために適宜設定され得るものであるが、例えば、15〜90°程度、好ましくは20〜50°程度に設定され得る。
針部3の側面視において、頂点部31側における針部3の第1面3aの端部34と頂点部31との間が、凹状の湾曲線35により連続しているのが好ましい。凹状の湾曲線35により連続していることで、穿刺性をより良好にすることができる。かかる凹状の湾曲線35の曲率半径は、特に限定されるものではなく、穿刺性等を考慮して適宜設定され得る。
針部3の長手方向DLの長さは、本実施形態に係る針状物部材1及びそれを用いた穿刺器具の用途等を考慮して適宜設定され得るものであって、特に限定されるものではないが、例えば、5〜20mm程度に設定され得る。
針部3の針胴部33の第2面2b側からの平面視における短手方向DSの幅W33は、針部3に穿刺される対象物の大きさ等に応じて適宜設定され得るものであって、特に限定されるものではないが、例えば、100〜1000μm程度に設定され得る。
上述した構成を有する針状物部材1は、そのまま穿刺器具として用いることができるが、好適には、図8に示すように、複数の針状物部材1を用意し、それらを厚さ方向に積層させて穿刺器具100として用いられる。このとき、各針状物部材1の基部2間にスペーサ部材101を挟むようにして積層するとともに、スペーサ部材101の厚さ(穿刺器具100の積層方向における厚さ)を適宜設定することで、積層方向に並ぶ針部3のピッチを調整することができる。
上述した構成を有する針状物部材1は、例えば、以下のようにして製造され得る。
図9〜11は、本実施形態に係る針状物部材1を作製する工程を斜視図(A)及び側面図(B)にて示す工程フロー図であり、図12は、図11に続く工程を示す斜視図である。
図9(A)及び(B)に示すように、圧延加工により形成され、第1面10a及びそれに対向する第2面10bを有する金属薄板10を準備する。金属薄板10は、予め脱脂洗浄処理が施されてなるものが好ましい。次工程におけるフォトレジスト膜11a,11b(図9参照)の密着性を向上させ、品質・仕上がりを向上させるためである。なお、金属薄板10の厚さT10は、50〜300μm程度とされ得る。
次に、図10(A)及び(B)に示すように、金属薄板10の第1面10a及び第2面10bにフォトレジスト膜11a,11bを形成する。フォトレジスト膜11a,11bを形成する方法としては、金属薄板10の第1面10a及び第2面10bにフォトレジスト材料を塗布する方法であってもよいし、当該第1面10a及び第2面10bにフィルム状のフォトレジスト膜を貼り付ける方法であってもよい。フォトレジスト膜11a,11bは、ネガ型、ポジ型のいずれであってもよい。
フォトレジスト膜11a,11bがネガ型の場合、露光部分が現像液に対して不溶解性となり、現像後に露光部分が残る。フォトレジスト膜11a,11bがポジ型の場合、露光部分が現像液に対して溶解し、現像後に未露光部分が残る。
続いて、フォトレジスト膜11a,11bの上に、露光用のパターンが形成されたパターンフィルム原版を配置し、露光処理を行い、現像処理を行うことによって、図11(A)及び(B)に示すように、レジストパターン12a,12bが形成される。このレジストパターン12a,12bの先端部(針状物部材1の針部3の先端部32に相当する部分)の角度θ4,θ5により、作製される針状物部材1の針部3の第1先端角度θ1(図5参照)が決定される。よって、レジストパターン12a,12bを形成する際に、作製される針状物部材1の針部3の第1先端角度θ1が10°以下になるように、レジストパターン12a,12bの先端部の角度θ4,θ5を調整する。具体的には、レジストパターン12a,12bの先端部の角度θ4,θ5を、それぞれ5°以下にすることで、第1先端角度θ1を10°以下にすることができる。
また、金属薄板10の第1面10a側に位置するレジストパターン12aの頂点部13aと、第2面10b側に位置するレジストパターン12bの頂点部13bとの位置(針部3の長手方向DLにおける位置)を調整することで、頂点部31側における針部3の第1面3aの端部34と頂点部31との間を、凹状の湾曲線35により連続させることができるとともに、第3先端角度θ3の調整も可能である。
そして、金属薄板10にエッチング処理を施し、基部2及び針部3を形成する。エッチング処理に用いられるエッチング液としては、金属薄板を構成する金属材料に応じて適宜選定され得る。
エッチング処理方法としては、金属薄板10の第1面10aを上方に、第2面10bを下方に位置させ、金属薄板10の第1面10a及び第2面10bのそれぞれに同時にエッチング液をスプレー状に噴射する方法を採用することができる。
次に、エッチング処理後に残存しているレジストパターン12a,12bを除去し、洗浄・乾燥処理を経て、基部2’と基部2’から一体的に突出形成されてなる針部3’とを有する針状物部材オリジナル(原物)1’を作製することができる(図12参照)。
上述のようにして形成された針状物部材オリジナル(原物)1’に対し、研磨処理を施す。この研磨処理によって、針部3の先端部32の第2先端角度θ2(図6参照)を20°以上にすることができるとともに、針状物部材オリジナル(原物)1’の角部を丸めることができる。研磨処理としては、化学研磨処理及び/又は電解研磨処理が採用され得る。化学研磨処理及び電解研磨処理が行われる場合、それらの処理の順番は特に限定されるものではないが、電解研磨処理が行われた後に、化学研磨処理が行われることが好ましい。
化学研磨処理は、被研磨物をある特定の酸、アルカリ、塩類により構成された研磨液に浸漬し、その溶解作用により、被研磨物表面を平滑化、光沢化させる処理である。電解研磨処理は、被研磨物をプラス側にして電解液を介して直流電流を流し、金属表面を溶解させることで研磨効果を得る処理である。
化学研磨処理は、電解研磨処理に比べて、重量、厚みなどの変化量のコントロールが容易であり、減肉量(研磨量)の均一化が図りやすいというメリットがある。この一方で、電解研磨では、角部を集中的に研磨できるというメリットがある。
研磨処理の後、さらに針部3の表面にコーティング層を形成する処理が行われてもよい。コーティング層は、PVD法、CVD法等のドライプロセス、又はめっき法等のウェットプロセスによって形成され得る。PVD法で形成されるコーティング層としては、Ti、TiN、TiCN、TiAlN又はCrN等により構成されるコーティング層等が挙げられる。CVD法で形成されるコーティング層としては、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)等により構成されるコーティング層等が挙げられる。めっき法で形成されるコーティング層としては、ニッケル、金、銀、パラジウム又はクロム等により構成されるコーティング層等が挙げられる。
上述のようにして形成された針状物部材1を複数用意し、各針状物部材1とスペーサ部材101等とを交互に厚さ方向に積層することで、穿刺器具100(図8参照)を製造することができる。
上述したように、本実施形態に係る針状物部材1によれば、第1先端角度θ1が10°以下であることで、穿刺性をより良好にすることができるとともに、第2先端角度θ2が20°以上であることで、針状物部材1の頂点部31近傍の強度をより増大させることができ、当該頂点部31近傍の変形を防止することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
以下、実施例等を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は下記の実施例等に何ら限定されるものではない。
〔実施例1〕
原材料となる厚さt=150μmのステンレス製金属薄板10を準備し、この金属薄板10の第1面10a及び第2面10bのそれぞれに、厚さ15μmのネガ型フォトレジストフィルム11a,11bを貼り付けた。
次いで、フォトレジストフィルム11a,11b上に、露光用パターンが形成されたレジストパターン原版を用いて露光・現像処理を行い、レジストパターン12a,12bを形成した。なお、針部3の長手方向DLが金属薄板10の圧延方向DRに直交するように、かつ針部3の長手方向DL長さが12mm、針部3の針胴部33の短手方向DSの幅W33が260μmとなるように、レジストパターン原版を配置して露光処理を行った。なお、金属薄板10の第1面10a側のレジストパターン12aの先端部の角度θ4が5°になるように、第1面10a側のレジストパターン12aの頂点部13aが、第2面10b側のレジストパターン12bの頂点部13bよりも基部2側に位置し、それらの頂点部13a,13bの間の長さL12が100μmとなるように、レジストパターン12a,12bを形成した。
次いで、エッチング液として、塩化鉄(II)溶液を用いて、金属薄板10の第1面10a側及び第2面10b側から同時にスプレーエッチング処理を行った後、残余のレジストパターン12a,12bを除去し、洗浄・乾燥することによって、針状物部材オリジナル(原物)1’を得た。
このようにして得られた針状物部材1オリジナル(原物)を陽極側に取り付け、陰極側に白金部材を取り付けて、塩酸10%、30℃の水溶液に浸漬し、電流密度dk=3で、電解研磨処理を行った。処理時間は、3分程度とした。なお、減肉量は厚さにして20μmであった。
上記のようにして得られた針状物部材1の針部3の第1先端角度θ1及び第2先端角度θ2を、3次元測長機(オムロン社製)を用いて測定した。結果を表1に示す。
〔実施例2〕
金属薄板10の第1面10a側のレジストパターン12aの頂点部13aと、第2面10b側のレジストパターン12bの頂点部13bとの間の長さL12が0となるように、当該レジストパターン12a,12bを形成した以外は、実施例1と同様にして針状物部材1を作製した。得られた針状物部材1の針部3の第1先端角度θ1及び第2先端角度θ2を、3次元測長機(オムロン社製)を用いて測定した。結果を表1に示す。
〔比較例1〕
金属薄板10の第1面10a側のレジストパターン12aの先端部の角度θ4が3°になるように当該レジストパターン12a,12bを形成した以外は、実施例2と同様にして針状物部材を作製した。得られた針状物部材の針部の第1先端角度θ1及び第2先端角度θ2を、3次元測長機(オムロン社製)を用いて測定した。結果を表1に示す。
〔比較例2〕
金属薄板10の第1面10a側のレジストパターン12aの先端部の角度θ4が4°になるように当該レジストパターン12a,12bを形成した以外は、実施例1と同様にして針状物部材を作製した。得られた針状物部材の針部の第1先端角度θ1及び第2先端角度θ2を、3次元測長機(オムロン社製)を用いて測定した。結果を表1に示す。
〔比較例3〕
金属薄板10の第1面10a側のレジストパターン12aの先端部の角度θ4が8°になるように当該レジストパターン12a,12bを形成した以外は、実施例2と同様にして針状物部材を作製した。得られた針状物部材の針部の第1先端角度θ1及び第2先端角度θ2を、3次元測長機(オムロン社製)を用いて測定した。結果を表1に示す。
〔比較例4〕
金属薄板10の第1面10a側のレジストパターン12aの先端部の角度θ4が8°になるように、かつレジストパターン12a,12bの頂点部13a,13bの間の長さL12が150μmとなるように当該レジストパターン12a,12bを形成した以外は、実施例1と同様にして針状物部材を作製した。得られた針状物部材の針部の第1先端角度θ1及び第2先端角度θ2を、3次元測長機(オムロン社製)を用いて測定した。結果を表1に示す。
〔比較例5〕
金属薄板10の第1面10a側のレジストパターン12aの先端部の角度θ4が4°になるように当該レジストパターン12a,12bを形成した以外は、実施例2と同様にして針状物部材を作製した。得られた針状物部材の針部の第1先端角度θ1及び第2先端角度θ2を、3次元測長機(オムロン社製)を用いて測定した。結果を表1に示す。
〔比較例6〕
金属薄板10の第1面10a側のレジストパターン12aの先端部の角度θ4が10°になるように当該レジストパターン12a,12bを形成した以外は、実施例1と同様にして針状物部材を作製した。得られた針状物部材の針部の第1先端角度θ1及び第2先端角度θ2を、3次元測長機(オムロン社製)を用いて測定した。結果を表1に示す。
〔比較例7〕
金属薄板10の第1面10a側のレジストパターン12aの先端部の角度θ4が6°になるように当該レジストパターン12a,12bを形成した以外は、実施例1と同様にして針状物部材を作製した。得られた針状物部材の針部の第1先端角度θ1及び第2先端角度θ2を、3次元測長機(オムロン社製)を用いて測定した。結果を表1に示す。
〔比較例8〕
金属薄板10の第1面10a側のレジストパターン12aの先端部の角度θ4が6°になるように当該レジストパターン12a,12bを形成した以外は、実施例2と同様にして針状物部材を作製した。得られた針状物部材の針部の第1先端角度θ1及び第2先端角度θ2を、3次元測長機(オムロン社製)を用いて測定した。結果を表1に示す。
〔参考例1〕
参考例1として、昆虫針(志賀昆虫針,志賀昆虫普及社製)を準備し、実施例1と同様にして第1先端角度θ1及び第2先端角度θ2を、3次元測長機(オムロン社製)を用いて測定した。結果を表1に示す。
Figure 0006623536
〔試験例1〕
実施例1、実施例2、及び比較例1〜8の針状物部材の針部、並びに参考例1の針の穿刺性を、下記の試験により評価した。
ロードセル付きの圧縮試験機(島津製作所社製,島津オートグラフ)を用いて、上記針状物部材の針部及び針をグミ(弾性率:0.30N/mm2)に対して鉛直方向から穿刺し、針部及び針の貫入長さ(mm)に対する貫入荷重(N)(針貫入勾配(N/mm))を算出した。結果を表2に示す。
Figure 0006623536
表2に示すように、第1先端角度θ1が10°以下の針状物部材は、参考例1の針よりも小さい針貫入勾配(N/mm)を示すことが確認された。このことから、第1先端角度θ1が10°以下であれば、優れた穿刺性を発揮することができると推察される。
〔試験例2〕
実施例1、実施例2、及び比較例1〜8の針状物部材の針部、並びに参考例1の針の頂点部近傍の強度(耐久性)を、下記の試験により評価した。
上記針状物部材の針部及び針を、グミ(弾性率:0.65N/mm2)に対する鉛直方向から5°傾斜させた状態で当該グミに穿刺する操作及び抜く操作の一連の操作を30回繰り返して行い、当該一連の操作を5回行うごとに、針部及び針の頂点部から長手方向に100μmの長さの部分を、3次元測長機(オムロン社製)を用いて観察した。上記一連の操作を30回繰り返して行った後に、針部及び針の頂点部近傍が折れ曲がっていないものを「○」、折れ曲がっているものを「×」と評価した。結果を表3に示す。
Figure 0006623536
表3に示すように、第2先端角度θ2が20°以上の針部は、優れた耐久性を発揮することができるが、第2先端角度θ2が20°未満の針部(比較例1及び2)は、上記一連の操作を5回繰り返した段階で、頂点部の近傍が折れ曲がってしまった。この結果から、第2先端角度θ2を20°以上にすることで、頂点部近傍の強度を増大させ、当該部分が折れ曲がるのを防止可能であると推察することができる。
上記試験例1及び試験例2の結果から、第1先端角度θ1を10°以下とし、第2先端角度θ2を20°以上にすることで、より優れた穿刺性を発揮することができるとともに、頂点部近傍が折れ曲がるのを抑制することができるという効果を奏することが明らかとなった。
〔試験例3〕
実施例1及び実施例2の針部の穿刺性につき、グミ(弾性率:0.65N/mm2)に変更して、試験例1と同様に試験した。結果を表4に示す。
Figure 0006623536
表4に示す結果から明らかなように、頂点部31が第2面3b上に位置することによって、より穿刺性を良好にすることができる。
本発明の針状物部材及び穿刺器具は、医療、電子部品、化学製品等の技術分野等において有用である。
1…針状物部材
2…基部
2a…第1面
2b…第2面
3…針部
31…頂点部
32…先端部
33…針胴部
321…第1端部
322…第2端部
323…第1傾斜辺
324…第2傾斜辺

Claims (7)

  1. 第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する平板状の基部と、
    前記基部の面内方向に沿って前記基部から一体的に突出形成されてなる針部と
    を備え、
    前記針部は、前記基部から最も離れて位置する頂点部を含み、当該頂点部から前記基部に向かって前記第2面側からの平面視における短手方向の幅が漸増する先端部と、前記先端部に連続し、前記第2面側からの平面視における短手方向の幅が略同一である針胴部とを有し、
    前記第2面側からの平面視において、前記先端部は、前記頂点部と前記先端部の前記針胴部側第1端部とを連続する第1傾斜辺と、前記頂点部と前記先端部の前記針胴部側第2端部とを連続する第2傾斜辺とを有し、
    前記第2面側からの平面視において、前記第1傾斜辺上の第1点及び第2点を通る直線と、前記第2傾斜辺上の第1点及び第2点を通る直線とのなす角度によって規定される第1先端角度が10°以下であり、
    前記第2面側からの平面視において、前記第1傾斜辺上の第3点及び第4点を通る直線と、前記第2傾斜辺上の第3点及び第4点を通る直線とのなす角度によって規定される第2先端角度が20°以上であり、
    前記第1点及び前記第2点は、前記第2面側からの平面視において、前記針部の長手方向における前記先端部の長さを3等分する、前記針部の長手方向に直交する方向に沿った2本の3等分線と、前記第1傾斜辺及び前記第2傾斜辺のそれぞれとが交差する点であり、
    前記第3点及び前記第4点は、前記第2面側からの平面視において、前記頂点部から前記針部の長手方向に沿って25μm及び50μmの長さの点をそれぞれ通る、前記針部の長手方向に直交する2本の仮想線分を引いたときに、当該2本の仮想線分のそれぞれと、前記第1傾斜辺及び前記第2傾斜辺のそれぞれとが交差する点であり、
    前記針部の長手方向の長さが5〜20mmであり、
    前記第2面側からの平面視における前記針胴部の短手方向の幅が100〜1000μmであることを特徴とする針状物部材。
  2. 前記頂点部は、前記第2面上又は前記第1面と前記第2面との間の中位点よりも前記第2面側に位置し、
    前記針部の側面視において、前記第1面の前記頂点部側端部と前記頂点部とが、凹状の湾曲線により連続していることを特徴とする請求項1に記載の針状物部材。
  3. 前記針状物部材は、圧延加工により薄板状に形成された金属薄板にエッチング処理を施すことで作製されてなるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の針状物部材。
  4. 前記針部の長手方向が、前記金属薄板の圧延方向に実質的に直交する方向であることを特徴とする請求項3に記載の針状物部材。
  5. 前記針部は、その表面にコーティング層を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の針状物部材。
  6. 複数の前記針部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の針状物部材。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の針状物部材を、前記基部の厚み方向に複数重ねてなることを特徴とする穿刺器具。
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