JP6623498B2 - 配管支持具 - Google Patents
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Description
前記台座の上面であって前記2本の支持ボルト間に、弾性を有すると共に縦長X字状に交差する線状材ないし棒状材から成る防振体が、X字状の交点部分を回転中心点として水平方向へ回動可能に回動軸部を介して取り付けられており、
前記防振体は、縦長X字状の4つの端部を下方に折り曲げられた折曲部を有し、前記台座には前記折曲部の各々が挿入可能な折曲部用透孔が設けられており、
前記折曲部の各々が台座の上面に位置する際は、各々の折曲部が前記折曲部用透孔に各々挿入され、
前記防振体の弾性に抗して該防振体の4つの端部側を上方に持ち上げて彎曲変形させることによって前記折曲部の各々を前記折曲部用透孔から抜き出し、該防振体を水平方向へ回動させて前記折曲部が台座の上面から外れた位置となった際に、該防振体が湾曲変形した状態から復帰することにより折曲部の下端が取付面に当接する構成であること、
を特徴とする床置式配管支持具。
更に、かかる構成は極めて簡易な構成であるため、低コストで製造することができ、しかも別体構成ではなく台座の上面に重層した状態で取り付けられた構成なので、床置式配管支持具と一緒に製品管理を行うことができるので、部品管理・現場搬入の際の手間等が増加することがない。更に、現場において床置式配管支持具に取り付ける作業が不要であるため作業性が低下することがない。
更に、防振体によって発揮される耐震ないし防振性は、台座を平板構成から成る板材から形成しても発揮されるため、コストアップを招くことなく提供することが可能である。
床面等の取付面7(図7に仮想線で示す。)に固定される台座2の両端近傍から各1本の支持ボルト3・3を起立させ、この2本の支持ボルト3・3間に架け渡した支持バンド4に配管を支持固定する構成において、
前記台座2の上面であって前記2本の支持ボルト3・3間に、弾性を有すると共に縦長X字状に交差する線状材ないし棒状材から成る防振体5がX字状の交点部分を回動中心点として水平方向に回動可能に回動軸部6を介して取り付けられており、
該防振体5は、縦長X字状の4つの端部を下方に折り曲げられた折曲部51・51・51・51を有し、前記台座2には前記折曲部51・51・51・51の各々が挿入可能な折曲部用透孔22・22・22・22が本実施例においては4つ設けられており、
前記折曲部51・51・51・51の各々が台座2の上面に位置する際は、各々の折曲部51・51・51・51が前記折曲部用透孔22・22・22・22に各々挿入され、
前記防振体5の弾性に抗して該防振体5の4つの端部側を上方に持ち上げて彎曲変形させることによって前記折曲部51・51・51・51の各々を前記折曲部用透孔22・22・22・22から抜き出し、該防振体5を水平方向へ回動させて前記折曲部51・51・51・51が台座2の上面から外れた位置となった際に、該防振体5が湾曲変形した状態から復帰することにより折曲部51・51・51・51の下端が取付面7に当接する構成であること、
を主構成とするものである。尚、図1、図3及び図6において示す符号21は、台座2の支持ボルト3・3の外側部分に設けられた固定用透孔であり、台座2を取付面7に固定する際は、ボルト等の固定手段を該固定用透孔21・21に挿通して固定する。
2 台座
21 固定用透孔
22 折曲部用透孔
23突起部
3 支持ボルト
4 支持バンド
5 防振体
51 折曲部
52 回動軸受孔
53 接地部
54 透孔
6 回動軸部
7 取付面
Claims (8)
- 床面等の取付面に固定される台座の両端近傍から各1本の支持ボルトを起立させ、この2本の支持ボルト間に架け渡した支持バンドに配管を支持固定する構成の床置式配管支持具において、
前記台座の上面であって前記2本の支持ボルト間に、弾性を有すると共に縦長X字状に交差する線状材ないし棒状材から成る防振体が、X字状の交点部分を回転中心点として水平方向へ回動可能に回動軸部を介して取り付けられており、
前記防振体は、縦長X字状の4つの端部を下方に折り曲げられた折曲部を有し、前記台座には前記折曲部の各々が挿入可能な折曲部用透孔が設けられており、
前記折曲部の各々が台座の上面に位置する際は、各々の折曲部が前記折曲部用透孔に各々挿入され、
前記防振体の弾性に抗して該防振体の4つの端部側を上方に持ち上げて彎曲変形させることによって前記折曲部の各々を前記折曲部用透孔から抜き出し、該防振体を水平方向へ回動させて前記折曲部が台座の上面から外れた位置となった際に、該防振体が湾曲変形した状態から復帰することにより折曲部の下端が取付面に当接する構成であること、
を特徴とする床置式配管支持具。 - 回動軸部が台座に螺合固定される構成であることを特徴とする請求項1に記載の床置式配管支持具。
- 回動軸部が台座にカシメ固定される構成であることを特徴とする請求項1に記載の床置式配管支持具。
- 防振体が、その縦長X字状の縦長方向が配管軸方向と一致した状態まで回動した際に、更なる回動を規制する突起部が台座上面に設けられた構成であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の床置式配管支持具。
- 近接して隣り合う2つの折曲部の下端同士が近接する水平方向に延伸して連結された状態に形成されることにより、この延伸して連結された部分が取付面に線接触する接地部と成る構成であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の床置式配管支持具。
- 接地部が、その少なくとも一部が丸曲げ加工され、この丸曲げ部分内に透孔が形成されており、該透孔を介して固定手段により取付面に防振体を固定することが可能な構成であることを特徴とする請求項5に記載の床置式配管支持具。
- 接地部が、その一部が潰し加工され、この潰し部分に透孔が形成されており、該透孔を介して固定手段により取付面に防振体を固定することが可能な構成であることを特徴とする請求項5に記載の床置式配管支持具。
- 折曲部用透孔が、取付面に台座を固定する際のボルト等の固定手段を挿通可能な構成であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の床置式配管支持具。
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