JP5442359B2 - 吊り天井構造及びその施工方法 - Google Patents

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本発明は、吊り天井構造及びその施工方法に関するものである。
このような吊り天井構造に関する技術文献として、特開2005−240538号公報が知られている。この公報には、構造躯体の天井面から吊り下げられた板状の天井部材と、天井部材を吊り下げる吊りボルトと、天井面と天井部材との間に斜め掛けされたダンパー付きのブレースと、ゴムなどにより伸縮自在に構成され、天井部材の側縁と構造躯体の壁とを連結する変形吸収部材と、天井部材上に固定された設備機器と、を備えた吊り天井構造が記載されている。
上述した吊り天井構造によれば、地震などにより天井部材に水平方向の揺れが生じたとしても、変形吸収部材の変形によって天井部材の揺れを吸収することができる。このため、天井部材が壁に衝突する可能性を低減させることができるので、設備機器を含む吊り天井構造の耐震化が実現される。
特開2005−240538号公報
ところで、上述した従来の吊り天井構造においては、設備機器が天井部材上に固定されているため、設備機器の重量が天井部材に加わり、天井部材単体の場合と比べて、耐震化のためのブレースがより多く必要になる。その結果、上述した従来の吊り天井構造では、ブレースや設備機器によって、天井部材上のスペースが制限されてしまうため、空調ダクト等の支障物の多い場所に吊り天井を設置することが容易ではないという問題があった。
本発明は、耐震性が高く、支障物の多い場所であっても吊り天井の設置が容易な吊り天井構造及びその施工方法を提供することを目的とする。
本発明は、構造躯体の天井面に吊り下げられた板状の天井部材を有する吊り天井構造であって、天井部材と独立して、天井面に吊り下げられた設備機器と、設備機器と天井部材とを接続すると共に、設備機器と天井部材との相対的な振動を減衰する振動減衰部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る吊り天井構造によれば、地震等により天井部材及び設備機器に揺れが生じても、設備機器と天井部材とを接続する振動減衰部により、振動の固有周期が異なる設備機器と天井部材との相対的な振動が減衰されるので、地震等による振動を高い効率で効果的に抑制することができる。さらに、この構造によれば、設備機器が天井部材と独立して吊り下げられているので、設備機器を天井部材上に固定する場合と比べて天井部材側の重量増が避けられる。従って、本発明に係る吊り天井構造によれば、高い耐震性を有しながら、天井部材に取り付けるブレースの数の削減を図ることができる。その結果、天井部材上のスペースが十分に確保できるので、ダクト等の支障物の多い場所であっても容易に耐震性の高い吊り天井を設置することが可能になる。
また、本発明における振動減衰部は、天井部材側に略水平に固定された第1の固定板と、設備機器側に略水平に固定された第2の固定板と、垂直方向で第1の固定板と第2の固定板とを連結する粘弾性体と、を有することを特徴とすることが好ましい。
このような構成を有する振動減衰部によれば、地震等により天井部材及び設備機器に揺れが生じると、第1の固定板と第2の固定板とがそれぞれ天井部材及び設備機器の揺れに連動して略水平方向にスライドする。このとき、第1の固定板と第2の固定板とを連結する粘弾性体の変形により、天井部材及び設備機器の相対的な振動が減衰されるので、水平方向における吊り天井構造の振動が効果的に抑制される。しかも、このような構成を採用することで、振動減衰部の薄型化が容易となり、天井部材上のスペースを十分に確保することができるので、支障物の多い場所における吊り天井の設置に有利である。
本発明は、構造躯体の天井面に吊り下げられた板状の天井部材を有する吊り天井構造の施工方法であって、天井部材と独立して、天井面に設備機器を吊り下げる工程と、設備機器と天井部材との相対的な振動を減衰する振動減衰部を設備機器と天井部材とに接続する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る吊り天井構造の施工方法によれば、地震等により天井部材及び設備機器に揺れが生じても、振動減衰部により設備機器と天井部材とを接続することで、振動の固有周期が異なる設備機器と天井部材との相対的な振動を減衰することができるので、地震等による振動を高い効率で効果的に抑制することができる。さらに、設備機器を天井部材と独立して吊り下げるので、設備機器を天井部材上に固定する場合と比べて天井部材側の重量増が避けられる。従って、この吊り天井構造の施工方法によれば、高い耐震性を確保しながら、天井部材に取り付けるブレースの数の削減を図ることができる。その結果、天井部材上のスペースが十分に確保できるので、ダクト等の支障物の多い場所であっても容易に耐震性の高い吊り天井を設置することが可能になる。
本発明によれば、耐震性が高く、支障物の多い場所であっても吊り天井の設置が容易な吊り天井構造及びその施工方法を提供できる。
本発明に係る吊り天井構造を示す概略断面図である。 本発明の第1の実施形態における制振ダンパーを示す断面図である。 図2の制振ダンパーを示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態における制振ダンパーを示す平面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る吊り天井構造及びその施工方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面には、説明を容易にする為、水平方向で互いに直交するX軸及びY軸、並びに垂直方向に延びるZ軸からなるXYZ直交座標系を示している。
[第1の実施形態]
図1〜図3に示すように、第1の実施形態に係る吊り天井構造は、駅等の構造躯体1の天井面2に連結された複数の吊りボルト4によって略水平に吊り下げられた板状の天井部材5を備えている。この天井部材5は、構造躯体1が形成する部屋の天井面2をほぼ覆うように設けられており、天井部材5と構造躯体1の側壁との間には隙間が形成されている。また、天井部材5と構造躯体1の天井面2との間には、吊り天井構造の耐震化を図るためのダンパー9a付きのブレース9が複数本設けられている。なお、図1では、ブレース9の上端は吊りボルト4の上部に連結され、ブレース9の下端は隣の吊りボルト4の下部に固定されたハンガ6に連結されているが、ブレース9の上端は天井面2に連結されていても良く、下端は、野縁受け7、野縁8、又は天井部材5に連結されていても良い。また、このようなブレース9として、必ずしもダンパー9a付きのものを採用する必要はない。
天井部材5には、天井面2に吊り下げられた設備機器3の一部である支持棒3aが挿通される正方形状の挿通孔5aが形成されている。設備機器3は、天井部材5とは独立して天井面2に吊り下げられている。このような吊り下げ型の設備機器3としては、例えば、時計や照明、案内サイン、広告設備等が挙げられる。設備機器3は、天井面2に連結された支持棒3aと本体3bとから構成される。設備機器3と天井部材5とは、制振ダンパー(振動減衰部)10によって接続されている。なお、図1は、本実施形態に係る吊り天井構造を概略的に示した断面図であり、挿通孔5aの周囲及び制振ダンパー10の表現が図2及び図3と異なっている。図2及び図3は、挿通孔5aの周囲及び制振ダンパー10をより具体的に表した図である。
図1及び図3に示すように、吊りボルト4は、上下方向に延在する棒状の部材であり、その上下端にはネジ溝が形成されている。吊りボルト4の上端は、天井面2内に埋設された連結部2aのネジ穴に螺合され、これによって吊りボルト4は構造躯体1に連結されている。また、吊りボルト4の下端は、金属板からなるフック状のハンガ6上端のネジ穴に螺合されている。なお、設備機器3の支持棒3aの上端には、天井面2に当接するフランジ部が形成されており、このフランジ部ごと支持棒3aが天井面2の連結部2aにネジ止めされることで、設備機器3が天井面2から吊り下げられている。
フック状のハンガ6は、断面コの字状の長尺部材である野縁受け7を支える部材である。野縁受け7は、例えば厚みが1.2mm程度の亜鉛メッキ鋼板から形成されており、X軸方向で並ぶハンガ6によって、X軸方向に延在するように支持されている。また、野縁受け7は、Y軸方向で等間隔に並列するように複数配置されている。野縁受け7には、クリップ(図示せず)を介して、Y軸方向に延在する野縁8が吊り下げられている。
野縁8は、例えば厚みが0.5mm程度の亜鉛メッキ鋼板から形成された長尺部材である。なお、図面上では、野縁8は断面口の字状の部材として示されているが、より一般的な上方に開放された断面コの字状のものを採用しても良い。野縁8は、野縁受け7に対して直交する方向に複数配置されており、一本の野縁8は、Y軸方向で並列する複数の野縁受け7の各々に吊り下げられている。これらの野縁8の下面には、板状の天井部材5がビス止めされている。
天井部材5の挿通孔5a内には、設備機器3の支持棒3aを囲むように円筒部材11が配置されている。この円筒部材11と挿通孔5aの内壁との間には、隙間が形成されている。円筒部材11の内面と支持棒3aとの間には、支持棒3aを周方向で囲むように、低反発材12が詰め込まれている。
この円筒部材11の下端には、ドーナツ状のフランジ11aが形成されている。円筒部材11の外側に突出したフランジ11aの上面は、天井部材5の下面と対向するように配置され、この下面と当接することで円筒部材11の上方への移動を規制する。また、円筒部材11の内側に突出したフランジ11aの上面は、円筒部材11内に収容された低反発材12を支えている。フランジ11aと支持棒3aとの間には、隙間が形成されている。
このような構成により、地震等により支持棒3a及び天井部材5に揺れが生じても、支持棒3aと天井部材5とが衝突することが防止される。また、支持棒3aに多少の揺れが生じたとしても、低反発材12の変形により支持棒3aの勢いを吸収して、揺れを減衰することが可能になる。
続いて、制振ダンパー10について詳細に説明する。本実施形態に係る制振ダンパー10は、第1の固定板13、第2の固定板14、及び粘弾性体15から構成される。
天井部材5の挿通孔5aの周囲には、中央に開口を有する正方形状の第1の固定板13が水平に配置されている。この開口は、挿通孔5aより大きな径を有する正方形状をなしており、設備機器3の支持棒3aが挿通されている。
第1の固定板13は、挿通孔5aを挟んで配置された2本の野縁8を跨ぐように設けられている。具体的には、X軸方向における第1の固定板13の両端は、左右2本の野縁8上でそれぞれ固定されており、Y軸方向における両端は、2本の野縁受け7の下面にそれぞれ当接している。地震等により天井部材5に揺れが生じると、第1の固定板13は、野縁8を介して天井部材5と一体的に変位する。
円筒部材11の外周には、円筒部材11を中心として、その周方向に突出する第2の固定板14が水平に固定されている。第2の固定板14は、外縁が正方形状をなす板部材であり、前述した第1の固定板13より上方の位置に設けられている。この第2の固定板14と第1の固定板13とは、上方から見たときに、重複部がロの字状となるように設けられている。地震等により設備機器3が大きく揺れると、支持棒3aが円筒部材11を略水平方向に押し、これによって円筒部材11及び第2の固定板14が水平方向に変位する。
第1の固定板13と第2の固定板14との間には、ゴムやシリコン等の粘弾性体15が設けられている。粘弾性体15は、Z軸方向で第1の固定板13及び第2の固定板14を連結している。この粘弾性体15は、上方から見たときに、第1の固定板13及び第2の固定板14の重複部に沿ってロの字状をなすように形成されている。
このように構成された制振ダンパー10は、野縁8を介して天井部材5と接続すると共に、円筒部材11及び低反発材12を介して支持棒3aと接続している。この制振ダンパー10では、地震等により天井部材5及び設備機器3に揺れが生じると、第1の固定板13と第2の固定板14とがそれぞれ天井部材5及び設備機器3の揺れに連動して略水平方向にスライドする。このとき、第1の固定板13と第2の固定板14とを連結する粘弾性体15の変形により、天井部材5及び設備機器3の相対的な振動が減衰されるので、水平方向における吊り天井構造の振動が効果的に抑制される。なお、このように構成された制振ダンパー10を設置する方法としては、予め粘弾性体15によって連結された第1の固定板13及び第2の固定板14を天井部材5の上に配置し、第1の固定板13を野縁8に固定した後、挿通孔5aに配置された円筒部材11に第2の固定板14を固定する方法がある。
以上説明した第1の実施形態に係る吊り天井構造によれば、地震等により設備機器3及び天井部材5に揺れが生じても、振動の固有周期が異なる設備機器3及び天井部材5を接続する制振ダンパー10により相対的な揺れが減衰されるので、設備機器3及び天井部材5の振動を高い効率で効果的に抑制することができる。しかも、この吊り天井構造によれば、設備機器3が天井部材5と独立して吊り下げられているので、設備機器3を天井部材5上に固定する場合と比べて天井部材5側の重量増が避けられる。従って、この吊り天井構造によれば、高い耐震性を有しながら、天井部材に取り付けるブレースの数の削減を図ることができる。その結果、天井部材5上のスペースが十分に確保できるので、空調ダクト等の支障物の多い場所であっても容易に耐震性の高い吊り天井を設置することが可能になる。
さらに、上述した構成の制振ダンパー10を採用することで、制振ダンパーの薄型化が容易となり、天井部材5上のスペースを十分に確保することができるので、支障物の多い場所における吊り天井の設置に有利である。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る吊り天井構造について、図面を参照して説明する。第2の実施形態に係る吊り天井構造は、第1の実施形態と比べて、制振ダンパーの構造が主に異なる。なお、第1の実施形態と同じ構成の部材には、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図1、図4、及び図5に示すように、第2の実施形態に係る吊り天井構造は、天井部材5と設備機器3とを接続する制振ダンパー20を有している。この制振ダンパー20は、天井部材5の挿通孔5aを挟んで配置された2本の野縁8に掛け渡されたチャンネル21を備えている。このチャンネル21は、下方に開放した断面コの字の長尺部材である。チャンネル21の両端は、2本の野縁8上にそれぞれ設けられた固定金具22にネジ止めされている。
チャンネル21の中央部には、L字部材24がネジ止めされている。挿通孔5a側に起立したL字部材24の起立部24aには、長方形状の第1の固定板25が水平に固定されている。第1の固定板25は、支持棒3aに向かってY軸方向に延在している。Y軸方向における第1の固定板25の一端は、L字部材24の起立部24aに連結されている。第1の固定板25の他端側は、ゴムやシリコン等の粘弾性体26を介して、Z軸方向で2枚の第2の固定板27に挟みこまれている。
第2の固定板27は、長方形状をなす一対の板部材である。一対の第2の固定板27は、Y軸方向に延在すると共に、異なる高さで水平に配置されている。Y軸方向における第2の固定板27の一端は、支持棒3aに固定された支持棒連結板28に連結されている。支持棒連結板28は、支持棒3aをY軸方向で挟み込むように配置された一対の板部材である。一対の支持棒連結板28は、支持棒3aを挟みつけるように2本のボルト30が一対の支持棒連結板28を締め付けることで、支持棒3aに固定されている。
Y軸方向における第2の固定板27の他端側は、Z軸方向で第1の固定板25を挟むように配置されている。第2の固定板27と第1の固定板25との間には、粘弾性体26の層が形成されている。粘弾性体26は、Z軸方向で第2の固定板27と第1の固定板25とを連結している。
以上説明した第2の実施形態に係る吊り天井構造の制振ダンパー20は、野縁8を介して天井部材5と接続すると共に、支持棒連結板28を介して支持棒3aと接続しており、第1の実施形態の制振ダンパー10と同じ効果を有している。すなわち、地震等により設備機器3及び天井部材5に揺れが生じると、第1の固定板25及び第2の固定板27を連結する粘弾性体26の変形により、設備機器3及び天井部材5の間の相対的な揺れが減衰され、水平方向の振動が効果的に抑制される。しかも、制振ダンパーの薄型化が容易なため、天井部材5上のスペースを十分に確保することができ、支障物の多い場所における吊り天井の設置に有利である。
また、第2の実施形態に示すように、制振ダンパー20は、支持棒3aの全周に設ける必要はなく、設備機器3の重量等に応じて必要な方向にのみ設ければ良い。これによって、吊り天井構造の簡素化及び低コスト化が図られる。また、このような制振ダンパー20は、一つの設備機器3に対して2個以上設けても良い。
本発明は、前述した実施形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、制振ダンパーによる天井部材5と設備機器3との接続は、前述のものに限られず、支持棒3a側ではなく設備機器3の本体3bに接続されていても良い。また、円筒部材11等を介することなく、設備機器3に直接接続されていても良い。
また、設備機器3は、天井部材5の下ではなく、天井部材5の上方に吊り下げられていても良い。制振ダンパーは、前述したものに限られず、油圧ダンパー、ガスダンパー、摩擦ダンパーやこれらのダンパーを組み合わせたものを採用しても良い。
さらに、第2の実施形態における吊り天井構造のように、第1の実施形態の円筒部材11及び低反発材12からなる緩衝機構を必ず設ける必要はなく、第2の固定板14が支持棒3aに連結している態様であっても良い。
また、第2の実施形態に示した制振ダンパー20は、第2の固定板27を2枚用いる場合に限られず、例えば第1の実施形態のように1枚の第1の固定板25と1枚の第2の固定板27とが粘弾性体15によって連結されている態様であっても良い。
1…構造躯体、2…天井面、3…設備機器、4…吊りボルト、5…天井部材、7…野縁受け、8…野縁、9…ブレース、10,20…制振ダンパー(振動減衰部)、13,25…第1の固定板、14,27…第2の固定板、15,26…粘弾性体。

Claims (3)

  1. 構造躯体の天井面に吊り下げられた板状の天井部材を有する吊り天井構造であって、
    前記天井部材と独立して、前記天井面に吊り下げられた設備機器と、
    前記設備機器と前記天井部材とを接続すると共に、前記設備機器と前記天井部材との相対的な振動を減衰する振動減衰部と、
    を備えることを特徴とする吊り天井構造。
  2. 前記振動減衰部は、前記天井部材側に略水平に固定された第1の固定板と、前記設備機器側に略水平に固定された第2の固定板と、垂直方向で前記第1の固定板と前記第2の固定板とを連結する粘弾性体と、を有することを特徴とする請求項1に記載の吊り天井構造。
  3. 構造躯体の天井面に吊り下げられた板状の天井部材を有する吊り天井構造の施工方法であって、
    前記天井部材と独立して、前記天井面に設備機器を吊り下げる工程と、
    前記設備機器と前記天井部材との相対的な振動を減衰する振動減衰部を前記設備機器と前記天井部材とに接続する工程と、
    を含むことを特徴とする吊り天井構造の施工方法。
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