JP6623354B2 - 給紙装置 - Google Patents
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Description
既述したように、給紙部に積載された用紙が折り用紙の場合、超音波式の重送検知手段によって折り用紙の重送を高い精度で検知するのは困難である。これに対し、機械式の重送検知手段によれば、折り用紙の重送を検知することができる。特に、折り用紙の場合、1枚の用紙のときと、2枚が重なった用紙のときとで変位ローラの変位量の差は比較的大きい。そのため、機械式の重送検知手段によれば、比較的安価な構成であっても高い精度で重送を検知することができる。また、既述したように、給紙部に積載された用紙がペラ用紙の場合、機械式の重送検知手段によってペラ用紙の重送を高い精度で検知しようとすると高い部品精度が必要となり、装置が高価になる。これに対し、超音波式の重送検知手段によれば、比較的安価な構成であっても高い精度で重送を検知することができる。したがって、折り用紙が積載された給紙部の重送は機械式の重送検知手段によって検知し、ペラ用紙が積載された給紙部の重送は超音波式の重送検知手段によって検知するのが望ましい。
用紙形態判定部122は、テスト給紙において厚み検出機構50によって検出された用紙の厚みが、所定の厚み以上であるか否かを判定してもよい。そして、用紙形態判定部122は、検出された用紙の厚みが所定の厚み以上の場合、テスト給紙において超音波式重送検知手段によって重送が検知されようがされまいが、用紙は折り用紙であると判定してもよい。別の言い方をすると、用紙形態判定部122は、検出された用紙の厚みが所定の厚み以上の場合、機械式重送検知手段により本番給紙における重送を検知するものと判定してもよい。用紙が所定の厚み以上であれば、折り用紙であってもペラ用紙であっても機械式重送検知手段により比較的高い精度で重送を検知できるためである。一方、用紙形態判定部122は、検出された用紙の厚みが所定の厚みより薄い場合、超音波式重送検知手段により本番給紙における重送を検知するものと判定してもよい。用紙が所定の厚みより薄い場合、折り用紙であってもペラ用紙であっても機械式重送検知手段により重送を検知するのが難しいためのである。
給紙機構28によって送り出された用紙の長さを検出する用紙長さ検出機構を備えてもよい。用紙長さ検出機構は、例えば用紙の搬送路に設けられる光学式センサ(例えば給紙センサ82)であってもよい。用紙が通過している間は光学式センサの光軸が塞がれる。その塞いでいる時間を計測して長さを検知する。ここで、重送している複数の用紙は、通常、用紙搬送方向にずれて重なる。そのため、重送が発生した場合は、検出される用紙の長さが通常よりも長くなる。したがって、用紙の長さを検出することにより、重送の発生を検知できる。
変形例2では、用紙長さ検出機構の検出結果を用いて本番給紙における重送を検知する場合について説明したが、用紙長さ検出機構の検出結果を、用紙形態判定部122の判定結果の有効性を判断するのに用いてもよい。
変形例1と変形例3とを組み合わせてもよい。この場合、用紙形態判定部122は、テスト給紙において厚み検出機構50が検出した用紙の厚みが所定の厚み以上の場合、給紙トレイ26に積載されている用紙は折り用紙であると判定する。しかしながら、このときに、用紙長さ検出機構の検出結果に基づいて重送が検知された場合、重送検知制御部124は、その重送が検知された給紙部14についての用紙形態判定部122による用紙形態の判定結果を無効にする。
実施の形態では、テスト給紙において用紙の厚みを取得し、厚み基準値を登録した。また、テスト給紙において用紙形態を判定した。変形例として、予備給紙においてこれらを行ってもよい。ここで「予備給紙」とは、各給紙部14が用紙を1枚だけ給紙し、用紙束を1部作成することをいう。この変形例では、受付部114が予備給紙のスタート指示を受け付けると、給紙制御部116は、各給紙部14に1枚だけ用紙を給紙させる。物性情報取得部118は、このときに各厚み検出機構50が検出した厚みを取得し、その厚みに基づく厚み基準値を記憶部132に登録する。また、用紙形態判定部122は、このときの各給紙部14の超音波センサ52の検出結果を用いて各給紙部14の給紙トレイ26に積載されている用紙の用紙形態を判定し、その判定結果を記憶部132に登録する。
変形例3と変形例5とを組み合わせてもよい。この場合、予備給紙において、用紙形態判定部122は、給紙部14について、給紙トレイ26に積載されている用紙の用紙形態を判定する。しかしながら、用紙長さ検出機構の検出結果に基づいて重送が検知された場合、重送検知制御部124は、その重送が検知された給紙部14についての用紙形態判定部122による用紙形態の判定結果を無効にする。表示制御部112は、判定結果が無効となっている給紙部14をメイン操作部104の表示部に表示し、ユーザに通知する。なお、予備給紙における重送判定に使用する長さ基準値としては、変形例3のテスト給紙と同様に、予めユーザにより設定された値、またはデフォルトで設定された値を用いてもよい。また本番給紙における重送判定に使用する長さ基準値としては、変形例3の本番給紙と同様に、予めユーザにより設定された値や、デフォルトで設定された値を用いてもよい。
用紙形態判定部122による判定がなされていない給紙部14がある場合、または用紙形態判定部122による判定が無効にされた給紙部14がある場合、本番給紙を実行できないようにしてもよい。この場合、制御部110は、実行判定部をさらに含む。実行判定部は、受付部114が本番給紙のスタート指示を受け付けた場合、記憶部132に登録された用紙形態の判定結果を参照し、用紙形態判定部122による判定がなされていない給紙部14や用紙形態判定部122による判定が無効にされた給紙部14があるかを確認する。そのような給紙部14がない場合は、処理を継続する。そのような給紙部14がある場合、処理を中断する。後者の場合、表示制御部112は、用紙形態が判定されていない給紙部14または判定結果が無効にされた給紙部があるため本番給紙をスタートできない旨をメイン操作部104の表示部に表示し、ユーザに報知してもよい。
テスト給紙や予備給紙において各給紙部14の用紙の用紙形態を判定する代わりに、本番給紙において用紙形態を判定してもよい。この場合、用紙形態判定部122は、本番給紙における各給紙部14の1枚目の給紙の際に用紙形態の判定を行う。重送検知制御部124は、1枚目の給紙の際の用紙形態判定部122の判定結果を基に、2枚目以降の重送検知を機械式重送検知手段と超音波式重送検知手段とのどちらによって検知するかを決定する。この場合、1枚目の給紙の重送検知は実施しないこととしてもよい。
本変形例3と、変形例8とを組み合わせてもよい。この変形例では、重送検知制御部124は、1枚目の給紙の際に用紙長さ検出機構によって重送が検知された給紙部14についての用紙形態判定部122による用紙形態の判定結果を無効にしてもよい。また、1枚目の給紙の際に用紙長さ検出機構によって重送が検知された給紙部14がある場合、2枚目以降の給紙を行わずに停止させてもよい。なお、1枚目の給紙における重送判定に使用する長さ基準値としては、変形例3のテスト給紙と同様に、予めユーザにより設定された値、またはデフォルトで設定された値を用いてもよい。また2枚目以降の給紙における重送判定に使用する長さ基準値としては、変形例3の本番給紙と同様に、予めユーザにより設定された値や、デフォルトで設定された値を用いてもよい。
各給紙部14の給紙トレイ26に積載された用紙の用紙形態を、ユーザが入力できるようにしてもよい。この場合、受付部114は、ユーザによって入力された各給紙部14それぞれの用紙形態を受け付ける。重送検知制御部124は、ユーザによって入力された用紙形態に基づいて、機械式重送検知手段と超音波式重送検知手段のどちらによって重送を検知するかを決定する。
給紙部14は、超音波センサ52に代えて、用紙を透過する光の量を検出する光学センサを備えてもよい。この場合、光学センサは、テスト給紙の際、または予備給紙の際、または本番給紙における給紙部14の1枚目の給紙の際に、用紙を透過する光の量を検出し、この値またはこれから所定の余裕値を減じた値を「透過量基準値」として記憶部132に登録する。用紙形態判定部122は、テスト給紙において光学センサによって検出された光の量が、透過量基準値以下であるか否かを判定する。ここで、テスト給紙の段階ではまだその用紙に適した透過量基準値が定められているとは限らないので、標準的な用紙の透過光量に基づいて予めデフォルトで定められている数値を透過量基準値として使用する。用紙形態判定部122は、検出された光の量が透過量基準値以下であった場合、用紙は折り用紙であると判定する。一方、用紙形態判定部122は、検出された光の量が透過量基準値より多い場合、用紙はペラ用紙であると判定する。
本番給紙において厚み検出機構50によって検出された用紙の厚さが厚み基準値以下である場合、物性情報取得部118は、この厚み基準値以下の厚みを新たな厚み基準値として記憶部132に登録してもよい。または、本番給紙における重送検知を、機械式重送検知手段ではなく超音波式重送検知手段によって行うように切り替えてもよい。この場合、新たな厚み基準値への切り替えまたは超音波式重送検知手段への切り替えを自動的に行い(すなわちユーザからの指示を待つことなく、以降の重送検知を超音波式重送検知手段によって行うように重送検知制御部124が決定し)、給紙動作をそのまま継続させてもよい。切り替えを自動で行った場合、表示制御部112は、新たな厚み基準値へ切り替えられたこと、または超音波センサ52による重送検出へ切替えられたこと、をメイン操作部104の操作部に表示し、ユーザに報知してもよい。
第1重送判定部134は、厚み検出機構50の変位センサ92が、検知面90aの位置が段階的に変化したことを検出した場合、すなわち用紙の厚みが段階的に変化した場合に、重送が発生したと判定してもよい。重送している複数の用紙は、通常、用紙搬送方向にずれて重なる。そのため、例えば2枚の用紙が重送している場合、検知面90aは2段階上昇してから2段階下降する。
変形例13では、検知面90aの位置が段階的に変化したことを厚み検出機構50の変位センサ92が検出したことを利用して、本番給紙における重送を検知する場合について説明したが、検知面90aの位置が段階的に変化したか否かをもって、用紙形態判定部122の判定結果の有効性を判断してもよい。具体的には、テスト給紙(または予備給紙、あるいは本番給紙の第1回目)において厚み検出機構50の変位センサ92が検知面90aの位置が段階的に変化したことを検出した場合、すなわち用紙の厚みが段階的に変化した場合に、重送検知制御部124は、用紙形態判定部122による用紙形態の判定結果を無効にしてもよい。用紙形態判定部122は、実際に重送が発生していないことを前提として、超音波式重送検知手段の検知結果に基づいて用紙形態を判定しているが、用紙の厚みが段階的に変化した場合は実際に重送が発生している可能性が高いため、このときの用紙形態判定部122の判定結果が誤っている可能性があるためである。この場合、実際に重送が発生している可能性があることを音や表示でユーザに報知してもよい。
実施の形態では、給紙部14A〜14T、挟み用紙給紙部16はそれぞれ、厚み検出機構50と超音波センサ52の両方を備える場合について説明したが、これに限られない。例えば、給紙部14A〜14T、挟み用紙給紙部16のうちの1つの給紙部または一部の給紙部が、厚み検出機構50と超音波センサ52の両方を備えていてもよい。また、残りの給紙部は、厚み検出機構50と超音波センサ52のどちらか一方を備えていても、どちらも備えていなくてもよい。
テスト給紙(または予備給紙、あるいは本番給紙の第1回目)において、用紙形態判定部122が給紙トレイ26に積載された用紙は折り用紙であると判定したことにより、本番給紙において機械式重送検知手段による重送検知を行っているとき、並行して超音波式重送検知手段による重送検知を行ってもよい(ただし超音波センサ52による重送検出はユーザに報知しない)。用紙形態判定部122の判定のとおり給紙トレイ26に折り用紙が積載されていれば、超音波式重送検知手段によって毎回重送が検知されるはずであるが、これに反して超音波式重送検知手段によって重送が検知されない場合、実際に給紙トレイ26に積載されているのがペラ用紙であり、テスト給紙の際に重送が発生していたことが考えられる。この場合、用紙形態の判定が誤っている可能性がある。そのため、本番給紙において所定回数給紙を繰り返しても超音波式重送検知手段によって重送が毎回は検知されない場合、以降の給紙を中止してもよい。この際、表示制御部112は、その給紙部14の用紙形態の判定が誤っている可能性がある旨をメイン操作部104の表示部に表示してもよい。また、表示制御部112は、再度、用紙形態の判定を行う必要がある旨、またはユーザによる用紙形態の修正入力を受付ける旨をメイン操作部104の表示部に表示してもよい。
テスト給紙(または予備給紙、あるいは本番給紙の第1回目)の際に、厚み検出機構50と超音波センサ52のいずれか一方でしか用紙の通過が検知されなかった場合、用紙形態判定部122による判定を行わず、用紙の通過が検知された方の機構またはセンサで本番給紙の重送検出を行うようにしてもよい。積載される用紙には幅方向のサイズが小さいものもあり、その幅方向の積載位置によっては、厚み検出機構50と超音波センサ52のいずれか一方が、用紙の通過範囲から外れてしまうケースが考えられる。その場合、用紙の通過範囲から外れた方の機構またはセンサでは、用紙の通過そのものが検出できないことになる。他方の機構またはセンサで用紙の通過が検知されれば、用紙の送り出しそのものは行われていることになるので、検知された方の機構またはセンサで重送検出を行うことは可能である。ただし、テスト給紙において超音波センサ52で重送が検出された場合はその用紙は折り用紙である可能性が高く、折り用紙の重送検知は機械式重送検知手段すなわち厚み検出機構50の検出結果を用いた重送検知でなければ高い精度で重送を検知することが難しい。したがってこの場合、少なくとも厚み検出機構50で検出可能な位置へ用紙の積載位置を修正するようユーザに促す表示を行うのがよい。
厚み検出機構50と超音波センサ52の両方を有する各給紙部14について、本番給紙における重送を、機械式重送検知手段と超音波式重送検知手段とのどちらによって検知するかが、予めデフォルトで定められていてもよい。テスト給紙(または予備給紙)が行われず、従って用紙形態判定部122による判定が行われなかった場合、デフォルトの設定内容で本番給紙における重送検知を行う。この変形例によれば、テスト給紙(または予備給紙)を省略した場合でも、本番給紙をスタートさせることができる。また、テスト給紙(または予備給紙)を行った場合、用紙形態判定部122の判定結果に基づいて重送検知制御部124が決定する重送検知手段とデフォルトで定められている重送検知手段とが異なることが考えられる。この場合、デフォルトで定められている重送検知手段ではなく、重送検知制御部124が決定した重送検知手段で本番給紙における重送検知を行ってもよい。なお、デフォルトの重送検知手段から重送検知制御部124が決定した重送検知手段への切り替えは、自動的に行ってもよいし、ユーザがスイッチ操作などで切替を行ってもよい。
本番給紙が進行し、機械式重送検知手段と超音波式重送検知手段の両方を有する各給紙部14において積載された用紙が無くなり、同じ給紙部14に用紙が再度積載され、その後その給紙部14でテスト給紙を行わずに本番給紙を行った場合、用紙を再度積載した後の第1回目の給紙の際に、機械式重送検知手段と超音波式重送検知手段の両方で重送検出を行い、用紙形態判定部122によって、再度積載された用紙の用紙形態を判定してもよい。用紙が無くなった後、その後続けて同じ給紙部14に種類の異なる用紙を積載することがある。再度用紙が積載された給紙部14についてユーザがテスト給紙を行えば、その際に用紙形態を判定すればよいが、失念するなどしてテスト給紙を経ずに本番給紙を再開する場合が考えられる。この場合、誤検知してしまう虞がある。
厚み検出機構50と超音波センサ52の両方を有する各給紙部14において、用紙形態判定部122において折り用紙と判定され、したがって機械式重送検知手段によって重送を検知しながら本番給紙が進行し、積載された用紙が無くなり、同じ給紙部14に用紙が再度積載され、その後その給紙部14でテスト給紙を行わずに本番給紙を行った場合で、用紙が再度積載された後の第1回目の給紙の際に、厚み検出機構50により検出された用紙の厚さが、用紙が無くなる前の用紙の厚さ(すなわち厚み基準値)と異なっていた場合、その厚さを新たな厚み基準値としてもよい。その場合、表示制御部112は、厚み基準値が変わったことをメイン操作部104の表示部に表示してユーザに報知する。厚み基準値を自動的に変更して給紙を継続しても、一旦給紙を停止させてユーザが厚み基準値の変更を確実に認識できるようにしてもよい。
厚み検出機構50と超音波センサ52の両方を有する各給紙部14において、用紙形態判定部122においてペラ用紙と判定され、したがって超音波式重送検知手段によって重送を検知しながら本番給紙が進行し、積載された用紙が無くなり、同じ給紙部14に用紙が再度積載されて、その後その給紙部14でテスト給紙を行わずに本番給紙を行った場合で、用紙が再度積載された後の第1回目の給紙の際に、超音波式重送検知手段により重送が検出された場合、機械式重送検知手段による重送検知に変更してもよい。超音波式重送検知手段により重送が検出された場合は、折り用紙が積載された可能性が高いからである。その場合、表示制御部112は、機械式重送検知手段による重送検知に変更されたことをメイン操作部104の表示部に表示してユーザに報知する。自動的に機械式重送手段による重送検知に変更して給紙を継続しても、一旦給紙を停止させて機械式重送検知による検出に変更されたことをユーザが確実に認識できるようにしてもよい。また、一旦給紙を停止させてユーザに機械式重送検知手段による重送検知に変更することを促す表示を行い、変更そのものはユーザがボタンあるいはスイッチ操作で行うようにしてもよい。なお、用紙が無くなったこと、および再度積載されたことは、用紙有無検知センサ74により判断する。
実施の形態では、給紙機構28が摩擦力を利用して用紙を送り出すいわゆるフリクション式の給紙機構である場合について説明したが、これに限られない。給紙機構28は、エアの吸着力を利用して用紙を送り出すいわゆるサクション式の給紙機構であってもよい。
Claims (13)
- 折り用紙またはペラ用紙の一方が積載された用紙積載部から用紙を送り出す給紙手段と、
前記給紙手段によって送り出された用紙の厚みに関する情報を検出する厚み検出手段を含み、当該厚み検出手段によって検出された情報に基づいて重送を検知するよう構成された機械式の第1検知手段と、
超音波式または光学式の検知手段で重送を検知するよう構成された第2検知手段と、
前記用紙積載部に積載された用紙が折り用紙であるかペラ用紙であるかを判定する判定手段と、を備え、
前記判定手段は、テスト給紙において前記用紙積載部に積載された用紙のうちの1枚が前記給紙手段によって送り出されたときに前記第2検知手段によって重送が検知された場合、前記用紙積載部に積載された用紙は折り用紙であると判定し、重送が検知されなかった場合、前記用紙積載部に積載された用紙はペラ用紙であると判定し、
前記判定手段によって、前記用紙積載部に積載された用紙が折り用紙であると判定された場合、前記第1検知手段によって本番給紙における重送を検知し、
前記判定手段によって、前記用紙積載部に積載された用紙がペラ用紙であると判定された場合、前記第2検知手段によって本番給紙における重送を検知することを特徴とする給紙装置。 - 折り用紙またはペラ用紙の一方が積載された用紙積載部から用紙を送り出す給紙手段と、
前記給紙手段によって送り出された用紙の厚みに関する情報を検出する厚み検出手段を含み、当該厚み検出手段によって検出された情報に基づいて重送を検知するよう構成された機械式の第1検知手段と、
超音波式または光学式の検知手段で重送を検知するよう構成された第2検知手段と、
前記用紙積載部に積載された用紙が折り用紙であるかペラ用紙であるかを判定する判定手段と、を備え、
前記判定手段は、テスト給紙において前記用紙積載部に積載された用紙のうちの1枚が前記給紙手段によって送り出されたときに前記厚み検出手段によって検出された厚みに関する情報により特定される用紙の厚みが所定の厚み以上である場合、前記用紙積載部に積載された用紙は折り用紙であると判定し、所定の厚みより薄い場合、前記用紙積載部に積載された用紙はペラ用紙であると判定し、
前記判定手段によって、前記用紙積載部に積載された用紙が折り用紙であると判定された場合、前記第1検知手段によって本番給紙における重送を検知し、
前記判定手段によって、前記用紙積載部に積載された用紙がペラ用紙であると判定された場合、前記第2検知手段によって本番給紙における重送を検知することを特徴とする給紙装置。 - 前記判定手段は、テスト給紙において前記厚み検出手段によって検出された用紙の厚みに基づいて決まる厚みであって、前記厚み検出手段によって検出された厚みの最小の厚み以上かつ最大の厚み以下の範囲にある厚みが、所定の厚み以上である場合、前記用紙積載部に積載された用紙は折り用紙であると判定し、所定の厚みより薄い場合、前記用紙積載部に積載された用紙はペラ用紙であると判定することを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
- 前記判定手段は、テスト給紙において前記厚み検出手段によって検出された用紙の厚みのうちの最小の厚みが所定の厚み以上である場合、前記用紙積載部に積載された用紙は折り用紙であると判定し、所定の厚みより薄い場合、前記用紙積載部に積載された用紙はペラ用紙であると判定することを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
- 前記判定手段は、最後のテスト給紙において前記厚み検出手段によって検出された用紙の厚みが所定の厚み以上である場合、前記用紙積載部に積載された用紙は折り用紙であると判定し、所定の厚みより薄い場合、前記用紙積載部に積載された用紙はペラ用紙であると判定することを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
- 前記給紙手段によって送り出された用紙の長さに関する情報を検出する長さ検出手段を備え、
前記長さ検出手段によって検出された情報により特定される用紙の長さが所定の長さ以上である場合、前記判定手段による判定結果を無効とするよう構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の給紙装置。 - 前記厚み検出手段によって検出された厚みに関する情報により特定される用紙の厚さが段階的に変化している場合、前記判定手段による判定結果を無効とするよう構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の給紙装置。
- 前記判定手段による判定が行われていない場合、前記第1検知手段および前記第2検知手段のうち予め定められた検知手段によって本番給紙における重送を検知することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の給紙装置。
- 前記判定手段は、テスト給紙に代えて予備給紙において、前記用紙積載部に積載された用紙のうちの1枚が前記給紙手段によって送り出されたときに前記第2検知手段によって重送が検知された場合、前記用紙積載部に積載された用紙は折り用紙であると判定し、重送が検知されなかった場合、前記用紙積載部に積載された用紙はペラ用紙であると判定することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の給紙装置。
- 前記判定手段は、テスト給紙に代えて本番給紙の1枚目の給紙において前記第2検知手段によって重送が検知された場合、前記用紙積載部に積載された用紙は折り用紙であると判定し、重送が検知されなかった場合、前記用紙積載部に積載された用紙はペラ用紙であると判定し、
前記判定手段によって、前記用紙積載部に積載された用紙が折り用紙であると判定された場合、前記第1検知手段によって本番給紙の2枚目以降の給紙の重送を検知し、
前記判定手段によって、前記用紙積載部に積載されたペラ用紙であると判定された場合、前記第2検知手段によって本番給紙の2枚目以降の給紙の重送を検知することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の給紙装置。 - 前記用紙積載部に積載された用紙が折り用紙であるかペラ用紙であるかを示す情報を受け付ける受付部と、
前記受付部によって受け付けられた情報により特定される用紙形態と、前記判定手段により判定された用紙形態とが相違する場合に所定の表示部に警告を表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の給紙装置。 - 第2の給紙手段を備え、
前記給紙手段から送り出された用紙と、前記第2の給紙手段から送り出された用紙と、を含む用紙束を作成するよう構成されることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の給紙装置。 - 第2の給紙手段と、
第3の給紙手段と、を備え、
前記第2の給紙手段から送り出された用紙と、前記第3の給紙手段から送り出された用紙と、を含む用紙束を、前記給紙手段から送り出された用紙によっては挟むことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の給紙装置。
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